説明

インホイールモータ

【課題】車両が停止しているときにモータ本体にオイルを供給してモータ本体を効率的に冷却できるインホイールモータを提供する。
【解決手段】インホイールモータ10は、モータ本体210の回転により駆動されオイルリザーバ310に貯留されるオイルを吸入して吐出するオイルポンプ320と、オイルポンプ320により吐出されたオイルをモータ本体210に供給する第一油路330と、減速機230に供給する第二油路340と、第一油路330の途中に接続されるアキュムレータ331と、第一油路330において、オイルポンプ320とアキュムレータ331とで挟まれる位置に設けられアキュムレータ331からオイルポンプ320へオイルが逆流することを防止する一方向バルブ332と、前記アキュムレータ331とモータ本体210とで挟まれる位置に設けられる第一絞り333と、第二油路340の途中に設けられる第二絞り341と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インホイールモータに関し、より詳細には、ホイールを回転させるモータ本体を効率的に冷却するインホイールモータに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ホイールを回転させるモータ本体でオイルポンプを駆動することにより当該オイルポンプから吐出されたオイルを当該モータ本体に供給して、当該モータ本体を冷却するインホイールモータは公知となっている。
例えば、特許文献1に記載のインホイールモータの如くである。
【0003】
特許文献1に記載のインホイールモータは、モータ本体でオイルポンプを駆動することにより当該オイルポンプから吐出されたオイルを当該モータ本体のステータコアの外周に供給するものである。
特許文献1に記載のインホイールモータは、ホイールが回転して車両が走行しているときに当該モータ本体の回転により当該オイルポンプが駆動してオイルを吐出し、この吐出されたオイルが当該モータ本体のステータコアの外周に供給され、この供給されたオイルが当該モータ本体の熱を吸収して当該モータ本体を冷却しようとするものである。
【0004】
しかし、車両が停止しているときはモータ本体が回転せずオイルポンプが駆動しないので、オイルが当該モータ本体のステータコアの外周に供給されず、当該モータ本体は冷却されない。
【0005】
一般的にモータ本体で駆動する車両を制動するとき回生ブレーキが用いられる。
車両の回生ブレーキ時にはモータ本体が発電機として機能し回生電流を発生して発熱する。
【0006】
一般的に車両が停止しているときにこの回生ブレーキにより発熱したモータ本体が冷却されないとすると、当該モータ本体はこの発熱により過熱状態になることが知られており、回生量を制限する必要がある。
【0007】
また、一般的に車両が停止しているときにこの回生ブレーキにより発熱したモータ本体が冷却されないとすると、停車後すぐ発進したとき当該モータ本体が昇温して過熱状態になることが知られており、加速力を制限する必要がある。
【特許文献1】特開2005−73364号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は以上の如き状況に鑑み、モータ本体を効率的に冷却することができるインホイールモータの提供をするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0010】
第1発明のインホイールモータは、ホイールを回転させるモータ本体と、前記ホイールに伝達される前記モータ本体の回転を減速する減速機と、オイルが貯留されるオイルリザーバと、を具備するインホイールモータであって、前記モータ本体の回転により駆動され、前記オイルリザーバに貯留されるオイルを吸入して吐出するオイルポンプと、前記オイルポンプにより吐出されたオイルを前記モータ本体に供給する第一油路と、前記オイルポンプにより吐出されたオイルを前記減速機に供給する第二油路と、前記第一油路の途中に接続されるアキュムレータと、前記第一油路において前記オイルポンプと前記アキュムレータとで挟まれる位置に設けられ、前記オイルポンプから前記アキュムレータへオイルが流れることを許容するがその逆流を防止する一方向バルブと、前記第一油路において前記アキュムレータと前記モータ本体とで挟まれる位置に設けられる第一絞りと、前記第二油路の途中に設けられる第二絞りと、を備える。
【0011】
