エピメタボリックシフター(コエンザイムQ10)を使用する肉腫の処置方法
エピメタボリックシフター、例えばコエンザイムQ10、CoQ10のビルディングブロック、CoQ10の誘導体、CoQ10の類似体、CoQ10の代謝産物、又はコエンザイム生合成経路の中間体を用いてヒトにおける肉腫を処置するための方法及び製剤を記載する。肉腫の処置の有効性評価、肉腫の診断及び肉腫の予測のための方法も提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒトにおいて肉腫を処置又は予防する方法であって、処置又は予防が生じるように、ヒトにコエンザイムQ10分子を局所投与することを含む方法。
【請求項2】
局所投与が、処置される肉腫についてヒトにおいて有効性をもたらすように選択された用量により行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記処置される肉腫が、治療有効レベルの有効成分が全身に送達されるという見込みで通常は局所投与により処置される肉腫ではない、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
処置されるヒトの組織中のコエンザイムQ10分子の濃度が、健康な状態又は正常な状態の典型であるヒト組織の対照基準の濃度とは異なる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ヒトに投与されるコエンザイムQ10分子の形態が、ヒトの体内の体循環において見られる主要な形態とは異なる、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
処置が、コエンザイムQ10分子と、以下:ANGPTL3、CCL2、CDH5、CXCL1、CXCL3、PRMT3、HDAC2、一酸化窒素シンターゼbNOS、アセチルホスホヒストンH3 AL9 S10、MTA 2、グルタミン酸デカルボキシラーゼGAD65 67、KSR、HDAC4、BOB1 OBF1、a1シントロフィン、BAP1、Importina 57、αE-カテニン、Grb2、Bax、プロテアソーム26Sサブユニット13(エンドフィリンB1)、アクチン様6A(真核生物開始因子4All)、核クロライドチャネルタンパク質、プロテアソーム26Sサブユニット、ジスムターゼCu/Znスーパーオキシド、トランスリン会合因子(Translin-associated factor)X、亜ヒ酸塩輸送ATPase(スペルミン合成酵素)、リボソームタンパク質SA、dCTPピロホスファターゼ1、プロテアソームベータ3、プロテアソームベータ4、酸性ホスファターゼ1、ジアゼパム結合インヒビター、α2-HS糖タンパク質(Bos Taurus、ウシ)、リボソームタンパク質P2(RPLP2);ヒストンH2A、微小管結合タンパク質、プロテアソームアルファ3、真核生物翻訳伸長因子1デルタ、ラミンB1、mif two 3ホモログ2のSMT 3サプレッサー、熱ショックタンパク質27kD、hnRNP C1/C2、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、HSPC-300に類似、DNA依存性DNAポリメラーゼイプシロン3;(canopy 2ホモログ)、LAMA5、PXLDC1、p300 CBP、P53R2、ホスファチジルセリン受容体、サイトケラチンペプチド17、サイトケラチンペプチド13、ニューロフィラメント160 200、Rab5、フィレンシン、P53R2、MDM2、MSH6、熱ショック因子2、AFX、FLIPg d、JAB 1、ミオシン、MEKK4、cRaf pSer621、FKHR FOXO1a、MDM2、Fasリガンド、P53R2、ミオシン調節軽鎖、hnRNP C1/C2、ユビキリン1(ホスファターゼ2A)、hnRNP C1/C2、α2-HS糖タンパク質(Bos Taurus、ウシ)、ベータアクチン、hnRNP C1/C2、熱ショックタンパク質70kD、ベータチューブリン、ATP依存性ヘリカーゼII、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、ER脂質ラフト会合2アイソフォーム1(ベータアクチン)、シグナル配列受容体1デルタ、真核生物翻訳開始因子3, サブユニット3ガンマ、ビリベルジンレダクターゼA(トランスアルドラーゼ1)、ケラチン1,10(パラチモシン)、GSTオメガ1、Dj-1への鎖Bドパミンキノン結合(chain B Dopamine Quinone Conjugation to Dj-1)、プロテアソームアクチベーターReg(アルファ)、T-コンプレックスタンパク質1アイソフォームA、鎖A タパシンERP57(TCP1含有シャペロニン)、ユビキチン活性化酵素E1;アラニル-tRNA合成酵素、ダイナクチン1、熱ショックタンパク質60kd、ベータアクチン、スペルミジンシンターゼ(ベータアクチン)、熱ショックタンパク質70kD、網膜芽細胞腫結合タンパク質4アイソフォームA、TAR DNA結合タンパク質、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、TCP1含有シャペロニン, サブユニット3、細胞質ダイニンIC-2、アンギオテンシン変換酵素(ACE)、カスパーゼ3、GARS、マトリックスメタロプロテイナーゼ6(MMP-6)、ニューロリシン(NLN)触媒ドメイン、及びニューロリシン(NLN)、ADRB、CEACAM1、DUSP4、FOXC2、FOXP3、GCGR、GPD1、HMOX1、IL4R、INPPL1、IRS2、VEGFA、推定c-myc応答性アイソフォーム1、PDK 1、カスパーゼ12、ホスホリパーゼD1、P34 cdc2、P53 BP1、BTK、ASC2、BUBR1、ARTS、PCAF、Raf1、MSK1、SNAP25、APRIL、DAPK、RAIDD、HAT1、PSF、HDAC1、Rad17、サバイビング(Surviving)、SLIPR、MAG13、カスパーゼ10、Crk2、Cdc 6、P21 WAF 1 Cip 1、ASPP 1、HDAC 4、サイクリンB1、CD 40、GAD 65、TAP、Par4(前立腺アポトーシス応答4)、MRP1、MDC1、ラミニン2 a2、bカテニン、FXR2、アネキシンV、SMAC Diablo、MBNL1、ジメチルヒストンh3、増殖因子非依存性1、U2AF65、mTOR、E2F2、Kaiso、グリコーゲンシンターゼキナーゼ3、ATF2、HDRP MITR、ニューラビンI、AP1、及びApaf1からなる群より選択される遺伝子との相互作用を介して生じる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
コエンザイムQ10分子が、局所用基剤中で、皮膚1平方センチメートルあたりコエンザイムQ10約0.01ミリグラム〜約0.5ミリグラムの範囲の用量で標的組織に適用される、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
コエンザイムQ10分子が、局所用基剤中で、皮膚1平方センチメートルあたりコエンザイムQ10約0.09ミリグラム〜約0.15ミリグラムの範囲の用量で標的組織に適用される、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
コエンザイムQ10分子が、局所用基剤中で、皮膚1平方センチメートルあたりコエンザイムQ10約0.12ミリグラムの用量で標的組織に適用される、請求項2に記載の方法。
【請求項10】
肉腫が、ユーイングファミリー腫瘍における肉腫の1タイプである、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
ユーイングファミリー腫瘍における肉腫の上記タイプがユーイング肉腫である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
ヒトにおいてEWS-FLI1融合タンパク質の活性を阻害する方法であって、
肉腫に罹患しているヒト被験体を選択すること、及び
前記ヒトに治療有効量のコエンザイムQ10分子を投与し、それによりEWS-FLI1融合タンパク質の活性を阻害すること
を含む方法。
【請求項13】
ヒトにおいて肉腫を処置又は予防する方法であって、ヒトの細胞膜の透過性が調節され、処置又は予防が生じるような投与レジメンにおいて、その必要があるヒトにコエンザイムQ10分子を投与することを含む方法。
【請求項14】
