説明

オンライン上の専門家選出方法およびシステム

本発明は、カテゴリに該当する分野の専門家に選出する方法およびシステムに関し、さらにオンライン上で複数ユーザを質問および前記質問に対して回答させて、それら複数ユーザの中で所定の基準を満たすユーザを前記質問または前記回答に対応するカテゴリに該当する分野の専門家として選出する方法およびシステムに関する。本発明によるエキスパート選出方法は、第1ユーザから質問の入力の受信工程と、前記質問と関連したカテゴリの決定工程と、前記質問の所定のウェブページ上への提供工程と、第2ユーザから前記質問に対する回答の入力の受信工程と、前記回答の入力に応答して前記カテゴリに対応する前記第2ユーザと連関した回答数の増加工程と、前記第1ユーザから前記回答が選択された場合、前記カテゴリに対応する前記第2ユーザと連関した回答採択数の増加工程と、前記回答数および前記回答採択数を含む評価資料に基づいて前記カテゴリに対応する前記第2ユーザと連関したポイントの算出工程と、前記ポイントが所定の基準値以上である場合、前記第2ユーザを前記カテゴリに該当する分野の専門家として選出する工程と、を含むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オンライン上の専門家選出方法およびシステムに関し、より詳しくは、オンライン上で複数ユーザーを質問および前記質問に対して回答させ、当該複数ユーザーの中で所定の基準を満たすユーザーを前記質問または前記回答に対応するカテゴリに該当する分野の専門家として選出する方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットなどのオンライン上でユーザーに意思疎通が可能な空間を提供するサービスが広くなされていて、ユーザーはこのような空間を用いて親睦を深めたり、質問を通して他のユーザーに助けを要請したりする。
【0003】
この時、ユーザー間に充実した質問および回答がなされるのが好ましいが、ある質問に対しては何の回答もなかったり、回答が適切でなかったりする場合や、前記質問自体の質が低い場合もある。このような事が頻繁に発生するようになると、ユーザーの利用率が除々に低下するおそれがある。
【0004】
このような場合、前記ウェブページで所定のサービスを提供するサービス会社がユーザーに質問や回答をするように強制することは不可能であり、質問や回答の内容自体の質を向上させるための明確な方法もなかった。サービス会社が前記ウェブページにユーザーが載せる質問や回答の内容自体を管理することは不可能であるため、質問回答サービスを活性化させるためには、ユーザーの自発的な参加が最も優先的になされる必要があるという点において、ユーザーの自発的な参加誘導の方法が非常に求められている。
【0005】
また、オンライン上で所望する情報を得るためには、検索サイトなどで適切なキーワードなどを入力し、前記キーワードによって検索された多数の情報の中から自分が所望する種類の情報を選択するという過程を経るのが一般的である。しかし、インターネット検索の場合、インターネット上の膨大な情報を用いることができるという長所がある一方、その情報の量があまりにも膨大であるため、所望する情報を探すまでの過程が段々複雑になり、時間も長くかかるという短所がある。
【0006】
このような問題を解消するため、ユーザーが所望する情報を質問に対して回答する形式で獲得するようにする一方、前記質問および回答を活性化させるため、ユーザーに動機を付与するための方法が考案されている。
【0007】
図1は、従来技術による質問回答システムのネットワーク連結を示した図である。従来技術によると、一定した質問があるユーザー(質問者)は、自分のユーザー端末機(101)を用い、インターネット(103)を介して質問回答システム(106)に接続する。そして、自分の質問と関連したキーワードを入力して知識データベース(104)を検索することによって、自分の質問と類似した質問または自分の質問と連関した回答がすでに知識データベース(104)に登録されているかを確認する。もし、前記質問者が前記検索を介して自分の質問に対する適切な回答を得ることができなければ、自分の質問を質問回答システム(106)に登録する。また、前記質問者は上記のような検索をせず、直接自分の質問を質問回答システム(106)に登録することもできる。
【0008】
また、他のユーザー(回答者)は、自分のユーザー端末機(102)を用い、インターネット(103)を介して質問回答システム(106)に接続する。前記回答者は、質問回答システム(106)を用いて、登録されている質問を検索したり閲覧(browsing)したりする。前記回答者が、自身で回答可能な質問を発見した場合、前記回答者は前記質問に対する回答を登録する。その後、質問者が質問回答システム(106)に再び接続して自分の質問を検索すると、自分の質問に対する回答を見られる。従来技術においては、前記質問者が自分の質問に対する複数の回答の中から満足し得る回答を1つ選択し、前記選択された回答の回答者へのサイバーポイントの支給などの一定の補償をすることによって、回答者の回答を誘導する。
【0009】
しかし、前記サイバーポイントの支給以外にも、ユーザーに活発な質問および回答を誘導する一方、所定分野の質問に対しては、別途の費用を支払わなくてもその分野の専門家の回答を誘導するための方法がさらに要求されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、前記のような従来技術を改善するために案出されたものであり、オンライン上のユーザー間の質問および回答を活性化させ、その質問および回答の内容の質を向上させるオンライン上の専門家(エキスパート)選出方法およびシステムの提供を目的の一つとする。
【0011】
また、所定のカテゴリに対応するユーザーの質問または回答と関連して、所定の基準に従って前記カテゴリに該当する分野の専門家を選出することによってユーザー間の質問および回答を活性化させ、その質問および回答の内容の質を向上させるオンライン上の専門家選出方法およびシステムの提供を別の目的とする。
【0012】
また、ユーザーが所定のカテゴリの専門家に選出される場合、前記ユーザーに前記カテゴリおよび前記ユーザーと連関して所定のキャラクターイメージがウェブページ上で表示されることによって、専門家に選出されようとするユーザーが、質問および回答に活発に参加するように誘導可能なオンライン上の専門家選出方法およびシステムの提供をさらに別の目的とする。
【0013】
また、専門家に選出されたユーザーに一定の特典を付与することによって、専門家に選出されようとするユーザーが、質問および回答に活発に参加するように誘導できるオンライン上の専門家選出方法およびシステムを提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記の目的を達成し、従来技術の問題点を解決するために、本発明は、第1ユーザーから質問の入力を受ける工程と、前記質問と関連したカテゴリを決定する工程と、前記質問を所定のウェブページ上に提供する工程と、第2ユーザーから前記質問に対する回答の入力を受ける工程と、前記回答の入力に応答して前記カテゴリに対応する前記第2ユーザーと連関した回答数を増加させる工程と、前記第1ユーザーから前記回答が選択された場合、前記カテゴリに対応する前記第2ユーザーと連関した回答採択数を増加させる工程と、前記回答数および前記回答採択数を含む評価資料に基づいて前記カテゴリに対応する前記第2ユーザーと連関したポイントを算出する工程と、前記ポイントに基づいて所定の基準を満たす前記第2ユーザーを前記カテゴリに該当する分野の専門家に選出する工程とを含むオンライン上の専門家選出方法を提供する。
