オンライン投票プログラム
【課題】利用者が損失を被ることなく、また、アフィリエイト広告主が利用者にアフィリエイト広告を効果的に行うことができるとともに、オンライン投票の投票結果に応じた利用者への報酬還元システムを構築することができるオンライン投票プログラム及びオンライン投票装置を提供する。
【解決手段】本発明のオンライン投票プログラムにおいては、投票許可ステップ、投票保存ステップ、報酬保管ステップ及び報酬分配ステップがオンライン投票装置1により実行される。投票許可ステップにおいては、投票をする際、利用者の識別情報の入力及びアフィリエイト広告サイトへのアクセスを投票条件としている。アフィリエイト広告サイトへのアクセスは報酬保管ステップにおいてオンライン投票サイトへ報酬として保管され、投票保存ステップにおいて保存された投票結果に基づき、報酬分配ステップにおいてその報酬は投票結果に応じて分配される。
【解決手段】本発明のオンライン投票プログラムにおいては、投票許可ステップ、投票保存ステップ、報酬保管ステップ及び報酬分配ステップがオンライン投票装置1により実行される。投票許可ステップにおいては、投票をする際、利用者の識別情報の入力及びアフィリエイト広告サイトへのアクセスを投票条件としている。アフィリエイト広告サイトへのアクセスは報酬保管ステップにおいてオンライン投票サイトへ報酬として保管され、投票保存ステップにおいて保存された投票結果に基づき、報酬分配ステップにおいてその報酬は投票結果に応じて分配される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オンライン投票プログラム及びオンライン投票装置に係り、特に、アフィリエイト広告を関連づけたオンライン投票システムを構築する際に好適に利用できるオンライン投票プログラム及びオンライン投票装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術の一例としては、カジノゲーム提供装置が挙げられる。このカジノゲーム提供装置は、そのユーザの個人情報をアフィリエイト広告の広告主に提供する対価として広告主サーバからポイントを獲得し、その獲得したポイントをかけ金としてそのユーザにカジノゲームを実行させるように形成されている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−67257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のカジノゲーム提供装置において、そのユーザはカジノゲームの勝敗により獲得したポイントを損失する可能性が存在する問題があった。
【0005】
また、従来のカジノゲーム提供装置において、そのユーザが自己の個人情報を全てのアフィリエイト広告主に提供し、その対価として得たポイントの全てを消費した場合、カジノゲームに参加できない可能性が存在する問題があった。
【0006】
一方、従来のカジノゲーム提供装置において、アフィリエイト広告主は、ユーザの個人情報を獲得できるが、アフィリエイト広告主が目的とするアフィリエイト広告の閲覧やその広告に関する商品の販売、サービスの提供に直接つながりにくい問題があった。
【0007】
さらに、従来のカジノゲーム提供装置を実施した場合、当事者双方がカジノの勝敗によるポイント損失の危険を負担していることから、刑法185条の賭博に該当する可能性がある。そのため、少なくとも現在の日本国においては、従来のカジノゲーム提供装置が実施できない可能性があるという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、これらの点に鑑みてなされたものであり、利用者が損失を被ることなく、また、アフィリエイト広告主が利用者にアフィリエイト広告を効果的に行うことができるとともに、オンライン投票の投票結果に応じた利用者への報酬還元システムを構築することができるオンライン投票プログラム及びオンライン投票装置を提供することを本発明の目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した目的を達成するため、本発明のオンライン投票プログラムは、その第1の態様として、オンライン投票サイトにおける利用者の識別情報の入力、及び、オンライン投票サイトにリンク付けされたアフィリエイト広告サイトにおける所定の行動を条件として、オンライン投票サイトにおける投票を許可する投票許可ステップと、投票内容及び識別情報を関連付けた状態で保存する投票保存ステップと、所定の行動に対する対価としてアフィリエイト広告サイトから提供される報酬を保管する報酬保管ステップと、保存された投票内容のなかから所定の選出条件を満たした投票内容を投票した利用者に対し、識別情報に基づいて、保管された報酬を分配する報酬分配ステップとをコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0010】