第2発明のインホイールモータは、請求項1に記載の発明において、前記モータ本体の回転が伝達されて回転するシャフトを具備し、前記モータ本体の回転は、前記シャフトを介して前記減速機に伝達されるとともに、前記シャフトを介して前記オイルポンプに伝達される。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、モータ本体を効率的に冷却することができる、という効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下では、図1および図2を用いて本発明に係るインホイールモータの実施の一形態であるインホイールモータ10について説明する。
なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付してその説明は繰り返さないものとする。
【0014】
インホイールモータ10は、ホイール20の駆動源である。
図1に示す如く、インホイールモータ10は、ホイール20の内部に設けられる。
ホイール20の内部はホイール20のリム内周面で囲まれる空間を指す。
なお、インホイールモータ10の全体がホイール20の内部に設けられる必要はなく、インホイールモータ10の一部がホイール20の内部からはみ出す構成でもよい。
【0015】
インホイールモータ10は、ハウジング100、駆動装置およびオイル供給装置を具備する。
ハウジング100は、インホイールモータ10の主たる構造体をなす部材である。
ハウジング100の内部には前記駆動装置およびオイル供給装置が設けられる。
【0016】
以下では、前記駆動装置について説明する。
【0017】
前記駆動装置は、ホイール20を回転駆動するものであり、モータ本体210、シャフト220および減速機230を具備する。
【0018】
モータ本体210は、インホイールモータ10のうちホイール20の駆動源としての機能を果たす主たる部分である。
モータ本体210は、モータケース211、ステータコア212、ステータコイル213、ロータ214および冷却ジャケット215を具備する。
モータケース211は、モータ本体210の主たる構造体をなす部材である。
モータケース211の内部にはステータコア212、ステータコイル213およびロータ214が設けられる。
冷却ジャケット215は、モータケース211の外周を覆うように設けられる。
モータ本体210は、インバータ(不図示)により回転する(詳細には、インバータによりステータコイル213に三相交流が供給されて回転磁界が形成され、永久磁石を有するロータ214が回転磁界に吸引されて回転する)同期電動機である。
【0019】
シャフト220はロータ214と連結され、モータ本体210の回転(ロータ214の回転)が伝達されて回転する。
【0020】
減速機230は入力された駆動力を減速して出力する。
減速機230は駆動力が入力されるギア群(複数のギアの集合体)および前記ギア群の出力側に接続されるドライブシャフト231を具備する。
シャフト220は、前記ギア群の入力側に接続される。つまり、シャフト220は前記ギア群を介してドライブシャフト231に連結されている。
ドライブシャフト231はハブ(不図示)に取り付けられ、当該ハブはホイール20に取り付けられる。
【0021】
モータ本体210の回転は、シャフト220を介して減速機230に伝達されて、減速機230のギア群で所定の減速比にて減速される。
前記ギア群で減速されたモータ本体210の回転はドライブシャフト231から出力されて、前記ハブを介してホイール20に伝達される。これにより、ホイール20が回転する。
【0022】
なお、本発明はモータ本体の構成や減速機の構成について特に限定するものではない。
【0023】
以下では、前記オイル供給装置について説明する。
【0024】
前記オイル供給装置は、駆動装置(モータ本体210および減速機230)にオイルを供給する。
前記オイル供給装置は、オイルリザーバ310、オイルポンプ320、第一油路330、第二油路340、第三油路350および第四油路360を具備する。
【0025】
オイルリザーバ310には、モータ本体210、減速機230等の潤滑・冷却等に用いるオイルが貯留される。
【0026】
オイルポンプ320はオイルリザーバ310に貯留されるオイルを吸入して吐出する。
オイルポンプ320の入力軸(回転軸)はシャフト220に回転不能に接続される。
