説明

オンラインソーシャルネットワーク内のユーザをランク付けする方法、機器、及び製品

【課題】オンラインソーシャルネットワーク内のユーザをランク付けする方法、機器、及び製品を提供すること。
【解決手段】オンラインソーシャルネットワークでランク付けする例示的方法は、ソーシャルネットワーキングサイト上のユーザの連絡先の数に基づいて、ユーザのつながり度を求めること、ユーザから連絡先のうちの少なくとも1つに向けられる第1対話の数を求めること、第1対話及び連絡先のうちの少なくとも1つに関連する第2対話の数を求めること、並びにつながり度、第1対話、及び第2対話に基づいて、ソーシャルネットワーキングサイト上の他のユーザでユーザをランク付けすることを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本開示は、一般にはソーシャルネットワーキングの測定に関し、より詳細には、オンラインソーシャルネットワーク内のユーザをランク付けする方法、機器、及び製品に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]ソーシャルネットワーキングはオンライン世界に広がり、より多くの人々が遠距離にわたってより多数の個人的連絡先と接触を保つことを可能にした。あるソーシャルネットワーキングウェブサイトは、メンバが提供するプロファイル情報と、メンバに連絡するための方法とを備えるメンバ自身のウェブサイトをメンバが作成することを可能にする。ソーシャルネットワーキングウェブサイトはメンバの連絡先のリストを追跡し、メンバの連絡先のリストは、メンバがブラウズすることができ、及び/又は連絡先のリストを探索することによって容易に思い起こすことができる。一般には、ソーシャルネットワーキングは、あるユーザについて、以前に管理可能であったよりもずっと大きな連絡先のネットワークとなることがある。
【図面の簡単な説明】
【0003】
【図1】[0003]オンラインソーシャルネットワーキングウェブサイトを実装する例示的コンピュータネットワークを示す図である。
【0004】
【図2】[0004]図1の例示的ソーシャルネットワーキングモニタのより詳細なブロック図である。
【0005】
【図3】[0005]オンラインソーシャルネットワーキングサイト上のユーザに関する例示的ソーシャルネットワークを示す図である。
【0006】
【図4】[0006]ユーザ間の対話と、対話に対する応答とを含む例示的ソーシャルネットワーキングウェブページを示す図である。
【0007】
【図5A】[0007]図4の対話を表す例示的関係マトリックスを示す図である。
【0008】
【図5B】[0008]図4の対話を表す別の例示的関係マトリックスを示す図であり、ユーザの友人がユーザとのつながりを制限している図である。
【0009】
【図6】[0009]図4の対話を表す例示的ベクトルを示す図である。
【0010】
【図7】[0010]あるユーザから別のユーザに送られた個人メッセージを含む例示的ソーシャルネットワーキングウェブページを示す図である。
【0011】
【図8】[0011]図7の対話を表す例示的関係マトリックスを示す図である。
【0012】
【図9】[0012]イメージと、イメージに関連するユーザ間の対話とを含む例示的ソーシャルネットワーキングウェブページを示す図である。
【0013】
【図10】[0013]図9の対話を表す例示的関係マトリックスを示す図である。
【0014】
【図11】[0014]オンラインソーシャルネットワークの人気のある参加者を識別するために実行することのできる例示的機械可読命令を表す流れ図である。
【0015】
【図12】[0015]対話を処理するために実行することのできる例示的機械可読命令を表す流れ図である。
【0016】
【図13】[0016]ソーシャルネットワーキングサイト上のユーザのつながり度スコアを求めるために実行することのできる例示的機械可読命令を表す流れ図である。
【0017】
【図14】[0017]ソーシャルネットワーキングサイト上のユーザの対話性スコアを求めるために実行することのできる例示的機械可読命令を表す流れ図である。
【0018】
【図15】[0018]ソーシャルネットワーキングサイト上のユーザのランクを求めるために実行することのできる例示的機械可読命令を表す流れ図である。
【0019】
【図16】[0019]ネットワーク有効性スコアを求めるために実行することのできる例示的機械可読命令を表す流れ図である。
【0020】
【図17】[0020]ソーシャルネットワーキングサイトのネットワーク安定性スコアを求めるために実行することのできる例示的機械可読命令を表す流れ図である。
【0021】
【図18】[0021]図11〜17の例示的機械可読命令を実行して、図2のソーシャルネットワーキングモニタを実装するのに使用することのできる例示的プロセッサシステムの図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
[0022]本明細書で説明される例示的システムは、他の構成要素の中でもとりわけ、ハードウェア上で実行されるソフトウェアを含むが、そのような説明は例示的なものに過ぎず、限定とみなすべきではない。例えば、開示されるハードウェア及び/又はソフトウェア構成要素のいずれか又はすべてを専ら専用ハードウェアで実施することができ、専らソフトウェアで実施することができ、専らファームウェアで実施することができ、或いはハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアの何らかの組合せで実施することができる。
【0023】
[0023]本明細書で説明される例示的システム、方法、及び製品を使用して、フェイスブック(Facebook)(登録商標)、Orkut(登録商標)、マイスペース(MySpace)(登録商標)、Flickr(登録商標)などのオンラインソーシャルネットワーキングウェブサイト(ソーシャルネットワーキングサイト又はSNSとも呼ばれる)上の人気のある参加者又は影響力のある参加者を識別することができる。特に、以下で説明される例示的システム、方法、及び製品を使用して、広告コンバージョン率(advertisement conversion rates、例えば広告ビュー当たりの売上高)が高くなり、したがってマーケティング投資に対するリターンがより良好となる可能性のあるソーシャルネットワーキングサイト上のユーザを識別することにより、製品及びサービスをより効果的にマーケティングすることを容易にすることができる。以下で説明される例示的システム、方法、及び製品を使用して、電子メール(Eメール)、ウェブログ、及び/又は他のタイプのユーザ生成コンテンツウェブサイト(user−generated content web sites)などの、他のタイプのオンライン対話アプリケーション(online interaction applications)の人気のある参加者を識別することもできる。
【0024】
[0024]一般には、ソーシャルネットワーク解析とは、エンティティ(entity、例えば、個人、グループ、組織)間のつながり(connection)及び/又は関係をマッピング及び/又は測定することを指す。ソーシャルネットワーク解析は、どの個人が直接的につながっているかを求め、次いである個人が別の個人から除去される直接的つながりがどれほどあるかを求めることによって、ソーシャルネットワーク活動を測定することができる。例えば、個人Aが個人Bの友人Cの友人である(Bの直接的な友人ではなく、Bの連絡先ではない)場合、AとBが2度だけ分離される(例えば、Aと中間の友人Cとの間の第1リンク(度)、並びに中間の友人CとBとの間の第2リンク(度))。ソーシャルネットワーキング内のオピニオンリーダとは、ローカルネットワーク内で非常に影響力のある人を指す。そのような人は、他の人がその人からアドバイス及び/又は情報を得ようとする可能性がある人である。同様に、ネットワークが例えばローカルネットワークよりもずっと地理的に広範囲に及ぶことのあるソーシャルネットワーキングサイト上で、ソーシャルネットワーキングサイトのあるユーザが、他のユーザよりも多くのつながりを有することがある。したがって、本明細書で開示されるいくつかの例示的システム、方法、及び製品は、ソーシャルネットワーキングサイト上のユーザの直接的及び/又は間接的つながりを測定し、ユーザのつながり度(connectedness)を表すつながり度スコア(connectedness score)を生成する。いくつかの実施例では、つながり度スコアは、他のユーザとの間のユーザのランクに基づく。
【0025】
[0025]本明細書で開示されるいくつかの例示的システム、方法、及び製品は、オンラインソーシャルネットワーキングサイト上のより人気のあるユーザ及び/又は影響力のあるユーザを識別する。オンラインソーシャルネットワーキングでは、ある特定のユーザが多数のつながりを有することがある。本明細書では、「ユーザ」とは、ソーシャルネットワーキング内で表されることのある個人、グループ、組織、会社、行政単位、及び/又は他の実際又は架空の集団又は実体を指すことがある。いくつかの実施例では、つながり識別子(connection identifier)が、指定のユーザに関するつながりの数を決定する。いくつかの実施例では、つながりの数は、第1度、第2度、及び/又は第3度のつながりの和である。例示的つながり識別子は、制限されたつながりの数をさらに求めることができ、制限されたつながりの値を低減することができる。制限されたつながり(restricted connection)とは、個人のうちの少なくとも1人が個人間のいくつかの又はすべてのタイプの通信をブロックすることを選んだ場合の個人間のつながり(直接的又は間接的)を指す。例えば、個人のうちの1人が他の個人のステータスの更新を受けることを辞退する場合、つながりは制限されたとみなされることができる。
【0026】
[0026]ユーザの対話性(interactivity)とは、ソーシャルネットワーキングサイト上におけるユーザと連絡先相手との間の対話、つながり、及び/又はユーザの友人の数を指す。対話(interaction)は、限定はしないが、ウォール(wall、例えば、適切なパーミッションを有する任意の人が書き込み、又はポストすることのできる、ユーザに属する公的又は準公的なポスティングボード)に対するポスティング、プライベートなメッセージの送信、チャット、イメージ、ビデオ、及び/又は他のメディアの閲覧又はポスティング、別のユーザのポストされたステータスに対するコメント、ユーザの友人の閲覧、ユーザステータス更新の通知、並びに/或いはアプリケーションの結果(例えば、イベント招待、ゲームスコアなど)のポスティングを含む、ソーシャルネットワーキングサイト上で行われる任意の形態の活動、及び/又はソーシャルネットワーキングサイト上の活動に対する任意の応答でよい。ユーザの対話性スコア(interactivity score)は、ソーシャルネットワーキングサイト上の他のユーザの対話性と比べたユーザの対話性に基づいて正規化及び/又はランク付けされたスコアである。
【0027】
[0027]さらに、一般には、あるユーザは、ソーシャルネットワーキングサイト上のより高いレベルの活動及び/又は対話性を有する傾向がある。ソーシャルネットワーキングサイトの非常に対話的な性質のために、ユーザによる活動はしばしば、他のユーザとの対話(例えば、1つ又は複数の他の実体への/からのコミュニティのメッセージング)の形態となる。いくつかの実施例では、対話性モニタ(interactivity monitor)が、ソーシャルネットワーキングサイト上のユーザの対話性のレベルを判定する。対話性とは、ユーザと、ユーザの直接的及び/又は間接的つながりのうちの1つ又は複数との間の任意のタイプの対話性を指すことがある。本明細書では、ソーシャルトランザクションでの各アクションは対話である。したがって、単方向アクション(例えば、ユーザAからユーザBへのアクション)は1つの対話を有し、2方向トランザクションは2つの対話(例えば、AからBへのアクションが第1対話であり、BからAへの応答が第2対話である)を有し、多方向対話は3つ以上の対話を含む。いくつかの実施例では、対話性モニタは、ユーザ間の各対話をカウントする。したがって、例えば、ユーザから10人の他のユーザに向けられる対話は、10個の対話としてカウントされる。いくつかの実施例では、対話性モニタは、対話のためのデータ構造(例えば、関係マトリックス、ベクトル)を生成し、1つ又は複数の応答対話が実施された後にそれらの応答対話をカウントするようにデータ構造を更新することにより、対話に対する応答をカウントする。
