説明

ウインドスクリーンワイパー、およびウインドスクリーンワイパーブレードの作動アーム上にスクリーン洗浄物供給ダクトを固定するための装置

【課題】スクリーン洗浄物供給ダクトをウインドスクリーンワイパーに簡単に固定するための装置を提供する。
【解決手段】ウインドスクリーンワイパーブレード20の作動アーム12上に、スクリーン洗浄物供給ダクト56を固定する装置であって、固定装置が、供給ダクト56を固着する手段31を含み、弾性保持スターラップ32をさらに含むことを特徴とする。弾性保持スターラップ32は、作動アーム12のハウジング部品14のキャビティ26に収容されたワイピング圧縮ばね28の外周部と協働するように構成されるか、または、作動アーム12のハウジング部品14のキャビティ26に収容されたワイピング圧縮ばね28の周りに配設されるように構成され、かつ、キャビティ26の内側面と協働するように構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のウインドスクリーンワイパーブレードの作動アーム上に、スクリーン洗浄物供給ダクトを固定するための装置に関する。また、本発明は、固定装置が設けられたウインドスクリーンワイパーに関する。
【背景技術】
【0002】
スクリーン洗浄物供給ダクトは、スプレー装置を供給するために、自動車の貯蔵部に接続される。例えば、アームの自由端に関節式に装着されたウインドスクリーンワイパーブレードによって保持された洗浄液スプレー装置を供給するために、作動アームに沿って可撓性ダクトを通すことが慣例として知られている。可撓性ダクトは、例えば、作動アームの周りに配設された外部クラスプによって固定される。
【0003】
可撓性ダクトをウインドスクリーンワイパーと最適に一体化するために、作動アームに配設されたキャビティに収容されたワイピング圧縮ばね内にダクトを通すことが慣例として知られている。このようにして、ダクトは、作動アーム内に隠され、かつ、ダクトにダメージを与えやすい衝撃や摩擦からより良好に保護される。加えて、ばねにこのように収容されることで、ダクトは、払拭されるべきウインドスクリーンから離れた位置に固定される。しかしながら、特に、供給ダクトが可撓性であることから、ばねの軸方向ハウジング内へのダクトの挿入は、困難かつ複雑なものとなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記問題およびその他の問題を解決するために、本発明により、供給ダクトを隠し、かつ、払拭されるべきウインドスクリーンおよび自動車のグリルから離れた位置に供給ダクトを固定するとともに、ウインドスクリーンワイパーブレードの作動アームに供給ダクトを簡単に固着可能にする、固定装置が提供される。
【0005】
したがって、本発明の対象は、自動車のウインドスクリーンワイパーブレードの作動アーム上に、スクリーン洗浄物供給ダクトを固定する装置であって、固定装置が、供給ダクトを固着する手段を含み、作動アーム上に供給ダクトを保持するために、作動アームのハウジング部品のキャビティに収容されたワイピング圧縮ばねの外周部と協働するように構成されるか、または、作動アームのハウジング部品のキャビティに収容されたワイピング圧縮ばねの周りに配設されるように構成され、かつ、前記キャビティの内側面と協働するように構成された弾性保持スターラップをさらに含むことを特徴とする固定装置である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
単独または組み合わせによる固定装置の1または複数の特徴は、
‐ 保持スターラップが、ワイピング圧縮ばねの巻回部に弾性的に嵌合するように構成された第1のフォークを含み、
‐ 保持スターラップが、回転防止手段を含み、
‐ 回転防止手段が、第2のフォークによって形成され、第2のフォークが、弾性変形によってキャビティの内側面と協働可能であり、
‐ 固定装置が、2つの第2のフォークを含み、第1のフォークが、第2のフォークより長く、かつ、2つの第2のフォークの間に置かれ、
‐ 供給ダクトを固着する手段が、クリップを含み、
‐ 前記固定装置が、保持スターラップと、前記供給ダクトを固着するための手段とを含む単一部品として作られ、
‐ 前記固定装置が、10ミリメートルを超える長さを有する。
【0007】
本発明の別の主題は、ワイパーブレード作動アームと、スクリーン洗浄物を吹き付ける装置の供給ダクトとを含むウインドスクリーンワイパーであって、作動アーム上に供給ダクトを保持しながら、作動アームのキャビティに少なくとも部分的に収容された上述の固定装置を含むウインドスクリーンワイパーである。
