説明

エアロゾルの生成および噴霧を行う装置

【課題】最初に、細かい液体の粒子を含むエアロゾルを経済的に生成でき、噴霧および搬送が行われる際に適用場所への全ての過程において、搬送距離が長くともこのエアロゾルの濃度が維持されるような装置を提供する。
【解決手段】エアロゾルの噴霧を行う噴霧器と、液体の供給部に一端が接続され、前記噴霧器に他端が接続され、液体を供給するポンプを有する液体供給ラインと、圧力ガス供給源に一端が接続され、前記噴霧器に他端が接続されたガス供給ラインと、前記噴霧器から噴霧される噴流の軌跡に設けられた、穴の開いた少なくとも1つの壁部であって、予め設定された大きさの液体の粒子を通過させ、それよりも大きい液体の粒子を分離させるような壁部と、を有する噴霧機構と、前記圧力スペースを、エアロゾルにより濡らされるべき処理箇所に接続させるエアロゾルラインと、を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体の粒子をガス流の中に含むようなエアロゾルの生成および噴霧を行い、このエアロゾルを潤滑箇所に的確に供給するような装置に関し、とりわけ、材料の処理プロセスが行われる箇所、例えば切断または変形の対象物の場所に、微量の潤滑オイルが供給されなければならないような、最小限の量の潤滑技術で使用される装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1等のこの種の公知の装置においては、ガスおよび液体の混合体を生成するような噴射装置が設けられている。ここで、ガスおよび液体の混合体は、排出口からガス/液体の噴流の態様で排出し、階段状ピラミッドのような衝突体の表面に衝突し、このことによりガス/液体の霧(ミスト)が形成される。
【0003】
ガス/液体の混合体を生成する他の公知の装置は、噴霧器の原理に従って動作を行う。ここで、噴霧器により発生するガス/液体の噴流は、駆動手段により回転動作を行っているピラミッドの頂点に噴霧される(引用文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第98/28085号(WO98/28085)
【特許文献2】ドイツ実用新案第20309452号(DE20309452U1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ノズルのような噴霧器から排出されるガスの流れの中に含まれる液体の粒子は、1μmまたはそれよりも小さい次数のような、非常に小さいものでなければならない。このため、この液体の粒子は、出来る限りの長い距離において噴霧後は浮動状態に維持され、適用場所に直接的に送られる。
【0006】
本発明の目的は、最初に、細かい液体の粒子を含むエアロゾルを経済的に生成でき、噴霧および搬送が行われる際に適用場所への全ての過程において、搬送距離が長くともこのエアロゾルの濃度が維持されるような装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、上述のような目的を達成できる。請求項1は、以下のような装置を特定する。
【0008】
液体の粒子をガス流の中に含むようなエアロゾルの生成および噴霧を行い、このエアロゾルを潤滑箇所に的確に供給するような装置は、
1.1 液体の供給部と、この供給部における液体の高さレベルの上方にある圧力スペースとを有する容器
1.2 前記供給部における液体の高さレベルの上方にある圧力スペースに配置された噴霧機構であって、
1.21 エアロゾルの噴霧を行う噴霧器と、
1.22 前記液体の供給部に一端が接続され、前記噴霧器に他端が接続され、液体を供給するポンプを有する液体供給ラインと、
1.23 圧力ガス供給源に一端が接続され、前記噴霧器に他端が接続されたガス供給ラインと、
1.24 前記噴霧器から噴霧される噴流の軌跡に設けられた、穴の開いた少なくとも1つの壁部であって、予め設定された大きさの液体の粒子を通過させ、それよりも大きい液体の粒子を分離させるような壁部と、
を有する噴霧機構と、
1.3 前記圧力スペースを、エアロゾルにより濡らされるべき処理箇所に接続させるエアロゾルラインと、
を備えている。
【0009】
