オッズ情報抽出装置、及び、それを備えたオッズ画面配信システム
【課題】逆転オッズ情報を抽出するオッズ情報抽出装置、及び、それを備えたオッズ画面配信システムを提供する。
【解決手段】オッズ画面配信システム200は、オッズ情報抽出装置210と、オッズ情報抽出装置210から出力されたオッズデータと逆転オッズ情報とに基づいてオッズ画面を生成し、生成したオッズ画面を複数の表示装置103に配信するテレビ制御装置220とを含む。さらに、オッズ情報抽出装置210は、ホスト機器101からの複数の投票方法に関するオッズデータから異なる投票方法の投票内容間で当選確率に対してオッズが逆転する逆転現象に関する逆転オッズ情報を抽出する抽出部211と、ホスト機器101からのオッズデータと抽出部211により抽出された逆転オッズ情報とを記憶するデータ部212とを含む。
【解決手段】オッズ画面配信システム200は、オッズ情報抽出装置210と、オッズ情報抽出装置210から出力されたオッズデータと逆転オッズ情報とに基づいてオッズ画面を生成し、生成したオッズ画面を複数の表示装置103に配信するテレビ制御装置220とを含む。さらに、オッズ情報抽出装置210は、ホスト機器101からの複数の投票方法に関するオッズデータから異なる投票方法の投票内容間で当選確率に対してオッズが逆転する逆転現象に関する逆転オッズ情報を抽出する抽出部211と、ホスト機器101からのオッズデータと抽出部211により抽出された逆転オッズ情報とを記憶するデータ部212とを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、競馬、競艇、競輪、オートなどのレースのオッズ情報を処理するオッズ情報抽出装置、及び、それを備えたオッズ画面配信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
競馬、競艇、競輪、オートなどのレースでは、多様な投票方法が存在している。例えば、競馬であれば、単勝、馬連(馬番2連複)、枠連(枠番2連複)に加えて、複勝、ワイド、馬単(馬番2連単)、枠単(枠番2連単)、3連複(馬番3連複)、3連単(馬番3連単)、WIN5(馬番5重勝)などの投票方法が用意されている。
【0003】
競馬場や場外馬券場など投票券を販売する投票端末装置が設置されている場所には、一般に、レースのオッズ情報を表示する表示装置が複数配置されているが、上述したように多様な投票方法が存在しているため、これらの表示装置には、各投票方法でのオッズ情報が画面上に順番に表示されるのが通常である。この表示装置に順番に表示されるオッズ画面は、投票端末装置で投票券を購入する前に投票券の購入希望者により確認されて、投票券購入の参考とされる。
【0004】
ところで、オッズ情報の中には、異なる投票方法間で比較した場合に、明らかに当選確率に対してオッズが逆転しているものが存在することがある。
例えば、18頭立てのレースの場合であれば、枠連「7−8」への投票は、9通りの1着2着の組み合わせ(馬連「13−16」、「13−17」、「13−18」、「14−16」、「14−17」、「14−18」、「15−16」、「15−17」、「15−18」)に投票したのと同様である。このため、これらの9通りの組み合わせのそれぞれに対応する馬連のオッズに比べて、この枠連のオッズは低いのが通常である。しかしながら、これが逆転することがある。つまり、同じ対象への投票を含みながら、組み合わせの多い投票方法(例えば、枠連)の方が、より少ない組み合わせの投票方法(例えば、馬連)に比べて、オッズが高い場合があり、その結果、少ないリスクで多くのリターンを得られる可能性がある。
【0005】
このようなオッズの逆転現象に関する情報(以降、逆転オッズ情報と記す。)は、投票券の購入希望者にとって非常に有益で魅力的な情報である。逆転オッズ情報を投票券の購入希望者に通知する技術は、例えば、特許文献1、特許文献2で開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−052097号公報
【特許文献2】特開2001−052225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1または特許文献2に開示される技術は、逆転オッズ情報を投票端末装置の画面に表示する技術である。特許文献1または特許文献2に開示される技術では、投票券の購入希望者が投票端末装置を使用して実際に購入を希望した投票内容毎に、オッズの逆転現象が生じていないか否かの確認が行われる。つまり、実際にオッズの逆転現象が生じている投票内容について投票券を購入しようとした場合にのみ、逆転オッズ情報が投票端末装置の画面に表示される。
【0008】
このため、投票端末装置とは別に設置されている表示装置に表示されるオッズ画面を参照しながら投票内容について検討する際には、投票券の購入希望者は、逆転オッズ情報を得ることはできない。従って、逆転オッズ情報は、非常に有益で魅力的な情報であるにも関わらず、投票券の購入希望者が積極的に利用することは非常に困難である。
【0009】
以上のような実情を踏まえて、本発明では、逆転オッズ情報を抽出するオッズ情報抽出装置、及び、それを備えたオッズ画面配信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様は、複数の表示装置にオッズ画面を配信するオッズ画面配信装置にデータを出力するオッズ情報抽出装置であって、ホスト機器からの複数の投票方法に関するオッズデータから、異なる投票方法の投票内容間で当選確率に対してオッズが逆転する逆転現象に関する逆転オッズ情報を抽出する抽出部と、前記ホスト機器からの前記オッズデータと前記抽出部により抽出された前記逆転オッズ情報とを記憶するデータ部と、を含むオッズ情報抽出装置を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、逆転オッズ情報を抽出するオッズ情報抽出装置、及び、それを備えたオッズ画面配信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】従来技術に係るオッズ画面表示システムの構成を例示した図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るオッズ画面表示システムの構成を例示した図である。
【図3】オッズの逆転現象が生じる投票方法の組み合わせをマトリクス形式で例示した図である。
【図4】オッズの逆転現象が生じる投票方法の組み合わせをリスト形式で例示した図である。
【図5】出走頭数毎の馬番と枠番との関係を示した図である。
【図6】図2に例示するオッズ情報抽出装置の処理フローを例示したフローチャートである。
【図7】図2に例示するテレビ制御装置の処理フローを例示したフローチャートである。
【図8】図2に例示するオッズ画面配信システムにより配信されるオッズ画面の一例を示す図である。
【図9】図2に例示するオッズ画面配信システムにより配信されるオッズ画面の他の一例を示す図である。
【図10】図2に例示するオッズ画面配信システムにより配信されるオッズ画面のさらに他の一例を示す図である。
【図11】図2に例示するオッズ画面配信システムにより配信されるオッズ画面のさらに他の一例を示す図である。
【図12】図2に例示するホスト機器から受信するオッズデータの一例を示す図である。
【図13】図12に例示されるオッズ情報から図2に例示するオッズ画面配信システムにより抽出される逆転オッズ情報の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
