説明

エレベータドア診断装置

【課題】エレベータドアの開閉動作における異常を適確に検出できると共に、異常発生箇所も把握し得るエレベータドア診断装置を提供する。
【解決手段】このエレベータドア診断装置は、エレベータドアであるかごドア6の開閉動作を駆動する電動機2に流れる電流を検出する電流検出器3と、かごドア6の開端から閉端までの間におけるかごドア6の位置を計算する位置計算部10と、計算された位置に対する検出された電流の波形を計測する波形計測部12と、かごドア6が正常に開閉される状態での計算された位置に対する検出された電流の波形を記憶する正常波形記憶部14と、計測された波形と記憶された波形とを比較した結果の差分を算出する差分算出手段としての波形比較部13と、算出された差分を二乗して区間積算した波形を得る区間積算部15と、区間積算した波形に基づいてかごドア6の開閉動作の異常を検出する異常検出部16と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータにおけるドアの開閉動作状態を診断するエレベータドア診断装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エレベータの乗りかごには電動で開閉動作するかごドア(エレベータドア)が設けられており、係るかごドアを電動機で駆動している。エレベータの使用状況により、かごドアにごみ等の異物が挟まり、かごドアの駆動力(負荷状態)が増加してしまうと、かごドアの開閉に時間がかかったり、開閉ができなくなってしまう等のトラブルを発生してしまう。
【0003】
そこで、このようなかごドアの負荷状態の異常の有無を検出する周知技術として、ドアを開閉させる駆動用モータ(電動機)の電流値を積算し、この電流積算値を基準値と比較して、比較結果からドアの負荷状態の異常を検出するようにした「エレベータドアの負荷状態点検装置」(特許文献1参照)が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−278777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1の技術では、かごドアの負荷状態の異常検出をかごドアの駆動を開始してから終了するまでの期間における電動機の電流値の積算値のみで行っているため、例えばかごドアの動作に変化が発生していても積算値が同一になった場合には異常を検出できず、またかごドアが何処の位置で異常発生したのかが判り得ないという問題がある。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、エレベータドアの開閉動作における異常を適確に検出できると共に、異常発生箇所も把握可能なエレベータドア診断装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記技術的課題を解決するため、本発明の第1の手段は、電動機により駆動されるエレベータドアの開閉動作を診断するエレベータドア診断装置において、電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、エレベータドアの開端から閉端までの間における当該エレベータドアの位置を計算する位置計算手段と、計算された位置に対する検出された電流の波形を計測する波形計測手段と、エレベータドアが正常に開閉される状態での計算された位置に対する検出された電流の波形を記憶する正常波形記憶手段と、計測された波形と記憶された波形との差分を算出する差分算出手段と、算出された差分に基づいてエレベータドアの開閉動作の異常を検出する異常検出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
第2の手段は、第1の手段において、異常検出手段は、算出された差分を二乗して積算して得られる波形に基づいてエレベータドアの開閉動作の異常を検出することを特徴とする。
【0009】
第3の手段は、第2の手段において、異常検出手段は、積算して得られる波形の大きさが所定値を超えた区間の区間長が所定の長さを超えたときにエレベータドアの開閉動作の異常を判定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明のエレベータドア診断装置によれば、エレベータドアの位置に対応する電動機の電流波形について、波形計測手段により実際に計測した波形と波形記憶手段により記憶した正常時の波形との差分を差分算出手段により算出し、異常検出手段が算出された差分に基づいてエレベータドアの開閉動作の異常を検出するため、特許文献1のようにドアの負荷状態の異常検出をドアの駆動を開始してから終了するまでの期間における電動機の電流値の積算値のみで行う場合よりも格段にエレベータドアの開閉動作における異常を適確に検出できると共に、異常発生箇所も把握できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施例1に係るエレベータドア診断装置の基本構成を示した概略ブロック図である。
【図2】図1に示すエレベータドア診断装置の各部におけるエレベータドアの開閉動作に応じた処理信号の波形の一例を示したタイミングチャートである。
