説明

オレフィンの製造方法

【課題】アルコールから該アルコールの炭素原子数よりも大きい炭素原子数のオレフィンを選択的に効率よく製造することができるオレフィンの製造方法を提供する。
【解決手段】アルコールから、該アルコールの炭素原子数よりも少なくとも1つ大きい炭素原子数のオレフィンを生成する生成工程を含み、前記生成工程では、前記アルコールと、周期表における2〜3族、5〜9族、11族及び12族の金属元素、チタン、ニッケル、ホウ素、ガリウム、タリウム、ゲルマニウム、スズ、鉛並びにビスマスからなる群から選ばれる少なくともいずれかの元素の酸化物を含むオレフィン製造用触媒とを、反応温度300〜700℃、アルコール濃度5〜100vol%、GHSV 5〜1500h-1で接触させるオレフィンの製造方法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オレフィンの製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、化学品原料の製造分野においては様々な触媒が用いられている。例えば、非特許文献1には、酢酸をケトン化してアセトンを合成するために、アルカリ金属がドープされた酸化ジルコニウムを触媒として用いることが記載されている。
【0003】
酸化ジルコニウム触媒を化学合成に用いる技術は他にも知られており、例えば、非特許文献2には2−ブタノールを脱水してブテン類を生成することが記載されている。また、酸化ジルコニウム触媒を用いて生成される1−ブテンの選択性の高さは、酸化ジルコニウム表面の塩基特性に起因することが知られている(例えば、非特許文献3を参照)。
【0004】
一方、酸化マグネシウム、酸化バナジウム、酸化亜鉛、酸化ランタン、酸化セリウム、酸化サマリウムを触媒として、エタノールの改質反応を行った例が報告されている(非特許文献4)。該文献では、反応温度450℃、エタノール濃度約1vol%、GHSV2300〜22000h-1の反応条件で、上述の触媒反応を行っており、生成物にプロピレンが記載されているが、その選択率はわずかに0.1〜1.7%である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】Kulamani Parida et al.,「Catalytic ketonisation of acetic acid over modified zirconia 1. Effect of alkali-metal cations as promoter」Journal of Molecular Catalysis A: Chemical, 139 (1999), pp. 73-80
【非特許文献2】Tsutomu YAMAGUCHI et al.,「HIGH SELECTIVITIES OF ZIRCONIUMOXIDE CATALYST FOR ISOMERIZATION OF 1-BUTENE AND DEHYDRATION OF sec-BUTANOL」CHEMISTRY LETTERS, pp. 1017-1018, 1973
【非特許文献3】Bo-Qing XU et al.,「Acid-Base Bifunctional Behavior of ZrO2 in Dual Adsorption of CO2 and NH3」CHEMISTRY LETTERS, pp. 1663-1666, 1988
【非特許文献4】Jordi Llorca et al.,「Direct production of hydrogen from ethanolic aqueous solutions over oxide catalysts」Chemical Communications, pp. 641-642, 2001
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年の化学品原料の製造分野では、炭酸ガス発生抑制、及び将来の石油資源の高騰又は枯渇に備え、化学品原料を石油系資源から非可食性バイオマス資源に転換することが求められている。特に、代表的な汎用樹脂であるポリプロピレンを、バイオマス資源であるバイオエタノールからより効率よく製造する技術が要求されている。
【0007】
このような事情に鑑みると、従来公知のオレフィンの製造技術では十分ではなく、さらなるオレフィンの製造技術の開発が強く求められている。
【0008】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、アルコールから該アルコールの炭素原子数よりも少なくとも1つ大きい炭素原子数のオレフィンを選択的に効率よく製造することができるオレフィンの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った。その結果、アルコールを原料として、該アルコールの炭素原子数よりも少なくとも1つ大きい炭素原子数のオレフィンを効率よく製造することができる製造方法を見出し、本願発明を完成させるに至った。本発明は、かかる新規知見に基づいて完成されたものであり、以下の発明を包含する。