モータ本体210の回転は、シャフト220を介してオイルポンプ320に伝達されてオイルポンプ320を駆動させる。
オイルポンプ320はオイルリザーバ310と連通され、モータ本体210が回転してオイルポンプ320が駆動するとオイルリザーバ310に貯留されるオイルを吸入して吐出する。
【0027】
なお、オイルポンプ320の入力軸はシャフト220と一体でもよい。
【0028】
また、本発明はオイルポンプの構成について、モータ本体の回転を利用して駆動するものであれば特に限定するものではない。
【0029】
第一油路330はオイルポンプ320と冷却ジャケット215とを連通し、オイルポンプ320から吐出されたオイルの一部は第一油路330の内部を搬送されて冷却ジャケット215に供給される。
【0030】
第二油路340はシャフト220に形成され、オイルポンプ320から吐出されたオイルの残部は第二油路340の内部を搬送されて減速機230に供給される。
第二油路340の一端はシャフト220の外周面において、オイルポンプ320から吐出されたオイルが第二油路340の内部に流入可能な位置に開口し流入口を成す。
第二油路340の他端はシャフト220の外周面において、第二油路340の内部のオイルがモータ本体210により回転するシャフト220の遠心力により減速機230(減速機230のギア群)に向けて吐出可能な位置に開口し吐出口を成す。
オイルポンプ320から吐出されたオイルの残部は前記流入口を介して第二油路340の内部に流入し、その後モータ本体210により回転するシャフト220の遠心力により前記吐出口から吐出されて減速機230に供給される。
これにより減速機230が潤滑される。
【0031】
第三油路350は冷却ジャケット215とオイルリザーバ310とを連通し、冷却ジャケット215に供給されたオイルは第三油路350の内部を搬送されてオイルリザーバ310に排出される。
【0032】
第四油路360は減速機230とオイルリザーバ310とを連通し、減速機230に供給されたオイルは第四油路360の内部を搬送されてオイルリザーバ310に排出される。
【0033】
以下では、車両が走行しているときの前記オイル供給装置におけるオイルの循環経路について説明する。
【0034】
図2に示す如く、車両が走行しているとき(モータ本体210が回転しているとき)、オイルポンプ320が駆動してオイルリザーバ310に貯留されるオイルは、オイルポンプ320により吸入されて吐出される。
オイルポンプ320により吐出されたオイルの一部は、第一油路330を介して冷却ジャケット215に供給され、その後第三油路350を介してオイルリザーバ310に排出される。
オイルポンプ320により吐出されたオイルの残部は、第二油路340を介して減速機230に供給され、その後第四油路360を介してオイルリザーバ310に排出される。
第三油路350および第四油路360を介してオイルリザーバ310に排出されたオイルは、再度オイルポンプ320により吸入されて吐出される。
以上の如く、車両が走行しているときにオイルは循環される。
車両が走行しているときは、このオイルの循環が繰り返される。
【0035】
以下では、車両が走行しているときに行われるモータ本体210の冷却について説明する。
【0036】
図1に示す如く、モータ本体210の主要な発熱源はステータコイル213であり、ステータコイル213は通電されて発熱し、この熱はステータコイル213からモータケース211に伝達される。
前述の如く第一油路330を介して冷却ジャケット215に供給されたオイルは、モータ本体210(モータケース211)の熱を吸収する。
モータ本体210の熱を吸収して昇温したオイルは、循環されて再び冷却ジャケット215に供給されるまでの間に熱を放散して冷却(循環冷却)される。
前述の如く車両が走行しているときはオイルリザーバ310、冷却ジャケット215等の間でオイルの循環が繰り返されており、このときに前述したオイルによるモータ本体210の熱の吸収とオイルの循環冷却とが繰り返し行われる。これにより車両が走行しているときにモータ本体210が冷却される。
【0037】
なお、モータ本体にオイルを供給するときのオイルを供給する場所について、本実施形態は冷却ジャケット215に供給したが、本発明はこれに限定されず、モータ本体の熱を吸収可能な場所であればよい。例えばモータケースの内部(ステータコイル等)にオイルを供給してもよい。
【0038】