【0028】
[0028]いくつかの実施例では、ユーザランカ(user ranker)が、ユーザの対話性及びユーザのつながり度に基づいて、ソーシャルネットワーキングサイト上のユーザの総合ランクを求める。人気のあるユーザは、他のユーザとより多くのつながりがある可能性がより高く、及び/又はソーシャルネットワーキングサイト上でよりアクティブである可能性がより高いので、ユーザのランクは、ソーシャルネットワーキングサイト上のユーザの人気度を示すことができる。ユーザのつながり度とは、ユーザが直接的又は間接的なつながりがある、重み付けされたユーザ数又は重み付けされていないユーザ数を指し、つながり度スコアは、他のユーザのつながり度と比べたユーザのつながり度に基づいて正規化又はランク付けされた(例えばパーセンタイルランク付けされた(percentile ranked))スコアである。いくつかの実施例では、ユーザの対話性及び/又はつながり度がスコアに変換される。例示的スコアは、ユーザの対話性に関するユーザのパーセンタイルランクと、つながり度に関するユーザのパーセンタイルランクとを含む。いくつかの実施例では、対話性スコアとつながり度スコアが等しく重み付けされ、総合(例えば複合)ユーザランクが求められる。別の実施例では、対話性スコアとつながり度スコアの重み付けが異なり、次いでそれらを合わせて総合(例えば複合)ランクが求められる。例えば、比較的高い対話性スコア及び比較的低いつながり度スコアを有する第1ユーザ、並びに/或いは比較的低い対話性スコア及び比較的高いつながり度スコアを有する第2ユーザを、高い対話性スコア及び高いつながり度スコアを有する第3ユーザより低くランク付けすることができる。
【0029】
[0029]本明細書で説明されるいくつかの例示的システム、方法、及び製品は、ユーザランクを使用して、対応するユーザに提示される広告を選択し、及び/又は他のユーザによるユーザのプロファイルのビューを関連付けることができる。広告を直接的に選択するのに使用する代わりに、広告主に対するレポートでランクを決定する実体によってランクを与えることができる。次いで、広告主は、ランクを単独で、又は他のデータと組み合わせて使用して、広告を選択することができる。いくつかの実施例では、広告主は、ユーザ対話性スコア、ユーザつながり度スコア、及び/又は総合ユーザランクに基づいて、ユーザを識別及び/又は選択することができる。いくつかの実施例では、識別したユーザ(複数可)に、広告主の製品(複数可)及び/又はサービス(複数可)を承認し、及び/又は広告主の製品(複数可)及び/又はサービス(複数可)と関連付けるように提案することができる。
【0030】
[0030]いくつかの実施例では、オンラインソーシャルネットワーキングサイトの有効性の尺度としてつながり度スコア(複数可)、対話性スコア(複数可)、及び/又はランキングを使用することができる。いくつかの実施例では、ユーザのスコア(複数可)及び/又は総合ランクをユーザに提示して、ユーザに通知することができる。例えば、あるユーザは、自分のスコア(複数可)を向上させ、及び/又は自分のランキング(複数可)を改善するという目標を知覚することができ、それによって、あるユーザによるサイトの使用量が潜在的に増大する。広告に対するユーザ露出は、サイトの使用量に影響を受けることがあり、したがって、ユーザによるサイトの使用量の増大により、そうしたユーザによる広告露出が増大し、サイトに対する収入の増大を生み出すことができる。ネットワーク有効性スコア(network efficacy score)により、ソーシャルネットワーキングサイトが、その広告価格付け構造(advertising pricing structure)を評価して、広告主に対するソーシャルネットワーキングサイトのマーケティングアピール(marketing appeal)を反映させることも可能となる。
【0031】
[0031]図1は、オンラインソーシャルネットワーキングサイト102を実装する例示的コンピュータネットワーク100を示す。ネットワーク100は、例えばウェブホスティングサーバ及び/又はソフトウェアを使用して実装することのできるホストサーバ104を含む。ホストサーバ104は、インターネットなどの広域ネットワーク106を介して、他のコンピュータ108及び110及び/又はソーシャルネットワーキングモニタ(複数可)112に接続される。コンピュータ108及び110は、ソーシャルネットワーキングサイト102のユーザ(又は他の人)がコンピュータ108及び110上で実行されるウェブブラウザアプリケーション(複数可)(例えばマイクロソフトのインターネットエクスプローラウェブブラウザ)を介してウェブページ114を閲覧するために使用することができる。広域ネットワーク106を介してコンピュータ108又は110から要求を受信したとき、例示的ホストサーバ104は、要求に対応するデータを取り出し、要求されたウェブページ114を表すデータを要求側コンピュータ108、110に送信する。ホストサーバ104は、ユーザ間、並びに/或いはユーザとソーシャルネットワーキングサイト102との間の1つ又は複数の対話に関連する情報を求める要求を含むメッセージをコンピュータ108及び110のユーザからさらに受信することができる。例示的対話は、限定はしないが、ウォール(例えば、適切なパーミッションを有する任意の人が書き込み、又はポストすることのできる、ユーザに属する公的又は準公的なポスティングボード)に対するコンテンツのポスティング、プライベートなメッセージの送信、チャット、イメージ、ビデオ、及び/又は他のメディアの閲覧又はポスティング、ユーザのステータスに対するコメント、ユーザの友人の閲覧、ユーザステータス更新の通知、並びに/或いはアプリケーションの結果(例えば、イベント招待、ゲームスコアなど)のポスティングを含む。
【0032】
[0032]図1の例示的ソーシャルネットワーキングモニタ112も、広域ネットワーク106を介してソーシャルネットワーキングサイト102にアクセスする。或いは、モニタ112をソーシャルネットワーキングサイト102に直接的に接続することもでき、又はソーシャルネットワーキングサイト102内に一体化することもできる。いくつかの実施例では、ソーシャルネットワーキングサイト102は、ソーシャルネットワーキングモニタ112がユーザによって提供されたソーシャルネットワーキングサイト102上に含まれるデータにアクセスすることを可能にする1つ又は複数のアプリケーションプログラムインターフェース(API)を提供する。ソーシャルネットワーキングモニタ112は、ソーシャルネットワーキングモニタ112から離れたモニタ端末116でアクセスすることができる。例えばクライアント(例えば広告主)は、ソーシャルネットワーキングモニタ112にアクセスし、及び/又はモニタ端末116を介して要求をサブミットすることにより、ソーシャルネットワーキングモニタ112を使用して、ユーザ(複数可)のつながり度及び/又は対話性に基づいてソーシャルネットワーキングサイト102の1人又は複数のユーザを識別することができる。モニタ端末116は、ソーシャルネットワーキングモニタ112に直接的に接続することができ(120)、及び/又は(例えば広域ネットワーク106を介して)ソーシャルネットワーキングモニタ112に間接的に接続することができる(122)。
【0033】
[0033]図1の例では、ソーシャルネットワーキングモニタ112は、ソーシャルネットワーキングサイト102に周期的及び/又は非周期的に照会し、ソーシャルネットワーキングサイト102の1人又は複数のユーザの総合ランク、対話性スコア、及び/又はつながり度スコアを求める。例えば、ソーシャルネットワーキングモニタ112は、ソーシャルネットワーキングサイト102からデータを収集し、収集したデータを解析し、ソーシャルネットワーキングユーザのうちの1つ又は複数の識別、対話性、対話性スコア、つながり度、つながり度スコア、及び/又はランク(例えば、ソーシャルネットワーキングサイト102のユーザ間の総合ランク)を含むデータベース118を更新することができる。図1の例示的データベース118は、ユーザの識別をユーザの対話性スコア、つながり度スコア、及び/又はランク(複数可)とそれぞれ関連付ける。さらに、又は別法として、データベース118は、解析したユーザに関する対話性データ及び/又はつながり度データを格納することができる。ソーシャルネットワーキングモニタ112がソーシャルネットワーキングサイト102上の新しいユーザを識別したとき、ソーシャルネットワーキングモニタ112は、ユーザに対応するデータベース118内の新しいエントリを生成し、それぞれのフィールドに対話性スコア(複数可)、つながり度スコア(複数可)、及び/又はランク(複数可)をポピュレートする。
【0034】
[0034]図2は、図1の例示的ソーシャルネットワーキングモニタ112のより詳細なブロック図である。図2の例示的ソーシャルネットワーキングモニタ112は、1つ又は複数の基準に基づくソーシャルネットワーキングサイト102(図1)のユーザの1つ又は複数のリスティングの識別を求める要求を受信する。モニタ112は、受け取った基準に基づいてソーシャルネットワーキングサイト102のユーザをランク付けし、ランク付けしたユーザ及び/又は対応するユーザ情報を特定する1つ又は複数のリストを要求側に供給する。この目的で、図2の例示的ソーシャルネットワーキングモニタ112は、ユーザセレクタ202、つながり度モニタ204、対話性モニタ206、及びユーザランカ208を含む。例示的ソーシャルネットワーキングモニタ112は、図1のデータベース118を含むものとしてさらに示される。しかし、データベース118は、ソーシャルネットワーキングモニタ112の外部でよく、ソーシャルネットワーキングモニタ112と通信することができる。
【0035】
[0035]例示的ユーザセレクタ202は、(例えば図1のモニタ端末116から)ユーザ要求照会210を受信する。ユーザ要求照会210は、例えば1人又は複数のユーザのつながり度、1人又は複数のユーザのつながり度スコア、1人又は複数のユーザの対話性、1人又は複数のユーザの対話性スコア、1人又は複数のユーザの総合ランク、並びに/或いは指定のつながり度、つながり度スコア、対話性、対話性スコア、及び/又はランクを有するユーザ及び/又はユーザの特徴(例えば、人口統計プロファイル、個人的ソーシャルネットワーキングサイト活動など)のリストのうちの1つ又は複数を求める要求を含むことができる。ユーザの追加の特徴は、例えば、ユーザによってソーシャルネットワーキングサイト102に提供されたプロファイル情報を処理すること、ユーザプロファイルから公的に入手可能な情報をスクリーンスクラッピングすること、及び/又はユーザ特徴を求める他の方法を使用することによって得ることができる。
【0036】
[0036]ユーザセレクタ202はユーザ要求照会210を解釈し、照会210に基づいて、つながり度モニタ204及び/又は対話性モニタ206のうちのどれがデータを生成すべきであり、及び/又は以前に生成されたデータをデータベース118から取り出すべきかを判定する。一般には、つながり度モニタ204は、各ユーザがソーシャルネットワーキングサイト102を介して直接的及び/又は間接的につながりがあるユーザ数を求める。次いで、つながり度モニタ204は、ユーザのつながり度及びつながり度スコアを求める。つながり度モニタ204の動作のより詳細な説明は、以下で図3を参照しながら与えられる。
【0037】
