ウインドガラス構造
【課題】ガラス板へのリード線の接続部を小型化する。
【解決手段】接続部20として熱線プリント22が形成されたガラス板10と、該ガラス板10に設けられ、熱線プリント22に電気的に接続された導体12,13と、熱線プリント22に半田付けされ、該熱線プリント22を介して導体12,13と電気的に接続されるリード線14,15と、を有している。
【解決手段】接続部20として熱線プリント22が形成されたガラス板10と、該ガラス板10に設けられ、熱線プリント22に電気的に接続された導体12,13と、熱線プリント22に半田付けされ、該熱線プリント22を介して導体12,13と電気的に接続されるリード線14,15と、を有している。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウインドガラス構造に関する。
【背景技術】
【0002】
ガラス板の表面に導体を形成し、該導体に電極端子を設置し、電子部品実装基板及び電極把持金具を備えたコネクタ(電気接続装置)をリード線の端部に接続し、該コネクタの電極把持金具を電極端子に圧挿して嵌合させることにより、コネクタをガラスの表面に保持すると共に、リード線をガラス表面の導体に電気的に接続する構造が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−243660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した従来例では、ガラス板へのリード線の接続部にコネクタを用いているため、該接続部が大型化する可能性がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、ガラス板へのリード線の接続部を小型化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、接続部として熱線プリントが形成されたガラス板と、該ガラス板に設けられ、前記熱線プリントに電気的に接続された導体と、前記熱線プリントに電気的に接続され、該熱線プリントを介して前記導体と電気的に接続されるリード線と、を有している。
【0007】
請求項1に記載のウインドガラス構造では、ガラス板に接続部としての熱線プリントが形成されており、ガラス板に設けられる導体と、リード線とが、夫々該熱線プリントに電気的に接続されているので、接続部を小型化することができる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載のウインドガラス構造において、前記ガラス板は、車両外側に位置する外ガラスと、車両内側に位置する内ガラスとを重ねて構成され、前記ガラス板の端縁の一部には、前記内ガラスが前記外ガラスに対してオフセットされた段差部が設けられ、該段差部に前記接続部が形成されている。
【0009】
請求項2に記載のウインドガラス構造では、内ガラスと外ガラスとの段差部にリード線の接続部が形成されているので、該接続部を一層小型化することができる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のウインドガラス構造において、前記接続部は、被覆材により覆われている。
【0011】
請求項3に記載のウインドガラス構造では、接続部が被覆材により覆われているので、該接続部におけるリード線の接続強度を向上させることができる。
【発明の効果】
【0012】
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載のウインドガラス構造によれば、ガラス板へのリード線の接続部を小型化することができる、という優れた効果が得られる。
【0013】
請求項2に記載のウインドガラス構造によれば、ガラス板へのリード線の接続部を一層小型化することができる、という優れた効果が得られる。
【0014】
請求項3に記載のウインドガラス構造によれば、接続部におけるリード線の接続強度を向上させることができる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】ウインドガラス構造を車内側から見た状態を示す正面図である。
【図2】ウインドガラス構造を示す、図1における2−2矢視拡大断面図である。
【図3】接続部を示す拡大斜視図である。
【図4】接続部を示す拡大分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施形態に係るウインドガラス構造Sは、熱線式デフロスターを有する、例えば車両前部のウインドシールドガラスの構造に係り、ガラス板10と、導体12,13と、リード線14,15とを有している。熱線式デフロスターは、電流を供給された際に抵抗熱を生じる熱線(図示せず)を、ガラス板10の領域Aに設けて構成されている。