【0008】
第1の態様によれば、弾性保持スターラップが、前記ばねの後側端部の領域に位置するワイピング圧縮ばねの端巻回部の周りに弾性的に嵌合され、前記端部が、ウインドスクリーンワイパーのドライブヘッドに取り付けられる。
【0009】
第2態様によれば、弾性保持スターラップが、前記ばねの後側端部の領域に位置するワイピング圧縮ばねの端巻回部の周りに配設され、前記端部が、ウインドスクリーンワイパーのドライブヘッドに取り付けられる。
【0010】
このように、供給ダクトを作動アームに固着するためには、供給ダクトをワイピング圧縮ばねに嵌合させるか、または、ばねの周りのハウジング部品のキャビティに供給ダクトを嵌合させるかのいずれかによって、供給ダクトを固定装置に固着し、その後に、弾性保持スターラップを組み立てれば十分である。このように保持されることにより、供給ダクトは、簡素、迅速、かつ安価な取り付けによって、隠され、かつ、保護される。
【0011】
固定装置は、さらに、ワイピング圧縮ばねに供給ダクトを装着する複雑な動作を実行することなく、ワイピング動作中に払拭されるべきウインドスクリーンと、静止位置におけるグリルと、から離れた位置に供給ダクトをガイドする。
【0012】
加えて、ワイピング圧縮ばねの巻回部の直径は、形状および寸法の面で非常に良好に制御される。数個のモデルがあれば、車両モデルの大半をカバーするのに十分である。したがって、固定装置がワイピング圧縮ばねと協働する場合には、固定装置は、多用途のものであるが、作動アームのハウジング部品に修正を加える必要がない範囲の多数のウインドスクリーンワイパーに適応可能であるためである。
【0013】
非限定的な実施例によって与えられる本記載により、添付の図面を参照しながら、本発明の実施方法がさらに深く理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】ドライブヘッドおよび作動アームを透明に表した、静止位置にある自動車に装着されたウインドスクリーンを表す図。
【図2】ワイピング動作中の図1のウインドスクリーンワイパーの図。
【図3】図1のウインドスクリーンワイパーの透明に表した要素の部分図。
【図4】図3の詳細の拡大図。
【図5】約180度旋回させた図4に類似した図。
【図6】ウインドスクリーンワイパーの第2の実施形態を示す図。
【図7】図6のウインドスクリーンワイパーの底面図。
【図8】図6のウインドスクリーンワイパーの別の底面図。
【図9】作動アームを透明に表した図6のウインドスクリーンワイパーの詳細の拡大図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
これらの図において、同一の要素は同じ参照番号を有する。理解しやすいように、本発明を理解するのに必要な要素のみが表されている。本明細書の以下の記載において、非限定的に、長手方向は、平坦な場合のウインドスクリーンワイパーブレードの主要方向に相当するものとする。「前側」の向きは、自動車に装着されるときのウインドスクリーンワイパーの自由端側を表す。
【0016】
図1〜図5は、ワイパーブレード作動アーム12と、ドライブヘッド16と、を含む自動車のウインドスクリーンワイパー10を示す。
【0017】
ドライブヘッド16は、ドライブシャフト18の上端部に固着され、このドライブシャフト18は、旋回軸A2を中心に前後に一掃する動きでウインドスクリーンワイパー10を回転させる。
【0018】
作動アーム12は、ハウジング部品14(または後側長手端部)と、ハウジング部品14の狭小部の傍のハウジング部品14に固着された前側長手端部13と、によって形成される。
【0019】
ウインドスクリーンワイパー10は、ウインドスクリーンワイパーブレード20をさらに含み、このウインドスクリーンワイパーブレード20は、アーム12の前側長手端部13に装着され、かつ、払拭されるべきウインドスクリーン22に押圧されることが意図される。作動アーム12およびドライブヘッド16は、横断方向に旋回軸A1を中心に関節式に装着されることで、払拭されるべきウインドスクリーン22から作動アーム12を持ち上げることができる。
【0020】
アーム12のハウジング部品14は、実質的にハウジング部品の全長にわたって、特に、2つの長手方向に平行な内側面によって画定されたキャビティ26を含む。キャビティ26は、「U」字状を形成し、払拭されるべきウインドスクリーン22の方向に開口し、かつ、特に、ドライブヘッド16を前側長手端部13に接続するウインドスクリーンワイパー10のワイピング圧縮ばね28を収容する。
