説明

エキセンディン−4およびエキセンディン−3の類似体

本発明は、エキセンディン−3およびエキセンディン−4のペプチド類似体、ならびにその薬学的に許容されうる塩、こうした類似体を用いて哺乳動物を治療する方法、ならびに前記類似体および/またはその薬学的に許容されうる塩を含有する薬学的組成物に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規エキセンディンおよびペプチド・エキセンディン・アゴニスト配合物、投薬型、および投薬配合物であって、生理活性があり、そして注射可能および非注射可能経路を介して、例えば呼吸器、口、および腸を介して、送達可能である、前記配合物および投薬型に関する。これらの配合物および投薬型および投与法は、I型およびII型糖尿病を含む糖尿病の治療、血漿グルコースレベルを低下させる剤によって利益を得るであろう障害の治療、ならびに胃内容排出を遅延させそして/または遅らせるか、あるいは食物摂取を減少させるのに有用な剤の投与によって利益を得るであろう障害の治療に有用である。
【背景技術】
【0002】
以下の説明には、本発明を理解するのに有用でありうる情報が含まれる。これは、本明細書に提供する任意の情報が、ここに請求する発明に対する先行技術であるか、または同等であることの承認ではなく、あるいは特にまたは暗に引用する任意の刊行物が先行技術であることの承認ではない。
【0003】
エキセンディンは、アリゾナ州およびメキシコ北部に固有の爬虫類である、アメリカドクトカゲ(Gila monster)およびメキシコドクトカゲ(Mexican Beaded Lizard)の唾液分泌物中に見られるペプチドである。エキセンディン−3[配列番号1; His Ser Asp Gly Thr Phe Thr Ser Asp Leu Ser Lys Gln Met Glu Glu Glu Ala Val Arg Leu Phe Ile Glu Trp Leu Lys Asn Gly Gly Pro Ser Ser Gly Ala Pro Pro Pro Ser−NH]は、メキシコドクトカゲ(Heloderma a horridum(Mexican Beaded Lizard))の唾液分泌物中に存在し、そしてエキセンディン−4[配列番号2; His Gly Glu Gly Thr Phe Thr Ser Asp Leu Ser Lys Gln Met Glu Glu Glu Ala Val Arg Leu Phe Ile Glu Trp Leu Lys Asn Gly Gly Pro Ser Ser Gly Ala Pro Pro Pro Ser−NH]は、アメリカドクトカゲ(Heloderma suspectum(Gila monster)の唾液分泌物中に存在する(Eng, J.ら, J. Biol. Chem., 265:20259−62, 1990; Eng, J.ら, J. Biol. Chem., 267:7402−05, 1992)。エキセンディン−4は、当初、毒の(潜在的に毒性である)構成要素と考えられた。現在、エキセンディン−4は、毒性を欠き、そしてその代わりに、アメリカドクトカゲの唾液腺で作られると考えられている。
【0004】
エキセンディン類[エキセンディン−3およびエキセンディン−4]は、グルカゴン様ペプチドファミリーのいくつかのメンバーに対する配列類似性を所持し、最大の相同性は、GLP−1[7−36]NHに対する53%である(Gokeら, J. Biol. Chem., 268:19650−55, 1993)。GLP−1[7−36]NHはまた、プログルカゴン[78−107]、または本明細書で最もしばしば用いるように単に「GLP−1」としても知られる。GLP−1はインスリン分泌効果を有し、すなわち膵臓ベータ細胞からのインスリン分泌を刺激する。GLP−1は、膵臓α細胞からのグルカゴン分泌を阻害する(Oersovら, Diabetes, 42:658−61, 1993; D’Alessioら, J. Clin. Invest., 97:133−38, 1996)。GLP−I(7−37)のアミノ酸配列は、His Ala Glu Gly Thr Phe Thr Ser Asp Val Ser Ser Tyr Leu Glu Gly Gln Ala Ala Lys Glu Phe Ile Ala Trp Leu Val Lys Gly Arg Gly(配列番号3)である。GLP−1は、胃内容排出(Willmsら, J Clin Endocrinol Metab, 8 (1):327−32, 1996; Wettergrenら, Dig Dis Sci, 38(4):665−73, 1993)および胃酸分泌(Schjoldagerら, Dig Dis Sci, 34(5):703−8, 1989; O’Halloranら, J Endocrinol, 126(1):169−73, 1990;およびWettergrenら, Dig Dis Sci., 38(4):665−73, 1993)を阻害する。カルボキシ末端にさらなるグリシン残基を有するGLP−1(7−37)もまた、ヒトにおいて、インスリン分泌を刺激する(Oersovら, Diabetes, 42:658−61, 1993)。GLP−1のインスリン分泌効果の原因に少なくとも部分的になっていると言われる膜貫通Gタンパク質アデニル酸シクラーゼ共役型受容体が、ベータ細胞株からクローニングされた(Thorens, Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 89:8641−45, 1992)。
【0005】
GLP−1は、インスリン産生刺激の増幅(ByrneおよびGoke, :Fehmann H C, Goke B. Insulinotropic Gut Hormone Glucagon−Like Peptide 1. Basel, Switzerland: Karger中, 219−33, 1997)、胃内容排出の阻害(Wettergrenら, Dig. Dis. Sci, 38(4): 665−73, 1996)、グルカゴン分泌の阻害(Creutzfeldtら, Diabetes Care, 19(6):580−6, 1996)、および食欲調節における主張される役割(Turtonら, Nature, 379(6560):69−72, 1996)などの報告される作用のため、近年、重要な研究の焦点となってきている。GLP−1はまた、加齢ラットにおいて、膵島グルコース感度を回復させて、その耐糖能をより若いラットのものにまで回復させると報告されてきている(Eganら, Diabetologia, 40(補遺1):A130, 1997)。in vivoでGLP−1の生物学的作用期間が短いことが、療法剤としての開発を阻んできたこのペプチドの1つの特徴である。
【0006】
薬理学的研究によって、エキセンディン−4およびGLP−1の間の類似点および相違点の両方が示されてきた。エキセンディン−4は、インスリン分泌性β−TC1細胞上のGLP−1受容体、モルモット膵臓由来の分散した腺房細胞、および胃由来の壁細胞で作用しうると報告されている。該ペプチドはまた、単離された胃において、ソマトスタチン放出を刺激し、そしてガストリン放出を阻害するとも報告されている(Gokeら, J. Biol. Chem., 268:19650−55, 1993; Scheppら, Eur. J. Pharmacol., 69:183−91, 1994; Eisseleら, Life Sci., 55:629−34, 1994)。エキセンディン−3およびエキセンディン−4は、報告によれば、膵臓腺房細胞においてcAMP産生を刺激し、そして該細胞からアミラーゼ放出を刺激することが見出された(Malhotraら, Regulatory Peptides, 41:149−56, 1992; Raufmanら, J. Biol. Chem. 267;21432−37, 1992; Singhら, Regul. Pent., 53:47−59, 1994)。エキセンディン−4はまた、GLP−1よりも有意により長い作用期間を有する。例えば、1つの実験において、糖尿病マウスにおけるエキセンディン−4によるグルコース低下は、数時間持続し、そして用量に応じて最長24時間まで持続すると報告された(Eng J., Diabetes, 45(補遺2):152A(要約554), 1996)。エキセンディン−3およびエキセンディン−4のインスリン分泌活性に基づいて、糖尿病の治療および高血糖症の予防にこれらを用いることが提唱されてきている(Eng、米国特許第5,424,286号)。
【0007】
エキセンディン−4[9−39]などのC末端一部切除(truncated)エキセンディンペプチド、および3−39〜9−39の断片は、GLP−1の強力でそして選択的なアンタゴニストであると報告されてきている(Gokeら, J. Biol. Chem., 268:19650−55, 1993; Raufman, J. P.ら, J. Biol. Chem. 266:2897−902, 1991; Schepp, W.ら, Eur. J. Pharm., 269:183−91, 1994; Montrose−Rafizadehら, Diabetes, 45(補遺2):152A, 1996)。エキセンディン−4[9−39]は、in vivoで内因性GLP−1を遮断し、インスリン分泌減少を生じる(Wangら, J. Clin. Invest., 95:417−21, 1995; D’Alessioら, J. Clin. Invest., 97:133−38, 1996)。ラットにおいて、GLP−1のインスリン分泌効果の原因と見られる受容体が、ラット膵島細胞からクローニングされた(Thorens, B., Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 89:8641−8645, 1992)。エキセンディン類およびエキセンディン−4[9−39]は、クローニングされたラットGLP−1受容体(ラット膵臓β細胞GLP−1受容体(Fehmannら, Peptides, 15(3):453−6, 1994)およびヒトGLP−1受容体(Thorensら, Diabetes, 42(11):1678−82, 1993)に結合すると言われる。報告によれば、クローニングされたGLP−1受容体でトランスフェクションされた細胞において、エキセンディン−4はアゴニストであり、すなわち、cAMPを増加させる一方、エキセンディン[9−39]はアンタゴニストであり、すなわちエキセンディン−4およびGLP−1の刺激作用を遮断する。
【0008】
エキセンディン−4[9−39]はまた、全長エキセンディンのアンタゴニストとして作用し、エキセンディン−3およびエキセンディン−4による膵腺房細胞の刺激を阻害すると報告される(Raufman, J. Biol. Chem., 266:2897−902, 1991; Raufmanら, J. Biol. Chem., 266:21432−37, 1992)。エキセンディン[9−39]がエキセンディン−4による血漿インスリンレベルの刺激を阻害し、そしてエキセンディン−4およびGLP−1のソマトスタチン放出刺激活性およびガストリン放出阻害活性を阻害することもまた報告されている(Kolligsら, Diabetes, 44:16−19, 1995; Eisseleら, Life Sciences, 55:629−34, 1994)。エキセンディン[9−39]は、食物摂取の調節において、中枢GLP−1の生理学的関連性を調べるために用いられてきている(Turtonら, Nature, 379:69−72, 1996)。脳室内(ICV)注射によって投与されたGLP−1は、ラットにおいて食物摂取を阻害する。ICV送達されたGLP−1のこの満腹誘導効果は、エキセンディン[9−39]のICV注射によって阻害されると報告される(Turton、上記)が、GLP−1は、末梢注射によって投与されると、マウスにおいて食物摂取を阻害しないと報告されてきている(Turton, Nature, 379:69−72, 1996; Bhavsar, Soc. Neurosci. Abstr., 21:460(188.8), 1995)。
【0009】
エキセンディンが哺乳動物GLP−1の種相同体であるかどうかを研究した結果が、アメリカドクトカゲからエキセンディン遺伝子をクローニングしたChenおよびDruckerによって報告された(J. Biol. Chem., 272(7):4108−15(1997))。アメリカドクトカゲがまた、エキセンディンよりも哺乳動物プログルカゴンにより類似であるプログルカゴン(ここからGLP−1がプロセシングされる)に関する別個の遺伝子も持っていることが観察されたことから、エキセンディンがGLP−1の種相同体でないことが示される。
【0010】
胃内容排出を遅延させるように働く剤は、胃腸放射線学的検査における診断補助剤として、医学における役割を有する。例えば、グルカゴンは、膵臓ランゲルハンス島のアルファ細胞によって産生されるポリペプチド・ホルモンである。グルカゴンは、肝臓グリコーゲン分解を活性化させることによってグルコースを動員する血糖上昇剤である。グルカゴンは、より低い度合いまで、膵臓インスリンの分泌も刺激しうる。グルコースを静脈内投与することが不可能である場合、インスリン誘導性低血糖症の治療にグルカゴンが用いられるが、グルカゴンは胃腸管の運動性を減少させるため、胃腸放射線学的検査における診断補助剤としても用いられる。グルカゴンはまた、痙攣に関連する多様な有痛性胃腸障害を治療するため、いくつかの研究において用いられてきており(Danielら, Br. Med. J., 3:720, 1974)、鎮痛剤または鎮痙剤で治療されている患者に比較して、グルカゴンで治療された患者では、急性憩室炎のより迅速な症状軽減剤であると報告されている。Glauserら(J. Am. Coll. Emergency Physns, 8:228, 1979)による概説は、グルカゴン療法後の急性食道食物閉塞の軽減を記載した。別の研究において、グルカゴンは、プラセボで治療した胆管疾患の22人の患者に比較して、21人の患者において、疼痛および圧痛を有意に軽減した(M. J. Stowerら, Br. J. Surg., 69:591−2, 1982)。
【0011】
アミリン・アゴニストを用いて胃腸運動性を制御するための方法が、1995年3月16日に公開された国際出願第PCT/US94/10225に記載される。
エキセンディン・アゴニストを用いて胃腸運動性を制御するための方法が、1997年8月8日に出願された米国特許出願第08/908,867号に記載される。
【0012】
エキセンディン・アゴニストを用いて食物摂取を減少させるための方法が、1998年1月7日に出願された「Use of Exendin and Agonists Thereof for the Reduction of Food Intake」と題される、米国特許出願第09/003,869号に記載される。
【0013】
エキセンディンはまた、1998年2月13日に出願された仮出願第60/075,122号の恩典を請求する、1999年2月5日に出願された国際出願第PCT/US99/02554号に示されるように、変力効果および利尿効果を有すると報告されてきている。
【0014】
新規エキセンディン・アゴニスト化合物が、1998年8月6日に出願された「Novel Exendin Agonist Compounds」と題される、PCT出願第PCT/US98/16387号に記載される。
【0015】
他の新規エキセンディン・アゴニストが、1997年11月14日に出願された米国仮出願第60/065,442号の恩典を請求する、1998年11月13日に出願された「Novel Exendin Agonist Compounds」と題される、PCT出願第PCT/US98/24210号に記載される。
【0016】
さらに他の新規エキセンディン・アゴニストが、1997年11月14日に出願された米国仮出願第60/066,029号の恩典を請求する、1998年11月13日に出願された「Novel Exendin Agonist Compounds」と題される、PCT出願第PCT/US98/24273号に記載される。
【0017】
遺伝子操作によって産生された、最初の療法活性ペプチドおよびタンパク質の出現以来、非経口以外の経路によってこれらの薬剤を送達可能にするための高まる要求がある。しかし、この要求は、今日広く用いられている小薬剤分子からこれらを区別する、これらのペプチドおよびタンパク質の特性自体によって妨げられてきた。これらの特性には、分子サイズ、タンパク質分解的分解に対する感受性、迅速な血漿クリアランス、特異な用量反応曲線、免疫原性、生体適合性、ならびにペプチドおよびタンパク質が凝集、吸着、および変性を経る傾向が含まれる。
【0018】
皮下または静脈内注射、あるいは静脈内注入以外の経路によるペプチド薬剤の投与は、例えば経口投与の場合、胃腸管における酵素分解および非吸収の両方のため、しばしば現実的でないことが一般的に理解される。したがって、上に言及するエキセンディンおよびペプチド・エキセンディン・アゴニスト類似体などのペプチド薬剤投与のための、不都合で、時には有痛性である注射に代わる方法を開発する必要性が存在し続けている。注射によるエキセンディンおよびエキセンディン・アゴニストの投与に有用な配合物および投薬型に加えて、これらの問題を解決し、そしてエキセンディンおよびエキセンディン・アゴニストの療法的有効量の非注射送達に有用である、配合物、投薬配合物、および方法が、本明細書に記載され、そして請求される。
