説明

エステル誘導体及びその医薬用途

従来のMTP阻害薬で見られるような肝臓に対する副作用がなく、しかも優れたMTPの阻害活性を有する高脂血症治療薬の提供。 一般式(1)
【化1】


で示されるエステル化合物又はその製薬上許容される塩。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(1)
【化1】

〔式中、
及びRは、同一又は異なって水素原子、C1−6アルキル基、C3−7シクロアルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロC1−6アルキル基、ハロC1−6アルキルオキシ基、置換されていてもよいC6−14アリール基、置換されていてもよいC7−16アラルキル基、置換されていてもよいC6−14アリールオキシ基、置換されていてもよいC7−16アラルキルオキシ基、置換されていてもよいC7−15アリールカルボニル基、置換されていてもよいヘテロ環基、C2−7アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、C2−6アルケニル基、C1−6アシル基、シアノ基、−N(R40)(R41)(ここで、R40及びR41は、同一又は異なって水素原子、C1−6アルキル基又は置換されていてもよいC6−14アリール基である。)又は−(CH−O−CO−R100(ここで、R100はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基又はC2−12アルコキシアルキル基であり、rは0又は1乃至3の整数である。)
であり;
環Aは、C6−14アリール基、ヘテロ環基、
【化2】

であり;
Xは、−COO−(CH−、−CON(R10)−(CH−又は−N(R10)−CO−(CH−(ここで、R10は、水素原子、C1−6アルキル基又はC3−7シクロアルキル基であり、nは0又は1乃至3の整数である。)であり;
、R及びR200は、同一又は異なって水素原子、水酸基、ハロゲン原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロC1−6アルキル基、C7−16アラルキルオキシ基、C1−6アシル基、C3−10アルコキシカルボニルアルキル基、置換されていてもよいヘテロ環基、−CON(R11)(R12)(ここで、R11及びR12は、同一又は異なって水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC6−14アリール基、置換されていてもよいC7−16アラルキル基、C1−6アルコキシ基であり、又はR11及びR12は、結合する窒素原子と一緒になって
【化3】

(ここで、Rは、水素原子、水酸基、C1−6アルキル基又はC1−6アシル基であり、pは0又は1乃至2の整数である。)を形成してもよい。)、−(CHq’−N(R13)(R14)(ここで、R13及びR14は、同一又は異なって水素原子、C1−6アルキル基、C2−7アルコキシカルボニル基、C1−6アシル基であり、又はR13及びR14は、結合する窒素原子と一緒になって
【化4】

(ここで、pは前記と同意義。)を形成してもよい。q’は0又は1乃至3の整数である。)、−CO(R15)(ここで、R15は、水酸基、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、置換されていてもよいC6−14アリールオキシ基又は置換されていてもよいC7−16アラルキルオキシ基である。)又は−(CHr’−O−CO−R100’(ここで、R100’は、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、C2−12アルコキシアルキル基又は−N(R40)(R41)(ここで、R40及びR41は前記と同意義。)であり、r’は0又は1乃至3の整数である。)であり;
環Bは、
【化5】

(ここでKは0又は1乃至2の整数である。)であり、又はR10が結合している窒素原子とRとR10と環Bとが一緒になって、
【化6】

(ここで、R300は置換されていてもよいC1−6アルキル基である)
を形成してもよく;
Alkはアルカンジイル又はアルケンジイルであり;
Alkはアルカンジイル又はアルケンジイルであり;
lは0又は1乃至3の整数であり;
mは0又は1乃至3の整数であり;
環Cは、
【化7】

(ここで、qは0又は1乃至4の整数である。)であり;
、R及びRは、同一又は異なって水素原子、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、C2−7アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ハロC1−6アルキル基、C1−6アシル基、水酸基、アミノ基、置換されていてもよいC6−14アリール基、−(CH−CON(R16)(R17)(ここで、R16及びR17は、同一又は異なって水素原子、C1−6アルキル基又はハロC1−6アルキル基である。rは0又は1乃至3の整数である。)又は−(CHr’’−O−CO−R100’’(ここで、R100’’はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基又はC2−12アルコキシアルキル基であり、r’’は0又は1乃至3の整数である。)であり;
及びRは、同一又は異なって水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基又は置換されていてもよいC6−14アリール基であり;
Eは−O−又は−N(R90)−(ここでR90は、水素原子又はC1−6アルキル基)であり;
Yは−O−CO−O−、−O−CO−、−CO−O−、−CO−O−C(R110)(R111)−O−CO−、−CO−O−C(R110)(R111)−O−CO−O−、−O−CO−O−C(R110)(R111)−O−CO−、−O−CO−C(R110)(R111)−O−、−O−CO−C(R110)(R111)−C(R110)(R111)−O−または−O−C(R110)(R111)−CO−O−(ここで、R110及びR111は同一又は異なって水素原子又はC1−6アルキル基である。)である。但し、Yが−CO−O−であるときは、Rは−(CHr’−O−CO−R100’(ここで、R100’及びr’は前記と同意義。)である。〕
で示されるエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項2】
環Bが、
【化8】