【図3】図1に示すエレベータドア診断装置の各部におけるエレベータドアの開閉動作に応じた処理信号の波形の他例を示したタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明のエレベータドア診断装置について、実施例を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施例1に係るエレベータドア診断装置の基本構成を示した概略ブロック図である。このエレベータドア診断装置の診断対象となるドア開閉機構は、エレベータドアである乗りかごのかごドア6を開閉動作させるもので、電動機2の回転軸に接続された駆動ローラ4aと従動ローラ4bとに無端状に巻き掛けられた駆動ベルト5に対して図示しない乗場ドアを連動して動かすかごドア6が連結部材20を介して接続されており、図示しない制御部からのドア開閉に関する指令信号を受けたドア制御部としての電動機駆動部11によって回転駆動された電動機2の回転軸の回転に伴い、駆動ローラ4aが回転したときに駆動ベルト5が駆動され、これによってかごドア6が開閉動作するようになっている。尚、ドア開閉機構における駆動ベルト5と駆動ローラ4a及び従動ローラ4bとは、それぞれチェーン等の可撓体とスプロケット等の回転体とを代用させてリンク機構にして適用させることも可能である。
【0014】
また、乗りかごには、かごドア6の全閉状態と全開状態とをそれぞれ検出するための閉端検出器7と開端検出器8とが設けられている。更に、電動機2の回転軸にはエンコーダ1が接続されており、エンコーダ1は電動機2の回転に応じてパルス信号を発生する。
【0015】
エレベータドア診断装置は、電動機2と電動機駆動部11との間に介在接続され、電動機2に流れる電流を電動機駆動部11から供給される電動機電流に基づいて検出する電流検出器3と、エンコーダ1に接続され、エンコーダ1からのパルス信号に基づいてかごドア6の開端から閉端までの間におけるかごドア6の位置を閉端検出器7と開端検出器8との検出タイミングの間で計算する位置計算部10と、電流検出器3及び位置計算部10に接続され、計算された位置に対する検出された電流の波形を計測する波形計測部13と、かごドア6が正常に開閉される状態での計算された位置に対する検出された電流の波形を記憶する正常波形記憶部14と、計測された波形と記憶された波形とを比較した結果の差分を算出する差分算出手段としての波形比較部13と、算出された差分を二乗して区間積算した波形を得る区間積算部15と、区間積算した波形に基づいてエレベータドアの開閉動作の異常を検出する異常検出部16と、異常検出の結果を通信する通信部17と、を備えている。
【0016】
上述したドア開閉機構は、図示しない乗りかごにおけるドア案内用レールや敷居部等に対してゴミ詰まり等によるドア部異常を発生すると、電動機2の負荷が正常値から変動してしまい、電動機電流が正常値から変動してかごドア6の開閉に時間がかかったり、或いは開閉ができなくなってしまう等のトラブルを起こしてしまうが、実施例1に係るエレベータドア診断装置では、こうした場合のかごドア6の開閉動作における異常を適確に検出し、異常発生箇所についても把握できる精度高い診断機能を持つ。
【0017】
図1に示すエレベータドア診断装置は、基本動作として、かごドア6が閉じている状態から電動機駆動部11により電動機2を駆動し、電動機2が回転を開始するとエンコーダ1と駆動ローラ4aとが回転し、これに伴って駆動ベルト5を介してかごドア6が開き始め、開端検出器8に接触するまで移動する。このとき、位置計算部10ではエンコーダ1からのパルス信号を計数してかごドア6の位置を算出する。波形計測部12では、位置計算部10で算出された位置信号に応じて、かごドア6が所定の微小距離移動する毎に電流検出器3からの電動機電流を計測し、かごドア6の閉端から開端までの間におけるかごドア6の位置に対する電動機電流の動作波形を作成する。ここでの微小距離としては、例えば1mm程度毎の値を設定する場合を例示できる。
【0018】
正常波形記憶部14には、過去にかごドア6が正常状態で動作したときのかごドア6の閉端から開端までの間におけるかごドア6の位置に対する電動機電流の動作波形が記憶されている。そこで、波形比較部13は、波形計測部12で作成した波形と正常波形記憶部14に記憶された波形とを比較し、両者の差分波形を作成する。区間積算部15では、差分波形の電流値を二乗し、正負の値及び零となり得る差分波形を正の値及び零となり得る負の値にならない二乗波形に変換した後、差分の二乗値を所定の区間距離毎に積算して区間積算波形を作成する。ここでは、差分波形を二乗していることにより、差分の正負値で示されるかごドア6の進み遅れを問わず、何れの異常も容易に検出することが可能となり、区間距離毎に積算することにより、瞬間的な動きによる誤検出を防止することができる。尚、区間距離としては、上述した微小距離よりも大きな例えば10mm程度毎の値を設定する場合を例示できる。
【0019】
異常検出部16は、区間積算部15で作成した区間積算波形の高さで示される差分の二乗の積算値、並びに積算値が所定値を超え続ける区間の長さで示される継続距離の少なくとも一方に基づいてかごドア6の開閉動作における異常を検出する。通信部17は、異常検出部16で異常が検出されたときに、管理人室や監視センタ等の外部へその旨を通知するための通信機能を持つ。