【0010】
[1] アルコールから、該アルコールの炭素原子数よりも少なくとも1つ大きい炭素原子数のオレフィンを生成する生成工程を含み、
前記生成工程では、前記アルコールと、周期表における2〜3族、5〜9族、11族及び12族の金属元素、チタン、ニッケル、ホウ素、ガリウム、タリウム、ゲルマニウム、スズ、鉛並びにビスマスからなる群から選ばれる少なくともいずれかの元素の酸化物を含むオレフィン製造用触媒とを、反応温度300〜700℃、アルコール濃度5〜100vol%、GHSV 5〜1500h-1で接触させるオレフィンの製造方法。
[2] オレフィン製造用触媒が前記1の元素の酸化物である[1]に記載のオレフィンの製造方法。
[3] 前記元素がセリウム又はチタンである[1]又は[2]に記載のオレフィンの製造方法。
[4] 前記元素がセリウムである[3]に記載のオレフィンの製造方法。
[5] 前記アルコールが生物資源由来のエタノールである[1]〜[4]のいずれかに記載のオレフィンの製造方法。
[6] 前記アルコールがエタノールであり、前記オレフィンがプロピレンを含む[1]〜[5]のいずれかに記載のオレフィンの製造方法。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、アルコールから該アルコールの炭素原子数よりも少なくとも1つ大きい炭素原子数のオレフィンを選択的に効率よく製造することができるオレフィンの製造方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明のオレフィンの製造方法について説明するが、本発明は以下の説明に限定されるものではない。
また本明細書において、「〜」という表現により数値範囲を示す場合には、下限値及び上限値を含むものとする。
【0013】
本発明のオレフィンの製造方法は、該アルコールの炭素原子数よりも少なくとも1つ大きい炭素原子数のオレフィン(以下、「増炭オレフィン」ということがある)を生成する生成工程を含み、上記生成工程では、前記アルコールと、周期表における2〜3族、5〜9族、11族及び12族の金属元素、チタン、ニッケル、ホウ素、ガリウム、タリウム、ゲルマニウム、スズ、鉛並びにビスマスからなる群から選ばれる少なくともいずれかの元素の酸化物を含むオレフィン製造用触媒とを、反応温度300℃〜700℃、アルコール濃度5vol%〜100vol%、GHSV 5〜1500h-1で接触させる。
【0014】
本発明に係る上記オレフィン製造用触媒は、既述の元素のうちの1つの酸化物であってもよく、また、上記元素としてはセリウムやチタンが好ましく、セリウムがより好ましい。
また、オレフィン製造用触媒としては、担持触媒や担体に担持しない非担持触媒といった形態のいずれもよいが、非担持触媒であることが好ましい。非担持触媒を構成する酸化物としては、セリウムの酸化物やチタンの酸化物であることが好ましい。セリウムの酸化物の好適な一例としては、酸化セリウム(CeO2)が挙げられる。酸化セリウムの種類としては、立方晶又はアモルファス等を例示することができる。チタンの酸化物の好適な一例としては、酸化チタン(TiO2)が挙げられる。
特に、セリウムの酸化物を含む触媒であれば、アルコールと好適に反応して、増炭オレフィンをより高収率に効率よく製造することができる。より具体的には、エタノールからプロピレンを含む増炭オレフィンの製造を効率よく高収率に行うことができる。
【0015】
オレフィン製造用触媒の製造方法は特に限定されず、種々の公知の製造方法を適用することが可能で、市販品を用いることもできる。
【0016】
担持触媒の場合は、担体に含浸法等によって担持させ適宜焼成(例えば、200℃以上)を行って製造することができる。非担持触媒の場合は、前駆体(各種元素を含む硝酸塩、硫酸塩、塩化物等)を含む沈殿物を調製しろ過、焼成(例えば、200℃以上)を行い、篩い分けや成型処理等を適宜行って製造することができる。
【0017】
オレフィン製造用触媒と反応させるアルコールとしては、特に限定されないが、炭素原子数2〜12の1級アルコールであることが好ましい。炭素原子数2〜12の1級アルコールとしては、エタノール、1−プロパノール、1−ブタノール、イソブタノール、1−ペンタノール、1−ヘキサノール、1−ヘプタノール、1−オクタノール、1−ノナノール、1−デカノール、1−ウンデカノール、1−ドデカノール等を例示することができる。なかでも、アルコールとしては、炭素原子数2〜8の1級アルコールが好ましく、炭素原子数2〜4の1級アルコールがより好ましい。この範囲のアルコールであれば、増炭オレフィンの選択収率を向上させることができる。
【0018】
さらに、本発明において、アルコールとしては、生物資源由来(バイオマス)のエタノール(バイオエタノール)を用いることがより好ましい。バイオエタノールを本発明に係る触媒と反応させることにより、化石燃料から得られたエタノールとは異なり、環境中の二酸化炭素を増加させることなく増炭オレフィンを製造することができる。