以下:LAMA5、PXLDC1、p300 CBP、P53R2、ホスファチジルセリン受容体、サイトケラチンペプチド17、サイトケラチンペプチド13、ニューロフィラメント160 200、Rab5、フィレンシン、P53R2、MDM2、MSH6、熱ショック因子2、AFX、FLIPg d、JAB 1、ミオシン、MEKK4、cRaf pSer621、FKHR FOXO1a、MDM2、Fasリガンド、P53R2、プロテアソーム26Sサブユニット13(エンドフィリンB1)、ミオシン調節軽鎖、hnRNP C1/C2、ユビキリン1(ホスファターゼ2A)、hnRNP C1/C2、α2-HS糖タンパク質(Bos Taurus、ウシ)、ベータアクチン、hnRNP C1/C2、熱ショックタンパク質70kD、微小管結合タンパク質、ベータチューブリン、プロテアソームアルファ3、ATP依存性ヘリカーゼII、真核生物翻訳伸長因子1デルタ、熱ショックタンパク質27kD、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、HSPC-300に類似、ER脂質ラフト会合2アイソフォーム1(ベータアクチン)、ジスムターゼCu/Znスーパーオキシド、及びシグナル配列受容体1デルタ、ADRB、CEACAM1、DUSP4、FOXC2、FOXP3、GCGR、GPD1、HMOX1、IL4R、INPPL1、IRS2及びVEGFA、推定c-myc応答性アイソフォーム1、PDK 1、カスパーゼ12、ホスホリパーゼD1、P34 cdc2、P53 BP1、BTK、ASC2、BUBR1、ARTS、PCAF、Raf1、MSK1、SNAP25、APRIL、DAPK、RAIDD、HAT1、PSF、HDAC1、Rad17、サバイビング(Surviving)、SLIPR、MAG13、カスパーゼ10、Crk2、Cdc 6、P21 WAF 1 Cip 1、ASPP 1、HDAC 4、サイクリンB1、CD 40、GAD 65、TAP、Par4(前立腺アポトーシス応答4)、及びMRP1からなる群より選択される1以上の遺伝子の発現レベルを上方調節すること、
並びに/あるいは、
以下:ANGPTL3、CCL2、CDH5、CXCL1、CXCL3、PRMT3、HDAC2、一酸化窒素シンターゼbNOS、アセチルホスホヒストンH3 AL9 S10、MTA 2、グルタミン酸デカルボキシラーゼGAD65 67、KSR、HDAC4、BOB1 OBF1、a1シントロフィン、BAP1、Importina 57、αE-カテニン、Grb2、Bax、プロテアソーム26Sサブユニット13(エンドフィリンB1)、アクチン様6A(真核生物開始因子4All)、核クロライドチャネルタンパク質、プロテアソーム26Sサブユニット、ジスムターゼCu/Znスーパーオキシド、トランスリン会合因子X、亜ヒ酸塩輸送ATPase(スペルミン合成酵素)、リボソームタンパク質SA、dCTPピロホスファターゼ1、プロテアソームベータ3、プロテアソームベータ4、酸性ホスファターゼ1、ジアゼパム結合インヒビター、リボソームタンパク質P2(RPLP2);ヒストンH2A、微小管結合タンパク質、プロテアソームアルファ3、真核生物翻訳伸長因子1デルタ、ラミンB1、mif two 3ホモログ2のSMT 3サプレッサー、熱ショックタンパク質27kD、hnRNP C1/C2、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、HSPC-300に類似、DNA依存性DNAポリメラーゼイプシロン3 (canopy 2ホモログ)、アンギオテンシン変換酵素(ACE)、カスパーゼ3、GARS、マトリックスメタロプロテイナーゼ6(MMP-6)、ニューロリシン(NLN)触媒ドメイン、ニューロリシン(NLN)、MDC1、ラミニン2 a2、bカテニン、FXR2、アネキシンV、SMAC Diablo、MBNL1、ジメチルヒストンh3、増殖因子非依存性1、U2AF65、mTOR、E2F2、Kaiso、グリコーゲンシンターゼキナーゼ3、ATF2、HDRP MITR、ニューラビンI、AP1、及びApaf1からなる群より選択される1以上の遺伝子の発現レベルを下方調節すること
をさらに含む、請求項1〜5及び8〜13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
処置が、コエンザイムQ10分子と、以下:ANGPTL3、CCL2、CDH5、CXCL1、CXCL3、PRMT3、HDAC2、一酸化窒素シンターゼbNOS、アセチルホスホヒストンH3 AL9 S10、MTA 2、グルタミン酸デカルボキシラーゼGAD65 67、KSR、HDAC4、BOB1 OBF1、a1シントロフィン、BAP1、Importina 57、αE-カテニン、Grb2、Bax、プロテアソーム26Sサブユニット13(エンドフィリンB1)、アクチン様6A(真核生物開始因子4All)、核クロライドチャネルタンパク質、プロテアソーム26Sサブユニット、ジスムターゼCu/Znスーパーオキシド、トランスリン会合因子X、亜ヒ酸塩輸送ATPase(スペルミン合成酵素)、リボソームタンパク質SA、dCTPピロホスファターゼ1、プロテアソームベータ3、プロテアソームベータ4、酸性ホスファターゼ1、ジアゼパム結合インヒビター、α2-HS糖タンパク質(Bos Taurus、ウシ)、リボソームタンパク質P2(RPLP2);ヒストンH2A、微小管結合タンパク質、プロテアソームアルファ3、真核生物翻訳伸長因子1デルタ、ラミンB1、mif two 3ホモログ2のSMT 3サプレッサー、熱ショックタンパク質27kD、hnRNP C1/C2、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、HSPC-300に類似、DNA依存性DNAポリメラーゼイプシロン3;(canopy 2ホモログ)、LAMA5、PXLDC1、p300 CBP、P53R2、ホスファチジルセリン受容体、サイトケラチンペプチド17、サイトケラチンペプチド13、ニューロフィラメント160 200、Rab5、フィレンシン、P53R2、MDM2、MSH6、熱ショック因子2、AFX、FLIPg d、JAB 1、ミオシン、MEKK4、cRaf pSer621、FKHR FOXO1a、MDM2、Fasリガンド、P53R2、ミオシン調節軽鎖、hnRNP C1/C2、ユビキリン1(ホスファターゼ2A)、hnRNP C1/C2、α2-HS糖タンパク質(Bos Taurus、ウシ)、ベータアクチン、hnRNP C1/C2、熱ショックタンパク質70kD、ベータチューブリン、ATP依存性ヘリカーゼII、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、ER脂質ラフト会合2アイソフォーム1(ベータアクチン)、シグナル配列受容体1デルタ、真核生物翻訳開始因子3, サブユニット3ガンマ、ビリベルジンレダクターゼA(トランスアルドラーゼ1)、ケラチン1,10(パラチモシン)、GSTオメガ1、Dj-1への鎖Bドパミンキノン結合、プロテアソームアクチベーターReg(アルファ)、T-コンプレックスタンパク質1アイソフォームA、鎖A タパシンERP57(TCP1含有シャペロニン)、ユビキチン活性化酵素E1;アラニル-tRNA合成酵素、ダイナクチン1、熱ショックタンパク質60kd、ベータアクチン、スペルミジンシンターゼ(ベータアクチン)、熱ショックタンパク質70kD、網膜芽細胞腫結合タンパク質4アイソフォームA、TAR DNA結合タンパク質、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、TCP1含有シャペロニン, サブユニット3、細胞質ダイニンIC-2、アンギオテンシン変換酵素(ACE)、カスパーゼ3、GARS、マトリックスメタロプロテイナーゼ6(MMP-6)、ニューロリシン(NLN)触媒ドメイン、及びニューロリシン(NLN)、ADRB、CEACAM1、DUSP4、FOXC2、FOXP3、GCGR、GPD1、HMOX1、IL4R、INPPL1、IRS2、VEGFA、推定c-myc応答性アイソフォーム1、PDK 1、カスパーゼ12、ホスホリパーゼD1、P34 cdc2、P53 BP1、BTK、ASC2、BUBR1、ARTS、PCAF、Raf1、MSK1、SNAP25、APRIL、DAPK、RAIDD、HAT1、PSF、HDAC1、Rad17、サバイビング(Surviving)、SLIPR、MAG13、カスパーゼ10、Crk2、Cdc 6、P21 WAF 1 Cip 1、ASPP 1、HDAC 4、サイクリンB1、CD 40、GAD 65、TAP、Par4(前立腺アポトーシス応答4)、MRP1、MDC1、ラミニン2 a2、bカテニン、FXR2、アネキシンV、SMAC Diablo、MBNL1、ジメチルヒストンh3、増殖因子非依存性1、U2AF65、mTOR、E2F2、Kaiso、グリコーゲンシンターゼキナーゼ3、ATF2、HDRP MITR、ニューラビンI、AP1、及びApaf1からなる群より選択される遺伝子との相互作用を介して生じる、請求項12又は13に記載の方法。
【請求項16】
外科手術、放射線療法、ホルモン療法、抗体療法、増殖因子を用いた療法、サイトカイン、化学療法及び同種幹細胞治療からなる群より選択される処置レジメンをさらに含む、請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
被験体の肉腫を処置するための治療の有効性を評価する方法であって、
処置レジメンの少なくとも一部を被験体に投与する前に該被験体から得られた第1サンプル中に存在するマーカーの発現レベルと、処置レジメンの少なくとも一部の投与後に該被験体から得られた第2サンプル中に存在する該マーカーの発現レベルとを比較すること
