説明

エレベータ装置

【課題】乗場壁及び乗場ドアの少なくとも一部を構成するガラスが破壊された場合でも、ガラス破壊が発生した乗場壁や乗場ドアの設置階を通過させないようにかごを運転させるエレベータ装置を得る。
【解決手段】昇降路3と乗場とを仕切る乗場壁22、及び乗場ドア23により構成されて少なくとも一部がガラスからなり、乗場20毎に設けられる乗場側仕切り部材21と、乗場側仕切り部材21のガラス破壊を検出する第1ガラス破壊センサ51と、第1ガラス破壊センサ51からの情報に基づいて、かご30の運転を制御するエレベータ制御盤18とを備え、エレベータ制御盤18は、第1ガラス破壊センサ51によりガラス破壊が検出されたときに、かご30の高さ位置を認識するとともに、ガラス破壊を検出された乗場側仕切り部材21が設けられている階を検出階として認識し、検出階を通過させない昇降路3の区間内でかご30を昇降させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、乗場ドアや乗場と昇降路とを仕切る乗場壁の少なくとも一部がガラスにより構成されているエレベータ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の展望用エレベータの運転装置は、昇降するかごのかご室内から屋外を展望可能に、かご室及び昇降路をガラスで被った展望用エレベータにおいて、かご室及び昇降路を被っているガラスが破損したことを検出する検出手段と、この検出手段が動作したときにかごを特定階に着床させる制御手段とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の展望用エレベータでは、乗場と昇降路とを仕切る乗場壁や乗場ドアもガラスで構成して、乗場から昇降路内を見えるようにしているものも多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平6−263356号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、所定階の乗場ドアのガラスが破損した場合、従来の展望用エレベータの運転装置の制御手段によるかごの運転制御では、かごが所定階を通過するのを回避するために、かごを特定階に着床させた後にかごの運転を停止させることになる。
つまり、かごの昇降範囲の全てにおいて、かごの昇降運転がなされなくなる。この場合、建物の利用者は、例えば、建物の出入口と目的階との間を、階段を利用して行き来しなければならない。特に、高層の建物においては、多大な労力を要して建物の出入口と目的階との間を行き来しなければならない利用者が多くなる。
【0005】
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、乗場壁及び乗場ドアの少なくとも一部を構成するガラスが破壊された場合でも、ガラス破壊が発生した乗場壁や乗場ドアの設置階を通過させないようにかごを運転させて、少なくとも一部の利用者の負担を軽減するエレベータ装置を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係るエレベータ装置は、昇降路を昇降自在に設けられるかごと、3つ以上の階に設けられる乗場と、昇降路と乗場とを仕切る乗場壁、及び昇降路に開口する乗場出入口を開閉する乗場ドアにより構成されて少なくとも一部がガラスからなり、乗場毎に設けられる乗場側仕切り部材と、乗場側仕切り部材のガラス破壊を検出する第1ガラス破壊センサと、第1ガラス破壊センサからの情報に基づいて、かごの運転を制御するエレベータ制御盤とを備え、エレベータ制御盤は、第1ガラス破壊センサによりガラス破壊が検出されたときに、かごの高さ位置を認識するとともに、ガラス破壊を検出された乗場側仕切り部材が設けられている階を検出階として認識し、検出階を通過させない昇降路の区間内でかごを昇降させるようにかごの運転を制御する。
【発明の効果】
【0007】
この発明に係るエレベータ装置によれば、乗場側仕切り部材のガラス破壊が検出されると、ガラスが破壊された乗場側仕切り部材が設けられている階を通過させないように、かごの運転が、昇降路の少なくとも一部の区間で行われる。従って、少なくとも一部の利用者にとっては、全てを階段に頼らずとも、昇降路の一部の区間で運転を継続されるかごを利用して、例えば、建物の出入口と目的階との間を行き来できるようになるので、これらの利用者の労力を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】この発明の一実施の形態に係るエレベータ装置の模式図である。
【図2】この発明の一実施の形態に係るエレベータ装置のシステム構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
図1はこの発明の一実施の形態に係るエレベータ装置の模式図である。