である請求項1記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項3】
環Aが、
【化9】

である請求項2記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項4】
Xが、−CON(R10)−(CH−(ここで、R10及びnは前記と同意義。)である請求項3記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項5】
Xが、−COO−(CH−(ここで、nは前記と同意義。)である請求項3記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項6】
nが0である請求項4又は5に記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項7】
Yが−O−CO−O−である請求項6記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項8】
Yが−O−CO−である請求項6記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項9】
Yが−CO−O−である請求項6記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項10】
Yが−O−CO−C(R110)(R111)−O−(ここで、R110及びR111は前記と同意義。)である請求項6記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項11】
Yが−O−CO−C(R110)(R111)−C(R110)(R111)−O−(ここで、R110及びR111は前記と同意義。)である請求項6記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項12】
Yが−O−C(R110)(R111)−CO−O−(ここで、R110及びR111は前記と同意義。)である請求項6記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項13】
Eが−O−であり、R及びRがそれぞれ同一又は異なってC1−6アルキル基である請求項7、8、9、10、11又は12に記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項14】
Eが−NH−であり、R及びRがそれぞれ同一又は異なってC1−6アルキル基である請求項7、8、9、10、11又は12に記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項15】
一般式(1’);
【化10】

〔式中、R2’及びR2’’は、同一又は異なって水素原子、C1−6アルキル基、C3−7シクロアルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、ハロC1−6アルキル基、ハロC1−6アルキルオキシ基、C1−6アシル基、C2−6アルケニル基又はシアノ基であり;
は、−O−又は−NR10−(ここで、R10は、前記と同意義。)であり;
、R、R、R、R、R、R、R、R200、Y、環C、E、l及びmは、前記と同意義である。但し、Yが−CO−O−であるときは、Rは−(CHr’−O−CO−R100’(ここで、R100’及びr’は前記と同意義。)である。〕
で示される請求項1に記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項16】
が、−NR10−(ここで、R10は、前記と同意義。)である請求項15記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項17】
が、−O−である請求項15記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項18】
一般式(1’)における−(CH−のベンゼン環上の置換位置が、h位である請求項15乃至17のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項19】
一般式(1’)における−(CH−のベンゼン環上の置換位置が、i位である請求項15乃至17のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項20】
Eが−O−であり、R及びRがそれぞれ同一又は異なってC1−6アルキル基である請求項15乃至19のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項21】
Eが−NH−であり、R及びRがそれぞれ同一又は異なってC1−6アルキル基である請求項15乃至19のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項22】
環Cが、
【化11】

である請求項15乃至21のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項23】
環Cが、フェニル基である請求項22記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項24】
環Cが、C3−7シクロアルキル基である請求項15乃至21のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項25】
環Cが、
【化12】

