説明

インフルエンザの治療および診断のための組成物および方法

本発明は、新規ヒト抗インフルエンザ抗体ならびに関連する組成物および方法を提供する。これらの抗体は、インフルエンザ感染症の診断および治療に使用する。本発明は、M2eに対して特異的である完全ヒトモノクローナル抗体を提供する。任意選択で、抗体は、ヒトドナーのB細胞から単離される。例示的なモノクローナル抗体には、本明細書中に記載の8i10、21B15 23K12、3241_G23、3244_I10、3243_J07、3259_J21、3245_O19、3244_H04、3136_G05、3252_C13、3255_J06、3420_I23、3139_P23、3248_P18、3253_P10、3260_D19、3362_B11、および3242_P05が含まれる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
インフルエンザウイルスのマトリックス2外部ドメイン(M2e)ポリペプチドの細胞外ドメイン中のエピトープに特異的に結合するヒトモノクローナル抗体であって、前記モノクローナル抗体は、3241_G23、3244_I10、3243_J07、3259_J21、3245_O19、3244_H04、3136_G05、3252_C13、3255_J06、3420_I23、3139_P23、3248_P18、3253_P10、3260_D19、3362_B11、または3242_P05である、モノクローナル抗体。
【請求項2】
重鎖可変(VH)ドメインおよび軽鎖可変(VL)ドメインを含む、単離された抗マトリックス2外部ドメイン(M2e)抗体、またはその抗原結合断片であって、前記VHドメインおよび前記VLドメインがそれぞれ3つの相補性決定領域1から3(CDR1〜3)を含み、各CDRが以下のアミノ酸配列:
VH CDR1:配列番号179、187、196、204、212、224、230、235、242、248、または254;
VH CDR2:配列番号180、188、195、197、205、213、218、225、231、236、243、249、246、または256;
VH CDR3 配列番号181、189、198、206、214、219、226、232、237、244、または250;
VL CDR1:配列番号184、192、199、215、220、233、または238;
VL CDR2:配列番号61、185、193、200、207、211、216、227、239、または241;および
VL CDR3:配列番号63、186、194、201、208、221、228、234、240、245、または251
を含む、抗マトリックス2外部ドメイン(M2e)抗体、またはその抗原結合断片。
【請求項3】
重鎖可変(VH)ドメインおよび軽鎖可変(VL)ドメインを含む、単離された抗マトリックス2外部ドメイン(M2e)抗体、またはその抗原結合断片であって、前記VHドメインおよび前記VLドメインがそれぞれ3つの相補性決定領域1から3(CDR1〜3)を含み、各CDRが以下のアミノ酸配列:
VH CDR1:配列番号182、190、202、209、222、229、247、252、257、258、または260;
VH CDR2:配列番号183、191、203、210、217、223、230、246、253、259、または261;
VH CDR3配列番号181、189、195、198、206、214、219、226、232、237、244、または250;
VL CDR1:配列番号184、192、199、215、220、233、または238;
VL CDR2:配列番号61、185、193、200、207、211、216、227、239、または241;および
VL CDR3:配列番号63、186、194、201、208、221、228、234、240、245、または251
を含む、抗マトリックス2外部ドメイン(M2e)抗体、またはその抗原結合断片。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の抗体のいずれか一つ、および薬学的担体を含む医薬組成物。
【請求項5】
モノクローナル抗体3241_G23、3244_I10、3243_J07、3259_J21、3245_O19、3244_H04、3136_G05、3252_C13、3255_J06、3420_I23、3139_P23、3248_P18、3253_P10、3260_D19、3362_B11、または3242_P05と同じエピトープに結合する抗体。
【請求項6】
抗ウイルス薬、ウイルス侵入阻害剤またはウイルス付着阻害剤をさらに含む、請求項4に記載の組成物。
【請求項7】
前記抗ウイルス薬が、ノイラミニダーゼ阻害剤、HA阻害剤、シアル酸阻害剤またはM2イオンチャネル阻害剤である、請求項6に記載の組成物。
【請求項8】
前記M2イオンチャネル阻害剤が、アマンタジンまたはリマンタジンである、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
前記ノイラミニダーゼ阻害剤が、ザナミビルまたはリン酸オセルタミビルである、請求項7に記載の組成物。
【請求項10】
第2の抗インフルエンザA抗体をさらに含む、請求項4に記載の組成物。
【請求項11】
患者に請求項4に記載の組成物を投与することを含む、被験体において免疫応答を刺激するための方法。
【請求項12】
被験体に請求項4に記載の組成物を投与することを含む、前記被験体においてインフルエンザウイルス感染を治療または予防するための方法。
【請求項13】
抗ウイルス薬、ウイルス侵入阻害剤またはウイルス付着阻害剤を投与することをさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記抗ウイルス薬が、ノイラミニダーゼ阻害剤、HA阻害剤、シアル酸阻害剤またはM2イオンチャネル阻害剤である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記M2イオンチャネル阻害剤が、アマンタジンまたはリマンタジンである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記ノイラミニダーゼ阻害剤が、ザナミビルまたはリン酸オセルタミビルである、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記組成物を、インフルエンザウイルスへの曝露前またはその後に投与する、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記組成物を、ウイルスのクリアランスを促進する、またはインフルエンザA感染細胞を排除するために十分な用量で投与する、請求項12に記載の方法。
【請求項19】
患者においてインフルエンザウイルス感染の存在を決定するための方法であって、
(a)前記患者から得た生物学的試料を請求項1から3のいずれか一項に記載の抗体と接触させるステップ;
(b)前記生物学的試料に結合する前記抗体の量を検出するステップ;および
(c)前記生物学的試料に結合する前記抗体の前記量を対照値と比較し、それから前記患者におけるインフルエンザウイルスの存在を決定するステップ
を含む方法。
【請求項20】
請求項1から3のいずれか一項に記載の抗体を含む診断キット。

【図2A】
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【図2B】
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【図3−1】
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【図3−2】
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【図3−3】
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【図3−4】
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【図3−5】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図11】
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【図1】
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【図10】
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【公表番号】特表2012−527473(P2012−527473A)
【公表日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−512027(P2012−512027)
【出願日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際出願番号】PCT/US2010/035559
【国際公開番号】WO2010/135521
【国際公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【出願人】(510032380)セラクローン サイエンシーズ, インコーポレイテッド (7)
【Fターム(参考)】