説明

エレベータ

【課題】エレベータに関するコストを低減する、すなわちエレベータを経済的に魅力あるものにする。
【解決手段】本発明は、駆動ユニットを備えたエレベータに関する。さらに本発明は、エレベータを備えた風力エネルギー設備に関する。エレベータに関するコストを低減するために、すなわちエレベータを経済的に魅力あるものにするために、本発明によるエレベータは、リフトケージとして用いられるキャビネットを有することを特徴とする。この際、本発明は、キャビネットが、底部と側壁部と扉とを有するその基本的な構造において、特別にエレベータ用として製作されるリフトケージと何ら異ならないという認識に基づいている。例えば、懸架機構および扉の操作機構などにおける違いは当然存在するが、これらの違いは、リフトケージとしてキャビネットを使用することにこれらの違いが矛盾を生ずる場合に限り、取り除くことができるものであり、従って全体としてのコストは、エレベータ用として専用に構成されるリフトケージのコストよりも遥かに低くなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動ユニットを備えたエレベータに関する。さらに本発明は、エレベータを備えた風力エネルギー設備に関する。
【背景技術】
【0002】
特に今日の大型の風力エネルギー設備においては、人員および材料輸送用のエレベータを設けることが通例になっている。これによって、例えば、風力エネルギー設備のゴンドラ内での作業を遂行しなければならない保守管理要員が、通常タワー内に垂直に上向きに通される梯子を苦労して時間を掛けて登らなくてすむようになる。今日の風力エネルギー設備において約140mのハブ高さ(Nabenhoehe)は例外的ではなく、それはすなわち、まさにこの140mを超える垂直の登り(そして当然のことながら引き続く下りをも)を意味している。さらに保守管理チームは、1日の作業日の内に複数の風力エネルギー設備において活動可能であることを考えると、すぐに分かることであるが、梯子の使用が異常な肉体的負担になる可能性がある。
【0003】
風力エネルギー設備の大型化と風力エネルギーの意義の増大とに応じて、エレベータを設けることが必須とは言わないまでも少なくとも望ましいと考えられるサイズの設備がますます多く設置されている。その結果、エレベータは、それが風力エネルギー設備において単に散発的に設けられるものではなくなっているので、ますますコスト因子として扱われるようになっている。
【0004】
この点に関する従来技術として、全般的に次の文献が参照される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】独国特許出願公開第102005009500A1号
【特許文献2】国際公開第97/11020A1号
【特許文献3】独国特許出願公開第10104351A1号
【特許文献4】独国特許出願公開第102006034299A1号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従って、本発明の課題は、エレベータに関するコストを低減すること、すなわちエレベータを経済的に魅力あるものにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このため、冒頭に述べた形式のエレベータが、リフトケージ(エレベータのかご Fahrkorb)として用いられるキャビネット(Schrank)を有することを特徴とする。
【発明を実施するための形態】
【0008】
この場合、本発明は、キャビネットが、底部と側壁部(複数)と扉とを有するその基本的な構造において、特別にエレベータ用として製作されるリフトケージと何ら異ならないという認識に基づいている。例えば、懸架機構および扉の操作機構などにおける違いは当然存在するが、これらの違いは、リフトケージとしてキャビネットを使用することにこれらの違いが矛盾を生ずる場合に限り、取り除くことができる(取り除けば済む)ものであり、従って全体としてのコストは、エレベータ用として専用に構成されるリフトケージのコストよりも遥かに低くなる。
【0009】
エレベータをその導入場所へ省スペース方式で輸送(Transport)することを可能にするために、リフトケージの上面において対向する両側部(ないし両側面)にほぼ水平に配置される保持器(複数)と、それに対してほぼ垂直に延びるように配置される、駆動ユニットの支持体(複数)とが設けられ、この際、支持体は、保持器に対して取り外し可能(ないし解除可能)に結合されており、垂直方向において移動(スライド)可能である。これによって駆動ユニットは、輸送のためにリフトケージの中へ押し込められて収納され、その結果、輸送のためには、単にリフトケージの外形寸法のみが対象になるだけで、駆動ユニットは付加的な輸送空間を必要としない。
【0010】
このため、第1ポジション(駆動ユニットの引出ポジション)において、運転ポジションにおける駆動ユニットとリフトケージとの間の結合が作り出され、その結果、リフトケージの全内部空間が貨物および/または人員の輸送用として用いられ、一方、垂直方向に移動された第2ポジション(駆動ユニットの引込ポジション)において、駆動ユニットは、輸送空間を節約するリフトケージ内の下降ポジションにおいて保持される。
【0011】
輸送ポジションと運転ポジションとの間を切り替えるためには、単に駆動ユニットとリフトケージとの間の結合を解除し、駆動ユニットを所望のポジションへ動かし、対応する別のポジションにおける結合を再度確立させるかないしは締め直すだけでよい。さらなる作業介入は必要でない。これによって、輸送ポジションと運転ポジションとの間の切り替えが非常に簡単でかつ短時間で実現可能になる。
【0012】
本発明の好ましい一実施形態において、エレベータシステムは、エンドレスウィンチ(連続ウインチ Durchlaufwinde)を備えた駆動ユニットを有することを特徴とする。これによって、タワー内部における複雑な軌条敷設は不要になり、十分にサイズ決定された(十分な長さの)単に2本のケーブルを用意すればよいだけである。1本は通常運転用であり、もう1本は、技術的な故障が生じた場合にエレベータを保持し得るための(補助安全)捕捉ケーブルである。
【0013】
特に有利には、全制御装置が駆動ユニット内に配置されており、その制御装置に接続される操作要素がリフトケージの中まで下降して達して配されている。その結果、駆動ユニットの輸送ポジションと運転ポジションとの間の切り替えが、制御装置および/またはそれに接続される操作要素へのいかなる作業介入もなしに可能になる。
【0014】
特別なリフトケージの代わりに、通常は(切替制御用)スイッチキャビネット(ないしキュービクル Schaltschrank)として用いられるキャビネットをエレベータ用のリフトケージとして利用すれば、コスト節約のさらなる可能性が得られる。スイッチキャビネットは、大量に低コストで製造可能であると共に、エレベータ用のリフトケージとして使用可能であり、またエレベータ用のリフトケージとしての特別な要件にも簡単に適合可能であるので、それによってコスト上の利点が失われることもない。
【0015】
特に有利には、本発明によるエレベータは、風力エネルギー設備において使用される。その理由は、風力エネルギー設備のエレベータは、建設時を除いては、使用頻度は少なく、従って特別な快適さは必要でないが、それでもエレベータに対する基本的な要件は満たさなければならないからである。
【0016】
本発明によるエレベータが装備され得る通常の風力エネルギー設備は、いずれにせよ、基礎または他の脚部を含んでおり、その基礎または他の脚部の上に、特に円筒状の鋼製またはコンクリート製のタワーが搭載され、その頂部に、風力エネルギー設備のゴンドラ(Gondel)が配設される。このゴンドラには空気力学的ロータが定置され、このロータは風によって回転されることになり、そのため、少なくとも1つの、通常は3つのロータブレードを有する。さらにゴンドラは、風力エネルギー設備を運転するためのいくつかの要素を含み、これは、通常、空気力学的ロータと連結される発電機を含むことができ、さらに別の種々の要素を含むことができる。即ち、若干の例を挙げるだけでも、例えば、ゴンドラの方位位置を変えるためのゴンドラの回転駆動ユニット、または、ゴンドラを航空機がより良く視認し得るようにするための航空標識灯などを含むことができる。本発明によるエレベータは、特にタワー内において、1人以上の人員および/または対象物を、タワーの脚部からゴンドラにおよび/またはその逆に搬送するために用いることができる。
【0017】
以下、本発明を図面に基づいて詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明によるエレベータの全体斜視図である。
【図2】スイッチキャビネット(キュービクル)ボディである。
【図3】扉および側壁部を備えたスイッチキャビネットボディである。
【図4】図3のスイッチキャビネットボディと、付加された駆動ユニットである。
【図5】図4のスイッチキャビネットボディであるが、駆動ユニットがリフトケージの中に下降されて収納されている。
【図6】リフトケージの内部における操作部の簡易図である。
【図7】リフトケージの外側における操作部の簡易図である。
【図8】リフトケージの内部に向く側の制御キャビネットの外観図である。
【実施例】
【0019】
図1においては、リフトケージ(エレベータのかご Fahrkorb)10および駆動ユニット11を備えた完全なエレベータが図示されている。リフトケージ10は、支持構造体として実質的にスイッチキャビネットボディ(ないしキュービクル体 Schaltschrank-Korpus)12を含んでいる。このスイッチキャビネットボディ12には、スライド扉(ないし引き戸)14が組み込まれており、そのスライド扉14には窓16が形成されている。同様に2つの側壁部と1つの後壁部(この図においては図示されていない)とが組み込まれている。この図においては、窓20を備えた側壁部18がよく認識できる。
【0020】
この図において見られる左側部(ないし左側面)には、さらにガイドケーブル74用のガイドケーブルローラ22と、支持ケーブル70を導く支持ケーブルガイド24とが設けられている。対をなす呼応するガイドケーブルローラが、本発明によるリフトケージ10の反対側の側面、但しこの図には図示されていない側面に設けられる。その位置には、例えば通常の昇降駆動が故障した際にリフトケージを保持する(安全キャッチ)捕捉ケーブル72用の捕捉ケーブルガイド(この図では同様に図示されていない)も設けられる。
【0021】
スイッチキャビネットボディ12の上面には保持器(複数)30が装着され、この保持器30には、垂直上方に延びる支持体(複数)32が取り付けられる。この支持体32の上には、落下物に対してエレベータを保護する屋根プレート34が設けられる。さらに支持体32にはエンドレスウィンチ(連続ウインチ Durchlaufwinde)36が装着され、そのエンドレスウィンチ36によって、エレベータは支持ケーブル70を使って上昇または下降の所望の方向に移動することができる。さらに制御キャビネット38が設けられ、この制御キャビネット38の中に全制御装置が収納される。さらにこの図には、エンドレスウィンチ36および支持ケーブル70からの駆動が機能しなくなった場合に、安全装置としてエレベータを捕捉ケーブル72に保持する捕捉装置50を認めることができる。さらに支持ケーブル70および捕捉ケーブル72に加えて、エレベータの揺れを回避するようにエレベータをガイドするガイドケーブル74も設けられる。
【0022】
給電用として、ケーブルガイド90を介して駆動ユニットの中に導かれるケーブル92が設けられる。また地面(ないし基盤面あるいは他の障害物)への接触を検出してエレベータを停止し得る接地スイッチ80が図示されている。
【0023】
図2は、本発明に従ってリフトケージ10の支持構造体を形成するスイッチキャビネットボディ(フレーム)12を斜視図として示している。このようなスイッチキャビネットボディ12は、今日では大量に製造され、そのため比較的低コストの構成品であるが、人員および材料の輸送を遂行し得るには十分な強度および支持能力を有している。
【0024】
図3は、窓16が装備されたスライド扉14が組み込まれた前記のスイッチキャビネットボディ12を示す。さらにこの図には、別の窓20を備えた側壁部18を見ることができ、その側壁部18の下部領域には、ガイドケーブルローラ22および支持ケーブルガイド24が設けられている。
【0025】
この図3においては、リフトケージとしてすべての要件を満足するにも拘らず全体としてコスト的には明らかに標準的なリフトケージよりも有利であるエレベータ用のリフトケージがスイッチキャビネットボディ12から比較的簡単な措置によって作製できることがよく分かる。
【0026】
図4においては、図3の図示内容が、スイッチキャビネットボディ12の上に固定される保持器30に関して補足されている。この保持器(複数、一対)30には、さらに支持体(一対)32が垂直に(柱状に)装着され、その支持体32の上に屋根プレート34が載置されている。この屋根プレート34は、上部からリフトケージまたは駆動装置へと部品が落下する可能性を防止する。支持体32には、エンドレスウィンチ(Durchlaufwinde)36と、制御キャビネット38と、捕捉装置50とが配置され、それらによって、エレベータの本質的な機能が実現される。さらに、設けられるガイドケーブルに沿って運転中にエレベータをガイドし、従ってエレベータの揺動を阻止するガイドケーブルローラ22が設けられる。リフトケージ10の下面には、エレベータの地面または障害物への接触を検出して、エレベータを直ちに停止し得る接地スイッチ80が設けられている。
【0027】
支持体32は、保持器30に対し取り外し可能に結合され、エレベータの高さ軸の方向に移動(スライド)することができる。このため、この支持体32によって支持される駆動ユニットをリフトケージ10の中に下降させて収納することが可能になり、その結果、エレベータは、輸送のためには、より小さい空間、すなわち実質的にリフトケージ10そのものの空間(体積)だけを必要とする。
【0028】
このことが図5に図示されている。この図5においては、保持器30の上部に屋根プレート34を見ることができるが、支持体32を含む駆動ユニットの残りの部分(この図では図示されていない)は、リフトケージ10の中に下降されて収納されている。
【0029】
さらにこの斜視図には、右側の側壁部19と、右側の側壁部19の窓21と、右側の側壁部19に設けられた外部操作部60およびガイドケーブルローラ26並びに捕捉ケーブルガイド28とを備えたエレベータの右側面が図示されている。
【0030】
エレベータの操作を可能にするために、当然のこととして少なくとも1つの操作ユニットが必要である。図6はこのような操作ユニット62を示している。この操作ユニット62はリフトケージの内部に設けられ、上昇(Auf)または下降(Ab)用の操作ボタン以外に、制御装置をスイッチオンするためのスイッチ(Steuerung Ein)、リセットボタン(R)、非常停止スイッチ(Not Halt)、運転/故障表示灯(Betrieb/Stoerung)などを含んでいる。従って、基本的なエレベータ機能の制御が可能であり、運転準備または故障を(表示灯を介して)信号伝達(signalisieren)することができる。
【0031】
図7は外部操作部60を示す。この外部操作部60によって、例えば、材料輸送の場合の基本的な機能を操作することができる。この外部操作部60は乗員輸送がない場合に用いられる。その場合、材料を搭載したエレベータを、例えば「上昇(Auf)」ボタンによって運転して、材料を設備の脚部から上部へ輸送することができる。また「下降(Ab)」ボタンによって、反対方向、すなわち上部から下方への自動運転が行われる。
【0032】
図8は、リフトケージの内部に向く側の制御キャビネット38の下面部40を示す。制御キャビネット38のこの下面部40には、多数の表示灯およびスイッチが装着されているが、これらは、種々の運転状態を信号伝達し、あるいは特定の機能の操作を可能とする。通常運転においてエレベータは外部操作部60または操作ユニット62によって操作される。しかしこれらの操作手段の1つに故障が表示されると直ちに、操作者は上方へ視線を向けることにより、すなわち図8に図示される制御キャビネット38の下面部40を見ることによって、故障の種類に関するさらなる情報を得ることができる。
【0033】
「照明(Beleuchtung)」と記入されたスイッチは、照明装置のスイッチをオンオフするために用いられる。
【0034】
「制御電圧24V ok (Steuerspannung 24V ok)」と記入された表示灯は、制御装置の問題のない運転に必要な24Vの電圧が使用可能であるか否か、そしてエレベータが運転可能であるか否かを表示する。
【0035】
「欠陥 回転磁界(Fehler Drehfeld)」との表示灯は、モータに印加する回転磁界が所望の運転用として正常であるか、あるいはそうではないかを表示する。この表示灯のスイッチが入っていると欠陥を示す。これは、例えば、電力供給において相に欠陥があること、あるいは回転磁界の接続が間違っていることから生じ得る。
【0036】
「扉 開(Tuer offen)」の表示灯は、文字通り、エレベータの扉が正しく閉じられていないことを表示する。扉が正しく閉じられているのであれば、この表示は、扉スイッチの欠陥を示す可能性もある。つまり両者共、エレベータが運転できないことをもたらす。この方式によって、扉が確実にかつ正しく閉じられた場合にのみエレベータの昇降が保証される。
【0037】
「リミットスイッチ 下側(Endschalter unten)」の表示灯は、例えば、下側位置に達した場合、または障害物によってスイッチが操作された場合に、下側のリミットスイッチ(いわゆるケージ接地スイッチ)が作動したことを表示する。上側のリミットスイッチまたは非常停止機能の作動は、「リミットスイッチ 上側/非常停止(Endschalter oben/Not-Halt)」の表示灯によって信号伝達される。連続点灯は上側の運転位置への到達を示し、点滅は最上限の非常停止位置を表示する。
【0038】
「過負荷(Ueberlast)」の表示灯はエレベータの過負荷を表示し、「捕捉装置 作動(Fangvorrichtung ausgeloest)」の表示灯は、捕捉装置がエレベータを捕捉ケーブルにおいて固定しており、その結果、捕捉装置を解放しなければ再昇降が可能でないことを表示する。
【0039】
人命は駆動装置および安全装置の機能の信頼性によっても左右されるので、これらのコンポーネントを繰り返して検証しなければならない保守管理間隔が定められている。本実施例の場合には、200時間の間隔となっている。このためにも、使用者にこの間隔の経過を表示する表示灯が設けられる。この表示灯は「200時間 保守管理(200h Wartung)」と記入されている。
【0040】
最後に「ブリッジング リミットスイッチ 下側(Ueberbrueckung Endschalter unten)」のスイッチが設けられる。このスイッチは、例えば、新規の操業開始(Neuinbetriebnahme)のための設置の場合またはケーブルの交換の際にも必要となり、リミットスイッチのブリッジング、従ってこのスイッチの機能停止を可能にするものである。
【符号の説明】
【0041】
10 リフトケージ(エレベータのかご)
11 駆動ユニット
12 スイッチキャビネットボディ(キュービクル体)
14 スライド扉
16 窓
18 側壁部
19 側壁部
20 窓
21 窓
22 ガイドケーブルローラ
24 支持ケーブルガイド
26 ガイドケーブルローラ
28 捕捉ケーブルガイド
30 保持器
32 支持体
34 屋根プレート
36 エンドレスウィンチ(連続ウィンチ)
38 制御キャビネット
40 下面部
50 捕捉装置
60 外部操作部
62 操作ユニット
70 支持ケーブル
72 捕捉ケーブル
74 ガイドケーブル
80 接地スイッチ
90 (電気)ケーブルガイド
92 (電気)ケーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リフトケージおよび駆動ユニットを備えたエレベータであって、
リフトケージとして用いられるキャビネットを有すること、
を特徴とするエレベータ。
【請求項2】
前記リフトケージと前記駆動ユニットの間の結合が取り外し可能であること、
を特徴とする、請求項1に記載のエレベータ。
【請求項3】
前記リフトケージ(10)の上面において対向する両側部にほぼ水平に配置される保持器(30)と、それに対してほぼ垂直に延びるように配置される前記駆動ユニットの支持体(32)とが設けられ、該支持体(32)は、前記保持器(30)に取り外し可能に結合されており、垂直方向において移動可能であること、
を特徴とする、請求項1または2に記載のエレベータ。
【請求項4】
前記支持体(32)が前記保持器(30)と結合可能である第1ポジションと、該第1ポジションから所定の寸法だけ垂直方向に移動され且つ前記支持体(32)が同様に前記保持器(30)と結合可能である第2ポジションとを有すること、
を特徴とする、請求項3に記載のエレベータ。
【請求項5】
エンドレスウィンチを備えた駆動ユニットを有すること、
を特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のエレベータ。
【請求項6】
全制御装置が前記駆動ユニット内に配置されること、
を特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のエレベータ。
【請求項7】
前記制御装置に接続されており前記リフトケージの中まで達している操作要素を有すること、
を特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のエレベータ。
【請求項8】
エレベータのリフトケージとしてスイッチキャビネットを使用すること、および/または、エレベータのリフトケージボディとしてスイッチキャビネットボディを使用すること。
【請求項9】
請求項1〜7のいずれか一項に記載のエレベータを備えた風力エネルギー設備。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2013−510056(P2013−510056A)
【公表日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−537375(P2012−537375)
【出願日】平成22年11月3日(2010.11.3)
【国際出願番号】PCT/EP2010/066667
【国際公開番号】WO2011/054833
【国際公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【出願人】(500017944)アロイス・ヴォベン (107)
【Fターム(参考)】