【0019】
また、本発明に係る触媒は、本発明の効果を阻害しない限り、上述した酸化物以外に他の成分を含有してもよい。
【0020】
生成される増炭オレフィンとしては、特に限定されないが、例えば、原料となるアルコールの炭素数がnの場合には、2n−1(この場合、nは2以上である)、2n、3n−1等の炭素数の増炭オレフィンが得られる。具体的には、原料となるアルコールがエタノールの場合には、プロピレン、1−ブテン、シス2−ブテン、トランス2−ブテン、イソブテン、ペンテン等、原料となるアルコールが1−プロパノールの場合には、ペンテン類、ヘキセン類、オクテン類等を例示することができる。
【0021】
なかでも製造される増炭オレフィンとしては、プロピレンであることが好ましい。すなわち、本発明のオレフィンの製造方法においては、エタノールを原料として効率よく高い選択収率でプロピレンを製造することができる。
【0022】
生成工程において、アルコールとオレフィン製造用触媒との接触方法は、特に限定されないが、触媒を充填した容器内に、単にアルコールを導入するだけでもよい。反応器としては、固定床反応器、流動床反応器、回分式反応器、半回分式反応器等を例示することができるが、増炭オレフィンの生産性の観点からは、固定床反応器又は流動床反応器が好ましく、固定床反応器がさらに好ましい。
【0023】
原料となるアルコールの状態は特に限定されないが、増炭オレフィンの生成効率を高め、かつ反応が容易である観点から、反応時は気体であることが好ましい。また、容器内で気体状のアルコールを触媒と接触させるとき、アルコールを他の成分と組み合わせて容器内に供給してもよい。他の成分としては、例えば、窒素、水蒸気、水素、一酸化炭素、二酸化炭素、反応器出口から回収した生成物の全部又は一部、原料となるアルコール及び生成する増炭オレフィンとの反応性が実質的に無い不活性キャリアガス等を例示することができる。
【0024】
生成工程では、アルコールの濃度と、GHSV(Gas Hourly Space Velocity)が重要である。ここで、アルコール濃度とは、触媒層に供給する全供給流体(ガス)中の原料アルコールの比率(vol%)であり、GHSVは、全供給流体を標準状態(25℃、1気圧)の気体として換算した場合の供給速度(ml/h)を、触媒体積(ml)で割った値である。
アルコールの濃度は、供給ガス体積比で、5vol%〜100vol%であり、好ましくは10vol%〜70vol%である。5vol%未満では、増炭オレフィンの選択収率が低くなる。
GHSVは5〜1500h-1であり、好ましくは10〜1000h-1である。GHSVが5h-1未満及び1500h-1であると増炭オレフィンの選択収率が低くなる。
【0025】
また、生成工程における反応温度は、300〜700℃の範囲であれば特に限定されるものではないが、例えば、酸化セリウムを含有する触媒を用いた場合、好ましくは350〜600℃である。この範囲の温度で反応させることにより、増炭オレフィンの選択収率の低下を防ぐことができる。
【0026】
また、増炭オレフィンの選択収率は1%以上であることが好ましく、10%以上であることがさらに好ましい。
ここで、増炭オレフィンの選択収率とは、「(生成した、アルコールよりも少なくとも1つ大きい炭素原子数のオレフィン(増炭オレフィン)の炭素モル数)/(反応に供したアルコールの炭素モル数)×100(%)」により求めることができる。
【0027】
以下に実施例を示し、本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、細部については様々な態様が可能であることはいうまでもない。
【実施例】
【0028】
〔実施例1〕
(1)酸化セリウム触媒の作製
酸化セリウム(触媒学会参照触媒、JRC−CEO−3)を篩い分けにより0.3〜0.6mmに整粒し、酸化セリウム触媒を得た。
【0029】
(2)プロピレンの製造
酸化セリウム触媒(2.0g)を石英製の反応管に充填し、エタノール濃度が30vol%であるエタノール/窒素混合ガスを、13ml/分(GHSV403h-1)の速度で反応管へ供給し、420℃で反応を行った。
反応管のガス排出口から排出されたガスをガスクロマトグラフィーで分析し、プロピレンの選択収率を求めた。得られた分析結果を下記表1に示す。
【0030】
〔実施例2〕
(1)酸化チタン触媒の作製
酸化チタン(関東化学、特級試薬)を600℃で5時間空気中加熱した。得られた固体を篩い分けにより0.3〜0.6mmに整粒し、酸化チタン触媒を得た。
【0031】
(2)プロピレンの製造
酸化チタン触媒(1.5g)を石英製の反応管に充填し、エタノール濃度が30vol%であるエタノール/窒素混合ガスを、13ml/分(GHSV401h-1)の速度で反応管へ供給し、500℃で反応を行った。
反応管のガス排出口から排出されたガスをガスクロマトグラフィーで分析し、プロピレンの選択収率を求めた。得られた分析結果を下記表1に示す。
【0032】
〔比較例1〕