【0015】
また、前記評価資料は、前記第2ユーザーから前記カテゴリと連関した質問が入力された回数である質問数、前記第2ユーザーから前記カテゴリと連関した質問が入力されて他のユーザーから前記質問に対する回答が入力された場合、所定期間内に前記第2ユーザーから回答の選択が入力されない回数である質問遺棄数および前記第2ユーザーがログインした回数であるサービスログイン数の中のいずれか1つ以上をさらに含む。
【0016】
また、オンライン上の専門家選出方法は、各カテゴリと連関してキャラクターイメージをキャラクターデータベースに維持する工程と、前記第2ユーザーの所定のカテゴリに対応するポイントが前記基準値以上である場合、前記キャラクターデータベースの中から前記カテゴリに該当するキャラクターイメージを検索する工程と、前記キャラクターイメージを前記第2ユーザーと連関して表示するようにする工程をさらに含む。
【0017】
また、オンライン上の専門家選出方法は、第1ユーザーから質問の入力を受ける工程と、前記質問を所定のウェブページ上に提供する工程と、第2ユーザーから前記質問に対する回答の入力を受ける工程と、前記回答の入力に応答して記第2ユーザーと連関した回答数を増加させる工程と、前記第1ユーザーから前記回答が選択された場合、前記第2ユーザーと連関した回答採択数を増加させる工程と、前記回答数および前記回答採択数を含む評価資料に基づいて前記第2ユーザーと連関したポイントを算出する工程と、前記ポイントに基づいて所定の基準を満たす前記第2ユーザーを専門家に選出する工程と、を含む。
【0018】
また、前記ユーザーに対応する専門家等級レコードを維持するためのデータベース−前記専門家等級レコードは、前記ユーザーと連関したユーザー識別子(user identifier)、カテゴリ(category)、評価資料(evaluation data)、ポイント(point)、および専門家等級(specialist level)を含む−と、前記評価資料に基づいて所定の計算方法によって前記ポイントを計算するためのポイント計算部と、前記ポイントによって所定の専門家等級決定の規則に基づいて前記専門家等級を決定するための専門家等級決定部とを含むことを特徴とする質問回答提供システムが提供される。
【0019】
また、前記カテゴリ別に前記専門家等級に対応して1つ以上のキャラクターイメージを格納するためのキャラクターデータベースと、前記キャラクターイメージを前記第2ユーザーおよび前記カテゴリと連関して表示するための表示部とをさらに含む質問回答提供システムが提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、添付された図面を参照して、本発明の実施例を詳しく説明する。
【0021】
図2は、本発明の一実施例による専門家選出方法を示した流れ図である。本実施例による専門家選出方法は、本発明による専門家選出システムによって実行される。
【0022】
工程(201)で、専門家選出システムは、第1ユーザーから質問の入力を受ける。図3は、前記第1ユーザーが質問を入力する画面を示した図である。第1ユーザーは質問題目ウィンドウ(301)に質問の題目を入力し、質問内容ウィンドウ(302)に質問の内容を入力する。本発明のさらに他の実施例によると、別途に質問題目ウィンドウを区別せず、直接質問を入力する質問入力ウィンドウを備える。「質問期間」ボタン(304)は、前記質問に対する回答の入力を受信可能な期間である。前記質問期間が経過すると、その後は他の人が前記質問に対する回答の入力ができない。「ポイントがけ」ボタン(305)は、前記質問に対する回答の中で質問者が選択した回答の回答者に補償するポイントに関する。前記ポイントは実際のお金であったり、サイバー上でのみ交換が可能なサイバーポイントであったりする。前記ポイントをかけずに質問することもできる。質問者が「確認」ボタン(306)をクリックすると、前記質問がインターネットを介して専門家選出システムに伝達される。第1ユーザーは、難解な質問により回答が容易でない場合には質問期間を長く設定し、早急に回答を得なければならない場合には質問期間を短く設定しつつポイントを多くかけることによって所望する回答を容易に得ることができる。
【0023】
工程(202)で、前記質問と関連したカテゴリが決定される。本発明の一実施例によると、質問と関連したカテゴリは、図3で「カテゴリ選択」リンク(303)を用いて第1ユーザーが前記質問と連関したカテゴリを選択することによって決定される。
【0024】
本発明のさらに他の実施例によると、図4で示したように、質問と関連したカテゴリは、形態素分析方法を用いて決定することもできる。工程(401)で、専門家選出システムは、カテゴリおよび前記カテゴリと連関した1つ以上のキーワードをカテゴリデータベースに維持し、前記質問を形態素分析してキーワードを抽出する(工程402および工程403)。
【0025】
形態素分析は、文章を形態素別に分析することを意味する。例えば、「コーヒー自動販売機で高級と一般の差は?」という質問が入力された場合、前記文章は「コーヒー自動販売機」、「で」、「高級」、「と」、「一般」、「の」、「差」、「は」、および「?」に形態素分析される。
【0026】
工程(403)では、形態素分析された前記形態素からキーワードを抽出する。キーワードは名詞などを中心として選択される。前記から「コーヒー自動販売機」、「高級」、「一般」および「差」がキーワードとして抽出される。本発明のさらに他の実施例によると、他のキーワード抽出方法が採用されることもある。
【0027】
工程(404)では、カテゴリデータベースを用いて前記抽出されたキーワードと関連したカテゴリを識別し、識別されたカテゴリを前記質問と関連したカテゴリとして決定する。例えば、「コーヒー自動販売機」と連関したカテゴリとして「コーヒー」がカテゴリデータベースに格納されていると、前記質問と関連したカテゴリとして「コーヒー」が識別される。
【0028】
本発明のさらに他の実施例によると、前記識別されたカテゴリを前記質問者に提供し、前記第1ユーザーが前記識別されたカテゴリを前記質問と関連したカテゴリであることを確認するようにする。第1ユーザーは前記識別されたカテゴリの提供を受けてカテゴリを確認し、前記提供されたカテゴリに対する選択を入力する。例えば、第1ユーザーの質問と関連したカテゴリとして複数のカテゴリが識別されたとすると、前記第1ユーザーに前記複数のカテゴリを提供し、前記第1ユーザーは前記複数のカテゴリの中から自分の質問と最も密接していると思われるカテゴリを選択して入力する。そうすると、専門家選出システムは、前記選択が入力されたカテゴリを前記質問と関連したカテゴリとして決定する。本実施例によると、専門家選出システムが質問と関連したカテゴリを識別し、これに対して再び質問者である第1ユーザーの確認を受けることによって、質問と関連したカテゴリの選択が正確になると共に、第1ユーザーが気楽に質問と関連したカテゴリを選択できるという長所がある。