本発明による装置は、最も小さい寸法の液体の液滴を含むエアロゾルを提供でき、この液体の液滴は、適用箇所、例えば切断プロセスまたは冷却の変形が行われる場所への長い搬送距離でもその寸法を維持することができる。噴霧は、噴霧器と穴の開いた壁部との間での相対的な移動なしに、そして電気エネルギーの入力なしに行うことができ、単にガス/液体の流れの圧力エネルギーにより行うことができる。空気等の使用されるガスの操作圧力は、個々の処理のケース(例えば切断やフライス加工)に基づいて、1バール(bar)〜7バール(bar)の間の値に調整される。
【0010】
本発明の好ましい実施形態においては、穴の開いた壁部は円筒形であり、噴霧機構はこの穴の開いた壁部の中央に配置されているとともに、この噴霧機構は穴の開いた壁部に向かって外側方向の全周にエアロゾルを噴霧するよう配置されている。このような方法により、穴の開いた壁部の周囲に均一に分配されるエアロゾルの霧(ミスト)が、穴の開いた壁部の外側に放射状にある圧力スペース内に生成される。
【0011】
霧(ミスト)内で運ばれる液体の粒子の大きさは、穴の開いた他の壁部を、最初に述べた穴の開いた壁部の外面の下流側かつ離間して配置することによって更に、連続的に減少させることができる。
【0012】
実際のテストにより、穴の開いた3つの円筒形の壁部を噴霧器の周囲に同心円状に配置することによって、有用な実施形態が得られることがわかった。
【0013】
穴の開いた一のまたは各々の壁部は、例えば特にステンレス鋼のような、望ましい形状に容易に曲げることができる耐食性の金属の薄いシート材料から形成されることが好ましい。穴の開いた壁部に設けられる穴は、500μmより小さい直径、好ましくは200μmより小さい直径の穴であることが好ましい。
【0014】
穴の開いた壁部における穴は規則的なパターンで配置され、これらの穴は、穴の直径よりも小さい幅のウェブにより互いに分離していてもよい。テストにおいて成功した実施形態における穴は、菱形である。穴は、ハチの巣のように相互に埋め合わせを行うような複数の列に配置されていてもよく、また、穴は六角形または円形であってもよい。
【0015】
本発明の好ましい実施形態において、噴霧機構はノズルヘッドを備え、このノズルヘッドは、混合チャンバーおよびこの混合チャンバー内に設けられたねじり本体を有している。ドイツ実用新案第20309452号(DE20309452U1)に記載されるように、ねじり本体の外周にはそらせ板の表面とともに少なくとも1つの螺旋形の溝が形成されており、ガス/液体の流れにねじりを発生させるようになっている。
【0016】
混合チャンバー内で準備されたガス/液体の混合体を、穴の開いた壁部の内周にできるだけ均一に噴霧するために、噴霧機構は、排出開口の環状部分に形成されたノズル口を備えていてもよい。この排出開口は、ノズル口に挿入された噴流そらせ本体のそらせ板の表面に向いており、穴の開いた壁部の方向に流出した噴流を案内するようになっている。
【0017】
本発明は、以下の添付図面を参照して、実施例により以下に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明によるエアロゾルの生成および噴霧を行う装置の概略図である。
【図2】本発明による装置の噴霧器を示す、図4のラインII−II矢視による軸に沿った断面図である。
【図3】図2による軸に沿った断面図における斜視図である。
【図4】図2に示す噴霧器の上面図である。
【図5】噴霧器のノズルヘッドの拡大図である。
【図6】図5のラインVI−VI矢視による断面図である。
【図7】菱形の穴を有するような、本発明による穴の開いた壁部の一部を大きく拡大した部分図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は、エアロゾルの生成および噴霧を行う装置全体を図示する。
【0020】
この装置は、圧力に関して密閉された容器1を備えており、容器1の下部にはオイル供給部2が設けられている。また、オイル供給部2のオイルの高さレベル3の上方に、圧力スペース4が画定されている。高さレベル3の表面は、レベルセンサ5により測定され、圧力スペース4内の圧力は、圧力センサ6により測定される。
【0021】
