説明

エネルギー/物質変換方法及び構造

【課題】水素原子(分子)からエネルギーを放出するための方法と装置を提供する。
【解決手段】エネルギーホールは、原子、イオン、分子、イオン及び分子複合物を含む参与種の間の少なくとも一つの電子の伝達によって設けられ、一つ以上の供与種から一つ以上の受容種へのt個の電子の伝達を具備する。これにより、電子供与種のイオン化エネルギー及び/又は電子親和力の合計から電子受容種のイオン化エネルギー及び/又は電子親和力の合計を控除した値は、「基底状態」遷移よりも低い原子(分子)水素に対して、約m×27.21eV(m×48.6)に等しい(ここでmとtは整数である)。遷移率を高めるために、放射源水素のエネルギーとシンクエネルギーホールを整合させる。エネルギー反応器は、電解セル、加圧水素ガスセル、及び水素ガス放電セルの一つを含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
その電子が分数量子数に対応する「基底状態」エネルギー準位より低い状態であるという性質を有する水素原子。
【請求項2】
極低温濾過を介して水素原子を単離し;
質量スペクトル分析の異常例を探索することにより水素原子を同定する段階を含む、請求の範囲第1項に記載の水素原子を単離する方法。
【請求項3】
核及び第1電子軌道に配置された少なくとも1つの電子を有する物質元素(element of matter)を選択し;
電子軌道の共鳴収縮エネルギー(resonance shrink age energy)、及び少なくとも1つの電子を刺激して共鳴収縮遷移させ、該物質元素の「基底状態」のエネルギー準位より低い量子化されたポテンシャルエネルギー準位に緩和させるエネルギーホールを決定し、かくして該第1電子軌道より小さい寸法の第2電子軌道を限定し;
物質元素の共鳴収縮エネルギーと実質的に同等の該エネルギーホールを与え;
該物質元素と該エネルギーホールを並ばせ;
それにより物質元素の少なくとも1つの電子を該エネルギーホールにより刺激し、少なくとも1つの収縮を行わせ、かくしてエネルギーを放出する段階を含むエネルギーを放出する方法。
【請求項4】
エネルギーホールを与える段階が、少なくとも1つの電子が第1原子、イオン及び分子の1つから第2原子、イオン及び分子の1つに転移される触媒系を与えることを含む、請求の範囲第3項に記載の方法。
【請求項5】
該第2原子、イオン又は分子の2つのイオン化エネルギーの合計を引いた、該第1原子、イオン又は分子の2つのイオン化エネルギーの合計が約27.21eVである、請求の範囲第4項に記載の方法。
【請求項6】
エネルギーホールを与える段階が、全反応が
【数1】

であり、ここでaが軌道球(orbitsphere)半径であり、pがサィクルの数を示す、触媒系を含む、請求の範囲第3項に記載の方法。
【請求項7】
水素源を入れるための手段;
水素を原子状水素に解離させるための手段;
解離した水素原子をエネルギーホールの溶融、液体又は固体溶液の1つと接触させるための手段;及び
発熱収縮反応が平衡に達するのを防ぐために低−エネルギー水素を除去する手段を含む加圧気体エネルギー反応器。
【請求項8】
その電子が分数量子数に対応する「基底状態」エネルギー準位より低い状態であるという性質を有する水素分子。
【請求項9】
極低温濾過を介して水素原子を単離し;
質量スペクトル分析の異常例を探索することにより水素分子を同定する段階を含む、請求の範囲第8項に記載の水素分子を単離する方法。
【請求項10】
少なくとも2つの核及び第1電子軌道に配置された少なくとも2つの電子を有する物質元素を選択し;
電子軌道の共鳴収縮エネルギー、及び少なくとも2つの電子を刺激して共鳴収縮遷移させ、該物質元素の「基底状態」のエネルギー準位より低い量子化されたポテンシャルエネルギー準位に緩和させるエネルギーホールを決定し、かくして該第1電子軌道より小さい寸法の第2電子軌道を限定し;
物質元素の共鳴収縮エネルギーと実質的に同等の該エネルギーホールを与え;
該物質元素と該エネルギーホールを並ばせ;
それにより物質元素の少なくとも2つの電子を該エネルギーホールにより刺激し、少なくとも1つの収縮を行わせ、かくしてエネルギーを放出する段階を含むエネルギーを放出する方法。
【請求項11】
エネルギーホールを与える段階が、少なくとも1つの電子が第1原子、イオン及び分子の1つから第2原子、イオン及び分子の1つに転移される触媒系を与えることを含む、請求の範囲第10項に記載の方法。
【請求項12】
該第2原子、イオン又は分子のイオン化エネルギーを引いた、該第1原子、イオン又は分子のイオン化エネルギーが約m×48.6eVである、請求の範囲第11項に記載の方法。
【請求項13】
エネルギーホールを与える段階が、全反応が
【数2】

