説明

エレベータの出入口安全装置

【課題】動作スペースを確保する必要がなく、簡単な構成でドアの閉じ端側に位置する異物を確実に検出することができるエレベータの出入口安全装置の提供。
【解決手段】昇降路内を昇降する乗りかご25のドア16に設けられてこのドア16の閉じ端側に位置する電源コード15を検出して安全信号を送信する異物検出手段1と、この安全信号を受信してドア16の開閉動作又は乗りかご25の昇降動作を制御する制御装置とを備えたエレベータの出入口安全装置において、異物検出手段1は、ドア16の閉じ端側近傍に回動可能に設けられ、電源コード15と係合して回転する円筒形状の回転体1a,1bと、この回転体1a,1bの回転動作を検出して安全信号を制御装置へ送信する回転検出手段2a,2bとを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータの出入口安全装置に係り、特にドアの閉じ端側に位置する異物を検出する異物検出手段を備えたエレベータの出入口安全装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、乗客や搬入物等がエレベータの乗りかごに乗降する際にドアに挟まれないように、エレベータのドアにはこれら乗客や搬入物等を検出してドアを閉扉動作から開扉動作へ反転させるドアセフティ等の安全装置が設けられている。
【0003】
しかし、このような安全装置では細い軟性の紐状体の異物、例えば掃除機の電源コードあるいはペットのリード線等を検出することができない。そのため、これら掃除機の電源コードあるいはペットのリード線等がドアに挟み込まれた場合にそのまま乗りかごが昇降するので、非常に危険である。
【0004】
そこで、かご扉の全閉動作に連動して回転する回転軸を備え、所定の長さを有する検出棒を回転軸に固定してなる検出棒駆動装置をかご扉と乗場扉との間に設け、回転軸が回転する際この検出棒が異物に当接して回転が妨げられることによってエレベータの走行前にこの異物の挟み込みを検出し、エレベータの走行を阻止するエレベータ扉への異物挟み込み検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、かごドアを案内するかご敷居と、乗場ドアを案内する乗場敷居との間に配置され、このかごドアの戸閉速度が減速かつ低速時に、先端が戸当たり部分より突出すると共に、かご敷居水平面から所定距離上昇する検知棒を備えた輸送機用扉装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平7−267549号公報
【特許文献2】特開2006−199389号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1に開示された従来のエレベータ扉への異物挟み込み検出装置では上述したように所定長さの検出棒をかご扉と乗場扉との間で回転軸の周りに回転させ、また特許文献2に開示された従来の輸送機用扉装置ではかご敷居と乗場敷居との間に配置された所定長さの検知棒をかご敷居水平面から所定距離上昇させるので、これらの検出棒及び検知棒が動作するのに必要なスペースを確保する必要がある。そのため、この動作スペースを確保できないエレベータに適用することができず、これらの検出棒及び検知棒を設置することができるエレベータが限られる問題がある。
【0008】
また、ドアに挟み込まれた掃除機の電源コードあるいはペットのリード線等の異物を検出するためにこれらの検出棒及び検知棒を動作させる駆動源であるモータや電源等も必要となるので、装置の構成が複雑となり、装置の製作費用及び設置費用がかかる問題もある。
【0009】
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、動作スペースを確保する必要がなく、簡単な構成でドアの閉じ端側に位置する異物を確実に検出することができるエレベータの出入口安全装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、本発明のエレベータの出入口安全装置は、昇降路内を昇降する乗りかごのドアに設けられてこのドアの閉じ端側に位置する異物を検出して安全信号を送信する異物検出手段と、前記安全信号を受信して前記ドアの開閉動作又は前記乗りかごの昇降動作を制御する制御装置とを備えたエレベータの出入口安全装置において、前記異物検出手段は、前記ドアの閉じ端側近傍に回動可能に設けられ、前記異物と係合して回転する略円筒形状の回転体と、この回転体の回転動作を検出して前記安全信号を前記制御装置へ送信する回転検出手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】
このように構成した本発明は、ドアの閉じ端側近傍に回動可能に設けられた異物検出手段の回転体がドアが閉扉した際に異物と係合して回転し、回転検出手段でこの回転体の回転動作を検出して安全信号を制御装置へ送信することにより、ドアの閉じ端側に位置する異物を確実に検出することができる。このように、この略円筒形状の回転体が異物と係合して回転体の回転軸の周りを回転する動作だけなので、この回転体の設置スペースを確保するだけで異物検出手段を設置することができる。