ソレノイドバルブ9が圧力信号ライン10により圧力センサ6に接続されており、このソレノイドバルブ9は圧力源8から延びる圧縮空気供給ライン7に設けられている。圧縮空気供給ライン7は、概して参照番号12により示される噴霧器の空気入口接続部分11に接続される。圧力センサ6は、圧力の最大値が超過したり、圧力の最小値が過小となったりしたときに、それぞれ、圧縮空気の供給をオフやオンに切り換える機能を有している。操作圧力は、処理の個々のケースに応じて、1バール(bar)〜7バール(bar)の範囲内で調節することができるようになっている。
【0022】
オイル供給ライン14に接続されたオイル入口接続部分13は、空気入口接続部分11の下方に設けられている。オイル供給ライン14の他端は、容器1内のオイル供給部2に接続されている。ギア(歯車)ポンプ15がオイル供給ライン14に設けられており、スイッチがオンとなっている状態で、このギアポンプ15は、オイル供給部2からオイル入口接続部分13を介して噴霧器12にオイルを送るようになっている。予め設定された最小高さレベルよりも低くなったときに、レベルセンサ5は「容器に補給すること」という警報信号を発し、最大レベルよりも高くなったときに、レベルセンサ5は「オイルの供給を停止すること」という警報信号を発する。空気入口接続部分11およびオイル入口接続部分13は、それぞれ容器1の壁部を貫通して固定的に延びており、このため噴霧器12は容器1内に固定された状態に置かれている。
【0023】
ソレノイドバルブ9および空気入口接続部分11の間において圧縮空気供給ラインに逆止弁16が設けられている。また、ギアポンプ15およびオイル入口接続部分13の間においてオイル供給ライン14に逆止弁17が設けられている。
【0024】
噴霧器12には、鉛直方向における長手方向に沿って穴18が設けられている。空気入口接続部分11およびオイル入口接続部分13は、この長手方向に延びる穴18に開口しており、細長いホース19の内部をオイルが流れるようになっている。オイルは、オイル入口接続部分13および長手方向に延びる穴18の下部を通ってノズルヘッド20に流れるようになっている。ノズルヘッド20で生成されるオイル/空気の混合体は、ノズルヘッド20により、圧力スペース4内における外向きの全ての方向に放射状に噴霧される。ここで、混合体は、連続的に設けられた穴の開いた3つの壁部27、28、29を介して通過するよう噴霧される。これらの穴の開いた3つの壁部27、28、29は、3つの同心の円筒形の、穿孔された穴のパターンを有する薄肉のシートから構成される。このため、圧力領域4が、オイル/空気の混合体の、生成されたエアロゾルにより満たされる。
【0025】
エアロゾルライン21は、圧力スペース4から延びており、ボール弁22により閉止されたり閉止されなかったりするようになっている。ボール弁22は、空気作動ライン23a、23bを介してソレノイドバルブ24により制御されるようになっている。ソレノイドバルブ24は、圧力源8からの圧縮空気により、空気供給ライン7を介して操作されるようになっている。
【0026】
前述したように、図2乃至図4は、噴霧器12を拡大してかつ装置全体の他の構成要素とは別に示す。噴霧器12の各々の構成要素は、図1におけるこれらの図よりも、より明確に示されている。たしかに、穴の開いた3つの壁部27、28、29が設けられており、これらの壁部27、28、29の穴を通って、ノズルヘッド20内に形成されたオイル/空気の混合体が内部から外部に放射状に噴霧されるようになっている。大きな液滴は、穴の開いた壁部27、28、29の小さな穴を通過することができないようになっている。代わりに、これらの大きな液滴は、穴の開いた壁部において分離される。一方、穴を通過したオイルの小さい液滴は更に細かくなり、このため圧力スペース4内に最終的に形成されるエアロゾル内で浮遊することとなる。
【0027】
図2および図3により、噴霧器12が上部ケーシング部分25を備えていることがわかるであろう。上部ケーシング部分25は、空気入口接続部分11およびオイル入口接続部分13を有しているとともに、長手方向に延びる穴18およびノズルヘッド20を有している。また、噴霧器12は、上部ケーシング部分25と同軸の下部ケーシング部分26を備えている。
