説明

エアドームの固定構造

【課題】ロープをより確実に固定し得るエアドームの固定構造を提供する。
【解決手段】被取付面4に外周縁5aが固定されてエア吹込みにより凸状に変形されるシート5と、シート5の上側に設けられかつ被取付面4に外周縁6aが固定されてシート5の広がりを抑制するためのネット6と、ネット6の上側に設けられかつ被取付面4に端部7aが固定されてネット6を固定するためのロープ7とを有するエアドーム1の固定構造であって、上記ネット6の外周縁6aを被取付面4に固定するためのネット固定部材20と、ロープ7の端部7aを被取付面4に固定するためのロープ固定部材30とが、被取付面4に配置された共通の座金40を介して連結されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばプールの外側を覆うように設けられるエアドームの固定構造に関する。
【背景技術】
【0002】
上述したエアドームとして、その被取付面にビニール製シートの外周縁を固定し、そのシートの下側にエアを吹き込んでシートを中央部が上方に盛り上がった凸状になし、そのシートの上にシートが水平方向に広がるのを抑制するためにネットを被せ、そのネットの外周縁も被取付面に固定し、更にそのネットを確実に固定するためにロープをネットの上に設ける構成のものが知られている。
【0003】
また、シート、ネットおよびロープの固定はそれぞれ別々の固定部材を用いて行われ、上記ロープの固定に関しては、被取付面にアンカーを取付け、そのアンカーにロープの端部を係止することで行われる(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開昭48−14891号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記ロープには、強風を受けることによりシートが広がるように変形することで、ネットとともに上向きに引っ張られる力が作用するため、ロープを係止しているアンカーが被取付面から抜け易くなるという難点があった。
【0005】
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、ロープをより確実に固定し得るエアドームの固定構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のエアドームの固定構造は、被取付面に外周縁が固定されてエア吹込みにより凸状に変形されるシートと、該シートの上側に設けられかつ上記被取付面に外周縁が固定されて該シートの広がりを抑制するためのネットと、該ネットの上側に設けられかつ被取付面に端部が固定されて該ネットを固定するためのロープとを有するエアドームの固定構造であって、上記ネットの外周縁を被取付面に固定するための第1固定部材と、上記ロープの端部を被取付面に固定するための第2固定部材とが、上記被取付面に配置された共通の座金を介して連結されていることを特徴とする。
【0007】
請求項2のエアドームの固定構造は、請求項1に記載のエアドームの固定構造において、前記シートの外周縁を前記被取付面に固定するための第3固定部材を有し、その第3固定部材も前記座金に連結されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3のエアドームの固定構造は、請求項2に記載のエアドームの固定構造において、前記第3固定部材は、前記シートの端部を主として前記被取付面との間で挟み込む挟込部材と、前記座金からこれに繋がる挟込部材上面部分までの段差部を覆うとともに座金を覆う部分が上記被取付面に固定された押さえ部材とを有することを特徴とする。
【0009】
請求項4のエアドームの固定構造は、請求項3に記載のエアドームの固定構造において、前記押さえ部材は、挟込部材を座金に押し付ける部分を、座金を覆う部分に対し外側に配するように設けられることを特徴とする。
【0010】
