説明

ウイルス感染を処置するためのジアリールウレア

本発明は、所望により、少なくとも1種のさらなる治療剤と組み合わせた4{4-[3-(4-クロロ-3-トリフルオロメチルフェニル)-ウレイド]-3-フルオロフェノキシ}-ピリジン-2-カルボン酸メチルアミドを含む、ウイルス感染および/またはそれにより引き起こされる疾患を処置するための医薬組成物に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウイルス感染および/またはウイルス感染により引き起こされる疾患の処置のための医薬の製造のための、式I:
【化1】

で示される化合物、またはその薬学的に許容される塩、多形、溶媒和物、水和物、代謝産物、プロドラッグもしくはジアステレオ異性体の使用。
【請求項2】
請求項1に記載した少なくとも1種の式Iの化合物ならびに抗ウイルス剤、コルチコステロイド、免疫調節剤、およびウイルス感染および/またはウイルス感染により引き起こされる疾患の治療のための既知の薬剤からなる群から選択される少なくとも1種の治療剤を含む、組合せ剤。
【請求項3】
さらなる治療剤が、抗ウイルス剤である、請求項2に記載の組合せ剤。
【請求項4】
さらなる治療剤が、ロピナビルおよび/またはリトナビルである、請求項2に記載の組合せ剤。
【請求項5】
さらなる治療剤が、ラミブジン、パラポックスウイルスオビス、アバカビル、フマル酸テノホビルジソプロキシル、エムトリシタビン、ジダノシン、スタブジン、ジドブジン、ザルシタビン、エファビレンツ、ネビラピン、デラビルジン、アタザナビル、リトナビル、アンプレナビル、ロピナビル、リロナビル、ネルフィナビル、インジナビル、サキナビル、エンフュービルタイド、エトラビリン、カプラビリンおよびテノホビルからなる群から選択される、請求項2に記載の組合せ剤。
【請求項6】
さらなる治療剤が、インジナビル、ジドブジン、テノホビル、パラポックスウイルスオビスおよび/またはラミブジンである、請求項2に記載の組合せ剤。
【請求項7】
さらなる治療剤が、ラミブジンおよび/またはアデホビルジピボキシルである、請求項2に記載の組合せ剤。
【請求項8】
さらなる治療剤が、オセルタミビルおよび/またはザナミビルである、請求項2に記載の組合せ剤。
【請求項9】
さらなる治療剤が、アシクロビル、バラシクロビル、ペンシクロビル、ファムシクロビル、ホスカルネット、ブリブジン、ガンシクロビルおよびシドフォビルからなる群から選択される、請求項2に記載の組合せ剤。
【請求項10】
さらなる治療剤が、インターフェロン、イミキモド、レシキモド、ポドフィリン、ブレオマイシンおよびレチノイドからなる群から選択される、請求項2に記載の組合せ剤。
【請求項11】
さらなる治療剤が、インターフェロンβ、インターフェロンアルファコン1、インターフェロンαおよびペグインターフェロンαからなる群から選択される、請求項2に記載の組合せ剤。
【請求項12】
さらなる治療剤が、シドフォビル、インターフェロンβ、インターフェロンアルファコン1、インターフェロンαおよびペグインターフェロンαからなる群から選択される、請求項2に記載の組合せ剤。
【請求項13】
さらなる治療剤が、リバビリン、インターフェロンβ、インターフェロンアルファコン1、インターフェロンαおよびペグインターフェロンαからなる群から選択される、請求項2に記載の組合せ剤。
【請求項14】
さらなる治療剤が、ルプリントリビル(AG 7088)、3Cプロテアーゼインヒビター、ピロダビル、プレコナリル、可溶性ICAM-1、パラポックスウイルスオビス、インターフェロンβ、インターフェロンアルファコン1、インターフェロンαおよびペグインターフェロンαからなる群から選択される、請求項12に記載の組合せ剤。
【請求項15】
SARS-CoV、SARS、HBV、HCV、HIV、インフルエンザ、ヘルペスウイルス科、パポーバウイルス科、パピローマ、レオウイルス科、アストロウイルス科、ブニヤウイルス科、フィロウイルス科、アレナウイルス科、ラブドウイルス科、トガウイルス科、パラミクソウイルス科、ポックスウイルス科、フラビウイルス科、ピコルナウイルス科ウイルス感染または未分類プリオンおよび/または該ウイルス感染により引き起こされる疾患の治療のための、請求項2から14のいずれか1項に記載の組合せ剤。
【請求項16】
ウイルス感染および/またはウイルス感染により引き起こされる疾患の処置のための医薬の製造のための、請求項2からの15のいずれか1項に記載の組合せ剤の使用。
【請求項17】
SARS-CoV、SARS、HBV、HCV、HIV、インフルエンザ、ヘルペスウイルス科、パポーバウイルス科、パピローマ、レオウイルス科、アストロウイルス科、ブニヤウイルス科、フィロウイルス科、アレナウイルス科、ラブドウイルス科、トガウイルス科、パラミクソウイルス科、ポックスウイルス科、フラビウイルス科、ピコルナウイルス科ウイルス感染または未分類プリオンおよび/または該ウイルス感染により引き起こされる疾患の処置のための、請求項1または16に記載の使用。
【請求項18】
ヒトヘルペス単純ウイルス、ヒト水痘帯状疱疹ウイルス、サイトメガロウイルス、ロゼオロウイルス、エプスタイン・バーウイルス、ウマウイルス、オーエスキー病ウイルス、ブタウイルス、サルヘルペスウイルス、オナガザルヘルペスウイルス、クモザルヘルペスウイルス、ウシヘルペスウイルス、ネコヘルペスウイルス、イヌヘルペスウイルス感染および/または該ウイルス感染により引き起こされる疾患の処置のための、請求項1または16に記載の使用。
【請求項19】
ヘルペス脳炎および/または外部生殖器のリンパ系、口唇、脳および/または末梢神経の感染の処置のための、請求項1または16に記載の使用。
【請求項20】
該感染により引き起こされる、パピローマ、疣贅および/または真皮の腫瘍の処置のための、請求項1または16に記載の使用。
【請求項21】
ヒトロタウイルス、アストロウイルス、ブニヤムウェラウイルス、カリフォルニア脳炎ウイルス、ハンタンウイルス、ラクロスウイルス、ムエルトキャニオンウイルス、リフトバレー熱ウイルス、サシチョウバエ熱ウイルス、タヒナウイルス、エボラウイルス、マールブルグウイルス、フニンウイルス、ラッサ熱ウイルス、リンパ球性脈絡髄膜炎ウイルス、マチュポウイルス、狂犬病ウイルス、ドウベンハーゲウイルス、モコラウイルス、水疱性口内炎ウイルス、チクングニアウイルス、東部ウマ脳炎ウイルス、マヤロウイルス、オニオニオンウイルス、ロスリバーウイルス、バラ疹ウイルス、他のウマ脳炎ウイルス、麻疹ウイルス、ムンプスウイルス、パラインフルエンザウイルスまたはクロイツフェルト・ヤコブ病、BSEもしくはクルおよびその異なる変異形を生じるプリオンによる感染の処置のための、請求項1または16に記載の使用。
【請求項22】
トリポックスウイルス、カプリポックスウイルス、レプリポックスウイルス、ブタポックスウイルス、パラポックスウイルス、モルシポックスウイルス、オルソポックスウイルス感染および/または該ウイルス感染により引き起こされる疾患の処置のための、請求項1または16に記載の使用。
【請求項23】
痘および/または伝染性軟属腫の処置のための、請求項1または16に記載の使用。
【請求項24】
フラビウイルス、ペスチウイルス感染および/または該ウイルス感染により引き起こされる疾患の処置のための、請求項1または16に記載の使用。
【請求項25】
脳炎および/または脳脊髄炎の処置のための、請求項1または16に記載の使用。
【請求項26】
エンテロウイルス、カルジオウイルス、ライノウイルス、アフトウイルス感染および/または該ウイルス感染により引き起こされる疾患の処置のための、請求項1または16に記載の使用。
【請求項27】
無菌性髄膜炎、灰白髄炎、ヘルパンギナ、胸膜痛(ボルンホルム病)、筋炎、横紋筋融解症、1型糖尿病、夏季熱および/または心筋炎の処置のための、請求項1または16に記載の使用。
【請求項28】
請求項2から15のいずれか1項に記載した組合せ剤を含む、医薬組成物。
【請求項29】
ウイルス感染および/またはウイルス感染により引き起こされる疾患の処置のための、請求項28に記載の医薬組成物。
【請求項30】
SARS-CoV、SARS、HBV、HCV、HIV、インフルエンザ、ヘルペスウイルス科、パポーバウイルス科、パピローマ、レオウイルス科、アストロウイルス科、ブニヤウイルス科、フィロウイルス科、アレナウイルス科、ラブドウイルス科、トガウイルス科、パラミクソウイルス科、ポックスウイルス科、フラビウイルス科、ピコルナウイルス科ウイルス感染または未分類プリオンおよび/または該ウイルス感染により引き起こされる疾患の処置のための、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項31】
式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩、多形、溶媒和物、水和物、代謝産物、プロドラッグもしくはジアステレオ異性体型の有効量を投与することを含む、処置を必要とする対象でウイルス感染および/またはウイルス感染により引き起こされる疾患を処置するための方法であって、該式Iの化合物が:
【化2】