【0010】
図1において、エレベータ装置1は、いわゆるシースルータイプであり、例えば、3階以上の建物2に設けられている。エレベータ装置1は、主要部をガラスにより構成される昇降路壁3aに囲まれる空間である昇降路3と、駆動綱車6及び駆動綱車6を回転させるトルクを発生する電動機7を有し、昇降路3の上部に形成された機械室4に設置される巻上機5と、機械室4に設置されたそらせ車9と、駆動綱車6及びそらせ車9に巻き掛けられて、昇降路3内に垂れ下げられる主索11とを備えている。
【0011】
また、エレベータ装置1は、各階に設けられる乗場20と、昇降路3に開口する乗場出入口22aが形成され、乗場20と昇降路3とを仕切る乗場壁22、及び乗場出入口22aを開閉する乗場ドア23により構成されて、乗場20毎に設けられる乗場側仕切り部材21とを備えている。なお、乗場壁22は、昇降路壁3aの一部を兼ね、乗場出入口22aの縁部を構成するように設けられる図示しない三方枠を含むものとする。
乗場壁22及び乗場ドア23の主要部、言い換えれば、乗場側仕切り部材21の主要部は、ガラスにより構成されている。
【0012】
また、エレベータ装置1は、主索11の一端に連結されて昇降路3に昇降自在に設けられるかご30を備えている。
かご30は、かご出入り口32aが形成されたかご室本体32、及びかご出入り口32aを開閉するかごドア33を有するかご室31を備えている。かご室本体32及びかごドア33のそれぞれの主要部、言い換えれば、かご室31の主要部は、ガラスにより構成されている。
【0013】
また、エレベータ装置1は、主索11の他端に連結されるつり合いおもり13と、がご30に設けられてかごドア32及び乗場ドア23を開閉させる駆動力を発生するドア駆動装置15と、電動機7の回転数を検出可能に設けられ、かご30の高さ位置に関する情報を出力する高さ情報取得手段としてのエンコーダ16と、かご室31内に設けられた報知手段としてのスピーカ17と、機械室4に設けられ、かご30の運転制御など、エレベータ装置1のシステム全般を制御するエレベータ制御盤18とを備えている。なお、かご30の運転制御とは、所望する階へのかご30を移動して着床させた後、かごドア33を開閉させたりする制御である。所望する階とは、乗場呼びやかご呼びにより登録された階をいう。なお、乗場ドア23は、かごドア33の開閉に連動して開閉されるように構成されている。
【0014】
かご室31や、乗場側仕切り部材21の主要部を構成するガラスは、防犯ガラス等に使用されるガラスと同様のものが用いられる。
【0015】
エンコーダ16は、周知の通り、電動機7の回転角及び回転方向に応じた回転情報パルスを出力可能に設けられている。
また、エレベータ装置1は、乗場側仕切り部材21を構成するガラスの破壊を検出可能に、乗場側仕切り部材21の適当な部位に適宜取り付けられる複数の第1ガラス破壊センサ51と、かご室31を構成するガラスの破壊を検出可能にかご室31の適当な部位に適宜取り付けられる複数の第2ガラス破壊センサ52とを備えている。
【0016】
第1及び第2ガラス破壊センサ51,52は、ガラスの破壊を検出できるものであれば何でもよいが、例えば、以下のようなものが用いられる。
ガラスが破壊されたときに、ガラスは、その材料により決まる所定の周波数で大きく振動する。第1及び第2ガラス破壊センサ51,52は、ガラスに直接取り付けられて、上述の所定の周波数でのガラスの振幅が、閾値より大きくなったときにガラスが破壊されたものとして検出するようになっている。
【0017】
次いで、エレベータ装置1のシステム構成について説明する。
図2はこの発明の一実施の形態に係るエレベータ装置のシステム構成図である。
【0018】
第1ガラス破壊センサ51は、n個、第2ガラス破壊センサ52は、m個設けられているものとし、図2では、説明の便宜上、1〜n番目の第1ガラス破壊センサ51を第1ガラス破壊センサ51(1)〜51(n)とし、1〜m番目の第2ガラス破壊センサ52を第2ガラス破壊センサ52(1)〜52(m)として記載する。
【0019】
図2において、第1ガラス破壊センサ51(1)〜51(n)のそれぞれ、及び第2ガラス破壊センサ52(1)〜52(m)のそれぞれは、エレベータ制御盤18に電気的に接続され、エレベータ制御盤18には、各第1ガラス破壊センサ51(1)〜51(n)、及び各第2ガラス破壊センサ52(1)〜52(m)からの情報が入力される。つまり、エレベータ制御盤18は、第1及び第2ガラス破壊センサ51(1)〜51(n),52(1)〜52(m)が、ガラス破壊を検出したときの検出出力を認識可能となっている。
【0020】
なお、エレベータ制御盤18は、どの階に設置された第1ガラス破壊センサ51(1)〜51(n)から、検出出力が入力されたのかを識別可能であり、乗場側仕切り部材21のガラス破壊が発生した建物2の階を認識可能である。
【0021】
