説明

エレベーターのドアハンガーローラの清掃装置

【課題】既設のエレベーターに対しても簡単に取り付けることができ、また簡単に取り外すことができるエレベーターのドアハンガーローラの清掃装置の提供。
【解決手段】1対のドアパネル1と、ドアレール2と、ドアパネル1に連結されるドアハンガー4と、これらのドアハンガー4に設けられたドアレール2上を転動するドアハンガーローラ3とを有するエレベーターのドア装置に設けられ、ドアハンガーローラ3の転動に伴い、ドアハンガーローラ3の走行面を清掃するブラシ11を保持する保持具6を備えている。この保持具6は、一端側にドアハンガーローラ3を回転自在に支持するローラ軸5に係止される係止部、すなわち切り欠き6aを有し、他端側にドアレール2上を転動可能な補助ローラ7を有する構成にしてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベーターのドア装置に含まれるドアハンガーローラ、すなわちドアパネルを吊り下げるドアハンガーに装着されるとともに、ドアレール上を転動するエレベーターのドアハンガーローラの清掃装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、エレベーターのドア装置として、例えば図3に示すように、1対設けられて左右にそれぞれ開閉可能なドアパネル1と、これらのドアパネル1の上方に配設され、各ドアパネル1の開閉動作を案内するドアレール2と、このドアレール2の上端面と接触回転する4つのドアハンガーローラ3と、これらのドアハンガーローラ3が装着されるとともに、各ドアパネル1の上端に連結されて、これらのドアパネル1を吊り下げる2つのドアハンガー4とを備えたものがある。
【0003】
このようなドア装置を有するエレベーターにあっては、昇降路内に浮遊する塵埃等がドアレール2の上端面に堆積しやすい。すなわち、ドアレール2の上端面を各ドアパネル1の荷重を支持しながら転動する4つのドアハンガーローラ3それぞれのドアレール2との接触面に塵埃等が付着し、この付着した塵埃等が各ドアパネル1の閉端部もしくは開端部においてドアレール2上に落下し、その結果、ドアレール2の閉端部もしくは開端部に塵埃等が多量に集積しやすい。そして、一定量以上の塵埃等が集積すると、ドアハンガーローラ3の走行の妨げとなり、該当するドアパネル1が開ききらない、もしくは閉じきらない状態、すなわちドア装置の故障となる虞がある。したがって、このようなドア装置の故障を防止するために、エレベーターの保守員によって定期的にドアレール2の上端面の清掃が実施されていた。このような保守員の定期的な清掃作業の手間をなくすこと、また、不十分な清掃作業によるドア開閉故障をなくすことを考えた場合、人手によらずにドアパネル1の開閉動作に伴って自動的にハンガーローラ3を清掃することができる清掃装置の実現が期待される。
【0004】
ところで、本発明が対象としているようなドアハンガーローラを有するエレベーターとは異なるが、自動的な清掃を実施できる清掃装置として、従来、特許文献1に示されるものがある。この従来技術は、斜行エレベーターにあって、かごの走行を案内するガイドレール上を接触回転するローラガイドに対して、このローラガイドに付着した塵埃等を除くローラガイド用ブラシを設けたものである。この従来技術は、ローラガイド用ブラシを、ローラガイドの回転軸を支持している台車のフレームに、ピンを介して回転自在に支持させた構成にしてある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平6−107392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した特許文献1に示される従来技術にあっては、ローラガイド用ブラシを台車のフレームに保持させるために、フレームにピンを固定することが必要となる。この場合、フレームに対して穴あけ加工をし、形成された穴にピンを挿入した後、ビス止めやリベット等によってフレームにピンを固定することが考えられる。このようにしてローラガイド用ブラシを台車のフレームに保持させる考え方は、新設の斜行エレベーターにおいては容易と考えられるものの、既設の斜行エレベーターに採用しようとする場合には、容易ではない。すなわち、台車そのものの交換が必要になったり、現地におけるピンの取り付けのための改造作業が必要となり、このローラガイド用ブラシの取り付け作業が煩雑になってしまう問題がある。
【0007】
ここで、特許文献1に開示される斜行エレベーターのローラガイドの清掃装置における考え方を、昇降路内を鉛直方向に昇降する乗かごを有するエレベーターに備えられるドアハンガーローラの清掃装置に適用させようとした場合には、上述と同様の問題を生じることになる。特に、鉛直方向に昇降する乗かごを有するエレベーターのドアハンガーローラは、乗かごドアと、各階床の乗場ドアのそれぞれに関連して比較的多くの個数設けられるものであることから、特許文献1に示されるように、既設のエレベーターにピンを介してドアハンガーローラを清掃するブラシを取り付けようとすると、そのブラシ取り付け作業は極めて煩雑になる。また、多くの作業工数が必要になる。したがって、ブラシ取り付け作業における能率の向上を見込み難い。
