説明

インボイス生成装置、インボイス生成方法およびインボイス生成プログラム

【課題】輸管事故および特輸事故の発生を防止可能なインボイス生成装置を得ること。
【解決手段】複数の案件を集約してインボイスを生成するインボイス生成装置であって、インボイスの生成に必要な出荷データ項目の情報を記憶するマスタデータ記憶部101と、前記出荷データ項目に対応する案件ごとのデータの入力を受け付ける入力部102と、前記出荷データ項目に前記入力部102で受け付けたデータを当てはめて、案件ごとの出荷データを作成する出荷データ作成部103と、案件ごとに作成された出荷データが複数ある場合に、前記出荷データの内容が同一の案件を1つのインボイス生成対象として取り纏める出荷データ集約部105と、前記出荷データ集約部105で取り纏められたインボイス生成対象別にインボイスを生成するインボイス生成部106と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インボイスを生成するインボイス生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、海外へ貨物を輸出する場合、売主が買主へインボイス(請求書)を発行している。しかしながら、インボイスごとに費用が発生するため、発行するインボイスの数を減らすことにより輸送コストを低減できる。例えば、下記特許文献1には、輸送情報や輸送ルートの価格情報から、低コストで輸送できる方法を選定する技術が開示されている。インボイスについての具体的な記載は無いが、輸出する場合も対象としている。また、下記特許文献2には、輸出品等の現在の状態を追跡するシステムが開示されている。この中で、インボイスを集約することで輸送コストを制御する旨の記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2004−511402号公報
【特許文献2】特表2007−524937号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の技術によれば、インボイスの具体的な集約方法についての記載が無い。そのため、集約されたインボイスにおいて、輸管該当貨物と非輸管該当貨物が混載されていると輸管事故が発生する、また、特定輸出制度利用貨物と一般申告制度利用貨物が混載されていると特輸事故が発生する、という問題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、インボイスを集約した場合に、輸管事故および特輸事故の発生を防止可能なインボイス生成装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、複数の案件を集約してインボイスを生成するインボイス生成装置であって、インボイスの生成に必要な出荷データ項目の情報を記憶するマスタデータ記憶手段と、前記出荷データ項目に対応する案件ごとのデータの入力を受け付ける入力手段と、前記出荷データ項目に前記入力手段で受け付けたデータを当てはめて、案件ごとの出荷データを作成する出荷データ作成手段と、案件ごとに作成された出荷データが複数ある場合に、前記出荷データの内容が同一の案件を1つのインボイス生成対象として取り纏める出荷データ集約手段と、前記出荷データ集約手段で取り纏められたインボイス生成対象別にインボイスを生成するインボイス生成手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、インボイスを集約した場合に、輸管事故および特輸事故の発生を防止できる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、インボイス生成装置の構成例を示す図である。
【図2】図2は、マスタデータ記憶部の項目の一例を示す図である。
【図3】図3は、出荷データ記憶部の出荷データの一覧を示す図である。
【図4】図4は、インボイス生成処理を示すフローチャートである。
【図5】図5は、特定輸出制度利用/輸管該当貨物用のインボイスを示す図である。
【図6】図6は、特定輸出制度利用/非輸管該当貨物用のインボイスを示す図である。
【図7】図7は、一般申告制度利用/輸管該当貨物用のインボイスを示す図である。
【図8】図8は、一般申告制度利用/非輸管該当貨物用のインボイスを示す図である。
【図9】図9は、インボイス生成プログラムを実行可能な電子計算機の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明にかかるインボイス生成装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
実施の形態.