請求項5のエアドームの固定構造は、請求項2乃至4のいずれか1項に記載のエアドームの固定構造において、前記第1固定部材、前記第2固定部材および前記第3固定部材は、それぞれ前記座金の下側であって前記被取付面に埋め込まれたままの埋め込み部と、上記座金の上から埋め込み部に着脱自在に取付けられる固定部とを有し、第1固定部材の固定部がネットの外周縁を固定し、第2固定部材の固定部がロープの端部を固定し、第3固定部材の固定部がシートの外周縁を固定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明による場合には、例えば強風を受けたシートの変形を抑制するネットとロープが上向きの力を受けても、ネットを固定する第1固定部材とロープを固定する第2固定部材とが共通の座金を介して連結されているので、従来のように座金を用いることなくネットを第1固定部材によりロープを第2固定部材により個別に独立させて固定する構造の場合よりも固定状態を安定化させ得る。つまり、一方の固定部材が抜け易くなっていても、他方の抜け難い固定部材が、一方の固定部材を抜け難くするため、固定状態を安定化させ得る。
【0012】
請求項2による場合には、第1、第2固定部材が連結された座金に、第3固定部材も連結されているので、更に固定状態を安定化させ得る。
【0013】
請求項3による場合には、座金を覆う部分が被取付面に固定された押さえ部材により挟込部材がシート端部を主として被取付面に押し付ける。よって、シート端部に固定用の孔を設ける必要がない。
【0014】
請求項4による場合には、例えば強風を受けてシートにエアドームの内側に移動する力が作用しても、挟込部材が押さえ部材から抜け出難くすることができる。
【0015】
請求項5による場合には、第1〜第3固定部材の埋め込み部を被取付面に埋め込んでその上に座金を置き、その座金に対してネットの外周縁を固定するように第1固定部材の固定部を該当する埋め込み部に取付け、また、ロープの端部を固定するように第2固定部材の固定部を該当する埋め込み部に取付け、更に、シートの外周縁を固定するように第3固定部材の固定部を該当する埋め込み部に取付けることでエアドームを組み立てることが可能になる。一方、エアドームを解体するときは、各固定部材の固定部を外し、ロープとネットとシートを取り除くか、或いは加えて座金を外せばよい。よって、各固定部材の埋め込み部が被取付面の所定位置に残ることになる。このとき、請求項3のように、第3固定部材として、挟込部材によりシートの端部を被取付面との間で挟み込み、その挟込部材を押さえ部材により上から押さえる構成を採用することで、埋め込み部と固定部との位置合わせは必要であるものの、固定部材とシートとの厳格なる位置合わせを不要にすることができ、作業性を向上させ得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に、本発明を具体的に説明する。
【0017】
図1は本発明をプール覆い用のエアドームに適用した例を示す斜視図、図2はそのエアドームを示す断面図、図3は本発明の固定構造を示す正面図である。
【0018】
このエアドーム1は、図1に示すように矩形状をしたプール2の周囲を取り囲むように設けられていて、内側にエアを吹き込み膨らませた状態で概略蒲鉾形状に形成されており、エアドーム1の下端3は矩形状をなしてプールサイドである被取付面4に固定されている。また、エアドーム1は、図2に示すように内側からシート5とネット6とロープ7とを有する構成であり、シート5とネット6はエアドーム1と同様の形状とされ、ロープ7は例えば図1に一点鎖線で示されるようにエアドーム1を横切るように張り巡らされる。更に、エアドーム1の側面には出入り口50とエア吹込み用の送風機51とが設けられている。
【0019】
図3に示すように、シート5は、被取付面4上に外周縁5aがシート固定部材10により固定されていて、内側へのエア吹込みにより凸状に変形される。ネット6は、シート5の広がりを抑制するものであり、シート5の上側に設けられ、かつ被取付面4上に外周縁6aがネット固定部材20により固定されている。ロープ7は、ネット6を固定するためのものであり、ネット6の上側に、上述したように設けられ、かつ被取付面4上に端部7aがロープ固定部材30により固定されている。上記シート固定部材10、ネット固定部材20およびロープ固定部材30は、被取付面4上に配置された座金40を介して被取付面4に固定されている。
【0020】