また、エレベータ制御盤18は、電動機7の駆動を制御可能に電動機7と接続されている。駆動綱車6は、エレベータ制御盤18によって回転駆動が制御される電動機7のトルクにより回転される。そして、主索11と駆動綱車6との間に働く摩擦力により、駆動綱車6の回転に連動して主索11が走行されると、かご30が昇降路3内を昇降する。
【0022】
また、エレベータ制御盤18とエンコーダ16とが通信可能に接続され、エンコーダ16が出力した回転情報パルスは、エレベータ制御盤18に入力される。
電動機7の回転数は、かご30の昇降距離に比例するので、エレベータ制御盤18は、回転情報パルスから、かご30の高さ位置を認識可能である。
【0023】
また、エレベータ制御盤18は、スピーカ17から所望の音声を報知することが可能にスピーカ17と接続されている。
【0024】
また、エレベータ制御盤18は、ドア駆動装置15と通信可能に接続され、かごドア32及び乗場ドア23の開閉を制御させる制御指令をドア駆動装置15に送信可能になっている。
ドア駆動装置15は、受信した制御指令に基づいて、かごドア33及び乗場ドア23の開閉を行う。つまり、エレベータ制御盤18が、かごドア33及び乗場ドア23の開閉を制御可能になっている。
【0025】
また、エレベータ制御盤18と管理室40とは、通信可能に接続されている。
【0026】
次いで、以上のように構成されたエレベータ装置1の動作について説明する。
エレベータ制御盤18は、第1及び第2ガラス破壊センサ51(1)〜51(n),52(1)〜52(m)からの情報を常に監視している。
【0027】
エレベータ制御盤18は、第1及び第2ガラス破壊センサ51(1)〜51(n),52(1)〜52(m)によって、ガラス破壊が検出されていないと判断すると、通常通りにかご30の運転を行う。
即ち、エレベータ制御盤18は、乗場呼びやかご呼びに応じて、かご30を昇降移動させて、指定した階の乗場に着床させ、かごドア33及び乗場ドア23の開閉制御を行う。
【0028】
また、エレベータ制御盤18は、各階に設けられた第1ガラス破壊センサ51(1)〜51(n)のいずれかから検出出力が入力された、言い換えれば、乗場側仕切り部材21のガラス破壊が検出されたと判断すると、現在のかご30の高さ位置を認識するとともに、ガラス破壊を検出された乗場側仕切り部材21が設けられている階を検出階として認識する。
【0029】
エレベータ制御盤18は、かご30の高さ位置が、検出階より高い位置にあると判断した場合には、かご30が検出階を通過しないように、検出階の一つ上の階と最上階との間で、かご30の運転を行う。
【0030】
また、エレベータ制御盤18は、かご30の高さ位置が、検出階より低い位置にあると判断した場合には、かご30が検出階を通過しないように、検出階の一つ下の階と最下階との間で、かご30の運転を行う。
【0031】
なお、エレベータ制御盤18は、かご30の高さ位置が、検出階と同じ位置にあると判断した場合には、かご30の運転を停止する。
【0032】
また、エレベータ制御盤18は、乗場側仕切り部材21のガラス破壊が検出されたと判断すると、管理室40に、乗場側仕切り部材21のガラス破壊が発生したことと、ガラス破壊を検出された乗場側仕切り部材21が設けられている階を通報する。
これにより、管理者は、係員を現場に向かわせるなど、適切な指示を出す。
【0033】
また、エレベータ制御盤18は、第2ガラス破壊センサ52(1)〜52(m)の少なくとも一つから検出出力が入力された、言い換えれば、かご室31のガラス破壊が検出されたと判断すると、かご30を例えば、特定階としての最寄り階に着床させ、かごドア32及び乗場ドア23を閉状態に維持させたままとする。
【0034】
これにより、後に、利用者が、荷物などを、破壊されたガラスの部位を介してかご室31の外部に突出させたとしても、昇降路3内の機器に接触したり、かごドア33とかご出入り口32aの側部との間に挟まったりすることがなくなる。
【0035】
エレベータ制御盤18は、スピーカ17に、「係員が到着するまで、しばらくお待ちください」等の報知を行わせる。これにより、かご室31内に利用者がいる場合には、当該利用者は、焦燥感にかられることもない。
【0036】
また、エレベータ制御盤18は、かご室31のガラス破壊が検出されたと判断すると同時に、管理室40に、かご室31のガラス破壊が検出されたことを通報する。
これにより、管理者は、係員を現場に向かわせるなど、適切な指示を出す。
なお、第1及び第2ガラス破壊センサ51,52が同時にガラス破壊を検出したときには、エレベータ制御盤18は、第2ガラス破壊センサ52の検出出力を優先してかご30の運転を制御する。
【0037】
この発明のエレベータ装置1によれば、エレベータ制御盤18は、第1ガラス破壊センサ51によりガラス破壊が検出されたときに、かご30の高さ位置を認識するとともに、ガラス破壊を検出された乗場側仕切り部材21が設けられている階を検出階として認識し、検出階を通過させない昇降路3の区間内でかご30を昇降させるようにかご30の運転を行うようになっている。