【0019】
上に同定する論文、特許、および特許出願、ならびに本明細書に言及するかまたは引用するすべての他の文書の内容は、その全体が本明細書に援用される。本出願者らは、任意のこうした論文、特許、特許出願、あるいは本明細書に言及するかまたは引用する他の文書から、本出願内に、あらゆる物質および情報を物理的に援用する権利を留保する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0020】
【特許文献1】米国特許第5,424,286号
【特許文献2】国際出願第PCT/US94/10225
【特許文献3】米国特許第08/908,867号
【特許文献4】米国特許出願第09/003,869号
【特許文献5】仮出願第60/075,122号
【特許文献6】国際出願第PCT/US99/02554号
【特許文献7】PCT出願第PCT/US98/16387号
【特許文献8】米国仮出願第60/065,442号
【特許文献9】PCT出願第PCT/US98/24210号
【特許文献10】米国仮出願第60/066,029号
【特許文献11】PCT出願第PCT/US98/24273号
【非特許文献】
【0021】
【非特許文献1】Eng, J.ら, J. Biol. Chem., 265:20259−62, 1990
【非特許文献2】Eng, J.ら, J. Biol. Chem., 267:7402−05, 1992
【非特許文献3】Gokeら, J. Biol. Chem., 268:19650−55, 1993
【非特許文献4】Oersovら, Diabetes, 42:658−61, 1993
【非特許文献5】D’Alessioら, J. Clin. Invest., 97:133−38, 1996
【非特許文献6】Willmsら, J Clin Endocrinol Metab, 8 (1):327−32, 1996
【非特許文献7】Wettergrenら, Dig Dis Sci, 38(4):665−73, 1993
【非特許文献8】Schjoldagerら, Dig Dis Sci, 34(5):703−8, 1989
【非特許文献9】O’Halloranら, J Endocrinol, 126(1):169−73, 1990
【非特許文献10】Thorens, Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 89:8641−45, 1992
【非特許文献11】ByrneおよびGoke, :Fehmann H C, Goke B. Insulinotropic Gut Hormone Glucagon−Like Peptide 1. Basel, Switzerland: Karger中, 219−33, 1997
【非特許文献12】Creutzfeldtら, Diabetes Care, 19(6):580−6, 1996
【非特許文献13】Turtonら, Nature, 379(6560):69−72, 1996
【非特許文献14】Eganら, Diabetologia, 40(補遺1):A130, 1997
【非特許文献15】Scheppら, Eur. J. Pharmacol., 69:183−91, 1994
【非特許文献16】Eisseleら, Life Sci., 55:629−34, 1994
【非特許文献17】Malhotraら, Regulatory Peptides, 41:149−56, 1992
【非特許文献18】Raufmanら, J. Biol. Chem. 267;21432−37, 1992
【非特許文献19】Singhら, Regul. Pent., 53:47−59, 1994
【非特許文献20】Eng J., Diabetes, 45(補遺2):152A(要約554), 1996
【非特許文献21】Raufman, J. P.ら, J. Biol. Chem. 266:2897−902, 1991
【非特許文献22】Schepp, W.ら, Eur. J. Pharm., 269:183−91, 1994
【非特許文献23】Montrose−Rafizadehら, Diabetes, 45(補遺2):152A, 1996
【非特許文献24】Wangら, J. Clin. Invest., 95:417−21, 1995
【非特許文献25】Fehmannら, Peptides, 15(3):453−6, 1994
【非特許文献26】Thorensら, Diabetes, 42(11):1678−82, 1993
【非特許文献27】Kolligsら, Diabetes, 44:16−19, 1995
【非特許文献28】Bhavsar, Soc. Neurosci. Abstr., 21:460(188.8), 1995
【非特許文献29】ChenおよびDrucker, J. Biol. Chem., 272(7):4108−15(1997)
【非特許文献30】Danielら, Br. Med. J., 3:720, 1974
【非特許文献31】Glauserら, J. Am. Coll. Emergency Physns, 8:228, 1979
【非特許文献32】M. J. Stowerら, Br. J. Surg., 69:591−2, 1982
【発明の概要】
【0022】
1つの側面において、本発明は、式(I):
(R)A−A−A−A−A−A−A−A−A−A10−A11−A12−A13−A14−A15−A16−A17−A18−A19−A20−A21−A22−A23−A24−A25−A26−A27−A28−A29−A30−A31−A32−A33−A34−A35−A36−A37−A38−A39−A40−A41−A42−R
(I)
またはその薬学的に許容されうる塩であって、
式中:
は、HisまたはAla、Amp、Arg、Dab、Dap、D−His、Tma−His、Hppa、Lys、Orn、Paa、3−Pal、4−Pal、Pta、Tyr、Uraであるか、または欠失しており;
は、GlyまたはSerまたはAcc、Aib、Ala、β−Ala、N−Me−Ala、N−Me−D−Ala、Arg、Dab、Dap、N−Me−Gly、Lys、Orn、HN−CH(CHOC(O)R)−C(O)、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
は、AspまたはGluまたはAcc、Aib、Ala、Arg、N−Me−Asp、Dab、Dap、N−Me−Glu、Lys、Orn、HN−CH((CH−C(O)−O−R)−C(O)、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
は、GlyまたはAcc、Aib、Ala、β−Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、Ser、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
は、ThrまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、Ser、HN−CH(CH(CH)−OC(O)R)−C(O)、HN−CH(CHOC(O)R)−C(O)であるか、または欠失しており;
は、PheまたはAcc、Aib、Aic、Arg、Cha、Dab、Dap、Lys、β−1−Nal、β−2−Nal、Orn、3−Pal、4−Pal、X−Phe、Trpであるか、または欠失しており;
は、ThrまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、Ser、HN−CH(CH(CH)−OC(O)R)−C(O)、HN−CH(CHOC(O)R)−C(O)であるか、または欠失しており;
は、SerまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、Thr、HN−CH(CHOC(O)R)−C(O)、HN−CH(CH(CH)−OC(O)R)−C(O)であるか、または欠失しており;
は、AspまたはAib、Ala、Arg、Dab、Dap、Glu、Lys、OrnまたはHN−CH((CH−C(O)−O−R)−C(O)であり、;
10は、LeuまたはAbu、Acc、Aib、Ala、Arg、Cha、Dab、Dap、Ile、Lys、Nle、Orn、Phe、X−Phe、TleまたはValであり;
11は、SerまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、Thr、HN−CH(CHOC(O)R)−C(O)またはHN−CH(CH(CH)−OC(O)R)−C(O)であり;
12は、LysまたはAcc、Aib、Ala、Amp、Arg、hArg、Dab、Dap、Orn、Ser、ThrまたはHN−CH((CH−NR)−C(O)であり;
13は、GlnまたはAcc、Aib、Arg、Asn、Cha、Dab、Dap、Lys、β−1−Nal、β−2−Nal、Orn、3−Pal、4−Pal、PheまたはTyrであり;
14は、MetまたはAbu、Acc、Aib、Ala、Arg、Cha、Dab、Dap、Ile、Leu、Lys、Nle、Orn、Phe、X−Phe、TleまたはValであり;
15は、GluまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Asp、Dab、Dap、Lys、OrnまたはHN−CH((CH−C(O)−O−R)−C(O)であり;
16は、GluまたはAcc、Aib、Ala、β−Ala、D−Ala、Arg、Asp、Dab、Dap、Gly、Lys、OrnまたはHN−CH((CH−C(O)−O−R)−C(O)であり;
17は、GluまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Asn、Asp、Dab、Dap、Gln、Lys、OrnまたはHN−CH((CH−C(O)−O−R)−C(O)であり;
18は、AlaまたはAbu、Acc、Aib、Arg、Dab、Dap、Lys、OrnまたはValであり;
19は、ValまたはAbu、Acc、Aib、Ala、Arg、hArg、Cha、Dab、Dap、Ile、Leu、Lys、Nle、Nva、Orn、Phe、X−Phe、TleまたはHN−CH((CH−NR)−C(O)であり;
20は、ArgまたはAmp、hArg、Dab、Dap、Lys、Orn、3−Pal、4−PalまたはHN−CH((CH−NR)−C(O)であり;
21は、LeuまたはAbu、Acc、Aib、Ala、Arg、Asp、Cha、Dab、Dap、Glu、Ile、Lys、Nle、Orn、Phe、X−Phe、TleまたはValであり;
22は、PheまたはAcc、Aib、Aic、Ala、Arg、Cha、Dab、Dap、Lys、β−1−Nal、β−2−Nal、Orn、3−Pal、4−Pal、X−PheまたはTrpであり;
23は、IleまたはAbu、Acc、Aib、Ala、Arg、Cha、Dab、Dap、Leu、Lys、Nle、Orn、Phe、X−Phe、TleまたはValであり;
24は、GluまたはAbu、Acc、Aib、Ala、Arg、Asp、Dab、Dap、Orn、Valであるか、または欠失しており、
25は、TrpまたはAcc、Aib、Ala、Amp、Arg、Cha、Dab、Dap、Lys、β−1−Nal、β−2−Nal、Orn、3−Pal、4−Pal、Phe、X−Phe、HN−CH((CH−C(O)−O−R)−C(O)であるか、または欠失しており;
26は、LeuまたはAbu、Acc、Aib、Ala、Arg、Cha、Dab、Dap、Ile、Lys、Nle、Orn、Phe、X−Phe、Tle、Valであるか、または欠失しており;
27は、LysまたはAbu、Acc、Aib、Ala、Amp、Arg、hArg、Cha、Dap、Dab、Ile、Leu、Nle、Nva、Orn、Phe、X−Phe、Tle、Val、HN−CH((CH−NR)−C(O)であるか、または欠失しており;
28は、AsnまたはAcc、Aib、Ala、Amp、Arg、hArg、Dab、Dap、Gln、Lys、Orn、HN−CH((CH−NR)−C(O)、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
29は、GlyまたはAcc、Aib、Ala、β−Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、HN−(CH−C(O)、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
30は、GlyまたはAcc、Aib、Ala、β−Ala、Amp、Arg、hArg、Dap、Dab、Lys、Orn、Val、HN−(CH−C(O)、HN−CH((CH−NR)−C(O)、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
31は、ProまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、D−Pro、hPro、Rであるか、または欠失しており;
32は、SerまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、D−Ser、Thr、HN−CH(CHOC(O)R)−C(O)、HN−CH(CH(CH)−OC(O)R)−C(O)、R、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
33は、SerまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、D−Ser、Thr、HN−CH(CHOC(O)R)−C(O)、HN−CH(CH(CH)−OC(O)R)−C(O)、R、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
34は、GlyまたはAcc、Aib、Ala、β−Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、HN−(CH−C(O)、R、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
35は、AlaまたはAbu、Acc、Aib、β−Ala、D−Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、Val、HN−(CH−C(O)、R、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
36は、ProまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、D−Pro、hPro、R、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
37は、ProまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、D−Pro、hPro、R、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
38は、ProまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、D−Pro、hPro、R、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
39は、SerまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、Thr、HN−CH(CHOC(O)R)−C(O)、HN−CH(CH(CH)−OC(O)R)−C(O)、R、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
40は、Asp、D−Asp、Glu、D−Glu、HN−(CH−C(O)、HN−CH((CH−C(O)−O−R)−C(O)、Rであるか、または欠失しており;
41は、HN−(CH−C(O)、Rであるか、または欠失しており;
42は、HN−(CH−C(O)、Rであるか、または欠失しており;
は、OH、NH、または(C−C12)アルコキシであり;
およびRは、各々、独立に、H、(C−C30)アルキル、(C−C30)アルケニル、フェニル(C−C30)アルキル、ナフチル(C−C30)アルキル、ヒドロキシ(C−C30)アルキル、ヒドロキシ(C−C30)アルケニル、ヒドロキシフェニル(C−C30)アルキル、ヒドロキシナフチル(C−C30)アルキルおよびC(O)Xからなる群より選択され;
およびRは、各々、独立に、(C−C30)アルキルであり;
およびRは、各々、独立に、各出現に関して、H、(C−C30)アルキル、(C−C30)アシル、(C−C30)アルキルスルホニル、または−C(NH)NHであり;