(1)Ni−MCM41の作製
国際公開第2007/083684号パンフレットの記載に従い、シリカを担体としてテンプレートイオン交換法(TIE法)によりニッケルを導入した触媒(Ni−MCM41)を用意した。Ni−MCM41の合成法は以下のとおりである。
306gのコロイダルシリカ(スノーテックス20)、225gのドデシルトリメチルアンモニウムブロミド、4N水酸化ナトリウム水溶液71g、及び705gのイオン交換水を混合し、静置したまま140℃で48時間加熱、次いでろ過乾燥させ、乾燥体を得た。
80gのイオン交換水に乾燥体8gを加え、さらに1.1gの硝酸ニッケル6水和物を81gのイオン交換水に溶解させたニッケル溶液を加え、80℃で20時間加熱した。その後、ろ過乾燥し、550℃で空気中加熱し、Ni−MCM41を得た。
得られたNi−MCM41は、粉末X線回折パターンからヘキサゴナル構造を持つことが確認され、BET表面積は844m2/g、ニッケル濃度は3.6質量%であった。
【0033】
(2)プロピレンの製造
Ni−MCM41(0.5g)を石英製の反応管に充填し、エタノール濃度が33vol%であるエタノール/窒素混合ガスを、11ml/分(GHSV330h-1)の速度で反応管へ供給し、400℃で反応を行った。反応管のガス排出口から排出されたガスをガスクロマトグラフィーで分析し、プロピレンの選択収率を求めた。得られた分析結果を下記表1に示す。
【0034】
〔比較例2〕
(1)酸化セリウム触媒の作製
実施例1と同様な方法で、酸化セリウム触媒を得た。
(2)プロピレンの製造
酸化セリウム触媒(0.5g)を石英製の反応管に充填し、エタノール濃度が30vol%であるエタノール/窒素混合ガスを、13ml/分(GHSV1613h-1)の速度で反応管へ供給し、450℃で反応を行った。反応管のガス排出口から排出されたガスをガスクロマトグラフィーで分析し、プロピレンの選択収率を求めた。得られた分析結果を下記表1に示す。
【0035】
【表1】

【0036】
なお、表中に記載の「プロピレン選択収率」の選択収率とは、(生成したプロピレンの炭素モル数)/(反応に供したアルコール中の炭素モル数)×100(%)」を表す。
【0037】
表1に示すように、実施例1及び実施例2では、比較例1及び比較例2と比較してプロピレン選択収率が高いことがわかる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、化学品原料の製造分野において利用することが可能であり、特に、バイオエタノール等のバイオマス資源から増炭オレフィン、とりわけプロピレンを製造するときに好適に利用できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アルコールから、該アルコールの炭素原子数よりも少なくとも1つ大きい炭素原子数のオレフィンを生成する生成工程を含み、
前記生成工程では、前記アルコールと、周期表における2〜3族、5〜9族、11族及び12族の金属元素、チタン、ニッケル、ホウ素、ガリウム、タリウム、ゲルマニウム、スズ、鉛並びにビスマスからなる群から選ばれる少なくともいずれかの元素の酸化物を含むオレフィン製造用触媒とを、反応温度300〜700℃、アルコール濃度5〜100vol%、GHSV 5〜1500h-1で接触させるオレフィンの製造方法。
【請求項2】
オレフィン製造用触媒が前記1の元素の酸化物である請求項1に記載のオレフィンの製造方法。
【請求項3】
前記元素がセリウム又はチタンである請求項1又は2に記載のオレフィンの製造方法。
【請求項4】
前記元素がセリウムである請求項3に記載のオレフィンの製造方法。
【請求項5】
前記アルコールが生物資源由来のエタノールである請求項1〜4のいずれか1項に記載のオレフィンの製造方法。
【請求項6】
前記アルコールがエタノールであり、前記オレフィンがプロピレンを含む請求項1〜5のいずれか1項に記載のオレフィンの製造方法。

【公開番号】特開2012−136516(P2012−136516A)
【公開日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−268319(P2011−268319)
【出願日】平成23年12月7日(2011.12.7)
【国等の委託研究の成果に係る記載事項】(出願人による申告)平成20年9月26日付け委託契約(平成22年3月19日付け変更契約)、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、「新エネルギー技術研究開発/バイオマスエネルギー等高効率転換技術開発(先導技術開発)/セルロース系バイオマスエタノールからプロピレンを製造するプロセス開発」委託研究、産業技術力強化法第19条の適用を受ける出願
【出願人】(000183646)出光興産株式会社 (2,069)
【出願人】(304021417)国立大学法人東京工業大学 (1,821)
【出願人】(000002093)住友化学株式会社 (8,981)
【Fターム(参考)】