【0028】
2つのケーシング部分25、26は、同軸の栓25a、26aをそれぞれ有している。これらの栓25a、26aは反対方向に向いており、これらの栓25a、26aの間には、最内側の穴の開いた壁部27が保持されている。さらに、上部および下部ケーシング部分は、同軸の、放射状に外部に延びるよう配置された肩部25b、26bを有している。これらの肩部25b、26bは、中間の穴の開いた壁部28を支持している。最後に、上部ケーシング部分25は外部フランジ25cを有しており、下部ケーシング部分26は外部肩部26cを有している。そして、フランジ25cおよび肩部26cは同軸に位置合わせされ、これらのフランジ25cおよび肩部26cにより外側の穴の開いた壁部29が保持されるようになっている。
【0029】
上部および下部ケーシング部分25、26は、それぞれ、3つのネジ31により固く接続されている。これらのネジ31は、鎖線で示す円Xに等間隔で設けられている。このため、これらの上部および下部ケーシング部分25、26の間に、穴の開いた壁部27、28、29が固く保持される。図2および図6に示すように、ノズルヘッド20は上部ケーシング部分25内に固く装着されている。
【0030】
図5および図6で拡大して示すように、噴霧器12のノズルヘッド20は、ねじり本体33を受けるためのノズル部材32を有している。オイルを搬送する細長いホース19の内端部は、ねじり本体33により形成される中央の穴34の隙間に入れられる。螺旋形の溝35がねじり本体33の外周面に形成されており、溝内で流れのねじれを生じさせるためにバッフル面(流れの調節面)が設けられている。溝35は、ねじり本体33内で中央の穴34とともに横方向穴36に連通している。このため、ガスおよび液体が溝の内部でねじり効果および圧力によって十分に混合することができる。このためには、圧縮空気が溝35の内部、ならびに細長いホース19と中央の穴34との間の隙間の内部に、矢印「a」および「b」の方向に導入される。
【0031】
螺旋形の溝35は、下方にある前面壁部37を介して、ノズルヘッド20の混合チャンバー32aに開口している。オイル/空気の混合体は、ノズル部材32のノズル口39に形成された排出開口の環状部分38を通って流れ、そらせ板ヘッド40の鈍角のそらせ板の表面41に衝突する。このそらせ板ヘッド40は、ネジのトラニオン(trunnion)42によりノズル口39内のネジ穴に取り付けられている。
【0032】
排出開口から流出した混合噴流は、円筒形の穴の開いた壁部27に対して、ほぼ放射状方向に(図6の点線参照)、そらせ板の表面41から外方に送られる。より大きな液滴は分離され、他の穴の開いた壁部28、29の穴を通って噴流は流れ続け、圧力スペース4に入る。最終的に、最も小さな分割されたオイルの液滴を含むようなエアロゾルが形成される。この液滴の最も小さい寸法は、1μmよりも小さい大きさの次数であり、より好ましくは0.5μm以下の範囲内にある。このため、圧力スペース4内で得られるエアロゾルは、最終的に、エアロゾルライン21およびボール弁22を通って流れ、処理領域に送られる。この処理領域は、切断、または冷却による変形が行われる場所であり、例えば30mまたはそれ以上の距離のような、非常に大きな距離だけ離れて設けられている。エアロゾルは、全過程において、圧縮空気内の小さなオイル粒子の浮遊した状態を損なうことなく、運ばれる。
【0033】
上述した明細書、特許請求の範囲および図面に開示される特徴は、個々の、およびそれらを組み合わせた様々な改良において、本発明を理解するための本質的なものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体の粒子をガス流の中に含むようなエアロゾルの生成および噴霧を行い、このエアロゾルを潤滑箇所に的確に供給するような装置であって、
液体の供給部と、この供給部における液体の高さレベルの上方にある圧力スペースとを有する容器と、
前記供給部における液体の高さレベルの上方にある圧力スペースに配置された噴霧機構であって、エアロゾルの噴霧を行う噴霧器と、前記液体の供給部に一端が接続され、前記噴霧器に他端が接続され、液体を供給するポンプを有する液体供給ラインと、圧力ガス供給源に一端が接続され、前記噴霧器に他端が接続されたガス供給ラインと、前記噴霧器から噴霧される噴流の軌跡に設けられた、穴の開いた少なくとも1つの壁部であって、予め設定された大きさの液体の粒子を通過させ、それよりも大きい液体の粒子を分離させるような壁部と、を有する噴霧機構と、
