ウイルスのエンベロープタンパク質に指向性を有するアミノ酸配列、及びウイルス疾患の治療のためのこれを含むポリペプチド
本発明は、ウイルスのエンベロープタンパク質に指向性を有する、及び/又はこれと特異的に結合することができるアミノ酸配列、並びに1つ又は複数のこのようなアミノ酸配列を含むか、又は本質的にこれらから成る化合物又は構築物、特にタンパク質及びポリペプチドに一部関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウイルスのエンベロープタンパク質に指向性を有する、及び/又はウイルスのエンベロープタンパク質と特異的に結合することができるアミノ酸配列。
【請求項2】
前記エンベロープタンパク質と少なくとも1つの結合パートナーとの間の相互作用を調節、阻害及び/又は防止する、請求項2に記載のアミノ酸配列。
【請求項3】
前記エンベロープタンパク質との結合に関して前記少なくとも1つの結合パートナーと競合する、請求項1又は2に記載のアミノ酸配列。
【請求項4】
前記少なくとも1つの結合パートナーが、ウイルスのエンベロープタンパク質に対するウイルス受容体である、請求項3に記載のアミノ酸配列。
【請求項5】
前記ウイルス受容体がシアル酸である、請求項4に記載のアミノ酸配列。
【請求項6】
前記少なくとも1つの結合パートナーが、ウイルスの前記エンベロープタンパク質に指向性を有する、及び/又はウイルスの前記エンベロープタンパク質と特異的に結合するモノクローナル抗体又はその抗原結合部分である、請求項3に記載のアミノ酸配列。
【請求項7】
前記モノクローナル抗体又はその抗原結合部分が、シナジス(登録商標)、101F Fab、VN04−2、MAb C179及びMAb 8−2から選択される、請求項6に記載のアミノ酸配列。
【請求項8】
前記ウイルスを中和する、請求項1〜7のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項9】
a.配列番号690〜配列番号971、配列番号2467〜配列番号2484、配列番号2590〜配列番号2597、配列番号2754〜配列番号2789及び配列番号3194〜配列番号3258のアミノ酸配列;
b.配列番号690〜配列番号971、配列番号2467〜配列番号2484、配列番号2590〜配列番号2597、配列番号2754〜配列番号2789及び配列番号3194〜配列番号3258のアミノ酸配列の少なくとも1つとの少なくとも80%のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列;
c.配列番号690〜配列番号971、配列番号2467〜配列番号2484、配列番号2590〜配列番号2597、配列番号2754〜配列番号2789及び配列番号3194〜配列番号3258のアミノ酸配列の少なくとも1つとの3つ、2つ若しくは1つのアミノ酸差異を有するアミノ酸配列;
d.配列番号1254〜配列番号1535、配列番号2503〜配列番号2520、配列番号2606〜配列番号2613、配列番号2826〜配列番号2861及び配列番号3324〜配列番号3388のアミノ酸配列;
e.配列番号1254〜配列番号1535、配列番号2503〜配列番号2520、配列番号2606〜配列番号2613、配列番号2826〜配列番号2861及び配列番号3324〜配列番号3388のアミノ酸配列の少なくとも1つとの少なくとも80%のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列;
f.配列番号1254〜配列番号1535、配列番号2503〜配列番号2520、配列番号2606〜配列番号2613、配列番号2826〜配列番号2861及び配列番号3324〜配列番号3388のアミノ酸配列の少なくとも1つとの3つ、2つ若しくは1つのアミノ酸差異を有するアミノ酸配列;
g.配列番号1818〜配列番号2099、配列番号2539〜配列番号2556、配列番号2622〜配列番号2629、配列番号2898〜配列番号2933及び配列番号3454〜配列番号3518のアミノ酸配列;
h.配列番号1818〜配列番号2099、配列番号2539〜配列番号2556、配列番号2622〜配列番号2629、配列番号2898〜配列番号2933及び配列番号3454〜配列番号3518のアミノ酸配列の少なくとも1つとの少なくとも80%のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列;
i.配列番号1818〜配列番号2099、配列番号2539〜配列番号2556、配列番号2622〜配列番号2629、配列番号2898〜配列番号2933及び配列番号3454〜配列番号3518のアミノ酸配列の少なくとも1つとの3つ、2つ若しくは1つのアミノ酸差異を有するアミノ酸配列;
又はその任意の好適な組合せから成る群から選択されるアミノ酸残基のストレッチを1つ又は複数含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のウイルスのエンベロープタンパク質に指向性を有するアミノ酸配列。
【請求項10】
ドメイン抗体(若しくはドメイン抗体としての使用に好適なアミノ酸配列)から、単一ドメイン抗体(若しくは単一ドメイン抗体としての使用に好適なアミノ酸配列)から、「dAb」(若しくはdAbとしての使用に好適なアミノ酸配列)から、又はナノボディ(VHH配列を含むがこれに限定されない)から本質的に成る、請求項1〜9のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項11】
a.配列番号1〜配列番号22、配列番号126〜配列番号407、配列番号2431〜配列番号2448、配列番号2574〜配列番号2581、配列番号2682〜配列番号2717及び配列番号3064〜配列番号3128のアミノ酸配列の少なくとも1つとの少なくとも80%のアミノ酸同一性(アミノ酸同一性の程度を決定するためにCDR配列を形成するアミノ酸残基は無視する)を有し、
b.好ましくはカバットナンバリングによる11位、37位、44位、45位、47位、83位、84位、103位、104位及び108位のアミノ酸残基の1つ又は複数が、表B−2で言及される特徴的な残基から選択される、
ナノボディから本質的に成る、請求項1〜10のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項12】
4つのフレームワーク領域(それぞれFR1〜FR4)、及び3つの相補性決定領域(それぞれCDR1〜CDR3)から本質的に成り、
CDR1が、
a.配列番号690〜配列番号971、配列番号2467〜配列番号2484、配列番号2590〜配列番号2597、配列番号2754〜配列番号2789及び配列番号3194〜配列番号3258のアミノ酸配列;
b.配列番号690〜配列番号971、配列番号2467〜配列番号2484、配列番号2590〜配列番号2597、配列番号2754〜配列番号2789及び配列番号3194〜配列番号3258のアミノ酸配列の少なくとも1つとの少なくとも80%のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列;
c.配列番号690〜配列番号971、配列番号2467〜配列番号2484、配列番号2590〜配列番号2597、配列番号2754〜配列番号2789及び配列番号3194〜配列番号3258のアミノ酸配列の少なくとも1つとの3つ、2つ若しくは1つのアミノ酸差異を有するアミノ酸配列;
から成る群から選択され、及び/又は
CDR2が、
d.配列番号1254〜配列番号1535、配列番号2503〜配列番号2520、配列番号2606〜配列番号2613、配列番号2826〜配列番号2861及び配列番号3324〜配列番号3388のアミノ酸配列;
e.配列番号1254〜配列番号1535、配列番号2503〜配列番号2520、配列番号2606〜配列番号2613、配列番号2826〜配列番号2861及び配列番号3324〜配列番号3388のアミノ酸配列の少なくとも1つとの少なくとも80%のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列;
f.配列番号1254〜配列番号1535、配列番号2503〜配列番号2520、配列番号2606〜配列番号2613、配列番号2826〜配列番号2861及び配列番号3324〜配列番号3388のアミノ酸配列の少なくとも1つとの3つ、2つ若しくは1つのアミノ酸差異を有するアミノ酸配列;
から成る群から選択され、及び/又は
CDR3が、
g.配列番号1818〜配列番号2099、配列番号2539〜配列番号2556、配列番号2622〜配列番号2629、配列番号2898〜配列番号2933及び配列番号3454〜配列番号3518のアミノ酸配列;
h.配列番号1818〜配列番号2099、配列番号2539〜配列番号2556、配列番号2622〜配列番号2629、配列番号2898〜配列番号2933及び配列番号3454〜配列番号3518のアミノ酸配列の少なくとも1つとの少なくとも80%のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列;
i.配列番号1818〜配列番号2099、配列番号2539〜配列番号2556、配列番号2622〜配列番号2629、配列番号2898〜配列番号2933及び配列番号3454〜配列番号3518のアミノ酸配列の少なくとも1つとの3つ、2つ若しくは1つのアミノ酸差異を有するアミノ酸配列;
から成る群から選択される、請求項1〜11のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項13】
前記アミノ酸配列のCDR配列が、配列番号126〜配列番号407、配列番号2431〜配列番号2448、配列番号2574〜配列番号2581、配列番号2682〜配列番号2717及び配列番号3064〜配列番号3128のアミノ酸配列のうちの少なくとも1つのCDR配列との少なくとも70%のアミノ酸同一性、好ましくは少なくとも80%のアミノ酸同一性、より好ましくは少なくとも90%のアミノ酸同一性、例えば95%以上のアミノ酸同一性、又はさらには本質的に100%のアミノ酸同一性を有する、請求項1〜12のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項14】
配列番号126〜配列番号407、配列番号2431〜配列番号2448、配列番号2574〜配列番号2581、配列番号2682〜配列番号2717及び配列番号3064〜配列番号3128のアミノ酸配列の1つから、又は配列番号126〜配列番号407、配列番号2431〜配列番号2448、配列番号2574〜配列番号2581、配列番号2682〜配列番号2717及び配列番号3064〜配列番号3128のアミノ酸配列の該少なくとも1つとの少なくとも70%のアミノ酸同一性、好ましくは少なくとも80%のアミノ酸同一性、より好ましくは少なくとも90%のアミノ酸同一性、例えば95%のアミノ酸同一性、99%以上のアミノ酸同一性、若しくはさらには本質的に100%のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列から本質的に成る、請求項1〜13のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項15】
ウイルスのエンベロープタンパク質に指向性を有し、配列番号126〜配列番号407、配列番号2431〜配列番号2448、配列番号2574〜配列番号2581、配列番号2682〜配列番号2717及び配列番号3064〜配列番号3128のアミノ酸配列の少なくとも1つとウイルスのエンベロープタンパク質との結合を交差遮断する、請求項1〜14のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項16】
ウイルスのエンベロープタンパク質に指向性を有し、配列番号126〜配列番号407、配列番号2431〜配列番号2448、配列番号2574〜配列番号2581、配列番号2682〜配列番号2717及び配列番号3064〜配列番号3128のアミノ酸配列の少なくとも1つによりウイルスのエンベロープタンパク質との結合を交差遮断する、請求項1〜15のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項17】
ヒト化ナノボディから本質的に成る、請求項1〜16のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項18】