【0012】
また、異物検出手段の回転体をドアが閉扉した際に異物と係合することによって回転する簡単な構成としているので、異物を検出するためのモータや電源等を必要とせず、装置の製作費用及び設置費用を抑えることができる。
【0013】
また、本発明に係るエレベータの出入口安全装置は、前記発明において、前記異物検出手段の前記回転体を、前記ドアの閉じ端側の上部及び下部の少なくとも一方に備えたことを特徴としている。このように構成すると、異物検出手段の回転体をドアの閉じ端側の上部及び下部の少なくとも一方に設置するだけで良いので、この回転体を容易に設置することができる。
【0014】
また、本発明に係るエレベータの出入口安全装置は、前記発明において、前記異物検出手段の前記回転体は、外周面に沿って形成されたラック部と、このラック部と係合して前記回転体の一方向側の回転動作を止める爪部とを有することを特徴としている。このように構成すると、異物検出手段の回転体が反対方向に回転することを防ぐことができるので、異物の誤検出を防止することができる。
【0015】
また、本発明に係るエレベータの出入口安全装置は、前記発明において、前記異物検出手段の前記回転体を、前記ドアの閉じ端側の上部及び下部に一対備え、これら回転体の前記ラック部は互いに逆方向に沿って形成されたことを特徴としている。このように構成すると、異物がドアに挟み込まれた状態で乗りかごが昇降した場合に乗りかごの昇降によって上部及び下部に設置された回転体と異物が係合するので、ドアの閉じ端側に位置する異物をより確実に検出することができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明のエレベータの出入口安全装置では、異物検出手段は、ドアの閉じ端側近傍に回動可能に設けられ、異物と係合して回転する略円筒形状の回転体と、この回転体の回転動作を検出して安全信号を制御装置へ送信する回転検出手段とを備えている。そのため、ドアが閉扉した際に回転体が異物と係合して回転体の回転軸の周りを回転するだけなので、この回転体の設置スペースを確保するだけで異物検出手段を設置することができ、従来よりも多くのエレベータに適用することができる。そして、この回転体の回転動作を回転検出手段で検出して安全信号を制御装置へ送信することにより、ドアの閉じ端側に位置する異物を確実に検出することができる。このように、異物検出手段は異物と係合することによって生じる回転体の回転動作を回転検出手段で検出する簡単な構成としているので、異物を検出するために従来使用したモータや電源等を必要とせず、装置の製作費用及び設置費用を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係るエレベータの出入口安全装置の一実施形態の構成を示す正面図である。
【図2】図1に示す本発明の一実施形態に備えられる異物検出手段の要部を拡大して示す正面図であり、(a)図はドアの閉じ端側近傍の下部に設けられた回転体を示す正面図、(b)図はドアの閉じ端側近傍の上部に設けられた回転体を示す図である。
【図3】図2に関連する図であり、(a)図は図2(a)図の矢視A方向から見た図、(b)図は図2(b)図の矢視B方向から見た図である。
【図4】本発明の一実施形態の動作を説明する図である。
【図5】図2に示す異物検出手段が異物を検出したときの処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係るエレベータの出入口安全装置を実施するための形態を図に基づいて説明する。
【0019】
図1は本発明に係るエレベータの出入口安全装置の一実施形態の構成を示す正面図、図2は図1に示す本発明の一実施形態に備えられる異物検出手段の要部を拡大して示す正面図であり、(a)図はドアの閉じ端側近傍の下部に設けられた回転体を示す正面図、(b)図はドアの閉じ端側近傍の上部に設けられた回転体を示す図、図3は図2に関連する図であり、(a)図は図2(a)図の矢視A方向から見た図、(b)図は図2(b)図の矢視B方向から見た図、図4は本発明の一実施形態の動作を説明する図、図5は図2に示す異物検出手段が異物を検出したときの処理手順を示すフローチャートである。
【0020】
図1に示すように、本発明に係るエレベータの出入口安全装置の一実施形態はエレベータの乗りかご25の両開きのドア16に適用される。そして、この乗りかご25は、正面左側のドア16に設けられたドアセフティ22と、正面右側のドア16の閉じ端側近傍の下部と上部に回動可能に設けられてドア16の閉じ端側に位置する異物を検出して安全信号を送信する一対の異物検出手段1と、この異物検出手段1の安全信号を受信してドア16の開閉動作又は乗りかご25の昇降動作を制御する図示しない制御装置とを備えている。
【0021】
また図2(a)、(b)図に示すように、乗りかご25のドア16の上部はハンガローラ18で支持されることによってドアレール17に案内され、乗りかご25のドア16の下部はドアシュー20によってドアレール21に案内される。