前記圧力スペースを、エアロゾルにより濡らされるべき処理箇所に接続させるエアロゾルラインと、
を備えた装置。
【請求項2】
穴の開いた壁部は円筒形であり、噴霧器のノズルヘッドはこの穴の開いた壁部の中央に配置されているとともに、前記穴の開いた壁部に向かって外方全周にエアロゾルを噴霧するよう配置されている、請求項1記載の装置。
【請求項3】
穴の開いた少なくとも1つの他の壁部は、穴の開いた一の壁部の下流側に、この壁部から離間して配置されている、請求項1または2記載の装置。
【請求項4】
穴の開いた3つの円筒形の壁部が、ノズルヘッドの周りに同心となるよう配置されている、請求項2または3記載の装置。
【請求項5】
穴の開いた壁部は、最大で500μmの直径の穴、好ましくは200μmまたはそれ以下の直径の穴を有する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
穴の開いた壁部の穴は規則的なパターンで配置され、これらの穴は、穴の直径よりも小さい幅のウェブにより互いに分離している、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
穴の開いた壁部の穴は菱形、六角形または円形である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
穴の開いた壁部の穴は、ハチの巣のように相互に埋め合わせを行うような複数の列に配置されている、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
噴霧機構のノズルヘッドは、ねじり本体が内部に設けられた混合チャンバーを備え、ねじり本体は、そらせ板の表面とともにねじり本体の外周に設けられた少なくとも1つの螺旋形の溝を有し、ガス/液体の流れにねじりを発生させる、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
液体の流れは細長いホースを通ってノズル部材の中央の穴に入り、更に螺旋形の溝のそらせ板の表面に送られる、請求項9記載の装置。
【請求項11】
ノズルヘッドは、排出開口の環状部分に形成されたノズル口を備え、それはノズル口に挿入された噴流そらせ本体のそらせ板の表面に向いており、穴の開いた壁部の方向に流出した噴流を案内させる、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の装置。
【請求項12】
液体は、最小限の量の潤滑技術で使用されるオイルであり、ガスは、圧縮空気である、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
穴の開いた壁部はシート材料より形成され、とりわけ0.5mmより小さい厚さの壁部を有するステンレス鋼板より製造される、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の装置。
【請求項14】
噴霧器および穴の開いた1または複数の壁部を有する噴霧機構は、容器内で固定された状態で配置される、請求項1乃至13のいずれか一項に記載の装置。
【請求項15】
ガス操作圧力は、1バール〜7バールの範囲内の大きさに調整することができる、請求項1乃至14のいずれか一項に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−226402(P2009−226402A)
【公開日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−58271(P2009−58271)
【出願日】平成21年3月11日(2009.3.11)
【出願人】(509070821)ミクロイェット、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング (1)
【氏名又は名称原語表記】MICROJET GMBH
【Fターム(参考)】