である請求項15乃至21のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項26】
Yが−O−CO−O−である請求項23乃至25のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項27】
Yが−O−CO−である請求項23乃至25のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項28】
Yが−CO−O−である請求項23乃至25のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項29】
Yが−O−CO−C(R110)(R111)−O−(ここで、R110及びR111は前記と同意義。)である請求項23乃至25のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項30】
Yが−O−CO−C(R110)(R111)−C(R110)(R111)−O−(ここで、R110及びR111は前記と同意義。)である請求項23乃至25のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項31】
Yが−O−C(R110)(R111)−CO−O−(ここで、R110及びR111は前記と同意義。)である請求項23乃至25のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項32】
Eが−O−であり、且つR及びRがそれぞれ同一又は異なってC1−6アルキル基である請求項26乃至31のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項33】
Eが−NH−であり、且つR及びRがそれぞれ同一又は異なってC1−6アルキル基である請求項26乃至31のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項34】
2−(2−{3−アセトキシ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニル}アセトキシメチル)−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−フェニル−2−(2−{3−プロピオニルオキシ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニル}アセトキシメチル)マロン酸ジエチルエステル、
2−(2−{3−(2−メトキシアセトキシ)−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニル}アセトキシメチル)−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−(2−{2−アセトキシ−3−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニル}アセトキシメチル)−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−(2−{3−アセトキシ−4−[(5−メチル−4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニル}アセトキシメチル)−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−(2−{4−[(5−メチル−4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]−3−プロピオニルオキシフェニル}アセトキシメチル)−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−(2−{3−ブチリルオキシ−4−[(5−メチル−4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニル}アセトキシメチル)−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−(2−{3−アセトキシ−4−[メチル−(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニル}アセトキシメチル)−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−{5−ジメチルカルバモイル−2−フルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−[4−イソプロピル−3−オキソ−1−(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)−1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン−6−イルオキシカルボニルオキシメチル]−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−フェニル−2−[1−(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)−2,3−ジヒドロ−1H−インドール−5−イルオキシカルボニルオキシメチル]マロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]ベンジルオキシカルボニルオキシメチル}−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−{2−クロロ−5−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−4−[(5−メチル−4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−4−[(5−メチル−4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
炭酸 2,2−ビスエチルカルバモイル−2−フェニルエチルエステル 3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニルエステル、
炭酸 2,2−ビスエチルカルバモイル−2−フェニルエチルエステル 5−ジメチルカルバモイル−2−フルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニルエステル、
2−{3−(エチルメチルカルバモイル)−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−(メチルプロピルカルバモイル)−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−フェニル−2−{3−(ピロリジン−1−カルボニル)−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−{5−ジメチルカルバモイル−2−メチル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−(3−ジメチルカルバモイル−4−{[6−トリフルオロメチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−3−カルボニル]アミノ}フェノキシカルボニルオキシメチル)−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−4−[メチル−(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−ピリジン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−(3−ジメチルカルバモイル−4−{[6−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−3−カルボニル]アミノ}フェノキシカルボニルオキシメチル)−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−ピリジン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{2−クロロ−3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−4−{[6−メチル−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−3−カルボニル]アミノ}フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−ピリジン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{4−ジメチルカルバモイル−5−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]ピリジン−2−イルオキシカルボニルオキシメチル}−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−(3−ジメチルカルバモイル−4−{[2−(4−トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−3−カルボニル]アミノ}フェノキシカルボニルオキシメチル)−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−(3−ジメチルカルバモイル−4−{[2−メチルアミノ−4−(4−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−5−カルボニル]アミノ}フェノキシカルボニルオキシメチル)−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−(4−{[2−ジメチルアミノ−4−(4−トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン−5−カルボニル]アミノ}−3−ジメチルカルバモイルフェノキシカルボニルオキシメチル)−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(5−メチル−4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−(3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−{[6−メチル−2−(トリフルオロメチルフェニル)ピリジン−3−カルボニル]アミノ}フェノキシカルボニルオキシメチル)−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
炭酸2,2−ビス(エチルメチルカルバモイル)−2−フェニルエチルエステル 3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニルエステル、
2−{4−[(5,4’−ビストリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]−3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロフェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(6−フルオロ−4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(6−メチル−4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(4−メチル−4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(6−メトキシ−4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(5−メトキシ−4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{2,6−ジフルオロ−3−(モルホリン−4−カルボニル)−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(3−メチル−4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(3’−フルオロ−4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{2,6−ジフルオロ−3−[(2−メトキシエチル)メチルカルバモイル]−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{2,6−ジフルオロ−3−(メトキシカルボニルメチルメチルカルバモイル)−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−[2,6−ジフルオロ−4−[(5−メチル−4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]−3−(モルホリン−4−カルボニル)フェノキシカルボニルオキシメチル]−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チアゾール−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{2,6−ジフルオロ−3−[(2−ヒドロキシエチル)メチルカルバモイル]−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−(4−アセチルピペラジン−1−カルボニル)−2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{2,6−ジフルオロ−3−[(4−ヒドロキピペリジン−1−カルボニル)−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{2,6−ジフルオロ−3−メトキシ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル]−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−ジメチルカルバモイルオキシ−2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{3−エトキシ−2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−{2,6−ジフルオロ−3−イソプロポキシ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシカルボニルオキシメチル}−2−チオフェン−2−イルマロン酸ジエチルエステル、
2−エトキシカルボニル−2−フェニルペンタンジオン酸 5−{3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニル}エステル 1−エチルエステル、
2−(2−{3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェノキシ}アセトキシメチル)−2−フェニルマロン酸ジエチルエステル、
3−(2,2−ビスエチルカルバモイル−2−フェニルエトキシ)プロピオン酸 3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニルエステル、
2−エトキシカルボニル−2−フェニルスクシン酸 4−{3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニル}エステル 1−エチルエステル、
2−エトキシカルボニル−2−フェニルスクシン酸 4−{3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]ベンジル}エステル 1−エチルエステル、
2−エトキシカルボニル−2−フェニルペンタンジオン酸 5−{5−ジメチルカルバモイル−2−フルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニル}エステル 1−エチルエステル、
2−エトキシカルボニル−2−フェニルペンタンジオン酸 5−{3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]ベンジル}エステル 1−エチルエステル、
2−エトキシカルボニル−2−フェニルペンタンジオン酸 5−{3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニル}エステル 1−エチルエステル、
2−エトキシカルボニル−2−フェニルペンタンジオン酸 5−{3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニル}エステル 1−エチルエステル、
2−エトキシカルボニル−2−フェニルペンタンジオン酸 5−{2,6−ジフルオロ−3−メチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニル}エステル 1−エチルエステル、
2−エトキシカルボニル−2−フェニルペンタンジオン酸 5−{4−ジメチルカルバモイル−5−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]ピリジン−2−イル}エステル 1−エチルエステル、
(2,2−ビスエチルカルバモイル−2−フェニルエトキシ)酢酸 3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニルエステル、
(2,2−ビスエチルカルバモイル−2−フェニルエトキシ)酢酸 3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニルエステル、
(3,3−ビスエチルカルバモイル−3−フェニルプロポキシ)酢酸 3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニルエステル、
6,6−ビスエチルカルバモイル−6−チオフェン−2−イルヘキサン酸 3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニルエステル、
3−(2,2−ビスエチルカルバモイル−2−フェニルエトキシ)プロピオン酸 3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニルエステル、
5,5−ビスエチルカルバモイル−5−チオフェン−2−イル)ペンタン酸 3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニルエステル、
4,4−ビス(エチルメチルカルバモイル)−4−フェニル酪酸 3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニルエステル、
5,5−ビス(エチルメチルカルバモイル)−5−フェニル吉草酸 3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニルエステル、
2−エトキシカルボニル−2−チオフェン−2−イルペンタンジオン酸 5−{3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニル}エステル 1−エチルエステル、
2−エトキシカルボニル−2−チオフェン−2−イルペンタンジオン酸 5−{3−ジメチルカルバモイル−4−[(5−メチル−4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニル}エステル 1−エチルエステル、
2−エトキシカルボニル−2−フェニルペンタンジオン酸 5−{3−ジメチルカルバモイル−2,6−ジフルオロ−4−[(5−メチル−4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]フェニル}エステル 1−エチルエステル、
2−エトキシカルボニル−2−ピリジン−2−イルコハク酸 4−{3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]ベンジル}エステル 1−エチルエステル、及び
(2,2−ビスエチルカルバモイル−2−フェニルエトキシ)酢酸 3−ジメチルカルバモイル−4−[(4’−トリフルオロメチルビフェニル−2−カルボニル)アミノ]ベンジルエステルからなる群から選ばれる請求項1記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項35】
下記一般式
【化13】

