エンジンルームの通気開口
【課題】所定の間隔で設置された複数個のルーバによるエンジンルームの通気開口の、開口の大きさを、ルーバの数を増やすことなく、また配置を変えることなく、さらにはルーバのプレス型を新規に用意することなく、大きくする。
【解決手段】通気開口TKが、平板に複数個並列に形成されたルーバLVを備え、ルーバLVそれぞれが、平板の面から張出し成形によって斜めに立ち上げられた羽板Hと、この羽板Hの立ち上げによって平板に形成された開口Kと、この開口Kを平板部分において隣接するルーバLVの羽板H側に拡げた拡開部KKとを備えている。
【解決手段】通気開口TKが、平板に複数個並列に形成されたルーバLVを備え、ルーバLVそれぞれが、平板の面から張出し成形によって斜めに立ち上げられた羽板Hと、この羽板Hの立ち上げによって平板に形成された開口Kと、この開口Kを平板部分において隣接するルーバLVの羽板H側に拡げた拡開部KKとを備えている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンを収容したエンジンルームの通気開口に関する。
【背景技術】
【0002】
油圧ショベルのような建設機械のエンジンを収容したエンジンルームは、外気をルーム内に導入する吸気開口、熱せられた空気をルーム外に排出する排気開口のような、通気開口を備えている。
【0003】
通気開口の代表例は、図4を参照して説明すると、エンジンルームを形成する平鋼板をプレス型によって、長方形状の開口Kとその部分の平板を開口Kの縁から折り曲げ張り出させた羽板Hとに成形したルーバを複数個並列に間隔Pで備えている(例えば、特許文献1参照)。ルーバは、プレス型によって容易に成形することができ、切り落としがないので、経済的に通気開口を製作することができる。
【0004】
羽板Hは、空気の流れ方向の整流、開口Kを覆ってエンジンルーム内の騒音の外部への放出低減、また外部からエンジンルームへの異物の侵入防止などのために、平板の表面Fから所定の角度θで庇のように傾斜されている。ルーバの数は、通気開口である吸気開口や排気開口に要求される通気量および放出騒音の許容値などを考慮して決められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−248650号公報(第2図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したとおりの形態の従来のエンジンルームの通気開口には、ルーバの開口および羽板の大きさが、プレス型によって一元的に決められるのに関連して、次のような解決すべき課題がある。
【0007】
すなわち、ルーバは、エンジンルームの通気開口である吸気開口、排気開口など、種々の場所に備えられているが、開口の大きさおよび羽板の大きさがプレス型により一元的に決められるので、通気量を多くすることが望まれる場所、開口から外に放出される騒音と通気量のバランスにおいて通気量を多くすることが望まれる場所などにおいては、開口を大きくするためにルーバを大きく、すなわち高価なプレス型を新規に用意しなければならない。あるいはプレス型を変えないでルーバの数を増やさなければならない。しかしながら、ルーバの設置範囲が限られた場所ではルーバの数を増やすことができない。
【0008】
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、所定の間隔で設置された複数個のルーバによるエンジンルームの通気開口の、開口の大きさを、ルーバの数を増やすことなく、また配置を変えることなく、さらにはルーバのプレス型を新規に用意することなく、大きくすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば上記技術的課題を解決するエンジンルームの通気開口として、エンジンルームの内外を通気する通気開口が、平板に複数個並列に形成されたルーバを備え、該ルーバそれぞれが、平板の面から張出し成形によって斜めに立ち上げられた羽板と、この羽板の立ち上げによって平板に形成された開口と、この開口を平板部分において隣接するルーバの羽板側に拡げた拡開部とを備えている、ことを特徴とするエンジンルームの通気開口が提供される。
【0010】
好適には、該拡開部は、長方形状に形成された該開口と並行に延びる長方形状に形成されている。
【0011】
さらに、該ルーバは、エンジンルームの底板に形成された排気開口に備えられている。
【発明の効果】
【0012】
本発明に従って構成されたエンジンルームの通気開口は、ルーバが、開口を平板部分において拡げた拡開部を備えている。したがって、ルーバの数を増やすことなく、また配置を変えることなく、さらには既存のプレス型はそのままで、ルーバの開口を拡開部の分、大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に従って構成された、図2に示すエンジンルームの通気開口の(a)は部分拡大図、(b)は(a)の部分拡大断面図。
【図2】図3に示す油圧ショベルのエンジンルームの底板の平面図。
【図3】本発明に係るエンジンルームの通気開口を備えた油圧ショベルの側面図。
【図4】従来の通気開口の(a)は平面図、(b)は(a)の部分拡大断面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に従って構成されたエンジンルームの通気開口について、代表的な建設機械である油圧ショベルにおける好適実施形態を図示している添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
【0015】
図3を参照して油圧ショベルについて説明する。全体を番号2で示す油圧ショベルは、下部走行体4と、下部走行体4上に鉛直軸線5を中心に旋回自在に取り付けられた上部旋回体6を備え、上部旋回体6には運転室8、バケットを有した多関節の作業腕装置10、およびエンジンを収容したエンジンルーム12が備えられている。
【0016】
エンジンルーム12は、主として鋼板を成形した部材によって形成され、エンジンルーム12の内外を通気する通気開口である吸気開口14が側面に、排気開口16が底面の底板18に備えられている。エンジンによって駆動されるファンによって外気が、吸気開口14を通してエンジンルーム12内に吸引され、エンジン冷却水のラジエータを通され、エンジンの周辺を通されて排気開口16から排出される。
【0017】
本発明に従って構成されたエンジンルームの通気開口は、放出騒音と通気量のバランスにおいて、放出騒音の低減よりも開口を大きくして通気量を多くすることが望まれる、また設置範囲が限られている、上述のエンジンルーム12の底面の排気開口16に適用されている。
【0018】
図2を参照して説明する。通気開口TKとしての排気開口16は、エンジンルーム12の底面に着脱自在に取り付けられた、平鋼板製の底板18に形成された複数個のルーバLV(実施例は5個並列、7個並列の2組計12個)を備えている。
【0019】
図2とともに図1を参照して説明する。排気開口16のルーバLVそれぞれは、平板の表面Fから張出し成形によって斜めに所定の角度θ(実施例は45°)で立ち上げられた羽板Hと、羽板Hの立ち上げによって平板に形成された開口Kと、形成された開口Kを開口Kに隣接するルーバLVの羽板Hの側に平板の部分において拡げた拡開部KKを備えている。
【0020】
開口Kは、長さL幅Wの長方形状に形成され、拡開部KKは開口Kと平行に延びた長さL幅Vの長方形状に形成されている。ルーバLVそれぞれは並列にピッチPの間隔で備えられている。
【0021】
開口Kおよび羽板H、そしてピッチPは、プレス成形加工のルーバリングと呼ばれる張出し成形によって、既存のプレス型(図4)を用いて形成されている。拡開部KKは、開口Kおよび羽板Hを形成する前あるいは後に、レーザ加工によって形成されている。
【0022】
底板18は、複数の取付穴20を備え、エンジンルーム12の底面にボルトによって取り付けられている。ルーバLVの羽板Hの張り出した側は、エンジンルーム12の内側に位置付けられている。
【0023】
上述したとおりのエンジンルームの通気開口TKとしての排気開口16の作用効果について、主として図1を参照して説明する。
【0024】
通気開口TKとしての排気開口16は、ルーバLVが、開口Kを平板部分において拡げた拡開部KKを備えている。したがって、ルーバLVの数を増やすことなく、また複数個のルーバLVの配置を変えることなく、さらにルーバLVの、開口Kおよび羽板Hを形成する既存のプレス型を用いて、ルーバLVの開口Kを拡開部KKの分、大きくすることができる。
【0025】
したがって、従来のルーバの配置(図4)のまま、すなわち排気開口16が設置される領域内で、プレス型のみで開けられる開口Kの面積よりも大きい開口面積K+KKが得られ、放出騒音と通気量のバランス、すなわち騒音とクーリングのバランスを要望に応じて改善することができる。
【0026】