【0023】
【化1】

【0024】
であり;
は、独立に、各出現に関して、(C−C)アルキル、OHまたはハロゲンであり;
は、(C−C30)アルキル、(C−C30)アルケニル、フェニル(C−C30)アルキル、ナフチル(C−C30)アルキル、ヒドロキシ(C−C30)アルキル、ヒドロキシ(C−C30)アルケニル、ヒドロキシフェニル(C−C30)アルキル、またはヒドロキシナフチル(C−C30)アルキルであり;
mは、1〜20であり;
nは、1〜5であり;
qは、1または2であり;
sは、1〜5であり;そして
tは、1〜5であり;そして
uは、1〜5である;
但し、Rが、(C−C30)アシル、(C−C30)アルキルスルホニル、または−C(NH)NHである場合、Rは、Hまたは(C−C30)アルキルであり;そしてさらに但し、前記化合物は、エキセンディン4(v−w)−OH、エキセンディン4(v−w)−NH、エキセンディン3(v−w)−OH、およびエキセンディン3(v−w)−NH、式中、vは、1〜8であり、そしてwは、24−39である、からなる群より選択される化合物ではない
の化合物、またはその薬学的に許容されうる塩に関する。
【0025】
前述の側面の1つの態様において、本発明は:
は、His、Hppa、Paa、Pta、Uraであるか、または欠失しており;
は、Aib、D−Ala、Glyであるか、または欠失しており;
10は、A6cまたはLeuであり;
11は、AibまたはSerであり;
12は、Arg、Lys、Lys(Nε−オクタノイル)またはLys(Nε−Acp−オクタノイル)であり;
14は、A6c、Leu、MetまたはNleであり;
17は、GluまたはSer(O−デカノイル)であり;
18は、AibまたはAlaであり;
25は、Phe、Trpであるか、または欠失しており;
26は、A6c、Leuであるか、または欠失しており;
27は、Arg、Lys、Lys(Nε−オクタノイル)、Lys(Nε−Acp−オクタノイル)、Lys(Nε−Acp−デカノイル)であるか、または欠失しており;
28は、Aib、Asnであるか、または欠失しており;
29は、Aib、β−Ala、Glyであるか、または欠失しており;
30は、Arg、D−Arg、Glyであるか、または欠失しており;
31は、Acp、Asp、D−Asp、Ava、Pro、Ser(O−デカノイル)であるか、または欠失しており;
32は、Aun、Ava、Ser、Ser(O−デカノイル)であるか、または欠失しており;
33は、Aun、Ser、Ser(O−デカノイル)であるか、または欠失しており;
39は、Ser、Ser(O−デカノイル)であるか、または欠失しており;
40は、Acp、Asp、D−Asp、Avaであるか、または欠失しており;
41は、Aun、Avaであるか、または欠失しており;そして
42は、Aunであるか、または欠失している
化合物、またはその薬学的に許容されうる塩を特徴とする。
【0026】
前述の側面の別の態様において、本発明は:
は、Aibであり;
12は、ArgまたはLysであり;
18は、AibまたはAlaであり;
26は、A6cまたはLeuであり;
27は、Arg、LysまたはLys27(Nε−Acp−デカノイル)であり;
28は、AibまたはAsnであり;
29は、Aib、β−AlaまたはGlyであり;
30は、ArgまたはGlyであり;そして
40は、Acpであるか、または欠失している
化合物、またはその薬学的に許容されうる塩を特徴とする。
【0027】
本発明の前述の側面の好ましい態様は、式:
(Aib)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号4)
(Aib,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,A6c14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Arg12,27,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号6)
(Aib,Arg12,27,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号6)
(Aib2,28,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号7)
(Aib2,28,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号7)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号8)
(Aib2,29,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号8)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib2,29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号8)
(Aib,Nle14,A6c26)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号10)
(Aib,Leu14,A6c26)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号10)
(Aib,A6c26)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号10)
(Aib,A6c14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,A6c10,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号11)
(Aib,A6c10,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号11)
(Aib,A6c10,14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号11)
(Aib2,18,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号12)
(Aib2,18,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号12)
(Aib2,18)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号12)
(Aib2,11,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号13)
(Aib2,11,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号13)
(Aib2,11)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号13)
(D−Ala,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号14)
(D−Ala,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号14)
(D−Ala)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号14)
(Aib,A6c14,26)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号10)
(Aib2,18,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号12)
(Hppa,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号15)
(Hppa,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号15)
(Hppa)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号15)
(Ura,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号16)
(Paa,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号16)
(Pta,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号16)
(Aib,Nle14,Ser32(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH; (配列番号17)
(Aib,Leu14,Ser32(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号17)
(Aib,Nle14,Ser33(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号18)
(Aib,Leu14,Ser33(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号18)
(Aib,Nle14,Ser39(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号19)
(Aib,Leu14,Ser39(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号19)
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号20)
(Aib,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号20)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号21)
(Aib,Arg12,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号21)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Nle14,Arg27)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号22)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Leu14,Arg27)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号22)
(Aib,Arg12,27,Nle14,Ava40,Aun41)エキセンディン−4(1−41)NH;(配列番号94)
(Aib,Arg12,27,Nle14,Asp40,Ava41,Aun42)エキセンディン−4(1−42)NH;(配列番号23)
(Aib,Arg12,27,Nle14,D−Asp40,Ava41,Aun42)エキセンディン−4(1−42)NH;(配列番号23)
(Aib)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号24)
(Aib,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号25)
(Aib,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号25)
(Aib,A6c14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号25)
(Aib,Arg12,27,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号26)
(Aib,Arg12,27,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号26)
(Aib2,28,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号27)
(Aib2,28,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号27)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号28)
(Aib2,29,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号28)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号29)
(Aib,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号29)
(Aib,β−Ala29)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号29)
(Aib2,29)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号28)
(Aib,Nle14,A6c26)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号30)
(Aib,Leu14,A6c26)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号30)
(Aib,A6c26)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号30)
(Aib,A6c14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号25)
(Aib,A6c10,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号31)
(Aib,A6c10,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号31)
(Aib,A6c10,14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号31)
(Aib2,18,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号32)
(Aib2,18,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号32)
(Aib2,11,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号33)
(Aib2,11,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号33)
(Aib2,11)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号33)
(D−Ala,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号34)
(D−Ala,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号34)
(D−Ala)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号34)
(Aib,A6c14,26)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号30)
(Aib2,18)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号32)
(Hppa,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号35)
(Hppa,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号35)
(Hppa)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号35)
(Ura,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号36)
(Paa,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号36)
(Pta,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号36)
(Aib,Nle14,Ser32(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号37)
(Aib,Leu14,Ser32(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号37)
(Aib,Nle14,Ser33(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号38)
(Aib,Leu14,Ser33(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号38)
(Aib,Nle14,Ser39(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号39)
(Aib,Leu14,Ser39(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号39)
(Aib,Nle14,Ser17(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号40)
(Aib,Leu14,Ser17(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号40)
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号41)
(Aib,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号41)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号42)
(Aib,Arg12,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号42)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Nle14,Arg27)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号43)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Leu14,Arg27)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号43)
(Aib,Arg12,27,Nle14,Ava40,Aun41)エキセンディン−3(1−41)NH;(配列番号95)
(Aib,Arg12,27,Nle14,Asp40,Ava41,Aun42)エキセンディン−3(1−42)NH;(配列番号44)
(Aib,Arg12,27,Nle14,D−Asp40,Ava41,Aun42)エキセンディン−3(1−42)NH;(配列番号44)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib,Leu14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib,A6c14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib2,29,Nle14,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(Aib2,29,Leu14,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(Aib2,29,A6c14,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(Aib,Nle14,β−Ala29,D−Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号47)
(Aib,Leu14,β−Ala29,D−Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号47)
(Aib2,29,Nle14,D−Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号48)
(Aib2,29,Leu14,D−Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号48)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号49)
(Aib,Arg12,27,30,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号49)
(Aib2,29,Arg12,27,30,Nle14)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号50)
(Aib2,29,Arg12,27,30,Leu14)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号50)
(Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号51)
(Leu14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号51)
(Nle14,Aib29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号52)
(Leu14,Aib29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号52)
(Aib,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib2,29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号51)
(Aib29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号52)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号53)
(Aib,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号53)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号54)
(Aib2,29,Leu14)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号54)
(Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号55)
(Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号55)
(Nle14,Aib29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号56)
(Leu14,Aib29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号56)
(Aib2,29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号54)
(β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号55)
(Aib29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号56)
(Aib,Nle14,Ser31(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号57)
(Aib,Leu14,Ser31(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号57)
(Aib,Nle14,Ser17(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号58)
(Aib,Leu14,Ser17(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号58)
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号59)
(Aib,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号59)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号60)
(Aib,Arg12,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号60)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Nle14,Arg27)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号61)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Leu14,Arg27)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号61)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,Ava31,Aun32)エキセンディン−4(1−32)NH;(配列番号96)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,Asp31,Ava32,Aun33)エキセンディン−4(1−32)NH;(配列番号62)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,D−Asp31,Ava32,Aun33)エキセンディン−4(1−32)NH;(配列番号62)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号63)
(Aib,Leu14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号63)
(Aib,A6c14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号63)
(Aib2,29,Nle14,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号64)
(Aib2,29,Leu14,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号64)
(Aib2,29,A6c14,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号64)
(Aib,Nle14,β−Ala29,D−Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号65)
(Aib,Leu14,β−Ala29,D−Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号65)
(Aib2,29,Nle14,D−Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号66)
(Aib2,29,Leu14,D−Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号66)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号67)
(Aib,Arg12,27,30,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号67)
(Aib2,29,Arg12,27,30,Nle14)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号68)
(Aib2,29,Arg12,27,30,Leu14)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号68)
(Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号69)
(Leu14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号69)
(Nle14,Aib29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号70)
(Leu14,Aib29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号70)
(Aib,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号63)
(Aib2,29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号64)
(β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号69)
(Aib29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号70)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号71)
(Aib,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号71)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号72)
(Aib2,29,Leu14)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号72)
(Nle14,β−Ala29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号73)
(Leu14,β−Ala29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号73)
(Nle14,Aib29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号74)
(Leu14,Aib29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号74)
(Aib2,29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号72)
(β−Ala29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号73)
(Aib29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号74)
(Aib,Nle14,Ser31(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−31)NH;(配列番号75)
(Aib,Leu14,Ser31(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−31)NH;(配列番号75)
(Aib,Nle14,Ser17(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号76)
(Aib,Leu14,Ser17(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号76)
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号77)
(Aib,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号77)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号78)
(Aib,Arg12,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号78)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Nle14,Arg27)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号79)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Leu14,Arg27)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号79)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,Ava31,Aun32)エキセンディン−3(1−32)NH;(配列番号97)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,Asp31,Ava32,Aun33)エキセンディン−3(1−33)NH;(配列番号80)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,D−Asp31,Ava32,Aun33)エキセンディン−3(1−33)NH;(配列番号80)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号81)