【0021】
本質的に既知の方法では、ワイピング圧縮ばね28は、引張コイルばねであり、この引張コイルばねは、フック用の座部を有する後側端部28aおよび前側端部28bの間に巻かれた巻回数を有する。
【0022】
図1を参照してさらに正確に言うと、ワイピング圧縮ばね28の後側端部28aは、ウインドスクリーンワイパーのフック29によってドライブヘッド16に取り付けられる。後側端部とは反対側に位置するばね28の前側端部28bは、前側長手端部13のオリフィス30に収容されて、ウインドスクリーンワイパーブレード20を担持する前側長手端部13に取り付けられるように意図されている。
【0023】
ウインドスクリーンワイパー10は、また、この例では、スクリーン洗浄物(図示せず)を吹き付ける装置を含み、この装置は、ウインドスクリーンワイパーブレード20によって担持され、かつ、可撓性供給ダクト56によって洗浄液が供給されるように意図されている。
【0024】
既知の方法では、ウインドスクリーンワイパー20の供給ダクト56は、車内に配設された液体貯蔵部(図示せず)に接続される。
【0025】
ウインドスクリーンワイパーは、供給ダクト56を保持しながら、作動アーム12のハウジング部品14のキャビティ26に少なくとも部分的に収容された固定装置30をさらに含む。
【0026】
固定装置30は、供給ダクト56を固着する手段31と、弾性保持スターラップ32と、を含み、この弾性保持スターラップ32は、キャビティ26の内部に向けられた開口を有し、かつ、作動アーム12のハウジング部品14で供給ダクト56を保持するために、ばね28の外周部と協働する。
【0027】
自動車に装着された供給ダクト56は、ドライブヘッド16の下方にあるドライブシャフト18の周りにループを形成し、かつ、固定装置30によって作動アーム12に保持され、次に、ウインドスクリーンワイパーブレード20によって担持される。
【0028】
図4および図5により明確に示されているように、保持スターラップ32は、第1のフォーク33と、2つの第2のフォーク34a、34bとを含む。第1のフォークは、例えば、第2のフォーク34a、34bより長く、かつ、2つの第2のフォーク34a、34bの間に置かれる。
【0029】
第1のフォーク33は、ワイピング圧縮ばね28の巻回部、例えば、ばね28の後側端部28aの領域に位置する端巻回部の周囲、に弾性的に嵌合される(図1および図3)。このようにして、固定装置30は、旋回軸A2に対して可能な限り近くに配設されるため、ワイピング動作中にウインドスクリーンワイパーの2つの角度端位置の間で供給ダクト56の長さが変化する「ポンピング」効果が回避される。
【0030】
2つの第2のフォーク34a、34bは、弾性変形によりキャビティ26の内側面と協働する。より正確に言えば、保持スターラップ32がキャビティ26において緩められると、第2のフォーク34a、34bのブランチは、キャビティ26の内側面に当接するように変形する。加えて、ブランチの背面は、実質的にその中心に平坦な部分を持つことができるので、キャビティ26において緩められると、キャビティ26の内側面に当接しやすくなる(図5の破線部分を参照)。
【0031】
第1のフォーク33の主要な機能は、ばね28に沿った並進運動を回避しながら、固定装置30を作動アーム12に確実に固着することである。第2のフォーク34a、34bは、回転防止手段を形成し、この回転防止手段は、固定装置30がワイピング圧縮ばね28の周りを回転しないようにすることを可能にする。
【0032】
供給ダクト56の供給ダクト56を固着する手段31は、例えば、クリップなどの取り外し可能な固着手段である。
【0033】
堅牢かつ低コストの例示的な実施形態によれば、固定装置30は、保持スターラップと、供給ダクトを固着する手段と、からなる単一部品として作られ、保持スターラップ32の背面およびクリップ31の背面は、部分的に一致する。
【0034】
加えて、固定装置30は、およそ15または16ミリメートルのような10ミリメートルを超える長さLを有するので、ワイピング動作中に払拭されるべきウインドスクリーン22と、静止位置にある自動車のグリル15と、から離れる方向への供給ダクト56のガイドが改善される。
【0035】
このようにして、供給ダクト56を作動アーム12に固着するためには、供給ダクト56を固定装置30に留めて、かつ、保持スターラップ32をワイピング圧縮ばね28に固着すれば十分である。このように保持されることにより、供給ダクト56は、簡素、迅速、かつ安価な取り付けによって、隠され、かつ、保護される。