まず、本発明の実施形態に係るオッズ画面表示システムついて説明する前に、図1を参照しながら、従来技術に係るオッズ画面表示システムについて説明する。図1は、従来技術に係るオッズ画面表示システムの構成を例示した図である。
【0014】
図1に例示されるオッズ画面表示システム100は、オッズデータを管理するホスト機器101と、オッズ画面を生成して配信するテレビ制御装置102と、オッズ画面を表示する複数の表示装置103を含んでいる。
【0015】
ホスト機器101は、投票券の売り上げデータに基づいて投票内容(例えば、馬連1−2、枠連1−1など)毎のオッズを算出しそれらをオッズデータ(例えば、新潟6R、「馬連1−2、オッズ:30.5倍」、「枠連1−1、オッズ:10.4倍」など)として管理する装置であり、自身が管理するオッズデータを定期的にテレビ制御装置102に送信する。テレビ制御装置102は、ホスト機器101から受信したオッズデータからオッズ画面を生成して、複数の表示装置103に配信する。
【0016】
これにより、投票券の購入希望者は、複数の表示装置103に表示されるオッズ画面を確認することで、各投票内容のオッズを知ることができる。
なお、従来技術に係るオッズ画面表示システム100のテレビ制御装置102で生成される画面としては、例えば、各投票方法(例えば、単勝)の投票内容毎(例えば、馬番1)のオッズを一覧で表示する画面(以降、オッズ一覧画面と記す。)、人気オッズを表示する画面、高配当オッズを表示する画面、及び、これらを組み合わせて表示する画面等がある。
【0017】
次に、図2を参照しながら、本発明の実施形態に係るオッズ画面表示システムついて説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るオッズ画面表示システムの構成を例示した図である。
【0018】
図2に例示されるオッズ画面表示システム300は、オッズデータを管理するホスト機器101と、オッズ画面を生成して配信するオッズ画面配信システム200と、オッズ画面を表示する複数の表示装置103を含んでいる。つまり、図2に例示されるオッズ画面表示システム300は、テレビ制御装置102の代わりに、オッズ画面配信システム200を含む点が、図1に例示されるオッズ画面表示システム100と異なっている。その他の点は、オッズ画面表示システム100と同様である。このため、同様の構成要素については、同一の符号付して説明を省略する。
【0019】
オッズ画面配信システム200は、図2に例示されるように、オッズ情報抽出装置210と、複数の表示装置103にオッズ画面を配信するオッズ画面配信装置であるテレビ制御装置220とを含んでいる。オッズ情報抽出装置210とテレビ制御装置220は、必ずしも別の装置として構成されている必要なく、一体として構成されてもよい。例えば、オッズ情報抽出装置210がテレビ制御装置220の一機能としてテレビ制御装置220に組み込まれても良い。
【0020】
オッズ情報抽出装置210は、ホスト機器101からの複数の投票方法に関するオッズデータから逆転オッズ情報を抽出する抽出部211と、ホスト機器101からのオッズデータと抽出部211により抽出された逆転オッズ情報とを記憶するデータ部212と、を含んでいる。また、データ部212には、図2に例示されるように、オッズデータと逆転オッズ情報に加えて、組み合わせデータも予め記憶されている。
【0021】
なお、逆転オッズ情報とは、異なる投票方法の投票内容間で当選確率に対してオッズが逆転する逆転現象に関する情報である。また、組み合わせデータとは、逆転現象が生じる異なる投票方法の投票内容の組み合わせに関するデータである。
【0022】
図3から図5を参照しながら、データ部212に予め記憶されている組み合わせデータについて、より詳細に説明する。図3及び図4は、オッズの逆転現象が生じる投票方法の組み合わせを例示した図である。図5は、出走頭数毎の馬番と枠番との関係を示した図である。
【0023】
図3及び図4に例示される10種類の投票方法について考慮した場合、オッズの逆転現象が生じる投票方法の組み合わせは、図3及び図4に示されるように、単勝−複勝、馬連−枠連、馬連−ワイド、枠単−枠連、馬単−枠単、馬単−枠連、馬単−馬連、3連単−3連複の8通り存在する。
【0024】
データ部212に記憶されている組み合わせデータは、これら8通りの投票方法の組み合わせのそれぞれに対して複数存在する。より具体的には、比較元の投票方法の投票内容と同数存在する。
【0025】
例えば、出走頭数が10頭の場合であれば、単勝−複勝の投票方法の組み合わせデータは、(単勝:複勝) = (1:1),(2:2),(3:3),(4:4),(5:5),(6:6),(7:7),(8:8),(9:9),(10:10)の10件である。従って、比較元の投票方法である単勝の投票内容の数と等しい数存在する。また、馬連−枠連の投票方法の組み合わせデータは、(馬連:枠連) = (1-2:1-2),(1-3:1-3),(1-4:1-4),(1-5:1-5),(1-6:1-6),(1-7:1-7),(1-8:1-7),(1-9:1-8),(1-10:1-8),(2-3:2-3),(2-4:2-4),(2-5:2-5),(2-6:2-6),(2-7:2-7),(2-8:2-7),(2-9:2-8),(2-10:2-8),…の45件である。従って、比較元の投票方法である馬連の投票内容の数と等しい数存在する。
【0026】
このように、組み合わせデータは投票方法の組み合わせ毎に複数存在するが、その内容については、出走頭数により予め決まっている。このため、出走頭数毎に必要な組み合わせデータを予め用意して、データ部212に記憶させることができる。
【0027】
オッズ画面配信システム200では、オッズ情報抽出装置210がホスト機器101からオッズデータを受信すると、抽出部211は、データ部212に記憶された組み合わせデータを参照して、オッズデータから逆転オッズ情報を抽出する。そして、データ部212は、抽出された逆転オッズ情報を記憶する。逆転オッズ情報は、レース会場、レース番号、対応するオッズデータの組み合わせ、それらの倍率差などからなる情報であり、例えば、新潟6R、「馬連3−4、オッズ:28.9」に対して「枠連3−4、オッズ:32.4」、倍率差3.5、といった内容である。
【0028】
その後、オッズ情報抽出装置210は、テレビ制御装置220にデータ部212に記憶されているオッズデータと逆転オッズ情報とを出力する。テレビ制御装置220は、オッズ情報抽出装置210から出力されたオッズデータと逆転オッズ情報とを受信すると、これらに基づいてオッズ画面を生成し、生成したオッズ画面を複数の表示装置103に配信する。
【0029】
これにより、投票券の購入希望者は、オッズ画面表示システム300でも、従来技術に係るオッズ画面表示システム100の場合と同様に、複数の表示装置103に表示されるオッズ画面を確認することで、各投票内容のオッズを知ることができる。
【0030】
なお、オッズ画面配信システム200で生成され配信される画面としては、従来のオッズ画面に加えて、従来のオッズ画面中に逆転オッズ情報を表示した画面や、主として逆転オッズ情報を表示する画面(以降、お得情報お知らせ画面と記す。)などがある。
【0031】
このため、本実施形態に係るオッズ画面表示システム300によれば、投票券の購入希望者は、複数の表示装置103に表示されるオッズ画面を確認することで、投票券を購入するために投票端末装置を使用する前に、逆転オッズ情報を知ることができる。このため、投票券の購入希望者は、逆転オッズ情報を利用して小さなリスクで大きなリターンが期待できる投票を行うことができる。また、本実施形態に係るオッズ画面表示システム300によれば、逆転オッズ情報により投票券の購入希望者の購買意欲が活性化されるため、投票券の販売業者は、投票券の販売を促進することができる。