図1に示す如く、第一油路330の途中にはアキュムレータ331が接続される。
【0039】
第一油路330においてオイルポンプ320とアキュムレータ331とで挟まれる位置には一方向バルブ332が設けられる。
一方向バルブ332は、オイルポンプ320からアキュムレータ331へオイルが流れることを許容するがその逆流を防止する。
【0040】
第一油路330においてアキュムレータ331とモータ本体210(冷却ジャケット215)とで挟まれる位置に第一絞り333が設けられる。
【0041】
第二油路340の途中には第二絞り341が設けられる。
【0042】
以下では、車両が停止しているときに行われるモータ本体210の冷却について、(1)〜(5)の順序に従い説明する。
【0043】
(1)モータ本体210がインバータにより回転すると、ホイール20が回転して車両が走行する。
また、モータ本体210が回転することによりオイルポンプ320が駆動する。
【0044】
(2)次に、オイルポンプ320から吐出されたオイルは前述の如く冷却ジャケット215、減速機230、オイルリザーバ310等の間を循環していく(図2参照)。
このとき、第一絞り333の抵抗により、第一油路330においてオイルポンプ320と第一絞り333との間を搬送されているオイルの圧力である第一圧力が上昇していく。
また、第二絞り341の抵抗により、第二油路340においてオイルポンプ320と第二絞り341との間を搬送されているオイルの圧力である第二圧力が上昇していく。
【0045】
(3)次に、第一圧力の上昇により、アキュムレータ331に昇圧されたオイルが蓄えられる。
第二絞り341を設けることにより、第一絞り333のみを設けるときに比べて、第一圧力の上昇の程度が高くなり、アキュムレータ331に蓄えられるオイル量が多くなる。
【0046】
(4)次に、モータ本体210の回転が停止すると、車両が停止する。
同時にオイルポンプ320の駆動も停止し、オイルポンプ320から第一油路330および第二油路340へのオイルの供給が停止する。
【0047】
(5)次に、車両が停止したときに第一油路330の内部にあったオイルは第一油路330の内部を搬送されて冷却ジャケット215に供給されていき、第一圧力が低下していく。第一圧力が低下していくと、アキュムレータ331に蓄えられていたオイルも第一油路330の内部を搬送されて冷却ジャケット215に供給されていく。
また、一方向バルブ332によりオイルがオイルポンプ320側に流れることは防止される。これにより、車両が停止したときに一方向バルブ332よりオイルポンプ320側にあるオイルが、冷却ジャケット215に供給される。
また、オイルが第一絞り333を介して冷却ジャケット215に供給されるので第一絞り333が抵抗になり、冷却ジャケット215に供給されるオイルの流量が制限される。これにより、車両が停止しているときにおいて、オイルが第一絞り333がないときに比べて時間をかけて冷却ジャケット215に供給されていく。
冷却ジャケット215に供給されたオイルはモータ本体210の熱を吸収し、モータ本体210が冷却される。
以上の如く、車両が停止しているときにモータ本体210が冷却される。
【0048】
以上の如く、インホイールモータ10は、ホイール20を回転させるモータ本体210と、前記ホイール20に伝達される前記モータ本体210の回転を減速する減速機230と、オイルが貯留されるオイルリザーバ310と、を具備するインホイールモータ10であって、モータ本体210の回転により駆動され、オイルリザーバ310に貯留されるオイルを吸入して吐出するオイルポンプ320と、オイルポンプ320により吐出されたオイルをモータ本体210に供給する第一油路330と、オイルポンプ320により吐出されたオイルを減速機230に供給する第二油路340と、第一油路330の途中に接続されるアキュムレータ331と、第一油路330においてオイルポンプ320とアキュムレータ331とで挟まれる位置に設けられ、オイルポンプ320からアキュムレータ331へオイルが流れることを許容するがその逆流を防止する一方向バルブ332と、第一油路330において前記アキュムレータ331とモータ本体210とで挟まれる位置に設けられる第一絞り333と、第二油路340の途中に設けられる第二絞り341と、を備える。