【0036】
加えて、ワイピング圧縮ばね28の巻回部の直径は、形状および直径の面で非常に良好に制御される。数個のモデルがあれば、車両モデルの大半をカバーするのに十分である。事実上標準的なばね28に固定装置30が嵌合されるとすると、固定装置30は、ハウジング部品に修正を加える必要がない範囲の多数のウインドスクリーンワイパーに適合可能になる。
【0037】
図6〜図9は、第2の実施形態による固定装置30’を含むウインドスクリーンワイパー10’を表す。この例では、固定装置30’のみが、第1の実施形態のウインドスクリーンワイパー10の固定装置30と異なる。
【0038】
固定装置30’は、供給ダクト56と弾性保持スターラップ32’とを固着する手段31’を含み、この弾性保持スターラップ32’は、キャビティ26の内部に向けられた開口を有する。保持スターラップ32’は、ワイピング圧縮ばね28の周りに配設されるが、ワイピング圧縮ばね28とは協働しない。この第2のケースにおいて、保持スターラップは、供給ダクト56を保持するために、アーム12のハウジング部品14のキャビティ26の内側面と協働する。
【0039】
弾性保持スターラップ32’は、弾性変形によってキャビティ26の内側面と協働する。より正確に言えば、保持スターラップ32’がキャビティ26において緩められると、保持スターラップ32’を形成するブランチは、キャビティ26の内側面に当接するように変形する。
【0040】
保持スターラップ32’を形成する各ブランチは、ブランチの近傍に配設されたばね巻回部の少なくとも一部と実質的に相補的な形状を有する。このように、図8および図9から分かるように、各ブランチ32’は、実質的に、角セクタがばねの軸を中心とする円弧を形成する。好ましくは、各ブランチの角セクタは、70〜170度であり、特に、100〜150度である。弾性保持スターラップ32’は、ばね28の周り、例えば、ばね28の後側端部28aの領域に位置する端巻回部の領域、に配設される(図7および図8)。このようにして、固定装置30’は、可能な限り旋回軸A2の付近に配設されるため、ワイピング動作中に、ウインドスクリーンワイパーの2つの角端部位置の間で供給ダクト56の長さを変化させる「ポンピング」効果が回避される。
【0041】
作動アーム12にダクト56を固定する機能に加え、保持スターラップ32’は、固定装置30’がワイピング圧縮ばね28の周りを回転しないようにする。
【0042】
このように、供給ダクト56を作動アーム12のハウジング部品14に固着するためには、供給ダクト56を固定装置30’に留めて、かつ、ばね28の周りのキャビティ26において保持ストリップ32’の締め付けおよび緩和をすれば十分である。このように保持されることにより、供給ダクト56は、簡素、迅速、かつ安価な取り付けによって、隠され、かつ、保護される。本発明は、また、固定装置にも及び、この固定装置では、圧縮ばねの外周部と協働するように構成された弾性保持スターラップ32は、作動アーム12のハウジング部品のキャビティ26の内側面と協働しない。このように、この実施形態において、スターラップは、圧縮ばねとの協働によってのみ保持される。
【0043】
このように、本発明は、自動車のウインドスクリーンワイパーブレード20のアクチュエータアーム12上に、スクリーン洗浄物供給ダクト56を固定する装置に関し、この固定装置は、
‐ 供給ダクト56を固着する手段31と、
‐ 作動アーム12に供給ダクト56を保持するために、作動アーム12のハウジング部品14のキャビティ26に収容されたワイピング圧縮ばね28の外周部と協働するように構成された弾性保持スターラップ32と、を含む。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車のウインドスクリーンワイパーブレード(20)の作動アーム(12)上に、スクリーン洗浄物供給ダクト(56)を固定する装置であって、前記固定装置が、前記供給ダクト(56)を固着する手段(31;31’)を含み、
弾性保持スターラップ(32;32’)をさらに含み、前記弾性保持スターラップ(32;32’)は、前記作動アーム(12)上に前記供給ダクト(56)を保持するために、前記作動アーム(12)のハウジング部品(14)のキャビティ(26)に収容されたワイピング圧縮ばね(28)の外周部と協働するように構成されるか、または、前記作動アーム(12)のハウジング部品(14)のキャビティ(26)に収容されたワイピング圧縮ばね(28)の周りに配設されるように構成され、かつ、前記キャビティ(26)の内側面と協働するように構成される固定装置。