図1は、インボイス生成装置の構成例を示す図である。インボイス生成装置は、マスタデータ記憶部101と、入力部102と、出荷データ作成部103と、出荷データ記憶部104と、出荷データ集約部105と、インボイス生成部106と、出力部107と、を備える。
【0011】
マスタデータ記憶部101は、出荷データを作成する際に必要な項目である出荷データ項目の情報を記憶するデータベースである。図2は、マスタデータ記憶部101に記憶されている出荷データ項目の一例を示す図である。ここでは、1.海貨業者(海貨業者コード)と、2.海外販売会社(海外販売会社コード)と、3.製品グループ名称と、4.輸送優先順位と、5.正規ルート貨物か直送貨物かの区分と、6.通貨と、7.荷揚港と、8.船積形態(船か飛行機か)と、9.輸管該当/非該当と、10.特定輸出適用区分と、11.インコタームズ(貿易条件)と、12.輸送地名と、13.支払い条件と、14.支払い期限と、15.取り纏め条件グループ、の項目を記憶している。
【0012】
これらは一例であり、輸出対象の製品数や輸出先の数等に応じて、項目数を増減させることが可能である。例えば、5.正規ルート貨物か直送貨物かの区分の項目を削除してもよい。また、マスタデータ記憶部101では、各出荷データ項目別に複数の候補の情報を記憶し、出荷データを作成する者が、その候補の中から選択できるようにしてもよい。なお、15.取り纏め条件グループは、例えば、上記項目1〜14までが同一であっても、異なるインボイスに集約したい場合に、人為的に値を設定する項目とする。
【0013】
入力部102は、マスタデータ記憶部101に記憶されている出荷データ項目について、個々の案件ごとに対応するデータを入力するための装置である。具体的には電子計算機(コンピュータ、パソコン等)におけるキーボードやマウス等があるがこれらに限定するものではない。例えば、マスタデータ記憶部101において出荷データ項目別に複数の候補の情報を記憶していれば、マウスを用いて選択する構成とすることが可能である。
【0014】
出荷データ作成部103は、マスタデータ記憶部101に記憶されている各出荷データ項目について、入力部102で入力されたデータを当てはめて、案件ごと(例えば、商品ごと)の出荷データを作成する。そして、作成した出荷データを出荷データ記憶部104へ出力する。
【0015】
出荷データ記憶部104は、個々の案件の出荷データを記憶するための記憶部である。図3は、出荷データ記憶部104に記憶されている出荷データの一覧を示す図である。各商品について、マスタデータ記憶部101に記憶されている各項目の具体的な内容を示すものである。例えば、9.輸管該当/非該当の項目であれば、それぞれの案件が該当か非該当かを表している。
【0016】
出荷データ集約部105は、出荷データ記憶部104に記憶されている個々の案件の出荷データを読み出し、出荷データの内容が同じ案件を集約する。具体的には、出荷データ記憶部104に記憶されている案件において出荷データの項目1〜15の内容が同一の案件を抽出し、抽出した案件を集約して1つのインボイス生成対象とする。
【0017】
インボイス生成部106は、出荷データ集約部105において取り纏められたインボイス生成対象別にインボイスを生成する。すなわち、出荷データ集約部105で取り纏められた案件については、複数の案件を集約して1つのインボイスを生成し、出荷データ集約部105で取り纏められなかった案件については、1つの案件で1つのインボイスを生成する。
【0018】
出力部107は、インボイス生成部106で生成されたインボイスを出力するための装置である。具体的にはパソコン等におけるモニタや接続されているプリンタ等があるが、これらに限定するものではない。
【0019】
つづいて、インボイス生成装置におけるインボイス生成処理について説明する。図4は、インボイス生成処理を示すフローチャートである。
【0020】
まず、インボイス生成装置では、入力部102で、出荷データ項目に対応する出荷する案件ごと(例えば、商品ごと)のデータの入力を受け付ける(ステップS1)。
【0021】
つぎに、出荷データ作成部103が、マスタデータ記憶部101から読み出した出荷データ項目に、入力部102で受け付けたデータを当てはめて、案件ごとの出荷データを作成する(ステップS2)。そして、出荷データ作成部103は、作成した出荷データを出荷データ記憶部104に記憶させる。
【0022】
つぎに、出荷データ集約部105が、出荷データ記憶部104から出荷データを読み出し、出荷データの内容が一致する案件を取り纏めて集約する(ステップS3)。出荷データ項目1〜15の内容が同じ案件を取り纏め、集約できた案件については、それらを1つのインボイス生成対象とし、集約できなかった案件については、1つの案件で1つのインボイス生成対象とする。
【0023】
出荷データ集約部105は、集約した案件(インボイス生成対象)の情報をインボイス生成部106へ出力する。そして、インボイス生成部106では、インボイス生成対象が、特定輸出制度を利用するのかどうか、輸管該当貨物かどうかを確認してインボイスを生成する。