座金40は、平面視で短冊状に形成されていて、エアドーム1の下端3に沿って間隔をあけ、かつ長手方向を下端3に対して交差する方向、例えば直交する方向に向けて被取付面4の凹部4aに配置される。凹部4aは座金40が丁度入る開口を有し、深さは座金40の平坦な上面40aが被取付面4の上面とほぼ面一になる寸法に設定されている(図3参照)。
【0021】
シート固定部材10は、図4および図5に示すようにエアドーム1の下端3が延びる方向Aにほぼ平行に設けられる挟込部材11と、挟込部材11を上側から押さえる押さえ部材12と、押さえ部材12を被取付面4に固定するためのアンカーボルト13とを有する。
【0022】
挟込部材11は、その外側にシート5の外周縁5aが巻付けられ、その外周縁5aを、面一の被取付面4または座金40との間で挟み込むためのもので、例えばC形鋼が用いられ、被取付面4および座金40との間で挟み込む面積を広くするために開口11a側を上向きとし、開口11aとは反対側の広面11bを被取付面4および座金40に対向するように座金40の長手方向とほぼ直交するように配置される。この挟込部材11には、シート5の外周縁5aが少なくとも広面11bの全域を覆い、かつ挟込部材11の外側から上方に引き出されるように巻かれる。なお、シート5の外周縁5aは、外周縁5aの異なる部分が挟込部材11の上で重なる状態で、挟込部材11に一重、二重以上で巻かれるようにしてもよく、このようにシート外周縁5aを巻くことで、シート5が上方に引っ張られても挟込部材11を囲い込む部分が締まって挟込部材11に強固に巻き付く。
【0023】
押さえ部材12は、座金40の上に取付けられて挟込部材11を上から下へ押し付けるもので、挟込部材11から座金40の上面40aまでを覆う鈎形に形成されていて、座金40の上面40aを覆う部分12aがアンカーボルト13により被取付面4に固定されている。なお、上述したようにシート外周縁5aを挟込部材11に一重、二重以上で巻くと、シート5が上方に引っ張られても挟込部材11を囲い込む部分が締まって挟込部材11に強固に巻き付くため、押さえ部材12により挟込部材11を下へ押し付ける力を弱くしても、挟込部材11と被取付面4または座金40との間に外周縁5aを確実に挟み込むことが可能となる。
【0024】
アンカーボルト13は、被取付面4に埋め込まれる埋め込み部13aと、この埋め込み部13aに座金40に設けた取付孔41を介して螺着等にて取付けられる固定部13bとを有し、この固定部13bと座金40の上面40aとの間で押さえ部材12の前記部分12aが挟まれることで押さえ部材12が固定されている。
【0025】
ネット固定部材20は、図4および図6に示すようにネット6の外周縁6aを固定するもので、前記方向Aにほぼ平行に設けられる固定片、例えばC形鋼21と、このC形鋼21を座金40に設けた取付孔42を介して被取付面4に取り付けるアンカーボルト22とを有する。C形鋼21は、開口していない広面21aを、面一の被取付面4または座金40に対向し、かつ座金40の長手方向交差する方向、例えば直交する方向に向けて配置され、広面21aと座金40との間でネット6の外周縁6aを挟み込むもので、その外周縁6aの編み目部分に通したアンカーボルト22により外周縁6aを固定する。なお、ネット6は、ネット固定部材20の外側から上方に引き出されるようにネット固定部材20に取付けるのが好ましい。
【0026】
アンカーボルト22は、被取付面4に埋め込まれる埋め込み部22aと、この埋め込み部22aに座金40に設けた取付孔42を介して螺着等にて取付けられる固定部22bとを有する。
【0027】
ロープ固定部材30は、図4および図7に示すようにアンカーボルト31の上にリング32が溶接等により取付けられたもので、アンカーボルト31は、被取付面4に埋め込まれる埋め込み部31aと、この埋め込み部31aに座金40に設けた取付孔43を介して螺着等にて取付けられる固定部31bとを有する。上側のリング32には、ロープ7の端部に連結したフック8が係止されるようになっていて、リング32へのフック8の係止によりロープ7がロープ固定部材30に固定される。
【0028】