【0029】
前記質問と関連したカテゴリが決定されると、工程(203)で、専門家選出システムは、前記質問をウェブページ上に提供し、他のユーザーがその内容を見られるようにする。
【0030】
工程(203)で、専門家選出システムは、入力された質問をウェブページ上に提供する。第2ユーザーは、工程(204)で、前記質問に対する回答を入力し、専門家選出システムは、工程(205)で、前記回答の入力に応答して前記カテゴリに対応する前記第2ユーザーと連関した回答数を増加させる。
【0031】
図5は、本実施例による専門家選出方法において用いられるデータベースに格納されるデータの一例を示した図である。ユーザーフィールドにはユーザーを識別するためのユーザー識別子(user identifier)が格納される。通常、ユーザー識別子としてはIDが用いられる。図5で、IDがkkueであるユーザー(以下「ユーザーkkue」)は、「日本アニメーション」、「犬」、「数学」、「地球科学」というカテゴリに関連した質問や回答をしたとする。前記第1ユーザーが「数学」カテゴリに関連したある質問に対してユーザーkkueが回答をする場合、前記「数学」カテゴリに対応する回答数は35から36に増加する。
【0032】
工程(206)で、第1ユーザーは前記第2ユーザーを含むユーザーから入力された1つ以上の回答の中から前記質問に対する最も適切な回答を選択する。実施例によって、第1ユーザーが工程(206)で最も適切な回答を選択しない場合には、自分の質問を遺棄したものと見なし、図5で示したデータベースから、前記第1ユーザーに対応する「質問遺棄数」が増加する。
【0033】
工程(206)で、第1ユーザーが前記第2ユーザーの回答を選択する場合、工程(207)で、前記カテゴリに対応する前記第2ユーザーと連関した回答採択数を増加させる。
【0034】
工程(208)で、前記回答数および前記回答採択数を含む評価資料に基づいて前記カテゴリに対応する前記第2ユーザーと連関したポイントを算出する。本発明の一実施例によると、前記ポイントは前記回答数および前記回答採択数の比率である回答採択率を評価資料として算出される。
【0035】
本発明のさらに他の実施例によると、前記回答数または前記回答採択率は、前記第2ユーザーが前記カテゴリと関連した質問に対して所定回数以上の回答をした場合にのみ反映されることがある。例えば、前記所定回数を30回と設定した場合、前記第2ユーザーと連関した回答数は30回から評価資料として反映される。このような構成によると、前記第2ユーザーが「数学」カテゴリと関連した質問に対して回答した回数が1回であって前記回答が選択された場合、回答採択率は100%となって評価資料として適当でなくなる場合があると共に、絶対的な回答数が少ないことも回答採択率がむやみに大きく反映されることを防止できる。本発明のさらに他の実施例によると、前記所定回数はカテゴリ別に異なって設定され、各カテゴリの特性を反映するようにしている。
【0036】
また、本発明のさらに他の実施例によると、前記回答数および前記回答採択数は、前記カテゴリに含まれる下位カテゴリに該当する質問に対してユーザーから入力された回答数および回答採択数を含む。例えば、「自然科学」カテゴリの下位カテゴリである「地球科学」カテゴリと関連した質問に対して回答を2度入力し、同様に自然科学カテゴリの下位カテゴリである「化学」カテゴリと関連した質問に対して回答を3度入力したユーザーの「自然科学」カテゴリに対応する回答数は5となる。この時、回答数または回答採択数をどの工程までの下位カテゴリに対して適用するのかは実施例によって相違し、好ましくは3工程までの下位カテゴリに適用する。
【0037】
また、本発明のさらに他の実施例によると、前記評価資料は、前記第2ユーザーから前記カテゴリと連関した質問が入力された回数である質問数、前記第2ユーザーから前記カテゴリと連関した質問が入力されて他のユーザーから前記質問に対する回答が入力された場合、所定期間内に前記第2ユーザーから回答の選択が入力されない回数である質問遺棄数、および前記第2ユーザーがログインした回数であるサービスログイン数の中のいずれか1つ以上を含み、前記評価資料に基づいてポイントを算出する。
【0038】
また、本発明の一実施例によると、前記ポイントは、上述した各評価資料に所定の加重値を与えて算出される。例えば、所定のカテゴリにそれぞれ連関した回答数、回答採択率、質問数、質問遺棄数、サービスログイン数を評価資料とする場合、ポイントは、ポイント=(回答数)×10+(回答採択率)×1000+(質問数)×1+(質問遺棄数)×(−20)+(サービスログイン数)×1という式で求めることができる。
【0039】
各評価資料に付与される加重値は、専門家選出方法を用いてサービスを提供するサービス実施者によって適切に選択される。図5に示したデータベースに格納されている値を例とすると、ユーザーkkueと連関した「数学」カテゴリに対応するポイントは691となる。
【0040】
一方、図3で説明したように、「ポイントがけ」(305)を用いて質問をする第1ユーザーは、一定サイズのポイントをかける場合、第2ユーザーの回答が採択されれば第1ユーザーのポイントを前記サイズだけ減少し、第2ユーザーのポイントは前記サイズだけ増加するようにするポイント算出方法をさらに用いる。
【0041】
本発明においては、ポイントを計算するため、評価資料として回答数、回答採択数(または回答採択率)、質問数、質問遺棄数、サービスログイン数などを採択しているが、実施例によって、前記評価資料は他の評価資料が追加されたり既存の評価資料が除外されるなどと異なることもある。
【0042】
工程(209)で、前記ポイントが所定の基準値以上の場合、前記第2ユーザーを前記カテゴリに該当する分野の専門家に選出する。前記基準値が600であれば、「数学」カテゴリに対応する前記ユーザーkkueと連関したポイントは691であるため、前記ユーザーkkueを前記「数学」分野の専門家に選出できる。
【0043】
本発明のさらに他の実施例によると、前記カテゴリに対応する各ユーザーと連関したポイントを基準として前記第2ユーザーと連関したポイントが所定の順位に該当する場合、前記第2ユーザーを専門家に選出する工程をさらに含む。すなわち、前記カテゴリと関連して質問や回答などをしたユーザーに対しては前記カテゴリと連関したポイントを算出し、前記第2ユーザーと連関したポイントに対して他のユーザーと連関したポイントと比較して順位を付けられる。この時、例えば、前記順位が上位(または、実施例によって下位)10%以内に入る第2ユーザーのみを専門家に選出する。
【0044】
本発明においては、ポイントを計算するため、評価資料として回答数、回答採択数(または回答採択率)、質問数、質問遺棄数、サービスログイン数などを採択しているが、実施例によって前記評価資料は他の評価資料が追加されたり既存の評価資料が除外されるなどと異なることもある。
【0045】