【0020】
図2は、実施例1に係るエレベータドア診断装置の各部におけるかごドア6の開閉動作に応じた処理信号の波形の一例を示したタイミングチャートである。図2では、かごドア6が開動作した直後に異常を発生した場合(閉端近傍で異常発生した場合)の信号処理パターンを示しており、横軸に示す閉端から開端までのかごドア6の位置における正常波形記憶部14の正常波形、波形計算部12で計算された測定波形、波形比較部13で算出された差分波形、区間積算部15で算出された二乗波形並びに区間積算波形を示している。
【0021】
図2を参照すれば、閉端近傍で異常発生した場合の信号処理パターンにおいて、測定波形は、正常波形に対して開動作直後に異常発生しているため、かごドア6の位置が閉端に隣接する初期区間にあるときに正常値よりも電流値が増大しており、高いピークを示している。このため、差分波形においても、同様な初期区間にあるときには差分電流値がその他の区間にあるときよりも大きな値を示している。また、二乗波形は、差分波形の差分電流値を二乗した値であるため、同様な初期区間で大きなピーク値を示している。更に、区間積算波形は、二乗波形の差分電流の二乗値を区間距離B1毎に積算した波形であり、同様な初期区間でレベルA1に到達した様子を示している。異常検出部16は、例えば区間積算波形の大きさ(積算値)がレベルA1以上となる継続距離が区間距離B1以上である場合に異常検出するように設定することができるので、ここでの区間距離B1に合致する初期区間でのレベルA1は異常検出される判断に該当する。
【0022】
上述した実施例1に係るエレベータドア診断装置では、図2を参照して説明したような異常検出部16の異常判定機能を持つことにより、ドア開閉機構における乗りかごの閉端部でゴミ詰まりしたり、或いは風圧等による閉端付近での負荷増大が異常発生の要因となっても、かごドア6の位置に対して連続的に変化する差分波形に基づいて二乗波形及び区間積算波形を算出し、区間積算波形の大きさからかごドア6の開閉動作の異常検出を行うため、かごドア6の進み遅れを問わず、かごドア6の開閉動作における係る要因による異常を適確に検出することができる。また、区間積算波形の算出結果を例えば制御装置へ伝送して付設又は携帯設置する表示装置の表示画面上に表示させれば、異常発生箇所についても容易に把握することが可能になる。
【0023】
図3は、実施例1に係るエレベータドア診断装置の各部におけるかごドア6の開閉動作に応じた処理信号の波形の他例を示したタイミングチャートである。図3では、かごドア6が開動作した途中に異常を発生した場合(中途箇所で異常発生した場合)の信号処理パターンを示しており、図2の場合と同様に横軸に示す閉端から開端までのかごドア6の位置における正常波形記憶部14の正常波形、波形計算部12で計算された測定波形、波形比較部13で算出された差分波形、区間積算部15で算出された二乗波形並びに区間積算波形を示している。
【0024】
図3を参照すれば、中途箇所で異常発生した場合の信号処理パターンにおいて、測定波形は、正常波形に対して開動作の途中で異常発生しているため、かごドア6の位置が閉端から幾分隔たった中途区間B2にあるときに電流値が正常値よりも緩やかに立ち上がり、正常波形の平坦部よりも大きなピーク値に達した後、正常値まで減少している。このため、差分波形では、同様な中途区間B2にあるときには差分電流値が測定波形と正常波形との変化の仕方の相違により正負の値を示し、且つその絶対値がその他の区間にあるときよりも大きな値を示している。また、二乗波形は、差分波形の差分電流値を二乗した値であるため、同様な中途区間B2で判然とした正のピーク値を示している。更に、区間積算波形は、二乗波形の差分電流の二乗値を区間距離B1毎に積算した波形であり、同様な中途区間B2でレベルA2に到達した様子を示している。異常検出部16は、例えば区間積算波形の大きさ(積算値)がレベルA2以上となる継続距離が区間距離B2以上である場合に異常検出するように設定することができるので、ここでの区間距離B2に合致する中途区間のレベルA2は異常検出される判断に該当する。因みに、図3中の区間積算波形からの異常検出の設定では、かごドア6の開動作途中で発生し易い異常の実態を考慮し、レベルA2は図2で説明したレベルA1よりも小さな値に設定しており、中途区間に合致する区間距離B2は図2で説明した初期区間に合致する区間距離B1よりも大きな値に設定している。
【0025】
上述した実施例1に係るエレベータドア診断装置では、図3を参照して説明したような異常検出部16の異常判定機能を持つことにより、ドア開閉機構におけるドア走行部の中途箇所で塵埃が堆積したり、或いはゴミの挟まり等による走行負荷増大が異常発生の要因となっても、かごドア6の位置に対して連続的に変化する差分波形に基づいて二乗波形及び区間積算波形を算出し、区間積算波形の大きさからかごドア6の開閉動作の異常検出を行うため、かごドア6の進み遅れを問わず、かごドア6の開閉動作における係る要因による異常を適確に検出することができる。また、区間積算波形を例えば制御装置へ伝送して付設又は携帯設置される表示装置の表示画面上に表示させれば、異常発生箇所についても容易に把握することが可能になる。