【0022】
異物検出手段1は、正面右側のドア16の閉じ端側の下部と上部にそれぞれ回動可能に設けられ、異物と係合して回転する一対の円筒形状の回転体1a,1bと、この回転体1a,1bの回転動作をそれぞれ検出して安全信号を制御装置へ送信する回転検出手段2a,2bとを備えている。
【0023】
回転体1aは、外周面に沿って形成されたラック部4aと、このラック部4aと係合して回転体1aの一方向側の回転動作を止める爪部6aとを有している。同様に、回転体1bは、外周面に沿って形成されたラック部4bと、このラック部4bと係合して回転体1bの一方向側の回転動作を止める爪部6bとを有している。そして、これらラック部4a,4bは互いに逆方向に沿って形成されており、回転体1aは反時計回りに回転し、回転体1bは時計回りに回転する。
【0024】
図3(a)図に示すように、回転検出手段2aは、回転体1aの中心に設けられた軸8aと、この軸8aの外形に沿って軸8aを中心線として対称となるように配置された磁石9aと、回転体1aが回転することによって軸8aと磁石9aとから生じる誘導起電力をリード線10aを介して受信して計測し、安全信号を制御装置へ送信する図示しない電圧計測部とを有している。
【0025】
同様に図3(b)図に示すように、回転検出手段2bは、回転体1bの中心に設けられた軸8bと、この軸8bの外形に沿って軸8bを中心線として対称となるように配置された磁石9bと、回転体1bが回転することによって軸8bと磁石9bとから生じる誘導起電力をリード線10bを介して受信して計測し、安全信号を制御装置へ送信する図示しない電圧計測部とを有している。
【0026】
なお、図3及び図4に示すように、乗場には乗りかご25のドア16と共に開閉するドア23と、このドア23を案内するドアレール24が設けられている。
【0027】
次に、異物が乗りかごのドア16と乗場のドア23に挟み込まれた場合における本発明の一実施形態の動作を図2〜5に基づいて説明する。
【0028】
図4に示すように、紐状体の異物、例えば電源コード15が乗りかごのドア16と乗場のドア23に挟み込まれた場合、この電源コード15をドアセフティ22で感知することができないので、電源コード15が挟み込まれた状態のまま乗りかご25が昇降する。
【0029】
図2(a)図及び図5に示すように、乗りかご25が上の階へ上昇した場合、挟み込まれた電源コード15は乗りかご25に対して相対的にドア16の閉じ端側の下方へ移動する。そして、電源コード15は回転体1aのラック部4aと係合し、乗りかご25の上昇によって回転体1aが反時計回りに回転する(S1)。
【0030】
回転体1aのこの回転に伴って軸8aが回転することにより、軸8aと磁石9aとから誘導起電力が生じる。電圧計測部がこの誘導起電力をリード線10aを介して受信して電圧を計測し(S2)、所定以上の電圧を計測した場合に安全信号を制御装置へ送信する(S3)。制御装置がこの安全信号を受信すると、乗りかご25の上昇運転を停止させて乗りかご25を出発階へと着床させ、乗りかご25のドア16を開扉させる開扉指令をドア制御部へ送信する(S4)。そして、ドア制御部がこの開扉指令を受信すると、ドア16を開扉させる(S6)。
【0031】
一方、図2(b)図に示すように、乗りかご25が下の階へ下降した場合、挟み込まれた電源コード15は乗りかご25に対して相対的にドア16の閉じ端側の上方へ移動する。そして、電源コード15は回転体1bのラック部4bと係合し、乗りかご25の上昇によって回転体1bが時計回りに回転する(S1)。
【0032】
回転体1bのこの回転に伴って軸8bが回転することにより、軸8bと磁石9bとから誘導起電力が生じる。電圧計測部がこの誘導起電力をリード線10bを介して受信して電圧を計測し(S2)、所定以上の電圧を計測した場合に安全信号を制御装置へ送信する(S3)。制御装置がこの安全信号を受信すると、乗りかご25の下降運転を停止させて乗りかご25を出発階へと着床させ、乗りかご25のドア16を開扉させる開扉指令をドア制御部へ送信する(S4)。そして、ドア制御部がこの開扉指令を受信すると、ドア16を開扉させる(S5)。
【0033】
このように構成した本発明の一実施形態によれば、電源コード15が乗りかご25のドア16と乗場のドア23に挟み込まれた場合、手順S1において乗りかご25の昇降又は下降によって異物検出手段1の回転体1a,1bが電源コード15と係合して回転することにより、手順S2において回転検出手段2a,2bの電圧計測部がこの回転体1a,1bの回転動作を検出し、手順S3において所定以上の電圧を計測した場合に安全信号を制御装置へ送信する。そのため、ドア16の閉じ端側に挟み込まれた電源コード15を確実に検出することができる。
【0034】
そして、手順S4及び手順S5において制御装置がこの安全信号を受信して乗りかご25の昇降動作及びドア16の開閉動作を制御することにより、電源コード15がドア16に挟み込まれていることを迅速に発見することができる。これにより、電源コード15あるいはエレベータが破損することを防止すると共に、乗客の安全を確保することができる。