[0037]図3は、図1のソーシャルネットワーキングサイト102上のユーザ302に関する例示的ソーシャルネットワーク300を示す。図示されるソーシャルネットワーク300は、特定のユーザ302と、他のユーザ304、306、308、及びユーザ302の間のつながりとに焦点を当てている。図3の例では、第1度のつながり、すなわち直接的つながりに参照番号304が付けられ、第2度のつながり(例えば、友人の友人)に参照番号306が付けられ、第3度のつながり(例えば、友人の友人の友人)に参照番号308が付けられる。図3の破線で表されるように、ユーザ304dもユーザ304bと304cのどちらにも直接的なつながりがある。あるつながりは、複数のチャネルを介して行われることがある。例えば、ユーザ302がユーザ304bとの直接的なつながりがなかった場合、ユーザ302は、ユーザ304dを介してユーザ304bに対する第2度のつながりとなる。いくつかの実施例では、つながり度モニタ204は、2人のユーザ間の、最も近い、又は最も短いつながり以外のつながりを無視する。
【0038】
[0038]図2の例示的つながり度モニタ204は、第1度のつながり304a〜304d、第2度のつながり306、及び第3度のつながり308の重み付けを異なるものとすることができる。例えば、第2度のつながり306は、第1度のつながり304a〜304dよりもつながりが低いとみなすことができる。
【0039】
[0039]例示的な人物i(例えばユーザ302)について、式1は、直接的連絡先と間接的連絡先のどちらも含む連絡先数Miを示す。式1では、Diは、ユーザ302の直接的連絡先数であり、I2iはユーザ302の第2度の連絡先数であり、I3iはユーザ302の第3度の連絡先数であり、INiはユーザ302の第N度の連絡先数である。
【0040】
[0040]Mi=Di+I2i+I3i+...+INi 式1
【0041】
[0041]いくつかの実施例では、間接的連絡先数I2i〜INiは、より近いつながり度を介してユーザ302とつながりがある任意の人物を除外する。例えば、I2i個の間接的連絡先(例えばユーザ306)は、ユーザ302の直接的連絡先(例えばユーザ304a〜304d)のいずれも除外することができる。上述のように、いくつかの連絡先304a〜304d、306、308は、複数の経路を介してユーザ302とつながりを持つことができるからである。同様に、I3i個の間接的連絡先は、ユーザ302の直接的連絡先304a〜304d及び/又は第2度の連絡先306などからINi個のN度連絡先までの連絡先のいずれも除外することができる。しかし、いくつかの実施例では、例えば、より多くの相互接続された連絡先のネットワークを有するユーザのつながり度スコアを増やすために、間接的連絡先I2i〜INiは、それぞれの度数を介して到達することのできるすべての連絡先を含むことができる。
【0042】
[0042]つながり度モニタ204は、ユーザ302の直接的連絡先及び間接的連絡先に基づいてつながり度Ciを求める。例示的つながり度モニタ204は、つながりのレベルとユーザ302との間のステップ数(例えば、第2度、第3度など)に基づいて、直接的連絡先Di及び間接的連絡先I2i〜INiに異なる重みを割り当てる。式2は、ユーザ302に関するつながり度Ciの一例であり、但しNは、ユーザ302とN度の連絡先との間の度数又はステップ数である。
【0043】
[0043]Ci=Di+(I2i/2)+(I3i/3)+...+(INi/N) 式2
【0044】
[0044]式2の例示的つながり度スコアは、ネットワークのすべての参加者(例えば、直接的連絡先Di及び間接的連絡先I2i〜INi)がユーザ302に対するフルアクセス又はほぼフルアクセスが与えられ(例えば、ユーザ302を閲覧し、及び/又はユーザ302と連絡を取ることができること)、並びに/或いはソーシャルネットワーキングサイト102の他のユーザ304a〜304d、306、及び308に対するフルアクセス又はほぼフルアクセスが与えられることを仮定することができる。しかし、あるソーシャルネットワーキングサイトは、ユーザ302〜308が、ソーシャルネットワーキングサイト102上の他のユーザ302〜308に与えられたアクセスを制御することを可能にする。いくつかの実施例では、ユーザ302とのつながりが制限されたユーザ304〜308が、対応する連絡先カウントDi、I2i、I3i、又はINiから除去される。しかし、いくつかの実施例では、ユーザ302とのつながりが制限されたユーザ304〜308が除去されず、ユーザ302との完全なつながりを持つユーザ304〜308よりも低く重み付けされる。例えば、式3は、ユーザ302とのつながりが制限されたユーザ304〜308が除去される場合のつながり度Ciremoveを示し、式4は、いくつかの制限されたつながりDRi、I2Ri、I3Ri及びINRiが、制限されないつながりカウントDUi、IU2i、IU3i、及びIUNiのそれぞれと比べて低く重み付けされる場合のつながり度Ciweightを示す。いくつかの実施例では、つながり度モニタ204は、カウントすべき度数Nに関する上限を確立し、Nステップよりも大きいすべてのつながりが無視される。いくつかの他の実施例では、つながり度モニタ204はNの上限値を制限しない。
【0045】
[0045]Ciremove={Di+(I2i/2)+(I3i/3)+...+(INi/N)}−{DRi+(I2i/2)+(I3i/3)+...+(INi/N)} 式3
【0046】
[0046]Ciweight={DUi+(IU2i/2)+(IU3i/3)+...+(IUNi/N)}+0.001*{DRi+(IR2i/2)+(IR3i/3)+...+(IRNi/N)} 式4
【0047】
[0047]いくつかの実施例では、制限されたつながりDRi、IR2i、IR3i、及びIRNiに適用される重み因子(例えば、式4では0.001)は、ユーザ302が携わる活動又は対話と、ユーザ302、又はユーザ304、306、若しくは308が制限することを選んだという通知とに基づくことができる。ブロックすることのできる例示的対話は、限定はしないが、ウォール(例えば、適切なパーミッションを有する任意の人が書き込み、又はポストすることのできるユーザに属する公的又は準公的なポスティングボード)に対するポスティング、プライベートなメッセージの送信、チャット、イメージ、ビデオ、及び/又は他のメディアの閲覧又はポスティング、ユーザのステータスに対するコメント、ユーザの友人の閲覧、ユーザステータス更新の通知、並びにアプリケーションの結果(例えば、イベント招待、ゲームスコアなど)のポスティングを含む。いくつかの実施例では、ユーザ302がより長く、又はより頻繁に携わる活動が、ユーザ302があまり頻繁には携わらない活動よりも、そのような活動がユーザ302と他のユーザ304〜308との間で制限されるときに高く重み付けされ、完全に制限されるつながりを最高に重み付けすることができる(すなわち、つながりカウントがつながりスコアに加算される量を最高の重み付けで低減するため)。したがって、異なる制限の組合せに従って複数の重みを適用するように例示的式2〜4を修正することができる。
【0048】
[0048]発信側(実施側、開始側)ユーザ302、或いは受信側ユーザ304、306、又は308によって対話の多くを制限することができる。したがって、DRiは、ユーザ302がユーザ302の活動の閲覧することを制限したユーザ304a〜304dと、ユーザ302がそのユーザの活動を閲覧しないことを選んだユーザ304〜308、ユーザ302がそのユーザの活動を閲覧することをブロックしたユーザ304〜308、ユーザ302の活動の閲覧を少なくすることを選んだユーザ304〜308、及び/又は任意の他のブロッキングオプション又は無視オプションの合計でよい。
【0049】
[0049]つながり度(例えばCiweight又はCiremove)を求めた後、例示的つながり度モニタ204は、つながり度スコアを生成する(例えばユーザ302にパーセンタイルランクを割り当てる)ことにより、ユーザ302〜308のつながり度をより同程度にすることができる。式5は、つながり度スコアとして使用される、ユーザ302のつながり度に関するユーザ302のパーセンタイルランクを求めるのに使用することのできる例示的パーセンタイル式を示す。式5では、Xは、つながり度がCi(例えば、Ciweight又はCiremove)未満であるユーザ302〜308の数であり、Yはソーシャルネットワーキングサイト102内の固有のユーザの合計数であり、P(Ci)はつながり度Ciのパーセンタイルである。ソーシャルネットワーキングサイト内のつながりは頻繁に変化するので、例示的つながり度Ci及びつながり度スコア(例えばパーセンタイルP(Ci))を定期的又は不定期に更新することができる。
【0050】
[0050]P(Ci)=(X/Y)*100 式5
【0051】
[0051]図2に戻ると、1人又は複数のユーザのつながり度及び/又はつながり度スコア(複数可)を求めた後、つながり度モニタ204は、ユーザランカ208及び/又はデータベース118に情報を提供する。つながり度モニタ204は、1人又は複数のユーザに関するネットワーク安定性スコア(複数可)をさらに求めることができる。上述のように、ネットワーク安定性スコアは、ソーシャルネットワーキングサイト102からユーザを除去することによってソーシャルネットワーキングサイト102上の残りのユーザのつながり度を低減することのできる度合を表す。
【0052】
[0052]一般には、対話性モニタ206は、ソーシャルネットワーキングサイト102の1人又は複数のユーザに関する対話性及び/又は対話性スコアを求める。対話性モニタ206は、ソーシャルネットワーキングサイト102上のユーザと他のユーザとの間の対話数を求める(例えばカウントする)ことによってユーザの対話性を求めることができる。対話性モニタ206は、例えばソーシャルネットワーキングサイト102のユーザの対話性を比較することにより、対話性を対話性スコアにさらに変換することができる。対話性スコアの例示的決定が以下でより詳細に説明される。しかし、そのような例は例示に過ぎず、フォーマット、構成、目的、機能、ユーザポピュレーション、及び/又は特定のソーシャルネットワーキングサイトの任意の他の特徴のうちの任意の1つ又は複数に基づいて、並びに/或いはソーシャルネットワーキングサイト上で測定される対話のタイプに基づいて修正することができる。
【0053】
[0053]図4は、例示的ユーザ406、408、410、及び412の間の対話402及び404、並びに対話402及び404に対する応答対話414、416、418、及び420を含む例示的ソーシャルネットワーキングウェブページ400を示す。例示的対話402は、例えばユーザ406によるステータス更新を表し、ユーザ406は、ユーザ406に直接的につながりがあり(例えば第1度の連絡先)、及び/又は間接的につながりのある(例えば第2度の連絡先など)任意のユーザが閲覧することを意図するメッセージをポストする。同様の対話は、アプリケーション(例えばオンラインゲーム)の結果のポスティング、プロファイル情報の更新、別のウェブサイトへのリンクのポスティング、及び/又はメディア(例えば、音楽、ビデオなど)のポスティングを含むことができる。
【0054】
[0054]あるソーシャルネットワーキングサイト上では、ステータス更新対話402をポストしたユーザ406のつながり(例えばユーザ408及び410)が、対話に対して自身の応答対話414及び416でそれぞれ応答することができる。応答414及び416は、ユーザ406、ユーザ406の直接的なつながり、応答414が対象とする対話402に応答した任意のユーザ408及び410、並びに/或いはユーザ406のステータスで更新することのできる任意の他のユーザ406〜412を対象とすることができる。あるソーシャルネットワーキングサイト上では、ユーザ408〜412に通知し、ユーザ406のステータス(又は他のポスティング)でユーザ408〜412を更新する能力は、実際には無制限である。例えば、ユーザ406は、ユーザ406に加入し、又はユーザ406をフォローすることを望むソーシャルネットワーキングサイト102(図1)の任意のユーザ408〜412、及び/又は図1の広域ネットワーク106にアクセスできる公衆の任意のメンバさえもがユーザ406のプロファイルを入手できるようにすることができる。
【0055】