であり、ここで2c’は水素−型分子の核間距離であり;
エネルギーホールはmp×48.6eVであり、ここでm及びpは整数であり;
遷移の間に楕円場(elliptic field)がpの大きさからp+mの大きさに増加し;
遷移の間に放出される合計エネルギー、E
【数3】

である、請求の範囲第10項に記載の方法。
【請求項14】
水素源を入れるための手段;
水素分子をエネルギーホールの固体、溶融、液体又は気体溶液の1つと接触させるための手段;及び
発熱収縮反応が平衡に達するのを防ぐために低−エネルギー水素を除去する手段を含む電気分解槽エネルギー反応器、加圧気体エネルギー反応器及び気体放電エネルギー反応器。
【請求項15】
核及び第1電子軌道に配置された少なくとも1つの電子を有する物質元素を選択し;
電子軌道の共鳴収縮エネルギー、及び電子を刺激して共鳴収縮遷移させ、該物質元素の「基底状態」のエネルギー準位より低い量子化されたポテンシャルエネルギー準位に緩和させるエネルギーホールを決定し、物質元素の収縮軌道を形成する該第1電子軌道より小さい寸法の第2電子軌道を限定し;
物質元素の共鳴収縮エネルギーと実質的に同等の該エネルギーホールを与え;
該物質元素と該エネルギーホールを並ばせ、それにより物質元素の電子を該エネルギーホールにより刺激し、少なくとも1つの収縮遷移を行わせ、それによりエネルギーを放出する段階を含むエネルギーを放出する方法。
【請求項16】
エネルギーホールを与える段階が、少なくとも1つのカチオン及びアニオンを含む電気化学反応物を含む触媒系を与えることを含む、請求の範囲第15項に記載の方法。
【請求項17】
該エネルギーホールを与える段階が、該第1物質元素の共鳴収縮エネルギーと実質的に同等のイオン化エネルギーを有する第2の物質元素を選択することを含む、請求の範囲第15項に記載の方法。
【請求項18】
核及び、共鳴収縮エネルギーを有する第1電子軌道に配置された少なくとも1つの電子を有する物質元素を選択された体積で与える手段;ならびに
該物質元素と並んだ、該共鳴収縮エネルギーと実質的に同等の大きさを有するエネルギーホールを与えるための、該選択された体積中に導入された手段を含み、ここで:
物質元素の電子がエネルギーホールにより触媒されて少なくとも1つの収縮遷移を行い、それによりエネルギーを放出するエネルギーの放出を与える装置。
【請求項19】
エネルギーホールを与える該手段が、該第1物質元素の共鳴収縮エネルギーと実質的に同等のイオン化エネルギーを有する少なくとも1つの第2物質元素を含む物質である、請求の範囲第18項に記載の装置。
【請求項20】
エネルギーホールを与える該手段が、少なくとも1つのカチオン及びアニオンを含む電気化学反応物を含む触媒系を含む、請求の範囲第18項に記載の装置。
【請求項21】
該第1物質元素がH;H及びHを含み、該第2物質元素がK及びKを含む、請求の範囲第19項に記載の装置。
【請求項22】
少なくとも1つの陰極;陽極;電解質溶液;容器;電流を与える電力供給;該電流を制御する手段;外部エネルギー源:コンピューター化監視及び制御系;及び容器の圧力を制御する手段を含む電気分解槽をさらに含む、請求の範囲第19項に記載の装置。
【請求項23】
陰極がニッケルである、請求の範囲第22項に記載の装置。
【請求項24】
陽極が白金又はニッケルである、請求の範囲第22項に記載の装置。
【請求項25】
電解質溶液が炭酸カリウム水溶液である、請求の範囲第22項に記載の装置。
【請求項26】
電解質水溶液が塩基性である、請求の範囲第22項に記載の装置。
【請求項27】
電流制御手段が、約2.5ボルト〜2.2ボルトの補償電圧;約3ボルト〜2.75ボルトのピーク電圧;約40%のデューティーサイクルにおいて約175mAのピーク電流;及び約300Hz〜1500Hzの周波数を有する断続矩形波の断続電流を与える、請求の範囲第22項に記載の装置。
【請求項28】
電気分解槽が室温より高い温度で運転される、請求の範囲第22項に記載の装置。
【請求項29】
エネルギーホールの源が1つのカチオン、中性原子又はアニオン、あるいはカチオン、中性分子又はアニオンである1つの分子であるか、あるいは該化学種の組み合わせであり、ここで該エネルギーホールが実質的にn/2 27.21eVと同等であり、ここでnは整数である、請求の範囲第19項に記載の装置。
【請求項30】
エネルギーホールを与える該手段が、該第2元素のイオン化エネルギーと組み合わされて該第1物質元素の共鳴収縮エネルギーと実質的に同等の該エネルギーホールを与えるイオン化エネルギーを有する少なくとも1つの追加の物質元素を含む、請求の範囲第18項に記載の装置。
【請求項31】
該第1物質元素が水素の同位体を含み、該第2元素が:
【表11】