を含み、上記マーカーは、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択され、
ここで、第1サンプルと比較して第2サンプルにおけるマーカーの発現レベルの変化は、治療が、被験体の肉腫を処置するために有効であることの指標となる、上記方法。
【請求項18】
被験体が肉腫に罹患しているかどうかを評価する方法であって、
被験体から得られた生体サンプル中に存在するマーカーの発現レベルを決定することであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択されるマーカーの発現レベルを決定すること、及び
被験体から得られた生体サンプル中に存在するマーカーの発現レベルを対照サンプル中に存在するマーカーの発現レベルと比較すること
を含み、ここで、対照サンプル中のマーカーの発現レベルと比較した被験体から得られた生体サンプル中のマーカーの発現レベルの変化は、被験体が肉腫に罹患していることの指標となり、それにより、被験体が肉腫に罹患しているかどうかが評価される、上記方法。
【請求項19】
被験体に肉腫を発症する素因があるかどうかを予測する方法であって、
被験体から得られた生体サンプル中に存在するマーカーの発現レベルを決定することであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択されるマーカーの発現レベルを決定すること、及び
被験体から得られた生体サンプル中に存在するマーカーの発現レベルを対照サンプル中に存在するマーカーの発現レベルと比較すること
を含み、ここで、対照サンプル中のマーカーの発現レベルと比較した被験体から得られた生体サンプル中のマーカーの発現レベルの変化は、上記被験体に肉腫を発症する素因があることの指標となり、それにより、被験体に肉腫を発症する素因があるかどうかが予測される、上記方法。
【請求項20】
被験体における肉腫の再発を予測する方法であって、
被験体から得られた生体サンプル中に存在するマーカーの発現レベルを決定することであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択されるマーカーの発現レベルを決定すること、及び
被験体から得られた生体サンプル中に存在するマーカーの発現レベルを対照サンプル中に存在するマーカーの発現レベルと比較すること
を含み、ここで、対照サンプル中のマーカーの発現レベルと比較した被験体から得られた生体サンプル中のマーカーの発現レベルの変化は、肉腫の再発の指標となり、それにより、被験体における肉腫の再発が予測される、上記方法。
【請求項21】
肉腫を有する被験体の生存を予測する方法であって、
被験体から得られた生体サンプル中に存在するマーカーの発現レベルを決定することであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択されるマーカーの発現レベルを決定すること、及び
被験体から得られた生体サンプル中に存在するマーカーの発現レベルを対照サンプル中に存在するマーカーの発現レベルと比較すること
を含み、ここで、対照サンプル中のマーカーの発現レベルと比較した被験体から得られた生体サンプル中のマーカーの発現レベルの変化は、被験体の生存の指標となり、それにより、肉腫を有する被験体の生存が予測される、上記方法。
【請求項22】
被験体において肉腫の進行をモニターする方法であって、
被験体への処置レジメンの少なくとも一部の投与の前に上記被験体から得られた第1サンプル中に存在するマーカーの発現レベルと、処置レジメンの少なくとも一部の投与後に上記被験体から得られた第2サンプル中に存在するマーカーの発現レベルとを比較すること
を含み、上記マーカーは、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択され、それにより、被験体における肉腫の進行がモニターされる、上記方法。
【請求項23】
被験体における肉腫を処置するための化合物を同定する方法であって、
被験体から生体サンプルを得ること、
上記生体サンプルを試験化合物と接触させること、
被験体から得られた生体サンプル中に存在する1以上のマーカーの発現レベルを決定することであって、ここで、マーカーは、正の倍率変化及び/又は負の倍率変化を伴う、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択されること、
生体サンプル中の1以上のマーカーの発現レベルを適当な対照と比較すること、並びに
生体サンプル中に存在する負の倍率変化を伴う1以上のマーカーの発現レベルを低下させる試験化合物、及び/又は生体サンプル中に存在する正の倍率変化を伴う1以上のマーカーの発現レベルを増大させる試験化合物を選択すること
を含み、それにより、被験体の肉腫を処置するための化合物が同定される、上記方法。
【請求項24】
肉腫が、ユーイングファミリー腫瘍における肉腫の1タイプである、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
ユーイングファミリー腫瘍における肉腫の上記タイプがユーイング肉腫である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
サンプルが被験体から得られる流体を含む、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項27】
流体が、血液、嘔吐物、唾液、リンパ液、嚢胞液、尿、気管支洗浄により収集される流体、腹腔洗浄により収集される流体、及び婦人科系流体からなる群より選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
サンプルが血液サンプル又はその成分である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
サンプルが被験体から得られた組織又はその成分を含む、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項30】
組織が、骨、結合組織、軟骨、肺、肝臓、腎臓、筋肉組織、心臓、膵臓、及び皮膚からなる群より選択される、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
被験体がヒトである、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
生体サンプル中のマーカーの発現レベルが、サンプル中の転写されたポリヌクレオチド又はその一部をアッセイすることによって決定される、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項33】
転写されたポリヌクレオチドをアッセイすることが、転写されたポリヌクレオチドを増幅することを含む、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
被験体サンプルにおけるマーカーの発現レベルが、サンプル中でタンパク質又はその一部をアッセイすることによって決定される、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
タンパク質が、該タンパク質と特異的に結合する試薬を使用してアッセイされる、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
サンプル中のマーカーの発現レベルが、前記サンプルの、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)増幅反応、逆転写酵素PCR分析、一本鎖コンホメーション多型分析(SSCP)、ミスマッチ切断検出、ヘテロ二重鎖分析、サザンブロット分析、ノーザンブロット分析、ウェスタンブロット分析、in situハイブリダイゼーション、アレイ分析、デオキシリボ核酸配列決定、制限断片長多型分析、及びこれらの組み合わせ又は下位組み合わせからなる群より選択される技術を使用して決定される、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項37】
サンプル中のマーカーの発現レベルが、免疫組織化学、免疫細胞化学、フローサイトメトリー、ELISA、及び質量分析からなる群より選択される技術を使用して決定される、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項38】