【0032】
次に、図6及び図7を参照しながら、本実施形態に係るオッズ画面配信システム200に含まれるオッズ情報抽出装置210とテレビ制御装置220の処理について詳細に説明する。図6は、図2に例示するオッズ情報抽出装置210の処理フローを例示したフローチャートである。図7は、図2に例示するテレビ制御装置220の処理フローを例示したフローチャートである。
【0033】
まず、図6に例示されるオッズ情報抽出装置210の処理フローについて説明する。尚、本例は、枠連と馬連との間で生じる逆転オッズ情報のみを抽出する場合の一例として説明するため、他の単勝、複勝、ワイド、馬単、3連複、3連単等は省略する。
【0034】
オッズ情報抽出装置210の処理は、ホスト機器101からオッズデータを受信することにより開始される。図12に例示される新潟6Rのオッズデータを受信した場合を例に説明する。
【0035】
ステップS1では、データ部212が、ホスト機器101から受信したオッズデータを記憶する。図12に例示される新潟6Rの単勝・複勝オッズデータ、枠連オッズデータ、および馬連オッズデータが、データ部212に記憶される。
【0036】
ステップS2では、抽出部211が、予めデータ部212に記憶されている組み合わせデータを一件分読み出す。より詳細には、抽出部211は、ホスト機器101からのオッズデータが何馬出しのレースのオッズデータであるかを判断して、その出走頭数に対応する組み合わせデータを一件分読み出す。例えば、予めデータ部に記憶された10頭立ての組み合わせデータから一件分のデータ(馬連:枠連) = (6-9:6-8)を読み出す。
【0037】
ステップS3では、抽出部211は、ステップS2で読み出した組み合わせデータ((馬連:枠連) = (6-9:6-8))を参照して、データ部212に記憶されているオッズデータから比較すべきオッズデータの組み合わせ、即ち、比較元オッズデータ(例えば、図12の馬連6-9のオッズデータの5.6倍)と比較先オッズデータ(例えば、図12の枠連6-8のオッズデータの6.1倍)を特定して読み出す。
【0038】
ステップS4では、抽出部211は、ステップS3で特定され読み出されたオッズデータの組み合わせを比較する。
比較した結果、比較先オッズデータのオッズが比較元オッズデータのオッズよりも高い場合には、ステップS5で、抽出部211が比較したオッズデータを逆転オッズ情報として抽出し、データ部212がその逆転オッズ情報を記憶する。上述した馬連6-9と枠連6-8を比較した場合であれば、データ部212には、逆転オッズ情報として、新潟6R、「馬連3−4、オッズ:28.9」に対して「枠連3−4、オッズ:32.4」、倍率差3.5が記憶される。
【0039】
一方、比較結果、比較先オッズデータのオッズが比較元オッズデータのオッズ以下である場合には、ステップS5の処理はスキップされる。
ステップS6では、抽出部211は、データ部212から該当する出走頭数に関するすべての組み合わせデータを読み出したか否かを判断する。
【0040】
抽出部211がすべての組み合わせデータを読み出していないと判断した場合には、オッズ情報抽出装置210の制御はステップS2に戻り、抽出部211が次の一件分の組み合わせデータを読み出す。以降、すべての組み合わせデータが読み出されるまで、オッズ情報抽出装置210は、上述したステップS2からステップS6の処理が繰り返す。
【0041】
これに対して、抽出部211がすべての組み合わせデータを読み出し済みであると判断した場合には、オッズ情報抽出装置210の制御は、ステップS7に遷移する。
なお、図12に例示されるオッズデータを受信した場合であれば、すべての比較が完了した状態では、図13に例示される2つの逆転オッズ情報がデータ部212に記憶される。逆転オッズ情報データ1として、新潟6R、「馬連3−4、オッズ:28.9」に対して「枠連3−4、オッズ:32.4」、倍率差3.5。逆転オッズ情報データ2として、新潟6R、「馬連6−9、オッズ:5.6」に対して「枠連6−8、オッズ:6.1」、倍率差0.5。
【0042】
ステップS7では、抽出部211は、データ部212に逆転オッズ情報が記憶されているか否かを判断する。
抽出部211がデータ部212に逆転オッズ情報が記憶されていないと判断した場合には、オッズ情報抽出装置210の制御は、ステップS8に遷移する。ステップS8では、抽出部211が、データ部212からオッズデータを読み出してテレビ制御装置220に送信し、その後、オッズ情報抽出装置210の処理が終了する。
【0043】
抽出部211がデータ部212に逆転オッズ情報が記憶されていると判断した場合には、ステップS9では、抽出部211はデータ部212に複数の逆転オッズ情報が記憶されているか否かを判断する。
【0044】
抽出部211がデータ部212に複数の逆転オッズ情報は記憶されていないと判断した場合には、オッズ情報抽出装置210の制御は、ステップS10に遷移する。ステップS10では、抽出部211が、データ部212からオッズデータと逆転オッズ情報を読み出してテレビ制御装置220に送信し、その後、オッズ情報抽出装置210の処理が終了する。
【0045】
抽出部211がデータ部212に複数の逆転オッズ情報が記憶されていると判断した場合には、ステップS11で、抽出部211は、複数の逆転オッズ情報からランキング情報を生成する。具体的には、抽出部211は、データ部212から複数の逆転オッズ情報を読み出して、逆転オッズ情報に含まれる比較元と比較先のオッズの倍率差(比較先のオッズ―比較元のオッズ)を比較する。そして、そのオッズの倍率差の大きいものから順位付けした逆転オッズ情報をランキング情報として、データ部212に記憶させる。
【0046】
ステップS12では、抽出部211は、データ部212から逆転オッズ情報(ランキング情報を含む)とオッズデータとを読み出して、テレビ制御装置220に送信し、その後、オッズ情報抽出装置210の処理が終了する。
【0047】
以上のように、本実施形態に係るオッズ情報抽出装置210によれば、予めデータ部212に記憶された組み合わせデータを用いることにより、オッズデータから逆転オッズ情報を抽出することができる。このため、複数の表示装置にオッズ画面を配信するオッズ画面配信装置にオッズデータとともに逆転オッズ情報を出力することにより、投票券の購入希望者による逆転オッズ情報の積極的な利用を促すことができる。
【0048】
なお、図6では、説明を簡略化するために、図12に例示されるようなホスト機器101から1レース分のオッズデータを受信する場合を例に説明したが、ホスト機器101からのオッズデータの送信受信単位はレース単位に限られない。複数レース分のオッズデータが含まれてもよく、また、その複数のレース分のオッズデータは異なる会場で行われるレースのオッズデータを含んでもよい。その場合、各レースのオッズデータ毎に、そのレースの出走頭数に対応するすべての組み合わせデータを参照して逆転オッズ情報を抽出する。
【0049】
次に、図7に例示されるテレビ制御装置220の処理フローについて説明する。テレビ制御装置220の処理は、オッズ情報抽出装置210からデータを受信することにより開始される。
【0050】
ステップS13では、テレビ制御装置220は、オッズ情報抽出装置210からのデータを受信する。受信するデータには、図6に示されるように、逆転オッズ情報が含まれる場合と含まれない場合がある。このため、ステップS14では、テレビ制御装置220は、受信したデータ中に逆転オッズ情報が含まれているか否かを判断する。
【0051】