[0055]図5Aは、図4の対話402、414、及び416を表す例示的関係マトリックス500を示す。上述のように、各対話402、404、414〜420、及び/又は対話のセット(例えば、対話402、414、及び416のセット、並びに404、418、及び420のセット)について、関係マトリックス(又はベクトル又は他のデータ構造)が生成及び/又は更新される。関係マトリックス500では、ユーザ406はiとして表され、Dx個の直接的連絡先を有する。図5Aの例示的ユーザi 406は11個の直接的連絡先を有し、したがって関係マトリックス500は連絡先D1〜D11を含む。
【0056】
[0056]マトリックス500内の列は、対話402、404、又は414〜420が対象とするユーザ406〜412を表し、マトリックス500内の行は、応答的対話(複数可)402、404、又は414〜420をそれぞれ生成又は実施するユーザ406〜12である。マトリックス500の第1行502は、ユーザi 406によって実施される初期対話402を含む、ユーザi 406によって実施される対話を表す。ユーザ406(例えばユーザi)は、ユーザ406の連絡先D1〜D11のそれぞれについて対話402(例えばステータス更新)をポストし、例示的対話性モニタ206(図2)に、連絡先D1〜D11に対応する行502内の各列に1対話カウントを入力させ、対話402について合計で11対話カウントを入力させる。行504及び506でそれぞれ示されるように、例示的連絡先D1及びD2はそれぞれ、ステータス更新対話402に対する応答(例えば対話414及び416)をポストする。したがって、対話性モニタ206は、行504及び506内のi列508に1対話カウントを入力する。
【0057】
[0057]応答対話414及び416は対話402の後のある時に行われることがあるので、対話性モニタ206は、関係マトリックス500をデータベース(例えば、図1のデータベース118)に格納し、後で更新のために関係マトリックス500を取り出すことができる。図示される例では、対話性モニタ206は対話カウントをi列508に入力するだけであるが、さらに、又は別法として、対話性モニタ206は、対話カウントをD1〜D11列のうちの1つ又は複数に入力して、D1及び/又はD2によるユーザi 406の他の連絡先D1〜D11との間の対話を表すことができる。例えば、あるソーシャルネットワーキングサイト上では、初期対話402に対する応答対話414を実施する任意のユーザ406〜412は、同じ初期対話402に対する他のユーザ406〜412からの後の応答対話416の通知を受ける。さらに、又は別法として、あるソーシャルネットワーキングサイトは、直接的連絡先(例えばユーザ408)が相互の直接的連絡先(例えばユーザ410)に対する初期対話及び/又は応答対話402、404、又は414〜420を実施したときにユーザ406に通知する。したがって、例示的対話性モニタ206は、特定のソーシャルネットワーキングサイトの特定の通知及び/又は対話ツール及び/又は機構に従って、関係マトリックス500を更新することができる。いくつかの実施例では、対話性モニタ206はまた、Di1(例えば、図4の友人1 408)が応答対話414を以前に生成し、さらなる応答対話(例えば416)について通知を受けるので、対話カウントをDi2行506のDi1列に入力して、Di1にも通知されることを示す。
【0058】
[0058]図5Bは、ユーザ406の直接的連絡先D5がユーザ406からのステータス更新対話を制限又はブロックしている場合の図4の対話402を表す別の例示的関係マトリックス510を示す。あるソーシャルネットワーキングサイトは、それぞれのユーザ406〜412に、ユーザ406〜412の直接的及び/又は間接的連絡先のうちの1つ又は複数についての通知をブロックするオプションを提供する。例えば、ユーザ412は、ユーザ406が、ウォールに対するポスティング、プライベートなメッセージの送信、チャット、イメージ、ビデオ、及び/又は他のメディアの閲覧又はポスティング、ユーザのステータスに対するコメント、ユーザの友人の閲覧、ユーザステータス更新の通知、アプリケーションの結果(例えば、イベント招待、ゲームスコアなど)のポスティング、並びに/或いはソーシャルネットワーキングサイト102との任意の他の対話(複数可)のうちの1つ又は複数を実施するときに、通知を受けないことを選ぶことができる。図5Bの例示的関係マトリックス510は、ユーザ406の直接的連絡先D5がユーザ406からの1つ又は複数のタイプのステータス更新を無視又はブロックすることを選んでおり、対話402がその1タイプであることを除いて、図4の例示的対話402並びに応答対話414及び416を表す。図2の例示的対話性モニタ206は、ユーザ406の直接的連絡先D1〜D11の通知設定を判定することができ、通知設定に基づいて、連絡先D5がステータス更新に関する通知を動作不能にした(例えば、制限した、無視した、ブロックしたなど)と判定することができる。したがって、ユーザi 406が連絡先D1〜D11を対象とする対話402を生成したとき、対話性モニタ206は、ユーザi 406と連絡先D5との間に対話がないと判定し、したがって連絡先D5に対応する列512と、対話402に対応する行514内に対話カウントを入力しない。
【0059】
[0059]図6は、図4の対話402、414、及び416を表す例示的ベクトル602〜622を示す。例示的ベクトル602〜622は、図4の対話カウントを格納するために、図5Aに示される例示的関係マトリックス500の代替として使用することができる。図6の例では、対話性モニタ206は、ユーザi 406と対話402の参加者D1〜D11との間の各つながりについてベクトル602〜622を生成する。ベクトル602〜622のそれぞれは、ユーザi 406と対応するユーザD1〜D11との間の対話カウント数を表す重みを有する。例えば、対話402及び応答対話414がユーザ406及び408を含むので、ユーザi 406とユーザD1(例えば友人1 408)を含むベクトル602は重み2を有する。一方、対話402だけがユーザi 406及びユーザD3を含むので、例示的ベクトル606の重みは1である。さらに、又は別法として、ベクトル602及び604、又はベクトル602〜622は、ユーザi 406からそれぞれのユーザ408及び410への第1方向の対話カウントと、それぞれのユーザ408及び410からユーザi 406への第2方向の対話カウントとを含む2方向ベクトルでよい。
【0060】
[0060]図7は、ユーザ406から別のユーザ408に送られた個人メッセージ対話702を含む例示的ソーシャルネットワーキングウェブページ700を示す。図1の例示的ソーシャルネットワーキングサイト102上で、ユーザ406は、1つ又は複数の他のユーザ408〜412にメッセージを直接的に送信することによって他のユーザ(複数可)408〜412と対話することができる。受信側ユーザ(複数可)408〜412は、例えばウェブブラウザを介してソーシャルネットワーキングサイト102に移動してメッセージを閲覧することにより、メッセージにアクセスすることができる。例示的メッセージ対話702は、ユーザ406からユーザ408に向けて送られ、他のユーザには送られない。
【0061】
[0061]図8は、図7のメッセージ対話702を表す例示的関係マトリックス800を示す。例示的関係マトリックス800はユーザi 406の連絡先D1〜D11のすべてを含むが、対話性モニタ206は、対話702がユーザ406とユーザ408の間でのみ行われたと判定する。しかし、いくつかの実施例では、関係マトリックス700は、初期トランザクションに含まれる連絡先D1〜D11のみを含む。したがって、対話性モニタ206は、対話カウントを適切な列802及び行804に追加する。ユーザ408が(例えば、応答メッセージを送ることによって)対話702に応答しない場合、例示的マトリックス800が完了したとみなすことができ、後の対話について別の関係マトリックスが作成される。
【0062】
[0062]図9は、イメージ902と、イメージ902に関連するユーザ406〜412間の対話904とを含む例示的ソーシャルネットワーキングウェブページ900を示す。例示的イメージ902は、例えばユーザ406がポストすることができ、ユーザ406は、イメージ902内にやはり存在する他のユーザ408、412、906、及び908の識別情報でピクチャをさらに「タグ付け」する。あるソーシャルネットワーキングサイト(例えば、図1のソーシャルネットワーキングサイト102)上では、ユーザ406〜412、906、及び908は、他の人がイメージ902を閲覧したときに閲覧するために、イメージ902についてのコメント910及び912をポストすることができる。図示される例では、ユーザ406及び408は、それぞれイメージ902についてのコメント912及び910を残している。
【0063】
[0063]図10は、図9の対話を表す例示的関係マトリックス1000を示す。例示的関係マトリックス1000は、ユーザi 406と、ユーザ406の連絡先D1〜D11とを含む。対話性モニタ206(図2)は、ユーザi 406がイメージ902をポストし、イメージ902内にあるそれぞれのユーザ408、412、906、及び908をタグ付けしたと判定する。それに応答して、対話性モニタ206は、対話の受信側ユーザに対応する列内の、ユーザi 406による他のユーザ408〜412、906、及び908を対象とする対話(例えば、イメージ902のポスティング及び/又はタグ付け)に対応する行1002に対話カウントを入力する。
【0064】
[0064]例示的対話性モニタ206は、コメント910及び912をさらに検出し、応答対話910を生成したユーザD1(例えば友人1 408)に対応する行1004と、応答対話912を生成したユーザi 406に対応する行1002に追加の対話性カウントを追加する。図示される例では、対話性モニタ206は、以前の応答対話910を生成したユーザD1 408に対応する列1006内の応答対話912に関する対話カウントを生成するだけである。しかし、対話性モニタ206は、ソーシャルネットワーキングサイト(例えばソーシャルネットワーキングサイト102)の特定の構成及び/又は設定に基づいて、任意の行及び/又は列で対話カウントを生成することができる。一般には、各ソーシャルネットワーキングサイトは、ユーザにとって潜在的に関心のある可能性のある他のユーザによる対話及び/又は活動をユーザに様々な方式で通知することを選ぶことができる。したがって、対話性モニタ206は、ソーシャルネットワーキングサイト102並びに/或いはユーザ406〜412、906、及び908の特定の通知設定及び/又は構成に基づいて対話カウントを生成することができる。
【0065】
[0065]いくつかの実施例では、関係マトリックス500、510、800、及び1000が対話性モニタ206で使用され、ユーザi 406の対話性が求められる。例示的ユーザi 406に関する対話性は、指定の時間枠又は全時間にわたってユーザi 406に対応する関係マトリックス内の対話カウントを合計することによって求めることができる。こうした実施例では、対話性モニタ206は、ユーザD1〜D11の対話性をそれぞれ求める際に使用されるそれぞれの対話カウントを表すために、ユーザD1〜D11に関する同様の関係マトリックスを生成する。しかし、いくつかの実施例では、対話性モニタ206は、関係マトリックス500、510、800、及び1000を使用して、ユーザD1〜D11のいずれに関する対話性も求める。こうした実施例の結果、格納すべき関係マトリックス又は他のデータ構造が少なくなることがあるが、対話性モニタ206は、ユーザi 406の対話性を求めるために、より多数の関係マトリックスを探索しなければならないことがある。
【0066】
[0066]ユーザi 406の対話性スコアは、例えばユーザi 406の対話性をソーシャルネットワーキングサイト上の他のユーザの対話性と比較することによって求めることができる。例えば、対話性は、上限対話性、下限対話性、中央対話性、及び/又は別の正規化因子に基づいて正規化することができる。さらに、又は別法として、対話性スコアは、ユーザi 406の対話性のパーセンタイルランクに基づいて求めることができる。
【0067】