【0026】
要するに、実施例1に係るエレベータドア診断装置によれば、かごドア6の位置に対応する電動機2の電流波形について、波形計測部12により実際に計測した波形と正常波形記憶部14により記憶した正常時の波形との差分を波形比較部13により比較して算出し、算出された差分に基づいて区間積算部15で区間積分した波形の大きさから異常検出部16がかごドア6の開閉動作の異常を検出するため、図2で説明した閉端近傍で異常発生した場合や図3で説明した中途箇所で異常発生した場合の何れについても、かごドア6の開閉動作における異常を適確に検出することができると共に、異常発生箇所についても把握できる。また、かごドア6の位置に対して連続的に変化する電動機電流を用いて異常判定するため、かごドア6の各動作位置での微小な動作変化を検出することが可能であり、かごドア6の動作に大きな支障が生じる前に異常検出が可能になるため、かごドア6の動作不良によるエレベータサービス停止を未然に防止することができる。更に、異常検出部16は、差分波形の二乗波形を区間積算した区間積算波形の大きさに基づいて異常検出するため、正負の値となり得る差分波形を正の値を示す二乗波形に変換してから異常検出することにより、異常検出を容易に行うことができ、しかもノイズ等の瞬間的な要因による差分波形を異常と判定してしまう誤判定が防止され、異常判定の信頼性が向上する。加えて、異常検出部16は、区間積算波形の大きさと継続距離(区間距離)とに基づいて異常判定(即ち、波形の大きさとその波形の大きさが所定値を超えた区間の区間長とに基づいて異常判定)するため、種々要因による異常発生を精度良く検出することができる。
【0027】
尚、実施例1に係るエレベータドア診断装置では、差分波形の二乗波形を用いる場合を説明したが、直接的に差分波形を利用するようにしても良い。但し、こうした場合には、差分の正負の値についてそれぞれ異常判定用の基準値を設定する必要がある。また、かごドア6についての走行範囲を複数の区間に分け、異常検出の基準について、具体的には区間積算波形の積算値のレベルと継続距離(区間距離)とを区間毎に異なる値に設定して各区間毎に異なる形態で異常検出を行うようにしても良い。例えば、かごドア6の閉端側区間では、図2を参照して説明した異常検出に係るレベルA1、区間距離B1を基準とし、それより隔たった区間では図3を参照して説明した異常検出に係るレベルA2、区間距離B2を基準として異常検出部16に設定する場合を例示できる。こうした場合には、各区間で現実的に起こり易い異常発生の実態に応じた基準値を設定して異常検出を行うことができるため、エレベータドアの開閉動作における異常検出の確度を一層向上させることができる。
【符号の説明】
【0028】
1 エンコーダ
2 電動機
3 電流検出器
4a 駆動ローラ
4b 従動ローラ
5 駆動ベルト
6 かごドア
7 閉端検出器
8 開端検出器
10 位置計算部
11 電動機駆動部
12 波形計測部
13 波形比較部
14 正常波形記憶部
15 区間積算部
16 異常検出部
17 通信部
20 連結部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動機により駆動されるエレベータドアの開閉動作を診断するエレベータドア診断装置において、
前記電動機に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記エレベータドアの開端から閉端までの間における当該エレベータドアの位置を計算する位置計算手段と、前記計算された位置に対する前記検出された電流の波形を計測する波形計測手段と、前記エレベータドアが正常に開閉される状態での前記計算された位置に対する前記検出された電流の波形を記憶する波形記憶手段と、前記計測された波形と前記記憶された波形との差分を算出する差分算出手段と、前記算出された差分に基づいて前記エレベータドアの開閉動作の異常を検出する異常検出手段と、を備えたことを特徴とするエレベータドア診断装置。
【請求項2】
請求項1記載のエレベータドア診断装置において、前記異常検出手段は、前記算出された差分を二乗して積算して得られる波形に基づいて前記エレベータドアの開閉動作の異常を検出することを特徴とするエレベータドア診断装置。
【請求項3】
請求項2記載のエレベータドア診断装置において、前記異常検出手段は、前記積算して得られる波形の大きさが所定値を超えた区間の区間長が所定の長さを超えたときに前記エレベータドアの開閉動作の異常を判定することを特徴とするエレベータドア診断装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−49550(P2013−49550A)
【公開日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−189319(P2011−189319)
【出願日】平成23年8月31日(2011.8.31)
【出願人】(000232955)株式会社日立ビルシステム (895)
【Fターム(参考)】