受信したデータに逆転オッズ情報が含まれていると判断した場合、ステップS15において、テレビ制御装置220は、オッズデータと逆転オッズ情報に基づいてオッズ画面を生成する。
【0052】
一方、受信したデータに逆転オッズ情報が含まれていないと判断した場合、ステップS16において、テレビ制御装置220は、オッズデータに基づいてオッズ画面を生成する。
【0053】
なお、ステップS15及びステップS16で生成されるオッズ画面は、少なくとも、複数の投票方法の各々に対応するオッズ画面を含んでいる。
ステップS17では、テレビ制御装置220は、ステップS15またはステップS16で生成されたオッズ画面を表示装置103に配信し、その後、テレビ制御装置220の処理が終了する。
【0054】
図8、図9、図10及び図11は、オッズ画面配信システム200により配信されるオッズ画面の例示した図であり、図7のステップS15において逆転オッズ情報を用いて生成されたオッズ画面の具体例を示している。
【0055】
図8は、逆転オッズ情報を表示するお得情報お知らせ画面を例示している。通常のオッズ一覧画面とは別の画面で逆転オッズ情報を表示することにより、投票方法の組み合わせの異なる逆転オッズ情報、例えば、図8に例示されるように、馬連−枠連、3連単−3連複の逆転オッズ情報を同一画面に表示することができる。また、逆転オッズ情報が比較的多数ある場合であってもすべての逆転オッズ情報を一覧で表示することができる。このため、投票券の購入希望者は、すべての逆転オッズ情報を一目で確認することが可能となる。また、逆転オッズ情報が専用画面で提供されることで投票券の購入希望者の注目が集まりやすくなる。このため、逆転オッズ情報の利用がより効果的に促されることが期待できる。
【0056】
図9は、逆転オッズ情報を表示するお得情報お知らせ画面の他の例を示している。図9に例示されるお得情報お知らせ画面は、当選確率に対してオッズが逆転している異なる投票方法の投票内容の組み合わせに加えて、その組み合わせ間のオッズの倍率差を表示する画面である。逆転オッズ情報が、比較元のオッズと比較先のオッズの倍率差により順位付けされたランキング情報として提供されている点が、図8に例示されるお得情報お知らせ画面と異なっている。図9に例示されるお得情報お知らせ画面によっても、図8に例示されるお得情報お知らせ画面と同様の効果を得ることができる。また、図8に例示されるお得情報お知らせ画面と比べると、ランキング情報として提供することで、逆転情報のオッズの倍率差の高い投票内容を容易に確認することが可能となり、投票券の購入希望者の購買意欲をさらに刺激することができる。
【0057】
図10は、オッズ一覧画面中にオッズ逆転情報を表示した画面を例示している。図10に例示されるように、オッズの逆転現象が生じている投票内容にお得情報マーク(図10では星印)を付すことにより、オッズ一覧画面中で逆転オッズ情報を容易に確認することができる。また、一覧画面の下方にテロップ表示領域を設けて、各逆転オッズ情報の詳細(例えば、オッズの倍率差など)を順番にまたは一覧で表示することで、限られたスペースで詳細な逆転オッズ情報を提供することができる。
【0058】
図11は、オッズ一覧画面中にオッズ逆転情報を表示した画面の他の例を示している。図10に例示される画面が比較先(つまり、本来的にオッズが低い方)の投票方法のオッズ一覧画面にオッズ逆転情報を表示した画面であるのに対して、図11に例示される画面は、比較元(つまり、本来的にオッズが高い方)の投票方法のオッズ一覧画面にオッズ逆転情報を表示した画面であるという点で、図10に例示される画面とは異なっている。従って、図11に例示される画面でもオッズの逆転現象が生じている投票内容にマーク(図11では▼)を付しているが、このマークはお得でない投票内容を示している。図11に例示される画面によっても、図10に例示される画面と同様の効果が得られる。さらに、投票券の購入希望者は、相対的によりお得な投票の存在を知ることができるため、相対的に損な投票を回避することができる。
【0059】
以上のように、本実施形態に係るオッズ情報抽出装置210とテレビ制御装置220を含むオッズ画面配信システム200によれば、ホスト機器101からのオッズデータに逆転オッズ情報が含まれている場合には、その逆転オッズ情報を利用して生成されたオッズ画面を配信することができる。これにより、投票券の購入希望者は、複数の表示装置103に表示されるオッズ画面を確認することで、投票券を購入するために投票端末装置を使用する前に逆転オッズ情報を知ることができる。このため、投票券の購入希望者は、逆転オッズ情報を利用して小さなリスクで大きなリターンが期待できる投票を行うことができる。また、本実施形態に係るオッズ画面配信システム200によれば、逆転オッズ情報により投票券の購入希望者の購買意欲が活性化されるため、投票券の販売業者は、投票券の販売を促進することができる。また、オッズ画面配信システム200では、ホスト機器101からのオッズデータの受信をトリガーとしてオッズ画面の生成及び配信処理が実行される。このため、オッズ画面配信システム200は、ホスト機器101からのオッズデータの受信がある毎に、投票券の購入希望者に最新の逆転オッズ情報をリアルタイムで提供することができる。
【符号の説明】
【0060】
100、300 オッズ画面表示システム
101 ホスト機器
102、220 テレビ制御装置
103 表示装置
200 オッズ画面配信システム
210 オッズ情報抽出装置
211 抽出部
212 データ部
【技術分野】
【0001】
本発明は、競馬、競艇、競輪、オートなどのレースのオッズ情報を処理するオッズ情報抽出装置、及び、それを備えたオッズ画面配信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
競馬、競艇、競輪、オートなどのレースでは、多様な投票方法が存在している。例えば、競馬であれば、単勝、馬連(馬番2連複)、枠連(枠番2連複)に加えて、複勝、ワイド、馬単(馬番2連単)、枠単(枠番2連単)、3連複(馬番3連複)、3連単(馬番3連単)、WIN5(馬番5重勝)などの投票方法が用意されている。
【0003】
競馬場や場外馬券場など投票券を販売する投票端末装置が設置されている場所には、一般に、レースのオッズ情報を表示する表示装置が複数配置されているが、上述したように多様な投票方法が存在しているため、これらの表示装置には、各投票方法でのオッズ情報が画面上に順番に表示されるのが通常である。この表示装置に順番に表示されるオッズ画面は、投票端末装置で投票券を購入する前に投票券の購入希望者により確認されて、投票券購入の参考とされる。
【0004】
ところで、オッズ情報の中には、異なる投票方法間で比較した場合に、明らかに当選確率に対してオッズが逆転しているものが存在することがある。
例えば、18頭立てのレースの場合であれば、枠連「7−8」への投票は、9通りの1着2着の組み合わせ(馬連「13−16」、「13−17」、「13−18」、「14−16」、「14−17」、「14−18」、「15−16」、「15−17」、「15−18」)に投票したのと同様である。このため、これらの9通りの組み合わせのそれぞれに対応する馬連のオッズに比べて、この枠連のオッズは低いのが通常である。しかしながら、これが逆転することがある。つまり、同じ対象への投票を含みながら、組み合わせの多い投票方法(例えば、枠連)の方が、より少ない組み合わせの投票方法(例えば、馬連)に比べて、オッズが高い場合があり、その結果、少ないリスクで多くのリターンを得られる可能性がある。
【0005】
このようなオッズの逆転現象に関する情報(以降、逆転オッズ情報と記す。)は、投票券の購入希望者にとって非常に有益で魅力的な情報である。逆転オッズ情報を投票券の購入希望者に通知する技術は、例えば、特許文献1、特許文献2で開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−052097号公報