【0008】
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、既設のエレベーターに対しても簡単に取り付けることができ、また簡単に取り外すことができるエレベーターのドアハンガーローラの清掃装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために、本発明は、ドアパネルと、このドアパネルの上方に配設したドアレールと、前記ドアパネルの上端に連結されるドアハンガーと、このドアハンガーに設けられ、前記ドアレールの長手方向に沿ってそのドアレール上を転動するドアハンガーローラとを有するエレベーターのドア装置に設けられ、前記ドアハンガーローラの走行面に当接して、前記ドアハンガーローラの転動に伴い、前記ドアハンガーローラの走行面を清掃するブラシを備えたエレベーターのドアハンガーローラの清掃装置において、前記ブラシを保持する保持具を備え、この保持具は、一端側に前記ドアハンガーローラを回転自在に支持するローラ軸に係止される係止部を有し、他端側に前記ドアレール上を転動可能な補助ローラを有することを特徴としている。
【0010】
このように構成した本発明は、ドアハンガーローラの清掃に際しては、保持具の一端側の係止部を、ドアハンガーローラを回転自在に支持するローラ軸に係止させた状態で、保持具の他端側の補助ローラをドアレール上に載置すればよい。この状態において、ドアパネルが開閉動作すると、ドアハンガーローラ及び補助ローラがドアレール上を接触転動するとともに、保持具に保持されたブラシによって転動するドアハンガーローラの走行面が清掃され、ドアハンガーローラの走行面に付着した塵埃等は除去される。このように本発明は、ドアパネルの開閉動作に伴って自動的にドアハンガーローラの清掃を行うことができる。また、上述のようにブラシを保持する保持部の係止部を、ドアハンガーローラを支持するローラ軸によって係止させ、保持具の補助ローラをドアレール上に載置するように取り付けるだけであるので、既設のエレベーターに対しても簡単に取り付けることができる。また逆に、保持具の係止部をローラ軸から離脱させることにより簡単に取り外すことができる。したがって、現地における穴あけ加工や溶接作業等、あるいは大掛かりな部品交換が不要になり、ブラシ取り付け作業における作業工数を少なく抑えることができる。
【0011】
なお本発明は、常時ブラシを保持する保持具の係止部をドアハンガーローラのローラ軸に係止させておくこと、すなわち常設が可能であるが、これとは逆に定期的なエレベーターの点検作業時等において、ブラシを保持する保持具の係止部をローラ軸に係止させ、ブラシによってドアハンガーローラの走行面の清掃を行い、清掃終了後にブラシを保持する保持具を取り外すようにすることもできる。
【0012】
また、本発明は、前記発明において、前記保持具の前記係止部が、下側に開口を有する切り欠きから成るようにしても良い。このように構成した本発明は、保持具の切り欠きをドアハンガーローラのローラ軸に対向させた状態で上方から下方に向かって動かすことにより、ブラシを保持する保持具を簡単に取り付けることができる。逆に、ローラ軸に係止されている保持具の切り欠きを上方に向かって動かすことにより、ブラシを保持する保持具を簡単に取り外すことができる。
【0013】
また、本発明は、前記発明において、前記保持具に取り付けられ、前記ドアハンガーに係合する係合部を備えるようにしても良い。このように構成した本発明は、保持具の係合部をドアハンガーローラに係合させることにより、ドアパネルの開閉動作に伴う保持具の揺れを防ぎ安定してローラ軸に取り付けることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、ドアハンガーローラの転動に伴い、ドアハンガーローラの走行面を清掃するブラシを保持する保持具を備え、この保持具は、一端側にドアハンガーローラを回転自在に支持するローラ軸に係止される係止部を有し、他端側にドアレール上を転動可能な補助ローラを有することから、ドアパネルの開閉動作に伴って自動的にドアハンガーローラの清掃を行うことができるとともに、既設のエレベーターに対しても簡単に取り付けることができ、また、簡単に取り外すことができる。したがって、既設のエレベーターに取り付ける場合に、従来技術において考えられるような現地における穴あけ加工や溶接作業等、あるいは大掛かりな部品交換が不要になり、ブラシ取り付け作業における作業工数を少なく抑えることができる。これにより、ブラシ取り付け作業の能率を従来に比べて向上させることができる。
【0015】
また本発明は、定期的なエレベーターの点検作業時にブラシを保持する保持具をローラ軸に取り付けて、ドアハンガーローラの走行面の清掃を行い、清掃終了後にブラシを保持する保持具をローラ軸から取り外すようにすることができる。このようにすれば、エレベーターを正常運転に復帰させた際に、ドアパネルの開閉動作に伴って保持具のブラシがドアハンガーローラの走行面を擦る際の摺動音の発生を防ぐことができる。したがって、このような摺動音に起因する当該エレベーターの利用者の不快感を生じさせないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係るエレベーターのドアハンガーローラの清掃装置の一実施形態における全体構成を示す正面図である。