[0067]さらに、又は別法として、関係マトリックス500、510、800、又は1000のいずれかをベクトル又は別のデータ構造フォーマットとして表現することができる。例えば、関係マトリックス500は以下のベクトルに従って表現することができる。<i;D1,1,1;D2,1,1;D3,1,0;D4,1,0;D5,1,0;D6,1,0;D7,1,0;D8,1,0;D9,1,0;D10,1,0;D11,1,0>。したがって、例示的ベクトルは、ユーザi 406と、ユーザD1〜D11と、ユーザi 406によるユーザD1〜D11のそれぞれを対象とする対話カウントと、ユーザD1〜D11のそれぞれによるユーザi 406を対象とする対話カウントとを特定する。もちろん、例示的ベクトル、或いは関係マトリックス500、510、800、又は1000の代わりに、他のベクトルフォーマットを使用することもできる。
【0068】
[0068]図2に戻ると、対話性モニタ206がユーザに関する対話性及び/又は対話性スコアを求めた後、対話性モニタ206は、対話性及び/又は対話性スコアをユーザランカ208及び/又はデータベース118に供給する。いくつかの実施例では、対話性モニタ206は、ソーシャルネットワーキングサイト102のユーザ間の対話を定期的に処理し(例えばバッチ処理)、その結果得られる、生成及び/又は更新された関係マトリックス及び/又はベクトルをデータベース118内に格納する。この目的で、データ収集モニタ214は、データ収集を行うべきかどうかを判定し、それに応じて対話性モニタ206を制御する。さらに、又は別法として、データ収集モニタ214は、つながり度モニタ204を制御して、規則的及び/又は不規則な間隔でソーシャルネットワーキングサイト102のユーザのつながり度を収集及び/又は処理することができる。
【0069】
[0069]図2のユーザランカ208は、つながり度モニタ204からのつながり度及び/又はつながり度スコア、並びに/或いは対話性モニタ206からの対話性及び/又は対話性スコアを受け取る。受け取った情報に基づいて、ユーザランカ208は、(例えば、ユーザ要求照会210に基づいて)ソーシャルネットワーキングサイト102の1人又は複数のユーザに関するユーザランク(複数可)212を求める。次いで、ユーザ要求照会210が受信された場所(例えば、図1のモニタ端末116)、及び/又は異なる場所(例えば、記憶装置、中央データ施設、広告主、データベース118)にユーザランク(複数可)を出力することができる。
【0070】
[0070]ユーザランカ208は、例えば対話性スコア及びつながり度スコアを重み付けし、次いで重み付けしたスコアを組み合わせて総合(例えば複合)ランクを生成することによってユーザランク(複数可)を生成することができる。つながり度スコア及び/又は対話性スコアに適用される重み(複数可)は、例えばユーザ要求照会210に基づいて、等しいものでよく、又は異なるものでよい。例えば、単にユーザに広告主の製品を通知することで広告主の製品が売れる可能性がより高いと広告主が考える場合、ユーザランカ208は、ユーザのつながり度スコアを対話性スコアよりも強く重み付けすることができる。
【0071】
[0071]例示的ソーシャルネットワーキングモニタ112は、ソーシャルネットワーキングサイト102内の1人又は複数のユーザに関するネットワーク安定性スコアを求めるネットワーク安定性デターミナ216をさらに含む。ユーザに関するネットワーク安定性スコアは、ユーザがソーシャルネットワーキングサイトから除去された場合に中断されることになるつながり、及び/又はしきい度数よりも度数が上昇することになるつながりの数を表す。例えば、広告主又はマーケティング担当者が特定のソーシャルネットワーキングサイトの有効性を求めるためにネットワーク安定性スコアを使用することができる。例えば、ソーシャルネットワーキングサイトが他のソーシャルネットワーキングサイトと比べて低いネットワーキング安定性スコアを有するユーザを有する場合、そのソーシャルネットワーキングサイトは安定性が低いとみなすことができる。ソーシャルネットワーキングサイトからユーザを除去することにより、より多数のつながりも除去される可能性があり、それによってソーシャルネットワーキングサイト上のユーザのつながり度が低下するからである。安定性の低いソーシャルネットワーキングサイトは、広告及び/又はより長期に及ぶ広告キャンペーンを購入するのに望ましい場所ではない可能性が高い。
【0072】
[0072]ネットワーク安定性スコアを求めるために、つながり度モニタ204は、ユーザ(例えば、図3のユーザ302)と、ユーザがつながりのある他のユーザ304〜308との間のつながりを求める。次いで、ネットワーク安定性デターミナ216は、ユーザ304〜308間のつながりを評価し、ユーザ302がソーシャルネットワーキングサイト102から除去された場合、ユーザ304〜308のうちの誰が互いにつながりを断たれることになり、高い分離度で互いにつながりを持つことになり、及び/又は引き続き互いにつながりを持つことになるかを判定する。
【0073】
[0073]ネットワーク安定性スコアは、例えば、ユーザ302がソーシャルネットワーキングサイト302から除去されたときに度数しきい値内でつながりのあるままとなるユーザ304〜308の割合でよい。いくつかの実施例では、除去されるつながりの度数に従ってネットワーク安定性スコアを重み付けすることができる。例えば、中断される第2度のつながりは、中断される第5度のつながりよりも高く重み付けされる(したがって、ネットワーク安定性スコアにより大きな影響を及ぼす)ことができる。
【0074】
[0074]一実施例では、ネットワーク安定性デターミナ216は、図3のユーザ302に関するネットワーク安定性スコアを求めることができる。ネットワークからユーザ302を除去することにより、ユーザ304aは、ユーザ304b〜304dとのつながりを断たれる。しかし、ユーザ304b〜304dは接続されたままである。したがって、3つの第2度のつながり(例えば、ユーザ302aと302b、302aと302c、並びに302aと302d)が中断され、2つの第1度のつながり(302bと302d、並びに302cと302d)及び第2度のつながり(302bと302c)が中断されないままである。第2度のつながりまでの中断されるつながりの比を例示的ネットワーク安定性スコアとして使用すると、ユーザ302に関するネットワーク安定性スコアは0.5となる。しかし、ネットワーク安定性スコアは、より高いつながり度及び/又は異なる因子の比(例えば、つながりを持つユーザ又はつながりを断たれるユーザ)を使用することができる。
【0075】
[0075]例示的ソーシャルネットワーキングモニタ112は、ネットワーク有効性スコア220を求めるネットワーク有効性デターミナ218をさらに含む。例示的ネットワーク有効性デターミナ218は、ソーシャルネットワーキングサイト102のユーザの平均ユーザつながり度、ソーシャルネットワーキングサイト102のユーザの平均対話性、及び/又はソーシャルネットワーキングサイト102のユーザのネットワーク安定性スコアに基づいて、ソーシャルネットワーキングサイト102のネットワーク有効性を求める。ネットワーク有効性Eの例示的決定が以下の式6に示される。但しCはユーザの平均つながり度であり、Iはユーザの平均対話性であり、Xは、ネットワーク有効性スコアに関する、ソーシャルネットワーキングサイト102のユーザの平均ネットワーク安定性である。
【0076】
[0076]E=C+I−X 式6
【0077】
[0077]ネットワーク有効性デターミナ218は、例えば広告主からの要求に応答して、1つ又は複数のソーシャルネットワーキングサイト102(又は、オンラインメッセージングなどの他のタイプの対話ウェブサイト及び/又はサービス)に関するネットワーク有効性スコア(複数可)220を求めることができる。広告主は、例えば広告主が広告することに関心のある可能性がある複数のソーシャルネットワーキングサイトに関するネットワーク有効性を比較することに関心があることがある。さらに、又は別法として、ネットワーク有効性デターミナ218は、経時的にソーシャルネットワーキングサイトのネットワーク有効性スコア(複数可)220を監視するために、周期的間隔及び/又は非周期的間隔でネットワーク有効性スコア(複数可)220を求めることができる。
【0078】
[0078]図11〜17は、例示的ユーザセレクタ202、例示的つながり度モニタ204、例示的対話性モニタ206、例示的ユーザランカ208、例示的データ収集モニタ214、例示的ネットワーク有効性デターミナ218、及び/又はより一般には、図2の例示的ソーシャルネットワーキングモニタ112を実装するのに使用することのできる、例えばコンピュータ可読命令を使用して実装することのできるプロセスを表す例示的流れ図を示す。図11〜17の例示的命令1100、1200、1300、1400、1500、1600、1700は、プロセッサ、コントローラ、及び/又は任意の他の適切な処理装置を使用して実行することができる。例えば、図11〜17の例示的命令1100〜1700は、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、及び/又はランダムアクセスメモリ(RAM)などの有形コンピュータ可読媒体上に格納された符号化命令(例えばコンピュータ可読命令)を使用して実装することができる。本明細書では、有形コンピュータ可読媒体という用語は、任意のタイプのコンピュータ可読記憶装置を含み、伝播信号を除外するように明白に定義される。さらに、又は別法として、図11〜17の例示的命令1100〜1700は、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュ、又は情報が任意の期間にわたって(例えば、長期間にわたって、永続的に、短時間に、一時的なバッファリングの間、及び/又は情報のキャッシングの間)格納される任意の他の記憶媒体などの非一時的コンピュータ可読媒体上に格納された符号化命令(例えばコンピュータ可読命令)を使用して実装することができる。本明細書では、非一時的コンピュータ可読媒体という用語は、任意のタイプのコンピュータ可読媒体を含み、伝播信号を除外するように明白に定義される。
【0079】
[0079]或いは、図11〜17の例示的命令1100〜1700の一部又はすべては、特定用途向け集積回路(複数可)(ASIC(複数可))、プログラマブル論理装置(複数可)(PLD(複数可))、フィールドプログラマブル論理装置(複数可)(FPLD(複数可))、ディスクリートロジック、ハードウェア、ファームウェアなどの任意の組合せ(複数可)を使用して実装することができる。さらに、図11〜17の例示的命令1100〜1700の一部又はすべては、手動で実装することができ、或いは上記の技法のいずれかの任意の組合せ(複数可)、例えばファームウェア、ソフトウェア、ディスクリートロジック、及び/又はハードウェアの任意の組合せとして実装することができる。さらに、図11〜17の流れ図を参照しながら図11〜17の例示的命令1100〜1700が説明されるが、図11〜17の命令1100〜1700を実装する他の方法を使用することもできる。例えば、ブロックの実行順序を変更することができ、及び/又は記載のブロックの一部を変更し、省略し、細分し、若しくは組み合わせることができる。さらに、図11〜17の例示的命令1100〜1700のいずれか又はすべては、例えば別々の処理スレッド、プロセッサ、装置、ディスクリートロジック、回路などにより、順次及び/又は並列に実行することができる。
【0080】
[0080]図11は、オンラインソーシャルネットワーク(例えば、図1のソーシャルネットワーキングサイト102)内の人気のある参加者を識別するために実行することのできる例示的機械可読命令1100を表す流れ図である。例示的機械可読命令1100は、図2のソーシャルネットワークモニタ112で実行することができる。
【0081】