請求項1〜17のいずれか一項に記載の1つ又は複数のアミノ酸配列を含むか、又は請求項1〜17のいずれか一項に記載の1つ又は複数のアミノ酸配列から本質的に成り、任意で1つ又は複数のリンカーを介して連結された1つ又は複数の他の基、残基、部分又は結合単位を任意でさらに含む、ポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項19】
前記1つ又は複数の他の基、残基、部分又は結合単位が、ドメイン抗体、ドメイン抗体としての使用に好適なアミノ酸配列、単一ドメイン抗体、単一ドメイン抗体としての使用に好適なアミノ酸配列、「dAb」、dAbとしての使用に好適なアミノ酸配列、又はナノボディから成る群から選択される、請求項18に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項20】
前記1つ又は複数の本発明のアミノ酸配列が、ドメイン抗体、ドメイン抗体としての使用に好適なアミノ酸配列、単一ドメイン抗体、単一ドメイン抗体としての使用に好適なアミノ酸配列、「dAb」、dAbとしての使用に好適なアミノ酸配列、又はナノボディから成る群から選択される、請求項18又は19に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項21】
多価構築物である、請求項18〜20のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項22】
二価構築物である、請求項21に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項23】
RSVのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位と結合することが可能である、及び/又はRSVのFタンパク質との結合に関してシナジス(登録商標)と競合することが可能である2つのアミノ酸配列を含む、請求項22に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項24】
RSVのFタンパク質上の101F結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVのFタンパク質上の101F結合部位と結合することが可能である、及び/又はRSVのFタンパク質との結合に関して101Fと競合することが可能である2つのアミノ酸配列を含む、請求項22に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項25】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のシアル酸結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のシアル酸結合部位と結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質との結合に関してシアル酸と競合することが可能である2つのアミノ酸配列を含む、請求項22に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項26】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のVN04−2結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のVN04−2結合部位と結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質との結合に関してVN04−2と競合することが可能である2つのアミノ酸配列を含む、請求項22に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項27】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のMAb C179結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のMAb C179結合部位と結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質との結合に関してMAb C179と競合することが可能である2つのアミノ酸配列を含む、請求項22に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項28】
狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質上のMAb 8−2結合部位に指向性を有する、及び/又は狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質上のMAb 8−2結合部位と結合することが可能である、及び/又は狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質との結合に関してMAb 8−2と競合することが可能である2つのアミノ酸配列を含む、請求項22に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項29】
ウイルスのエンベロープタンパク質の第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する少なくとも1つのアミノ酸配列、及び該第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと異なるウイルスの該エンベロープタンパク質の第2の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する少なくとも1つのアミノ酸配列を含む二重パラトピック構築物である、請求項21に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項30】
RSVウイルスのFタンパク質の第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する少なくとも1つのアミノ酸配列、及び該第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと異なるRSVウイルスのFタンパク質の第2の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項29に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項31】
RSVのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位と結合することが可能である、及び/又はRSVのFタンパク質との結合に関してシナジス(登録商標)と競合する少なくとも1つのアミノ酸配列、並びにRSVのFタンパク質の、少なくとも1つの他の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと結合することが可能である少なくとも1つのさらなるアミノ酸配列を含む、請求項29又は30に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項32】
RSVのFタンパク質上の101F結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVのFタンパク質上の101F結合部位と結合することが可能である、及び/又はRSVのFタンパク質との結合に関して101Fと競合する少なくとも1つのアミノ酸配列、並びにRSVのFタンパク質の、少なくとも1つの他の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと結合することが可能である少なくとも1つのさらなるアミノ酸配列を含む、請求項29又は30に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項33】
RSVのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位と結合することが可能である、及び/又はRSVのFタンパク質との結合に関してシナジス(登録商標)と競合する少なくとも1つのアミノ酸配列、並びにRSVのFタンパク質上の101F結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVのFタンパク質上の101F結合部位と結合することが可能である、及び/又はRSVのFタンパク質との結合に関して101Fと競合する少なくとも1つのさらなるアミノ酸配列を含む、請求項29又は30に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項34】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質の第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する少なくとも1つのアミノ酸配列、及び該第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと異なるインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質の第2の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項29に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項35】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のシアル酸結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のシアル酸結合部位と結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質との結合に関してシアル酸と競合する少なくとも1つのアミノ酸配列、並びにインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質の、少なくとも1つの他の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと結合することが可能である少なくとも1つのさらなるアミノ酸配列を含む、請求項34に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項36】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のVN04−2結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のVN04−2結合部位と結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質との結合に関してVN04−2と競合する少なくとも1つのアミノ酸配列、並びにインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質の、少なくとも1つの他の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと結合することが可能である少なくとも1つのさらなるアミノ酸配列を含む、請求項34に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項37】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のMAb C179結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のMAb C179結合部位と結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質との結合に関してMAb C179と競合する少なくとも1つのアミノ酸配列、並びにインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質の、少なくとも1つの他の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと結合することが可能である少なくとも1つのさらなるアミノ酸配列を含む、請求項34に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項38】