そして拡開部KKは、長方形状に形成された開口Kと並行に延びる長方形状に形成されているので、開口の大きさを確実に大きくすることができる。
【0027】
さらに、この通気開口TKとしての排気開口16に適用したルーバLVは、放出騒音と通気量のバランスにおいて、放出騒音の低減よりも開口を大きくして通気量を多くすることが望まれ、周囲に直接騒音が放出されない下方に開口した排気開口16に好適である。
【0028】
以上、本発明を実施例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、例えば下記のように、本発明の範囲内においてさまざまな変形あるいは修正ができるものである。
【0029】
実施例においては、拡開部KKを有したルーバLVは、通気開口TKとしての排気開口16に備えられているが、騒音の放出と冷却のための通気量とのバランスにおいて、好都合であれば吸気開口にあるいは他の通気開口に適用してもよい。
【0030】
実施例においては、拡開部KKは、開口Kと並行に同じ長さL延びる長方形状に形成されているが、必ずしも長方形でなくてもよく、また同じ長さでなく部分的に備えるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0031】
12:エンジンルーム
14:吸気開口
16:排気開口
18:底板
LV:ルーバ
H:羽板
K:開口
KK:拡開部
TK:通気開口
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンを収容したエンジンルームの通気開口に関する。
【背景技術】
【0002】
油圧ショベルのような建設機械のエンジンを収容したエンジンルームは、外気をルーム内に導入する吸気開口、熱せられた空気をルーム外に排出する排気開口のような、通気開口を備えている。
【0003】
通気開口の代表例は、図4を参照して説明すると、エンジンルームを形成する平鋼板をプレス型によって、長方形状の開口Kとその部分の平板を開口Kの縁から折り曲げ張り出させた羽板Hとに成形したルーバを複数個並列に間隔Pで備えている(例えば、特許文献1参照)。ルーバは、プレス型によって容易に成形することができ、切り落としがないので、経済的に通気開口を製作することができる。
【0004】
羽板Hは、空気の流れ方向の整流、開口Kを覆ってエンジンルーム内の騒音の外部への放出低減、また外部からエンジンルームへの異物の侵入防止などのために、平板の表面Fから所定の角度θで庇のように傾斜されている。ルーバの数は、通気開口である吸気開口や排気開口に要求される通気量および放出騒音の許容値などを考慮して決められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−248650号公報(第2図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したとおりの形態の従来のエンジンルームの通気開口には、ルーバの開口および羽板の大きさが、プレス型によって一元的に決められるのに関連して、次のような解決すべき課題がある。
【0007】
すなわち、ルーバは、エンジンルームの通気開口である吸気開口、排気開口など、種々の場所に備えられているが、開口の大きさおよび羽板の大きさがプレス型により一元的に決められるので、通気量を多くすることが望まれる場所、開口から外に放出される騒音と通気量のバランスにおいて通気量を多くすることが望まれる場所などにおいては、開口を大きくするためにルーバを大きく、すなわち高価なプレス型を新規に用意しなければならない。あるいはプレス型を変えないでルーバの数を増やさなければならない。しかしながら、ルーバの設置範囲が限られた場所ではルーバの数を増やすことができない。
【0008】
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、所定の間隔で設置された複数個のルーバによるエンジンルームの通気開口の、開口の大きさを、ルーバの数を増やすことなく、また配置を変えることなく、さらにはルーバのプレス型を新規に用意することなく、大きくすることである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によれば上記技術的課題を解決するエンジンルームの通気開口として、エンジンルームの内外を通気する通気開口が、平板に複数個並列に形成されたルーバを備え、該ルーバそれぞれが、平板の面から張出し成形によって斜めに立ち上げられた羽板と、この羽板の立ち上げによって平板に形成された開口と、この開口を平板部分において隣接するルーバの羽板側に拡げた拡開部とを備えている、ことを特徴とするエンジンルームの通気開口が提供される。