(Aib,Arg12,27,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号81)
(Aib,Arg12,27,A6c14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号81)
(Aib,Arg12,27,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号81)
(Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号82)
(Leu14,Aib29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号83)
(β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号82)
(Aib29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号83)
(Nle14,Aib29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号83)
(Leu14,Aib29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号83)
(Aib,Arg12,27,Nle14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号84)
(Aib,Arg12,27,Leu14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号84)
(Aib,Arg12,27,A6c14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号84)
(Aib,Arg12,27,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号84)
(Aib,Nle14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号85)
(Aib,Leu14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号85)
(Aib,A6c14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号85)
(Aib,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号85)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,β−Ala29,Acp31)エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号86)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30,Acp31)エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号87)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号88)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号89)
(Aib,Lys12(Nε−Acp−オクタノイル),Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号90)
(Aib,Lys12(Nε−Acp−オクタノイル),Nle14,Arg27,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号90)
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−Acp−オクタノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号91)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−Acp−オクタノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号91)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号88)または
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−Acp−デカノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号92)
にしたがった化合物、またはその薬学的に許容されうる塩を特徴とする。
【0028】
本発明の前述の側面のより好ましい態様は、式:
(Aib)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号4)
(Aib,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,A6c14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Arg12,27,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号6)
(Aib,Arg12,27,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号6)
(Aib2,28,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号7)
(Aib2,28,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号7)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号8)
(Aib2,29,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号8)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib2,29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号8)
(Aib,Nle14,A6c26)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号10)
(Aib,Leu14,A6c26)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号10)
(Aib,A6c14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Nle14,Ser39(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号19)
(Aib,Leu14,Ser39(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号19)
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号20)
(Aib,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号20)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号21)
(Aib,Arg12,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号21)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Nle14,Arg27)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号43)
(Aib,Arg12,27,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号26)
(Aib,Arg12,27,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号26)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号42)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib,Leu14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib2,29,Nle14,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(Aib2,29,Leu14,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号49)
(Aib,Arg12,27,30,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号49)
(Aib2,29,Arg12,27,30,Nle14)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号50)
(Aib2,29,Arg12,27,30,Leu14)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号50)
(Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号51)
(Leu14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号51)
(Nle14,Aib29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号52)
(Leu14,Aib29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号52)
(Aib,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib2,29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号53)
(Aib,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号53)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号54)
(Aib,Nle14,Ser31(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号57)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号60)
(Aib,Arg12,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号60)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号63)
(Aib,Leu14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号63)
(Aib2,29,Nle14,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号64)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号81)
(Aib,Arg12,27,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号81)
(Aib,Arg12,27,Nle14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号84)
(Aib,Arg12,27,Leu14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号84)
(Aib,Nle14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号85)
(Aib,Leu14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号85)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,β−Ala29,Acp31)エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号86)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30,Acp31)エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号87)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号88)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号89)
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−Acp−オクタノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号91)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−Acp−オクタノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号91)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号88)または
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−Acp−デカノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号92)
にしたがった化合物、またはその薬学的に許容されうる塩を特徴とする。
【0029】
本発明の前述の側面のさらにより好ましい態様は、式:
(Aib)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号4)
(Aib,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,A6c14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Arg12,27,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号6)
(Aib,Arg12,27,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号6)
(Aib2,28,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号7)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号8)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib,Nle14,A6c26)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号10)
(Aib,Nle14,Ser39(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号19)
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号20)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号21)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib,Leu14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib2,29,Nle14,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号49)
(Aib,Arg12,27,30,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号49)
(Aib,Nle14,Ser31(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号57)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号60)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号81)
(Aib,Arg12,27,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号81)
(Aib,Arg12,27,Nle14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号84)
(Aib,Arg12,27,Leu14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号84)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,β−Ala29,Acp31)エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号86)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号88)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−Acp−オクタノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号92)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号88)または
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−Acp−デカノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号92)
にしたがった化合物、またはその薬学的に許容されうる塩を特徴とする。
【0030】
本発明の前述の側面のさらにより好ましい態様は、式:
(Aib)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号4)
(Aib,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib2,28,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号7)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号8)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib,Nle14,A6c26)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号10)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib2,29,Nle14,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(Aib,A6c14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号88)または
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−Acp−デカノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号92)
にしたがった化合物、またはその薬学的に許容されうる塩を特徴とする。
【0031】
本発明の前述の側面の最も好ましい態様は、式:
(Aib,A6c14)エキセンディン−4(1−39)−NH;(配列番号5)
(Aib,Nle14)エキセンディン−4(1−39)−NH;(配列番号5)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)−NH;(配列番号45)
(Aib2,28,Nle14)エキセンディン−4(1−39)−NH;(配列番号7)
(Aib,Nle14,A6c26)エキセンディン−4(1−39)−NH;(配列番号10)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−4(1−39)−NH;(配列番号8)
(Aib,Leu14)エキセンディン−4(1−39)−NH;(配列番号5)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)−NH;(配列番号9)または
(Aib2,29,Nle14,Arg30)エキセンディン−4(1−30)−NH;(配列番号46)
にしたがった化合物を特徴とする。
【0032】
式(I)の別のより好ましい化合物は、本開示の実施例セクションに特に列挙する化合物各々、またはその薬学的に許容されうる塩を含む。
別の側面において、本発明は、GLP−1受容体と、請求項1の化合物またはその薬学的に許容されうる塩を接触させる工程を含む、GLP−1受容体を結合させる方法を提供する。この側面の1つの態様において、前記GLP−1受容体は、ヒトまたは非ヒト動物被験体におけるものである。
【0033】
別の側面において、本発明は、上に定義するような式(I)の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量、および薬学的に許容されうるキャリアーまたは希釈剤を含む、薬学的組成物を提供する。
【0034】
別の側面において、本発明は、単数または複数の細胞からGLP−1アゴニスト効果を誘発する方法であって、前記の単数または複数の細胞が1以上のGLP−1受容体を含み、前記方法が、前記の単数または複数の細胞と、請求項1の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を接触させる工程を含む、前記方法を提供する。
【0035】
直前の側面の1つの態様において、本発明は、GLP−1アゴニスト効果を誘発する必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体の単数または複数の細胞において、GLP−1アゴニスト効果を誘発する方法であって、上に定義するような式(I)の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法を提供する。
【0036】
直前の側面の別の態様において、本発明は、I型糖尿病、II型糖尿病、肥満、過食症、グルカゴン産生腫瘍、気道の分泌性障害、代謝障害、関節炎、骨粗鬆症、中枢神経系疾患、再狭窄および神経変性疾患からなる群より選択される疾患を治療する必要がある被験体において、こうした疾患を治療する方法であって、上に定義するような式(I)の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を投与する工程を含む、前記方法を提供する。直前の方法の好ましい方法は、治療される疾患がI型糖尿病またはII型糖尿病であるものである。
【0037】
直前の側面の別の態様において、本発明は、インスリン放出を刺激する必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体において、インスリン放出を刺激する方法であって、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法を提供する。
【0038】
直前の側面の別の態様において、本発明は、インスリン感度を増進させる必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体において、インスリン感度を増進させる方法であって、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法を提供する。
【0039】
直前の側面のさらに別の態様において、本発明は、血中グルコースレベルを低下させる必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体において、血中グルコースレベルを低下させる方法であって、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法を提供する。
【0040】
直前の側面のさらに別の態様において、本発明は、ベータ細胞におけるcAMP産生を刺激する必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体のベータ細胞におけるcAMP産生を刺激する方法であって、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法を提供する。
【0041】
別の側面において、本発明は、単数または複数の細胞からGLP−1アンタゴニスト効果を誘発する方法であって、前記の単数または複数の細胞が1以上のGLP−1受容体を含み、前記方法が、前記の単数または複数の細胞と、請求項1の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を接触させる工程を含む、前記方法を提供する。
【0042】
直前の側面の1つの態様において、本発明は、GLP−1アンタゴニスト効果を誘発する必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体の単数または複数の細胞において、GLP−1アンタゴニスト効果を誘発する方法であって、上に定義するような式(I)の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法を提供する。
【0043】
直前の側面の別の態様において、本発明は、悪液質、食欲不振、低血糖症および吸収不良症候群からなる群より選択される疾患を治療する必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体において、こうした疾患を治療する方法であって、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法を提供する。
【0044】
さらにさらなる側面において、本発明は、GLP−1受容体を有する細胞を画像化する方法であって、前記細胞を、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量と接触させる工程を含み、前記化合物が1以上の放射ヨウ素標識チロシン残基を含む、前記方法を提供する。
【0045】
別に定義しない限り、そしてN末端アミノ酸を例外として、本開示中のアミノ酸の略語(例えばAla)は、一般的に、−NH−C(R)(R’)−CO−、式中、RおよびR’は、各々、独立に、Hまたはアミノ酸の側鎖である(例えば、Alaに関しては、R=CH、そしてR’=H)、を示す。N末端アミノ酸に関しては、該略語は、一般的に、(R)−N−CH(R)−CO−、式中、Rはアミノ酸の側鎖であり、そしてRおよびRは上に定義する通りである、を示す。N末端にある特定のアミノ酸(例えば、Ura、Paa、Pta等)の場合、こうしたアミノ酸は、本明細書において、デスアミノ酸と見なされるため、R、RおよびNは存在しない。
【発明を実施するための形態】
【0046】
本発明のペプチドを、標準的固相ペプチド合成によって調製してもよい。例えば、Stewart, J.M.ら, Solid Phase Synthesis(Pierce Chemical Co., 第2版 1984)を参照されたい。上記一般式の置換基RおよびRを、当該技術分野に知られる標準的方法によって、N末端アミノ酸の遊離アミンに付着させてもよい。例えば、還元的アルキル化を用いて、アルキル基、例えば、(C−C30)アルキルを付着させてもよい。また、還元的アルキル化を用いて、遊離ヒドロキシ基がt−ブチルエステルで保護されているヒドロキシアルキル基、例えば(C−C30)ヒドロキシアルキルを付着させてもよい。樹脂と、3モル当量の遊離酸およびジイソプロピルカルボジイミド両方を塩化メチレン中で約1時間混合することによって、遊離酸、例えば、ECOOHを、N末端アミノ酸の遊離アミンとカップリングすることにより、アシル基、例えば、COEを付着させてもよい。遊離酸が遊離ヒドロキシ基を含有する場合、例えば、p−ヒドロキシフェニルプロピオン酸である場合、さらに3モル当量のHOBTを用いて、カップリングを行わなければならない。
【0047】
別に定義しない限り、本明細書で用いるすべての技術的および科学的用語は、本発明が属する技術分野の一般的な当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。また、本明細書で言及するすべての刊行物、特許出願、特許および他の参考文献が本明細書に援用される。
【0048】
用語体系および略語
記号 意味
A3cは、1−アミノ−1−シクロプロパンカルボン酸であり
A4cは、1−アミノ−1−シクロブタンカルボン酸であり
A5cは、1−アミノ−1−シクロペンタンカルボン酸であり
A6cは、1−アミノ−1−シクロヘキサンカルボン酸であり
A7cは、1−アミノ−1−シクロヘプタンカルボン酸であり
A8cは、1−アミノ−1−シクロオクタンカルボン酸であり
A9cは、1−アミノ−1−シクロノナンカルボン酸であり
Abuは、α−アミノ酪酸であり
Accは、A3c、A4c、A5c、A6c、A7c、A8cおよびA9cの群より選択されるアミノ酸であり
Acpは、4−(2−アミノエチル)−1−カルボキシメチル−ピペラジンであり
Adoは、12−アミノドデカン酸であり
Aibは、α−アミノイソ酪酸であり
Aicは、2−アミノインダン−2−カルボン酸であり
β−Alaは、β−アラニンであり
Ampは、4−アミノ−フェニルアラニンであり
Aunは、11−アミノウンデカン酸であり
Avaは、5−アミノ吉草酸であり
Bocは、t−ブチルオキシカルボニルであり
2BrZは、2−ブロモベンジルオキシカルボニルであり
Bzlは、ベンジルであり
Chaは、β−シクロヘキシルアラニンであり
2ClZは、2−クロロベンジルオキシカルボニルであり
Dabは、α,γ−ジアミノ酪酸であり
Dapは、α,β−ジアミノプロピオン酸であり
DCMは、ジクロロメタンであり
DICは、1,3−ジイソプロピルカルボジイミドであり
DMAPは、4−(ジメチルアミノ)ピリジンであり
DIEAは、ジイソプロピルエチルアミンであり
DMFは、N,N−ジメチルホルムアミドであり
DNPは、2,4−ジニトロフェニルであり
Fmは、ホルミルであり
Fmocは、9−フルオレニルメトキシカルボニルであり
Gabaは、γ−アミノ酪酸であり
HBTUは、ヘキサフルオロリン酸2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムであり
HFは、フッ化水素であり
HOAcは、酢酸であり
HOBtは、N−ヒドロキシベンゾトリアゾールであり
Hppaは、3−(p−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸であり
hProは、ホモプロリンであり
N−Me−Alaは、N−メチル−アラニンであり
N−Me−Gluは、N−メチル−グルタミン酸であり
N−Me−Glyは、N−メチル−グリシンであり
β−1−Nalは、β−(1−ナフチル)アラニンであり
β−2−Nalは、β−(2−ナフチル)アラニンであり
Nleは、ノルロイシンであり
OcHexは、O−シクロヘキシルであり
Ornは、オルニチンであり
Paaは、トランス−3−(3−ピリジル)アクリル酸であり
3−Palは、β−(3−ピリジニル)アラニンであり
4−Palは、β−(4−ピリジニル)アラニンであり
PAM樹脂は、4−ヒドロキシメチルフェニルアセトアミドメチル樹脂であり
Ptaは、(4−ピリジルチオ)酢酸であり
TFAは、トリフルオロ酢酸であり
TISは、トリイソプロピルシランであり
Tleは、tert−ブチルグリシンであり
Tma−Hisは、N,N−テトラメチルアミジノ−ヒスチジンであり
Tosは、トシルであり
Trtは、トリチルであり
Uraは、ウロカニン酸であり
Xanは、キサンチルであり
Zは、ベンジルオキシカルボニルである。
【0049】
上記式において、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシフェニルアルキルおよびヒドロキシナフチルアルキルは、1−4ヒドロキシ置換基を含有してもよい。C(O)Xは、−C=O・X、式中、Xは上に定義する通りである、を指す。したがって、−C=O・Xの例には、限定されるわけではないが、アセチルおよびフェニルプロピオニルが含まれる。
【0050】
Lys(Ne−アルカノイル)によって意味されるものは、以下の構造:
【0051】
【化2】