【特許文献2】特開2001−052225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1または特許文献2に開示される技術は、逆転オッズ情報を投票端末装置の画面に表示する技術である。特許文献1または特許文献2に開示される技術では、投票券の購入希望者が投票端末装置を使用して実際に購入を希望した投票内容毎に、オッズの逆転現象が生じていないか否かの確認が行われる。つまり、実際にオッズの逆転現象が生じている投票内容について投票券を購入しようとした場合にのみ、逆転オッズ情報が投票端末装置の画面に表示される。
【0008】
このため、投票端末装置とは別に設置されている表示装置に表示されるオッズ画面を参照しながら投票内容について検討する際には、投票券の購入希望者は、逆転オッズ情報を得ることはできない。従って、逆転オッズ情報は、非常に有益で魅力的な情報であるにも関わらず、投票券の購入希望者が積極的に利用することは非常に困難である。
【0009】
以上のような実情を踏まえて、本発明では、逆転オッズ情報を抽出するオッズ情報抽出装置、及び、それを備えたオッズ画面配信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様は、複数の表示装置にオッズ画面を配信するオッズ画面配信装置にデータを出力するオッズ情報抽出装置であって、ホスト機器からの複数の投票方法に関するオッズデータから、異なる投票方法の投票内容間で当選確率に対してオッズが逆転する逆転現象に関する逆転オッズ情報を抽出する抽出部と、前記ホスト機器からの前記オッズデータと前記抽出部により抽出された前記逆転オッズ情報とを記憶するデータ部と、を含むオッズ情報抽出装置を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、逆転オッズ情報を抽出するオッズ情報抽出装置、及び、それを備えたオッズ画面配信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】従来技術に係るオッズ画面表示システムの構成を例示した図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るオッズ画面表示システムの構成を例示した図である。
【図3】オッズの逆転現象が生じる投票方法の組み合わせをマトリクス形式で例示した図である。
【図4】オッズの逆転現象が生じる投票方法の組み合わせをリスト形式で例示した図である。
【図5】出走頭数毎の馬番と枠番との関係を示した図である。
【図6】図2に例示するオッズ情報抽出装置の処理フローを例示したフローチャートである。
【図7】図2に例示するテレビ制御装置の処理フローを例示したフローチャートである。
【図8】図2に例示するオッズ画面配信システムにより配信されるオッズ画面の一例を示す図である。
【図9】図2に例示するオッズ画面配信システムにより配信されるオッズ画面の他の一例を示す図である。
【図10】図2に例示するオッズ画面配信システムにより配信されるオッズ画面のさらに他の一例を示す図である。
【図11】図2に例示するオッズ画面配信システムにより配信されるオッズ画面のさらに他の一例を示す図である。
【図12】図2に例示するホスト機器から受信するオッズデータの一例を示す図である。
【図13】図12に例示されるオッズ情報から図2に例示するオッズ画面配信システムにより抽出される逆転オッズ情報の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
まず、本発明の実施形態に係るオッズ画面表示システムついて説明する前に、図1を参照しながら、従来技術に係るオッズ画面表示システムについて説明する。図1は、従来技術に係るオッズ画面表示システムの構成を例示した図である。
【0014】
図1に例示されるオッズ画面表示システム100は、オッズデータを管理するホスト機器101と、オッズ画面を生成して配信するテレビ制御装置102と、オッズ画面を表示する複数の表示装置103を含んでいる。
【0015】
ホスト機器101は、投票券の売り上げデータに基づいて投票内容(例えば、馬連1−2、枠連1−1など)毎のオッズを算出しそれらをオッズデータ(例えば、新潟6R、「馬連1−2、オッズ:30.5倍」、「枠連1−1、オッズ:10.4倍」など)として管理する装置であり、自身が管理するオッズデータを定期的にテレビ制御装置102に送信する。テレビ制御装置102は、ホスト機器101から受信したオッズデータからオッズ画面を生成して、複数の表示装置103に配信する。
【0016】
これにより、投票券の購入希望者は、複数の表示装置103に表示されるオッズ画面を確認することで、各投票内容のオッズを知ることができる。
なお、従来技術に係るオッズ画面表示システム100のテレビ制御装置102で生成される画面としては、例えば、各投票方法(例えば、単勝)の投票内容毎(例えば、馬番1)のオッズを一覧で表示する画面(以降、オッズ一覧画面と記す。)、人気オッズを表示する画面、高配当オッズを表示する画面、及び、これらを組み合わせて表示する画面等がある。
【0017】
次に、図2を参照しながら、本発明の実施形態に係るオッズ画面表示システムついて説明する。図2は、本発明の一実施形態に係るオッズ画面表示システムの構成を例示した図である。
【0018】
図2に例示されるオッズ画面表示システム300は、オッズデータを管理するホスト機器101と、オッズ画面を生成して配信するオッズ画面配信システム200と、オッズ画面を表示する複数の表示装置103を含んでいる。つまり、図2に例示されるオッズ画面表示システム300は、テレビ制御装置102の代わりに、オッズ画面配信システム200を含む点が、図1に例示されるオッズ画面表示システム100と異なっている。その他の点は、オッズ画面表示システム100と同様である。このため、同様の構成要素については、同一の符号付して説明を省略する。
【0019】
オッズ画面配信システム200は、図2に例示されるように、オッズ情報抽出装置210と、複数の表示装置103にオッズ画面を配信するオッズ画面配信装置であるテレビ制御装置220とを含んでいる。オッズ情報抽出装置210とテレビ制御装置220は、必ずしも別の装置として構成されている必要なく、一体として構成されてもよい。例えば、オッズ情報抽出装置210がテレビ制御装置220の一機能としてテレビ制御装置220に組み込まれても良い。
【0020】
オッズ情報抽出装置210は、ホスト機器101からの複数の投票方法に関するオッズデータから逆転オッズ情報を抽出する抽出部211と、ホスト機器101からのオッズデータと抽出部211により抽出された逆転オッズ情報とを記憶するデータ部212と、を含んでいる。また、データ部212には、図2に例示されるように、オッズデータと逆転オッズ情報に加えて、組み合わせデータも予め記憶されている。
【0021】
なお、逆転オッズ情報とは、異なる投票方法の投票内容間で当選確率に対してオッズが逆転する逆転現象に関する情報である。また、組み合わせデータとは、逆転現象が生じる異なる投票方法の投票内容の組み合わせに関するデータである。
【0022】
図3から図5を参照しながら、データ部212に予め記憶されている組み合わせデータについて、より詳細に説明する。図3及び図4は、オッズの逆転現象が生じる投票方法の組み合わせを例示した図である。図5は、出走頭数毎の馬番と枠番との関係を示した図である。
【0023】