【0017】
ガラス板10は、車両外側に位置する外ガラス16と、車両内側に位置する内ガラス18とを重ねて構成され、接続部20として熱線プリント22が形成されている。具体的には、図2に示されるように、ガラス板10は、外ガラス16と内ガラス18との間に樹脂フィルム24及び導体12,13を挟み込んで接着した合わせガラスである。
【0018】
ガラス板10の端縁の一部(例えばガラス板10の下縁10Bの3箇所)には、内ガラス18が外ガラス16に対してオフセットされた段差部10Aが設けられている。図2,図3に示されるように、この段差部10Aは、外ガラス16の端縁を直線状に形成し、内ガラス18の端縁に円弧状の切欠き部18Aを設けることにより形成されている。樹脂フィルム24にも、切欠き部18Aの輪郭に沿った切欠き部24Aが設けられている。
【0019】
接続部20としての熱線プリント22は、該段差部10Aにおける外ガラス16の部分に、例えば矩形に形成されている。この熱線プリント22の大きさ(長さ)は、該熱線プリント22に接続されるリード線14,15や導体12,13の数に応じて設定される。なお段差部10Aにおける内ガラス18の端縁の形状は、円弧状には限られず、複数の円弧が連続した形状や、直線状でもよく、また直線と円弧を組み合わせた形状であってもよい。
【0020】
導体12,13は、ガラス板10に設けられ、例えば一端12A,13Aにおいて熱線プリント22に、夫々例えば半田付けにより電気的に接続されている。この導体12,13は、ガラス板10の領域A(図1)に設けられる熱線(図示せず)に対して電流を供給するためのバスバーであり、例えば銅箔を半田コートしてリボン状に構成されている。熱線は、例えば波形に形成されたタングステン線であり、導体12,13と共に内ガラス18と樹脂フィルム24との間に挟み込まれて上下方向に延びている。
【0021】
導体12は陽極側に設定されており、給電部12Bがガラス板10の下部に配置されている。また導体13は陰極側に設定されており、給電部13Bがガラス板10の上部に配置されている。図1に示されるように、給電部12B,13Bは、領域Aを左右2分割するように左右一対ずつ配置されている。また一対の給電部12B,13Bは、夫々上下方向に対向配置されている。熱線の両端は、一対の給電部12B,13Bに夫々接続されている(図示せず)。
【0022】
車両左側の給電部13B(導体13)は、車両左側の接続部20に接続されており、車両右側の給電部13B(導体13)は、車両右側の接続部20に接続されている。一方、車両左側の給電部12B(導体12)と、車両右側の給電部12B(導体12)とは、中央に位置する接続部20に夫々接続されている。これに伴い、中央に位置する接続部20の熱線プリント22は、その両側の接続部20の熱線プリント22よりも車幅方向に長く構成されている。
【0023】
リード線14,15は、熱線プリント22に、例えば半田付けにより電気的に接続され、該熱線プリント22を介して導体12,13と夫々電気的に接続されている。リード線14,15の他端には、車両側から延びる配線(図示せず)に接続されるコネクタ30,32が設けられている。
【0024】
図2から図4において、リード線15を例に挙げて説明すると、リード線15は、導線15Aに断面ハット形の端子金具26をかしめ、該端子金具26の取付け部26Aを熱線プリント22に半田付けすることにより、熱線プリント22に接続されている。熱線プリント22に対するリード線14の接続も同様である。
【0025】
図2,図3に示されるように、接続部20は被覆材の一例たるシリコーン28により覆われて封止されており、これによって該接続部20の補強及び電気的絶縁がなされている。シリコーン28には、シリコーンゴムやシリコーン樹脂が含まれる。
【0026】
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1から図4において、本実施形態に係るウインドガラス構造Sでは、ガラス板10に接続部20としての熱線プリント22が形成されており、ガラス板10に設けられる導体12,13と、リード線14,15とが、夫々該熱線プリント22に半田付けされることにより電気的に接続されている。換言すれば、導体12とリード線14、並びに導体13とリード線15とが、夫々熱線プリント22を介して間接的に接続されている。これにより、ガラス板10へのリード線14,15の接続部20を夫々小型化することができる。特に、内ガラス18と外ガラス16との段差部10Aに接続部20が形成されているので、ガラス板10の表面からのリード線14,15等の突出を抑制して、該接続部20を一層小型化することができる。
【0027】