[ここで原子記号の後の数(n)は原子のn番目のイオン化エネルギーであり、例えばTi2++27.49eV=Ti3++eである]から成る群より選ばれる水素原子収縮のためのエネルギーホールを与えることができる1つのイオンを含む、請求の範囲第19項に記載の装置。
【請求項32】
該第1物質元素が水素の同位体を含み、該第2及び該追加の物質元素が
(1)
【表12−1】

【表12−2】

【表12−3】

【表12−4】

【表12−5】

【表12−6】

【表12−7】

【表12−8】

【表12−9】

【表12−10】

【表12−11】

【表12−12】

【表12−13】

【表12−14】

【表12−15】

【表12−16】

【表12−17】

【表12−18】

【表12−19】

【表12−20】

【表12−21】

【表12−22】

【表12−23】

【表12−24】

【表12−25】

【表12−26】

【表12−27】

【表12−28】

【表12−29】

【表12−30】

【表12−31】

【表12−32】

【表12−33】

【表12−34】

【表12−35】

[ここでイオン(n)に続く欄の数は原子のn番目のイオン化エネルギーであり、例えばPd2++32.93eV=Pd3++eであり、Li+e=Li+5.39eVである]から成る群より選ばれる水素原子収縮のためのエネルギーホールを与えることができる2−イオンカップル;
(2)
【表13−1】

【表13−2】

【表13−3】

【表13−4】

【表13−5】

【表13−6】

【表13−7】

【表13−8】

【表13−9】

[ここでイオン(n)に続く欄の数は原子のn番目のイオン化エネルギーであり、例えばGa2++30.71eV=Ga3++eであり、H+e=H+3.08eVである]から成る群より選ばれるカチオン及びアニオンを含む水素原子収縮のためのエネルギーホールを与えることができる2−イオンカップル;ならびに
(3)
【表14−1】

【表14−2】

【表14−3】

【表14−4】

[ここでイオン又は分子(n)に続く欄の数は、原子又は分子のn番目のイオン化エネルギーであり、例えばGa2++30.71eV=Ga3++eであり、BF+e=BF+2.65eVである]から成る群より選ばれる水素原子収縮のためのエネルギーホールを与えることができるカチオン及び還元された分子の1つを含む、請求の範囲第30項に記載の装置。
【請求項33】
エネルギーホールを与える該手段が、それぞれイオン化エネルギーを有する複数の物質元素を含む物質であり、ここで該複数の物質元素のそれぞれが、該第1物質元素の共鳴収縮エネルギーと実質的に同等の、イオン化エネルギーにおける差を与えるように選択される、請求の範囲第18項に記載の装置。
【請求項34】
該エネルギーホールが以下の3−イオンカップル:
【表15】