狂犬病ウイルスのGタンパク質の第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する少なくとも1つのアミノ酸配列、及び該第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと異なる狂犬病ウイルスのGタンパク質の第2の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項29に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項39】
狂犬病ウイルスのGタンパク質上のMAb 8−2結合部位に指向性を有する、及び/又は狂犬病ウイルスのGタンパク質上のMAb 8−2結合部位と結合することが可能である、及び/又は狂犬病ウイルスのGタンパク質との結合に関してMAb 8−2と競合する少なくとも1つのアミノ酸配列、並びに狂犬病ウイルスのGタンパク質の、少なくとも1つの他の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと結合することが可能である少なくとも1つのさらなるアミノ酸配列を含む、請求項38に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項40】
三価構築物である、請求項21に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項41】
ウイルスのエンベロープタンパク質の同じ抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する3つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載の化合物又は構築物。
【請求項42】
RSVウイルスのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に特異的に結合する、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質への結合に関してシナジス(登録商標)と競合する3つのアミノ酸配列を含む、請求項40又は41に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項43】
RSVウイルスのFタンパク質上の101F結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質上の101F結合部位に特異的に結合する、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質への結合に関してシナジス(登録商標)と競合する3つのアミノ酸配列を含む、請求項40又は41に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項44】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のシアル酸結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のシアル酸結合部位に特異的に結合する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質への結合に関してシアル酸と競合する3つのアミノ酸配列を含む、請求項40又は41に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項45】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のVN04−2結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のVN04−2結合部位に特異的に結合する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質への結合に関してVN04−2と競合する3つのアミノ酸配列を含む、請求項40又は41に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項46】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のMAb C179結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のMAb C179結合部位に特異的に結合する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質への結合に関してMAb C179と競合する3つのアミノ酸配列を含む、請求項40又は41に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項47】
狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質上のMAb 8−2結合部位に指向性を有する、及び/又は狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質上のMAb 8−2結合部位に特異的に結合する、及び/又は狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質への結合に関してMAb 8−2と競合する3つのアミノ酸配列を含む、請求項40又は41に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項48】
ウイルスのエンベロープタンパク質の第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する2つのアミノ酸配列、及び該ウイルスのエンベロープタンパク質の第2の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する1つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項49】
RSVウイルスのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に結合することが可能である、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質への結合に関してシナジス(登録商標)と競合する2つのアミノ酸配列、並びにRSVウイルスのFタンパク質上の別の決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する1つのアミノ酸配列を含む、請求項48に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項50】
RSVウイルスのFタンパク質上の101F結合部位に指向性を有する、及び/若しくはRSVウイルスのFタンパク質上の101F結合部位に結合することが可能である、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質への結合に関して101Fと競合する2つのアミノ酸配列、並びにRSVウイルスのFタンパク質上の別の決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する1つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項51】
RSVウイルスのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に指向性を有する、及び/若しくはRSVウイルスのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に結合することが可能である、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質への結合に関してシナジス(登録商標)と競合する2つのアミノ酸配列、並びにRSVウイルスのFタンパク質上の101F結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質上の101F結合部位に結合することが可能である、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質への結合に関して101Fと競合する1つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項52】
RSVウイルスのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に指向性を有する、及び/若しくはRSVウイルスのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に結合することが可能である、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質への結合に関してシナジス(登録商標)と競合する1つのアミノ酸配列、並びにRSVウイルスのFタンパク質上の101F結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質上の101F結合部位に結合することが可能である、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質への結合に関して101Fと競合する2つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項53】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のシアル酸結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のシアル酸結合部位に結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質への結合に関してシアル酸と競合する2つのアミノ酸配列、並びにインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上の別の決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する1つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項54】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のVN04−2結合部位に指向性を有する、及び/若しくはインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のVN04−2結合部位に結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質への結合に関してVN04−2と競合する2つのアミノ酸配列、並びにインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上の別の決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する1つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項55】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のMAb C179結合部位に指向性を有する、及び/若しくはインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のMAb C179結合部位に結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質への結合に関してMAb C179と競合する2つのアミノ酸配列、並びにインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上の別の決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する1つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項56】
狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質上のMAb 8−2結合部位に指向性を有する、及び/若しくは狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質上のMAb 8−2結合部位に結合することが可能である、及び/又は狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質への結合に関してMAb 8−2と競合する2つのアミノ酸配列、並びに狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質上の別の決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する1つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項57】
配列番号2382〜配列番号2415、配列番号2423〜配列番号2430、配列番号2641〜配列番号2659、配列番号2663〜配列番号2681、配列番号2978〜配列番号2998及び配列番号3016〜配列番号3056を含むか、又は配列番号2382〜配列番号2415、配列番号2423〜配列番号2430、配列番号2641〜配列番号2659、配列番号2663〜配列番号2681、配列番号2978〜配列番号2998及び配列番号3016〜配列番号3056から成る群から、若しくは配列番号2382〜配列番号2415、配列番号2423〜配列番号2430、配列番号2641〜配列番号2659、配列番号2663〜配列番号2681、配列番号2978〜配列番号2998及び配列番号3016〜配列番号3056のアミノ酸配列の少なくとも1つとの80%を超える、好ましくは90%を超える、より好ましくは95%を超える、例えば99%以上の配列同一性(本明細書中で規定するような)を有するアミノ酸配列から成る群から選択される、ポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項58】
多重特異性構築物である、請求項1〜21のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項59】
それぞれ対応する請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列自体、又は請求項18〜58のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物自体と比較して増大した半減期を有する、請求項1〜58のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項60】
血清タンパク質(例えばヒト血清アルブミン)又はその断片、血清タンパク質(例えばヒト血清アルブミン又は血清免疫グロブリン(例えばIgG))と結合することができる、結合単位(例えばドメイン抗体、ドメイン抗体としての使用に好適なアミノ酸配列、単一ドメイン抗体、単一ドメイン抗体としての使用に好適なアミノ酸配列、「dAb」、dAbとしての使用に好適なアミノ酸配列、又はナノボディ)、Fc部分、及び血清タンパク質と結合することができる小タンパク質又は小ペプチドから成る群から選択される、1つ又は複数の他の基、残基、部分又は結合単位が、増大した半減期を有する該化合物又は該構築物をもたらす、請求項59に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項61】
請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、又は請求項1〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物をコードする、核酸配列又はヌクレオチド配列。
【請求項62】
請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物をコードする核酸配列若しくはヌクレオチド配列の発現により得ることができるように、請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物を発現する、若しくは請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物を好適な状況下で発現することが可能である、及び/又は請求項61に記載の核酸配列又はヌクレオチド配列を含む、宿主又は宿主細胞。
【請求項63】
請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、又は請求項61に記載の核酸配列若しくはヌクレオチド配列を少なくとも1つ含む、組成物。
【請求項64】
薬学的組成物であり、少なくとも1つの薬学的に許容可能な担体、希釈剤若しくは賦形剤及び/又はアジュバントをさらに含み、1つ又は複数のさらなる薬学的に活性のあるポリペプチド及び/又は化合物を必要に応じて含む、請求項63に記載の組成物。
【請求項65】
請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、又は請求項63若しくは64に記載の組成物を製造する方法であって、
a.好適な宿主細胞若しくは宿主生物において、又は別の好適な発現系において請求項61に記載の核酸配列又はヌクレオチド配列を発現させる工程、
必要に応じてその後
b.請求項1〜17のいずれか一項に記載の該アミノ酸配列、又は請求項18〜60のいずれか一項に記載の該ポリペプチド、該化合物若しくは該構築物を単離及び/又は精製する工程を少なくとも含む、方法。
【請求項66】
請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、又は請求項63若しくは64に記載の組成物を製造する方法であって、
a.請求項63に記載の宿主又は宿主細胞が請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、又は請求項63若しくは64に記載の組成物を少なくとも1つ発現及び/又は産生するような条件下で前記宿主又は前記宿主細胞を培養及び/又は維持する工程、
必要に応じてその後
b.そのようにして得られた請求項1〜17のいずれか一項に記載の該アミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載の該ポリペプチド、該化合物若しくは該構築物、又は請求項63若しくは64に記載の該組成物を単離及び/又は精製する工程を少なくとも含む、方法。
【請求項67】
請求項1〜17のいずれか一項に記載の2つ以上の一価のアミノ酸配列、及び例えば1つ又は複数のリンカーを連結する工程を少なくとも含む、請求項22〜57のいずれか一項に記載の二価構築物又は三価構築物を調製及び/又は生成する方法。
【請求項68】
a.請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列をコードする請求項61に記載の2つ以上の核酸配列(並びにまた例えば1つ又は複数のリンカーをコードする核酸、及びさらに1つ又は複数のそれ自体が既知の遺伝子構築物のさらなる要素)を連結する工程、
b.好適な宿主細胞若しくは宿主生物において、又は別の好適な発現系において、a)において得られた該遺伝子構築物を発現させる工程、
必要に応じてその後
c.そのようにして得られた請求項22〜57のいずれか一項に記載の該二重パラトピック構築物又は該三重パラトピック構築物を単離及び/又は精製する工程を含む、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
薬学的に活性のある量の、請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、及び/又は請求項63若しくは64に記載の組成物を少なくとも1つそれを必要とする被験体に投与することを含む、
ウイルス侵入及び/又はウイルス複製と関連する、及び/又はウイルスのエンベロープタンパク質及び/又はそのウイルス受容体により媒介される、その生物学的活性若しくは薬理学的活性と関連する、及び/又はウイルスのエンベロープタンパク質及び/又はそのウイルス受容体が関与するウイルス媒介性の生物学的経路と関連する少なくとも1つの疾患又は障害を予防及び/又は治療する方法。
【請求項70】
少なくとも1つのウイルス疾患の予防及び/又は治療のための薬学的組成物の調製における、請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、及び/又は請求項63若しくは64に記載の組成物の使用。
【請求項71】
ウイルス侵入及び/又はウイルス複製と関連する、及び/又はウイルスのエンベロープタンパク質及び/又はそのウイルス受容体により媒介される、その生物学的活性若しくは薬理学的活性と関連する、及び/又はウイルスのエンベロープタンパク質及び/又はそのウイルス受容体が関与するウイルス媒介性の生物学的経路と関連する少なくとも1つの疾患又は障害の予防及び/又は治療における使用のための、請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、及び/又は請求項63若しくは64に記載の組成物。
【請求項72】
効果的な量の、ウイルスのエンベロープタンパク質(例えばRSVウイルスのエンベロープタンパク質、インフルエンザウイルスのエンベロープタンパク質、及び/又は狂犬病ウイルスのエンベロープタンパク質)に指向性を有する請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、及び/又はウイルスのエンベロープタンパク質に指向性を有する請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物を含む組成物を投与する方法であって、請求項1〜17のいずれか一項に記載の該アミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載の該ポリペプチド、該化合物若しくは該構築物、及び/又は請求項1〜17のいずれか一項に記載の該アミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載の該ポリペプチド、該化合物若しくは該構築物を含む該組成物を肺組織に投与する工程を含む、方法。
【請求項73】
吸入器、鼻腔内送達装置又はエアロゾルの使用により、請求項1〜17のいずれか一項に記載の該アミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載の該ポリペプチド、該化合物若しくは該構築物、及び/又は請求項1〜17のいずれか一項に記載の該アミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載の該ポリペプチド、該化合物若しくは該構築物を含む該組成物を投与する、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、及び/又は請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、並びに肺送達に好適な担体を含む、薬学的組成物。
【請求項75】
請求項1〜17のいずれか一項に記載の該アミノ酸配列、及び/又は請求項18〜60のいずれか一項に記載の該ポリペプチド、該化合物若しくは該構築物を含む液体(例えば固体微粒子若しくは液滴の懸濁液)用吸入器、エアロゾル又は乾燥粉末吸入器である、薬学的装置。
【請求項76】
薬学的に活性のある量の、請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、及び/又は請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物を含む薬学的組成物をそれを必要とする被験体の肺組織に投与することを含む、少なくとも1つのウイルス疾患を予防及び/又は治療する方法。
【請求項1】
ウイルスのエンベロープタンパク質に指向性を有する、及び/又はウイルスのエンベロープタンパク質と特異的に結合することができるアミノ酸配列。
【請求項2】
前記エンベロープタンパク質と少なくとも1つの結合パートナーとの間の相互作用を調節、阻害及び/又は防止する、請求項2に記載のアミノ酸配列。
【請求項3】
前記エンベロープタンパク質との結合に関して前記少なくとも1つの結合パートナーと競合する、請求項1又は2に記載のアミノ酸配列。
【請求項4】
前記少なくとも1つの結合パートナーが、ウイルスのエンベロープタンパク質に対するウイルス受容体である、請求項3に記載のアミノ酸配列。
【請求項5】
前記ウイルス受容体がシアル酸である、請求項4に記載のアミノ酸配列。
【請求項6】
前記少なくとも1つの結合パートナーが、ウイルスの前記エンベロープタンパク質に指向性を有する、及び/又はウイルスの前記エンベロープタンパク質と特異的に結合するモノクローナル抗体又はその抗原結合部分である、請求項3に記載のアミノ酸配列。
