説明

エレベータ及びエレベータドア押圧検出装置

【課題】エレベータのドアに加わる押圧状態の検出能力を高める。
【解決手段】吊り下げレール21と平行に配置された検出レール22と、各ドア30,40上部に設けられ、吊り下げレール21の上面を走行するハンガローラ36,46が回転自在に取り付けられたハンガ33,43の上側に取り付けられ、検出レール22との接触を検知する接触検知センサ38,48を備える。検出レール22は、吊り下げレール21とハンガローラ36よりも上側で、各ドア30,40の表面に向かう方向にハンガ33,43に対して吊り下げレール21と同じ側に配置されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータのドア表面に加わる押圧状態を検出する装置及びその装置を搭載したエレベータの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
エレベータのかご、乗り場側にはそれぞれスライド式のドアが設けられている。このドアは、かご或いは乗り場の上部に取り付けられた吊り下げレールから吊り下げられており、ドアの下端にはかご或いは乗り場の下部に取り付けられた敷居のガイド溝の中をスライドするドアシューが取り付けられ、上部の吊り下げレールと下部のガイド溝にガイドされてドアの面方向にスライドしてかご或いは乗り場の開口を開閉するよう構成されている。
【0003】
また、ドアは、高速ドアと低速ドアが重ねてスライドするように構成され、各ドアはスライド方向の一端に設けられた戸袋に格納されるように構成されている。このような構成のドアのドアシューをドアに対して傾斜可能に取り付けて、ドア下端にドアシューの傾斜を検知する検出部を設け、高速ドアと低速ドアとの間に利用者の指等が挟まってドアが傾斜した場合にその傾斜を検知してドアの開閉を制御する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平7-291563号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載された従来技術では、敷居のガイド溝の中に入ってドアの下端をスライド方向にガイドするドアシューを傾斜可能に取り付けているので、ドアの開閉の際にドアがスライド方向と直角方向(ドアの面に向かう方向)にふらついてしまう場合がある。このようにドアの面に向かう方向にドアがふらつくと、結果的にドアが傾斜してしまい、指等を挟み込んでいない場合でもドアの傾斜が検知されてしまうという問題があった。一方、ドアシューを取り付けているスプリングの押しつけ力を大きくするとこのような誤検出を抑制することができるが、反対にドアの傾斜の検出力能力が低下してしまい、指等を挟みこんだ場合のドアの傾斜を検出できない場合があった。また、風や利用者がドアを押した場合等のドアの面に対する方向の外力が作用した場合にドアの傾斜の検出をする場合にも検出能力が不十分であるという問題があった。
【0006】
本発明は、エレベータのドアに加わる押圧状態の検出能力を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のエレベータドア押圧検出装置は、その上部が乗り場開口の上側に設けられた吊り下げレールから吊り下げられるエレベータドアの表面に加わる押圧状態を検出するエレベータドア押圧検出装置であって、前記吊り下げレールと平行に配置された検出レールと、前記エレベータドアの上部に設けられ、前記吊り下げレールの上面を走行するハンガローラが回転自在に取り付けられたハンガの上側に取り付けられ、前記検出レールとの接触を検知する接触検知センサと、を備え、前記検出レールは、前記吊り下げレールよりも上側で、前記エレベータドアの表面に向かう方向に前記ハンガに対して前記吊り下げレールと同じ側に配置されていること、を特徴とする。
【0008】
本発明のエレベータは、その上部が乗り場開口の上側に設けられた吊り下げレールから吊り下げられるエレベータドアの表面に加わる押圧状態を検出するエレベータドア押圧検出手段と、エレベータドアの開閉動作を行う制御部と、を備えるエレベータであって、前記エレベータドア押圧検出手段は、前記吊り下げレールと平行に配置された検出レールと、前記エレベータドアの上部に設けられ、前記吊り下げレールの上面を走行するハンガローラが回転自在に取り付けられたハンガの上側の少なくとも戸当たり側と戸袋側とに取り付けられて前記検出レールとの接触を検知する接触検知センサと、を含み、前記検出レールが前記吊り下げレールと前記吊り下げレールの上を走行するハンガローラよりも上側で前記エレベータドアの表面に向かう方向に前記ハンガに対して前記吊り下げレールと同じ側に配置されており、前記制御部は、エレベータドア押圧検出手段によって検出したドア押圧状態に応じてエレベータドアの開閉動作を変化させること、を特徴とする。
【0009】