更に、接続部20がシリコーン28により覆われているので、導体12,13をガラス板10から直接引き出す構造よりも、該接続部20におけるリード線14の接続強度を向上させることができる。また接続部20の電気絶縁性や絶縁耐力、紫外線等に対する耐候性を高めることもできる。
【0028】
なお接続部20がガラス板10の段差部10Aに設けられるものとしたが、接続部20の位置は、内ガラス18又は外ガラス16の他の部位であってもよい。また接続部20の配置や数は、図1に示されるものに限られない。更に、導体12,13や熱線(図示せず)が、内ガラス18と樹脂フィルム24との間に挟まれているものとしたが、これに限られず、外ガラス16と樹脂フィルム24との間に挟まれる構成であってもよい。
【0029】
熱線プリント22に対して、導体12,13やリード線14,15を電気的に接続するための手段として、半田付けを例に挙げたが、この接続のために例えば導電性接着剤を用いてもよい。また接続部20がシリコーン28により覆われるものとしたが、接続部20を覆う被覆材はシリコーン28には限られず、エポキシ樹脂等を用いてもよい。
【符号の説明】
【0030】
10 ガラス板
10B 下縁
10A 段差部
12 導体
13 導体
14 リード線
15 リード線
16 外ガラス
18 内ガラス
20 接続部
22 熱線プリント
24 樹脂フィルム
28 シリコーン(被覆材)
S ウインドガラス構造
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウインドガラス構造に関する。
【背景技術】
【0002】
ガラス板の表面に導体を形成し、該導体に電極端子を設置し、電子部品実装基板及び電極把持金具を備えたコネクタ(電気接続装置)をリード線の端部に接続し、該コネクタの電極把持金具を電極端子に圧挿して嵌合させることにより、コネクタをガラスの表面に保持すると共に、リード線をガラス表面の導体に電気的に接続する構造が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−243660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した従来例では、ガラス板へのリード線の接続部にコネクタを用いているため、該接続部が大型化する可能性がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、ガラス板へのリード線の接続部を小型化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、接続部として熱線プリントが形成されたガラス板と、該ガラス板に設けられ、前記熱線プリントに電気的に接続された導体と、前記熱線プリントに電気的に接続され、該熱線プリントを介して前記導体と電気的に接続されるリード線と、を有している。
【0007】
請求項1に記載のウインドガラス構造では、ガラス板に接続部としての熱線プリントが形成されており、ガラス板に設けられる導体と、リード線とが、夫々該熱線プリントに電気的に接続されているので、接続部を小型化することができる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載のウインドガラス構造において、前記ガラス板は、車両外側に位置する外ガラスと、車両内側に位置する内ガラスとを重ねて構成され、前記ガラス板の端縁の一部には、前記内ガラスが前記外ガラスに対してオフセットされた段差部が設けられ、該段差部に前記接続部が形成されている。
【0009】
請求項2に記載のウインドガラス構造では、内ガラスと外ガラスとの段差部にリード線の接続部が形成されているので、該接続部を一層小型化することができる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のウインドガラス構造において、前記接続部は、被覆材により覆われている。
【0011】
請求項3に記載のウインドガラス構造では、接続部が被覆材により覆われているので、該接続部におけるリード線の接続強度を向上させることができる。
【発明の効果】
【0012】
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載のウインドガラス構造によれば、ガラス板へのリード線の接続部を小型化することができる、という優れた効果が得られる。
【0013】
請求項2に記載のウインドガラス構造によれば、ガラス板へのリード線の接続部を一層小型化することができる、という優れた効果が得られる。
【0014】
請求項3に記載のウインドガラス構造によれば、接続部におけるリード線の接続強度を向上させることができる、という優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】ウインドガラス構造を車内側から見た状態を示す正面図である。
