説明

オンラインシステム

【目的】 いつでも、どこでも使用可能なデータオンラインシステムを、容易にかつ経済的に構築する。
【構成】 携帯用のデータ処理端末1のキー入力により出力されるディジタルデータを、モデム2によりアナログ化して携帯電話3へ送る。携帯電話3ではこの信号を無線情報4として電気通信業者5へ渡す。電気通信業者5は公衆回線6を用いて送信相手へアナログ信号を送り、モデム7でディジタルデータに変換して、ホストコンピュータ8へ渡す。ホストコンピュータ8ではデータ処理後、返信データを逆のルートで端末1へ送信する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明はオンラインシステムに関し、特に移動自在なデータ端末とホストコンピュータとの間でデータ通信を行うオンラインシステムに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の移動データ端末によるホストコンピュータとの間のデータ通信は、利用者自身のデータ通信を行う送受信機による特定回線で行われている。そのために、各々の送受信に対して周波数を割当てる必要があり、周波数が不足すると共に、コストが高くなり、また大きくて持ち運びにも不便である。更に、使用できるエリアが極く一部に限定されるという問題もある。
【0003】
【発明の目的】そこで、本発明はこの様な従来技術の問題点を解消すべくなされたものであって、その目的とするところは、いつ、どこでも使用することができ、かつ経済的なシステム構築が可能なオンラインシステムを提供することにある。
【0004】
【発明の構成】本発明によるオンラインシステムは、携帯自在なデータ処理用端末と、ホストコンピュータとの間のデータ授受を、携帯電話及び公衆回線を用いて行うようにしたことを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について説明する。
【0006】図1は本発明の実施例のシステムブロック図である。移動が容易な携帯用のデータ処理端末(例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ)1によりキー入力されて出力されたディジタルデータは、モデム2によりアナログ情報に変換されて携帯電話3へ入力される。この携帯電話3によりこのアナログ情報は無線情報4となり電気通信業者5へ渡ることになる。
【0007】電気通信業者5は公衆回線6を介して送信相手に対して受信されたアナログ情報を送る。受信側では、この受信信号をモデム7によりディジタルデータに変換し、ホストコンピュータ8へ送出する。ホストコンピュータ8ではこのデータの処理を行う。
【0008】ホストコンピュータ8によりデータ処理された結果、端末1に対してデータ送信が必要であれば、逆のルートによりホストコンピュータ8,モデム7,公衆回線6,電気通信業者5,無線4,携帯電話3及びモデム2を介して端末1へ送信されることになる。
【0009】
【発明の効果】この様に、本発明によれば、携帯電話を用いることで、一般の公衆回線によるデータ通信のオンライン化が極めて容易にかつ簡単に実現可能となるので、経済的なオンラインシステムの構築が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステムブロック図である。
【符号の説明】
1 携帯用データ処理端末
2,7 モデム
3 携帯電話
4 無線
5 電気通信業者
6 公衆回線
8 ホストコンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】 携帯自在なデータ処理用端末と、ホストコンピュータとの間のデータ授受を、携帯電話及び公衆回線を用いて行うようにしたことを特徴とするオンラインシステム。
【請求項2】 前記データ処理用端末と前記携帯電話との間に設けられたモデムと、前記公衆回線と前記ホストコンピュータとの間に設けられたモデムとを含むことを特徴とする請求項1記載のオンラインシステム。

【図1】
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