で示される、方法。
【請求項32】
式Iの化合物を、抗ウイルス剤、コルチコステロイド、免疫調節剤ならびにウイルス感染および/またはウイルス感染により引き起こされる疾患の治療のための既知の薬剤からなる群から選択される少なくとも1種の治療剤と組み合わせた、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
SARS-CoV、SARS、HBV、HCV、HIV、インフルエンザ、ヘルペスウイルス科、パポーバウイルス科、パピローマ、レオウイルス科、アストロウイルス科、ブニヤウイルス科、フィロウイルス科、アレナウイルス科、ラブドウイルス科、トガウイルス科、パラミクソウイルス科、ポックスウイルス科、フラビウイルス科、ピコルナウイルス科ウイルス感染または未分類プリオンおよび/または該ウイルス感染により引き起こされる疾患の処置のための、請求項31または32に記載の方法。
【請求項34】
第1の容器に、薬学的に許容される担体中、請求項1に記載した式Iの化合物の有効量を、および第2の容器に、薬学的に許容される担体中、請求項2から15のいずれか1項に記載したさらなる治療剤の有効量を、単一パッケージ内の別々の容器に含む、キット。

【公表番号】特表2009−519265(P2009−519265A)
【公表日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−544819(P2008−544819)
【出願日】平成18年12月6日(2006.12.6)
【国際出願番号】PCT/EP2006/011690
【国際公開番号】WO2007/068380
【国際公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【出願人】(503412148)バイエル・ヘルスケア・アクチェンゲゼルシャフト (206)
【氏名又は名称原語表記】Bayer HealthCare AG
【Fターム(参考)】