【図2】ウインドガラス構造を示す、図1における2−2矢視拡大断面図である。
【図3】接続部を示す拡大斜視図である。
【図4】接続部を示す拡大分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施形態に係るウインドガラス構造Sは、熱線式デフロスターを有する、例えば車両前部のウインドシールドガラスの構造に係り、ガラス板10と、導体12,13と、リード線14,15とを有している。熱線式デフロスターは、電流を供給された際に抵抗熱を生じる熱線(図示せず)を、ガラス板10の領域Aに設けて構成されている。
【0017】
ガラス板10は、車両外側に位置する外ガラス16と、車両内側に位置する内ガラス18とを重ねて構成され、接続部20として熱線プリント22が形成されている。具体的には、図2に示されるように、ガラス板10は、外ガラス16と内ガラス18との間に樹脂フィルム24及び導体12,13を挟み込んで接着した合わせガラスである。
【0018】
ガラス板10の端縁の一部(例えばガラス板10の下縁10Bの3箇所)には、内ガラス18が外ガラス16に対してオフセットされた段差部10Aが設けられている。図2,図3に示されるように、この段差部10Aは、外ガラス16の端縁を直線状に形成し、内ガラス18の端縁に円弧状の切欠き部18Aを設けることにより形成されている。樹脂フィルム24にも、切欠き部18Aの輪郭に沿った切欠き部24Aが設けられている。
【0019】
接続部20としての熱線プリント22は、該段差部10Aにおける外ガラス16の部分に、例えば矩形に形成されている。この熱線プリント22の大きさ(長さ)は、該熱線プリント22に接続されるリード線14,15や導体12,13の数に応じて設定される。なお段差部10Aにおける内ガラス18の端縁の形状は、円弧状には限られず、複数の円弧が連続した形状や、直線状でもよく、また直線と円弧を組み合わせた形状であってもよい。
【0020】
導体12,13は、ガラス板10に設けられ、例えば一端12A,13Aにおいて熱線プリント22に、夫々例えば半田付けにより電気的に接続されている。この導体12,13は、ガラス板10の領域A(図1)に設けられる熱線(図示せず)に対して電流を供給するためのバスバーであり、例えば銅箔を半田コートしてリボン状に構成されている。熱線は、例えば波形に形成されたタングステン線であり、導体12,13と共に内ガラス18と樹脂フィルム24との間に挟み込まれて上下方向に延びている。
【0021】
導体12は陽極側に設定されており、給電部12Bがガラス板10の下部に配置されている。また導体13は陰極側に設定されており、給電部13Bがガラス板10の上部に配置されている。図1に示されるように、給電部12B,13Bは、領域Aを左右2分割するように左右一対ずつ配置されている。また一対の給電部12B,13Bは、夫々上下方向に対向配置されている。熱線の両端は、一対の給電部12B,13Bに夫々接続されている(図示せず)。
【0022】
車両左側の給電部13B(導体13)は、車両左側の接続部20に接続されており、車両右側の給電部13B(導体13)は、車両右側の接続部20に接続されている。一方、車両左側の給電部12B(導体12)と、車両右側の給電部12B(導体12)とは、中央に位置する接続部20に夫々接続されている。これに伴い、中央に位置する接続部20の熱線プリント22は、その両側の接続部20の熱線プリント22よりも車幅方向に長く構成されている。
【0023】
リード線14,15は、熱線プリント22に、例えば半田付けにより電気的に接続され、該熱線プリント22を介して導体12,13と夫々電気的に接続されている。リード線14,15の他端には、車両側から延びる配線(図示せず)に接続されるコネクタ30,32が設けられている。
【0024】
図2から図4において、リード線15を例に挙げて説明すると、リード線15は、導線15Aに断面ハット形の端子金具26をかしめ、該端子金具26の取付け部26Aを熱線プリント22に半田付けすることにより、熱線プリント22に接続されている。熱線プリント22に対するリード線14の接続も同様である。
【0025】
図2,図3に示されるように、接続部20は被覆材の一例たるシリコーン28により覆われて封止されており、これによって該接続部20の補強及び電気的絶縁がなされている。シリコーン28には、シリコーンゴムやシリコーン樹脂が含まれる。
【0026】