【請求項7】
前記モノクローナル抗体又はその抗原結合部分が、シナジス(登録商標)、101F Fab、VN04−2、MAb C179及びMAb 8−2から選択される、請求項6に記載のアミノ酸配列。
【請求項8】
前記ウイルスを中和する、請求項1〜7のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項9】
a.配列番号690〜配列番号971、配列番号2467〜配列番号2484、配列番号2590〜配列番号2597、配列番号2754〜配列番号2789及び配列番号3194〜配列番号3258のアミノ酸配列;
b.配列番号690〜配列番号971、配列番号2467〜配列番号2484、配列番号2590〜配列番号2597、配列番号2754〜配列番号2789及び配列番号3194〜配列番号3258のアミノ酸配列の少なくとも1つとの少なくとも80%のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列;
c.配列番号690〜配列番号971、配列番号2467〜配列番号2484、配列番号2590〜配列番号2597、配列番号2754〜配列番号2789及び配列番号3194〜配列番号3258のアミノ酸配列の少なくとも1つとの3つ、2つ若しくは1つのアミノ酸差異を有するアミノ酸配列;
d.配列番号1254〜配列番号1535、配列番号2503〜配列番号2520、配列番号2606〜配列番号2613、配列番号2826〜配列番号2861及び配列番号3324〜配列番号3388のアミノ酸配列;
e.配列番号1254〜配列番号1535、配列番号2503〜配列番号2520、配列番号2606〜配列番号2613、配列番号2826〜配列番号2861及び配列番号3324〜配列番号3388のアミノ酸配列の少なくとも1つとの少なくとも80%のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列;
f.配列番号1254〜配列番号1535、配列番号2503〜配列番号2520、配列番号2606〜配列番号2613、配列番号2826〜配列番号2861及び配列番号3324〜配列番号3388のアミノ酸配列の少なくとも1つとの3つ、2つ若しくは1つのアミノ酸差異を有するアミノ酸配列;
g.配列番号1818〜配列番号2099、配列番号2539〜配列番号2556、配列番号2622〜配列番号2629、配列番号2898〜配列番号2933及び配列番号3454〜配列番号3518のアミノ酸配列;
h.配列番号1818〜配列番号2099、配列番号2539〜配列番号2556、配列番号2622〜配列番号2629、配列番号2898〜配列番号2933及び配列番号3454〜配列番号3518のアミノ酸配列の少なくとも1つとの少なくとも80%のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列;
i.配列番号1818〜配列番号2099、配列番号2539〜配列番号2556、配列番号2622〜配列番号2629、配列番号2898〜配列番号2933及び配列番号3454〜配列番号3518のアミノ酸配列の少なくとも1つとの3つ、2つ若しくは1つのアミノ酸差異を有するアミノ酸配列;
又はその任意の好適な組合せから成る群から選択されるアミノ酸残基のストレッチを1つ又は複数含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のウイルスのエンベロープタンパク質に指向性を有するアミノ酸配列。
【請求項10】
ドメイン抗体(若しくはドメイン抗体としての使用に好適なアミノ酸配列)から、単一ドメイン抗体(若しくは単一ドメイン抗体としての使用に好適なアミノ酸配列)から、「dAb」(若しくはdAbとしての使用に好適なアミノ酸配列)から、又はナノボディ(VHH配列を含むがこれに限定されない)から本質的に成る、請求項1〜9のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項11】
a.配列番号1〜配列番号22、配列番号126〜配列番号407、配列番号2431〜配列番号2448、配列番号2574〜配列番号2581、配列番号2682〜配列番号2717及び配列番号3064〜配列番号3128のアミノ酸配列の少なくとも1つとの少なくとも80%のアミノ酸同一性(アミノ酸同一性の程度を決定するためにCDR配列を形成するアミノ酸残基は無視する)を有し、
b.好ましくはカバットナンバリングによる11位、37位、44位、45位、47位、83位、84位、103位、104位及び108位のアミノ酸残基の1つ又は複数が、表B−2で言及される特徴的な残基から選択される、
ナノボディから本質的に成る、請求項1〜10のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項12】
4つのフレームワーク領域(それぞれFR1〜FR4)、及び3つの相補性決定領域(それぞれCDR1〜CDR3)から本質的に成り、
CDR1が、
a.配列番号690〜配列番号971、配列番号2467〜配列番号2484、配列番号2590〜配列番号2597、配列番号2754〜配列番号2789及び配列番号3194〜配列番号3258のアミノ酸配列;
b.配列番号690〜配列番号971、配列番号2467〜配列番号2484、配列番号2590〜配列番号2597、配列番号2754〜配列番号2789及び配列番号3194〜配列番号3258のアミノ酸配列の少なくとも1つとの少なくとも80%のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列;
c.配列番号690〜配列番号971、配列番号2467〜配列番号2484、配列番号2590〜配列番号2597、配列番号2754〜配列番号2789及び配列番号3194〜配列番号3258のアミノ酸配列の少なくとも1つとの3つ、2つ若しくは1つのアミノ酸差異を有するアミノ酸配列;
から成る群から選択され、及び/又は
CDR2が、
d.配列番号1254〜配列番号1535、配列番号2503〜配列番号2520、配列番号2606〜配列番号2613、配列番号2826〜配列番号2861及び配列番号3324〜配列番号3388のアミノ酸配列;
e.配列番号1254〜配列番号1535、配列番号2503〜配列番号2520、配列番号2606〜配列番号2613、配列番号2826〜配列番号2861及び配列番号3324〜配列番号3388のアミノ酸配列の少なくとも1つとの少なくとも80%のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列;
f.配列番号1254〜配列番号1535、配列番号2503〜配列番号2520、配列番号2606〜配列番号2613、配列番号2826〜配列番号2861及び配列番号3324〜配列番号3388のアミノ酸配列の少なくとも1つとの3つ、2つ若しくは1つのアミノ酸差異を有するアミノ酸配列;
から成る群から選択され、及び/又は
CDR3が、
g.配列番号1818〜配列番号2099、配列番号2539〜配列番号2556、配列番号2622〜配列番号2629、配列番号2898〜配列番号2933及び配列番号3454〜配列番号3518のアミノ酸配列;
h.配列番号1818〜配列番号2099、配列番号2539〜配列番号2556、配列番号2622〜配列番号2629、配列番号2898〜配列番号2933及び配列番号3454〜配列番号3518のアミノ酸配列の少なくとも1つとの少なくとも80%のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列;
i.配列番号1818〜配列番号2099、配列番号2539〜配列番号2556、配列番号2622〜配列番号2629、配列番号2898〜配列番号2933及び配列番号3454〜配列番号3518のアミノ酸配列の少なくとも1つとの3つ、2つ若しくは1つのアミノ酸差異を有するアミノ酸配列;
から成る群から選択される、請求項1〜11のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項13】
前記アミノ酸配列のCDR配列が、配列番号126〜配列番号407、配列番号2431〜配列番号2448、配列番号2574〜配列番号2581、配列番号2682〜配列番号2717及び配列番号3064〜配列番号3128のアミノ酸配列のうちの少なくとも1つのCDR配列との少なくとも70%のアミノ酸同一性、好ましくは少なくとも80%のアミノ酸同一性、より好ましくは少なくとも90%のアミノ酸同一性、例えば95%以上のアミノ酸同一性、又はさらには本質的に100%のアミノ酸同一性を有する、請求項1〜12のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項14】
配列番号126〜配列番号407、配列番号2431〜配列番号2448、配列番号2574〜配列番号2581、配列番号2682〜配列番号2717及び配列番号3064〜配列番号3128のアミノ酸配列の1つから、又は配列番号126〜配列番号407、配列番号2431〜配列番号2448、配列番号2574〜配列番号2581、配列番号2682〜配列番号2717及び配列番号3064〜配列番号3128のアミノ酸配列の該少なくとも1つとの少なくとも70%のアミノ酸同一性、好ましくは少なくとも80%のアミノ酸同一性、より好ましくは少なくとも90%のアミノ酸同一性、例えば95%のアミノ酸同一性、99%以上のアミノ酸同一性、若しくはさらには本質的に100%のアミノ酸同一性を有するアミノ酸配列から本質的に成る、請求項1〜13のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項15】
ウイルスのエンベロープタンパク質に指向性を有し、配列番号126〜配列番号407、配列番号2431〜配列番号2448、配列番号2574〜配列番号2581、配列番号2682〜配列番号2717及び配列番号3064〜配列番号3128のアミノ酸配列の少なくとも1つとウイルスのエンベロープタンパク質との結合を交差遮断する、請求項1〜14のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項16】
ウイルスのエンベロープタンパク質に指向性を有し、配列番号126〜配列番号407、配列番号2431〜配列番号2448、配列番号2574〜配列番号2581、配列番号2682〜配列番号2717及び配列番号3064〜配列番号3128のアミノ酸配列の少なくとも1つによりウイルスのエンベロープタンパク質との結合を交差遮断する、請求項1〜15のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項17】
ヒト化ナノボディから本質的に成る、請求項1〜16のいずれか一項に記載のアミノ酸配列。
【請求項18】
請求項1〜17のいずれか一項に記載の1つ又は複数のアミノ酸配列を含むか、又は請求項1〜17のいずれか一項に記載の1つ又は複数のアミノ酸配列から本質的に成り、任意で1つ又は複数のリンカーを介して連結された1つ又は複数の他の基、残基、部分又は結合単位を任意でさらに含む、ポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項19】
前記1つ又は複数の他の基、残基、部分又は結合単位が、ドメイン抗体、ドメイン抗体としての使用に好適なアミノ酸配列、単一ドメイン抗体、単一ドメイン抗体としての使用に好適なアミノ酸配列、「dAb」、dAbとしての使用に好適なアミノ酸配列、又はナノボディから成る群から選択される、請求項18に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項20】
前記1つ又は複数の本発明のアミノ酸配列が、ドメイン抗体、ドメイン抗体としての使用に好適なアミノ酸配列、単一ドメイン抗体、単一ドメイン抗体としての使用に好適なアミノ酸配列、「dAb」、dAbとしての使用に好適なアミノ酸配列、又はナノボディから成る群から選択される、請求項18又は19に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項21】
多価構築物である、請求項18〜20のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項22】
二価構築物である、請求項21に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項23】
RSVのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位と結合することが可能である、及び/又はRSVのFタンパク質との結合に関してシナジス(登録商標)と競合することが可能である2つのアミノ酸配列を含む、請求項22に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項24】
RSVのFタンパク質上の101F結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVのFタンパク質上の101F結合部位と結合することが可能である、及び/又はRSVのFタンパク質との結合に関して101Fと競合することが可能である2つのアミノ酸配列を含む、請求項22に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項25】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のシアル酸結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のシアル酸結合部位と結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質との結合に関してシアル酸と競合することが可能である2つのアミノ酸配列を含む、請求項22に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項26】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のVN04−2結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のVN04−2結合部位と結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質との結合に関してVN04−2と競合することが可能である2つのアミノ酸配列を含む、請求項22に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項27】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のMAb C179結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のMAb C179結合部位と結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質との結合に関してMAb C179と競合することが可能である2つのアミノ酸配列を含む、請求項22に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項28】
狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質上のMAb 8−2結合部位に指向性を有する、及び/又は狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質上のMAb 8−2結合部位と結合することが可能である、及び/又は狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質との結合に関してMAb 8−2と競合することが可能である2つのアミノ酸配列を含む、請求項22に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項29】
ウイルスのエンベロープタンパク質の第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する少なくとも1つのアミノ酸配列、及び該第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと異なるウイルスの該エンベロープタンパク質の第2の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する少なくとも1つのアミノ酸配列を含む二重パラトピック構築物である、請求項21に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項30】
RSVウイルスのFタンパク質の第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する少なくとも1つのアミノ酸配列、及び該第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと異なるRSVウイルスのFタンパク質の第2の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項29に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項31】
RSVのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位と結合することが可能である、及び/又はRSVのFタンパク質との結合に関してシナジス(登録商標)と競合する少なくとも1つのアミノ酸配列、並びにRSVのFタンパク質の、少なくとも1つの他の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと結合することが可能である少なくとも1つのさらなるアミノ酸配列を含む、請求項29又は30に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項32】
RSVのFタンパク質上の101F結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVのFタンパク質上の101F結合部位と結合することが可能である、及び/又はRSVのFタンパク質との結合に関して101Fと競合する少なくとも1つのアミノ酸配列、並びにRSVのFタンパク質の、少なくとも1つの他の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと結合することが可能である少なくとも1つのさらなるアミノ酸配列を含む、請求項29又は30に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項33】
RSVのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位と結合することが可能である、及び/又はRSVのFタンパク質との結合に関してシナジス(登録商標)と競合する少なくとも1つのアミノ酸配列、並びにRSVのFタンパク質上の101F結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVのFタンパク質上の101F結合部位と結合することが可能である、及び/又はRSVのFタンパク質との結合に関して101Fと競合する少なくとも1つのさらなるアミノ酸配列を含む、請求項29又は30に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項34】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質の第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する少なくとも1つのアミノ酸配列、及び該第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと異なるインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質の第2の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項29に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項35】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のシアル酸結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のシアル酸結合部位と結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質との結合に関してシアル酸と競合する少なくとも1つのアミノ酸配列、並びにインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質の、少なくとも1つの他の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと結合することが可能である少なくとも1つのさらなるアミノ酸配列を含む、請求項34に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項36】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のVN04−2結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のVN04−2結合部位と結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質との結合に関してVN04−2と競合する少なくとも1つのアミノ酸配列、並びにインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質の、少なくとも1つの他の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと結合することが可能である少なくとも1つのさらなるアミノ酸配列を含む、請求項34に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項37】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のMAb C179結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のMAb C179結合部位と結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質との結合に関してMAb C179と競合する少なくとも1つのアミノ酸配列、並びにインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質の、少なくとも1つの他の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと結合することが可能である少なくとも1つのさらなるアミノ酸配列を含む、請求項34に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項38】
狂犬病ウイルスのGタンパク質の第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する少なくとも1つのアミノ酸配列、及び該第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと異なる狂犬病ウイルスのGタンパク質の第2の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する少なくとも1つのアミノ酸配列を含む、請求項29に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項39】
狂犬病ウイルスのGタンパク質上のMAb 8−2結合部位に指向性を有する、及び/又は狂犬病ウイルスのGタンパク質上のMAb 8−2結合部位と結合することが可能である、及び/又は狂犬病ウイルスのGタンパク質との結合に関してMAb 8−2と競合する少なくとも1つのアミノ酸配列、並びに狂犬病ウイルスのGタンパク質の、少なくとも1つの他の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインと結合することが可能である少なくとも1つのさらなるアミノ酸配列を含む、請求項38に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項40】
三価構築物である、請求項21に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項41】