特定カテゴリと連関した回答を多く行ったということは、ユーザーが前記カテゴリに該当する分野に対してよく理解していることを意味し、回答採択数が高いということは、その点で他のユーザーから前記ユーザーの該当分野に対する知識が評価を受けているということを意味するため、回答数および回答採択数は前記ユーザーの専門性を評価するための優れた評価資料となる。本実施例による専門家選出方法は、前記質問を入力した前記第1実施者が回答を選択する構成をなしている。本発明のさらに他の実施例によると、前記専門家選出システムは、前記質問に対する回答に対して前記質問をした第1ユーザーを除外(または含む)した多数のユーザーが投票し、その投票結果によって回答を選択するようにするものもある。前記回答採択数、または回答採択率も、ユーザーの該当分野に対する回答中において他のユーザーによって採択された回答の比率であるため、前記ユーザーの専門性を評価するための優れた資料となる。
【0046】
質問数は、あるユーザーが特定分野の質問を多くすると前記ユーザーは前記分野と関連が高いということを意味し、また自分の質問に対する回答の中で採択をせずに遺棄するユーザーは、度前記分野との関連性がほぼ低いであろうと見ることができるため、質問数および質問遺棄数も優れた評価資料となる。また、ユーザーが本サービスにログインした回数は、前記ユーザーが本サービスをどれ程多く用いたかに関する尺度であるため、前記ユーザーの特定分野に対する関連性をある程度反映すると見ることができ、また、前記ユーザーが本サービスをさらに多く用いるように誘導できる評価資料となる。
【0047】
上述したように、本実施例による専門家選出方法によると、カテゴリ別に質問と回答を区分して評価をすることによって、前記カテゴリに該当する分野の専門家を選出できる。また、質問数および回答数をポイントに反映し、質問に対する適切な回答として採択された回答数に対しては加重値を多く与えることによって、質問および回答などに積極的に参加して良質の回答を提供したユーザーを専門家に選出できる。
【0048】
一方、専門家に選出された第2ユーザーに対して、前記専門家選出システムは、前記第2ユーザーに対するユーザー情報を検索する場合、前記第2ユーザーが所定特定カテゴリに該当する分野の専門家であることを表示できる。この時、前記専門家選出システムは、前記表示以外にも前記第2ユーザーのポイントおよび後述するキャラクターイメージを共に表示できる。
【0049】
本発明のさらに他の実施例によると、第1ユーザーから質問だけではなく、前記質問と関連したカテゴリに該当する分野の専門家に選出された第2ユーザーを識別するためのユーザー識別子の入力をさらに受ける工程と、前記第2ユーザーに前記質問を提供する工程と、前記第2ユーザーから前記質問に対する回答の入力を受ける工程と、前記回答を前記第1ユーザーに提供する工程とをさらに含む。この時、前記第2ユーザーに質問を提供する工程は、所定の電子メールサーバが用いられたり、前記第2ユーザーが前記専門家選出システムにログインしている場合には、前記第2ユーザーにリアルタイムでメッセージを送信するメッセージサービスが用いられたりする。
【0050】
このような構成によると、前記第1ユーザーは不特定多数のユーザーに回答を求めるための質問を入力する代わりに、前記質問と関連したカテゴリに該当する分野の専門家に選出されたユーザーのみに回答を求められる。従って、一定期間の回答期間を設定せずに前記第2ユーザーから回答を提供されると、前記第1ユーザーは所期の目的を達成できるようになり、また多数の専門家に対する専門家識別子を入力した場合、多数の専門家から回答を提供されるようになるという長点がある。
【0051】
本発明のさらに他の実施例による専門家選出方法は、所定のカテゴリに該当する分野の専門家に選出されたユーザーに連関して、前記カテゴリと関連したキャラクターイメージを前記ウェブページ上に表示できる。図6は本実施例による専門家選出方法を示した流れ図である。本実施例による専門家選出方法は、図2で示した工程(201)ないし工程(210)に対応する工程をすべて含み、その構成も同一であるため、前記工程の図は省略する。図6には、追加される工程(611)から工程(614)のみが示されている。工程(611)で、専門家選出システムは、各カテゴリと連関してキャラクターイメージをキャラクターデータベースに維持する。工程(612)で、前記第2ユーザーの所定のカテゴリに対応するポイントが前記基準値以上であるか、すなわち専門家として選出されるかを判断する。
【0052】
判断結果、前記第2ユーザーの前記カテゴリに対応するポイントが前記基準値以上の場合は、工程(613)で、前記キャラクターデータベースの中から前記カテゴリに該当するキャラクターイメージを検索する。工程(614)では、検索されたキャラクターイメージを前記第2ユーザーと連関して表示されるようにする。例えば、ユーザー情報を前記ウェブページに表示する場合、ユーザーのID、ユーザーが入力した自己紹介などと共に、前記検索されたキャラクターイメージが表示される。
【0053】
本発明のさらに他の実施例によると、前記カテゴリに対応する各ユーザーと連関したポイントを基準として第2ユーザーと連関したポイントが所定の順位に該当するかを判断し、判断の結果、前記第2ユーザーと連関したポイントが前記順位に該当する場合のみ、工程(613)ないし工程(614)を遂行する。
【0054】
本発明のさらに他の実施例によると、所定の格納装置に前記ポイントによる1つ以上の等級を維持する工程がさらに含まれる。前記格納装置は、図5で説明したデータベースと物理的に同一の装置で具現されることもあるため、本実施例では、前記ポイントによる1つ以上の等級を前記データベースに維持する場合に対して説明する。例えば、ポイントが0ないし299である場合は下手、300ないし599である場合は平民などに等級を区分できる。従って、図5に示したように、ユーザーkkueは、「日本アニメーション」カテゴリの場合はその等級が平民に対応し、「数学」カテゴリの場合はその等級が中手、「地球科学」の場合はその等級が高手に対応する。本実施例では、前記等級をそれぞれ「下手」、「平民」、「中手」、「高手」および「神」で区分しているが、これは例示的なものである。
【0055】
本実施例によると、工程(611)は、各カテゴリと連関して1つ以上のキャラクターイメージをキャラクターデータベースに維持する工程と、前記1つ以上のキャラクターイメージにそれぞれ対応する等級を前記キャラクターデータベースに維持する工程とを含む。図7は、前記キャラクターデータベースに格納されるキャラクターイメージの一例を示した図である。但し、下手および高手等級に対応するキャラクターイメージの図は省略する。
【0056】
図7で示したように、「数学」に対応するキャラクターイメージは数学と連関した算盤を、「地球科学」に対応するキャラクターイメージは地球儀を含むように構成するなど、各カテゴリと関連してキャラクターイメージを維持して前記キャラクターイメージに対応する各等級を維持する。従って、前記キャラクターデータベースには、等級別に相違するだけでなく、同じ等級であっても連関したカテゴリ別に相違したキャラクターイメージが維持される。従って、ユーザーと連関した前記キャラクターを参照すると、前記ユーザーがどの分野でどの程度の専門家として評価されているのかを知ることができる。
【0057】
また、本発明のさらに他の実施例によると、前記1つ以上のキャラクターイメージは、対応する等級によって前記キャラクターイメージを構成する画素(pixel)数が相違する。すなわち、等級が高い程より多くの画素数を有するキャラクターイメージを維持することによって、さらに美しいキャラクターイメージが前記第2ユーザーと連関して表示される。