【0024】
具体的に、インボイス生成部106は、インボイス生成対象が特定輸出制度を利用するかどうかを確認する(ステップS4)。特定輸出制度を利用(該当)する場合(ステップS4:Yes)、インボイス生成部106は、つぎに、輸管該当貨物であるかどうかを確認する(ステップS5)。
【0025】
輸管該当貨物(該当)の場合(ステップS5:Yes)、インボイス生成部106は、インボイス生成対象について特定輸出制度利用/輸管該当貨物用のインボイスを生成する(ステップS6)。そして、出力部107が、生成されたインボイスを出力する(ステップS7)。
【0026】
非輸管該当貨物(非該当)の場合(ステップS5:No)、インボイス生成部106は、インボイス生成対象について特定輸出制度利用/非輸管該当貨物用のインボイスを生成する(ステップS8)。そして、出力部107が、生成されたインボイスを出力する(ステップS7)。
【0027】
一方、インボイス生成対象が、特定輸出制度を利用しない(非該当の)場合(ステップS4:No)、インボイス生成部106は、つぎに、輸管該当貨物であるかどうかを確認する(ステップS9)。
【0028】
輸管該当貨物(該当)の場合(ステップS9:Yes)、インボイス生成部106は、インボイス生成対象について一般申告制度利用/輸管該当貨物用のインボイスを生成する(ステップS10)。そして、出力部107が、生成されたインボイスを出力する(ステップS7)。
【0029】
非輸管該当貨物(非該当)の場合(ステップS9:No)、インボイス生成部106は、インボイス生成対象について一般申告制度利用/非輸管該当貨物用のインボイスを生成する(ステップS11)。そして、出力部107が、生成されたインボイスを出力する(ステップS7)。
【0030】
ここで、インボイス生成部106が生成するインボイスの構成について説明する。図5は、特定輸出制度利用/輸管該当貨物用(ステップS6)のインボイスを示す図である。インボイス上に特定輸出制度を利用すること、および輸管該当貨物であることが表示されている。また、TOTALの欄に「11」とあり、11件の案件を1つのインボイスに集約したことを示す。インボイスの右側に示す添付シートにおいてその11件の詳細が示されている。
【0031】
同様に、図6は、特定輸出制度利用/非輸管該当貨物用(ステップS8)のインボイスを示す図である。インボイス上に特定輸出制度を利用することが表示されているが、図5と異なり、輸管該当貨物であることの表示はない。なお、TOTALの欄の「11」については、図5と同様である。図7は、一般申告制度利用/輸管該当貨物用(ステップS10)のインボイスを示す図である。インボイス上に輸管該当貨物であることが表示されている。図8は、一般申告制度利用/非輸管該当貨物用(ステップS11)のインボイスを示す図である。インボイス上には、特定輸出制度を利用すること、および輸管該当貨物であること、のいずれの表示も無い。
【0032】
このように、インボイスには、複数の案件が集約されており、かつ、特定輸出制度利用や輸管該当貨物別に集約され、その旨の表示があることから、インボイスごとの貨物の内容を容易に把握することができ、集約したことによる事故の発生を防止できる。
【0033】
以上説明したように、本実施の形態では、インボイス生成装置において、マスタデータ記憶部に記憶されている出荷データ項目の内容が一致する案件を取り纏めて1つのインボイス生成対象として集約することで、特定輸出制度利用/一般申告制度利用の貨物、輸管該当貨物/非輸管該当貨物別に集約でき、その旨をインボイスに表示することとした。これにより、特定輸出制度利用/一般申告制度利用の貨物の混載による特輸事故、および輸管該当貨物/非輸管該当貨物の混載による輸管事故を防止することができる。
【0034】
なお、図9は、本実施の形態にかかるインボイス生成装置としての機能を備え、本実施の形態のインボイス生成プログラムを実行可能な電子計算機の構成例を示す図である。
【0035】
この電子計算機は、たとえば、CPUを含む制御ユニット201(上記出荷データ作成部103、出荷データ集約部105、インボイス生成部106に相当)と、メモリユニット202(上記マスタデータ記憶部101、出荷データ記憶部104に相当)と、表示ユニット203(上記出力部107に相当)と、入力ユニット204(上記入力部102に相当)と、CD−ROMドライブユニット205と、ディスクユニット206と、外部I/Fユニット207と、を備え、これらの各ユニットは、それぞれシステムバスAを介して接続されている。
【0036】
図9において、制御ユニット201は、上記インボイス生成プログラムを実行する。メモリユニット202は、RAM、ROM等の各種メモリを含み、上記制御ユニット201が実行すべきプログラム、処理の過程で得られた必要なデータ等を記憶する。表示ユニット203は、CRTやLCD(液晶表示パネル)等で構成され、電子計算機の使用者に対して各種画面を表示する。入力ユニット204は、キーボード、マウス等で構成され、電子計算機の使用者が、各種情報の入力を行うために使用する。また、図示のCD−ROM300には、本実施の形態の処理を記述したインボイス生成プログラムが格納されている。