〔式中、
及びRは、水素原子、C1−6アルキル基、C3−7シクロアルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロC1−6アルキル基、ハロC1−6アルキルオキシ基、置換されていてもよいC6−14アリール基、置換されていてもよいC7−16アラルキル基、置換されていてもよいC6−14アリールオキシ基、置換されていてもよいC7−16アラルキルオキシ基、置換されていてもよいC7−15アリールカルボニル基、置換されていてもよいヘテロ環基、C2−7アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、C2−6アルケニル基、シアノ基、−N(R40)(R41)(ここで、R40及びR41は、同一又は異なって水素原子または置換されていてもよいC6−14アリール基である。)又は−(CH−O−CO−R100(ここで、R100はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基又はC2−12アルコキシアルキル基であり、rは0又は1乃至3の整数である。)
であり;
環Aは、C6−14アリール基、ヘテロ環基、又は
【化14】

であり;
Xは、−COO−(CH−、−CON(R10)−(CH−又は−N(R10)−CO−(CH−(ここで、R10は、水素原子、C1−6アルキル基又はC3−7シクロアルキル基であり、nは0又は1乃至3の整数である。)であり;
及びRは、同一又は異なって水素原子、水酸基、ハロゲン原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロC1−6アルキル基、C7−16アラルキルオキシ基、C1−6アシル基、C3−10アルコキシカルボニルアルキル基、置換されていてもよいヘテロ環基、−CON(R11)(R12)(ここで、R11及びR12は、同一又は異なって水素原子、C1−6アルキル基、置換されていてもよいC6−14アリール基、置換されていてもよいC7−16アラルキル基、C1−6アルコキシ基であり、又はR11及びR12は、結合する窒素原子と一緒になって
【化15】

(ここで、pは0又は1乃至2の整数である。)を形成してもよい。)、−(CH−N(R13)(R14)(ここで、R13及びR14は、同一又は異なって水素原子、C1−6アルキル基、C2−7アルコキシカルボニル基、C1−6アシル基であり、又はR13及びR14は、結合する窒素原子と一緒になって
【化16】

(ここで、pは前記と同意義。)を形成してもよい。qは0又は1乃至3の整数である。)、−CO(R15)(ここで、R15は、水酸基、C1−6アルコキシ基、置換されていてもよいC6−14アリールオキシ基、置換されていてもよいC7−16アラルキルオキシ基又はC1−6アルキル基である。)又は−(CHr’−O−CO−R100’(ここで、R100’は、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基又はC2−12アルコキシアルキル基であり、r’は0又は1乃至3の整数である。)であり;
環Bは、
【化17】

(ここでKは0又は1乃至2の整数である。)であり、又はRとR10とR10が結合している窒素原子と環Bが一緒になって、
【化18】

を形成してもよく;
Alk1はアルカンジイル又はアルケンジイルであり;
Alk1はアルカンジイル又はアルケンジイルであり;
lは0又は1乃至3の整数であり;
mは0又は1乃至3の整数であり;
環Cは、
【化19】