【0058】
また、工程(613)は、前記所定の格納装置を参照して、前記第2ユーザーのカテゴリ別ポイントが属する等級を判別する工程と、前記カテゴリおよび前記等級に該当するキャラクターイメージを前記キャラクターデータベースから検索する工程とを含む。
【0059】
例えば、図5で示したように、ユーザーkkueは「数学」カテゴリに対してはポイントが691であるため「中手」等級に対応し、図7で示したように、中手等級に対応してそのカテゴリが「数学」に関連したキャラクターイメージとしては、楕円で示されたキャラクターイメージが検索される。従って、ユーザーkkueに対しては、前記ウェブページ上でIDなど共に、検索されたキャラクターイメージが表示される。
【0060】
但し、同一のユーザーがカテゴリ別に複数の等級に該当して前記ユーザーと連関したキャラクターイメージが多数検索される場合は、最も高い等級に該当するキャラクターイメージのみを表示する方式、前記ユーザーが1つ以上のカテゴリに該当する分野の専門家に選出された場合は、専門家等級に該当するキャラクターイメージのみを一定の期間ごとに順次に表示する方式、または、前記多数検索されたキャラクターイメージの中で前記ユーザーから選択されたキャラクターイメージが代表的なキャラクターイメージとして表示される方式など、多様な方法が採択される。
【0061】
上述したように、専門家に選出されたユーザーと連関したキャラクターイメージが表示されるようにし、かつ専門家に選出された分野に該当するカテゴリと連関したキャラクターイメージが表示されるようにすることによって、専門家に選出されたユーザーに差別的なサービスを提供できる。
【0062】
この他にも、本発明による専門家選出方法は、専門家に選出されたユーザーに専門家に選出されなかった他のユーザーと差別的なサービスを提供する多様な工程をさらに含む。以下においては、このような工程に対して説明することにする。
【0063】
本発明の一実施例による専門家選出方法は、第2ユーザーが所定のカテゴリに該当する質問に回答をした場合、前記第2ユーザーの前記カテゴリに対応するポイントに基づいて前記第2ユーザーが前記カテゴリに該当する分野の専門家であるかを判断する工程と、前記第2ユーザーが前記カテゴリに該当する分野の専門家である場合、前記第2ユーザーの回答が専門家によってなされたことを所定の表示方法によって表示する工程とがさらに含まれる。
【0064】
例えば、ユーザーkkueが「数学」カテゴリに該当する質問に対する回答をした場合には、図5で示したように、ユーザーkkueは「数学」カテゴリに該当する分野の専門家に選出されたため、ユーザーkkueの回答は通常のユーザー(「数学」分野の専門家でないユーザー)と相違して表示される。このような相違した表示を確認した他のユーザーは、ユーザーkkueの回答は専門家による回答であるという事実を知ることになり、他の回答よりも先に確認したり、他の回答に比べてより高い信頼を有するなどの効果がある。
【0065】
本発明のさらに他の実施例による専門家選出方法は、ユーザー間でなされた所定のカテゴリと連関した質問およびこれに対する回答に対して他のユーザーが評価できるようにし、評価をするユーザーが前記カテゴリに該当する分野の専門家である場合には、専門家であるユーザーの評価に対しては加重値を付与するようにしている。
【0066】
前記専門家選出システムは、第1ユーザーからの質問または前記質問に対する第2ユーザーからの回答に対して、第3ユーザーから前記質問または前記回答に対する評価の入力を受ける。この時、前記第3ユーザーが前記質問または回答と連関したカテゴリに該当する分野の専門家である場合、前記質問に対する評価および前記回答に対する評価の中の少なくともいずれか1つに対しては加重値を付与する。前記専門家選出システムは、前記質問に対する評価および前記回答に対する評価を表示するようにする。
【0067】
図8は、第1ユーザーから入力を受けた質問に対して他のユーザーが前記質問に対する評価をした場合、その結果が前記ウェブページに表示される状態を示した図である。図8に示した場合を例とすると、楕円で示されたように、他のユーザーは第1ユーザーの質問に対して「Good」または「Bad」と評価でき、「Good」という評価に対しては+1点、「Bad」という評価に対しては−1点を付加して全体的な評価結果を表示する。この時、前記質問が「コンピュータ」カテゴリに該当する質問であり、前記「コンピュータ」分野の専門家に選出されたユーザーが「Good」という評価をした場合には、「コンピュータ」分野の非専門家であるユーザーの評価とは異なって+3点が付加されるようにするなど、所定の加重値を付与できる。図8で+13は上述した各ユーザーの評価結果を表示したものである。各実施例によって、上述した方法以外の多様な評価方法が採択されることもある。
【0068】
本発明のさらに他の実施例による専門家選出方法は、前記第2ユーザーが所定のカテゴリに該当する分野の専門家に選出された場合、他のユーザーの質問可否に関係なく、前記第2ユーザーから前記カテゴリと関連した情報の入力を受け、前記情報を表示できるようにする。
【0069】
すなわち、前記第2ユーザーには、前記カテゴリに該当する分野の専門家として他のユーザーに必要だと思われる情報を自発的に提供できる機会を付与する。専門家である前記第2ユーザーから入力された情報は、専門家によって提供された情報であるという事実と共に表示される。従って、他のユーザーは、前記専門家が提供した情報に対しては、前記分野の非専門家によって提供された情報に比べてより信頼感を持てるようになる。
【0070】
本発明のさらに他の実施例による専門家選出方法は、第2ユーザーが所定のカテゴリに該当する分野の専門家に選出された場合、前記第2ユーザーに前記カテゴリに該当する分野の専門家であることを証明するための専門家認証書をオンラインで提供できる。前記オンライン専門家認証書を提供することによって、前記分野の専門家に選出されたユーザーの名誉を高められ、前記ユーザーに知的な満足感を与えることによって、ユーザーがさらに活発な質問、回答または評価活動をするように誘導する。
【0071】
以下においては、上述した専門家選出方法を実行可能な専門家選出システムに対して説明することにする。
【0072】
図9は、本発明の一実施例による専門家選出システム(900)を示したブロック図である。専門家選出システム(900)は、データベース(901)、ポイント計算部(902)および専門家等級決定部(903)を含む。専門家選出システム(900)は、通信網を用いてユーザーの質問に対する回答を提供し、回答数など多様な評価資料を備え、前記評価資料に基づいて所定の基準を満たすユーザーを専門家に選出するように構成されている。
【0073】
データベース(901)は、前記ユーザーに対応する専門家等級レコードを維持する。前記専門家等級レコードは、図4で示したように構成される。すなわち、前記専門家等級レコードは、前記ユーザーと連関してユーザーを識別するためのユーザー識別子、前記ユーザーがした質問、回答または評価などに連関したカテゴリ、ポイントを算出するための評価資料、ポイント、および前記ポイントに基づいて決定される専門家等級を含む。
【0074】