本発明のエレベータにおいて、前記制御部は、エレベータドアを閉動作中に戸当たり側の前記接触検知センサが検出レールとの接触を検知した場合には、エレベータドアの動作を閉動作から開動作に変更し、エレベータドアを開動作中に戸袋側の前記接触検知センサが検出レールとの接触を検知した場合には、エレベータドアの動作を開動作から閉動作に変更し、エレベータドアの開動作または閉動作の際に戸当たり側及び戸袋側の前記接触検知センサが検出レールとの接触を検知した場合には、エレベータドアの開閉動作を停止すること、としても好適である。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、エレベータのドアに加わる押圧状態の検出能力を高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態におけるエレベータの乗り場とドアの構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態におけるエレベータのドアの構成を示す説明図である。
【図3】本発明の実施形態におけるエレベータのドアの構成を示す説明図である。
【図4】本発明の実施形態におけるエレベータの制御系統を示す系統図である。
【図5】本発明の実施形態におけるエレベータのドアに押圧力が加わった際の変形を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のエレベータ100の乗り場200の構成を示している。図1に示すように乗り場200は、停止階の床10と、エレベータ100のかごが昇降する昇降路の袖壁11、と上部の鴨居13と、その上面が床10の表面と同一面になるように取り付けられた敷居20と、乗り場開口50を開閉するエレベータドアである低速ドア30、高速ドア40とを含んでいる。図1に矢印で示す高速ドア40の開閉方向の先端側(図1の左端側)には戸当たり15が取り付けられ、高速ドア40の戸当たり側端には高速ドア40と戸当たり15との間の異物の挟みこみ等を検出するセイフティーシュー40aが取り付けられている。袖壁11の室内側面にはエレベータの呼装置12が配置され、袖壁11の昇降路側には各ドア30,40が収納される戸袋16が設けられている。また、鴨居13にはエレベータ100の走行方向、かごの現在階を示す表示装置14が取り付けられている。
【0013】
低速ドア30と高速ドア40は厚さ方向に重ねて取り付けられており、高速ドア40は乗り場200の奥側、低速ドア30は乗り場200の手前側に配置され、各ドア30,40が閉まった状態では高速ドア40のセイフティーシュー40aが戸当たり15に接し、高速ドア40の戸袋側と低速ドア30の戸当たり側は重なった状態となっており、各ドア30,40が開いた状態では、各ドア30,40は重なって戸袋16の中に収納され、乗り場開口50が開くように構成されている。
【0014】
図2に示すように、乗り場開口50の上側の鴨居13は、金属製のカバーであり、その中に低速ドア30、高速ドア40を吊り下げ支持する吊り下げレール21が配置され、敷居20には各ドア30,40の下端に取り付けられたドアシュー31,41がガイドされる溝25が設けられている。各ドア30,40の上部には各ハンガ33,43がボルト34,44で固定されている。ハンガ33,43には、吊り下げレール21の上面を走行するハンガローラ36,46がシャフト35,45の周りに回転自在となるように取り付けられている。また、ドアシュー31,41は取り付けフランジ32,42をボルトで各ドア30,40の下端に固定されている。また、図2に示すように、吊り下げレール21、ハンガローラ36,46よりも上側で、各ドア30,40の表面に向かう方向のハンガ33,43に対して吊り下げレール21と同じ側、あるいは鴨居13側に検出レール22が配置されている。図3に示すように、検出レール22は上下方向に吊り下げレール21と平行になるように配置されている。検出レール22は溝型断面のレールでフランジ面がハンガ33,43側となっている。
【0015】
ハンガ33,43の上部にはハンガ33,43から上方向に向かって伸びるブラケット37,47が取り付けられ、各ブラケット37,47の上部の検出レール22側には検出レール22のフランジ面との接触状態を検出する接触検知センサ38,48が取り付けられている。本実施形態では、接触検知センサ38,48は、先端の突起39,49が押し込まれるとスイッチがオンになるプッシュスイッチである。通常状態では、接触検知センサ38,48の突起39,49の先端と検出レール22のフランジ面との間の隙間は検出レール22の長手方向に向かって一定となっている。また、検出レール22は吊り下げレール21と平行に配置されているので、通常状態では各ドア30,40が開閉しても検出レール22と各接触検知センサ38,48の先端の突起39,49との距離は一定となっている。
【0016】