図3及び図4に例示される10種類の投票方法について考慮した場合、オッズの逆転現象が生じる投票方法の組み合わせは、図3及び図4に示されるように、単勝−複勝、馬連−枠連、馬連−ワイド、枠単−枠連、馬単−枠単、馬単−枠連、馬単−馬連、3連単−3連複の8通り存在する。
【0024】
データ部212に記憶されている組み合わせデータは、これら8通りの投票方法の組み合わせのそれぞれに対して複数存在する。より具体的には、比較元の投票方法の投票内容と同数存在する。
【0025】
例えば、出走頭数が10頭の場合であれば、単勝−複勝の投票方法の組み合わせデータは、(単勝:複勝) = (1:1),(2:2),(3:3),(4:4),(5:5),(6:6),(7:7),(8:8),(9:9),(10:10)の10件である。従って、比較元の投票方法である単勝の投票内容の数と等しい数存在する。また、馬連−枠連の投票方法の組み合わせデータは、(馬連:枠連) = (1-2:1-2),(1-3:1-3),(1-4:1-4),(1-5:1-5),(1-6:1-6),(1-7:1-7),(1-8:1-7),(1-9:1-8),(1-10:1-8),(2-3:2-3),(2-4:2-4),(2-5:2-5),(2-6:2-6),(2-7:2-7),(2-8:2-7),(2-9:2-8),(2-10:2-8),…の45件である。従って、比較元の投票方法である馬連の投票内容の数と等しい数存在する。
【0026】
このように、組み合わせデータは投票方法の組み合わせ毎に複数存在するが、その内容については、出走頭数により予め決まっている。このため、出走頭数毎に必要な組み合わせデータを予め用意して、データ部212に記憶させることができる。
【0027】
オッズ画面配信システム200では、オッズ情報抽出装置210がホスト機器101からオッズデータを受信すると、抽出部211は、データ部212に記憶された組み合わせデータを参照して、オッズデータから逆転オッズ情報を抽出する。そして、データ部212は、抽出された逆転オッズ情報を記憶する。逆転オッズ情報は、レース会場、レース番号、対応するオッズデータの組み合わせ、それらの倍率差などからなる情報であり、例えば、新潟6R、「馬連3−4、オッズ:28.9」に対して「枠連3−4、オッズ:32.4」、倍率差3.5、といった内容である。
【0028】
その後、オッズ情報抽出装置210は、テレビ制御装置220にデータ部212に記憶されているオッズデータと逆転オッズ情報とを出力する。テレビ制御装置220は、オッズ情報抽出装置210から出力されたオッズデータと逆転オッズ情報とを受信すると、これらに基づいてオッズ画面を生成し、生成したオッズ画面を複数の表示装置103に配信する。
【0029】
これにより、投票券の購入希望者は、オッズ画面表示システム300でも、従来技術に係るオッズ画面表示システム100の場合と同様に、複数の表示装置103に表示されるオッズ画面を確認することで、各投票内容のオッズを知ることができる。
【0030】
なお、オッズ画面配信システム200で生成され配信される画面としては、従来のオッズ画面に加えて、従来のオッズ画面中に逆転オッズ情報を表示した画面や、主として逆転オッズ情報を表示する画面(以降、お得情報お知らせ画面と記す。)などがある。
【0031】
このため、本実施形態に係るオッズ画面表示システム300によれば、投票券の購入希望者は、複数の表示装置103に表示されるオッズ画面を確認することで、投票券を購入するために投票端末装置を使用する前に、逆転オッズ情報を知ることができる。このため、投票券の購入希望者は、逆転オッズ情報を利用して小さなリスクで大きなリターンが期待できる投票を行うことができる。また、本実施形態に係るオッズ画面表示システム300によれば、逆転オッズ情報により投票券の購入希望者の購買意欲が活性化されるため、投票券の販売業者は、投票券の販売を促進することができる。
【0032】
次に、図6及び図7を参照しながら、本実施形態に係るオッズ画面配信システム200に含まれるオッズ情報抽出装置210とテレビ制御装置220の処理について詳細に説明する。図6は、図2に例示するオッズ情報抽出装置210の処理フローを例示したフローチャートである。図7は、図2に例示するテレビ制御装置220の処理フローを例示したフローチャートである。
【0033】
まず、図6に例示されるオッズ情報抽出装置210の処理フローについて説明する。尚、本例は、枠連と馬連との間で生じる逆転オッズ情報のみを抽出する場合の一例として説明するため、他の単勝、複勝、ワイド、馬単、3連複、3連単等は省略する。
【0034】
オッズ情報抽出装置210の処理は、ホスト機器101からオッズデータを受信することにより開始される。図12に例示される新潟6Rのオッズデータを受信した場合を例に説明する。
【0035】
ステップS1では、データ部212が、ホスト機器101から受信したオッズデータを記憶する。図12に例示される新潟6Rの単勝・複勝オッズデータ、枠連オッズデータ、および馬連オッズデータが、データ部212に記憶される。
【0036】
ステップS2では、抽出部211が、予めデータ部212に記憶されている組み合わせデータを一件分読み出す。より詳細には、抽出部211は、ホスト機器101からのオッズデータが何馬出しのレースのオッズデータであるかを判断して、その出走頭数に対応する組み合わせデータを一件分読み出す。例えば、予めデータ部に記憶された10頭立ての組み合わせデータから一件分のデータ(馬連:枠連) = (6-9:6-8)を読み出す。
【0037】
ステップS3では、抽出部211は、ステップS2で読み出した組み合わせデータ((馬連:枠連) = (6-9:6-8))を参照して、データ部212に記憶されているオッズデータから比較すべきオッズデータの組み合わせ、即ち、比較元オッズデータ(例えば、図12の馬連6-9のオッズデータの5.6倍)と比較先オッズデータ(例えば、図12の枠連6-8のオッズデータの6.1倍)を特定して読み出す。
【0038】
ステップS4では、抽出部211は、ステップS3で特定され読み出されたオッズデータの組み合わせを比較する。
比較した結果、比較先オッズデータのオッズが比較元オッズデータのオッズよりも高い場合には、ステップS5で、抽出部211が比較したオッズデータを逆転オッズ情報として抽出し、データ部212がその逆転オッズ情報を記憶する。上述した馬連6-9と枠連6-8を比較した場合であれば、データ部212には、逆転オッズ情報として、新潟6R、「馬連3−4、オッズ:28.9」に対して「枠連3−4、オッズ:32.4」、倍率差3.5が記憶される。
【0039】
一方、比較結果、比較先オッズデータのオッズが比較元オッズデータのオッズ以下である場合には、ステップS5の処理はスキップされる。
ステップS6では、抽出部211は、データ部212から該当する出走頭数に関するすべての組み合わせデータを読み出したか否かを判断する。
【0040】
抽出部211がすべての組み合わせデータを読み出していないと判断した場合には、オッズ情報抽出装置210の制御はステップS2に戻り、抽出部211が次の一件分の組み合わせデータを読み出す。以降、すべての組み合わせデータが読み出されるまで、オッズ情報抽出装置210は、上述したステップS2からステップS6の処理が繰り返す。
【0041】
これに対して、抽出部211がすべての組み合わせデータを読み出し済みであると判断した場合には、オッズ情報抽出装置210の制御は、ステップS7に遷移する。
なお、図12に例示されるオッズデータを受信した場合であれば、すべての比較が完了した状態では、図13に例示される2つの逆転オッズ情報がデータ部212に記憶される。逆転オッズ情報データ1として、新潟6R、「馬連3−4、オッズ:28.9」に対して「枠連3−4、オッズ:32.4」、倍率差3.5。逆転オッズ情報データ2として、新潟6R、「馬連6−9、オッズ:5.6」に対して「枠連6−8、オッズ:6.1」、倍率差0.5。