【0038】
即ち、昇降路3の少なくとも一部の区間で、かご30の運転を行うが、かご30が検出階を通過しないので、利用者の荷物等が、例えば、破壊された乗場ドア23から昇降路3内に突出しても、かご30に当たることは回避される。また、特に上層階の利用者等は、昇降路3の少なくとも一部の区間で運転を継続されるかご30に乗って、移動可能となるので、例えば、地上階と目的階とを行き来する際の利用者の労力を軽減できる。
【0039】
また、エレベータ制御盤18は、第2ガラス破壊センサ52によりかご室31のガラスの破壊が検出された場合に、かご30を最寄り階に停止させて乗場ドア23及びかごドア33を閉状態に維持するようになっている。これにより、後で、利用者が、荷物などを、破壊されたかご室31のガラスの部位を介してかご室31の外部に突出させたとしても、荷物などが、昇降路3内の機器に勢いよく当たったり、かごドア33とかご出入り口32aの側壁との間に挟まったりすることを防止できる。
【0040】
なお、上記実施の形態では、乗場側仕切り部材21の主要部、言い換えれば、乗場壁22及び乗場ドア23の主要部が、ガラスにより構成されるものとして説明した。乗場側仕切り部材21は、その少なくとも一部、言い換えれば、乗場壁22または乗場ドア23の少なくとも一方の一部が、ガラスにより構成されているものであってもよい。
【0041】
同様に、かご室31の主要部が、ガラスにより構成されるものとして説明したが、かご室31は、その少なくとも一部がガラスにより構成されているものであれば、上記効果が得られる。
【0042】
また、エレベータ制御盤18は、乗場側仕切り部材21を構成するガラスの破壊が検出されたと判断すると、かご30の高さ位置が、検出階より高い位置にあると判断した場合には、かご30が検出階を通過しないように、検出階の一つ上の階と最上階との間で、かご30の運転を行うものとして説明した。しかしながら、検出階より上方の階と最上階の間に位置する昇降路3の区間内で、かご30を昇降させるものであれば、検出階の一つ上の階と最上階との間で、かご30を運転させるものに限定されない。
【0043】
また、同様に、エレベータ制御盤18が、かご30の高さ位置が、検出階より低い位置にあると判断した場合には、検出階より下方の階と最下階の間に位置する昇降路3の区間内で、かご30を昇降させるものであればよい。
【0044】
また、第2ガラス破壊センサ52が、ガラスの破壊を検出したときに着床させる特定階は、最寄り階であるものとして説明したが、特定階は、最寄り階に限定されず、必要に応じて最寄り階以外の階に設定してもよい。
【0045】
また、乗場20は各階に設けられるものとして説明したが、このものに限定されず、建物2のうちの3つ以上の階に設けられているものであればよい。
【符号の説明】
【0046】
3 昇降路、18 エレベータ制御盤、20 乗場、21 乗場側仕切り部材、22 乗場壁、22a 乗場出入口、23 乗場ドア、30 かご、31 かご室、32 かご室本体、32a かご出入り口、33 かごドア、51 第1ガラス破壊センサ、52 第2ガラス破壊センサ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
昇降路を昇降自在に設けられるかごと、
3つ以上の階に設けられる乗場と、
上記昇降路と上記乗場とを仕切る乗場壁、及び上記昇降路に開口する乗場出入口を開閉する乗場ドアにより構成されて少なくとも一部がガラスからなり、上記乗場毎に設けられる乗場側仕切り部材と、
上記乗場側仕切り部材のガラス破壊を検出する第1ガラス破壊センサと、
上記第1ガラス破壊センサからの情報に基づいて、上記かごの運転を制御するエレベータ制御盤と
を備え、
上記エレベータ制御盤は、上記第1ガラス破壊センサによりガラス破壊が検出されたときに、上記かごの高さ位置を認識するとともに、ガラス破壊を検出された上記乗場側仕切り部材が設けられている階を検出階として認識し、上記検出階を通過させない上記昇降路の区間内で上記かごを昇降させるように上記かごの運転を制御することを特徴とするエレベータ装置。
【請求項2】
上記かごは、かご出入り口が形成されたかご室本体、及び上記かご出入り口を開閉するかごドアにより構成され、少なくとも一部がガラスからなるかご室を備え、
第2ガラス破壊センサが、上記かご室のガラス破壊を検出可能に設けられ、
上記エレベータ制御盤は、上記第2ガラス破壊センサからの情報に基づいて、上記かごの運転を制御するように構成され、上記第2ガラス破壊センサによりガラス破壊が検出された場合に、上記かごを特定階に着床させて上記乗場ドア及び上記かごドアを閉状態に維持することを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate