説明

エレベータ

【課題】別の構成により、乗場扉と乗場扉の周囲に設けられる三方枠との間に異物が挟まれる場合の対応を行なうことを可能とするエレベータを提供することである。
【解決手段】エレベータ10は、乗りかご20に対して乗降する際に開閉する乗場扉28a,28bと、乗場扉28a,28bの周囲に設けられる乗場三方枠32と、乗場扉28a,28bの開閉制御を行う制御盤18と、乗場三方枠32の近傍に設けられ、乗場扉28a,28bの開閉動作によって異物が挟まれるときに、制御盤18による開閉制御とは別に乗場扉28a,28bの開閉制御を行う緊急用押釦33と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベータに係り、特に、乗りかごに対して乗降する際に開閉する乗場扉の自動開閉制御を行う制御部を備えるエレベータに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、商業施設等の様々な場所において、エレベータが設置されている。エレベータには、乗りかごに対して乗降する際に開閉する乗場扉が設けられているが、乗場扉と乗場扉の周囲に設けられる三方枠との間に異物が挟まれる可能性がある。これに対し、乗場扉と乗場扉の周囲に設けられる三方枠との間に異物が挟まれた場合について、種々の対策が考えられている。
【0003】
本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、エレベータ出入口の三方枠の扉に対面する面で、乗客の体の少なくとも一部が上記扉と上記三方枠との間に挿入されることのある領域に設けられ、上記三方枠の一部を形成する不作動位置および上記扉との間の間隙が広がる方向に移動した作動位置の間で可動の可動枠を備えるエレベータ扉安全装置が開示されている。さらに、当該装置は、上記可動枠の上記扉に対面する面に設けられ、乗客が直接触れたことを検知して、乗客の体の少なくとも一部が上記扉と上記三方枠との間に挿入されたことを表す検出信号を発生する接触センサと、上記三方枠に設けられ、上記接触センサからの上記検出信号に応じて上記可動枠を上記不作動位置から上記作動位置に駆動する駆動装置を備えることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−73059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のように、特許文献1の構成によっても乗場扉と乗場扉の周囲に設けられる三方枠との間に異物が挟まれた場合の対策を講じることができる。しかし、特許文献1では、接触センサにおいて、異物が直接触れたことを検知する必要がある。このため、例えば、異物が直接触れる前の段階では、好適に対策することができない可能性もある。
【0006】
本発明の目的は、別の構成により、乗場扉と乗場扉の周囲に設けられる三方枠との間に異物が挟まれる場合の対応を行なうことを可能とするエレベータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るエレベータは、乗りかごに対して乗降する際に開閉する乗場扉と、前記乗場扉の周囲に設けられる三方枠と、前記乗場扉の開閉制御を行う制御部と、前記三方枠の近傍に設けられ、前記乗場扉の開閉動作によって異物が挟まれるときに、前記制御部による自動開閉制御とは別に前記乗場扉の手動開閉制御を行うための押釦部と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係るエレベータにおいて、前記押釦部が押されたときに、前記乗場扉の開閉動作が停止することが好ましい。
【0009】
また、本発明に係るエレベータにおいて、前記押釦部が押されたときに、前記乗場扉の開閉動作が反転することが好ましい。
【0010】
また、本発明に係るエレベータにおいて、前記押釦部が押されたときに、前記乗場扉の開閉動作の速度が所定の割合で遅くなることが好ましい。
【0011】
また、本発明に係るエレベータにおいて、前記所定の割合は、約50パーセントであることが好ましい。
【0012】
また、本発明に係るエレベータにおいて、前記押釦部が1回目に押されたときに前記乗場扉の開閉動作が停止し、前記押釦部が2回目に押されたときに前記乗場扉の開閉動作が反転することが好ましい。
【0013】
また、本発明に係るエレベータにおいて、前記押釦部が1回目に押されたときに前記乗場扉の開閉動作が反転し、前記押釦部が2回目に押されたときに前記乗場扉の開閉動作が停止することが好ましい。
【0014】
また、本発明に係るエレベータにおいて、前記押釦部は、前記三方枠に設けられていることが好ましい。
【0015】
また、本発明に係るエレベータにおいて、前記押釦部は、乗場の床面から約130センチメートルの高さ位置に設けられていることが好ましい。
【0016】
また、本発明に係るエレベータにおいて、前記押釦部は、前記乗場扉の両側にそれぞれ設けられていることが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
上記構成によれば、乗場扉の開閉動作によって異物が挟まれるときに、制御部による自動開閉制御とは、別に乗客の判断によって乗場扉の手動開閉制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係る実施の形態において、エレベータを示す図である。
【図2】本発明に係る実施の形態において、各階の乗場扉の周囲の様子を示す図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に図面を用いて、本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。また、以下では、全ての図面において、同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
【0020】
図1は、エレベータ10を示す図である。エレベータ10は、主ロープ12と、釣合錘14と、巻上機16と、制御盤18と、乗りかご20と、乗場扉28a,28bと、昇降路30とを備える。また、エレベータ10は、乗りかご20について、各階27の間を昇降させることで乗客を移動させる。
【0021】
主ロープ12は、乗りかご20を吊るすためのロープであり、巻上機16に巻き掛けられている。そして、主ロープ12の一方端は乗りかご20に接続され、他方端は釣合錘14が接続されている。
【0022】
釣合錘14は、主ロープ12の他方端に接続され、主ロープ12の一方端に接続される乗りかご20との間でバランスを取るために必要な重量が設定される。
【0023】
巻上機16は、制御盤18の制御によって、巻き掛けられた主ロープ12を駆動させることで乗りかご20を昇降させるための装置である。また、巻上機16は、機械室8に配置されている。
【0024】
乗りかご20は、制御盤18の制御によって、巻上機16が作動すると昇降路30内を昇降し、乗客を乗せるための構造物である。乗りかご20は、かご操作盤24と、乗りかご扉26とを含む。
【0025】
かご操作盤24は、乗りかご20内に乗り込んだ乗客が行先階を選択したり、乗りかご扉26を開閉したりするための押釦が配置されている。また、かご操作盤24には、上記押釦の他に、乗りかご20が位置している階やその他の情報を表示する表示画面242が取り付けられている。
【0026】
乗りかご扉26は、乗りかご20に設けられる扉であり、乗りかご20が各階27に着床した際に、当該着床階27の乗場扉28a,28bとともに開く。これにより、乗客が乗りかご20に対して乗り降りすることができる。
【0027】
乗場扉28a,28bは、各階27の乗場に設けられる扉であり、乗りかご20が着床した際に、乗りかご扉26とともに開く。これにより、乗客が乗りかご20に対して乗り降りすることができる。
【0028】
図2は、各階27の乗場扉28a,28bの周囲の様子を示す図である。図3は、図2のA−A線断面図である。各階27には、縦枠32a,32bと横枠32cとから構成される乗場三方枠32と、緊急用押釦33と、乗場ボタン34と、乗場表示器36と、乗場扉28a,28bとが設けられている。
【0029】
乗場ボタン34は、乗場三方枠32の縦枠32aの左側に位置する乗場壁35aに取り付けられ、乗りかご20の呼び登録を行うための押しボタンである。乗場表示器36は、乗場三方枠32の横枠32cの上側に位置する乗場壁35cに取り付けられ、乗りかご20の階床位置を表示するための表示器である。乗場扉28a,28bは、乗場三方枠32の縦枠32,32bと横枠32cとによって区画された開口領域37を開閉可能な片開き式の扉である。もちろん、乗場扉28a,28bは両開き式扉であってもよく、この場合は、乗場扉28a,28b同士の間には、片開き式扉のような間隙41は形成されない。
【0030】
乗場三方枠32の縦枠32a,32bと横枠32cとは、乗客が乗りかご20に対して乗り降りするための出入り口となる開口領域37を区画するために、各階27に設けられる部材である。縦枠32a,32bと横枠32cとは、適当な強度を有する部材、例えばステンレス部材で構成される。ここで、図3に示されるように、乗場扉28a,28bと乗場三方枠32の縦枠32a,32bとの間には、若干の幅の間隙39a,39bが形成されている。また、乗場扉28a,28b同士の間には、若干の幅の間隙41が形成されている。
【0031】
緊急用押釦33は、縦枠32aの側面322a及び縦枠32bの側面322bにおいて、着床階27の乗場の床面から約130cm(センチメートル)の高さ位置に設けられる押し釦である。また、緊急用押釦33には、いたずら目的で押し釦が押されることを防止するための乱用防止カバーが設けられている。緊急用押釦33が押されると、制御盤18に対して、乗場扉28a,28bの開閉動作を停止するように指令が伝送される。もちろん、緊急用押釦33の高さ位置は、着床階27の乗場の床面から130cmに限定されない。例えば、100cm〜150cmの範囲で好適な高さ位置に設けることもできる。