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1から図4において、本実施形態に係るウインドガラス構造Sでは、ガラス板10に接続部20としての熱線プリント22が形成されており、ガラス板10に設けられる導体12,13と、リード線14,15とが、夫々該熱線プリント22に半田付けされることにより電気的に接続されている。換言すれば、導体12とリード線14、並びに導体13とリード線15とが、夫々熱線プリント22を介して間接的に接続されている。これにより、ガラス板10へのリード線14,15の接続部20を夫々小型化することができる。特に、内ガラス18と外ガラス16との段差部10Aに接続部20が形成されているので、ガラス板10の表面からのリード線14,15等の突出を抑制して、該接続部20を一層小型化することができる。
【0027】
更に、接続部20がシリコーン28により覆われているので、導体12,13をガラス板10から直接引き出す構造よりも、該接続部20におけるリード線14の接続強度を向上させることができる。また接続部20の電気絶縁性や絶縁耐力、紫外線等に対する耐候性を高めることもできる。
【0028】
なお接続部20がガラス板10の段差部10Aに設けられるものとしたが、接続部20の位置は、内ガラス18又は外ガラス16の他の部位であってもよい。また接続部20の配置や数は、図1に示されるものに限られない。更に、導体12,13や熱線(図示せず)が、内ガラス18と樹脂フィルム24との間に挟まれているものとしたが、これに限られず、外ガラス16と樹脂フィルム24との間に挟まれる構成であってもよい。
【0029】
熱線プリント22に対して、導体12,13やリード線14,15を電気的に接続するための手段として、半田付けを例に挙げたが、この接続のために例えば導電性接着剤を用いてもよい。また接続部20がシリコーン28により覆われるものとしたが、接続部20を覆う被覆材はシリコーン28には限られず、エポキシ樹脂等を用いてもよい。
【符号の説明】
【0030】
10 ガラス板
10B 下縁
10A 段差部
12 導体
13 導体
14 リード線
15 リード線
16 外ガラス
18 内ガラス
20 接続部
22 熱線プリント
24 樹脂フィルム
28 シリコーン(被覆材)
S ウインドガラス構造
【特許請求の範囲】
【請求項1】
接続部として熱線プリントが形成されたガラス板と、
該ガラス板に設けられ、前記熱線プリントに電気的に接続された導体と、
前記熱線プリントに電気的に接続され、該熱線プリントを介して前記導体と電気的に接続されるリード線と、
を有するウインドガラス構造。
【請求項2】
前記ガラス板は、車両外側に位置する外ガラスと、車両内側に位置する内ガラスとを重ねて構成され、
前記ガラス板の端縁の一部には、前記内ガラスが前記外ガラスに対してオフセットされた段差部が設けられ、
該段差部に前記接続部が形成された請求項1に記載のウインドガラス構造。
【請求項3】
前記接続部は、被覆材により覆われている請求項1又は請求項2に記載のウインドガラス構造。
【請求項1】
接続部として熱線プリントが形成されたガラス板と、
該ガラス板に設けられ、前記熱線プリントに電気的に接続された導体と、
前記熱線プリントに電気的に接続され、該熱線プリントを介して前記導体と電気的に接続されるリード線と、
を有するウインドガラス構造。
【請求項2】
前記ガラス板は、車両外側に位置する外ガラスと、車両内側に位置する内ガラスとを重ねて構成され、
前記ガラス板の端縁の一部には、前記内ガラスが前記外ガラスに対してオフセットされた段差部が設けられ、
該段差部に前記接続部が形成された請求項1に記載のウインドガラス構造。
【請求項3】
前記接続部は、被覆材により覆われている請求項1又は請求項2に記載のウインドガラス構造。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図2】
【図3】
【図4】
【公開番号】特開2013−112122(P2013−112122A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−259288(P2011−259288)
【出願日】平成23年11月28日(2011.11.28)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【出願人】(000000044)旭硝子株式会社 (2,665)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年11月28日(2011.11.28)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【出願人】(000000044)旭硝子株式会社 (2,665)
【Fターム(参考)】
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