マーカーが、以下:ANGPTL3、CCL2、CDH5、CXCL1、CXCL3、PRMT3、HDAC2、一酸化窒素シンターゼbNOS、アセチルホスホヒストンH3 AL9 S10、MTA 2、グルタミン酸デカルボキシラーゼGAD65 67、KSR、HDAC4、BOB1 OBF1、a1シントロフィン、BAP1、Importina 57、αE-カテニン、Grb2、Bax、プロテアソーム26Sサブユニット13(エンドフィリンB1)、アクチン様6A(真核生物開始因子4All)、核クロライドチャネルタンパク質、プロテアソーム26Sサブユニット、ジスムターゼCu/Znスーパーオキシド、トランスリン会合因子X、亜ヒ酸塩輸送ATPase(スペルミン合成酵素)、リボソームタンパク質SA、dCTPピロホスファターゼ1、プロテアソームベータ3、プロテアソームベータ4、酸性ホスファターゼ1、ジアゼパム結合インヒビター、α2-HS糖タンパク質(Bos Taurus、ウシ)、リボソームタンパク質P2(RPLP2);ヒストンH2A、微小管結合タンパク質、プロテアソームアルファ3、真核生物翻訳伸長因子1デルタ、ラミンB1、mif two 3ホモログ2のSMT 3サプレッサー、熱ショックタンパク質27kD、hnRNP C1/C2、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、HSPC-300に類似、DNA依存性DNAポリメラーゼイプシロン3;(canopy 2ホモログ)、LAMA5、PXLDC1、p300 CBP、P53R2、ホスファチジルセリン受容体、サイトケラチンペプチド17、サイトケラチンペプチド13、ニューロフィラメント160 200、Rab5、フィレンシン、P53R2、MDM2、MSH6、熱ショック因子2、AFX、FLIPg d、JAB 1、ミオシン、MEKK4、cRaf pSer621、FKHR FOXO1a、MDM2、Fasリガンド、P53R2、ミオシン調節軽鎖、hnRNP C1/C2、ユビキリン1(ホスファターゼ2A)、hnRNP C1/C2、α2-HS糖タンパク質(Bos Taurus、ウシ)、ベータアクチン、hnRNP C1/C2、熱ショックタンパク質70kD、ベータチューブリン、ATP依存性ヘリカーゼII、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、ER脂質ラフト会合2アイソフォーム1(ベータアクチン)、シグナル配列受容体1デルタ、真核生物翻訳開始因子3, サブユニット3ガンマ、ビリベルジンレダクターゼA(トランスアルドラーゼ1)、ケラチン1,10(パラチモシン)、GSTオメガ1、Dj-1への鎖Bドパミンキノン結合、プロテアソームアクチベーターReg(アルファ)、T-コンプレックスタンパク質1アイソフォームA、鎖A タパシンERP57(TCP1含有シャペロニン)、ユビキチン活性化酵素E1;アラニル-tRNA合成酵素、ダイナクチン1、熱ショックタンパク質60kd、ベータアクチン、スペルミジンシンターゼ(ベータアクチン)、熱ショックタンパク質70kD、網膜芽細胞腫結合タンパク質4アイソフォームA、TAR DNA結合タンパク質、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、TCP1含有シャペロニン, サブユニット3、細胞質ダイニンIC-2、アンギオテンシン変換酵素(ACE)、カスパーゼ3、GARS、マトリックスメタロプロテイナーゼ6(MMP-6)、ニューロリシン(NLN)触媒ドメイン、及びニューロリシン(NLN)、ADRB、CEACAM1、DUSP4、FOXC2、FOXP3、GCGR、GPD1、HMOX1、IL4R、INPPL1、IRS2、VEGFA、推定c-myc応答性アイソフォーム1、PDK 1、カスパーゼ12、ホスホリパーゼD1、P34 cdc2、P53 BP1、BTK、ASC2、BUBR1、ARTS、PCAF、Raf1、MSK1、SNAP25、APRIL、DAPK、RAIDD、HAT1、PSF、HDAC1、Rad17、サバイビング(Surviving)、SLIPR、MAG13、カスパーゼ10、Crk2、Cdc 6、P21 WAF 1 Cip 1、ASPP 1、HDAC 4、サイクリンB1、CD 40、GAD 65、TAP、Par4(前立腺アポトーシス応答4)、MRP1、MDC1、ラミニン2 a2、bカテニン、FXR2、アネキシンV、SMAC Diablo、MBNL1、ジメチルヒストンh3、増殖因子非依存性1、U2AF65、mTOR、E2F2、Kaiso、グリコーゲンシンターゼキナーゼ3、ATF2、HDRP MITR、ニューラビンI、AP1、及びApaf1からなる群より選択されるマーカーである、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項39】
複数のマーカーの発現レベルが決定される、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項40】
被験体が、環境影響因子化合物、外科手術、放射線療法、ホルモン療法、抗体療法、増殖因子を用いた療法、サイトカイン、化学療法、及び同種幹細胞治療からなる群より選択される治療で処置されている、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項41】
環境影響因子化合物がコエンザイムQ10分子である、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
肉腫を処置するための治療の有効性を評価するためのキットであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択される少なくとも1つのマーカーの発現レベルを決定するための試薬、及び肉腫を処置するための治療の有効性を評価するためのキットの使用についての説明書を含む、前記キット。
【請求項43】
被験体が肉腫に罹患しているかどうかを評価するためのキットであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択される少なくとも1つのマーカーの発現レベルを決定するための試薬、及び前記被験体が肉腫に罹患しているかどうかを評価するためのキットの使用についての説明書を含む、前記キット。
【請求項44】
被験体に肉腫を発症する素因があるかどうかを予測するためのキットであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択される少なくとも1つのマーカーの発現レベルを決定するための試薬、及び前記被験体に肉腫を発症する素因があるかどうかを予測するためのキットの使用についての説明書を含む、前記キット。
【請求項45】
被験体において肉腫の再発を予測するためのキットであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択される少なくとも1つのマーカーの発現レベルを評価するための試薬、及び肉腫の再発を予測するためのキットの使用についての説明書を含む、前記キット。
【請求項46】
肉腫の再発を予測するためのキットであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択される少なくとも1つのマーカーの発現レベルを評価するための試薬、及び肉腫の再発を予測するためのキットの使用についての説明書を含む、前記キット。
【請求項47】
肉腫を有する被験体の生存を予測するためのキットであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択される少なくとも1つのマーカーの発現レベルを決定するための試薬、及び前記肉腫を有する被験体の生存を予測するためのキットの使用についての説明書を含む、前記キット。
【請求項48】
被験体において肉腫の進行をモニターするためのキットであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択される少なくとも1つのマーカーの発現レベルを決定するための試薬、及び被験体において肉腫の進行をモニターするためのキットの使用についての説明書を含む、前記キット。
【請求項49】
被験体から生体サンプルを入手するための手段をさらに含む、請求項42〜48のいずれか1項に記載のキット。
【請求項50】
対照サンプルをさらに含む、請求項42〜48のいずれか1項に記載のキット。
【請求項51】
少なくとも1つのマーカーの発現レベルを決定するための手段が、サンプル中の転写されたポリヌクレオチド又はその一部をアッセイするための手段を含む、請求項42〜48のいずれか1項に記載のキット。
【請求項52】
少なくとも1つのマーカーの発現レベルを決定するための手段が、サンプル中のタンパク質又はその一部をアッセイするための手段を含む、請求項42〜48のいずれか1項に記載のキット。
【請求項53】
環境影響因子化合物をさらに含む、請求項42〜48のいずれか1項に記載のキット。
【請求項54】
複数のマーカーの発現レベルを決定するための試薬を含む、請求項42〜48のいずれか1項に記載のキット。
【請求項1】
ヒトにおいて肉腫を処置又は予防する方法であって、処置又は予防が生じるように、ヒトにコエンザイムQ10分子を局所投与することを含む方法。
【請求項2】
局所投与が、処置される肉腫についてヒトにおいて有効性をもたらすように選択された用量により行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記処置される肉腫が、治療有効レベルの有効成分が全身に送達されるという見込みで通常は局所投与により処置される肉腫ではない、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