(ここで、qは0又は1乃至4の整数である。)であり;
、R及びRは、同一又は異なって水素原子、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基、C2−7アルコキシカルボニル基、カルボキシル基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、ハロC1−6アルキル基、C1−6アシル基、水酸基、アミノ基、置換されていてもよいC6−14アリール基、−(CH−CON(R16)(R17)(ここで、R16及びR17は、同一又は異なって水素原子、C1−6アルキル基又はハロC1−6アルキル基である。rは0又は1乃至3の整数である。)又は−(CHr’’−O−CO−R100’’(ここで、R100’’はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基又はC2−12アルコキシアルキル基であり、r’’は0又は1乃至3の整数である。)であり;
及びRは、同一又は異なって水素原子、置換されていてもよいC1−6アルキル基又は置換されていてもよいC6−14アリール基であり;
Eは−O−又は−NH−であり;
Yは−O−CO−O−、−O−CO−、−CO−O−、−CO−O−C(R110)(R111)−O−CO−、−CO−O−C(R110)(R111)−O−CO−O−又は−O−CO−O−C(R110)(R111)−O−CO−(ここで、R110及びR111は同一又は異なって水素原子又はC1−6アルキル基である。)である。但し、Yが−CO−O−であるときは、Rは−(CHr’−O−CO−R100’(ここで、R100’及びr’は前記と同意義。)である。〕
で示されるエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項36】
下記一般式;
【化20】