【0052】
式中、pは、0または両端を含めて1〜28の整数である
によって示される。
Ser(O−アルカノイル)によって意味されるものは、以下の構造:
【0053】
【化3】

【0054】
式中、pは、0または両端を含めて1〜28の整数である
によって示される。
Acpによって意味されるものは、以下の構造:
【0055】
【化4】

【0056】
によって示される。
Lys(Nε−Acp−アルカノイル)によって意味されるものは、以下の構造:
【0057】
【化5】

【0058】
式中、pは、0または両端を含めて1〜28の整数である
によって示される。
部分、−C(NH)NHにおいて、(NH)基の窒素は、二重結合を介して炭素に結合する。
【0059】
用語「ハロゲン」は、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを含み、放射性および非放射性同位体を含む。用語「(C−C12)炭化水素部分」は、アルキル、アルケニルおよびアルキニル部分を含み;アルケニルおよびアルキニル部分は、C〜C12を含む。
【0060】
句「独立に、各出現に関して」は、この句が適用される置換基メンバーがいずれも、別の置換基メンバーが出現するかどうかに関わらず、出現してもよいことを意味する。したがって、本明細書に提供するようなX−Pheの定義は、例えば、(125I)Tyrを含み;すなわちこの場合、uは2であり、Xは、最初の出現においてOHであり、そして二番目の出現においては、X125Iである。
【0061】
本発明のペプチドはまた、本明細書において別の形式によって示され、例えば(Aib)エキセンディン−4(1−39)NH(配列番号4)であり、ペプチドの略語の前に、括弧中に入れられた天然配列から置換されたアミノ酸を含む(例えば、エキセンディン−4中のGlyに対するAib)。ペプチドの略語に続く括弧中の数字は、ペプチド中に存在するアミノ酸の番号を指し;例えばエキセンディン−4(1−39)(配列番号93)は、エキセンディン−4のペプチド配列(配列番号2)のアミノ酸1〜39である。例えば、「エキセンディン−4(1−39)NH」(配列番号93)中の表示「NH」は、ペプチドのC末端がアミド化されていることを示す。逆に、「エキセンディン−4(1−39)」(配列番号93)は、C末端が遊離酸であることを意味する。
【0062】
エキセンディン−4の配列は、John Engら, The Journal of Biological Chemistry, vol. 267, pp. 7402−7405, (1992)に列挙される。エキセンディン−3の配列は、Eng, J.ら, The Journal of Biological Chemistry, 265:20259−62, (1990)に記載される。
【0063】
合成
保護アミノ酸、1−(N−tert−ブトキシカルボニル−アミノ)−1−シクロヘキサン−カルボン酸(Boc−A6c−OH)を、以下の通り合成した。19.1g(0.133mol)の1−アミノ−1−シクロヘキサンカルボン酸(Acros Organics, Fisher Scientific, ペンシルバニア州ピッツバーグ)を、200mlのジオキサンおよび100mlの水中に溶解した。これに、67mlの2N NaOHを添加した。溶液を氷水槽中で冷却した。32.0g(0.147mol)のジ−tert−ブチル−ジカーボネートをこの溶液に添加した。反応混合物を室温で一晩攪拌した。次いで、減圧下でジオキサンを除去した。200mlの酢酸エチルを、残りの水溶液に添加した。混合物を氷水槽中で冷却した。4N HClを添加することによって、水性層のpHを約3に調整した。有機層を分離した。水性層を酢酸エチルで抽出した(1x100ml)。2つの有機層を合わせ、そして水で洗浄し(2x150ml)、無水MgSO上で乾燥させ、ろ過し、そして減圧下で乾燥するまで濃縮させた。残渣を酢酸エチル/ヘキサン中で再結晶化した。9.2gの純粋産物を得た。収率29%。
【0064】
Boc−A6c−OHと類似の方式でBoc−A5c−OHを合成した。本明細書の解説によって可能となるように、一般の当業者は、類似の方式で、他の保護Accアミノ酸を調製可能である。
【0065】
A5c、A6cおよび/またはAibを含有する、本発明のエキセンディン−4または−3いずれかの類似体の合成において、これらの残基およびその直後の残基に関して、カップリング時間は、約2時間である。(Tma−His)エキセンディン−4(1−39)NH(配列番号101)の合成のため、最後のカップリング反応において、4ml DMF中のHBTU(2mmol)およびDIEA(1.0ml)を用いて、ペプチド−樹脂のN末端遊離酸と反応させる;カップリング時間は約2時間である。
【0066】
当該技術分野に知られる標準的方法によって、上記一般式の置換基RおよびRを、N末端アミノ酸の遊離アミンに付着させてもよい。例えば、還元的アルキル化を用いて、アルキル基、例えば、(C−C30)アルキルを付着させてもよい。また、還元的アルキル化を用いて、遊離ヒドロキシ基がt−ブチルエステルで保護されているヒドロキシアルキル基、例えば(C−C30)ヒドロキシアルキルを付着させてもよい。樹脂と、3モル当量の遊離酸およびジイソプロピルカルボジイミド両方を塩化メチレン中で約1時間混合することによって、遊離酸、例えば、XCOOHを、N末端アミノ酸の遊離アミンとカップリングすることにより、アシル基、例えば、COXを付着させてもよい。遊離酸が遊離ヒドロキシ基を含有する場合、例えば、p−ヒドロキシフェニルプロピオン酸である場合、さらに3モル当量のHOBTを用いて、カップリングを行わなければならない。
【0067】
方法
以下の方法にしたがって、GLP−1結合化合物としての活性に関して、そしてGLP−1アゴニストおよび/またはアンタゴニスト活性に関して、本発明の化合物を試験可能であるし、そして試験した。
【0068】
受容体発現およびトランスフェクション
クローニングされたヒト・ソマトスタチン受容体の機能的発現
ヒトGLP−1(hGLP−1)受容体を含有するゲノムクローンを、Andreas Wilmen博士、ドイツ・マールブルグ大学より得た。コード領域を、哺乳動物発現プラスミドpTEJ8のEcoRI部位内にクローニングした(5)。リン酸カルシウム沈殿法によって、チャイニーズハムスター卵巣細胞株、CHO−K1(American Type Culture Collection、メリーランド州ロックビル)のDNAトランスフェクションを行った(6)。10%ウシ胎児血清、1mMピルビン酸ナトリウム、1%非必須アミノ酸が補充され、0.8mg/ml G418(Gibco BRL、ニューヨーク州グランドアイランド)を含有するRPMI 1640培地中で、DNAトランスフェクション細胞を選択することによって、ラットおよびヒトGLP−1受容体を安定して発現しているクローン性細胞株を得て、リングクローニングし、そして培養中で増殖させた。受容体および結合性質決定のため、ラットGLP−1受容体を発現している株CHO−N1およびヒトGLP−1受容体を発現している株CHO−Y2を用いた。
【0069】
リン酸カルシウム法によって、トランスフェクションを行った。10%ウシ胎児血清を補ったα最小必須培地(α−MEM; Gibco)中でCHO−K1細胞を維持し、そしてリン酸カルシウム沈殿を用いて発現プラスミドでトランスフェクションした。500μg mL−1のジェネティシン(G418; Gibco)を補ったα−MEM中で、発現プラスミドを受け継いだクローンを選択した。独立のCHO−K1クローンを、ガラスリングクローニングによって摘み取り、そして選択培地中の培養で増殖させた。単離クローンから膜を調製し、そしてhGLP−1発現をまず、(125I)GLP−1(7−36)との結合に関して評価した。
【0070】
ヒト組換えGLP−1受容体を発現しているCHO−K1細胞を、10%ウシ胎児血清を含有するダルベッコの修飾イーグル培地(DMEM)中で培養し、そして5% CO/95%空気の加湿大気中、約37℃で維持した。
【0071】
以下の実施例は、本発明のペプチドを作製するための合成法を記載し、該方法は当業者に周知である。当業者には他の方法もまた知られる。実施例は、例示の目的のために提供され、そしていかなる方式でも、本発明の範囲を限定することを意味しない。
【実施例】
【0072】
実施例1:(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH(配列番号9)
加速Boc化学反応固相ペプチド合成を行うように修飾されたモデル430Aペプチド合成装置(Applied Biosystems、カリフォルニア州フォスターシティ)上で表題ペプチドを合成し、選択した。Schnolzerら, Int. J. Peptide Protein Res., 40:180(1992)を参照されたい。0.91mmol/gの装填を伴う4−メチルベンズヒドリルアミン(MBHA)樹脂(Peninsula、カリフォルニア州ベルモント)を用いた。
【0073】
以下の側鎖保護を含むBocアミノ酸(Midwest Bio−tech、インディアナ州フィッシャーズ)を用いた: Boc−Ala−OH、Boc−Arg(Tos)−OH、Boc−Asp(OcHex)−OH、Boc−His(DNP)−OH、Boc−Val−OH、Boc−Leu−OH、Boc−Gly−OH、Boc−Gln−OH、Boc−Ile−OH、Boc−Lys(2ClZ)−OH、Boc−Thr(Bzl)−OH、Boc−Ser(Bzl)−OH、Boc−Phe−OH、Boc−Aib−OH、Boc−Glu(OcHex)−OH、Boc−Trp(Fm)−OH、Boc−β−Ala−OH、Boc−Pro−OH、Boc−Nle−OHおよびBoc−Asn(Xan)−OH。0.20mmol規模で合成を行った。100% TFAで約1分間、2回処理することによって、Boc基を除去した。Bocアミノ酸(2.5mmol)を4mLのDMF中のHBTU(2.0mmol)およびDIEA(1.0mL)であらかじめ活性化し、そしてペプチド−樹脂TFA塩の中和をあらかじめせずに、カップリングさせた。Boc−Aib−OH残基およびBoc−His(DNP)−OH残基のカップリング時間が約2時間だったのを除いて、カップリング時間は約5分間であった。
【0074】
ペプチド鎖の組み立て終了時、樹脂をDMF中の20%メルカプトエタノール/10% DIEAの溶液で約30分間、2回処理して、His側鎖上のDNP基を除去した。次いで、100% TFAで約2分間、2回処理することによって、N末端Boc基を除去した。ペプチド−樹脂をDMF中の10% DIEAで中和した(1x約1分間)後、15%エタノールアミン/15%水/70% DMFの溶液で約30分間、2回処理することによって、Trpの側鎖上のホルミル基を除去した。部分的に脱保護されたペプチド−樹脂をDMFおよびDCMで洗浄し、そして減圧下で乾燥させた。1mLのアニソールおよびジチオスレイトール(24mg)を含有する10mLのHF中でペプチド−樹脂を0℃で約75分間攪拌することによって、最終切断を完了した。窒素流によってHFを除去した。残渣をエーテルで洗浄して(6x10mL)、そして4N HOAcで抽出した(6x10mL)。
【0075】
逆相VYDAC C18カラム(Nest Group、マサチューセッツ州サウスボロウ)を用いて、水性抽出物中のペプチド混合物を逆相分離用高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)上で精製した。流速10mL/分(溶液A=0.1% TFAを含有する水;溶液B=0.1%のTFAを含有するアセトニトリル)で、直線勾配(105分間に渡る20%〜50%の溶液B)を用いてカラムを溶出させた。分画を収集し、そして分析用HPLC上でチェックした。純粋産物を含有するものを合わせて、そして乾燥するまで凍結乾燥した。31.1mgの白色固体を収集した。分析用HPLC分析に基づくと、純度は約98%だった。エレクトロスプレー質量分析計分析によって、分子量は4209.1であることがわかった(計算分子量4210.07と一致する)。
【0076】
実施例2:(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH(配列番号45)
適切なBoc−アミノ酸で置き換えて、実施例1に記載する方法にしたがい、表題化合物を合成した。92.9mgの表題化合物を、0.2mmolのMBHA樹脂から収集した(収率13%)。純度は>99%であった。エレクトロスプレー質量分析計分析によって、分子量は3531.4であることがわかった(計算分子量3532.03と一致する)。
【0077】
実施例3:(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH(配列番号88)
Fmoc−Acp−OH(0.40g、0.829mmol)、HBTU(1.57mLのDMF中の0.5M HBTU溶液、0.787mmol)およびDIEA(0.5mL)の混合物と樹脂を室温で約4時間、振盪装置上で振盪させることによって、Fmoc−Acp−OH(Neosystem Laboratoire、ニュージャージー州プリンストン)をMBHA樹脂(0.2mmol、置換=0.91mmol/g)にカップリングさせる。次いで、樹脂をDMFで洗浄し、そしてDMF中の25%ピペリジンで約20分間、2回処理する。樹脂をDMFおよびDCMで洗浄し、そして真空下で乾燥させる。次いで、適切なBoc−アミノ酸で置換して、実施例1に記載する方法にしたがい、このH−Acp−MBHA樹脂を表題化合物の合成に用いる。
【0078】
実施例4:(Aib,Nle14,Lys27(Nε−Acp−デカノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH(配列番号92)
実施例1に記載する方法にしたがって、修飾ABI 430Aペプチド合成装置上で、Boc−Asn(Xan)−β−Ala−Gly−Pro−Ser(Bzl)−Ser(Bzl)−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser(Bzl)−MBHA(0.2mmol;(配列番号98))配列の組み立てを行う。樹脂を振盪装置上の反応容器に移し、そして100% TFAとともに、約2分間、2回振盪する。樹脂をDMFで洗浄し、そしてBoc−Lys(Fmoc)−OH(1.17g、2.5mmol、Novabiochem、カリフォルニア州サンディエゴ)、4mLのDMF中の0.5M HBTU溶液および1mLのDIEAの混合物とともに、室温で約5分間振盪する。樹脂をDMFで洗浄し、そしてDMF中の25%ピペリジンで約20分間、2回処理する。樹脂をDMFで洗浄し、そしてFmoc−Acp−OH(289mg、0.6mmol)、1.12mLのDMF中の0.5M HBTU溶液(0.56mmol)および0.4mLのDIEAの混合物とともに、室温で約2時間振盪する。樹脂をDMFで洗浄し、そしてDMF中の25%ピペリジンで約20分間、2回処理する。樹脂をDMFで洗浄し、そして次いで、デカン酸(431mg、2.5mmol)、4mLのDMF中の0.5M HBTU溶液および1mLのDIEAの混合物とともに、室温で約10分間振盪した。樹脂をDMFで洗浄し、そして100% TFAで約2分間、2回処理する。樹脂をDMFおよびDCMで洗浄し、そして真空下で乾燥させる。次いで、さらなる合成のため、乾燥樹脂を修飾ABI 430Aペプチド合成装置の反応容器に移す。表題化合物を作製する合成法および精製法の残りは、実施例1に記載するものと同じである。
【0079】
実施例5:[Aib,Nle14,Ser32(O−デカノイル)]エキセンディン−4(1−39)NH(配列番号17)
実施例1に記載する方法にしたがって、修飾ABI 430Aペプチド合成装置上で、Boc−Ser(Bzl)−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser(Bzl)−MBHA(0.2mmol;(配列番号99))配列の組み立てを行う。樹脂を振盪装置上の反応容器に移し、そして100% TFAとともに、約2分間、2回振盪する。樹脂をDMFで洗浄し、そしてFmoc−Ser(Trt)−OH(1.42g、2.5mmol、Novabiochem、カリフォルニア州サンディエゴ)、4mLのDMF中の0.5M HBTU溶液および1mLのDIEAの混合物とともに、室温で約5分間振盪する。樹脂をDMFで洗浄し、そして0.2mLのTISを含有する4mLのTFAで約5分間処理する。樹脂をDMFで洗浄し、そしてDMF(5mL)中の2% DIEAで約2分間、2回中和する。樹脂をDMFで洗浄し、そしてデカン酸(431mg、2.5mmol)、DIC(316mg、2.5mmol)およびDMAP(5mg)の混合物とともに、室温で約16時間振盪する。樹脂をDMFで洗浄し、そしてDMF中の25%ピペリジンで約30分間処理する。樹脂をDMFおよびDCMで洗浄し、そして真空下で乾燥させる。次いで、さらなる合成のため、乾燥樹脂を修飾ABI 430Aペプチド合成装置の反応容器に移す。合成法および精製法の残りは、実施例1に記載するものと同じである。
【0080】
実施例6:[Aib,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル)]エキセンディン−4(1−39)NH(配列番号20)
実施例1に記載する方法にしたがって、修飾ABI 430Aペプチド合成装置上で、Boc−Asn(Xan)−Gly−Gly−Pro−Ser(Bzl)−Ser(Bzl)−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser(Bzl)−MBHA(0.2mmol;(配列番号100))配列の組み立てを行った。樹脂を振盪装置上の反応容器に移し、そして100% TFAとともに、約2分間、2回振盪する。樹脂をDMFで洗浄し、そしてBoc−Lys−(Fmoc)−OH(1.17g、2.5mmol)、4mLのDMF中の0.5M HBTU溶液および1mLのDIEAの混合物とともに、室温で約5分間振盪する。樹脂をDMFで洗浄し、そしてDMF中の25%ピペラジンで約20分間、2回処理した。樹脂をDMFで洗浄し、そしてオクタン酸(361mg、2.5mmol)、4mLのDMF中の0.5M HBTU溶液および1mLのDIEAの混合物とともに、室温で約10分間振盪した。樹脂をDMFで洗浄し、そして100% TFAで約2分間、2回処理した。樹脂をDMFおよびDCMで洗浄し、そして真空下で乾燥させた。次いで、さらなる合成のため、乾燥樹脂を修飾ABI 430Aペプチド合成装置の反応容器に移した。合成法および精製法の残りは、実施例1に記載するものと同じである。
【0081】
上記に一般的に開示するものおよび/または以下の実施例中で具体的に開示するものと類似の合成法を用いて、一般の当業者が本発明の他のペプチドを調製することも可能であり、表1に示す化合物も同様であった。
【0082】
表1−選択した態様に関する分子量および純度
【0083】
【表1】