【請求項2】
前記保持スターラップの一部が、前記スターラップの近傍に配設された前記ばねの少なくとも一部と実質的に相補的な形状を有することを特徴とする、請求項1に記載の固定装置。
【請求項3】
前記保持スターラップ(32)が、前記ワイピング圧縮ばね(28)の巻回部に、弾性的に嵌合するように構成された第1のフォーク(33)を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の固定装置。
【請求項4】
前記保持スターラップ(32)が、回転防止手段を含むことを特徴とする、請求項3に記載の固定装置。
【請求項5】
前記回転防止手段が、弾性変形によって前記キャビティ(26)の内側面と協働可能な少なくとも第2のフォーク(34a、34b)によって形成されることを特徴とする、請求項4に記載の固定装置。
【請求項6】
2つの第2のフォーク(34a、34b)を含み、前記第1のフォーク(33)が、前記第2のフォーク(34a、34b)より長く、かつ、前記2つの第2のフォーク(34a、34b)の間に置かれることを特徴とする、請求項5に記載の固定装置。
【請求項7】
前記保持スターラップ(32)が、実質的に円弧を形成する第1のブランチを含み、前記円弧の角セクタが、好ましくは、前記ばねの軸を中心とすることを特徴とする、請求項2に記載の固定装置。
【請求項8】
前記保持スターラップ(32)が、実質的に円弧を形成する第2のブランチ(32’)を含み、前記円弧の角セクタが、好ましくは、前記ばねの軸を中心とすることを特徴とする、請求項7に記載の固定装置。
【請求項9】
前記第1のブランチ(32’)および/または前記第2のブランチ(32’)の角セクタが、70〜170度、好ましくは、100〜150度の間であることを特徴とする、請求項7または8に記載の固定装置。
【請求項10】
前記供給ダクト(56)を固着する前記手段(31;31’)が、クリップを含むことを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の固定装置。
【請求項11】
前記保持スターラップ(32、32’)と、前記供給ダクト(56)を固着するための前記手段(31;31’)とを含む単一部品として作られることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の固定装置。
【請求項12】
10ミリメートルを超える長さ(L)を有することを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載の固定装置。
【請求項13】
ワイパーブレード作動アーム(12)と、スクリーン洗浄物を吹き付ける装置の供給ダクト(56)と、を含むウインドスクリーンワイパーであって、前記作動アーム(12)の前記供給ダクト(56)を保持しながら、前記作動アーム(12)の前記キャビティ(26)に少なくとも部分的に収容された、請求項1から12のいずれか一項に記載の固定装置(30;30’)を含むことを特徴とする、ウインドスクリーンワイパー。
【請求項14】
前記弾性保持スターラップ(32)が、ばね(28)の後側端部(28a)の領域に位置するワイピング圧縮ばね(28)の端巻回部の周りに弾性的に嵌合され、前記端部が、前記ウインドスクリーンワイパーのドライブヘッド(16)に取り付けられることを特徴とする、請求項2から6のいずれか一項を引用する請求項13に記載のウインドスクリーンワイパー。
【請求項15】
前記弾性保持スターラップ(32’)が、ばね(28)の後側端部(28a)の領域に位置するワイピング圧縮ばね(28)の端巻回部の周りに配設され、前記端部が、前記ウインドスクリーンワイパーのドライブヘッド(16)に取り付けられることを特徴とする、請求項1、および7から12のいずれか一項を引用する請求項13に記載のウインドスクリーンワイパー。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2013−100088(P2013−100088A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−246506(P2012−246506)
【出願日】平成24年11月8日(2012.11.8)
【出願人】(512092737)
【氏名又は名称原語表記】VALEO SYSTEMES D’ESSUYAGE
【Fターム(参考)】