前記評価資料は、前記ユーザーが前記カテゴリと連関した質問に回答をした回数である回答数および前記ユーザーの前記カテゴリと連関した質問にした回答が前記質問の質問者によって採択された回数である回答採択数情報を含む。実施例によって、前記評価資料には前記ユーザーが前記カテゴリと連関した質問をした回数である質問数などが追加されることがある。
【0075】
ポイント計算部(902)は、前記評価資料に基づいて所定の計算方法によって前記ポイントを計算する。各評価資料ごとに所定の加重値を付与するなど、多様な計算方法が採択される。
【0076】
専門家等級決定部(903)は、前記計算されたポイントに従い、所定の専門家等級決定の規則に基づいて前記専門家等級を決定する。すなわち、前記ポイントが所定の基準値以上であれば、前記ユーザーを前記カテゴリの専門家として決定できる。また、実施例によって、専門家等級決定部(903)は、前記基準値以上のポイントに対しても、詳細的な基準によって1つ以上の等級を置くこともできる。すなわち、専門家等級決定部(903)は、ポイントが600以上であれば専門家に選出されるようにし、特にポイントが600ないし899までは中手、ポイントが900ないし1199までは高手など、専門家内でも等級が区別されるようにすることもできる。
【0077】
一方、専門家選出システム(900)は、上述した専門家選出方法のように、専門家に選出されるユーザーには非専門家であるユーザーとは異なるサービスを提供することによって、ユーザーがオンライン上の質問および回答に積極的に参加するようにすることもできる。
【0078】
本発明のさらに他の実施例によると、専門家選出システム(900)は、キャラクターデータベース(904)および表示部(905)をさらに含む。キャラクターデータベース(904)は前記カテゴリ別の前記専門家等級に対応して1つ以上のキャラクターイメージを格納し、表示部(906)は前記キャラクターイメージが前記ユーザーの端末機(910)で前記ユーザーおよび前記カテゴリと連関して表示されるようにする。
【0079】
前記キャラクターイメージを前記カテゴリ別の前記専門家等級に対応して格納し、ユーザーのカテゴリ別等級を判別し、該当するキャラクターイメージを表示する構成は、上述した専門家選出方法と同一であるため、詳しい説明は省略する。
【0080】
本発明のさらに他の実施例によると、カテゴリ別に専門家を決定せず、本発明の技術的思想の範囲内において、複数のカテゴリのポイントなどに基づき、一定した上位分野または全体分野の専門家を決定する。
【0081】
また、本発明の実施例は、多様なコンピュータで具現される動作を遂行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読み取り可能媒体を含む。前記コンピュータ読み取り可能媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含む。前記媒体は、プログラム命令は本発明のために特別に設計されて構成されたものや、コンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものであったりする。コンピュータ読み取り可能記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスクおよび磁気テープのような磁気媒体(magnetic media)、CD−ROM、DVDのような光記録媒体(optical media)、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気−光媒体(magneto-optical mediam)、およびロム(ROM)、ラム(RAM)、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を格納して遂行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。前記媒体は、プログラム命令、データ構造などを指定する信号を伝送する搬送波を含む光または金属線、導波管などの伝送媒体であることもある。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけではなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0082】
図10は、本発明による専門家選出システムなどを構成するのに採用される汎用コンピュータシステムの内部ブロック図である。
【0083】
コンピュータシステム(1000)は、ラム(RAM、Random Access Memory)(1002)とロム(ROM、Read Only Memory)(1003)を含む主記憶装置と連結される1つ以上のプロセッサ(1001)を含む。プロセッサ(1001)は中央処理装置(CPU)ともいわれる。本技術分野で広く知られているように、ロム(1003)はデータ(data)と命令(instruction)を単方向性でCPUに伝達する役割をし、RAM(1002)は通常、データと命令を両方向性で伝達するのに用いられる。RAM(1002)およびROM(1003)は、コンピュータ読み取り可能媒体のいかなる適切な形態をも含む。大容量記憶装置(Mass Storage)(1004)は、両方向性でプロセッサ(1001)と連結して追加的なデータ格納能力を提供し、前記したコンピュータ読み取り可能記録媒体の中のいかなるものにも該当する。大容量記憶装置(1004)は、プログラム、データなどを格納するのに用いられ、通常、主記憶装置より速度が遅いハードディスクのような補助記憶装置である。CD-ROM(1006)のような特定大容量記憶装置が用いられることもある。プロセッサ(1001)は、ビデオモニタ、トラックボール、マウス、キーボード、マイクロフォン、タッチスクリーン型ディスプレイ、カード読取り機、磁気または紙テープ読み取り機、音声または手書き文字認識機、ジョイスティック、またはその他の公知されたコンピュータ入出力装置のような1つ以上の入出力インターフェイス(1005)と連結する。最後に、プロセッサ(1001)は、ネットワークインターフェイス(1007)を介して有線または無線通信ネットワークに連結する。このようなネットワーク連結を介して前記した方法の手順を遂行できる。前記した装置および道具は、コンピュータハードウェアおよびソフトウェア技術分野の当業者に広く知られている。
【0084】
前記したハードウェア装置は、本発明の動作を遂行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成される。
【産業上の利用可能性】
【0085】
本発明によると、オンライン上で所定のカテゴリに該当する分野の専門家を選出できる方法およびシステムが提供される。オンライン上においてユーザー間で質問および回答などがなされる場合、前記質問および回答が入力される数、前記回答が選択される回数など、客観的な評価資料に基づいて前記質問および回答に該当するカテゴリ別に所定の基準によって専門家を選出できるようになる。
【0086】
また、オンライン上の所定のウェブページで質問および回答を多く行い、特に良質の質問または回答をするユーザーを前記質問および回答に該当するカテゴリと関連した分野の専門家に選出し、前記ユーザーが専門家に選出されたことを多様な方式で表示することによって、ユーザーが質問および回答に活発に参加するように誘導できる専門家選出方法およびシステムが提供される。