【0037】
ここで、上記インボイス生成プログラムが実行可能な状態になるまでの電子計算機の動作例について説明する。まず、上記のように構成される電子計算機には、CD−ROMドライブユニット205にセットされたCD−ROM300から、インボイス生成プログラムがディスクユニット206にインストールされる。そして、電子計算機の起動時またはプログラムの実行時に、ディスクユニット206から読み出されたプログラムがメモリユニット202に格納される。この状態で、制御ユニット201は、メモリユニット202に格納されたプログラムにしたがって、ライセンス管理処理を実行する。
【0038】
なお、本実施の形態においては、CD−ROM300にて上記インボイス生成プログラムを提供しているが、このプログラムの記録媒体は、これに限定されることなく、システムを構成するコンピュータに応じて、たとえば、フロッピー(登録商標)ディスク、DVD等の他の記録媒体を用いることも可能である。また、電子メール、インターネット等の伝送媒体により提供されたプログラムを用いることとしてもよい。
【符号の説明】
【0039】
101 マスタデータ記憶部
102 入力部
103 出荷データ作成部
104 出荷データ記憶部
105 出荷データ集約部
106 インボイス生成部
107 出力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の案件を集約してインボイスを生成するインボイス生成装置であって、
インボイスの生成に必要な出荷データ項目の情報を記憶するマスタデータ記憶手段と、
前記出荷データ項目に対応する案件ごとのデータの入力を受け付ける入力手段と、
前記出荷データ項目に前記入力手段で受け付けたデータを当てはめて、案件ごとの出荷データを作成する出荷データ作成手段と、
案件ごとに作成された出荷データが複数ある場合に、前記出荷データの内容が同一の案件を1つのインボイス生成対象として取り纏める出荷データ集約手段と、
前記出荷データ集約手段で取り纏められたインボイス生成対象別にインボイスを生成するインボイス生成手段と、
を備えることを特徴とするインボイス生成装置。
【請求項2】
前記出荷データ項目として、特定輸出適用区分、および、輸管該当貨物または非輸管該当貨物、の項目を含む場合に、
前記出荷データ集約手段は、特定輸出制度を利用する輸管該当貨物の案件、特定輸出制度を利用する非輸管該当貨物の案件、一般申告制度を利用する輸管該当貨物の案件、および一般申告制度を利用する非輸管該当貨物の案件、別にインボイス生成対象として取り纏め、
前記インボイス生成手段は、特定輸出制度を利用する貨物に該当する場合、および、輸管該当貨物に該当する場合、インボイスにその旨を表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載のインボイス生成装置。
【請求項3】
複数の案件を集約してインボイスを生成するインボイス生成装置におけるインボイス生成方法であって、
前記インボイス生成装置が、インボイスの生成に必要な出荷データ項目の情報を記憶するマスタデータ記憶手段、を備える場合に、
前記出荷データ項目に対応する案件ごとのデータの入力を受け付けるデータ受け付けステップと、
前記出荷データ項目に前記データ受け付けステップで受け付けたデータを当てはめて、案件ごとの出荷データを作成する出荷データ作成ステップと、
案件ごとに作成された出荷データが複数ある場合に、前記出荷データの内容が同一の案件を1つのインボイス生成対象として取り纏める出荷データ集約ステップと、
前記出荷データ集約ステップで取り纏められたインボイス生成対象別にインボイスを生成するインボイス生成ステップと、
を含むことを特徴とするインボイス生成方法。
【請求項4】
前記出荷データ項目として、特定輸出適用区分、および、輸管該当貨物または非輸管該当貨物、の項目を含む場合に、
前記出荷データ集約ステップでは、特定輸出制度を利用する輸管該当貨物の案件、特定輸出制度を利用する非輸管該当貨物の案件、一般申告制度を利用する輸管該当貨物の案件、および一般申告制度を利用する非輸管該当貨物の案件、別にインボイス生成対象として取り纏め、
前記インボイス生成ステップでは、特定輸出制度を利用する貨物に該当する場合、および、輸管該当貨物に該当する場合、インボイスにその旨を表示する、
ことを特徴とする請求項3に記載のインボイス生成方法。
【請求項5】
請求項3および4に記載のインボイス生成方法をコンピュータに実行させることを特徴とするインボイス生成プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−226401(P2012−226401A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−90572(P2011−90572)
【出願日】平成23年4月15日(2011.4.15)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)