処置されるヒトの組織中のコエンザイムQ10分子の濃度が、健康な状態又は正常な状態の典型であるヒト組織の対照基準の濃度とは異なる、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ヒトに投与されるコエンザイムQ10分子の形態が、ヒトの体内の体循環において見られる主要な形態とは異なる、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
処置が、コエンザイムQ10分子と、以下:ANGPTL3、CCL2、CDH5、CXCL1、CXCL3、PRMT3、HDAC2、一酸化窒素シンターゼbNOS、アセチルホスホヒストンH3 AL9 S10、MTA 2、グルタミン酸デカルボキシラーゼGAD65 67、KSR、HDAC4、BOB1 OBF1、a1シントロフィン、BAP1、Importina 57、αE-カテニン、Grb2、Bax、プロテアソーム26Sサブユニット13(エンドフィリンB1)、アクチン様6A(真核生物開始因子4All)、核クロライドチャネルタンパク質、プロテアソーム26Sサブユニット、ジスムターゼCu/Znスーパーオキシド、トランスリン会合因子(Translin-associated factor)X、亜ヒ酸塩輸送ATPase(スペルミン合成酵素)、リボソームタンパク質SA、dCTPピロホスファターゼ1、プロテアソームベータ3、プロテアソームベータ4、酸性ホスファターゼ1、ジアゼパム結合インヒビター、α2-HS糖タンパク質(Bos Taurus、ウシ)、リボソームタンパク質P2(RPLP2);ヒストンH2A、微小管結合タンパク質、プロテアソームアルファ3、真核生物翻訳伸長因子1デルタ、ラミンB1、mif two 3ホモログ2のSMT 3サプレッサー、熱ショックタンパク質27kD、hnRNP C1/C2、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、HSPC-300に類似、DNA依存性DNAポリメラーゼイプシロン3;(canopy 2ホモログ)、LAMA5、PXLDC1、p300 CBP、P53R2、ホスファチジルセリン受容体、サイトケラチンペプチド17、サイトケラチンペプチド13、ニューロフィラメント160 200、Rab5、フィレンシン、P53R2、MDM2、MSH6、熱ショック因子2、AFX、FLIPg d、JAB 1、ミオシン、MEKK4、cRaf pSer621、FKHR FOXO1a、MDM2、Fasリガンド、P53R2、ミオシン調節軽鎖、hnRNP C1/C2、ユビキリン1(ホスファターゼ2A)、hnRNP C1/C2、α2-HS糖タンパク質(Bos Taurus、ウシ)、ベータアクチン、hnRNP C1/C2、熱ショックタンパク質70kD、ベータチューブリン、ATP依存性ヘリカーゼII、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、ER脂質ラフト会合2アイソフォーム1(ベータアクチン)、シグナル配列受容体1デルタ、真核生物翻訳開始因子3, サブユニット3ガンマ、ビリベルジンレダクターゼA(トランスアルドラーゼ1)、ケラチン1,10(パラチモシン)、GSTオメガ1、Dj-1への鎖Bドパミンキノン結合(chain B Dopamine Quinone Conjugation to Dj-1)、プロテアソームアクチベーターReg(アルファ)、T-コンプレックスタンパク質1アイソフォームA、鎖A タパシンERP57(TCP1含有シャペロニン)、ユビキチン活性化酵素E1;アラニル-tRNA合成酵素、ダイナクチン1、熱ショックタンパク質60kd、ベータアクチン、スペルミジンシンターゼ(ベータアクチン)、熱ショックタンパク質70kD、網膜芽細胞腫結合タンパク質4アイソフォームA、TAR DNA結合タンパク質、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、TCP1含有シャペロニン, サブユニット3、細胞質ダイニンIC-2、アンギオテンシン変換酵素(ACE)、カスパーゼ3、GARS、マトリックスメタロプロテイナーゼ6(MMP-6)、ニューロリシン(NLN)触媒ドメイン、及びニューロリシン(NLN)、ADRB、CEACAM1、DUSP4、FOXC2、FOXP3、GCGR、GPD1、HMOX1、IL4R、INPPL1、IRS2、VEGFA、推定c-myc応答性アイソフォーム1、PDK 1、カスパーゼ12、ホスホリパーゼD1、P34 cdc2、P53 BP1、BTK、ASC2、BUBR1、ARTS、PCAF、Raf1、MSK1、SNAP25、APRIL、DAPK、RAIDD、HAT1、PSF、HDAC1、Rad17、サバイビング(Surviving)、SLIPR、MAG13、カスパーゼ10、Crk2、Cdc 6、P21 WAF 1 Cip 1、ASPP 1、HDAC 4、サイクリンB1、CD 40、GAD 65、TAP、Par4(前立腺アポトーシス応答4)、MRP1、MDC1、ラミニン2 a2、bカテニン、FXR2、アネキシンV、SMAC Diablo、MBNL1、ジメチルヒストンh3、増殖因子非依存性1、U2AF65、mTOR、E2F2、Kaiso、グリコーゲンシンターゼキナーゼ3、ATF2、HDRP MITR、ニューラビンI、AP1、及びApaf1からなる群より選択される遺伝子との相互作用を介して生じる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
コエンザイムQ10分子が、局所用基剤中で、皮膚1平方センチメートルあたりコエンザイムQ10約0.01ミリグラム〜約0.5ミリグラムの範囲の用量で標的組織に適用される、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
コエンザイムQ10分子が、局所用基剤中で、皮膚1平方センチメートルあたりコエンザイムQ10約0.09ミリグラム〜約0.15ミリグラムの範囲の用量で標的組織に適用される、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
コエンザイムQ10分子が、局所用基剤中で、皮膚1平方センチメートルあたりコエンザイムQ10約0.12ミリグラムの用量で標的組織に適用される、請求項2に記載の方法。
【請求項10】
肉腫が、ユーイングファミリー腫瘍における肉腫の1タイプである、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
ユーイングファミリー腫瘍における肉腫の上記タイプがユーイング肉腫である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
ヒトにおいてEWS-FLI1融合タンパク質の活性を阻害する方法であって、
肉腫に罹患しているヒト被験体を選択すること、及び
前記ヒトに治療有効量のコエンザイムQ10分子を投与し、それによりEWS-FLI1融合タンパク質の活性を阻害すること
を含む方法。
【請求項13】
ヒトにおいて肉腫を処置又は予防する方法であって、ヒトの細胞膜の透過性が調節され、処置又は予防が生じるような投与レジメンにおいて、その必要があるヒトにコエンザイムQ10分子を投与することを含む方法。
【請求項14】
以下:LAMA5、PXLDC1、p300 CBP、P53R2、ホスファチジルセリン受容体、サイトケラチンペプチド17、サイトケラチンペプチド13、ニューロフィラメント160 200、Rab5、フィレンシン、P53R2、MDM2、MSH6、熱ショック因子2、AFX、FLIPg d、JAB 1、ミオシン、MEKK4、cRaf pSer621、FKHR FOXO1a、MDM2、Fasリガンド、P53R2、プロテアソーム26Sサブユニット13(エンドフィリンB1)、ミオシン調節軽鎖、hnRNP C1/C2、ユビキリン1(ホスファターゼ2A)、hnRNP C1/C2、α2-HS糖タンパク質(Bos Taurus、ウシ)、ベータアクチン、hnRNP C1/C2、熱ショックタンパク質70kD、微小管結合タンパク質、ベータチューブリン、プロテアソームアルファ3、ATP依存性ヘリカーゼII、真核生物翻訳伸長因子1デルタ、熱ショックタンパク質27kD、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、HSPC-300に類似、ER脂質ラフト会合2アイソフォーム1(ベータアクチン)、ジスムターゼCu/Znスーパーオキシド、及びシグナル配列受容体1デルタ、ADRB、CEACAM1、DUSP4、FOXC2、FOXP3、GCGR、GPD1、HMOX1、IL4R、INPPL1、IRS2及びVEGFA、推定c-myc応答性アイソフォーム1、PDK 1、カスパーゼ12、ホスホリパーゼD1、P34 cdc2、P53 BP1、BTK、ASC2、BUBR1、ARTS、PCAF、Raf1、MSK1、SNAP25、APRIL、DAPK、RAIDD、HAT1、PSF、HDAC1、Rad17、サバイビング(Surviving)、SLIPR、MAG13、カスパーゼ10、Crk2、Cdc 6、P21 WAF 1 Cip 1、ASPP 1、HDAC 4、サイクリンB1、CD 40、GAD 65、TAP、Par4(前立腺アポトーシス応答4)、及びMRP1からなる群より選択される1以上の遺伝子の発現レベルを上方調節すること、