【図2】図1のA方向から見た図である。
【図3】従来のエレベーターのドア装置の概略構成を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明に係るエレベーターのドアハンガーローラの清掃装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
【0018】
図1は本発明に係るエレベーターのドアハンガーローラの清掃装置の一実施形態における全体構成を示す正面図、図2は図1のA方向から見た図である。なお、本実施形態に係るドアハンガーローラの清掃装置が備えられるエレベーターのドア装置は、例えば図3に示したのと同等の1対のドアパネルが左右に開閉動作するドア装置である。したがって、以下にあっては必要に応じて図3に示した符号を用いて説明を行う。
【0019】
前述したが、本実施形態が備えられるエレベーターのドア装置は、図3に示したように各ドアパネル1をそれぞれ吊り下げる1対のドアハンガー4を備え、図2に示すようにこれらのドアハンガー4に4つのローラ軸5が固定され、これらのローラ軸5の該当するものにドアハンガーローラ3のそれぞれが回転自在に支持されている。各ドアハンガーローラ3の走行面3aはドアレール2に接触するように配置されており、ドアハンガーローラ3のそれぞれはドアレール2の長手方向に沿って転動するように設けられている。ドア装置に備えられるドアハンガーローラ3は、図3に示すものでは4つ設けられているが、このようなドア装置に備えられる本実施形態は、例えば1つだけ設けてある。すなわち本実施形態は、ドアハンガーローラ3の走行面3aに当接するブラシ11を保持する保持具6を1つだけ備えている。図2に示すようにブラシ11の基部10は、ドアハンガーローラ3に対向する側である作業具6の一方の側面6bに固定させてある。保持具6は、ドアハンガー4とドアハンガーローラ3との間に形成される隙間寸法よりも薄い寸法の板体から成り、一端側にドアハンガーローラ3を回転自在に支持するローラ軸6aに係止される係止部、例えば図1に示すように、下側に開口を有する切り欠き6aを有し、他端側にドアレール2上を転動可能な補助ローラ7を有している。
【0020】
上述した切り欠き6aは、ローラ軸5の径寸法よりも大きい開口径を有している。上述した補助ローラ7の走行面7aは、ドアレール2に接触可能な幅寸法に設定してある。また、この補助ローラ7は、保持具6の側面6bに固定した補助ローラ軸8に回転自在に支持させてある。
【0021】
図2に示すように、保持具6の他方の側面6cには、ドアハンガー4に係合する上面視がL字形の係合部9を設けてある。すなわち、保持具6の側面6cと係合部9とによってドアハンガー4を挟み込む構成にしてある。
【0022】
このように構成した本実施形態は、例えば定期的なエレベーターの点検作業に際して、図3に示す4つのドアハンガーローラ3のうちの1つに、図1,2に示すように、ブラシ11を保持する保持具6を取り付ける。この状態において、図示しないドアモータの動力をベルトまたはロープを介してドアハンガー4に伝えると、ドアハンガー4に取り付けられたドアハンガーローラ3がドアレール2上を転動し、ドアハンガー4に連結された各ドアパネル1が左右に開閉する。
【0023】
このような各ドアパネル1の開閉動作の間、すなわちドアハンガー4の移動に伴ってドアハンガーローラ3がドアレール2上を転動する間、ローラ軸5に係止され、補助ローラ7によってガイドされる保持具6は、ブラシ11をドアハンガーローラ3の走行面3aに当接した状態を保ちながら、ドアハンガー4と共にドアレール2上を左右に転動する。
【0024】
ドアハンガーローラ3に当接した保持具6のブラシ11は、ハンガーローラ3の走行面3aに対して屈曲した状態に保たれており、この状態でドアハンガーローラ3の走行面3aをブラシ11が擦ることで、ドアハンガーローラ3の走行面3aに付着した塵埃等を除去することができる。すなわち、ドアパネル1の開閉動作に伴って自動的にドアハンガーローラ3の清掃を行うことができる。
【0025】
清掃終了後は、保持具6をドアハンガーローラ3のローラ軸5から上方に向かって持ち上げるようにして、保持具6を外すことができる。このようにして4つのドアハンガーローラ3のうちの1つのドアハンガーローラ3の清掃が実施されるが、前述と同様にして残りの3つのドアハンガーローラ3の清掃も実施される。
【0026】
このように構成した本実施形態によれば、前述したようにブラシ11を保持する保持具6の切り欠き6aを、ドアハンガーローラ3を回転自在に支持するローラ軸5に係止させ、保持具6の補助ローラ7をドアレール2上に載置するように取り付けるだけであるので、既設のエレベーターに対しても簡単に取り付けることができる。また逆に、保持具6の切り欠き6aをローラ軸5から離脱させることにより簡単に取り外すことができる。したがって、現地における穴あけ加工や溶接作業等、あるいは大掛かりな部品交換が不要になり、ブラシ11の取り付け作業における作業工数を少なく抑えることができる。これにより、ブラシ11の取り付け作業の能率を向上させることができる。
【0027】
また、ブラシ11を保持する1つの保持具6を各ローラ軸5に着脱させることによって、4つのドアハンガーローラ3の清掃を行うことができ、ドアハンガーローラ3の清掃に際して運搬する保持具6を最小数とすることができる。これにより、保持具6を運搬する保守員の負担を軽減させることができる。
【0028】
また、4つのドアハンガーローラ3の清掃終了後に、ブラシ11を保持する保持具6を取り外すようにすれば、エレベーターを正常運転に復帰させた際に、ドアパネル1の開閉動作に伴って保持具6のブラシ11がドアハンガーローラ3の走行面3aを擦る際の摺動音の発生を防ぐことができる。したがって、このような摺動音に起因する当該エレベーターの利用者の不快感を生じさせないようにすることができる。
【0029】
また、保持具6に、下側に開口を有し、ドアハンガーローラ3のローラ軸5に係止される切り欠き6aを設けたことから、保持具6の切り欠き6をドアハンガーローラ3のローラ軸5に対向させた状態で上方から下方に向かって動かすことにより、ブラシ11を保持する保持具6を簡単に取り付けることができる。逆に、ローラ軸5に係止されている保持具6の切り欠き6aを上方に向かって動かすことにより、ブラシ11を保持する保持具6を簡単に取り外すことができる。すなわち、保持具6に設けられ、下側に開口を有する切り欠き6aは、保持具6をローラ軸5に対して簡単に着脱させることに貢献する。
【0030】
また、保持具6の係合部9をドアハンガー4に係合させることにより、保持具6の側面6cと係合部9とによってドアハンガー4を挟み込み、各ドアパネル1の開閉動作に伴う保持具6の揺れを生じさせることなく、本実施形態に係る清掃装置を安定してローラ軸5に取り付けることができる。これにより、信頼性の高いドアハンガーローラ3の清掃装置を実現させることができる。
【0031】
なお、上述した実施形態にあっては、1つの保持具6を着脱して4つのドアハンガーローラ3の清掃を順次行うようにしたが、ドアハンガーローラ3ごとに保持具6を取り付けた構成にしてもよい。すなわち、各ドアハンガーローラ3に対して前述した保持具6をそれぞれ個別に常設するようにしてもよい。このように構成した場合には、ドアハンガーローラ3の清掃の度に保持具6を運搬する必要がなく、また、ドアハンガーローラ3の清掃に際して保持具6の着脱作業を繰り返す必要がない。これにより、ドアハンガーローラ3の清掃に関係する保守員の負担を軽減させることができる。
【符号の説明】
【0032】
1 ドアパネル
2 ドアレール
3 ドアハンガーローラ
3a 走行面
4 ドアハンガー
5 ローラ軸
6 保持具
6a 切り欠き(係止部)
6b 側面
6c 側面
7 補助ローラ
7a 走行面
8 補助ローラ軸
9 係合部
10 基部
11 ブラシ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドアパネルと、このドアパネルの上方に配設したドアレールと、前記ドアパネルの上端に連結されるドアハンガーと、このドアハンガーに設けられ、前記ドアレールの長手方向に沿ってそのドアレール上を転動するドアハンガーローラとを有するエレベーターのドア装置に設けられ、前記ドアハンガーローラの走行面に当接して、前記ドアハンガーローラの転動に伴い、前記ドアハンガーローラの走行面を清掃するブラシを備えたエレベーターのドアハンガーローラの清掃装置において、
前記ブラシを保持する保持具を備え、この保持具は、一端側に前記ドアハンガーローラを回転自在に支持するローラ軸に係止される係止部を有し、他端側に前記ドアレール上を転動可能な補助ローラを有することを特徴とするエレベーターのドアハンガーローラの清掃装置。
【請求項2】
請求項1に記載のエレベーターのドアハンガーローラの清掃装置において、
前記保持具の前記係止部は、下側に開口を有する切り欠きから成ることを特徴とするエレベーターのドアハンガーローラの清掃装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のエレベーターのドアハンガーローラの清掃装置において、
前記保持具に取り付けられ、前記ドアハンガーに係合する係合部を備えたことを特徴とするエレベーターのドアハンガーローラの清掃装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−213480(P2011−213480A)
【公開日】平成23年10月27日(2011.10.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−86088(P2010−86088)
【出願日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【出願人】(000232955)株式会社日立ビルシステム (895)
【Fターム(参考)】