【0035】
このように、この円筒形状の回転体1a,1bは電源コード15と係合して回転体1a,1bの回転軸の周りを回転する動作だけなので、この回転体1a,1bの設置スペースを確保するだけで異物検出手段1を設置することができる。これにより、異物検出手段1を小型化することができる。
【0036】
また、本発明の一実施形態は、異物検出手段1がドア16に挟み込まれた電源コード15と係合する回転体1a,1bと、この回転体1a,1bの回転動作を検出する回転検出手段2a,2bとを備えた簡単な構成としているので、電源コード15を検出するためのモータや電源等を必要とせず、装置の製作費用及び設置費用を抑えることができる。
【0037】
また、本発明の一実施形態は、回転体1a,1bの爪部6a,6bが、互いに逆方向に沿って形成された回転体1a,1bのラック部4a,4bとそれぞれ係合して回転体1a,1bの各一方向側の回転動作を止めることができるので、回転体1a,1bが反対方向にそれぞれ回転して異物を誤検出することを防止することができる。
【0038】
また、本発明の一実施形態は、異物検出手段1の回転体1a,1bが正面右側のドア16の閉じ端側の下部と上部に一対それぞれ取り付けられていることにより、電源コード15がドア16に挟み込まれた状態で乗りかご25が昇降した場合に乗りかご25の昇降によってこれら回転体1a及び回転体1bのいずれか一方と係合するので、ドア16に挟み込まれた電源コード15をより確実に検出することができる。これにより、装置の精度を高めることができる。
【0039】
なお、本発明の一実施形態は、異物検出手段1の回転体1a,1bを、ドア16の閉じ端側の下部及び上部に一対備えた場合について説明したが、異物検出手段1の回転体を、ドア16の閉じ端側の下部及び上部のいずれか一方に備えてもよい。
【0040】
また、本発明の一実施形態は、両開きのドア16が設置された乗りかご25を有するエレベータに適用され、異物検出手段1の回転体1a,1bがドアセフティ22が設けられたドア16と反対側のドア16、すなわち正面右側のドア16に設けられた場合について説明したが、片開きのドアの乗りかごを有するエレベータにも適用することができる。この場合、異物検出手段1の回転体1a,1bは乗りかごのドアの閉じ端側に設けられていればよい。
【0041】
また、本発明の一実施形態は、異物検出手段1の回転体1a,1bが乗りかご25のドア16に設けられた場合について説明したが、乗場側のドア23に設けても同様の効果を得ることができる。
【符号の説明】
【0042】
1 異物検出手段
1a,1b 回転体
2a,2b 回転検出手段
4a,4b ラック部
6a,6b 爪部
8a,8b 軸
9a,9b 磁石
10a,10b リード線
15 電源コード(異物)
16,23 ドア
17,21,24 ドアレール
18 ハンガローラ
20 ドアシュー
22 ドアセフティ
25 乗りかご

【特許請求の範囲】
【請求項1】
昇降路内を昇降する乗りかごのドアに設けられてこのドアの閉じ端側に位置する異物を検出して安全信号を送信する異物検出手段と、前記安全信号を受信して前記ドアの開閉動作又は前記乗りかごの昇降動作を制御する制御装置とを備えたエレベータの出入口安全装置において、
前記異物検出手段は、前記ドアの閉じ端側近傍に回動可能に設けられ、前記異物と係合して回転する略円筒形状の回転体と、この回転体の回転動作を検出して前記安全信号を前記制御装置へ送信する回転検出手段とを備えたことを特徴とするエレベータの出入口安全装置。
【請求項2】
請求項1に記載のエレベータの出入口安全装置において、
前記異物検出手段の前記回転体を、前記ドアの閉じ端側の上部及び下部の少なくとも一方に備えたことを特徴とするエレベータの出入口安全装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のエレベータの出入口安全装置において、
前記異物検出手段の前記回転体は、外周面に沿って形成されたラック部と、このラック部と係合して前記回転体の一方向側の回転動作を止める爪部とを有することを特徴とするエレベータの出入口安全装置。
【請求項4】
請求項3に記載のエレベータの出入口安全装置において、
前記異物検出手段の前記回転体を、前記ドアの閉じ端側の上部及び下部に一対備え、これら回転体の前記ラック部は互いに逆方向に沿って形成されたことを特徴とするエレベータの出入口安全装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−269931(P2010−269931A)
【公開日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−125638(P2009−125638)
【出願日】平成21年5月25日(2009.5.25)
【出願人】(000232955)株式会社日立ビルシステム (895)
【Fターム(参考)】