これによれば、車両が停止したときに第一油路330の内部にあったオイルのみならずアキュムレータ331に蓄えられていたオイルも、車両が停止しているときにおいてモータ本体210の冷却に用いることができる。また、第二絞り341を設けたことにより、第一絞り333のみを設けたときに比べて、アキュムレータ331に蓄えられるオイル量が増加するので、車両が停止しているときにおいてより多くのオイルをモータ本体210の冷却に用いることができる。また、一方向バルブ332を設けたので車両が停止したときに一方向バルブ332よりオイルポンプ320側にあるオイルを、車両が停止しているときにおいてモータ本体210の冷却に用いることができる。したがって、車両が停止しているときにおいてモータ本体210の冷却に用いることができるオイル量を増加させることができ、効率的にモータ本体210を冷却することができる。
また、車両が停止しているときにおいて、第一絞り333が抵抗になり冷却ジャケット215に供給されるオイルの流量が制限される。したがって、車両が停止しているときにおいてオイルが時間をかけて冷却ジャケット215に供給されるので当該オイルによりモータ本体210が冷却されている時間が長くなり、効率的にモータ本体210を冷却することができる。
【0049】
また、インホイールモータ10は、モータ本体210の回転が伝達されて回転するシャフト220を具備し、モータ本体210の回転は、シャフト220を介して減速機230に伝達されて減速機230により減速されるとともに、シャフト220を介してオイルポンプ320に伝達されてオイルポンプ320を駆動させる。
つまり、モータ本体210の回転が、シャフト220により減速機230に伝達されるとともに、オイルポンプ320に伝達される。
これによれば、一のシャフト220でモータ本体210の回転を減速機230およびオイルポンプ320に伝達することができる。したがって、合理的にオイルポンプ320を駆動させることができ、オイルポンプ320が吐出するオイルを車両が停止しているときにおけるモータ本体210の冷却用オイルとして合理的にアキュムレータ331に蓄えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明に係るインホイールモータの実施の一形態を示す概略構成図。
【図2】図1に示すインホイールモータにおけるオイルの循環経路を示すブロック図。
【符号の説明】
【0051】
10 インホイールモータ
20 ホイール
210 モータ本体
220 シャフト
230 減速機
310 オイルリザーバ
320 オイルポンプ
330 第一油路
331 アキュムレータ
332 一方向バルブ
333 第一絞り
340 第二油路
341 第二絞り

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホイールを回転させるモータ本体と、
前記ホイールに伝達される前記モータ本体の回転を減速する減速機と、
オイルが貯留されるオイルリザーバと、
を具備するインホイールモータであって、
前記モータ本体の回転により駆動され、前記オイルリザーバに貯留されるオイルを吸入して吐出するオイルポンプと、
前記オイルポンプにより吐出されたオイルを前記モータ本体に供給する第一油路と、
前記オイルポンプにより吐出されたオイルを前記減速機に供給する第二油路と、
前記第一油路の途中に接続されるアキュムレータと、
前記第一油路において前記オイルポンプと前記アキュムレータとで挟まれる位置に設けられ、前記オイルポンプから前記アキュムレータへオイルが流れることを許容するがその逆流を防止する一方向バルブと、
前記第一油路において前記アキュムレータと前記モータ本体とで挟まれる位置に設けられる第一絞りと、
前記第二油路の途中に設けられる第二絞りと、
を備えるインホイールモータ。
【請求項2】
前記モータ本体の回転が伝達されて回転するシャフトを具備し、
前記モータ本体の回転は、
前記シャフトを介して前記減速機に伝達されるとともに、
前記シャフトを介して前記オイルポンプに伝達される請求項1に記載のインホイールモータ。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−248828(P2009−248828A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−100884(P2008−100884)
【出願日】平成20年4月8日(2008.4.8)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】