[0081]例示的命令1100は、データ(例えばプロセス対話)を収集するかどうかを(例えば、図2のデータ収集モニタ214を介して)決定することによって開始する(ブロック1102)。例えば、データ収集モニタ214は、データ収集期間が経過したかどうかを判定することができる。データ収集モニタ214がデータを収集する時であると判定した場合(ブロック1102)、図2の例示的対話性モニタ206は、ソーシャルネットワーキングサイト102上の対話を処理する(ブロック1104)。ブロック1104を実装する例示的命令1200が、以下で図12を参照しながら説明される。上述のように、さらに、又は別法として、データ収集モニタ214は、ソーシャルネットワーキングサイト102の1人又は複数のユーザのつながり度をつながり度モニタ204に処理させることができる。対話を処理した後(ブロック1104)、又はデータを収集する時ではない場合(ブロック1102)、図2のユーザセレクタ202は、照会が受信されたかどうかを判定する(ブロック1106)。照会が受信されなかった場合、制御はブロック1102に戻り、データを収集する時であるかどうかを判定する。
【0082】
[0082]照会が受信された場合(ブロック1106)、ユーザセレクタ202は、ソーシャルネットワークサイト102の1人又は複数のユーザの人気度を求めるユーザ要求照会210(図2)などの要求を受信する(ブロック1108)。図2のつながり度モニタ204は、ユーザ要求照会210に基づいて、ユーザに関する1つ又は複数のつながり度スコアを求める(ブロック1110)。ブロック1110は、図13を参照しながら以下で説明される例示的機械可読命令1300を使用して実装することができる。いくつかの実施例では、つながり度スコアの決定は、ユーザのつながり度を求めることを含む。対話性モニタ206は、ユーザ要求照会210に基づいて、ユーザに関する1つ又は複数の対話性スコアを求める(ブロック1112)。ブロック1112は、図14を参照しながら以下で説明される例示的機械可読命令1400を使用して実装することができる。いくつかの実施例では、対話性スコアの決定は、ユーザの対話性を求めることを含む。
【0083】
[0083]つながり度スコア及び対話性スコアに基づいて、図2の例示的ユーザランカ208は、ユーザに関する総合ランクを求める(ブロック1114)。ブロック1114は、図15を参照しながら以下で説明される例示的機械可読命令1500を使用して実装することができる。次いで、ユーザランカ208は、ソーシャルネットワーキングサイト102のユーザの人気度を(例えば、図1のモニタ端末116、図1のソーシャルネットワーキングサイト102のユーザのコンピュータ108、及び/又は別の要求側の場所に)返す(ブロック1118)。ユーザの人気度を返した後、例示的命令1100は終了することができ、或いは対話の処理及び/又は要求への応答を続行するために反復することができる。
【0084】
[0084]図12は、対話を処理するために実行することのできる例示的機械可読命令1200を表す流れ図である。例示的命令1200を実行して、図2の例示的対話性モニタ206を実装し、図11のブロック1104を実行することができる。命令1200は、ソーシャルネットワーキングサイト102上のユーザ間の対話を処理する時であるとデータ収集モニタ214が判定したときに開始することができる。
【0085】
[0085]対話を処理するために、例示的対話性モニタ206は、ソーシャルネットワーキングサイト102上のユーザ間の対話を識別する(ブロック1202)。いくつかの実施例では、対話性モニタ206は、識別されるが以前に処理された対話を廃棄又は無視する。例えば、対話性モニタ206は、以前の対話処理シーケンスの後の新しい対話又は追加の対話で更新される関係マトリックスの少なくとも一部を無視することができる。例示的ブロック1204〜1216は、以下で説明されるようにforループで反復される。特に、ブロック1202で対話性モニタ206によって識別される各対話について、ブロック1204〜1216を反復することができる。
【0086】
[0086]選択された対話について、対話性モニタ206は、アクションが以前の初期対話に対応する応答対話であるかどうかを判定する(ブロック1204)。例えば、対話性モニタ206は、ユーザによるステータス更新Aが初期対話である(例えば、応答対話ではない)と判定することがあるが、ステータス更新Aに対するコメントBが以前のステータス更新対話Aに対する応答対話であると判定することがある。選択された対話が応答対話ではない(例えば、対話が初期対話である)場合(ブロック1204)、例示的対話性モニタ206は、選択された対話に対応する新しい関係マトリックスを生成する(ブロック1206)。一方、選択された対話が応答対話である場合(ブロック1204)、対話性モニタは、選択された対話がそれに対する応答である初期対話に対応する、以前に作成された関係マトリックスをロードする(ブロック1208)。
【0087】
[0087]新しい関係マトリックスを生成した後(ブロック1206)、又は関係マトリックスをロードした後(ブロック1208)、例示的対話性モニタ206は、対話を実施したユーザ(例えば、図4のユーザi 406)を識別する(ブロック1210)。例えば、ステータス更新を実施するユーザが更新のポスタであり、ステータス更新に対するコメントを実施する人がコメンタである。したがって、対話性モニタ206は、ステータス更新のポスタ、又はステータス更新に対してコメントするユーザを識別する。対話性モニタ206はまた、対話を受信するユーザ(複数可)(例えば、図4のユーザ(複数可)408〜412)を識別する(ブロック1212)。例えば、対話を受信するユーザは、ユーザi 406の直接的連絡先であるユーザ408でよく、ユーザi 406がユーザi 406のステータスを更新したという通知を受信する。
【0088】
[0088]識別された実施側ユーザ及び受信側ユーザに基づいて、対話性モニタ206は、関係マトリックスに対話カウント(複数可)をポピュレートする(ブロック1214)。次いで、例示的対話性モニタ206は関係マトリックスを格納する(ブロック1216)。関係マトリックスを格納した後(ブロック1216)、forループは、別の識別された対話を選択するために反復することができ、又は図11の例示的命令1100に制御を返すことができる。関係マトリックスを参照しながら例示的命令1200が説明されたが、さらに、又は別法として、例示的命令をベクトル又は他のデータ構造と共に使用することができる。
【0089】
[0089]図13は、ソーシャルネットワーキングサイト(例えば、図1のソーシャルネットワーキングサイト102)上のユーザのつながり度スコアを求めるために実行することのできる例示的機械可読命令1300を表す流れ図である。例示的命令1300を使用して、図2の例示的つながり度モニタ204を実装し、図11のブロック1110を実行することができる。
【0090】
[0090]例示的命令1300は、図11のブロック1108から入力することができる。例示的つながり度モニタ204は、例示的ソーシャルネットワーキングサイト102上の各ユーザについてブロック1302〜1312を反復する。選択されたユーザ(例えば、図3のユーザ302)について、つながり度モニタ204は、ユーザ302の直接的連絡先(例えばユーザ304a〜304d)の数を求める(ブロック1302)。つながり度モニタ204は、ユーザ302の間接的連絡先(例えばユーザ306〜308)の数をさらに求める(ブロック1304)。さらに、つながり度モニタ204は、どの連絡先304〜308がユーザ302に対するつながりを制限したかを判定する(ブロック1306)。
【0091】
[0091]次いで、例示的つながり度モニタ204は、制限されたつながりに重みを適用する(ブロック1308)。つながり度モニタ204は、ユーザ304〜308のうちのそれぞれとユーザ302との間の制限に基づいて、異なる数の直接的連絡先304a〜304d及び間接的連絡先306〜308に重みを適用することができる。例えば、つながり度モニタ204は、ユーザ302に対する無制限のつながりを有するユーザ304bに、より高い(例えば、大きい)重み(又は単位重み)を適用することができ、ユーザ302に対する制限された重みを有するユーザ304cにより低い(例えば、小さい)重みを適用することができる。つながり度モニタ204は、無制限の直接的連絡先304a〜304b、無制限の間接的連絡先306〜308、並びに制限された直接的連絡先及び/又は間接的連絡先に基づいて、選択されたユーザ302に関するつながり度を求める(ブロック1310)。例えば、つながり度モニタ204は、上記の式4を用いて、選択されたユーザのつながり度Ciweightを求めることができる。
【0092】
[0092]例示的つながり度モニタ204は、つながり度に基づいて、選択されたユーザ302のつながり度スコアを求める(ブロック1312)。例えば、つながり度モニタ204は、ソーシャルネットワーキングサイト102の他のユーザ304〜308のつながり度と比べた、選択されたユーザ302のつながり度に基づいて、つながり度スコアを求めることができる。次いで、つながり度モニタ204は、選択されたユーザ302に関するつながり度及びつながり度スコアを(例えば、図2のデータベース118内に)格納することができる(ブロック1314)。つながり度及びつながり度スコアを格納した後、例示的命令1300は、追加のユーザに関してブロック1302〜1314を反復することができ、又は図11のブロック1112に制御を返すことができる。
【0093】
[0093]図14は、ソーシャルネットワーキングサイト(例えば、図1のソーシャルネットワーキングサイト102)上のユーザの対話性スコアを求めるために実行することのできる例示的機械可読命令1400を表す流れ図である。例示的命令を使用して、図2の例示的対話性モニタ206を実装し、図11のブロック1112を実行することができる。図14のブロック1402〜1408は、対話性スコアを生成すべきユーザ数のうちの各ユーザについて反復することができる。
【0094】
[0094]例示的対話性モニタ206は、例示的命令1100のブロック1110の後に、選択されたユーザ(例えば、図4のユーザi 406)によって実施される初期対話を有する関係マトリックスを識別することによって開始することができる(ブロック1402)。例えば、対話性モニタ206は、図1のソーシャルネットワーキングサイト102上の対話の処理中に対話性モニタ206によって以前に生成され、更新され、及び/又は図2のデータベース118内に格納された関係マトリックスを識別することができる。対話性モニタ206は、識別した関係マトリックスから対話カウントを合計し、選択されたユーザi 406に関する対話性を識別する(ブロック1404)。いくつかの実施例では、関係マトリックスは、ユーザi 406によって実施された初期対話に基づき、したがってユーザi 406は、関係マトリックス内に含まれる初期対話(複数可)及び/又はすべての応答対話(複数可)を実行又は受信し、対話カウントをユーザi 406に帰することができる。しかし、いくつかの別の実施例では、関係マトリックスは、ユーザi 406に関連しない対話カウントを含むことができる。この場合、対話性モニタ206は、例えばユーザi 406に対応する行及び/又は列内の対話カウントをカウントすることにより、ユーザi 406に関する対話カウントを求める。
【0095】
[0095]次いで、例示的対話性モニタ206は、対話性に基づいて対話性スコアを求める(ブロック1406)。例えば、対話性モニタ206は、他のユーザ(例えばユーザ408〜412)に関する対話カウント数と比べた、ユーザi 406に関する対話カウントのパーセンタイルランクとして、及び/又は対話カウント数として対話性スコアを求めることができる。対話性モニタ206は、選択されたユーザi 406に関する対話性及び対話性スコアを格納する(ブロック1408)。次いで、例示的ブロック1402〜1408は、他のユーザに関する対話性スコアを求めるために反復することができ、又は図11のブロック1114に制御を返すことができる。
【0096】
[0096]図15は、ソーシャルネットワーキングサイト(例えば、図1の例示的ソーシャルネットワーキングサイト102)上のユーザの総合(例えば複合)ランクを求めるために実行することのできる例示的機械可読命令1500を表す流れ図である。例示的命令1500を使用して、例示的ユーザランカ208を実装し、図11のブロック1114を実行することができる。例示的ブロック1502〜1506は、ランク付けすべきユーザ数のうちの各ユーザについて反復することができる。