【0042】
ステップS7では、抽出部211は、データ部212に逆転オッズ情報が記憶されているか否かを判断する。
抽出部211がデータ部212に逆転オッズ情報が記憶されていないと判断した場合には、オッズ情報抽出装置210の制御は、ステップS8に遷移する。ステップS8では、抽出部211が、データ部212からオッズデータを読み出してテレビ制御装置220に送信し、その後、オッズ情報抽出装置210の処理が終了する。
【0043】
抽出部211がデータ部212に逆転オッズ情報が記憶されていると判断した場合には、ステップS9では、抽出部211はデータ部212に複数の逆転オッズ情報が記憶されているか否かを判断する。
【0044】
抽出部211がデータ部212に複数の逆転オッズ情報は記憶されていないと判断した場合には、オッズ情報抽出装置210の制御は、ステップS10に遷移する。ステップS10では、抽出部211が、データ部212からオッズデータと逆転オッズ情報を読み出してテレビ制御装置220に送信し、その後、オッズ情報抽出装置210の処理が終了する。
【0045】
抽出部211がデータ部212に複数の逆転オッズ情報が記憶されていると判断した場合には、ステップS11で、抽出部211は、複数の逆転オッズ情報からランキング情報を生成する。具体的には、抽出部211は、データ部212から複数の逆転オッズ情報を読み出して、逆転オッズ情報に含まれる比較元と比較先のオッズの倍率差(比較先のオッズ―比較元のオッズ)を比較する。そして、そのオッズの倍率差の大きいものから順位付けした逆転オッズ情報をランキング情報として、データ部212に記憶させる。
【0046】
ステップS12では、抽出部211は、データ部212から逆転オッズ情報(ランキング情報を含む)とオッズデータとを読み出して、テレビ制御装置220に送信し、その後、オッズ情報抽出装置210の処理が終了する。
【0047】
以上のように、本実施形態に係るオッズ情報抽出装置210によれば、予めデータ部212に記憶された組み合わせデータを用いることにより、オッズデータから逆転オッズ情報を抽出することができる。このため、複数の表示装置にオッズ画面を配信するオッズ画面配信装置にオッズデータとともに逆転オッズ情報を出力することにより、投票券の購入希望者による逆転オッズ情報の積極的な利用を促すことができる。
【0048】
なお、図6では、説明を簡略化するために、図12に例示されるようなホスト機器101から1レース分のオッズデータを受信する場合を例に説明したが、ホスト機器101からのオッズデータの送信受信単位はレース単位に限られない。複数レース分のオッズデータが含まれてもよく、また、その複数のレース分のオッズデータは異なる会場で行われるレースのオッズデータを含んでもよい。その場合、各レースのオッズデータ毎に、そのレースの出走頭数に対応するすべての組み合わせデータを参照して逆転オッズ情報を抽出する。
【0049】
次に、図7に例示されるテレビ制御装置220の処理フローについて説明する。テレビ制御装置220の処理は、オッズ情報抽出装置210からデータを受信することにより開始される。
【0050】
ステップS13では、テレビ制御装置220は、オッズ情報抽出装置210からのデータを受信する。受信するデータには、図6に示されるように、逆転オッズ情報が含まれる場合と含まれない場合がある。このため、ステップS14では、テレビ制御装置220は、受信したデータ中に逆転オッズ情報が含まれているか否かを判断する。
【0051】
受信したデータに逆転オッズ情報が含まれていると判断した場合、ステップS15において、テレビ制御装置220は、オッズデータと逆転オッズ情報に基づいてオッズ画面を生成する。
【0052】
一方、受信したデータに逆転オッズ情報が含まれていないと判断した場合、ステップS16において、テレビ制御装置220は、オッズデータに基づいてオッズ画面を生成する。
【0053】
なお、ステップS15及びステップS16で生成されるオッズ画面は、少なくとも、複数の投票方法の各々に対応するオッズ画面を含んでいる。
ステップS17では、テレビ制御装置220は、ステップS15またはステップS16で生成されたオッズ画面を表示装置103に配信し、その後、テレビ制御装置220の処理が終了する。
【0054】
図8、図9、図10及び図11は、オッズ画面配信システム200により配信されるオッズ画面の例示した図であり、図7のステップS15において逆転オッズ情報を用いて生成されたオッズ画面の具体例を示している。
【0055】
図8は、逆転オッズ情報を表示するお得情報お知らせ画面を例示している。通常のオッズ一覧画面とは別の画面で逆転オッズ情報を表示することにより、投票方法の組み合わせの異なる逆転オッズ情報、例えば、図8に例示されるように、馬連−枠連、3連単−3連複の逆転オッズ情報を同一画面に表示することができる。また、逆転オッズ情報が比較的多数ある場合であってもすべての逆転オッズ情報を一覧で表示することができる。このため、投票券の購入希望者は、すべての逆転オッズ情報を一目で確認することが可能となる。また、逆転オッズ情報が専用画面で提供されることで投票券の購入希望者の注目が集まりやすくなる。このため、逆転オッズ情報の利用がより効果的に促されることが期待できる。
【0056】
図9は、逆転オッズ情報を表示するお得情報お知らせ画面の他の例を示している。図9に例示されるお得情報お知らせ画面は、当選確率に対してオッズが逆転している異なる投票方法の投票内容の組み合わせに加えて、その組み合わせ間のオッズの倍率差を表示する画面である。逆転オッズ情報が、比較元のオッズと比較先のオッズの倍率差により順位付けされたランキング情報として提供されている点が、図8に例示されるお得情報お知らせ画面と異なっている。図9に例示されるお得情報お知らせ画面によっても、図8に例示されるお得情報お知らせ画面と同様の効果を得ることができる。また、図8に例示されるお得情報お知らせ画面と比べると、ランキング情報として提供することで、逆転情報のオッズの倍率差の高い投票内容を容易に確認することが可能となり、投票券の購入希望者の購買意欲をさらに刺激することができる。
【0057】
図10は、オッズ一覧画面中にオッズ逆転情報を表示した画面を例示している。図10に例示されるように、オッズの逆転現象が生じている投票内容にお得情報マーク(図10では星印)を付すことにより、オッズ一覧画面中で逆転オッズ情報を容易に確認することができる。また、一覧画面の下方にテロップ表示領域を設けて、各逆転オッズ情報の詳細(例えば、オッズの倍率差など)を順番にまたは一覧で表示することで、限られたスペースで詳細な逆転オッズ情報を提供することができる。
【0058】
図11は、オッズ一覧画面中にオッズ逆転情報を表示した画面の他の例を示している。図10に例示される画面が比較先(つまり、本来的にオッズが低い方)の投票方法のオッズ一覧画面にオッズ逆転情報を表示した画面であるのに対して、図11に例示される画面は、比較元(つまり、本来的にオッズが高い方)の投票方法のオッズ一覧画面にオッズ逆転情報を表示した画面であるという点で、図10に例示される画面とは異なっている。従って、図11に例示される画面でもオッズの逆転現象が生じている投票内容にマーク(図11では▼)を付しているが、このマークはお得でない投票内容を示している。図11に例示される画面によっても、図10に例示される画面と同様の効果が得られる。さらに、投票券の購入希望者は、相対的によりお得な投票の存在を知ることができるため、相対的に損な投票を回避することができる。