【0032】
制御盤18は、乗場扉28a,28bの自動開閉制御や乗りかご20の昇降動作制御等といったエレベータ10全体を制御する機能を有する。また、制御盤18は、上記乗場扉28a,28bの自動開閉制御の他に、乗客によって操作される緊急用押釦33の指令に基づいて乗場扉28a,28bの開閉動作を制御(手動開閉制御)する機能を有する。さらに、制御盤18は、乗りかご20が各階27の乗場に着床しているときにのみ緊急用押釦33が作動するように制御する。
【0033】
続いて、上記構成からなるエレベータ10の作用について、図1〜図3を参照して説明する。着床階27の乗場において、例えば、小さい子供と、その母親が乗りかご20を待っている場合に、子供が誤って玩具等を間隙39a,39b,41に挟んでしまうことがある。この状態で乗りかご20がこの階床に到着すると玩具等が挟まった状態で乗場扉28a,28bが開いてしまうこととなる。しかし、エレベータ10には、乗場三方枠32の縦枠32a,32bに緊急用押釦33が設けられているため、例えば、その母親が、玩具等が間隙39a,39b,41に挟まっていることに気づいて押し釦を押すと乗場扉28a,28bの開閉動作が停止するため、安全な状態で玩具等を間隙39a,39b,41から取り出すことができる。
【0034】
また、エレベータ10には、上記のように緊急用押釦33は、乗場三方枠32のうち、左側の縦枠32aにも右側の縦枠32bにも設けられているため、より近い位置の押釦を操作して乗場扉28a,28bの開閉動作を停止することができ便利である。さらに、エレベータ10には、緊急用押釦33は、乗場の床面から約130cmの高さ位置に設けられているため、操作しやすい。
【0035】
次に、エレベータ10の第1変形例であるエレベータ10aについて説明する。エレベータ10aとエレベータ10の相違は、緊急用押釦33と制御盤18との制御指令関係であるため、その点を中心に説明する。
【0036】
エレベータ10aにおいても緊急用押釦33が設けられているが、ここでは、緊急用押釦33が押されると、制御盤18に対して、乗場扉28a,28bの開閉動作を反転するように指令が伝送される。そして、制御盤18は、緊急用押釦33が押されたときに、乗場扉28a,28bの開閉動作を反転するように制御する。ここで、乗場扉28a,28bの開閉動作の反転とは、乗場扉28a,28bが戸開動作を行なっているときは戸閉動作させることをいい、乗場扉28a,28bが戸閉動作を行なっているときは戸開動作させることをいう。
【0037】
したがって、エレベータ10aにおいて、例えば、小さい子供と、その母親が乗りかご20を待っている場合に、子供が誤って玩具等を間隙39a,39b,41に挟んでしまった場合に、その母親がそのことに気づいて緊急用押釦33が押して乗場扉28a,28bの開閉動作を反転させることができる。これにより、安全な状態で上記の玩具等を間隙39a,39b,41から取り出すことができる。
【0038】
次に、エレベータ10の第2変形例であるエレベータ10bについて説明する。エレベータ10bとエレベータ10の相違は、緊急用押釦33と制御盤18との制御指令関係であるため、その点を中心に説明する。
【0039】
エレベータ10bにおいても緊急用押釦33が設けられているが、ここでは、緊急用押釦33が押されると、制御盤18に対して、乗場扉28a,28bの開閉動作を通常時の開閉速度の50%の速度まで減速するように指令が伝送される。そして、制御盤18は、緊急用押釦33が押されたときに、乗場扉28a,28bの開閉動作を通常時の開閉速度の50%の速度まで減速するように制御する。もちろん、当該開閉速度の減速の割合は50%に限定されない。例えば、30%〜70%の範囲で好適に設定することができる。
【0040】
したがって、エレベータ10bにおいて、例えば、小さい子供と、その母親が乗りかご20を待っている場合に、子供が誤って玩具等を間隙39a,39b,41に挟んでしまった場合に、その母親がそのことに気づいて緊急用押釦33が押して乗場扉28a,28bの開閉動作を通常時の開閉速度の50%の速度まで減速させることができる。これにより、安全な状態で上記の玩具等を間隙39a,39b,41から取り出すことができる。
【0041】
次に、エレベータ10の第3変形例であるエレベータ10cについて説明する。エレベータ10cとエレベータ10の相違は、緊急用押釦33と制御盤18との制御指令関係であるため、その点を中心に説明する。
【0042】