【0084】
実施例7: in vitro研究
アゴニスト/アンタゴニスト活性に関する生物学的アッセイ:
類似体が、in vitroで環状AMP形成を刺激するか、または類似体が、in vitroでGLP−1が刺激する環状AMP形成を阻害する能力をアッセイすることによって、生物学的活性を決定した。CHO−K1細胞を24ウェルプレート内に植え付け、そして1〜2日間培養した。続いて、培地を除去し、0.5mMイソブチルメチルキサンチン(IBMX)を含有するハンクス緩衝生理食塩水(HBSS)と交換して、そして37℃で30分間プレインキュベーションした。プレインキュベーション期間終了時、類似体を添加し、そして細胞をさらに30分間インキュベーションした。アンタゴニスト活性に関してスクリーニングする際、hGLP−1もまた細胞に添加した。0.5ml氷冷無水エタノールを添加することによって、インキュベーションを終了させた。細胞からアリコットを採取し、そして提供される使用説明書にしたがい、商業的環状AMP放射イムノアッセイキットを用いて、環状AMP含量に関して分析した(カタログ番号NEK−033、New England Nuclear、マサチューセッツ州ボストン)。
【0085】
放射リガンド結合:
Brinkman Polytron(ニューヨーク州ウェストベリー)(設定6、15秒間)を用いて、20mlの氷冷50mM Tris−HCl中でCHO−K1細胞をホモジナイズすることによって、放射リガンド結合研究用に膜を調製した。遠心分離(39,000g/10分間)によってホモジネートを2回洗浄し、そして2.5mM MgClおよび0.1% BSAを含有する50mM Tris−HCl中に最終ペレットを再懸濁した。アッセイのため、0.05mlの非標識競合試験ペプチドを含み、そして含まず、0.05nM(125I)GLP−1(7−36)(〜2200 Ci/mmol、New England Nuclear、マサチューセッツ州ボストン)とアリコット(0.4ml)をインキュベーションした。100分間のインキュベーション(25℃)後、あらかじめ0.5%ポリエチレンイミン中に浸しておいたGF/Cフィルター(Brandel、メリーランド州ゲイターズバーグ)を通じた迅速ろ過によって、結合した(125I)GLP−1(7−36)を遊離のものから分離した。氷冷50mM Tris−HClの5mlアリコットを用いて、フィルターを3回洗浄し、そしてフィルター上に捕捉された結合放射能をガンマ分光計(Wallac LKB、メリーランド州ゲイターズバーグ)によって計測した。特異的結合は、結合した(125I)GLP−1(7−36)総量から、1000nM GLP1(7−36)(Bachem、カリフォルニア州トレンス)の存在下で結合したものを減じた値と定義された。
【0086】
本発明のペプチドを薬学的に許容されうる塩の形で提供してもよい。こうした塩の例には、限定されるわけではないが、有機酸(例えば酢酸、乳酸、マレイン酸、クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、コハク酸、安息香酸、メタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、またはパモン酸)、無機酸(例えば塩酸、硫酸、またはリン酸)、およびポリマー酸(例えばタンニン酸、カルボキシメチルセルロース、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、またはポリ乳酸−グリコール酸のコポリマー)で形成されるものが含まれる。本発明のペプチドの塩を作製する典型的な方法が当該技術分野に周知であり、そして塩交換の標準的方法によって達成可能である。したがって、本発明のペプチドのTFA塩(TFA塩は、分離用HPLCを用い、TFA含有緩衝溶液で溶出させることによるペプチド精製から生じる)を別の塩に変換してもよく、例えば少量の0.25N酢酸水溶液中にペプチドを溶解することによって、酢酸塩に変換してもよい。生じた溶液を半調製HPLCカラム(Zorbax、300SB、C−8)に適用する。カラムを、(1)0.1N酢酸アンモニウム水溶液で0.5時間、(2)0.25N酢酸水溶液で0.5時間、そして(3)直線勾配(20%〜100%の溶液Bで30分間に渡る)、流速4ml/分で(溶液Aは、0.25N酢酸水溶液であり;溶液Bは、アセトニトリル/水、80:20中の0.25N酢酸である)溶出した。ペプチドを含有する分画を収集し、そして乾燥するまで凍結乾燥した。
【0087】
上に論じるアッセイを用いて、好ましい態様の選択を試験し、そして結合定数(nMのKi)を表2(a〜d)に報告する。
表2A:選択した化合物に関する放射リガンド結合アッセイ
【0088】
【表2−1】

【0089】
表2B:選択した化合物に関する放射リガンド結合アッセイ
【0090】
【表2−2】

【0091】
表2C:選択した化合物に関する放射リガンド結合アッセイ
【0092】
【表2−3】

【0093】
表2D:選択した化合物に関する放射リガンド結合アッセイ
【0094】
【表2−4】

【0095】
投与および使用
当業者に周知であるように、GLP−1受容体リガンドの既知のそして潜在的な使用は多様であり、そして非常に多い(Todd, J.F.ら, Clinical Science, 1998, 95:325−9;およびTodd, J.F.ら, European Journal of Clinical Investigation, 1997, 27:533−6を参照されたい)したがって、アゴニスト効果を誘発する目的のための本発明の化合物の投与は、GLP−1自体と同じ効果および用法を有しうる。これらの多様な使用には、限定されるわけではないが:I型糖尿病、II型糖尿病、高血糖症、肥満、グルカゴン産生腫瘍、悪液質、気道の分泌性障害、代謝障害、関節炎、骨粗鬆症、中枢神経系疾患、再狭窄および神経変性疾患の治療が含まれる。被験体からアンタゴニスト効果を誘発する本発明の類似体を、以下を治療するために用いてもよい:胃切除術または小腸摘出術と関連する食欲不振、低血糖症および吸収不良症候群。
【0096】
したがって、本発明には、その範囲内に、薬学的に許容されうるキャリアーと会合した式(I)の少なくとも1つの化合物を、活性成分として含む薬学的組成物が含まれる。
本発明の組成物中の活性成分の投薬量は多様でありうる;しかし、活性成分の量が、適切な投薬型が得られるようなものである必要がある。選択される投薬量は、所望の療法効果、投与経路、および治療期間に応じる。一般的に、本発明の活性のための有効投薬量は、1x10−7〜200mg/kg/日、好ましくは1x10−4〜100mg/kg/日の範囲内であり、これを単回用量として、多数の用量に分けて、または例えばINFUSAID移植可能ポンプのように連続して、投与してもよい。
【0097】
本発明の化合物を、経口、非経口(例えば筋内、腹腔内、静脈内、または皮下注射、あるいは移植物)、鼻、膣、直腸、舌下または局所投与経路によって投与してもよく、そして各投与経路に適した投薬型を提供するよう、薬学的に許容されうるキャリアーとともに配合してもよい。
【0098】
経口投与のための固形投薬型には、カプセル、錠剤、丸剤、粉末および顆粒が含まれる。こうした固形投薬型において、活性化合物は、スクロース、ラクトース、またはデンプンなどの少なくとも1つの不活性な薬学的に許容されうるキャリアーと混合される。こうした投薬型はまた、通常の実行と同様に、こうした不活性希釈剤以外のさらなる物質、例えばステアリン酸マグネシウムなどの潤滑剤も含んでもよい。カプセル、錠剤および丸剤の場合、投薬型はまた、緩衝剤も含んでもよい。溶腸コーティングを用いて、錠剤および丸剤をさらに調製してもよい。
【0099】
経口投与のための液体投薬型には、当該技術分野において一般的に用いられる水などの不活性希釈剤を含有する、薬学的に許容されうるエマルジョン、溶液、懸濁物、シロップ、エリキシル剤が含まれる。こうした不活性希釈剤に加えて、組成物にはまた、湿潤剤、乳化剤および懸濁剤、ならびに甘味剤、フレーバー剤および芳香剤などの佐剤も含まれてもよい。
【0100】
非経口投与のための本発明にしたがった調製物には、無菌水性または非水溶液、懸濁物、またはエマルジョンが含まれる。非水溶液またはビヒクルの例は、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、植物油、例えばオリーブ油およびコーン油、ゼラチン、ならびにオレイン酸エチルなどの注射可能有機エステルである。こうした投薬型はまた、保存剤、湿潤剤、乳化剤、および分散剤などの佐剤も含有してもよい。これらを例えば、細菌保持フィルターを通じたろ過によって、組成物内への滅菌剤の取り込みによって、組成物の放射線照射によって、または組成物の加熱によって、滅菌してもよい。これらをまた、無菌固形組成物の形で製造してもよく、これを、使用直前に、無菌水または他の何らかの無菌注射可能媒体に溶解してもよい。
【0101】
結腸または膣投与用の組成物は、好ましくは、活性物質に加えて、ココアバターまたは座薬ワックス(suppository wax)などの賦形剤を含有してもよい、座薬である。
【0102】
鼻または舌下投与用の組成物もまた、当該技術分野に周知の標準的賦形剤を用いて調製される。
さらに、本発明の化合物を、以下の特許および特許出願に記載されるものなどの持続放出組成物中で投与してもよい。米国特許第5,672,659号は、生理活性剤およびポリエステルを含む、持続放出組成物を解説する。米国特許第5,595,760号は、ゲル化可能型中に生理活性剤を含む持続放出組成物を解説する。米国特許第5,821,221号は、生理活性剤およびキトサンを含む、ポリマー性持続放出組成物を解説する。米国特許第5,916,883号は、生理活性剤およびシクロデキストリンを含む持続放出組成物を解説する。国際特許公報第WO 99/38536号は、生理活性剤の吸収可能持続放出組成物を解説する。国際特許公報第WO 00/04916号は、水中油プロセスにおいて、ペプチドなどの療法剤を含むミクロ粒子を作製するためのプロセスを解説する。国際特許公報第WO 00/09166号は、ペプチドなどの療法剤およびリン酸化ポリマーを含む複合体を解説する。国際特許公報第WO 00/25826号は、ペプチドなどの療法剤および重合不能ラクトンを所持するポリマーを含む複合体を解説する。前述の特許および出願の解説は本明細書に援用される。
【0103】
別に定義しない限り、本明細書で用いるすべての技術的および科学的用語は、本発明が属する技術分野の一般的な当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。また、本明細書で言及するすべての刊行物、特許出願、特許および他の参考文献が本明細書に援用される。
【0104】
他の態様
上記説明から、当業者は、本発明の本質的な性質を容易に確認可能であり、そして本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多様な使用および条件に適応するように、本発明の多様な変化および修飾を作製可能である。したがって、他の態様もまた、請求項内にある。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
(R)A−A−A−A−A−A−A−A−A−A10−A11−A12−A13−A14−A15−A16−A17−A18−A19−A20−A21−A22−A23−A24−A25−A26−A27−A28−A29−A30−A31−A32−A33−A34−A35−A36−A37−A38−A39−A40−A41−A42−R
(I)
またはその薬学的に許容されうる塩であって、
式中:
は、HisまたはAla、Amp、Arg、Dab、Dap、D−His、Tma−His、Hppa、Lys、Orn、Paa、3−Pal、4−Pal、Pta、Tyr、Uraであるか、または欠失しており;
は、GlyまたはSerまたはAcc、Aib、Ala、β−Ala、N−Me−Ala、N−Me−D−Ala、Arg、Dab、Dap、N−Me−Gly、Lys、Orn、HN−CH(CHOC(O)R)−C(O)、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
は、AspまたはGluまたはAcc、Aib、Ala、Arg、N−Me−Asp、Dab、Dap、N−Me−Glu、Lys、Orn、HN−CH((CH−C(O)−O−R)−C(O)、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
は、GlyまたはAcc、Aib、Ala、β−Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、Ser、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
は、ThrまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、Ser、HN−CH(CH(CH)−OC(O)R)−C(O)、HN−CH(CHOC(O)R)−C(O)であるか、または欠失しており;
は、PheまたはAcc、Aib、Aic、Arg、Cha、Dab、Dap、Lys、β−1−Nal、β−2−Nal、Orn、3−Pal、4−Pal、X−Phe、Trpであるか、または欠失しており;
は、ThrまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、Ser、HN−CH(CH(CH)−OC(O)R)−C(O)、HN−CH(CHOC(O)R)−C(O)であるか、または欠失しており;
は、SerまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、Thr、HN−CH(CHOC(O)R)−C(O)、HN−CH(CH(CH)−OC(O)R)−C(O)であるか、または欠失しており;
は、AspまたはAib、Ala、Arg、Dab、Dap、Glu、Lys、OrnまたはHN−CH((CH−C(O)−O−R)−C(O)であり、;
10は、LeuまたはAbu、Acc、Aib、Ala、Arg、Cha、Dab、Dap、Ile、Lys、Nle、Orn、Phe、X−Phe、TleまたはValであり;
11は、SerまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、Thr、HN−CH(CHOC(O)R)−C(O)またはHN−CH(CH(CH)−OC(O)R)−C(O)であり;
12は、LysまたはAcc、Aib、Ala、Amp、Arg、hArg、Dab、Dap、Orn、Ser、ThrまたはHN−CH((CH−NR)−C(O)であり;
13は、GlnまたはAcc、Aib、Arg、Asn、Cha、Dab、Dap、Lys、β−1−Nal、β−2−Nal、Orn、3−Pal、4−Pal、PheまたはTyrであり;
14は、MetまたはAbu、Acc、Aib、Ala、Arg、Cha、Dab、Dap、Ile、Leu、Lys、Nle、Orn、Phe、X−Phe、TleまたはValであり;
15は、GluまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Asp、Dab、Dap、Lys、OrnまたはHN−CH((CH−C(O)−O−R)−C(O)であり;
16は、GluまたはAcc、Aib、Ala、β−Ala、D−Ala、Arg、Asp、Dab、Dap、Gly、Lys、OrnまたはHN−CH((CH−C(O)−O−R)−C(O)であり;
17は、GluまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Asn、Asp、Dab、Dap、Gln、Lys、OrnまたはHN−CH((CH−C(O)−O−R)−C(O)であり;
18は、AlaまたはAbu、Acc、Aib、Arg、Dab、Dap、Lys、OrnまたはValであり;
19は、ValまたはAbu、Acc、Aib、Ala、Arg、hArg、Cha、Dab、Dap、Ile、Leu、Lys、Nle、Nva、Orn、Phe、X−Phe、TleまたはHN−CH((CH−NR)−C(O)であり;
20は、ArgまたはAmp、hArg、Dab、Dap、Lys、Orn、3−Pal、4−PalまたはHN−CH((CH−NR)−C(O)であり;
21は、LeuまたはAbu、Acc、Aib、Ala、Arg、Asp、Cha、Dab、Dap、Glu、Ile、Lys、Nle、Orn、Phe、X−Phe、TleまたはValであり;
22は、PheまたはAcc、Aib、Aic、Ala、Arg、Cha、Dab、Dap、Lys、β−1−Nal、β−2−Nal、Orn、3−Pal、4−Pal、X−PheまたはTrpであり;
23は、IleまたはAbu、Acc、Aib、Ala、Arg、Cha、Dab、Dap、Leu、Lys、Nle、Orn、Phe、X−Phe、TleまたはValであり;
24は、GluまたはAbu、Acc、Aib、Ala、Arg、Asp、Dab、Dap、Orn、Valであるか、または欠失しており、
25は、TrpまたはAcc、Aib、Ala、Amp、Arg、Cha、Dab、Dap、Lys、β−1−Nal、β−2−Nal、Orn、3−Pal、4−Pal、Phe、X−Phe、HN−CH((CH−C(O)−O−R)−C(O)であるか、または欠失しており;
26は、LeuまたはAbu、Acc、Aib、Ala、Arg、Cha、Dab、Dap、Ile、Lys、Nle、Orn、Phe、X−Phe、Tle、Valであるか、または欠失しており;
27は、LysまたはAbu、Acc、Aib、Ala、Amp、Arg、hArg、Cha、Dab、Dap、Ile、Leu、Nle、Nva、Orn、Phe、X−Phe、Tle、Val、HN−CH((CH−NR)−C(O)であるか、または欠失しており;
28は、AsnまたはAcc、Aib、Ala、Amp、Arg、hArg、Dab、Dap、Gln、Lys、Orn、HN−CH((CH−NR)−C(O)、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
29は、GlyまたはAcc、Aib、Ala、β−Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、HN−(CH−C(O)、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
30は、GlyまたはAcc、Aib、Ala、β−Ala、Amp、Arg、hArg、Dap、Dab、Lys、Orn、Val、HN−(CH−C(O)、HN−CH((CH−NR)−C(O)、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
31は、ProまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、D−Pro、hPro、Rであるか、または欠失しており;
32は、SerまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、D−Ser、Thr、HN−CH(CHOC(O)R)−C(O)、HN−CH(CH(CH)−OC(O)R)−C(O)、R、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
33は、SerまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、D−Ser、Thr、HN−CH(CHOC(O)R)−C(O)、HN−CH(CH(CH)−OC(O)R)−C(O)、R、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
34は、GlyまたはAcc、Aib、Ala、β−Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、HN−(CH−C(O)、R、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
35は、AlaまたはAbu、Acc、Aib、β−Ala、D−Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、Val、HN−(CH−C(O)、R、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
36は、ProまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、D−Pro、hPro、R、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
37は、ProまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、D−Pro、hPro、R、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
38は、ProまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、D−Pro、hPro、R、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
39は、SerまたはAcc、Aib、Ala、Arg、Dab、Dap、Lys、Orn、Thr、HN−CH(CHOC(O)R)−C(O)、HN−CH(CH(CH)−OC(O)R)−C(O)、R、D−アミノ酸であるか、または欠失しており;
40は、Asp、D−Asp、Glu、D−Glu、HN−(CH−C(O)、HN−CH((CH−C(O)−O−R)−C(O)、Rであるか、または欠失しており;
41は、HN−(CH−C(O)、Rであるか、または欠失しており;
42は、HN−(CH−C(O)、Rであるか、または欠失しており;
は、OH、NH、または(C−C12)アルコキシであり;
およびRは、各々、独立に、H、(C−C30)アルキル、(C−C30)アルケニル、フェニル(C−C30)アルキル、ナフチル(C−C30)アルキル、ヒドロキシ(C−C30)アルキル、ヒドロキシ(C−C30)アルケニル、ヒドロキシフェニル(C−C30)アルキル、ヒドロキシナフチル(C−C30)アルキルおよびC(O)Xからなる群より選択され;
およびRは、各々、独立に、(C−C30)アルキルであり;
およびRは、各々、独立に、各出現に関して、H、(C−C30)アルキル、(C−C30)アシル、(C−C30)アルキルスルホニル、または−C(NH)NHであり;