【0097】
[0097]例示的ユーザランカ208は、つながり度スコア及び対話性スコアをロードする(ブロック1502)。例えば、ユーザランカ208は、つながり度モニタ204から(例えば、図13のブロック1302〜1310を実行することによって生成された)つながり度スコアを受け取り、対話性モニタ206から(例えば、図14のブロック1402〜1406を実行することによって生成された)対話性スコアを受け取る。次いで、ユーザランカ208は、照会に基づいてつながり度スコア及び対話性スコアに重みを適用する(ブロック1504)。例えば、ユーザランカ208は、つながり度及び対話性スコアに等しい重みを適用することができ、或いはつながり度スコア又は対話性スコアの一方により高い重みを適用することができ、スコアの他方により低い重みを適用することができる。例えば、要求側にとって対話性スコアよりもつながり度スコアが重要であることをユーザ要求照会210が示す場合、つながり度スコアは対話性スコアよりも高い重みを有することができる。
【0098】
[0098]次いで、例示的ユーザランカ208は、つながり度スコア及び対話性スコアに基づいてユーザランクを求める(ブロック1506)。ユーザランクを求めた後、ユーザランカ208は、追加のユーザに関してブロック1502〜1506を反復することができ、又は図11のブロック1116に制御を返すことができる。
【0099】
[0099]図16は、(例えば、図1のソーシャルネットワーキングサイト102に関する)ネットワーク有効性スコアを求めるために実行することのできる例示的機械可読命令1600を表す流れ図である。例示的命令1600を例示的ユーザセレクタ202、例示的つながり度モニタ204、例示的対話性モニタ206、及び/又は例示的ネットワーク有効性デターミナ218のうちの1つ又は複数で実行し、ソーシャルネットワーキングサイト102に関するネットワーク有効性スコア(複数可)220(図2)を生成することができる。
【0100】
[0100]例示的つながり度モニタ204は、ソーシャルネットワーキングサイト102のユーザに関するつながり度スコアを求めることによって開始することができる(ブロック1602)。ブロック1602は、図13の例示的機械可読命令1300を実行することにより、図2の例示的つながり度モニタ204で実装することができる。例示的つながり度モニタ204及び/又はネットワーク有効性デターミナ218は、ソーシャルネットワーキングサイト102のユーザに関する平均ユーザつながり度スコアを求めることができる(ブロック1604)。
【0101】
[0101]次いで、例示的対話性モニタ206は、ソーシャルネットワーキングサイト102のユーザに関する対話性スコアを求める(ブロック1606)。ブロック1606は、図14の例示的機械可読命令1400を実行することにより、対話性モニタ206で実装することができる。例示的対話性モニタ206及び/又はネットワーク有効性デターミナ218は、ソーシャルネットワーキングサイト102のユーザに関する平均ユーザ対話性スコアを求めることができる(ブロック1608)。
【0102】
[0102]例示的つながり度モニタ204は、ソーシャルネットワーキングサイト102のユーザに関するネットワーク安定性スコアをさらに求める(ブロック1610)。ブロック1610は、以下で図17を参照しながら説明される例示的機械可読命令1700を実行することにより、図2の例示的つながり度モニタ204で実装することができる。例示的つながり度モニタ204及び/又はネットワーク有効性デターミナ218は、ソーシャルネットワーキングサイト102のユーザに関する平均ユーザネットワーク安定性スコアを求めることができる(ブロック1612)。例示的ブロック1604、1608、及び1612はそれぞれユーザに関する平均つながり度、平均対話性、及び平均ネットワーク安定性スコアを求めるが、さらに、又は別法として、例示的ブロック1604、1608、及び1612は、中央スコア、モードスコア、及び/又はソーシャルネットワーキングサイト102上のユーザスコアを表す任意の他のスコアを求めることができる。
【0103】
[0103]次いで、例示的ネットワーク有効性デターミナ218は、平均つながり度スコア、平均対話性スコア、及び/又は平均ネットワーク安定性スコアに基づいてネットワーク有効性スコア220を求める(ブロック1614)。例えば、ネットワーク有効性デターミナ218は、対話性スコアとつながり度スコアの合計からネットワーク安定性スコアを差し引くことができる(高いネットワーク安定性スコアが高いネットワーク不安定性を表す場合)。しかし、ネットワーク有効性デターミナ218の他の定式化を使用してネットワーク有効性スコアを求めることもできる。ネットワーク有効性スコア220を求めた後、例示的ネットワーク有効性デターミナ218は、後で取り出し、及び/又は送信するためにネットワーク有効性スコア220を格納する。いくつかの実施例では、ネットワーク有効性デターミナ218は、ネットワーク有効性スコアの要求側にネットワーク有効性スコア220を送信することができる。次いで、例示的命令1600は終了することができる。
【0104】
[0104]図17は、ソーシャルネットワーキングサイト(例えば、図1のソーシャルネットワーキングサイト102)のネットワーク安定性スコア(例えば、図2のネットワーク安定性スコア220)を求めるために実行することのできる例示的機械可読命令1700を表す流れ図である。図2のつながり度モニタ204で例示的命令1700を実行し、図16のブロック1610を実装することができる。例示的命令1700のブロック1702〜1712は、ソーシャルネットワーキングサイト102の複数のユーザについて反復することができる。
【0105】
[0105]例示的つながり度モニタ204は、例示的ソーシャルネットワーキングサイト102のユーザ(例えば、図3のユーザ302)を選択することによってループの反復を開始することができる。選択されたユーザ302について、つながり度モニタ204は、つながり度数N以内(例えば、第3度のつながりまで)の、選択されたユーザ302につながりがある連絡先(例えばユーザ304〜308)を識別する(ブロック1702)。次いで、つながり度モニタ204は、識別した連絡先間のつながりを求める(ブロック1704)。例えば、つながり度モニタ204は、ユーザ304aとユーザ304b〜304dのそれぞれとの間などに第2度のつながりがあることを判定することができる。
【0106】
[0106]つながり度モニタ204は、ソーシャルネットワーキングサイト102からのユーザ302の除去をシミュレートする(ブロック1706)。例えば、つながり度モニタ204は、ユーザ304aがユーザ304b〜304dからのつながりを断たれたと見ることができる。シミュレートする除去に基づいて、つながり度モニタ204は、結果として生じる、中断されるつながりの数を求める(ブロック1708)。ユーザ302に関するネットワーク安定性スコアは、識別されるユーザ304〜308間のつながりと、ユーザ302の除去の結果として生じる、中断されるつながりとに基づいて求めることができる(ブロック1710)。例えば、つながり度モニタ204は、中断されるつながりと、(例えば、ユーザ302が依然としてソーシャルネットワーキングサイト102内にいるとみなされるときの)識別されるユーザ間のつながりの数との比としてネットワーク安定性スコアを求めることができる。しかし、ネットワーク安定性スコアの他の定式化を求めることもできる。
【0107】
[0107]次いで、例示的つながり度モニタ204は、ユーザ302に関するネットワーク安定性スコアを(例えば図2のデータベース118内に)格納する(ブロック1712)。ネットワーク安定性スコアを格納した後、つながり度モニタ204は、ソーシャルネットワーキングサイト102の別のユーザを選択し、制御をブロック1702までループすることによって反復することができ、又は例示的命令1700は終了し、図16のブロック1612に制御を返すことができる。
【0108】
[0108]図18は、図11〜17に記載の例示的機械可読命令1100、1200、1300、1400、1500、1600、及び1700を実行し、図2に記載のソーシャルネットワークモニタ112を実装するのに使用することのできる例示的プロセッサシステム1800の図である。例示的プロセッサシステム1800は、ランダムアクセスメモリ(RAM)1804、読取り専用メモリ(ROM)1806、及びフラッシュメモリ1808などの関連するメモリを有するプロセッサ1802を含む。プロセッサ1802は、他の構成要素とインターフェースすることのできるバス1812などのインターフェースに結合される。図示される実施例では、バス1812にインターフェースされる構成要素は、入力装置1814、ディスプレイ装置1816、大容量記憶装置1818、取外し可能記憶装置ドライブ1820、及びネットワークアダプタ1822を含む。取外し可能記憶装置ドライブ1820は、磁気媒体や光学媒体などの関連する取外し可能記憶媒体1824を含むことができる。ネットワークアダプタ1822は、プロセッサシステム1800を外部ネットワーク1826に接続することができる。
【0109】
[0109]例示的プロセッサシステム1800は、例えば従来型デスクトップパーソナルコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ワークステーション、又は任意の他のコンピューティング装置でよい。プロセッサ1802は、インテル(Intel)(登録商標)ペンティアム(Pentium)(登録商標)マイクロプロセッサファミリ、インテルイタニウム(Itanium)(登録商標)マイクロプロセッサファミリ、及び/又はインテルXScale(登録商標)プロセッサファミリのマイクロプロセッサなどの任意のタイプの処理装置でよい。プロセッサ1802に結合されるメモリ1804、1806、及び1808は任意の適切なメモリ装置でよく、システム1800の記憶要件に適合するようなサイズにすることができる。特に、フラッシュメモリ1808は、ブロックごとにアクセス及び消去される不揮発性メモリでよい。
【0110】
[0110]入力装置1814は、キーボード、マウス、タッチスクリーン、トラックパッド、バーコードスキャナ、又はユーザがプロセッサ1802に情報を与えることを可能にする任意の他の装置を使用して実装することができる。
【0111】
[0111]ディスプレイ装置1816は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)モニタ、陰極線管(CRT)モニタ、又はプロセッサ1802とユーザとの間のインターフェースとして働く任意の他の適切な装置でよい。図18に示されるディスプレイ装置1816は、ディスプレイ画面をプロセッサ1802とインターフェースさせるのに必要な任意の追加のハードウェアを含む。
【0112】
[0112]大容量記憶装置1818は、例えば従来型ハードドライブ、或いはプロセッサ1802で読取り可能な任意の他の磁気媒体、光学媒体、又は固体媒体でよい。
【0113】
[0113]取外し可能記憶装置ドライブ1820は、例えば、コンパクトディスク記録可能(CD−R)ドライブ、コンパクトディスク再書込み可能(CD−RW)ドライブ、デジタルバーサタイルディスク(DVD)ドライブ、又は任意の他の光学ドライブなどの光学ドライブでよい。或いは、取外し可能記憶装置ドライブ1820は、例えば磁気媒体ドライブ及び/又は固体ユニバーサルシリアルバス(USB)記憶ドライブでよい。取外し可能記憶媒体1824は、取外し可能記憶装置ドライブ1820と共に動作するように選択されるので、ドライブ1820を補足する。例えば、取外し可能記憶装置ドライブ1820が光学ドライブである場合、取外し可能記憶媒体1824は、CD−Rディスク、CD−RWディスク、DVDディスク、又は任意の他の適切な光ディスクでよい。一方、取外し可能記憶装置ドライブ1820が磁気媒体装置である場合、取外し可能記憶媒体1824は、例えばディスケット又は任意の他の適切な磁気記憶媒体でよい。