【0010】
好適には、該拡開部は、長方形状に形成された該開口と並行に延びる長方形状に形成されている。
【0011】
さらに、該ルーバは、エンジンルームの底板に形成された排気開口に備えられている。
【発明の効果】
【0012】
本発明に従って構成されたエンジンルームの通気開口は、ルーバが、開口を平板部分において拡げた拡開部を備えている。したがって、ルーバの数を増やすことなく、また配置を変えることなく、さらには既存のプレス型はそのままで、ルーバの開口を拡開部の分、大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に従って構成された、図2に示すエンジンルームの通気開口の(a)は部分拡大図、(b)は(a)の部分拡大断面図。
【図2】図3に示す油圧ショベルのエンジンルームの底板の平面図。
【図3】本発明に係るエンジンルームの通気開口を備えた油圧ショベルの側面図。
【図4】従来の通気開口の(a)は平面図、(b)は(a)の部分拡大断面図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明に従って構成されたエンジンルームの通気開口について、代表的な建設機械である油圧ショベルにおける好適実施形態を図示している添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
【0015】
図3を参照して油圧ショベルについて説明する。全体を番号2で示す油圧ショベルは、下部走行体4と、下部走行体4上に鉛直軸線5を中心に旋回自在に取り付けられた上部旋回体6を備え、上部旋回体6には運転室8、バケットを有した多関節の作業腕装置10、およびエンジンを収容したエンジンルーム12が備えられている。
【0016】
エンジンルーム12は、主として鋼板を成形した部材によって形成され、エンジンルーム12の内外を通気する通気開口である吸気開口14が側面に、排気開口16が底面の底板18に備えられている。エンジンによって駆動されるファンによって外気が、吸気開口14を通してエンジンルーム12内に吸引され、エンジン冷却水のラジエータを通され、エンジンの周辺を通されて排気開口16から排出される。
【0017】
本発明に従って構成されたエンジンルームの通気開口は、放出騒音と通気量のバランスにおいて、放出騒音の低減よりも開口を大きくして通気量を多くすることが望まれる、また設置範囲が限られている、上述のエンジンルーム12の底面の排気開口16に適用されている。
【0018】
図2を参照して説明する。通気開口TKとしての排気開口16は、エンジンルーム12の底面に着脱自在に取り付けられた、平鋼板製の底板18に形成された複数個のルーバLV(実施例は5個並列、7個並列の2組計12個)を備えている。
【0019】
図2とともに図1を参照して説明する。排気開口16のルーバLVそれぞれは、平板の表面Fから張出し成形によって斜めに所定の角度θ(実施例は45°)で立ち上げられた羽板Hと、羽板Hの立ち上げによって平板に形成された開口Kと、形成された開口Kを開口Kに隣接するルーバLVの羽板Hの側に平板の部分において拡げた拡開部KKを備えている。
【0020】
開口Kは、長さL幅Wの長方形状に形成され、拡開部KKは開口Kと平行に延びた長さL幅Vの長方形状に形成されている。ルーバLVそれぞれは並列にピッチPの間隔で備えられている。
【0021】
開口Kおよび羽板H、そしてピッチPは、プレス成形加工のルーバリングと呼ばれる張出し成形によって、既存のプレス型(図4)を用いて形成されている。拡開部KKは、開口Kおよび羽板Hを形成する前あるいは後に、レーザ加工によって形成されている。
【0022】
底板18は、複数の取付穴20を備え、エンジンルーム12の底面にボルトによって取り付けられている。ルーバLVの羽板Hの張り出した側は、エンジンルーム12の内側に位置付けられている。
【0023】
上述したとおりのエンジンルームの通気開口TKとしての排気開口16の作用効果について、主として図1を参照して説明する。
【0024】
通気開口TKとしての排気開口16は、ルーバLVが、開口Kを平板部分において拡げた拡開部KKを備えている。したがって、ルーバLVの数を増やすことなく、また複数個のルーバLVの配置を変えることなく、さらにルーバLVの、開口Kおよび羽板Hを形成する既存のプレス型を用いて、ルーバLVの開口Kを拡開部KKの分、大きくすることができる。