本発明の第1の態様のオンライン投票プログラムによれば、オンライン投票サイトにおいて、利用者は、投票に際してかけ金等の負担を被ることなく投票することができるとともに、所定の選出条件を満たした投票内容を投票した場合には報酬を獲得することができる。また、アフィリエイト広告主は、オンライン投票サイトにおいて、その投票時に利用者をアフィリエイト広告にアクセスしてそのサイト内を閲覧させたり、広告関連商品を購入させたりするなど、利用者に対してアフィリエイト広告サイトにおける所定の行動を強制させることができる。
【0011】
本発明の第2の態様のオンライン投票プログラムは、第1の態様のオンライン投票プログラムにおいて、報酬分配ステップにおいては、アフィリエイト広告サイトにおける所定の行動のランクに応じて、報酬の割合を変化させることを特徴としている。
【0012】
本発明の第2の態様のオンライン投票プログラムによれば、例えば、アフィリエイト広告サイトにアクセスして閲覧のみ行った利用者と、アフィリエイト広告サイトにアクセスして商品を購入した利用者との間において、報酬の分配割合を変化させることができるので、アフィリエイト広告による販売を促進することができる。
【0013】
本発明の第3の態様のオンライン投票プログラムは、第1または第2の態様のオンライン投票プログラムにおいて、選出条件は、アフィリエイト広告サイトを運営する広告主が指定したゲームの結果又は広告主が所望する結果に基づいて、設定されていることを特徴としている。
【0014】
本発明の第3の態様のオンライン投票プログラムによれば、例えば、競馬のレース結果やアンケートの選択枝を選出条件にすることができるので、ゲームの高い人気度を利用してアフィリエイト広告の広告効果を高めたり、アンケートに回答した利用者全員に報酬を分配することによりアンケートの回答率を上げたりといったことができる。
【0015】
本発明の第4の態様のオンライン投票プログラムは、第3の態様のオンライン投票プログラムにおいて、ゲームは、公営競技における出走表、スポーツ振興くじにおける対戦表その他の番組表を公表している競技であることを特徴としている。
【0016】
本発明の第4の態様のオンライン投票プログラムによれば、オンライン投票対象ゲームの高い認知度によりオンライン投票サイトの利用者数を増大させることが見込めるとともに、アフィリエイト広告主やオンライン投票サイトの管理者がオンライン投票対象ゲームやその番組表を運営及び作成する手間を最小限に抑えることができる。
【0017】
本発明の第5の態様のオンライン投票プログラムは、第3または第4の態様のオンライン投票プログラムにおいて、ゲームの結果は、ゲームにおいて規則上若しくは慣行上配当が生じない結果であることを特徴としている。
【0018】
本発明の第5の態様のオンライン投票プログラムによれば、ゲームの結果予想が困難になり、オンライン投票対象ゲームの熱狂的な支持者からの賛同を得やすくなるので、アフィリエイト広告サイトにおいて所定の行動を行う利用者の人数を一定以上確保しやすくさせることができる。
【0019】
本発明の第6の態様のオンライン投票プログラムは、第3から第5のいずれか1の態様のオンライン投票プログラムにおいて、選出条件がゲームの結果の場合であって、ゲームの結果が明らかになる前の時点において、オンライン投票サイトの利用者からオンライン投票サイトに提供されたゲームの予想結果をオンライン投票サイトに掲載する予想掲載ステップをコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0020】
本発明の第6の態様のオンライン投票プログラムによれば、オンライン投票対象ゲームが盛り上がり、アフィリエイト広告サイトにおいて所定の行動を行う利用者の人数を増加させやすくことができる。
【0021】
本発明の第7の態様のオンライン投票プログラムは、第3の態様のオンライン投票プログラムにおいて、広告主が所望する結果は、クイズ、アンケートその他の非ゲームにおいて広告主が所望する回答であることを特徴としている。