【0114】
[0114]ネットワークアダプタ1822は、例えばイーサネットアダプタ、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(LAN)アダプタ、電話モデム、又はプロセッサシステム1800がネットワークを介して他のプロセッサシステムと通信することを可能にする任意の他の装置でよい。外部ネットワーク1826は、LAN、広域ネットワーク(WAN)、ワイヤレスネットワーク、又はプロセッサシステム1800と通信することが可能な任意のタイプのネットワークでよい。例示的ネットワークは、インターネット、イントラネット、及び/又はアドホックネットワークを含むことができる。
【0115】
[0115]本特許は、2010年5月31日に出願され、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるインド特許出願第1486/Che/2010号の優先権を主張することに留意されたい。
【0116】
[0116]上記の明細書では例示的システム、方法、及び製品が説明されたが、実施例はそのようなシステム、方法、及び製品を実装する唯一の方法ではない。したがって、いくつかの例示的方法、機器、及び製品が本明細書で説明されたが、本特許の適用範囲がそれらに限定されるわけではない。それどころか、本特許は、文字通りに、又は均等論の下で、添付の特許請求の範囲内に正当に包含されるすべての方法、機器、及び製品をカバーする。
【符号の説明】
【0117】
100 コンピュータネットワーク
102 ソーシャルネットワーキングサイト
104 ホストサーバ
106 広域ネットワーク
108 コンピュータ
110 コンピュータ
112 ソーシャルネットワーキングモニタ
114 ウェブページ
116 モニタ端末
118 データベース
202 ユーザセレクタ
204 つながり度モニタ
206 対話性モニタ
208 ユーザランカ
210 ユーザ要求照会
212 ユーザランク
214 データ収集モニタ
216 ネットワーク安定性デターミナ
218 ネットワーク有効性デターミナ
220 ネットワーク有効性スコア
302 ユーザ
304a ユーザ
304b ユーザ
304c ユーザ
304d ユーザ
306 ユーザ
308 ユーザ
402 対話
404 対話
406 ユーザ
408 ユーザ
410 ユーザ
412 ユーザ
414 対話
416 対話
418 対話
420 対話
500 関係マトリックス
510 関係マトリックス
602 ベクトル
604 ベクトル
604 ベクトル
606 ベクトル
608 ベクトル
610 ベクトル
612 ベクトル
614 ベクトル
616 ベクトル
618 ベクトル
620 ベクトル
622 ベクトル
700 ソーシャルネットワーキングウェブページ
702 メッセージ対話
800 関係マトリックス
900 ソーシャルネットワーキングウェブページ
902 イメージ
904 対話
906 ユーザ
908 ユーザ
910 コメント
912 コメント
1000 関係マトリックス
1800 プロセッサシステム
1802 プロセッサ
1804 ランダムアクセスメモリ(RAM)
1806 読取り専用メモリ(ROM)
1808 フラッシュメモリ
1812 バス
1814 入力装置
1816 ディスプレイ装置
1818 大容量記憶装置
1820 取外し可能記憶装置ドライブ
1822 ネットワークアダプタ
1824 取外し可能記憶媒体
1826 外部ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンラインソーシャルネットワーク内のユーザをランク付けする、コンピュータに実装される方法であって、
ソーシャルネットワーキングサイト上のユーザの連絡先の数に基づいて、前記ユーザのつながり度を求めるステップと、
前記ユーザから前記連絡先のうちの少なくとも1つに向けられる、第1対話の数を求めるステップと、
前記第1対話、及び前記連絡先のうちの少なくとも1つに関連する、第2対話の数を求めるステップと、
前記つながり度、前記第1対話、及び前記第2対話に基づいて、前記ソーシャルネットワーキングサイト上の他のユーザに対して、前記ユーザをランク付けするステップと
を含む方法。
【請求項2】
前記第1対話が、ステータスの更新、メッセージの送信、チャット、メディアのアップロード、ユーザ識別情報でのメディアへのタグ付け、コメントのポスティング、又はアプリケーションからの結果のポスティングを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第1対話の数を求めるステップが、前記ユーザと前記連絡先のうちの少なくとも1つとの間の対話を表すマトリックス又はベクトルの少なくとも一方を生成するサブステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
第2対話の数を求めるステップが、前記ユーザと前記連絡先のうちの少なくとも1つとの間の対話を表すマトリックス又はベクトルの少なくとも一方を生成又は更新するサブステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記ユーザの前記つながり度を求めるステップが、第1度の連絡先の数及び第2度の連絡先の数を求めるサブステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザの前記つながり度を求めるステップが、前記第1度の連絡先の数に第1重みを割り当て、前記第2度の連絡先の数に第2重みを割り当てるサブステップをさらに含む請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記ユーザの前記つながり度を求めるステップが、前記ユーザとの当該つながりを制限した前記第1度の連絡先の少なくとも一部に第1重みを割り当て、前記ユーザとの当該つながりを制限していない前記第1度の連絡先に第2重みを割り当てるサブステップをさらに含む請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記ユーザをランク付けするステップが、前記ユーザのパーセンタイルランクを求めるサブステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項9】
オンラインソーシャルネットワーク内のユーザをランク付けするシステムであって、
オンラインソーシャルネットワークのユーザに関するつながり度を、直接的連絡先の数及び間接的連絡先の数に基づいて求めるつながり度モニタと、
前記ユーザによって1つ又は複数の第2ユーザに向けられる第1対話の数と、前記第2ユーザのうちの1つ又は複数によって前記ユーザに向けられる第2対話の数とに基づいて、前記ユーザに関する対話性を求める対話性モニタと、
前記つながり度のスコア及び前記対話性のスコアに基づいて、前記ユーザに関するランクを求めるユーザランカと
を備えるシステム。
【請求項10】
前記つながり度、前記対話性、又は前記ランクのうちの少なくとも1つを格納するデータベースをさらに備える請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記対話性モニタが、複数の対話を処理して対話カウントを生成し、前記第1対話の数又は前記第2対話の数の少なくとも一方が、前記対話カウントに基づく請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
前記対話性モニタが、初期対話を識別したことに応答して、マトリックス又はベクトルの少なくとも一方を生成し、前記マトリックス又は前記ベクトル内に前記対話カウントを格納する請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記対話性モニタが、初期対話に対する応答対話を識別したことに応答して、マトリックス又はベクトルの少なくとも一方を更新する請求項11に記載のシステム。
【請求項14】
機械可読命令を備える製品であって、前記機械可読命令が実行されたときに、機械に、
ソーシャルネットワーキングサイト上のユーザの連絡先の数に基づいて、前記ユーザのつながり度を求めさせ、
前記ユーザから前記連絡先のうちの少なくとも1つに向けられる第1対話の数と、前記第1対話に関連する第2対話の数とに基づいて、前記ユーザの対話性を求めさせ、
前記つながり度、前記第1対話、及び前記第2対話に基づいて、前記ソーシャルネットワーキングサイト上の他のユーザに対して、前記ユーザをランク付けさせる、製品。
【請求項15】
前記第1対話が、ステータスの更新、メッセージの送信、チャット、メディアのアップロード、ユーザ識別情報でのメディアへのタグ付け、コメントのポスティング、又はアプリケーションからの結果のポスティングのうちの少なくとも1つを含む請求項14に記載の製品。
【請求項16】
第1対話の数を求めることが、前記第1対話のうちの少なくとも1つを表すマトリックス又はベクトルの少なくとも一方を生成することを含む請求項14に記載の製品。
【請求項17】
前記第2対話のうちの少なくとも1つを表すように前記マトリックス又は前記ベクトルの少なくとも一方を生成又は更新することをさらに含む請求項16に記載の製品。
【請求項18】
前記ユーザの前記つながり度を求めることが、第1度の連絡先の数及び第2度の連絡先の数を求めることを含む請求項14に記載の製品。
【請求項19】
前記ユーザの前記つながり度を求めることが、前記第1度の連絡先の数に第1重みを割り当て、前記第2度の連絡先の数に第2重みを割り当てることをさらに含む請求項18に記載の製品。
【請求項20】
前記ユーザの前記つながり度を求めることが、前記ユーザとの当該つながりを制限した前記第1度の連絡先及び前記第2度の連絡先の少なくとも一部に第1重みを割り当て、前記ユーザとの当該つながりを制限していない前記第1度の連絡先及び前記第2度の連絡先に第2重みを割り当てることをさらに含む請求項18に記載の製品。
【請求項21】
前記ユーザをランク付けすることが、前記ユーザのパーセンタイルランクを求めることを含む請求項14に記載の製品。
【請求項22】
ネットワーク有効性を求める方法であって、
ソーシャルネットワーキングサイトのユーザに関するつながり度スコアを求めるステップと、
前記ユーザに関する対話性スコアを求めるステップと、
前記ユーザに関するネットワーク安定性スコアを求めるステップと、
前記つながり度スコア、前記対話性スコア、及び前記ネットワーク安定性スコアに基づいて、前記ソーシャルネットワーキングサイトのネットワーク有効性を求めるステップと
を含む方法。
【請求項23】
前記ネットワーク安定性スコアを求めるステップが、前記ソーシャルネットワーキングサイト内の前記ユーザの存在に基づく前記ソーシャルネットワーキングサイト内のユーザ間のつながりの数を求めるサブステップを含む請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記ネットワーク安定性スコアを求めるステップが、前記ソーシャルネットワーキングサイトの前記ユーザの連絡先間のつながりと、
前記ソーシャルネットワーキングサイトから前記ユーザを除去したことに応答して、前記ユーザの前記連絡先間で中断されたつながり、又は
前記ソーシャルネットワーキングサイトから前記ユーザを除去したことに応答して、つながり度が変化した前記ユーザの連絡先間のつながり
の少なくとも一方との比を求めるサブステップを含む請求項22に記載の方法。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2011−253530(P2011−253530A)
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−110629(P2011−110629)
【出願日】平成23年5月17日(2011.5.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
【出願人】(510130723)ザ ニールセン カンパニー (ユー エス) エルエルシー (22)