【0087】
また、所定のカテゴリに該当する分野の専門家に選出されたユーザーと連関して、所定のキャラクターイメージが前記ウェブページ上で表示されるようにし、また前記キャラクターイメージは、各カテゴリ別に連関したキャラクターイメージを提供することによって、前記キャラクターイメージが自分と連関して表示されることを希望するユーザーが質問および回答に活発に参加するように誘導できる。
【0088】
また、専門家に選出されたユーザーには、専門家に選出されないユーザーとは差別的なサービスを提供することによって、前記サービスを受けようとするユーザーが質問および回答に活発に参加するように誘導できる専門家選出方法およびシステムが提供される。
【0089】
また、各分野における専門的な知識を有するユーザーをその分野の専門家に選出し、多様な方法で前記ユーザーが専門家であることを表示するようにし、前記専門家に各種特典を提供することによって、前記ユーザーの知識を広めようとする欲求を満たすようにし、各分野における専門的な知識を有する前記ユーザーの積極的な参加を誘導することによって、所定分野において専門的な知識のないユーザーが容易に所望する回答を得られるようになる。
【0090】
以上のように、本発明は限定された実施例と図面によって説明されたが、本発明は前記の実施例に限定されるものでなく、本発明が属する分野において通常の知識を有する者にとっては、前記記載から多様な修正および変形が可能であろう。よって、本発明思想は、添付の特許請求の範囲によってのみ把握されるべきであり、この均等または等価的変形すべては、本発明思想の範囲に属することは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0091】
【図1】従来技術による質問回答システムのネットワーク連結を示す図である。
【図2】本発明の一実施例による専門家選出方法を示す流れ図である。
【図3】本発明の一実施例によって、第1ユーザーが質問を入力するための画面を示す図である。
【図4】本発明の一実施例によって、第1ユーザーから入力された質問と関連したカテゴリを決定する過程を示す流れ図である。
【図5】本発明の一実施例による専門家選出方法において用いられるデータベースに格納されるデータの一例を示す図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例による専門家選出方法を示す流れ図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例による専門家選出方法において、キャラクターデータベースに格納されるキャラクターイメージの一例を示す図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例による専門家選出方法において、第1ユーザーから入力を受けた質問に対して他のユーザーが前記質問に対する評価をした場合、その結果が前記ウェブページに表示される状態を示す図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例による専門家選出システムを示すブロック図である。
【図10】本発明による専門家選出システムなどを構成するのに採用される汎用コンピュータシステムの内部ブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ユーザーから質問の入力を受ける工程と、
前記質問と関連したカテゴリを決定する工程と、
前記質問を所定のウェブページ上に提供する工程と、
第2ユーザーから前記質問に対する回答の入力を受ける工程と、
前記回答の入力に回答して前記カテゴリに対応する前記第2ユーザーと連関した回答数を増加させる工程と、
前記第1ユーザーから前記回答が選択された場合、前記カテゴリに対応する前記第2ユーザーと連関した回答採択数を増加させる工程と、
前記回答数および前記回答採択数を含む評価資料に基づいて前記カテゴリに対応する前記第2ユーザーと連関したポイントを算出する工程と、
前記ポイントに基づいて所定の基準を満たす前記第2ユーザーを前記カテゴリに該当する分野の専門家に選出する工程と、
を含むことを特徴とするオンライン上の専門家選出方法。
【請求項2】
前記専門家に選出する工程は、
前記ポイントが所定の基準値以上の場合、前記第2ユーザーを前記カテゴリに該当する分野の専門家に選出する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のオンライン上の専門家選出方法。
【請求項3】
前記専門家に選出する工程は、
前記カテゴリに対応する各ユーザーと連関したポイントを基準にして前記第2ユーザーと連関したポイントが前記カテゴリで所定の順位以上に該当する場合、前記第2ユーザーを専門家に選出する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のオンライン上の専門家選出方法。
【請求項4】
前記質問と関連したカテゴリを決定する工程は、
前記第1ユーザーから前記質問と関連したカテゴリの入力を受ける工程と、
前記入力されたカテゴリを前記質問と関連したカテゴリに決定する工程とを含むことを特徴とする請求項1に記載のオンライン上の専門家選出方法。
【請求項5】
前記質問と関連したカテゴリを決定する前記工程は、
カテゴリおよび前記カテゴリと連関した1つ以上のキーワードをカテゴリデータベースに維持する工程と、
前記質問を形態素分析してキーワードを抽出する工程と、
前記カテゴリデータベースを用いて前記抽出されたキーワードと連関したカテゴリを識別する工程と、
前記識別されたカテゴリを前記質問と関連したカテゴリに決定する工程とを含むことを特徴とする請求項1に記載のオンライン上の専門家選出方法。
【請求項6】
前記カテゴリに対応する前記第2ユーザーと連関したポイントを算出する工程は、
前記回答数および前記回答採択数の比率である回答採択率を計算する工程と、
前記回答採択率に基づいて前記ポイントを算出する工程とを含むことを特徴とする請求項1に記載のオンライン上の専門家選出方法。
【請求項7】
前記評価資料は、
前記第2ユーザーから前記カテゴリと連関した質問が入力された回数である質問数と、
前記第2ユーザーから前記カテゴリと連関した質問が入力され、他のユーザーから前記質問に対する回答が入力された場合、所定期間内に前記第2ユーザーから回答の選択が入力されない回数である質問遺棄数と、
前記第2ユーザーがログインした回数であるサービスログイン数の中のいずれか1つ以上を含むことを特徴とする請求項1に記載のオンライン上の専門家選出方法。
【請求項8】
前記評価資料に基づいて前記カテゴリに対応する前記第2ユーザーと連関したポイントを算出する前記工程は、
前記評価資料ごとに所定の加重値を与え、前記ポイントを算出する工程を含むことを特徴とする請求項1および請求項7に記載のオンライン上の専門家選出方法。
【請求項9】
各カテゴリと連関してキャラクターイメージをキャラクターデータベースに維持する工程と、
前記第2ユーザーが前記カテゴリに該当する分野の専門家に選出された場合、前記キャラクターデータベースの中で前記カテゴリに該当するキャラクターイメージを検索する工程と、