〔式中、R2’及びR2’’は、同一又は異なって水素原子、C1−6アルキル基、C3−7シクロアルキル基、C1−6アルコキシ基、ハロゲン原子、ハロC1−6アルキル基、ハロC1−6アルキルオキシ基、C1−6アシル基、C2−6アルケニル基又はシアノ基であり;
は、−O−又は−NR10−(ここで、R10は、前記と同意義。)であり;
、R、R、R、R、R、R、R、Y、環C、E、l及びmは、前記と同意義。〕
で示される請求項35に記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩。
【請求項37】
請求項1乃至36のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩と、医薬的に許容される担体とを含有してなる医薬組成物。
【請求項38】
請求項1乃至36のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩を有効成分として含有するMTP(microsomal triglyceride transfer protein;ミクロソームトリグリセライド転送タンパク)阻害剤。
【請求項39】
請求項1乃至36のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩を有効成分として含有する高脂血症の治療又は予防薬。
【請求項40】
請求項1乃至36のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩を有効成分として含有する動脈硬化症の治療又は予防薬。
【請求項41】
請求項1乃至36のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩を有効成分として含有する冠動脈疾患の治療又は予防薬。
【請求項42】
請求項1乃至36のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩を有効成分として含有する肥満症の治療又は予防薬。
【請求項43】
請求項1乃至36のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩を有効成分として含有する糖尿病の治療又は予防薬。
【請求項44】
請求項1乃至36のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩を有効成分として含有する高血圧症の治療又は予防薬。
【請求項45】
少なくとも1つ以上のカーボネート基を有する化合物又はその製薬上許容される塩であって、小腸MTP(microsomal triglyceride transfer protein;ミクロソームトリグリセライド転送タンパク)を選択的に阻害するMTP阻害剤と、医薬的に許容される担体を含んでなる高脂血症、動脈硬化症、冠動脈疾患、肥満症、糖尿病又は高血圧症の治療又は予防薬。
【請求項46】
MTP阻害剤が肝臓MTPを実質的に阻害せず、小腸MTPのみを実質的に阻害する請求項45に記載の治療又は予防薬。
【請求項47】
投与したMTP阻害剤が小腸MTPを阻害した後、小腸、血液中及び肝臓で代謝され、肝臓におけるMTP阻害剤の残量が肝臓MTPを実質的に阻害しない量まで代謝される請求項45に記載の治療又は予防薬。
【請求項48】
投与したMTP阻害剤が小腸MTPを阻害した後、小腸又は血液中で代謝され、肝臓におけるMTP阻害剤の残量が肝臓MTPを実質的に阻害しない量まで代謝される請求項45に記載の治療又は予防薬。
【請求項49】
肝臓におけるMTP阻害剤の残量が、肝臓におけるTG放出機能が正常値の80%以上維持される状態まで代謝される請求項47又は48に記載の治療または予防薬。
【請求項50】
MTP阻害剤が請求項1乃至36のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩のうち、カーボネート基を有する化合物である請求項45乃至49のいずれかに記載の治療又は予防薬。
【請求項51】
少なくとも1つ以上のカーボネート基を有する化合物がMTP阻害活性を示した後、血液中でエステル部分が代謝を受け、不活性物質になる請求項45乃至50のいずれかに記載の治療又は予防薬。
【請求項52】
MTP阻害剤が、請求項15に記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩のうち、カーボネート基を有する化合物である請求項45乃至51のいずれかに記載の治療又は予防薬。
【請求項53】
少なくとも1つ以上のカーボネート基を有する化合物又はその製薬上許容される塩であって、小腸MTP(microsomal triglyceride transfer protein;ミクロソームトリグリセライド転送タンパク)を選択的に阻害する化合物を投与する高脂血症、動脈硬化症、冠動脈疾患、肥満症、糖尿病又は高血圧症の治療又は予防方法。
【請求項54】
化合物が小腸MTPを阻害した後、小腸、血液中及び肝臓で代謝され、肝臓における前記化合物の残量が肝臓MTPを実質的に阻害しない量まで代謝される請求項53に記載の治療又は予防方法。
【請求項55】
化合物が小腸MTPを阻害した後、小腸又は血液中で代謝され、肝臓における前記化合物の残量が肝臓MTPを実質的に阻害しない量まで代謝される請求項53に記載の治療又は予防方法。
【請求項56】
肝臓における化合物の残量が、肝臓におけるTG放出機能が正常値の80%以上維持される状態まで代謝される請求項54又は55に記載の治療又は予防方法。
【請求項57】
少なくとも1つ以上のカーボネート基を有する化合物が、請求項1乃至36のいずれかに記載のエステル化合物のうち、カーボネート基を有する化合物である請求項54乃至56のいずれかに記載の治療又は予防方法。
【請求項58】
少なくとも1つ以上のカーボネート基を有する化合物がMTP阻害活性を示した後、血液中でエステル部分が代謝を受け、不活性物質になる請求項54乃至57のいずれかに記載の治療又は予防方法。
【請求項59】
化合物が、請求項15に記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩のうち、カーボネート基を有する化合物である請求項53乃至58のいずれかに記載の治療又は予防方法。
【請求項60】
高脂血症の治療又は予防薬であり、かつ他の高脂血症治療薬と組合せて使用する請求項45乃至52のいずれかに記載の治療又は予防薬。
【請求項61】
他の高脂血症治療薬が、スタチン系の薬剤である請求項60記載の治療又は予防薬。
【請求項62】
スタチン系の薬剤が、ロバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン及びセリバスタチンからなる群から選ばれる1以上の薬剤である請求項61記載の治療又は予防薬。
【請求項63】
肥満症の治療又は予防薬であり、かつ他の肥満症治療薬と組合せて使用する請求項45乃至52のいずれかに記載の治療又は予防薬。
【請求項64】