ウイルスのエンベロープタンパク質の同じ抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する3つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載の化合物又は構築物。
【請求項42】
RSVウイルスのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に特異的に結合する、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質への結合に関してシナジス(登録商標)と競合する3つのアミノ酸配列を含む、請求項40又は41に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項43】
RSVウイルスのFタンパク質上の101F結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質上の101F結合部位に特異的に結合する、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質への結合に関してシナジス(登録商標)と競合する3つのアミノ酸配列を含む、請求項40又は41に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項44】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のシアル酸結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のシアル酸結合部位に特異的に結合する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質への結合に関してシアル酸と競合する3つのアミノ酸配列を含む、請求項40又は41に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項45】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のVN04−2結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のVN04−2結合部位に特異的に結合する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質への結合に関してVN04−2と競合する3つのアミノ酸配列を含む、請求項40又は41に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項46】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のMAb C179結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のMAb C179結合部位に特異的に結合する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質への結合に関してMAb C179と競合する3つのアミノ酸配列を含む、請求項40又は41に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項47】
狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質上のMAb 8−2結合部位に指向性を有する、及び/又は狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質上のMAb 8−2結合部位に特異的に結合する、及び/又は狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質への結合に関してMAb 8−2と競合する3つのアミノ酸配列を含む、請求項40又は41に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項48】
ウイルスのエンベロープタンパク質の第1の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する2つのアミノ酸配列、及び該ウイルスのエンベロープタンパク質の第2の抗原決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する1つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項49】
RSVウイルスのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に結合することが可能である、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質への結合に関してシナジス(登録商標)と競合する2つのアミノ酸配列、並びにRSVウイルスのFタンパク質上の別の決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する1つのアミノ酸配列を含む、請求項48に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項50】
RSVウイルスのFタンパク質上の101F結合部位に指向性を有する、及び/若しくはRSVウイルスのFタンパク質上の101F結合部位に結合することが可能である、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質への結合に関して101Fと競合する2つのアミノ酸配列、並びにRSVウイルスのFタンパク質上の別の決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する1つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項51】
RSVウイルスのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に指向性を有する、及び/若しくはRSVウイルスのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に結合することが可能である、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質への結合に関してシナジス(登録商標)と競合する2つのアミノ酸配列、並びにRSVウイルスのFタンパク質上の101F結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質上の101F結合部位に結合することが可能である、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質への結合に関して101Fと競合する1つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項52】
RSVウイルスのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に指向性を有する、及び/若しくはRSVウイルスのFタンパク質上のシナジス(登録商標)結合部位に結合することが可能である、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質への結合に関してシナジス(登録商標)と競合する1つのアミノ酸配列、並びにRSVウイルスのFタンパク質上の101F結合部位に指向性を有する、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質上の101F結合部位に結合することが可能である、及び/又はRSVウイルスのFタンパク質への結合に関して101Fと競合する2つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項53】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のシアル酸結合部位に指向性を有する、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のシアル酸結合部位に結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質への結合に関してシアル酸と競合する2つのアミノ酸配列、並びにインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上の別の決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する1つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項54】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のVN04−2結合部位に指向性を有する、及び/若しくはインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のVN04−2結合部位に結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質への結合に関してVN04−2と競合する2つのアミノ酸配列、並びにインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上の別の決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する1つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項55】
インフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のMAb C179結合部位に指向性を有する、及び/若しくはインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上のMAb C179結合部位に結合することが可能である、及び/又はインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質への結合に関してMAb C179と競合する2つのアミノ酸配列、並びにインフルエンザウイルスのヘマグルチニンH5エンベロープタンパク質上の別の決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する1つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項56】
狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質上のMAb 8−2結合部位に指向性を有する、及び/若しくは狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質上のMAb 8−2結合部位に結合することが可能である、及び/又は狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質への結合に関してMAb 8−2と競合する2つのアミノ酸配列、並びに狂犬病ウイルスのGエンベロープタンパク質上の別の決定基、エピトープ、部分又はドメインに指向性を有する1つのアミノ酸配列を含む、請求項40に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項57】
配列番号2382〜配列番号2415、配列番号2423〜配列番号2430、配列番号2641〜配列番号2659、配列番号2663〜配列番号2681、配列番号2978〜配列番号2998及び配列番号3016〜配列番号3056を含むか、又は配列番号2382〜配列番号2415、配列番号2423〜配列番号2430、配列番号2641〜配列番号2659、配列番号2663〜配列番号2681、配列番号2978〜配列番号2998及び配列番号3016〜配列番号3056から成る群から、若しくは配列番号2382〜配列番号2415、配列番号2423〜配列番号2430、配列番号2641〜配列番号2659、配列番号2663〜配列番号2681、配列番号2978〜配列番号2998及び配列番号3016〜配列番号3056のアミノ酸配列の少なくとも1つとの80%を超える、好ましくは90%を超える、より好ましくは95%を超える、例えば99%以上の配列同一性(本明細書中で規定するような)を有するアミノ酸配列から成る群から選択される、ポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項58】