【0022】
本発明の第7の態様のオンライン投票プログラムによれば、例えば、アンケートに投票するすべての内容を広告主が所望する回答とすることにより、利用者全員が報酬を得ることができるため、アフィリエイト広告サイトにおいて所定の行動を行う利用者の人数を増加させやすくことができる。
【0023】
また、前述した目的を達成するため、本発明のオンライン投票装置は、その第1の態様として、第1から第7のいずれか1の態様に記載のオンライン投票プログラムに基づいて、コンピュータ・ネットワークを介して接続された通信端末に対してオンライン投票サイトの投票サービスを提供することを特徴としている。
【0024】
本発明の第1の態様のオンライン投票装置によれば、上記のオンライン投票プログラムにより生じる作用と同様の作用を生じる管理サーバ等を形成することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明のオンライン投票プログラム及びオンライン投票装置によれば、上記の種々の作用を生じるので、利用者が損失を被ることなく、また、アフィリエイト広告主が利用者にアフィリエイト広告を効果的に行うことができるとともに、オンライン投票の投票結果に応じた利用者への報酬還元システムを構築することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本実施形態におけるオンライン投票サイトのサービスの流れを示すブロック図
【図2】本実施形態におけるオンライン投票装置の一例を示すイメージ図
【図3】本実施形態のオンライン投票装置の一例を示すブロック図
【図4】本実施形態のオンライン投票プログラムによる処理の一例を示すフローチャート
【図5】本実施形態において利用者の識別情報を付与する際に表示される入力画面の一例を示すイメージ図
【図6】本実施形態において利用者の識別情報等のデータを示すデータ構造図
【図7】本実施形態においてオンライン投票サイトに表示される出走表表示画面の一例を示すイメージ図
【図8】本実施形態においてオンライン投票サイトに表示される投票確認画面の一例を示すイメージ図
【図9】本実施形態において利用者の識別情報と投票情報とを関連付けたデータを示すデータ構造図
【図10】本実施形態においてオンライン投票サイトに表示されるレースの予想結果関連画面の一例を示すイメージ図
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明のオンライン投票プログラム及びオンライン投票装置をその一実施形態により説明する。
【0028】
はじめに、本実施形態のオンライン投票プログラム及びオンライン投票装置1により提供されるオンライン投票サイトのサービスの概要を図1に示す。
【0029】
図1中の矢印内の番号はサービスの流れの順番を示している。図1矢印1に示すように、オンライン投票サイト(例えばレースの着順を投票するサイト)はその利用者にオンライン投票(例えば着順予想の投票)のサービスを提供する。また、オンライン投票サイトの利用者は、オンライン投票サイトにおいてオンライン投票を行うため、オンライン投票サイトに対し、利用者の識別情報の入力(例えばログインIDの入力)、及び、アフィリエイト広告サイトへのアクセス(例えば、利用者によるサイト閲覧や商品購入など。)を行う。
【0030】
次に、図1矢印2に示すように、オンライン投票サイトの管理者からアフィリエイト広告サイトの広告主に対して上記の利用者の識別情報の提供及びアフィリエイト広告サイトのアクセス誘導を行う。
【0031】
図1矢印3に示すように、アフィリエイト広告サイトの広告主は、オンライン投票サイトの利用者をアフィリエイト広告サイトに誘導した対価として、運営者に報酬(例えば、景品交換のためのポイント)を提供する。
【0032】
そして、図1矢印4に示すように、オンライン投票サイトの運営者は、全ての利用者の投票の中から選出条件(例えばレースの着順を当てるなどの条件)を満たした投票を行った利用者に対し、報酬を分配する。このサービスの特徴点としては、主に、オンライン投票サイトの利用者は投票に際してポイントなどの掛け金を必要とせずに、アフィリエイト広告サイトの広告主から報酬を得ることが可能な点、及び、アフィリエイト広告サイトの広告主は報酬の対価として利用者にアフィリエイト広告へのアクセスを強制させることができる点にある。
【0033】
次に、本実施形態のオンライン投票装置1を説明する。