エレベータ10cにおいても緊急用押釦33が設けられている。ここでは、緊急用押釦33が1回押される(1回目)と、制御盤18に対して、乗場扉28a,28bの開閉動作を停止するように指令が伝送される。そして、制御盤18は、緊急用押釦33が押されたときに、乗場扉28a,28bの開閉動作を停止するように制御する。その後もう1回緊急用押釦33が押される(2回目)と、乗場扉28a,28bの開閉動作を反転するように指令が伝送される。そして、制御盤18は、緊急用押釦33が押されたときに、乗場扉28a,28bの開閉動作を反転するように制御する。ここで、乗場扉28a,28bの開閉動作の反転とは、乗場扉28a,28bが戸開動作を行なっているときは戸閉動作させることをいい、乗場扉28a,28bが戸閉動作を行なっているときは戸開動作させることをいう。
【0043】
したがって、エレベータ10cにおいて、例えば、小さい子供と、その母親が乗りかご20を待っている場合に、子供が誤って玩具等を間隙39a,39b,41に挟んでしまった場合に、その母親がそのことに気づいて緊急用押釦33が押して乗場扉28a,28bの開閉動作を停止及び反転させることができる。これにより、安全な状態で上記の玩具等を間隙39a,39b,41から取り出すことができる。なお、上記では、緊急用押釦33が1回目に押されときに乗場扉28a,28bの開閉動作を停止させ、2回目に押されときに乗場扉28a,28bの開閉動作を反転させるものとして説明したが、これに限らず緊急用押釦33が押されるたびに、乗場扉28a,28bの制御を変えてもよい。例えば、緊急用押釦33が1回目に押されときに乗場扉28a,28bの開閉動作を反転させ、2回目に押されときに乗場扉28a,28bの開閉動作を停止させることもできる。
【符号の説明】
【0044】
8 機械室、10,10a,10b,10c エレベータ、12 主ロープ、14 釣合錘、16 巻上機、18 制御盤、24 かご操作盤、26 乗りかご扉、27 着床階、28a,28b 乗場扉、30 昇降路、32 乗場三方枠、32,32b 縦枠、32c 横枠、33 緊急用押釦、34 乗場ボタン、35a,35b,35c 乗場壁、36 乗場表示器、37 開口領域、39a,39b,41 間隙、242 表示画面、322a,322b 側面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗りかごに対して乗降する際に開閉する乗場扉と、
前記乗場扉の周囲に設けられる三方枠と、
前記乗場扉の開閉制御を行う制御部と、
前記三方枠の近傍に設けられ、前記乗場扉の開閉動作によって異物が挟まれるときに、前記制御部による自動開閉制御とは別に前記乗場扉の手動開閉制御を行うための押釦部と、
を備えることを特徴とするエレベータ。
【請求項2】
請求項1に記載のエレベータにおいて、
前記押釦部が押されたときに、前記乗場扉の開閉動作が停止することを特徴とするエレベータ。
【請求項3】
請求項1に記載のエレベータにおいて、
前記押釦部が押されたときに、前記乗場扉の開閉動作が反転することを特徴とするエレベータ。
【請求項4】
請求項1に記載のエレベータにおいて、
前記押釦部が押されたときに、前記乗場扉の開閉動作の速度が所定の割合で遅くなることを特徴とするエレベータ。
【請求項5】
請求項4に記載のエレベータにおいて、
前記所定の割合は、約50パーセントであることを特徴とするエレベータ。
【請求項6】
請求項1に記載のエレベータにおいて、
前記押釦部が1回目に押されたときに前記乗場扉の開閉動作が停止し、前記押釦部が2回目に押されたときに前記乗場扉の開閉動作が反転することを特徴とするエレベータ。
【請求項7】
請求項1に記載のエレベータにおいて、
前記押釦部が1回目に押されたときに前記乗場扉の開閉動作が反転し、前記押釦部が2回目に押されたときに前記乗場扉の開閉動作が停止することを特徴とするエレベータ。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1に記載のエレベータにおいて、
前記押釦部は、前記三方枠に設けられていることを特徴とするエレベータ。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか1に記載のエレベータにおいて、
前記押釦部は、乗場の床面から約130センチメートルの高さ位置に設けられていることを特徴とするエレベータ。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか1に記載のエレベータにおいて、
前記押釦部は、前記乗場扉の両側にそれぞれ設けられていることを特徴とするエレベータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−140219(P2012−140219A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−78(P2011−78)
【出願日】平成23年1月4日(2011.1.4)
【出願人】(000236056)三菱電機ビルテクノサービス株式会社 (1,792)
【Fターム(参考)】