図3に示すように、高速ドア40のハンガ43は長方形の平板構造で、戸当たり側と戸袋側にそれぞれハンガローラ46がシャフト45の周りに回転自在となるように取り付けられている。また、ハンガ43の上部の戸当たり側と戸袋側にそれぞれブラケット47が取り付けられており、各ブラケット47にそれぞれ接触検知センサ48が取り付けられている。
【0017】
図4に示すように、本実施形態のエレベータ100は内部にCPUとメモリを含むコンピュータである制御部60を備えている。各ドア30,40を開閉するドア開閉用モータ71とエレベータ100の乗り場に設けられたスピーカ72とはそれぞれ制御部60に接続され、制御部60の指令によって動作するよう構成されている。また、接触検知センサ38,48は制御部60に接続され、その検知信号が制御部60に入力されるよう構成されている。
【0018】
以上のように構成されたエレベータ100の各ドア30,40に各ドア30,40の表面に向う方向に押圧力が加わった場合の各ドア30,40の変形と接触検知センサ38,48の動作について説明する。図5は乗り場側からかご側に向かって押圧力Fが加わった状態での各ドア30,40の変形状態を示している。押圧力Fは、例えば、利用者が低速ドア30あるいは高速ドア40をかご側に向かって押した場合や、指などが低速ドア30と戸袋16との間に挟まった場合や、高速ドア40と低速ドア30との隙間に指などが挟まった場合などが想定される。
【0019】
各ドア30,40は上部の吊り下げレール21の上面に接しているハンガローラ36,46の下面と、各ドア30,40下端の各ドアシュー31,41をスライド方向にガイドしている敷居20の溝25とによって各ドア30,40の表面に向う方向の位置が規定されている。ハンガローラ36,46の下面は吊り下げレール21の上面に沿って吊り下げレール21の長手方向軸の周りに回転可能であり、各ドアシュー31,41は溝25の長手方向軸の周りに回転可能であることから、各ドア30,40は、上下で単純支持されていることとなる。従って、押圧力Fが作用すると、各ドア30,40は、吊り下げレール21の上面と溝25との間でかご側に向かって単純支持梁のように撓み、回転支持の支点となっている吊り下げレール21の上面よりも上の部分は逆に乗り場側に向かってせり出してくる。すると、接触検知センサ38,48の先端の突起39,49が検出レール22のフランジ面と接触し、それによって突起39,49が押し込まれて接触検知センサ38,48が接触を検知する。接触検知センサ38,48の接触検知感度は、接触検知センサ38,48の吊り下げレール21の上面からの上下方向の距離に比例することから、ブラケット37の長さを長くし、検出レール22の取り付け位置を吊り下げレール21の上面から上方向に離すほど高くなる。また、本実施形態では、接触検知センサ38,48はプッシュスイッチであることとして説明したが、接触検知センサ38,48はプッシュスイッチではなく、例えば電気式あるいは光学式の隙間センサを用いてもよい。この場合、本実施形態のようなプッシュスイッチを用いた場合よりもより検出能力を高くすることができる。
【0020】
接触検知センサ38,48からの検知信号は図4に示す制御部60に入力される。制御部60は、検知信号が入力されると各ドア30,40に押圧力Fが加わっていると判断してドア開閉用モータ71を停止させ、各ドア30,40の開閉動作を停止する。また、制御部60は、例えば、「物がドアに挟まり、ドアの開閉が停止しています。しばらくお待ちください」等のアナウンスをスピーカ72から流して利用者に注意を喚起する。
【0021】
また、図3に示すように、本実施形態では、接触検知センサ38,48は、各ドア30,40の戸当たり側と戸袋側にそれぞれ1つずつ取り付けられている。つまり各ドア30,40にそれぞれ2つずつ合計4つの接触検知センサ38,48が取り付けられている。制御部60は、これら4つの接触検知センサ38,48の出力信号によって、次のような各種の動作をする。
【0022】
各ドア30,40の開動作の際に、低速ドア30の戸袋側の接触検知センサ38が接触を検知した場合には、戸袋16と低速ドア30との間に指などが挟まれたと判断して、制御部60は、各ドア30,40の開動作を停止し、ドア開閉用モータ71を逆に回転させ、各ドア30、40を閉動作させる。この反転動作によって戸袋16と低速ドア30との間に挟まったものを開放することができる。また、各ドア30,40の開動作の際に、高速ドア40の戸袋側の接触検知センサ48が接触を検知した場合には、高速ドア40と低速ドア30との間に指などが挟まれたと判断して、制御部60は、各ドア30,40の開動作を停止し、ドア開閉用モータ71を逆に回転させ、各ドア30、40を閉動作させる。この反転動作によって高速ドア40と低速ドア30との間に挟まったものを開放することができる。
【0023】