並びに/あるいは、
以下:ANGPTL3、CCL2、CDH5、CXCL1、CXCL3、PRMT3、HDAC2、一酸化窒素シンターゼbNOS、アセチルホスホヒストンH3 AL9 S10、MTA 2、グルタミン酸デカルボキシラーゼGAD65 67、KSR、HDAC4、BOB1 OBF1、a1シントロフィン、BAP1、Importina 57、αE-カテニン、Grb2、Bax、プロテアソーム26Sサブユニット13(エンドフィリンB1)、アクチン様6A(真核生物開始因子4All)、核クロライドチャネルタンパク質、プロテアソーム26Sサブユニット、ジスムターゼCu/Znスーパーオキシド、トランスリン会合因子X、亜ヒ酸塩輸送ATPase(スペルミン合成酵素)、リボソームタンパク質SA、dCTPピロホスファターゼ1、プロテアソームベータ3、プロテアソームベータ4、酸性ホスファターゼ1、ジアゼパム結合インヒビター、リボソームタンパク質P2(RPLP2);ヒストンH2A、微小管結合タンパク質、プロテアソームアルファ3、真核生物翻訳伸長因子1デルタ、ラミンB1、mif two 3ホモログ2のSMT 3サプレッサー、熱ショックタンパク質27kD、hnRNP C1/C2、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、HSPC-300に類似、DNA依存性DNAポリメラーゼイプシロン3 (canopy 2ホモログ)、アンギオテンシン変換酵素(ACE)、カスパーゼ3、GARS、マトリックスメタロプロテイナーゼ6(MMP-6)、ニューロリシン(NLN)触媒ドメイン、ニューロリシン(NLN)、MDC1、ラミニン2 a2、bカテニン、FXR2、アネキシンV、SMAC Diablo、MBNL1、ジメチルヒストンh3、増殖因子非依存性1、U2AF65、mTOR、E2F2、Kaiso、グリコーゲンシンターゼキナーゼ3、ATF2、HDRP MITR、ニューラビンI、AP1、及びApaf1からなる群より選択される1以上の遺伝子の発現レベルを下方調節すること
をさらに含む、請求項1〜5及び8〜13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
処置が、コエンザイムQ10分子と、以下:ANGPTL3、CCL2、CDH5、CXCL1、CXCL3、PRMT3、HDAC2、一酸化窒素シンターゼbNOS、アセチルホスホヒストンH3 AL9 S10、MTA 2、グルタミン酸デカルボキシラーゼGAD65 67、KSR、HDAC4、BOB1 OBF1、a1シントロフィン、BAP1、Importina 57、αE-カテニン、Grb2、Bax、プロテアソーム26Sサブユニット13(エンドフィリンB1)、アクチン様6A(真核生物開始因子4All)、核クロライドチャネルタンパク質、プロテアソーム26Sサブユニット、ジスムターゼCu/Znスーパーオキシド、トランスリン会合因子X、亜ヒ酸塩輸送ATPase(スペルミン合成酵素)、リボソームタンパク質SA、dCTPピロホスファターゼ1、プロテアソームベータ3、プロテアソームベータ4、酸性ホスファターゼ1、ジアゼパム結合インヒビター、α2-HS糖タンパク質(Bos Taurus、ウシ)、リボソームタンパク質P2(RPLP2);ヒストンH2A、微小管結合タンパク質、プロテアソームアルファ3、真核生物翻訳伸長因子1デルタ、ラミンB1、mif two 3ホモログ2のSMT 3サプレッサー、熱ショックタンパク質27kD、hnRNP C1/C2、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、HSPC-300に類似、DNA依存性DNAポリメラーゼイプシロン3;(canopy 2ホモログ)、LAMA5、PXLDC1、p300 CBP、P53R2、ホスファチジルセリン受容体、サイトケラチンペプチド17、サイトケラチンペプチド13、ニューロフィラメント160 200、Rab5、フィレンシン、P53R2、MDM2、MSH6、熱ショック因子2、AFX、FLIPg d、JAB 1、ミオシン、MEKK4、cRaf pSer621、FKHR FOXO1a、MDM2、Fasリガンド、P53R2、ミオシン調節軽鎖、hnRNP C1/C2、ユビキリン1(ホスファターゼ2A)、hnRNP C1/C2、α2-HS糖タンパク質(Bos Taurus、ウシ)、ベータアクチン、hnRNP C1/C2、熱ショックタンパク質70kD、ベータチューブリン、ATP依存性ヘリカーゼII、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、ER脂質ラフト会合2アイソフォーム1(ベータアクチン)、シグナル配列受容体1デルタ、真核生物翻訳開始因子3, サブユニット3ガンマ、ビリベルジンレダクターゼA(トランスアルドラーゼ1)、ケラチン1,10(パラチモシン)、GSTオメガ1、Dj-1への鎖Bドパミンキノン結合、プロテアソームアクチベーターReg(アルファ)、T-コンプレックスタンパク質1アイソフォームA、鎖A タパシンERP57(TCP1含有シャペロニン)、ユビキチン活性化酵素E1;アラニル-tRNA合成酵素、ダイナクチン1、熱ショックタンパク質60kd、ベータアクチン、スペルミジンシンターゼ(ベータアクチン)、熱ショックタンパク質70kD、網膜芽細胞腫結合タンパク質4アイソフォームA、TAR DNA結合タンパク質、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、TCP1含有シャペロニン, サブユニット3、細胞質ダイニンIC-2、アンギオテンシン変換酵素(ACE)、カスパーゼ3、GARS、マトリックスメタロプロテイナーゼ6(MMP-6)、ニューロリシン(NLN)触媒ドメイン、及びニューロリシン(NLN)、ADRB、CEACAM1、DUSP4、FOXC2、FOXP3、GCGR、GPD1、HMOX1、IL4R、INPPL1、IRS2、VEGFA、推定c-myc応答性アイソフォーム1、PDK 1、カスパーゼ12、ホスホリパーゼD1、P34 cdc2、P53 BP1、BTK、ASC2、BUBR1、ARTS、PCAF、Raf1、MSK1、SNAP25、APRIL、DAPK、RAIDD、HAT1、PSF、HDAC1、Rad17、サバイビング(Surviving)、SLIPR、MAG13、カスパーゼ10、Crk2、Cdc 6、P21 WAF 1 Cip 1、ASPP 1、HDAC 4、サイクリンB1、CD 40、GAD 65、TAP、Par4(前立腺アポトーシス応答4)、MRP1、MDC1、ラミニン2 a2、bカテニン、FXR2、アネキシンV、SMAC Diablo、MBNL1、ジメチルヒストンh3、増殖因子非依存性1、U2AF65、mTOR、E2F2、Kaiso、グリコーゲンシンターゼキナーゼ3、ATF2、HDRP MITR、ニューラビンI、AP1、及びApaf1からなる群より選択される遺伝子との相互作用を介して生じる、請求項12又は13に記載の方法。
【請求項16】
外科手術、放射線療法、ホルモン療法、抗体療法、増殖因子を用いた療法、サイトカイン、化学療法及び同種幹細胞治療からなる群より選択される処置レジメンをさらに含む、請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
被験体の肉腫を処置するための治療の有効性を評価する方法であって、
処置レジメンの少なくとも一部を被験体に投与する前に該被験体から得られた第1サンプル中に存在するマーカーの発現レベルと、処置レジメンの少なくとも一部の投与後に該被験体から得られた第2サンプル中に存在する該マーカーの発現レベルとを比較すること
を含み、上記マーカーは、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択され、
ここで、第1サンプルと比較して第2サンプルにおけるマーカーの発現レベルの変化は、治療が、被験体の肉腫を処置するために有効であることの指標となる、上記方法。
【請求項18】
被験体が肉腫に罹患しているかどうかを評価する方法であって、
被験体から得られた生体サンプル中に存在するマーカーの発現レベルを決定することであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択されるマーカーの発現レベルを決定すること、及び
被験体から得られた生体サンプル中に存在するマーカーの発現レベルを対照サンプル中に存在するマーカーの発現レベルと比較すること