【化1】

であり;
は、独立に、各出現に関して、(C−C)アルキル、OHまたはハロゲンであり;
は、(C−C30)アルキル、(C−C30)アルケニル、フェニル(C−C30)アルキル、ナフチル(C−C30)アルキル、ヒドロキシ(C−C30)アルキル、ヒドロキシ(C−C30)アルケニル、ヒドロキシフェニル(C−C30)アルキル,またはヒドロキシナフチル(C−C30)アルキルであり;
mは、1〜20であり;
nは、1〜5であり;
qは、1または2であり;
sは、1〜5であり;そして
tは、1〜5である;
但し、Rが、(C−C30)アシル、(C−C30)アルキルスルホニル、または−C(NH)NHである場合、Rは、Hまたは(C−C30)アルキルであり;そしてさらに但し、前記化合物は、エキセンディン4(v−w)−OH、エキセンディン4(v−w)−NH、エキセンディン3(v−w)−OH、およびエキセンディン3(v−w)−NH、式中、vは、1〜8であり、そしてwは、24−39である、からなる群より選択される化合物ではない
にしたがった化合物;またはその薬学的に許容されうる塩。
【請求項2】
式中:
は、His、Hppa、Paa、Pta、Uraであるか、または欠失しており;
は、Gly、Aib、D−Alaであるか、または欠失しており;
10は、LeuまたはA6cであり;
11は、SerまたはAibであり;
12は、Lys、Arg、Lys(Nε−オクタノイル)またはLys(Nε−Acp−オクタノイル)であり;
14は、Met、Nle、LeuまたはA6cであり;
17は、GluまたはSer(O−デカノイル)であり;
18は、AlaまたはAibであり;
25は、Trp、Pheであるか、または欠失しており;
26は、Leu、A6cであるか、または欠失しており;
27は、Lys、Arg、Lys(Nε−オクタノイル)、Lys(Nε−Acp−オクタノイル)、Lys(Nε−Acp−デカノイル)であるか、または欠失しており;
28は、Asn、Aibであるか、または欠失しており;
29は、Gly、Aib、β−Alaであるか、または欠失しており;
30は、Gly、Arg、D−Argであるか、または欠失しており;
31は、Acp、Asp、D−Asp、Ava、Pro、Ser(O−デカノイル)であるか、または欠失しており;
32は、Ser、Ser(O−デカノイル)、Aun、Avaであるか、または欠失しており;
33は、Ser、Ser(O−デカノイル)、Aunであるか、または欠失しており;
39は、Ser、Ser(O−デカノイル)であるか、または欠失しており;
40は、Acp、Asp、D−Asp、Avaであるか、または欠失しており;
41は、Aun、Avaであるか、または欠失しており;そして
42は、Aunであるか、または欠失している
請求項1の化合物;またはその薬学的に許容されうる塩。
【請求項3】
式中:
は、Aibであり;
12は、ArgまたはLysであり;
18は、Ala、またはAibであり;
26は、A6cまたはLeuであり;
27は、Arg、LysまたはLys27(Nε−Acp−デカノイル)であり;
28は、AibまたはAsnであり;
29は、Aib、β−AlaまたはGlyであり;
30は、ArgまたはGlyであり;そして
40は、Acpであるか、または欠失している
請求項2記載の化合物;またはその薬学的に許容されうる塩。
【請求項4】
(Aib)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号4)
(Aib,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,A6c14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Arg12,27,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号6)
(Aib,Arg12,27,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号6)
(Aib2,28,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号7)
(Aib2,28,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号7)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号8)
(Aib2,29,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号8)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib2,29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号8)
(Aib,Nle14,A6c26)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号10)
(Aib,Leu14,A6c26)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号10)
(Aib,A6c26)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号10)
(Aib,A6c14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,A6c10,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号11)
(Aib,A6c10,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号11)
(Aib,A6c10,14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号11)
(Aib2,18,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号12)
(Aib2,18,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号12)
(Aib2,18)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号12)
(Aib2,11,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号13)
(Aib2,11,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号13)
(Aib2,11)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号13)
(D−Ala,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号14)
(D−Ala,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号14)
(D−Ala)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号14)
(Aib,A6c14,26)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号10)
(Aib2,18,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号12)
(Hppa,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号15)
(Hppa,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号15)
(Hppa)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号15)
(Ura,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号16)
(Paa,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号16)
(Pta,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号16)
(Aib,Nle14,Ser32(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH; (配列番号17)
(Aib,Leu14,Ser32(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号17)
(Aib,Nle14,Ser33(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号18)
(Aib,Leu14,Ser33(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号18)
(Aib,Nle14,Ser39(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号19)
(Aib,Leu14,Ser39(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号19)
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号20)
(Aib,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号20)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号21)
(Aib,Arg12,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号21)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Nle14,Arg27)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号22)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Leu14,Arg27)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号22)
(Aib,Arg12,27,Nle14,Ava40,Aun41)エキセンディン−4(1−41)NH;(配列番号94)
(Aib,Arg12,27,Nle14,Asp40,Ava41,Aun42)エキセンディン−4(1−42)NH;(配列番号23)
(Aib,Arg12,27,Nle14,D−Asp40,Ava41,Aun42)エキセンディン−4(1−42)NH;(配列番号23)
(Aib)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号24)
(Aib,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号25)
(Aib,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号25)
(Aib,A6c14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号25)
(Aib,Arg12,27,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号26)
(Aib,Arg12,27,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号26)
(Aib2,28,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号27)
(Aib2,28,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号27)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号28)
(Aib2,29,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号28)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号29)
(Aib,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号29)
(Aib,β−Ala29)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号29)
(Aib2,29)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号28)
(Aib,Nle14,A6c26)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号30)
(Aib,Leu14,A6c26)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号30)
(Aib,A6c26)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号30)
(Aib,A6c14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号25)
(Aib,A6c10,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号31)
(Aib,A6c10,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号31)
(Aib,A6c10,14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号31)
(Aib2,18,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号32)
(Aib2,18,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号32)
(Aib2,11,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号33)
(Aib2,11,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号33)
(Aib2,11)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号33)
(D−Ala,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号34)
(D−Ala,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号34)
(D−Ala)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号34)
(Aib,A6c14,26)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号30)
(Aib2,18)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号32)
(Hppa,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号35)
(Hppa,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号35)
(Hppa)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号35)
(Ura,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号36)
(Paa,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号36)
(Pta,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号36)
(Aib,Nle14,Ser32(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号37)
(Aib,Leu14,Ser32(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号37)
(Aib,Nle14,Ser33(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号38)
(Aib,Leu14,Ser33(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号38)
(Aib,Nle14,Ser39(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号39)
(Aib,Leu14,Ser39(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号39)
(Aib,Nle14,Ser17(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号40)
(Aib,Leu14,Ser17(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号40)
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号41)
(Aib,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号41)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号42)
(Aib,Arg12,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号42)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Nle14,Arg27)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号43)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Leu14,Arg27)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号43)
(Aib,Arg12,27,Nle14,Ava40,Aun41)エキセンディン−3(1−41)NH;(配列番号95)
(Aib,Arg12,27,Nle14,Asp40,Ava41,Aun42)エキセンディン−3(1−42)NH;(配列番号44)
(Aib,Arg12,27,Nle14,D−Asp40,Ava41,Aun42)エキセンディン−3(1−42)NH;(配列番号44)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib,Leu14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib,A6c14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib2,29,Nle14,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(Aib2,29,Leu14,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(Aib2,29,A6c14,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(Aib,Nle14,β−Ala29,D−Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号47)
(Aib,Leu14,β−Ala29,D−Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号47)
(Aib2,29,Nle14,D−Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号48)
(Aib2,29,Leu14,D−Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号48)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号49)
(Aib,Arg12,27,30,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号49)
(Aib2,29,Arg12,27,30,Nle14)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号50)
(Aib2,29,Arg12,27,30,Leu14)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号50)
(Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号51)
(Leu14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号51)
(Nle14,Aib29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号52)
(Leu14,Aib29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号52)
(Aib,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib2,29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号51)
(Aib29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号52)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号53)
(Aib,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号53)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号54)
(Aib2,29,Leu14)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号54)
(Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号55)
(Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号55)
(Nle14,Aib29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号56)
(Leu14,Aib29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号56)
(Aib2,29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号54)
(β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号55)
(Aib29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号56)
(Aib,Nle14,Ser31(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号57)
(Aib,Leu14,Ser31(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号57)
(Aib,Nle14,Ser17(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号58)
(Aib,Leu14,Ser17(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号58)
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号59)
(Aib,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号59)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号60)
(Aib,Arg12,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号60)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Nle14,Arg27)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号61)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Leu14,Arg27)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号61)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,Ava31,Aun32)エキセンディン−4(1−32)NH;(配列番号96)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,Asp31,Ava32,Aun33)エキセンディン−4(1−32)NH;(配列番号62)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,D−Asp31,Ava32,Aun33)エキセンディン−4(1−32)NH;(配列番号62)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号63)
(Aib,Leu14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号63)
(Aib,A6c14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号63)
(Aib2,29,Nle14,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号64)
(Aib2,29,Leu14,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号64)
(Aib2,29,A6c14,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号64)
(Aib,Nle14,β−Ala29,D−Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号65)
(Aib,Leu14,β−Ala29,D−Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号65)
(Aib2,29,Nle14,D−Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号66)
(Aib2,29,Leu14,D−Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号66)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号67)
(Aib,Arg12,27,30,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号67)
(Aib2,29,Arg12,27,30,Nle14)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号68)
(Aib2,29,Arg12,27,30,Leu14)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号68)
(Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号69)
(Leu14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号69)
(Nle14,Aib29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号70)
(Leu14,Aib29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号70)
(Aib,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号63)
(Aib2,29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号64)
(β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号69)
(Aib29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号70)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号71)
(Aib,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号71)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号72)
(Aib2,29,Leu14)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号72)
(Nle14,β−Ala29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号73)
(Leu14,β−Ala29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号73)
(Nle14,Aib29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号74)
(Leu14,Aib29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号74)
(Aib2,29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号72)
(β−Ala29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号73)
(Aib29)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号74)
(Aib,Nle14,Ser31(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−31)NH;(配列番号75)
(Aib,Leu14,Ser31(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−31)NH;(配列番号75)
(Aib,Nle14,Ser17(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号76)
(Aib,Leu14,Ser17(O−デカノイル))エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号76)
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号77)
(Aib,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号77)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号78)
(Aib,Arg12,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号78)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Nle14,Arg27)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号79)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Leu14,Arg27)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号79)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,Ava31,Aun32)エキセンディン−3(1−32)NH;(配列番号97)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,Asp31,Ava32,Aun33)エキセンディン−3(1−33)NH;(配列番号80)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,D−Asp31,Ava32,Aun33)エキセンディン−3(1−33)NH;(配列番号80)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号81)
(Aib,Arg12,27,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号81)
(Aib,Arg12,27,A6c14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号81)
(Aib,Arg12,27,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号81)
(Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号82)
(Leu14,Aib29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号83)
(β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号82)
(Aib29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号83)
(Nle14,Aib29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号83)
(Leu14,Aib29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号83)
(Aib,Arg12,27,Nle14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号84)
(Aib,Arg12,27,Leu14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号84)
(Aib,Arg12,27,A6c14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号84)
(Aib,Arg12,27,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号84)
(Aib,Nle14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号85)
(Aib,Leu14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号85)
(Aib,A6c14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号85)
(Aib,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号85)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,β−Ala29,Acp31)エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号86)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30,Acp31)エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号87)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号88)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号89)
(Aib,Lys12(Nε−Acp−オクタノイル),Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号90)
(Aib,Lys12(Nε−Acp−オクタノイル),Nle14,Arg27,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号90)
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−Acp−オクタノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号91)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−Acp−オクタノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号91)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号88)または
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−Acp−デカノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号92)
である、請求項2記載の化合物、またはその薬学的に許容されうる塩。
【請求項5】
(Aib)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号4)
(Aib,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,A6c14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Arg12,27,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号6)
(Aib,Arg12,27,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号6)
(Aib2,28,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号7)
(Aib2,28,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号7)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号8)
(Aib2,29,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号8)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib2,29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号8)
(Aib,Nle14,A6c26)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号10)
(Aib,Leu14,A6c26)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号10)
(Aib,A6c14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Nle14,Ser39(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号19)
(Aib,Leu14,Ser39(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号19)
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号20)
(Aib,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号20)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号21)
(Aib,Arg12,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号21)
(Aib,Lys12(Nε−オクタノイル),Nle14,Arg27)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号22)
(Aib,Arg12,27,Nle14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号26)(配列番号26)
(Aib,Arg12,27,Leu14)エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号26)(配列番号26)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−3(1−39)NH;(配列番号42)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib,Leu14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib2,29,Nle14,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(Aib2,29,Leu14,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号49)
(Aib,Arg12,27,30,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号49)
(Aib2,29,Arg12,27,30,Nle14)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号50)
(Aib2,29,Arg12,27,30,Leu14)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号50)
(Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号51)
(Leu14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号51)
(Nle14,Aib29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号52)
(Leu14,Aib29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号52)
(Aib,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib2,29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号53)
(Aib,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号53)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号54)
(Aib,Nle14,Ser31(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号57)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号60)
(Aib,Arg12,Leu14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号60)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号63)
(Aib,Leu14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号63)
(Aib2,29,Nle14,Arg30)エキセンディン−3(1−30)NH;(配列番号64)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号81)
(Aib,Arg12,27,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号81)
(Aib,Arg12,27,Nle14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号84)
(Aib,Arg12,27,Leu14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号84)
(Aib,Nle14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号85)
(Aib,Leu14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号85)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,β−Ala29,Acp31)エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号86)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30,Acp31)エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号87)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号88)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号89)
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−Acp−オクタノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号91)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−Acp−オクタノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号91)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号88)または
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−Acp−デカノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号92)
である、請求項2の化合物、またはその薬学的に許容されうる塩。
【請求項6】
(Aib)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号4)
(Aib,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,A6c14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Arg12,27,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号6)
(Aib,Arg12,27,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号6)
(Aib2,28,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号7)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号8)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib,Nle14,A6c26)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号10)
(Aib,Nle14,Ser39(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号19)
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号20)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号21)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib,Leu14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib2,29,Nle14,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号49)
(Aib,Arg12,27,30,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号49)
(Aib,Nle14,Ser31(O−デカノイル))エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号57)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−オクタノイル))エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号60)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号81)
(Aib,Arg12,27,Leu14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号81)
(Aib,Arg12,27,Nle14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号84)
(Aib,Arg12,27,Leu14,Phe25,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号84)
(Aib,Arg12,27,30,Nle14,β−Ala29,Acp31)エキセンディン−4(1−31)NH;(配列番号86)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号88)
(Aib,Arg12,Nle14,Lys27(Nε−Acp−オクタノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号91)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号88)または
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−Acp−デカノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号92)
である、請求項5記載の化合物、またはその薬学的に許容されうる塩。
【請求項7】
(Aib)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号4)
(Aib,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Leu14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib2,28,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号7)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号8)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号9)
(Aib,Nle14,A6c26)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号10)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号45)
(Aib2,29,Nle14,Arg30)エキセンディン−4(1−30)NH;(配列番号46)
(Aib,A6c14)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号5)
(Aib,Arg12,27,Nle14,β−Ala29,Acp40)エキセンディン−4(1−40)NH;(配列番号88)または
(Aib,Nle14,Lys27(Nε−Acp−デカノイル),β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)NH;(配列番号92)
である、請求項6記載の化合物、またはその薬学的に許容されうる塩。
【請求項8】
(Aib,A6c14)エキセンディン−4(1−39)−NH;(配列番号5)
(Aib,Nle14)エキセンディン−4(1−39)−NH;(配列番号5)
(Aib,Nle14,β−Ala29,Arg30)エキセンディン−4(1−30)−NH;(配列番号45)
(Aib2,28,Nle14)エキセンディン−4(1−39)−NH;(配列番号7)
(Aib,Nle14,A6c26)エキセンディン−4(1−39)−NH;(配列番号10)
(Aib2,29,Nle14)エキセンディン−4(1−39)−NH;(配列番号8)
(Aib,Leu14)エキセンディン−4(1−39)−NH;(配列番号5)
(Aib,Nle14,β−Ala29)エキセンディン−4(1−39)−NH;(配列番号9)または
(Aib2,29,Nle14,Arg30)エキセンディン−4(1−30)−NH;(配列番号46)
である、請求項7記載の化合物、またはその薬学的に許容されうる塩。
【請求項9】
請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量、および薬学的に許容されうるキャリアーまたは希釈剤を含む、薬学的組成物。
【請求項10】
GLP−1アゴニスト効果を誘発する必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体において、GLP−1アゴニスト効果を誘発する方法であって、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法。
【請求項11】
I型糖尿病、II型糖尿病、肥満、グルカゴン産生腫瘍、気道の分泌性障害、代謝障害、関節炎、骨粗鬆症、中枢神経系疾患、再狭窄および神経変性疾患からなる群より選択される疾患を治療する必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体において、こうした疾患を治療する方法であって、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法。
【請求項12】
前記疾患がI型糖尿病またはII型糖尿病である、請求項11記載の方法。
【請求項13】
GLP−1アンタゴニスト効果を誘発する必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体において、GLP−1アンタゴニスト効果を誘発する方法であって、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法。
【請求項14】
悪液質、食欲不振、低血糖症および吸収不良症候群からなる群より選択される疾患を治療する必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体において、こうした疾患を治療する方法であって、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法。
【請求項15】
GLP−1受容体と、請求項1の化合物またはその薬学的に許容されうる塩を接触させる工程を含む、GLP−1受容体を結合させる方法。
【請求項16】
前記GLP−1受容体が、ヒトまたは非ヒト動物被験体におけるものである、請求項15の方法。
【請求項17】
細胞からGLP−1アゴニスト効果を誘発する方法であって、前記細胞が1以上のGLP−1受容体を含み、前記方法が、前記細胞と、請求項1の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を接触させる工程を含む、前記方法。
【請求項18】
細胞からGLP−1アンタゴニスト効果を誘発する方法であって、前記細胞が1以上のGLP−1受容体を含み、前記方法が、前記細胞と、請求項1の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を接触させる工程を含む、前記方法。
【請求項19】
GLP−1アゴニスト効果を誘発する必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体において、GLP−1アゴニスト効果を誘発する方法であって、請求項1の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法。
【請求項20】
GLP−1アンタゴニスト効果を誘発する必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体において、GLP−1アンタゴニスト効果を誘発する方法であって、請求項1の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法。
【請求項21】
インスリン放出を刺激する必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体において、インスリン放出を刺激する方法であって、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法。
【請求項22】
インスリン感度を増進させる必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体において、インスリン感度を増進させる方法であって、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法。
【請求項23】
血中グルコースレベルを低下させる必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体において、血中グルコースレベルを低下させる方法であって、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法。
【請求項24】
ベータ細胞におけるcAMP産生を刺激する必要があるヒトまたは非ヒト動物被験体のベータ細胞におけるcAMP産生を刺激する方法であって、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量を前記被験体に投与する工程を含む、前記方法。
【請求項25】
GLP−1受容体を有する細胞を画像化する方法であって、前記細胞を、請求項1記載の化合物またはその薬学的に許容されうる塩の有効量と接触させる工程を含み、前記化合物が1以上の放射ヨウ素標識チロシン残基を含む、前記方法。

【公表番号】特表2010−538069(P2010−538069A)
【公表日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−524040(P2010−524040)
【出願日】平成20年9月5日(2008.9.5)
【国際出願番号】PCT/US2008/010429
【国際公開番号】WO2009/035540
【国際公開日】平成21年3月19日(2009.3.19)
【出願人】(509120469)イプセン ファルマ ソシエテ パール アクシオン サンプリフィエ (51)
【氏名又は名称原語表記】IPSEN PHARMA S.A.S.
【住所又は居所原語表記】65 Quai Georges Gorse,F−92100 Boulogne Billancourt FRANCE
【Fターム(参考)】