また、各ドア30,40の閉動作の際に、高速ドア40の戸当たり側の接触検知センサ48が接触を検知した場合には、高速ドア40と戸当たり15と間に指などが挟まれたと判断して、制御部60は、各ドア30,40の閉動作を停止し、ドア開閉用モータ71を逆に回転させ、各ドア30、40を開動作させる。この反転動作によって高速ドア40と戸当たり15との間に挟まったものを開放することができる。
【0024】
更に、各ドア30,40の開閉動作の際にいずれかのドア30,40の両方の接触検知センサ38,48が接触を検知した場合には、各ドア30,40の開閉中に利用者が各ドア30,40のいずれか一方または両方を乗り場側からかご側に押した、あるいは風などの外力が乗り場側からかご側に加わったと判断して各ドア30,40の開閉動作を停止する。
【0025】
以上説明したように、本実施形態は、エレベータ100の各ドア30,40に加わる押圧力Fを各ドア30,40の上部に配置した接触検知センサ38,48によって検出するように構成していることから、各ドア30,40の押圧状態の検出能力を高めることができる。また、本実施形態では、検出した各ドア30,40の接触状態によって各ドア30,40の開閉動作を停止、反転させることによって、挟まったものを開放したり、各ドア30,40の開閉機構の故障を抑制したりすることができる。更に、接触を検知した際にスピーカ72から注意喚起アナウンスを行うので、各ドア30,40の開閉動作が変更されても利用者に安心感を与えることができる。
【符号の説明】
【0026】
10 床、11 袖壁、12 呼装置、13 鴨居、14 表示装置、15 戸当たり、16 戸袋、20 敷居、21 吊り下げレール、22 検出レール、25 溝、30 低速ドア、31,41 ドアシュー、32,42 フランジ、33,43 ハンガ、34,44 ボルト、35,45 シャフト、36,46 ハンガローラ、37,47 ブラケット、38,48 接触検知センサ、39,49 突起、40 高速ドア、40a セイフティーシュー、50 乗り場開口、60 制御部、71 ドア開閉用モータ、72 スピーカ、100 エレベータ、200 乗り場。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
その上部が乗り場開口の上側に設けられた吊り下げレールから吊り下げられるエレベータドアの表面に加わる押圧状態を検出するエレベータドア押圧検出装置であって、
前記吊り下げレールと平行に配置された検出レールと、
前記エレベータドアの上部に設けられ、前記吊り下げレールの上面を走行するハンガローラが回転自在に取り付けられたハンガの上側に取り付けられ、前記検出レールとの接触を検知する接触検知センサと、を備え、
前記検出レールは、前記吊り下げレールよりも上側で、前記エレベータドアの表面に向かう方向に前記ハンガに対して前記吊り下げレールと同じ側に配置されていること、
を特徴とするエレベータドア押圧検出装置。
【請求項2】
その上部が乗り場開口の上側に設けられた吊り下げレールから吊り下げられるエレベータドアの表面に加わる押圧状態を検出するエレベータドア押圧検出手段と、
エレベータドアの開閉動作を行う制御部と、を備えるエレベータであって、
前記エレベータドア押圧検出手段は、
前記吊り下げレールと平行に配置された検出レールと、前記エレベータドアの上部に設けられ、前記吊り下げレールの上面を走行するハンガローラが回転自在に取り付けられたハンガの上側の少なくとも戸当たり側と戸袋側とに取り付けられて前記検出レールとの接触を検知する接触検知センサと、を含み、前記検出レールが前記吊り下げレールと前記吊り下げレールの上を走行するハンガローラよりも上側で前記エレベータドアの表面に向かう方向に前記ハンガに対して前記吊り下げレールと同じ側に配置されており、
前記制御部は、エレベータドア押圧検出手段によって検出したドア押圧状態に応じてエレベータドアの開閉動作を変化させること、
を特徴とするエレベータ。
【請求項3】
請求項2に記載のエレベータであって、
前記制御部は、エレベータドアを閉動作中に戸当たり側の前記接触検知センサが検出レールとの接触を検知した場合には、エレベータドアの動作を閉動作から開動作に変更し、エレベータドアを開動作中に戸袋側の前記接触検知センサが検出レールとの接触を検知した場合には、エレベータドアの動作を開動作から閉動作に変更し、エレベータドアの開動作または閉動作の際に戸当たり側及び戸袋側の前記接触検知センサが検出レールとの接触を検知した場合には、エレベータドアの開閉動作を停止すること、
を特徴とするエレベータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−218817(P2012−218817A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−82345(P2011−82345)
【出願日】平成23年4月4日(2011.4.4)
【出願人】(000236056)三菱電機ビルテクノサービス株式会社 (1,792)
【Fターム(参考)】