多重特異性構築物である、請求項1〜21のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項59】
それぞれ対応する請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列自体、又は請求項18〜58のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物自体と比較して増大した半減期を有する、請求項1〜58のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項60】
血清タンパク質(例えばヒト血清アルブミン)又はその断片、血清タンパク質(例えばヒト血清アルブミン又は血清免疫グロブリン(例えばIgG))と結合することができる、結合単位(例えばドメイン抗体、ドメイン抗体としての使用に好適なアミノ酸配列、単一ドメイン抗体、単一ドメイン抗体としての使用に好適なアミノ酸配列、「dAb」、dAbとしての使用に好適なアミノ酸配列、又はナノボディ)、Fc部分、及び血清タンパク質と結合することができる小タンパク質又は小ペプチドから成る群から選択される、1つ又は複数の他の基、残基、部分又は結合単位が、増大した半減期を有する該化合物又は該構築物をもたらす、請求項59に記載のポリペプチド、化合物又は構築物。
【請求項61】
請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、又は請求項1〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物をコードする、核酸配列又はヌクレオチド配列。
【請求項62】
請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物をコードする核酸配列若しくはヌクレオチド配列の発現により得ることができるように、請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物を発現する、若しくは請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物を好適な状況下で発現することが可能である、及び/又は請求項61に記載の核酸配列又はヌクレオチド配列を含む、宿主又は宿主細胞。
【請求項63】
請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、又は請求項61に記載の核酸配列若しくはヌクレオチド配列を少なくとも1つ含む、組成物。
【請求項64】
薬学的組成物であり、少なくとも1つの薬学的に許容可能な担体、希釈剤若しくは賦形剤及び/又はアジュバントをさらに含み、1つ又は複数のさらなる薬学的に活性のあるポリペプチド及び/又は化合物を必要に応じて含む、請求項63に記載の組成物。
【請求項65】
請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、又は請求項63若しくは64に記載の組成物を製造する方法であって、
a.好適な宿主細胞若しくは宿主生物において、又は別の好適な発現系において請求項61に記載の核酸配列又はヌクレオチド配列を発現させる工程、
必要に応じてその後
b.請求項1〜17のいずれか一項に記載の該アミノ酸配列、又は請求項18〜60のいずれか一項に記載の該ポリペプチド、該化合物若しくは該構築物を単離及び/又は精製する工程を少なくとも含む、方法。
【請求項66】
請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、又は請求項63若しくは64に記載の組成物を製造する方法であって、
a.請求項63に記載の宿主又は宿主細胞が請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、又は請求項63若しくは64に記載の組成物を少なくとも1つ発現及び/又は産生するような条件下で前記宿主又は前記宿主細胞を培養及び/又は維持する工程、
必要に応じてその後
b.そのようにして得られた請求項1〜17のいずれか一項に記載の該アミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載の該ポリペプチド、該化合物若しくは該構築物、又は請求項63若しくは64に記載の該組成物を単離及び/又は精製する工程を少なくとも含む、方法。
【請求項67】
請求項1〜17のいずれか一項に記載の2つ以上の一価のアミノ酸配列、及び例えば1つ又は複数のリンカーを連結する工程を少なくとも含む、請求項22〜57のいずれか一項に記載の二価構築物又は三価構築物を調製及び/又は生成する方法。
【請求項68】
a.請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列をコードする請求項61に記載の2つ以上の核酸配列(並びにまた例えば1つ又は複数のリンカーをコードする核酸、及びさらに1つ又は複数のそれ自体が既知の遺伝子構築物のさらなる要素)を連結する工程、
b.好適な宿主細胞若しくは宿主生物において、又は別の好適な発現系において、a)において得られた該遺伝子構築物を発現させる工程、
必要に応じてその後
c.そのようにして得られた請求項22〜57のいずれか一項に記載の該二重パラトピック構築物又は該三重パラトピック構築物を単離及び/又は精製する工程を含む、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
薬学的に活性のある量の、請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、及び/又は請求項63若しくは64に記載の組成物を少なくとも1つそれを必要とする被験体に投与することを含む、
ウイルス侵入及び/又はウイルス複製と関連する、及び/又はウイルスのエンベロープタンパク質及び/又はそのウイルス受容体により媒介される、その生物学的活性若しくは薬理学的活性と関連する、及び/又はウイルスのエンベロープタンパク質及び/又はそのウイルス受容体が関与するウイルス媒介性の生物学的経路と関連する少なくとも1つの疾患又は障害を予防及び/又は治療する方法。
【請求項70】
少なくとも1つのウイルス疾患の予防及び/又は治療のための薬学的組成物の調製における、請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、及び/又は請求項63若しくは64に記載の組成物の使用。
【請求項71】
ウイルス侵入及び/又はウイルス複製と関連する、及び/又はウイルスのエンベロープタンパク質及び/又はそのウイルス受容体により媒介される、その生物学的活性若しくは薬理学的活性と関連する、及び/又はウイルスのエンベロープタンパク質及び/又はそのウイルス受容体が関与するウイルス媒介性の生物学的経路と関連する少なくとも1つの疾患又は障害の予防及び/又は治療における使用のための、請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、及び/又は請求項63若しくは64に記載の組成物。
【請求項72】
効果的な量の、ウイルスのエンベロープタンパク質(例えばRSVウイルスのエンベロープタンパク質、インフルエンザウイルスのエンベロープタンパク質、及び/又は狂犬病ウイルスのエンベロープタンパク質)に指向性を有する請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、及び/又はウイルスのエンベロープタンパク質に指向性を有する請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物を含む組成物を投与する方法であって、請求項1〜17のいずれか一項に記載の該アミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載の該ポリペプチド、該化合物若しくは該構築物、及び/又は請求項1〜17のいずれか一項に記載の該アミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載の該ポリペプチド、該化合物若しくは該構築物を含む該組成物を肺組織に投与する工程を含む、方法。
【請求項73】
吸入器、鼻腔内送達装置又はエアロゾルの使用により、請求項1〜17のいずれか一項に記載の該アミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載の該ポリペプチド、該化合物若しくは該構築物、及び/又は請求項1〜17のいずれか一項に記載の該アミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載の該ポリペプチド、該化合物若しくは該構築物を含む該組成物を投与する、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、及び/又は請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、並びに肺送達に好適な担体を含む、薬学的組成物。
【請求項75】
請求項1〜17のいずれか一項に記載の該アミノ酸配列、及び/又は請求項18〜60のいずれか一項に記載の該ポリペプチド、該化合物若しくは該構築物を含む液体(例えば固体微粒子若しくは液滴の懸濁液)用吸入器、エアロゾル又は乾燥粉末吸入器である、薬学的装置。
【請求項76】
薬学的に活性のある量の、請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物、及び/又は請求項1〜17のいずれか一項に記載のアミノ酸配列、請求項18〜60のいずれか一項に記載のポリペプチド、化合物若しくは構築物を含む薬学的組成物をそれを必要とする被験体の肺組織に投与することを含む、少なくとも1つのウイルス疾患を予防及び/又は治療する方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
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【図22】
【図23】
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【図27A】
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【図28】
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【図57K】
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【図58B】
【図58C】
【図58D】
【図58E】
【図58F】
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【図58I】
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【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64A】
【図64B】
【図65】
【図66A】
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【図66D】
【図67】
【公表番号】特表2011−521662(P2011−521662A)
【公表日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−512149(P2011−512149)
【出願日】平成21年6月5日(2009.6.5)
【国際出願番号】PCT/EP2009/056975
【国際公開番号】WO2009/147248
【国際公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【出願人】(505166225)アブリンクス エン.ヴェー. (28)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年6月5日(2009.6.5)
【国際出願番号】PCT/EP2009/056975
【国際公開番号】WO2009/147248
【国際公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【出願人】(505166225)アブリンクス エン.ヴェー. (28)
【Fターム(参考)】
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