を含み、ここで、対照サンプル中のマーカーの発現レベルと比較した被験体から得られた生体サンプル中のマーカーの発現レベルの変化は、被験体が肉腫に罹患していることの指標となり、それにより、被験体が肉腫に罹患しているかどうかが評価される、上記方法。
【請求項19】
被験体に肉腫を発症する素因があるかどうかを予測する方法であって、
被験体から得られた生体サンプル中に存在するマーカーの発現レベルを決定することであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択されるマーカーの発現レベルを決定すること、及び
被験体から得られた生体サンプル中に存在するマーカーの発現レベルを対照サンプル中に存在するマーカーの発現レベルと比較すること
を含み、ここで、対照サンプル中のマーカーの発現レベルと比較した被験体から得られた生体サンプル中のマーカーの発現レベルの変化は、上記被験体に肉腫を発症する素因があることの指標となり、それにより、被験体に肉腫を発症する素因があるかどうかが予測される、上記方法。
【請求項20】
被験体における肉腫の再発を予測する方法であって、
被験体から得られた生体サンプル中に存在するマーカーの発現レベルを決定することであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択されるマーカーの発現レベルを決定すること、及び
被験体から得られた生体サンプル中に存在するマーカーの発現レベルを対照サンプル中に存在するマーカーの発現レベルと比較すること
を含み、ここで、対照サンプル中のマーカーの発現レベルと比較した被験体から得られた生体サンプル中のマーカーの発現レベルの変化は、肉腫の再発の指標となり、それにより、被験体における肉腫の再発が予測される、上記方法。
【請求項21】
肉腫を有する被験体の生存を予測する方法であって、
被験体から得られた生体サンプル中に存在するマーカーの発現レベルを決定することであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択されるマーカーの発現レベルを決定すること、及び
被験体から得られた生体サンプル中に存在するマーカーの発現レベルを対照サンプル中に存在するマーカーの発現レベルと比較すること
を含み、ここで、対照サンプル中のマーカーの発現レベルと比較した被験体から得られた生体サンプル中のマーカーの発現レベルの変化は、被験体の生存の指標となり、それにより、肉腫を有する被験体の生存が予測される、上記方法。
【請求項22】
被験体において肉腫の進行をモニターする方法であって、
被験体への処置レジメンの少なくとも一部の投与の前に上記被験体から得られた第1サンプル中に存在するマーカーの発現レベルと、処置レジメンの少なくとも一部の投与後に上記被験体から得られた第2サンプル中に存在するマーカーの発現レベルとを比較すること
を含み、上記マーカーは、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択され、それにより、被験体における肉腫の進行がモニターされる、上記方法。
【請求項23】
被験体における肉腫を処置するための化合物を同定する方法であって、
被験体から生体サンプルを得ること、
上記生体サンプルを試験化合物と接触させること、
被験体から得られた生体サンプル中に存在する1以上のマーカーの発現レベルを決定することであって、ここで、マーカーは、正の倍率変化及び/又は負の倍率変化を伴う、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択されること、
生体サンプル中の1以上のマーカーの発現レベルを適当な対照と比較すること、並びに
生体サンプル中に存在する負の倍率変化を伴う1以上のマーカーの発現レベルを低下させる試験化合物、及び/又は生体サンプル中に存在する正の倍率変化を伴う1以上のマーカーの発現レベルを増大させる試験化合物を選択すること
を含み、それにより、被験体の肉腫を処置するための化合物が同定される、上記方法。
【請求項24】
肉腫が、ユーイングファミリー腫瘍における肉腫の1タイプである、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
ユーイングファミリー腫瘍における肉腫の上記タイプがユーイング肉腫である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
サンプルが被験体から得られる流体を含む、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項27】
流体が、血液、嘔吐物、唾液、リンパ液、嚢胞液、尿、気管支洗浄により収集される流体、腹腔洗浄により収集される流体、及び婦人科系流体からなる群より選択される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
サンプルが血液サンプル又はその成分である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
サンプルが被験体から得られた組織又はその成分を含む、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項30】
組織が、骨、結合組織、軟骨、肺、肝臓、腎臓、筋肉組織、心臓、膵臓、及び皮膚からなる群より選択される、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
被験体がヒトである、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
生体サンプル中のマーカーの発現レベルが、サンプル中の転写されたポリヌクレオチド又はその一部をアッセイすることによって決定される、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項33】
転写されたポリヌクレオチドをアッセイすることが、転写されたポリヌクレオチドを増幅することを含む、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
被験体サンプルにおけるマーカーの発現レベルが、サンプル中でタンパク質又はその一部をアッセイすることによって決定される、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
タンパク質が、該タンパク質と特異的に結合する試薬を使用してアッセイされる、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
サンプル中のマーカーの発現レベルが、前記サンプルの、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)増幅反応、逆転写酵素PCR分析、一本鎖コンホメーション多型分析(SSCP)、ミスマッチ切断検出、ヘテロ二重鎖分析、サザンブロット分析、ノーザンブロット分析、ウェスタンブロット分析、in situハイブリダイゼーション、アレイ分析、デオキシリボ核酸配列決定、制限断片長多型分析、及びこれらの組み合わせ又は下位組み合わせからなる群より選択される技術を使用して決定される、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項37】
サンプル中のマーカーの発現レベルが、免疫組織化学、免疫細胞化学、フローサイトメトリー、ELISA、及び質量分析からなる群より選択される技術を使用して決定される、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項38】
マーカーが、以下:ANGPTL3、CCL2、CDH5、CXCL1、CXCL3、PRMT3、HDAC2、一酸化窒素シンターゼbNOS、アセチルホスホヒストンH3 AL9 S10、MTA 2、グルタミン酸デカルボキシラーゼGAD65 67、KSR、HDAC4、BOB1 OBF1、a1シントロフィン、BAP1、Importina 57、αE-カテニン、Grb2、Bax、プロテアソーム26Sサブユニット13(エンドフィリンB1)、アクチン様6A(真核生物開始因子4All)、核クロライドチャネルタンパク質、プロテアソーム26Sサブユニット、ジスムターゼCu/Znスーパーオキシド、トランスリン会合因子X、亜ヒ酸塩輸送ATPase(スペルミン合成酵素)、リボソームタンパク質SA、dCTPピロホスファターゼ1、プロテアソームベータ3、プロテアソームベータ4、酸性ホスファターゼ1、ジアゼパム結合インヒビター、α2-HS糖タンパク質(Bos Taurus、ウシ)、リボソームタンパク質P2(RPLP2);ヒストンH2A、微小管結合タンパク質、プロテアソームアルファ3、真核生物翻訳伸長因子1デルタ、ラミンB1、mif two 3ホモログ2のSMT 3サプレッサー、熱ショックタンパク質27kD、hnRNP C1/C2、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、HSPC-300に類似、DNA依存性DNAポリメラーゼイプシロン3;(canopy 2ホモログ)、LAMA5、PXLDC1、p300 