したがって、このように構成されたエアドーム1の固定構造による場合には、例えば強風を受けたシート5の変形を抑制するネット6とロープ7が上向きの力を受けても、ネット6を固定するネット固定部材20とロープ7を固定するロープ固定部材30とが共通の座金40を介して連結されているので、従来のように座金を用いることなくネット6をネット固定部材20によりロープ7をロープ固定部材30により個別に独立させて固定する構造の場合よりも固定状態を安定化させ得る。つまり、ネット固定部材20とロープ固定部材30の一方が抜け易くなっていても、他方の抜け難い固定部材が、一方の固定部材を抜け難くするため、固定状態を安定化させ得ることになる。更に、本実施形態のようにネット固定部材20とロープ固定部材30が連結された座金40に、シート固定部材10も連結されているので、更に固定状態を安定化させ得る。
【0029】
また、本実施形態においては、押さえ部材12における座金40の上面40aを覆う部分12aを、挟込部材11を上から下へ押し付ける部分よりも内側に配してアンカーボルト13により被取付面4に固定しているので、例えば強風を受けてシート5にエアドーム1の内側に移動する力が作用しても、挟込部材11が押さえ部材12から抜け出難くすることができる。また、押さえ部材12により挟込部材11を上から下へ押し付け、挟込部材11と被取付面4または座金40との間でシート5の外周縁5aを固定しているので、その外周縁5aにはアンカーボルト13を取付けて固定するための貫通孔を設ける必要がない。
【0030】
更に、本実施形態においては、シート固定部材10、ネット固定部材20およびロープ固定部材30の各アンカーボルト13、22および31の埋め込み部13a、22aおよび31aを被取付面4に埋め込んでその上に座金40を置き、その座金40に対してネット6の外周縁6aを固定するようにアンカーボルト22の固定部22bを該当する埋め込み部22aに取付け、また、ロープ7の端部7aを固定するようにアンカーボルト31の固定部31bを該当する埋め込み部31aに取付け、更に、シート5の外周縁5aを固定するようにアンカーボルト13の固定部13bを該当する埋め込み部13aに取付けることでエアドーム1を組み立てることが可能になる。一方、エアドーム1を解体するときは、各固定部13b、22bおよび31bを外し、ロープ7とネット6とシート5を取り除くか、或いは加えて座金40を外せばよい。よって、各アンカーボルト13、22および31の埋め込み部13a、22aおよび31aが被取付面4の所定位置に残ることになる。このとき、挟込部材11によりシート5の端部を被取付面4との間で挟み込み、その挟込部材11を押さえ部材12により上から押さえる構成を採用することで、埋め込み部13aと固定部13bとの位置合わせは必要であるものの、シート固定部材10とシート5との厳格なる位置合わせを不要にすることができ、作業性を向上させ得る。
【0031】
図8は、前述した出入り口50やエア吹込み用の送風機51が設けられた箇所を示す正面図である。出入り口50や送風機51が設けられた箇所においては、枠体52に、シート5の外周縁を固定し、その枠体52の内側に出入り口50や送風機51が設けられた構成とされる。
【0032】
この場合には、アンカーボルトの埋め込みが不可能であるので、枠体52に対して被取付面4と同様な固定構造を採用することができない。そのため、図9に示すようにシート5の外周縁5aに樹脂板5bを設けるとともに、その樹脂板5bに間隔をあけて取付孔5cを設けておき、図10に示すようにその樹脂板5bを枠体52の上に、枠体52に設けた取付孔52aと取付孔5cとの位置を合わせて配し、更にその上に金属板、例えばアルミニウム板53を、アルミニウム板53に設けた取付孔53aと取付孔52aおよび5cとの位置を合わせて配し、枠体52の外側から取付孔52aに達するようにボルト54止め等を行う。
【0033】
この構成とすることで、出入り口50や送風機51などの枠体52を用いる箇所においてシート5を固定することが可能になる。但し、この場合には、樹脂板5bの取付孔5cを、枠体52の取付孔52aおよびアルミニウム板53の取付孔53aと一致させる作業を要するものの、シート5の固定を支障なく行うことが可能になる。
【0034】