の1つにより与えられる、請求の範囲第33項に記載の装置。
【請求項35】
水素源を含む少なくとも1つの第1容器;容器の圧力を制御するための手段;分子状水素を原子状水素に解離させるための手段;エネルギーホールの溶融、液体又は固体溶液;フォトン源;第2容器;電流を与える電力供給;該電流を制御するための手段;外部エネルギー源;加熱手段;コンピューター化監視及び制御系;ならびに発熱収縮反応が平衡に達するのを防ぐための選択的排気バルブなどの低−エネルギー水素を除去するための手段を含む加圧気体エネルギー反応器をさらに含む、請求の範囲第18項に記載の装置。
【請求項36】
第1容器の内部表面がニッケル、白金又はパラジウムの1つ又はそれ以上のコーティングを含み;第1容器の外部表面が銅、テルル、ひ素、セシウム、白金又はパラジウム及びCuO、PtO、PdO、MnO、AlO、SiOなどの酸化物の1つ又はそれ以上でコーティングされている、請求の範囲第35項に記載の装置。
【請求項37】
第1容器の内部表面が銅、テルル、ひ素、セシウム、白金又はパラジウム及びCuO、PtO、PdO、MnO、AlO、SiOなどの酸化物の1つ又はそれ以上でコーティングされている、請求の範囲第35項に記載の装置。
【請求項38】
エネルギーホールの源が炭酸カリウムである、請求の範囲第35項に記載の装置。
【請求項39】
少なくとも1つの水素気体充填グロー放電真空室;水素源;水素源から気体放電室への水素流を制御する制御弁;エネルギーホールの溶融、液体又は固体溶液;フォトン源;陰極;陽極;電流を与える電力供給;該電流を制御するための手段;外部エネルギー源;加熱手段;コンピューター化監視及び制御系;ならびに発熱収縮反応が平衡に達するのを防ぐための選択的排気バルブなどの低−エネルギー水素を除去する手段を含む気体放電エネルギー反応器をさらに含む、請求の範囲第18項に記載の装置。
【請求項40】
陰極がパラジウムであり、エネルギーホールがパラジウムから放電電流への2つの電子の転移により与えられる、請求の範囲第39項に記載の装置。
【請求項41】
核及び、共鳴収縮エネルギーを有する、「基底状態」より低いエネルギー準位の軌道を構成する少なくとも1つの電子を有する物質元素を選択された体積で与える手段;ならびに
該物質元素を並ばされ、該共鳴収縮エネルギーと実質的に同等の大きさを有するエネルギーホールを与えるための、該選択された体積中に挿入された手段を含み、ここで
該エネルギーホールによる軌道エネルギーの吸収により該物質元素の軌道が増す時に該物質元素にエネルギーが放出され、物質元素の電子が刺激されて少なくとも1つの収縮遷移の逆を行うことを可能にし、エネルギーの吸収を与えるエネルギーの吸収を与えるための装置。
【請求項42】
低−エネルギー水素の源;エネルギーホールの源;熱源;及び発熱反応が平衡に達するのを防ぐための選択的排気バルブなどの正常な水素を除去する手段を含む電気分解エネルギー反応器;加圧気体エネルギー反応器;ならびに気体放電エネルギー反応器をさらに含む、請求の範囲第41項に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14a】
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【図14b】
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【図14c】
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【図14d】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2008−275596(P2008−275596A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−77487(P2008−77487)
【出願日】平成20年3月25日(2008.3.25)
【分割の表示】特願2007−9(P2007−9)の分割
【原出願日】平成6年3月1日(1994.3.1)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(501328751)ブラックライト パワー インコーポレーティド (9)
【Fターム(参考)】