他の肥満症治療薬が、マジンドールまたは/およびオルリスタットである請求項63記載の治療又は予防薬。
【請求項65】
糖尿病の治療又は予防薬であり、かつ他の糖尿病治療薬と組合せて使用する請求項45乃至52のいずれかに記載の治療又は予防薬。
【請求項66】
他の糖尿病治療薬が、インスリン製剤、スルホニル尿素薬、インスリン分泌促進薬、スルホンアミド薬、ビグアナイド薬、αグルコシターゼ阻害薬及びインスリン抵抗性改善薬からなる群から選ばれる1以上の薬剤である請求項65記載の治療又は予防薬。
【請求項67】
他の糖尿病治療薬が、インスリン、グリベンクラミド、トルブタミド、グリクロピラミド、アセトヘキサミド、グリメピリド、トラザミド、グリクラジド、ナテグリニド、グリブゾール、塩酸メトホルミン、塩酸ブホルミン、ボグリボース、アカルボース及び塩酸ピオグリタゾンからなる群より選ばれる1以上の薬剤である請求項65記載の治療又は予防薬。
【請求項68】
高血圧症の治療又は予防薬であり、かつ他の高血圧治療薬と組合せて使用する請求項45乃至52のいずれかに記載の治療又は予防薬。
【請求項69】
他の高血圧治療薬が、ループ利尿薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、Ca拮抗薬、β遮断薬、α,β遮断薬及びα遮断薬からなる群より選ばれる1以上の薬剤である請求項68記載の治療又は予防薬。
【請求項70】
他の高血圧治療薬が、フロセミド徐放剤、カプトプリル、カプトプリル徐放剤、マレイン酸エナラプリル、アラセプリル、塩酸デラプリル、シラザプリル、リシノプリル、塩酸ベナゼプリル、塩酸イミダプリル、塩酸テモカプリル、塩酸キナプリル、トランドラプリル、ペリンドプリルエルブミン、ロサルタンカリウム、カンデサルタンシレキセチル、塩酸ニカルジピン、塩酸ニカルジピン徐放剤、ニルバジピン、ニフェジピン、ニフェジピン徐放剤、塩酸ベニジピン、塩酸ジルチアゼム、塩酸ジルチアゼム徐放剤、ニソルジピン、ニトレンジピン、塩酸マニジピン、塩酸バルニジピン、塩酸エホニジピン、ベシル酸アムロジピン、フェロジピン、シルニジピン、アラニジピン、塩酸プロプラノロール、塩酸プロプラノロール徐放剤、ピンドロール、ピンドロール徐放剤、塩酸インデノロール、塩酸カルテオロール、塩酸カルテオロール徐放剤、塩酸ブニトロロール、塩酸ブニトロロール徐放剤、アテノロール、塩酸アセブトロール、酒石酸メトプロロール、酒石酸メトプロロール徐放剤、ニプラジロール、硫酸ペンブトロール、塩酸チリソロール、カルベジロール、フマル酸ビソプロロール、塩酸ベタキソロール、塩酸セリプロロール、マロン酸ボピンドロール、塩酸ベバントロール、塩酸ラベタロール、塩酸アロチノロール、塩酸アモスラロール、塩酸プラゾシン、塩酸テラゾシン、メシル酸ドキサゾシン、塩酸ブナゾシン、塩酸ブナゾシン徐放剤、ウラピジル及びメシル酸フェントラミンからなる群より選ばれる1以上の薬剤である請求項68記載の治療又は予防薬。
【請求項71】
請求項39乃至52のいずれかに記載の治療又は予防薬と、他の高脂血症治療薬との高脂血症の治療又は予防のための使用。
【請求項72】
他の高脂血症治療薬が、スタチン系の薬剤である請求項71記載の使用。
【請求項73】
スタチン系の薬剤が、ロバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン及びセリバスタチンからなる群から選ばれる1以上の薬剤である請求項72記載の使用。
【請求項74】
請求項39乃至52のいずれかに記載の治療又は予防薬と、他の肥満症治療薬との肥満症の治療又は予防のための使用。
【請求項75】
他の肥満症治療薬が、マジンドールまたは/およびオルリスタットである請求項74記載の使用。
【請求項76】
請求項39乃至52のいずれかに記載の治療又は予防薬と、他の糖尿病治療薬との糖尿病の治療又は予防のための使用。
【請求項77】
他の糖尿病治療薬が、インスリン製剤、スルホニル尿素薬、インスリン分泌促進薬、スルホンアミド薬、ビグアナイド薬、αグルコシターゼ阻害薬及びインスリン抵抗性改善薬からなる群から選ばれる1以上の薬剤である請求項76記載の使用。
【請求項78】
他の糖尿病治療薬が、インスリン、グリベンクラミド、トルブタミド、グリクロピラミド、アセトヘキサミド、グリメピリド、トラザミド、グリクラジド、ナテグリニド、グリブゾール、塩酸メトホルミン、塩酸ブホルミン、ボグリボース、アカルボース及び塩酸ピオグリタゾンからなる群より選ばれる1以上の薬剤である請求項76記載の使用。
【請求項79】
請求項39乃至52のいずれかに記載の治療又は予防薬と、他の高血圧治療薬との高血圧症の治療又は予防のための使用。
【請求項80】
他の高血圧治療薬が、ループ利尿薬、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬、Ca拮抗薬、β遮断薬、α,β遮断薬及びα遮断薬からなる群より選ばれる1以上の薬剤である請求項79記載の使用。
【請求項81】
他の高血圧治療薬が、フロセミド徐放剤、カプトプリル、カプトプリル徐放剤、マレイン酸エナラプリル、アラセプリル、塩酸デラプリル、シラザプリル、リシノプリル、塩酸ベナゼプリル、塩酸イミダプリル、塩酸テモカプリル、塩酸キナプリル、トランドラプリル、ペリンドプリルエルブミン、ロサルタンカリウム、カンデサルタンシレキセチル、塩酸ニカルジピン、塩酸ニカルジピン徐放剤、ニルバジピン、ニフェジピン、ニフェジピン徐放剤、塩酸ベニジピン、塩酸ジルチアゼム、塩酸ジルチアゼム徐放剤、ニソルジピン、ニトレンジピン、塩酸マニジピン、塩酸バルニジピン、塩酸エホニジピン、ベシル酸アムロジピン、フェロジピン、シルニジピン、アラニジピン、塩酸プロプラノロール、塩酸プロプラノロール徐放剤、ピンドロール、ピンドロール徐放剤、塩酸インデノロール、塩酸カルテオロール、塩酸カルテオロール徐放剤、塩酸ブニトロロール、塩酸ブニトロロール徐放剤、アテノロール、塩酸アセブトロール、酒石酸メトプロロール、酒石酸メトプロロール徐放剤、ニプラジロール、硫酸ペンブトロール、塩酸チリソロール、カルベジロール、フマル酸ビソプロロール、塩酸ベタキソロール、塩酸セリプロロール、マロン酸ボピンドロール、塩酸ベバントロール、塩酸ラベタロール、塩酸アロチノロール、塩酸アモスラロール、塩酸プラゾシン、塩酸テラゾシン、メシル酸ドキサゾシン、塩酸ブナゾシン、塩酸ブナゾシン徐放剤、ウラピジル及びメシル酸フェントラミンからなる群より選ばれる1以上の薬剤である請求項79記載の使用。
【請求項82】
有効量の請求項1乃至36のいずれかに記載のエステル化合物又はその製薬上許容される塩と、製薬上許容される適量のエタノール及びプロピレングリコール脂肪酸エステルを含んでなる医薬組成物。
【請求項83】
エタノールが25乃至35重量%、プロピレングリコール脂肪酸エステルが65乃至75重量%含有されている請求項82記載の医薬組成物。
【請求項84】
請求項82又は83に記載の医薬組成物を含有するカプセル製剤。
【請求項85】
カプセル製剤が、ハードカプセル又はソフトカプセルである請求項84記載のカプセル製剤。
【請求項86】
一般式(100);
【化21】