なお、上述した実施形態においてはシート固定部材の挟込部材とネット固定部材の固定片にC型鋼を用いているが、本発明はこれに限らない。挟込部材としては、被取付面との間でシートを挟込みができてシートを確実に固定できるような角材や板状のものでもよい。固定片としても、ネットを確実に固定することができれば、角材や板状のものでもよい。
【0035】
また、上述した実施形態においては矩形状をしたプールを覆うために下端部(シート外周縁)が矩形状をしたエアドームを固定する構成としているが、本発明はこれに限らず、例えば円形をしたプールやグラウンドなどを覆うためのエアドームを固定する場合にも同様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明をプール覆い用のエアドームに適用した例を示す斜視図である。
【図2】図1のエアドームを示す断面図である。
【図3】本発明の固定構造を示す正面図である。
【図4】図3の固定構造の一部を示す平面図である。
【図5】本発明の固定構造におけるシート固定部材の説明図(正面図)である。
【図6】本発明の固定構造におけるネット固定部材の説明図(正面図)である。
【図7】本発明の固定構造におけるロープ固定部材の説明図(正面図)である。
【図8】出入り口や送風機が設けられる箇所に配される枠体を示す図である。
【図9】図8の枠体に取付けられるシートの端部の構成を示す図である。
【図10】図9のシート端部を枠体に取付けた状態を示す図である。
【符号の説明】
【0037】
1 エアドーム
4 被取付面
5 シート
5a 外周縁
6 ネット
6a 外周縁
7 ロープ
7a 端部
10 シート固定部材
11 挟込部材
12 押さえ部材
13、22、31 アンカーボルト
13a、22a、31a 埋め込み部
13b、22b、31b 固定部
20 ネット固定部材
30 ロープ固定部材
40 座金

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被取付面に外周縁が固定されてエア吹込みにより凸状に変形されるシートと、該シートの上側に設けられかつ上記被取付面に外周縁が固定されて該シートの広がりを抑制するためのネットと、該ネットの上側に設けられかつ被取付面に端部が固定されて該ネットを固定するためのロープとを有するエアドームの固定構造であって、
上記ネットの外周縁を被取付面に固定するための第1固定部材と、上記ロープの端部を被取付面に固定するための第2固定部材とが、上記被取付面に配置された共通の座金を介して連結されていることを特徴とするエアドームの固定構造。
【請求項2】
請求項1に記載のエアドームの固定構造において、
前記シートの外周縁を前記被取付面に固定するための第3固定部材を有し、その第3固定部材も前記座金に連結されていることを特徴とするエアドームの固定構造。
【請求項3】
請求項2に記載のエアドームの固定構造において、
前記第3固定部材は、前記シートの端部を主として前記被取付面との間で挟み込む挟込部材と、前記座金からこれに繋がる挟込部材上面部分までの段差部を覆うとともに座金を覆う部分が上記被取付面に固定された押さえ部材とを有することを特徴とするエアドームの固定構造。
【請求項4】
請求項3に記載のエアドームの固定構造において、
前記押さえ部材は、挟込部材を座金に押し付ける部分を、座金を覆う部分に対し外側に配するように設けられることを特徴とするエアドームの固定構造。
【請求項5】
請求項2乃至4のいずれか1項に記載のエアドームの固定構造において、
前記第1固定部材、前記第2固定部材および前記第3固定部材は、それぞれ前記座金の下側であって前記被取付面に埋め込まれたままの埋め込み部と、上記座金の上から埋め込み部に着脱自在に取付けられる固定部とを有し、第1固定部材の固定部がネットの外周縁を固定し、第2固定部材の固定部がロープの端部を固定し、第3固定部材の固定部がシートの外周縁を固定することを特徴とするエアドームの固定構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−284943(P2007−284943A)
【公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−111724(P2006−111724)
【出願日】平成18年4月14日(2006.4.14)
【出願人】(501448406)
【Fターム(参考)】