【0034】
本実施形態のオンライン投票装置1は、上記サービスを提供するため、図2に示すように、コンピュータ・ネットワークCNを介して利用者側通信端末3及び広告主側通信端末4に相互に接続された管理側通信端末2の構成要素及び機能に基づき、以下の各手段を備える。これら管理側通信端末2並びに利用者側通信端末3及び広告主側通信端末4は、コンピュータの機能を個々に発揮するため、中央処理装置、記憶装置、入出力装置及び通信装置などのコンピュータとしての一般的な構成要素をそれぞれ有している。それらの具体例としては、管理側通信端末2としては管理サーバ、利用者側通信端末3及び広告主側通信端末4としては個人や法人が所有するコンピュータや携帯電話機などの通信端末機器が一例として挙げられる。
【0035】
本実施形態のオンライン投票装置1は、図3に示すように、主として、サイト提供手段5、識別情報付与手段6、投票許可手段7、投票保存手段8、報酬保管手段9及び報酬分配手段10を備えている。また、本実施形態のオンライン投票装置1は、それにインストールされた本実施形態のオンライン投票プログラムに基づいて、コンピュータ・ネットワークCNを介して接続された利用者側通信端末3及び広告主側通信端末4に対し、オンライン投票サイトの投票サービスを提供する。
【0036】
次に、図4を用いて、本実施形態のオンライン投票プログラムの処理工程を説明する。本実施形態のオンライン投票プログラムは、本実施形態のオンライン投票装置1に対し、サイト提供ステップ、識別情報付与ステップ、投票許可ステップ、投票保存ステップ、報酬保管ステップ及び報酬分配ステップの順に処理を実行させるように形成されている。
【0037】
サイト提供ステップにおいては、図3に示すサイト提供手段5が、図4に示すように、コンピュータ・ネットワークCNを介して管理側通信端末2から利用者側通信端末3にオンライン投票サイト及びアフィリエイト広告サイトを提供する(S01)。これにより、図2に示した利用者側通信端末3の画像出力装置には、オンライン投票サイトが表示される。
【0038】
ここで、オンライン投票サイトとは、インターネット上で投票を受け付けることができるサイトのことである。オンライン投票サイトの一例としては、競馬、競輪、競艇、オートレースその他の着順により結果が決定する公営競技やカジノゲームなどのギャンブル性を有するゲーム、クイズなどの正解が決められている非ゲームや、アンケートなどの正解が決められていない非ゲームである。本実施形態のオンライン投票サイトにおいては、その一例として、公営競技の競馬を利用して、通常の勝ち馬の投票ではなく、負け馬をオンライン投票するためのサイトを用いる。
【0039】
また、オンライン投票サイトにはアフィリエイト広告サイトへ誘導するためのリンクが貼り付けられており、オンライン投票サイトからアフィリエイト広告サイトへのアクセスが容易になるようにオンライン投票サイトが構成されている。このオンライン投票サイトの情報は、図3に示すように、サイト提供手段5に接続された投票サイト記憶部11に格納されている。
【0040】
一方、アフィリエイト広告サイトとは、ある広告媒体のウェブサイトに設置された広告に関するサイトであって、ウェブサイトの閲覧者が広告を閲覧したり、広告主の商品あるいはサービス等を購入したりすることにより生じた利益に応じて広告媒体に成功報酬を与える広告に関するサイトのことをいう。このアフィリエイト広告サイトの情報は、サイト提供手段5に接続されたアフィリエイト広告サイト記憶部12に格納されている。
【0041】
識別情報付与ステップにおいては、図4に示すように、オンライン投票サイトの入力画面において利用者の識別情報が入力されておらず(S02→S04)、利用者がその識別情報の付与を求めたときに、図3に示す識別情報付与手段6が利用者に識別情報を付与する(S05)。この利用者の識別情報は、ログインIDなどのオンライン投票サイトから提供されるサービスを受ける際に必要となる情報である。
【0042】
例えば、操作者が、図5に示すようなオンライン投票サイトの所定の入力画面において、名前、住所、メールアドレス、パスワードなどを入力した場合、識別情報付与手段6は1の利用者に対して1の利用者IDを識別情報として付与し、それら所定の項目を識別情報付与手段6に接続された識別情報記憶手段に記憶させる。識別情報記憶手段に記憶されるデータの構造は前述及び図6のとおりである。
【0043】
そして、識別情報の入力が終了すると、オンライン投票サイトが本実施形態のように競馬の負け馬投票サイトである場合、図7に示すような競馬の出走表(レース番組表などの投票対象表)が利用者側通信端末3の画像表示装置に表示される(S03)。出走表などの投票対象表はオンライン投票サイトの投票対象に応じて変化するものであり、レースやゲームであればそれに関する番組表、クイズやアンケートであればその選択枝などがそれに該当する。
【0044】
投票許可ステップにおいては、図3に示す投票許可手段7が、図4に示すように、オンライン投票サイトにおける利用者の識別情報の入力、及び、オンライン投票サイトにリンク付けされたアフィリエイト広告サイトにおける所定の行動を条件として、オンライン投票サイトにおける投票を許可する(S02+S07→S08)。ここで、アフィリエイト広告サイトへの所定の行動とは、アフィリエイト広告サイトを閲覧すること(アフィリエイト広告サイトにアクセスすること)、アフィリエイト広告サイトに掲載された商品若しくはサービスを購入することなど、アフィリエイト広告サイトに少なくとも一度はアクセスした状態の行動をいう。
【0045】
この投票許可手段7は、図3に示すように、識別情報記憶部13や、アフィリエイト広告サイト記憶部12に接続されたアフィリエイト広告アクセス解析手段14に接続されており、識別情報記憶部13及びアフィリエイト広告アクセス解析手段14に対して識別情報の入力及び所定の行動があったか否かを確認することにより、上記の投票条件を満たしたか否かを判断する。この投票条件が満たされたと投票許可手段7が判断したとき、オンライン投票サイトの利用者はオンライン投票サイトにおいて開催されるオンライン投票を行うことができる。
【0046】
例えば、本実施形態のように、オンライン投票サイトが競馬の負け馬投票サイトである場合、オンライン投票サイトにログインした状態(利用者の識別情報の入力が終わった状態)において、図7に示す出走表から投票したい馬を選んで「投票する」ボタンを選択すると、図8に示すような投票確認画面が利用者側通信端末3の画像表示装置に表示される。その際、図8右下の「○○○(○○○は、企業名や商品名等などのアフィリエイト広告に関する名称である。)」ボタンを選択すると、オンライン投票サイトの利用者はアフィリエイト広告サイトにアクセスすることになり、アフィリエイト広告サイトにおける所定の行動を行ったことになる。これにより、図3に示す投票許可手段7は、利用者が投票条件を満たしたと判断し、投票を許可する。
【0047】
なお、オンライン投票サイトに利用者の識別情報が入力されていなかったり、アフィリエイト広告サイトにおける所定の行動を行っていなかったりした場合、図4に示すように、オンライン投票装置1は上記入力又は所定の行動を促す画面表示を利用者側通信端末3の画像表示装置に表示する(S02→S04→S06又はS07→S09)。
【0048】
投票保存ステップにおいては、図3に示す投票保存手段8が、図4に示すように、投票内容(投票情報)及び識別情報(利用者ID)を関連付けた状態で保存する(S10)。関連づけられた投票及び識別情報は、図3に示した投票結果記憶部15に記憶される。また、投票結果記憶部15に記憶されたデータの構造は前述及び図9のとおりである。なお、投票結果記憶部15に記憶されたデータには、「利用者ID」及び「投票情報」のほか、「アフィリエイト広告アクセス情報」及び「報酬分配割合」も含まれていることが好ましい。
【0049】
報酬保管ステップにおいては、図3に示す報酬保管手段9が、図4に示すように、所定の行動に対する対価としてアフィリエイト広告サイトの広告主から提供される報酬を保管する(S11)。この報酬の保管状態は、図3に示すように、報酬内容記憶部16により記憶される。
【0050】
ここで、報酬とは、例えば、オンライン投票サイトの運営者やアフィリエイト広告の広告主が景品として提供する商品やサービスと交換するためのポイントであってもよいし、運営者や広告主から商品やサービスが操作者に直接提供される場合の商品等授受権であってもよい。つまり、報酬は、運営者や広告主が操作者に商品やサービスを直接的又は間接的に提供するために電子的に管理することが可能な情報であればよく、報酬保管手段9がその報酬に係る商品やサービス等を直接保管する必要はない。
【0051】
そして、オンライン投票サイトにおける投票期限が過ぎると、投票対象の競技やクイズ、アンケートなどの結果発表が行われる。その結果に応じて、オンライン投票装置1は、図4に示すように、オンライン投票サイトにおいてなされた全ての投票の中から特定の投票を選出するための選出条件を確定させる(S12)。