〔式中、R1’は、水素原子、C1−6アルキル基、ハロゲン原子、ハロC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基又は−(CH−O−CO−R100(ここでR100はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基又はC2−12アルコキシアルキル基であり、rは0又は1乃至3の整数である。)であり;
2’’’は、水素原子、C1−6アルキル基、ハロゲン原子、ハロC1−6アルキル基又はC2−6アルケニル基であり;
3’’は、−CON(R11a)(R12a)(ここで、R11a及びR12aは、同一又は異なって水素原子、C1−6アルキル基、置換されていてもよいC6−14アリール基、置換されていてもよいC7−16アラルキル基、C1−6アルコキシ基であり、又はR11a及びR12aは、結合する窒素原子と一緒になって
【化22】

(ここで、pは0又は1乃至2の整数である。)を形成してもよい。)又は−(CHr’−O−CO−R100’(ここで、R100’は、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基又はC2−12アルコキシアルキル基であり、r’は0又は1乃至3の整数である。)であり;
4’及びR200’は、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、C1−6アルキル基又はハロC1−6アルキル基であり;
50は、水素原子、C1−6アルキル基、置換されていてもよいC6−14アリール基又は置換されていてもよいC7−16アラルキル基であり;
Yは、−O−CO−O−、−O−CO−、−CO−O−、−CO−O−C(R110)(R111)−O−CO−、−CO−O−C(R110)(R111)−O−CO−O−、−O−CO−O−C(R110)(R111)−O−CO−、−O−CO−C(R110)(R111)−O−、−O−CO−C(R110)(R111)−C(R110)(R111)−O−または−O−C(R110)(R111)−CO−O−(ここで、R110及びR111は同一又は異なって水素原子又はC1−6アルキル基である。)である。但し、Yが−CO−O−であるときは、R3’’は−(CHr’−O−CO−R100’(ここで、R100’及びr’は前記と同意義。)であり;
laは1乃至3の整数である。〕
で示されるビフェニル化合物又はその塩。
【請求項87】
1’が水素原子であり、R2’’’がハロC1−6アルキル基であり、R3’’が−CON(R11b)(R12b)(ここで、R11b及びR12bは、同一又は異なって水素原子、C1−6アルキル基であり、又は結合する窒素原子と一緒になって
【化23】

(ここで、pは0又は1乃至2の整数である。)を形成してもよい。)又は−(CHr’−O−CO−R100’(ここで、R100’及びr’は前記と同意義。)であり、R4’及びR100’が水素原子であり、R50が水素原子又はC1−6アルキル基である請求項86記載のビフェニル化合物又はその塩。
【請求項88】
下記一般式;
【化24】

〔式中、R1’は、水素原子、C1−6アルキル基、ハロゲン原子、ハロC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基又は−(CH−O−CO−R100(ここでR100はC1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基又はC2−12アルコキシアルキル基であり、rは0又は1乃至3の整数である。)であり;
2’’’は、水素原子、C1−6アルキル基、ハロゲン原子、ハロC1−6アルキル基又はC2−6アルケニル基であり;
3’’は、−CON(R11a)(R12a)(ここで、R11a及びR12aは、同一又は異なって水素原子、C1−6アルキル基、置換されていてもよいC6−14アリール基、置換されていてもよいC7−16アラルキル基、C1−6アルコキシ基であり、又はR11a及びR12aは、結合する窒素原子と一緒になって
【化25】

(ここで、pは0又は1乃至2の整数である。)を形成してもよい。)又は−(CHr’−O−CO−R100’(ここで、R100’は、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基又はC2−12アルコキシアルキル基であり、r’は0又は1乃至3の整数である。)であり;
4’は、水素原子、ハロゲン原子、C1−6アルキル基又はハロC1−6アルキル基であり;
50は、水素原子、C1−6アルキル基、置換されていてもよいC6−14アリール基又は置換されていてもよいC7−16アラルキル基であり;
Yは、−O−CO−O−、−O−CO−、−CO−O−、−CO−O−C(R110)(R111)−O−CO−、−CO−O−C(R110)(R111)−O−CO−O−又は−O−CO−O−C(R110)(R111)−O−CO−(ここで、R110及びR111は同一又は異なって水素原子又はC1−6アルキル基である。)である。但し、Yが−CO−O−であるときは、R3’’は−(CHr’−O−CO−R100’(ここで、R100’及びr’は前記と同意義。)であり;
laは1乃至3の整数である。〕
で示されるビフェニル化合物又はその塩。

【国際公開番号】WO2005/021486
【国際公開日】平成17年3月10日(2005.3.10)
【発行日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−513489(P2005−513489)
【国際出願番号】PCT/JP2004/012407
【国際出願日】平成16年8月27日(2004.8.27)
【出願人】(000004569)日本たばこ産業株式会社 (406)
【Fターム(参考)】