説明

オレフィン−ジエン共重合体およびその製造方法

【課題】耐熱性に優れたオレフィン−ジエン共重合体およびその製造方法。
【解決手段】下記式(1)で表される単位とオレフィン単位とを含む共重合体の製造方法。


(ただし、上記式(1)において、Y1およびY2はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトリル基、アルデヒド基、アルキル基、アラルキル基、アリール基、シリル基、シロキシ基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基、アリールオキシ基、アシル基、アミノ基、アミド基、イミド基、チオール基、炭化水素チオ基、アラルキルチオ基、アリールチオ基、またはチオエステル基を表し、Y1とY2とは互いに結合して環を形成していてもよい。)


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下式(1)で表される単位とオレフィン単位とを含む共重合体:

式中、Y1およびY2はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトリル基、アルデヒド基、アルキル基、アラルキル基、アリール基、シリル基、シロキシ基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基、アリールオキシ基、アシル基、アミノ基、アミド基、イミド基、チオール基、炭化水素チオ基、アラルキルチオ基、アリールチオ基、またはチオエステル基を表し、Y1とY2とは互いに結合して環を形成していてもよい;A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、A9およびA10はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、シリル基、シロキシ基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、アミド基、イミド基、または炭化水素チオ基を表し、A3とA4とは、またはA5とA6とは、互いに結合して環を形成していてもよい;mは0または1を表し;nは1〜20の整数を表す。
【請求項2】
式(1)が、そのA7とA8とがトランス形である下式(2)である請求項1記載の共重合体:

【請求項3】
少なくとも下式(3)で表される化合物とオレフィンとを共重合させる工程を含む、下式(1)で表される単位とオレフィン単位とを含む共重合体の製造方法:



式中、Y1およびY2はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ニトリル基、アルデヒド基、アルキル基、アラルキル基、アリール基、シリル基、シロキシ基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基、アリールオキシ基、アシル基、アミノ基、アミド基、イミド基、チオール基、炭化水素チオ基、アラルキルチオ基、アリールチオ基、またはチオエステル基を表し、Y1とY2とは互いに結合して環を形成していてもよい;A1、A2、A3、A4、A5、A6、A7、A8、A9およびA10はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、シリル基、シロキシ基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、アミド基、イミド基、または炭化水素チオ基を表し;Zは−(CH2n-1−(CA910mHを表し;mは0または1を表し;nは1〜20の整数を表す。
【請求項4】
共重合が、遷移金属化合物と、有機アルミニウム化合物および/またはホウ素化合物との接触によって生成される重合触媒の存在下に行われる請求項3記載の共重合体の製造方法。
【請求項5】
遷移金属化合物が、下式[I]で表される化合物である請求項4記載の共重合体の製造方法:

式中、M2は元素の周期表第10族の遷移金属原子を表し;R3およびR4はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、シリル基、シロキシ基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基またはアリールオキシ基を表し;R5およびR6はそれぞれ独立に、炭素原子数1〜30の炭化水素基を表し;R7およびR8はそれぞれ独立に、水素原子または炭素原子数1〜20の炭化水素基を表し、R7とR8とは互いに結合して環を形成していてもよい。
【請求項6】
遷移金属化合物が、下式[II]で表される化合物である請求項4記載の共重合体の製造方法:

上中、M2は元素の周期表第10族の遷移金属原子を表し、R3およびR4はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、シリル基、シロキシ基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基またはアリールオキシ基を表し;R7およびR8はそれぞれ独立に、水素原子または炭素原子数1〜20の炭化水素基を表し、R7とR8とは互いに結合して環を形成していてもよい;R9およびR10はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、シリル基、シロキシ基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基、アミノ基、アミド基、イミド基または炭化水素チオ基を表し;R11およびR12はそれぞれ独立に、炭素原子数7〜20のアリール基を表し;R13およびR14はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、シリル基、シロキシ基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、アミド基、イミド基または炭化水素チオ基を表す。
【請求項7】
遷移金属化合物が、下式[III]で表される化合物である請求項4記載の共重合体の製造方法:

式中、M2は元素の周期表第10族の遷移金属原子を表し;R3およびR4はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、シリル基、シロキシ基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基またはアリールオキシ基を表し;R7およびR8はそれぞれ独立に、水素原子または炭素原子数1〜20の炭化水素基を表し、R7とR8とは互いに結合して環を形成していてもよい;R15、R16、R17およびR18はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、炭素原子数6のアリール基、シリル基、シロキシ基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、アミド基、イミド基または炭化水素チオ基を表し;R19およびR20はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、シリル基、シロキシ基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、アミド基、イミド基または炭化水素チオ基を表す。
【請求項8】
遷移金属化合物が、下式[IV]で表される化合物である請求項4記載の共重合体の製造方法:

式中、M3は元素の周期表第8〜11族の遷移金属原子を表し;R3およびR4はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、シリル基、シロキシ基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基またはアリールオキシ基を表し、それぞれ互いに結合して環を形成してもよい;R21〜R27はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アラルキル基、アリール基、シリル基、シロキシ基、アルコキシ基、アラルキルオキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、アミド基、イミド基、または炭化水素チオ基を表し、R21〜R27の中のいずれか2つ以上は互いに結合して環を形成していてもよい。

【公開番号】特開2008−239981(P2008−239981A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−47963(P2008−47963)
【出願日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願人】(304021417)国立大学法人東京工業大学 (1,821)
【出願人】(000002093)住友化学株式会社 (8,981)
【Fターム(参考)】