前記キャラクターイメージを前記第2ユーザーと連関して表示するようにする工程とをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のオンライン上の専門家選出方法。
【請求項10】
所定の格納装置に前記ポイントによる1つ以上の等級を維持する工程をさらに含み、
前記各カテゴリと連関してキャラクターイメージをキャラクターデータベースに維持する工程は、
前記各カテゴリと連関して1つ以上のキャラクターイメージをキャラクターデータベースに維持する工程と、
前記1つ以上のキャラクターイメージにそれぞれ対応する等級を前記キャラクターデータベースに維持する工程とを含み、
前記キャラクターデータベースの中から前記カテゴリに該当するキャラクターイメージを検索する工程は、
前記所定の格納装置を参照して前記第2ユーザーのカテゴリ別ポイントが属する等級を判別する工程と、
前記カテゴリおよび前記等級に該当するキャラクターイメージを前記キャラクターデータベースから検索する工程とを含むことを特徴とする請求項9に記載のオンライン上の専門家選出方法。
【請求項11】
前記キャラクターイメージは、対応する等級によって前記キャラクターイメージを構成する画素数が相違することを特徴とする請求項10に記載のオンライン上の専門家選出方法。
【請求項12】
前記第2ユーザーが所定のカテゴリに該当する質問に回答をした場合、前記第2ユーザーの前記カテゴリに対応するポイントに基づいて前記第2ユーザーが前記カテゴリに該当する分野の専門家であるかを判断する工程と、
前記第2ユーザーが前記カテゴリに該当する分野の専門家である場合、前記第2ユーザーの回答が専門家によってなされたことを所定の表示方法によって表示するようにする工程とをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のオンライン上の専門家選出方法。
【請求項13】
前記第1ユーザーからの前記質問に対する評価を第3ユーザーから入力を受ける工程と、
前記第2ユーザーからの前記回答に対する評価を前記第3ユーザーから入力を受ける工程と、
前記第3ユーザーが前記質問と連関したカテゴリに該当する分野の専門家である場合、前記質問に対する評価および前記回答に対する評価の中で少なくともいずれか1つに対して加重値を付与する工程と、
前記質問に対する評価および前記回答に対する評価を表示するようにする工程とをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のオンライン上の専門家選出方法。
【請求項14】
前記第2ユーザーが前記カテゴリに該当する分野の専門家に選出された場合、他のユーザーの質問可否に関係なく、前記第2ユーザーから前記カテゴリと関連した情報の入力を受ける工程と、
前記情報および前記情報が専門家によって提供された事実を所定の表示方法によって表示するようにする工程とをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のオンライン上の専門家選出方法。
【請求項15】
前記第2ユーザーが前記カテゴリに該当する分野の専門家に選出された場合、前記第2ユーザーに前記カテゴリに該当する分野の専門家であることを証明するための専門家認証書をオンラインで提供する工程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のオンライン上の専門家選出方法。
【請求項16】
第1ユーザーから質問の入力を受ける工程と、
前記質問を所定のウェブページ上に提供する工程と、
第2ユーザーから前記質問に対する回答の入力を受ける工程と、
前記回答の入力に応答して前記第2ユーザーと連関した回答数を増加させる工程と、
前記第1ユーザーから前記回答が選択された場合、前記第2ユーザーと連関した回答採択数を増加させる工程と、
前記回答数および前記回答採択数を含む評価資料に基づいて前記第2ユーザーと連関したポイントを算出する工程と、
前記ポイントに基づいて所定の基準を満たす前記第2ユーザーを専門家に選出する工程とを含むことを特徴とするオンライン上の専門家選出方法。
【請求項17】
前記第2ユーザーを専門家に選出する工程は、
前記ポイントが所定の基準値以上の場合、前記第2ユーザーを専門家に選出する工程と、
各ユーザーと連関したポイントを基準にして前記第2ユーザーが所定の順位に該当する場合、前記第2ユーザーを専門家に選出する工程とを含むことを特徴とする請求項16に記載のオンライン上の専門家選出方法。
【請求項18】
請求項1ないし7および請求項9ないし17のいずれか一項の方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項19】
通信網を用いてユーザーの質問に対する回答を提供するシステムにおいて、
前記ユーザーに対応する専門家等級レコードを維持するためのデータベース−前記専門家等級レコードは、
前記ユーザーと連関したユーザー識別子、
カテゴリ、
評価資料、
ポイント、および
専門家等級
を含み、
前記評価資料に基づいて所定の計算方法によって前記ポイントを計算するためのポイント計算部と、
前記ポイントによって所定の専門家等級決定の規則に基づいて前記専門家等級を決定するための専門家等級決定部とを含むことを特徴とする質問回答提供システム。
【請求項20】
前記評価資料は、
前記ユーザーが前記カテゴリと連関した質問に回答をした回数である回答数と、
前記ユーザーが前記カテゴリと連関した質問にした回答が前記質問の質問者によって採択された回数である回答採択数とを含むことを特徴とする請求項19に記載の質問回答提供システム。
【請求項21】
前記専門家等級決定部は、前記ポイントが所定の基準値以上である場合、または前記ポイントと前記カテゴリに対応する他のユーザーと連関したポイントと比較して前記ユーザーが所定の順位に該当する場合、前記ユーザーを前記カテゴリの専門家に決定することを特徴とする請求項19に記載の質問回答提供システム。
【請求項22】
前記カテゴリ別に前記専門家等級に対応して1つ以上のキャラクターイメージを格納するためのキャラクターデータベースと、
前記キャラクターイメージを前記ユーザーおよび前記カテゴリと連関して表示するための表示部とをさらに含むことを特徴とする請求項19に記載の質問回答提供システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図9】
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【図10】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2006−524370(P2006−524370A)
【公表日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−500671(P2006−500671)
【出願日】平成16年4月8日(2004.4.8)
【国際出願番号】PCT/KR2004/000820
【国際公開番号】WO2004/090776
【国際公開日】平成16年10月21日(2004.10.21)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)