CBP、P53R2、ホスファチジルセリン受容体、サイトケラチンペプチド17、サイトケラチンペプチド13、ニューロフィラメント160 200、Rab5、フィレンシン、P53R2、MDM2、MSH6、熱ショック因子2、AFX、FLIPg d、JAB 1、ミオシン、MEKK4、cRaf pSer621、FKHR FOXO1a、MDM2、Fasリガンド、P53R2、ミオシン調節軽鎖、hnRNP C1/C2、ユビキリン1(ホスファターゼ2A)、hnRNP C1/C2、α2-HS糖タンパク質(Bos Taurus、ウシ)、ベータアクチン、hnRNP C1/C2、熱ショックタンパク質70kD、ベータチューブリン、ATP依存性ヘリカーゼII、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、ER脂質ラフト会合2アイソフォーム1(ベータアクチン)、シグナル配列受容体1デルタ、真核生物翻訳開始因子3, サブユニット3ガンマ、ビリベルジンレダクターゼA(トランスアルドラーゼ1)、ケラチン1,10(パラチモシン)、GSTオメガ1、Dj-1への鎖Bドパミンキノン結合、プロテアソームアクチベーターReg(アルファ)、T-コンプレックスタンパク質1アイソフォームA、鎖A タパシンERP57(TCP1含有シャペロニン)、ユビキチン活性化酵素E1;アラニル-tRNA合成酵素、ダイナクチン1、熱ショックタンパク質60kd、ベータアクチン、スペルミジンシンターゼ(ベータアクチン)、熱ショックタンパク質70kD、網膜芽細胞腫結合タンパク質4アイソフォームA、TAR DNA結合タンパク質、真核生物翻訳伸長因子1ベータ2、TCP1含有シャペロニン, サブユニット3、細胞質ダイニンIC-2、アンギオテンシン変換酵素(ACE)、カスパーゼ3、GARS、マトリックスメタロプロテイナーゼ6(MMP-6)、ニューロリシン(NLN)触媒ドメイン、及びニューロリシン(NLN)、ADRB、CEACAM1、DUSP4、FOXC2、FOXP3、GCGR、GPD1、HMOX1、IL4R、INPPL1、IRS2、VEGFA、推定c-myc応答性アイソフォーム1、PDK 1、カスパーゼ12、ホスホリパーゼD1、P34 cdc2、P53 BP1、BTK、ASC2、BUBR1、ARTS、PCAF、Raf1、MSK1、SNAP25、APRIL、DAPK、RAIDD、HAT1、PSF、HDAC1、Rad17、サバイビング(Surviving)、SLIPR、MAG13、カスパーゼ10、Crk2、Cdc 6、P21 WAF 1 Cip 1、ASPP 1、HDAC 4、サイクリンB1、CD 40、GAD 65、TAP、Par4(前立腺アポトーシス応答4)、MRP1、MDC1、ラミニン2 a2、bカテニン、FXR2、アネキシンV、SMAC Diablo、MBNL1、ジメチルヒストンh3、増殖因子非依存性1、U2AF65、mTOR、E2F2、Kaiso、グリコーゲンシンターゼキナーゼ3、ATF2、HDRP MITR、ニューラビンI、AP1、及びApaf1からなる群より選択されるマーカーである、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項39】
複数のマーカーの発現レベルが決定される、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項40】
被験体が、環境影響因子化合物、外科手術、放射線療法、ホルモン療法、抗体療法、増殖因子を用いた療法、サイトカイン、化学療法、及び同種幹細胞治療からなる群より選択される治療で処置されている、請求項17〜23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項41】
環境影響因子化合物がコエンザイムQ10分子である、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
肉腫を処置するための治療の有効性を評価するためのキットであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択される少なくとも1つのマーカーの発現レベルを決定するための試薬、及び肉腫を処置するための治療の有効性を評価するためのキットの使用についての説明書を含む、前記キット。
【請求項43】
被験体が肉腫に罹患しているかどうかを評価するためのキットであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択される少なくとも1つのマーカーの発現レベルを決定するための試薬、及び前記被験体が肉腫に罹患しているかどうかを評価するためのキットの使用についての説明書を含む、前記キット。
【請求項44】
被験体に肉腫を発症する素因があるかどうかを予測するためのキットであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択される少なくとも1つのマーカーの発現レベルを決定するための試薬、及び前記被験体に肉腫を発症する素因があるかどうかを予測するためのキットの使用についての説明書を含む、前記キット。
【請求項45】
被験体において肉腫の再発を予測するためのキットであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択される少なくとも1つのマーカーの発現レベルを評価するための試薬、及び肉腫の再発を予測するためのキットの使用についての説明書を含む、前記キット。
【請求項46】
肉腫の再発を予測するためのキットであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択される少なくとも1つのマーカーの発現レベルを評価するための試薬、及び肉腫の再発を予測するためのキットの使用についての説明書を含む、前記キット。
【請求項47】
肉腫を有する被験体の生存を予測するためのキットであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択される少なくとも1つのマーカーの発現レベルを決定するための試薬、及び前記肉腫を有する被験体の生存を予測するためのキットの使用についての説明書を含む、前記キット。
【請求項48】
被験体において肉腫の進行をモニターするためのキットであって、表2〜9に列挙されたマーカーからなる群より選択される少なくとも1つのマーカーの発現レベルを決定するための試薬、及び被験体において肉腫の進行をモニターするためのキットの使用についての説明書を含む、前記キット。
【請求項49】
被験体から生体サンプルを入手するための手段をさらに含む、請求項42〜48のいずれか1項に記載のキット。
【請求項50】
対照サンプルをさらに含む、請求項42〜48のいずれか1項に記載のキット。
【請求項51】
少なくとも1つのマーカーの発現レベルを決定するための手段が、サンプル中の転写されたポリヌクレオチド又はその一部をアッセイするための手段を含む、請求項42〜48のいずれか1項に記載のキット。
【請求項52】
少なくとも1つのマーカーの発現レベルを決定するための手段が、サンプル中のタンパク質又はその一部をアッセイするための手段を含む、請求項42〜48のいずれか1項に記載のキット。
【請求項53】
環境影響因子化合物をさらに含む、請求項42〜48のいずれか1項に記載のキット。
【請求項54】
複数のマーカーの発現レベルを決定するための試薬を含む、請求項42〜48のいずれか1項に記載のキット。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図4E】
【図4F】
【図5A】
【図5B】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図4D】
【図4E】
【図4F】
【図5A】
【図5B】
【公表番号】特表2013−503175(P2013−503175A)
【公表日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−526951(P2012−526951)
【出願日】平成22年8月25日(2010.8.25)
【国際出願番号】PCT/US2010/046711
【国際公開番号】WO2011/031503
【国際公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【出願人】(512046914)サイトテック ラブズ,エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年8月25日(2010.8.25)
【国際出願番号】PCT/US2010/046711
【国際公開番号】WO2011/031503
【国際公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【出願人】(512046914)サイトテック ラブズ,エルエルシー (1)
【Fターム(参考)】
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