【0059】
以上のように、本実施形態に係るオッズ情報抽出装置210とテレビ制御装置220を含むオッズ画面配信システム200によれば、ホスト機器101からのオッズデータに逆転オッズ情報が含まれている場合には、その逆転オッズ情報を利用して生成されたオッズ画面を配信することができる。これにより、投票券の購入希望者は、複数の表示装置103に表示されるオッズ画面を確認することで、投票券を購入するために投票端末装置を使用する前に逆転オッズ情報を知ることができる。このため、投票券の購入希望者は、逆転オッズ情報を利用して小さなリスクで大きなリターンが期待できる投票を行うことができる。また、本実施形態に係るオッズ画面配信システム200によれば、逆転オッズ情報により投票券の購入希望者の購買意欲が活性化されるため、投票券の販売業者は、投票券の販売を促進することができる。また、オッズ画面配信システム200では、ホスト機器101からのオッズデータの受信をトリガーとしてオッズ画面の生成及び配信処理が実行される。このため、オッズ画面配信システム200は、ホスト機器101からのオッズデータの受信がある毎に、投票券の購入希望者に最新の逆転オッズ情報をリアルタイムで提供することができる。
【符号の説明】
【0060】
100、300 オッズ画面表示システム
101 ホスト機器
102、220 テレビ制御装置
103 表示装置
200 オッズ画面配信システム
210 オッズ情報抽出装置
211 抽出部
212 データ部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の表示装置にオッズ画面を配信するオッズ画面配信装置にデータを出力するオッズ情報抽出装置であって、
ホスト機器からの複数の投票方法に関するオッズデータから、異なる投票方法の投票内容間で当選確率に対してオッズが逆転する逆転現象に関する逆転オッズ情報を抽出する抽出部と、
前記ホスト機器からの前記オッズデータと前記抽出部により抽出された前記逆転オッズ情報とを記憶するデータ部と、を含む
ことを特徴とするオッズ情報抽出装置。
【請求項2】
請求項1に記載のオッズ情報抽出装置において、
前記データ部は、前記逆転現象が生じる異なる投票方法の投票内容の組み合わせに関するデータである組み合わせデータを予め記憶している
ことを特徴とするオッズ情報抽出装置。
【請求項3】
請求項2に記載のオッズ情報抽出装置において、
前記抽出部は、
前記データ部に記憶されている前記組み合わせデータを参照して、前記オッズデータから比較すべきオッズデータの組み合わせを特定し、
前記特定されたオッズデータの組み合わせを比較して、前記逆転オッズ情報を抽出する
ことを特徴とするオッズ情報抽出装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のオッズ情報抽出装置と、
前記オッズ情報抽出装置から出力された前記オッズデータと前記逆転オッズ情報とに基づいて前記オッズ画面を生成し、生成した前記オッズ画面を前記複数の表示装置に配信するオッズ画面配信装置と、を含む
ことを特徴とするオッズ画面配信システム。
【請求項5】
請求項4に記載のオッズ画面配信システムにおいて、
前記オッズ画面配信装置により生成されて配信される前記オッズ画面は、前記逆転オッズ情報を表示するお得情報お知らせ画面を含む
ことを特徴とするオッズ画面配信システム。
【請求項6】
請求項5に記載のオッズ画面配信システムにおいて、
前記お得情報お知らせ画面は、当選確率に対してオッズが逆転している異なる投票方法の投票内容の組み合わせと前記組み合わせ間のオッズの倍率差とを表示する画面である
ことを特徴とするオッズ画面配信システム。
【請求項7】
請求項4に記載のオッズ画面配信システムにおいて、
前記オッズ画面配信装置により生成されて配信される前記オッズ画面は、前記複数の投票方法の各々に対応するオッズ画面を含み、
前記投票方法に対応するオッズ画面は、前記投票方法による投票内容のオッズの一覧と前記逆転オッズ情報とを表示する画面である
ことを特徴とするオッズ画面配信システム。
【請求項1】
複数の表示装置にオッズ画面を配信するオッズ画面配信装置にデータを出力するオッズ情報抽出装置であって、
ホスト機器からの複数の投票方法に関するオッズデータから、異なる投票方法の投票内容間で当選確率に対してオッズが逆転する逆転現象に関する逆転オッズ情報を抽出する抽出部と、
前記ホスト機器からの前記オッズデータと前記抽出部により抽出された前記逆転オッズ情報とを記憶するデータ部と、を含む
ことを特徴とするオッズ情報抽出装置。
【請求項2】
請求項1に記載のオッズ情報抽出装置において、
前記データ部は、前記逆転現象が生じる異なる投票方法の投票内容の組み合わせに関するデータである組み合わせデータを予め記憶している
ことを特徴とするオッズ情報抽出装置。
【請求項3】
請求項2に記載のオッズ情報抽出装置において、
前記抽出部は、
前記データ部に記憶されている前記組み合わせデータを参照して、前記オッズデータから比較すべきオッズデータの組み合わせを特定し、
前記特定されたオッズデータの組み合わせを比較して、前記逆転オッズ情報を抽出する
ことを特徴とするオッズ情報抽出装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のオッズ情報抽出装置と、
前記オッズ情報抽出装置から出力された前記オッズデータと前記逆転オッズ情報とに基づいて前記オッズ画面を生成し、生成した前記オッズ画面を前記複数の表示装置に配信するオッズ画面配信装置と、を含む
ことを特徴とするオッズ画面配信システム。
【請求項5】
請求項4に記載のオッズ画面配信システムにおいて、
前記オッズ画面配信装置により生成されて配信される前記オッズ画面は、前記逆転オッズ情報を表示するお得情報お知らせ画面を含む
ことを特徴とするオッズ画面配信システム。
【請求項6】
請求項5に記載のオッズ画面配信システムにおいて、
前記お得情報お知らせ画面は、当選確率に対してオッズが逆転している異なる投票方法の投票内容の組み合わせと前記組み合わせ間のオッズの倍率差とを表示する画面である
ことを特徴とするオッズ画面配信システム。
【請求項7】
請求項4に記載のオッズ画面配信システムにおいて、
前記オッズ画面配信装置により生成されて配信される前記オッズ画面は、前記複数の投票方法の各々に対応するオッズ画面を含み、
前記投票方法に対応するオッズ画面は、前記投票方法による投票内容のオッズの一覧と前記逆転オッズ情報とを表示する画面である
ことを特徴とするオッズ画面配信システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図13】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図13】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2013−47907(P2013−47907A)
【公開日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−186422(P2011−186422)
【出願日】平成23年8月29日(2011.8.29)
【出願人】(000237639)富士通フロンテック株式会社 (667)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年8月29日(2011.8.29)
【出願人】(000237639)富士通フロンテック株式会社 (667)
【Fターム(参考)】
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