【0025】
したがって、従来のルーバの配置(図4)のまま、すなわち排気開口16が設置される領域内で、プレス型のみで開けられる開口Kの面積よりも大きい開口面積K+KKが得られ、放出騒音と通気量のバランス、すなわち騒音とクーリングのバランスを要望に応じて改善することができる。
【0026】
そして拡開部KKは、長方形状に形成された開口Kと並行に延びる長方形状に形成されているので、開口の大きさを確実に大きくすることができる。
【0027】
さらに、この通気開口TKとしての排気開口16に適用したルーバLVは、放出騒音と通気量のバランスにおいて、放出騒音の低減よりも開口を大きくして通気量を多くすることが望まれ、周囲に直接騒音が放出されない下方に開口した排気開口16に好適である。
【0028】
以上、本発明を実施例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、例えば下記のように、本発明の範囲内においてさまざまな変形あるいは修正ができるものである。
【0029】
実施例においては、拡開部KKを有したルーバLVは、通気開口TKとしての排気開口16に備えられているが、騒音の放出と冷却のための通気量とのバランスにおいて、好都合であれば吸気開口にあるいは他の通気開口に適用してもよい。
【0030】
実施例においては、拡開部KKは、開口Kと並行に同じ長さL延びる長方形状に形成されているが、必ずしも長方形でなくてもよく、また同じ長さでなく部分的に備えるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0031】
12:エンジンルーム
14:吸気開口
16:排気開口
18:底板
LV:ルーバ
H:羽板
K:開口
KK:拡開部
TK:通気開口
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンルームの内外を通気する通気開口が、平板に複数個並列に形成されたルーバを備え、
該ルーバそれぞれが、
平板の面から張出し成形によって斜めに立ち上げられた羽板と、
この羽板の立ち上げによって平板に形成された開口と、
この開口を平板部分において隣接するルーバの羽板側に拡げた拡開部とを備えている、
ことを特徴とするエンジンルームの通気開口。
【請求項2】
該拡開部は、長方形状に形成された該開口と並行に延びる長方形状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載のエンジンルームの通気開口。
【請求項3】
該ルーバは、エンジンルームの底板に形成された排気開口に備えられている、
ことを特徴とする請求項1または2記載のエンジンルームの通気開口。
【請求項1】
エンジンルームの内外を通気する通気開口が、平板に複数個並列に形成されたルーバを備え、
該ルーバそれぞれが、
平板の面から張出し成形によって斜めに立ち上げられた羽板と、
この羽板の立ち上げによって平板に形成された開口と、
この開口を平板部分において隣接するルーバの羽板側に拡げた拡開部とを備えている、
ことを特徴とするエンジンルームの通気開口。
【請求項2】
該拡開部は、長方形状に形成された該開口と並行に延びる長方形状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載のエンジンルームの通気開口。
【請求項3】
該ルーバは、エンジンルームの底板に形成された排気開口に備えられている、
ことを特徴とする請求項1または2記載のエンジンルームの通気開口。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図2】
【図3】
【図4】
【公開番号】特開2011−183913(P2011−183913A)
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−50164(P2010−50164)
【出願日】平成22年3月8日(2010.3.8)
【出願人】(000190297)キャタピラージャパン株式会社 (1,189)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年3月8日(2010.3.8)
【出願人】(000190297)キャタピラージャパン株式会社 (1,189)
【Fターム(参考)】
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