【0052】
上記の選出条件は、例えば広告主が指定したゲームの結果(本実施形態における競馬の負け馬予想など)や、広告主が所望する結果に基づいて、設定されていることが好ましい。ここで、ゲームは、公営競技におけるレース番組表、スポーツ振興くじにおける対戦表その他の番組表を公表している競技であることが好ましい。この場合、ゲームの結果は、本実施形態の競馬の負け馬予想のように、そのゲームにおいて規則上若しくは慣行上配当が生じない結果であることが好ましい。この配当とは、ポイントであってもよいし、金銭であってもよい。一方、広告主が所望する結果は、クイズ、アンケートその他の非ゲームにおいて広告主が所望する回答であることが好ましい。
【0053】
報酬分配ステップにおいては、図4に示すように、図3に示す報酬分配手段10が、投票結果記憶部15に保存された投票内容のなかから所定の選出条件を満たした投票内容を投票した利用者に対し、図9の利用者ID(識別情報)に基づいて、報酬内容記憶部16に保管された報酬を分配する(S13)。
【0054】
ここで、報酬分配ステップにおいては、アフィリエイト広告サイトにおける所定の行動のランクに応じて、報酬の割合を変化させることが好ましい。
【0055】
例えば、図9に示すように、利用者ID「00001」の利用者及び利用者ID「00005」の利用者が所定の選出条件を満たした投票内容を投票した利用者であり、アフィリエイト広告サイトにおける所定の行動として、利用者ID「00001」の利用者がアフィリエイト広告サイトの閲覧のみを行い、利用者ID「00005」の利用者がアフィリエイト広告サイトの広告商品を購入した場合を考える。この場合、広告主は、広告商品を購入してくれた利用者に多くのポイントを還元したいと考える。そのため、広告主は、オンライン投票装置1に対して、図9に示すように、利用者ID「00001」の利用者と利用者ID「00005」の利用者との報酬分配割合を例えば1:2に設定したとする。その結果、報酬分配手段10は、報酬保管手段9により保管された報酬をその報酬分配割合に応じて分配することにより、アフィリエイト広告サイトにおける所定の行動のランクに応じた分配を実行する。
【0056】
なお、オンライン投票装置1において、上記の選出条件が本実施形態の負け馬予想のようなゲームの結果の場合、オンライン投票装置1(コンピュータ)に予想掲載ステップを実行させることが好ましい。
【0057】
上記の予想掲載ステップにおいては、ゲームの結果が明らかになる前の時点において、図3に示すサイト提供手段5が、図10に示すようなゲームの予想結果をオンライン投票サイトに掲載する(図4のS03)。ゲームの予想結果は、オンライン投票サイトの利用者からオンライン投票サイトに対して任意に提供された結果である。このゲームの予想結果の対価はポイント等の報酬であっても良いし、無報酬であっても良い。
【0058】
次に、本実施形態のオンライン投票プログラムの作用を説明する。
【0059】
本実施形態のオンライン投票プログラムにおいては、少なくとも、図4に示した上記の投票許可ステップ、投票保存ステップ、報酬保管ステップ及び報酬分配ステップがコンピュータである本実施形態のオンライン投票装置1により実行される。
【0060】
そのため、利用者は、オンライン投票サイトにおいて、投票に際してかけ金等の負担を被ることなく投票することができる。また、利用者は、所定の選出条件を満たした投票内容を投票した場合には、掛け金を投じることなく報酬を獲得することができる。
【0061】
その一方、アフィリエイト広告サイトの広告主は、オンライン投票サイトにおいて、その投票時に利用者をアフィリエイト広告サイトにアクセスさせてそのサイト内を閲覧させたり、広告関連商品を購入させたりするなど、利用者に対してアフィリエイト広告サイトにおける所定の行動を報酬の対価として強制させることができる。
【0062】
また、本実施形態のオンライン投票プログラムの報酬分配ステップにおいては、図9に示すように、アフィリエイト広告サイトにおける所定の行動のランクに応じて、報酬の割合を変化させていることが好ましい。これにより、例えば、アフィリエイト広告サイトにアクセスして閲覧のみ行った利用者と、アフィリエイト広告サイトにアクセスして商品を購入した利用者との間において、報酬の分配割合を変化させることができるので、オンライン投票プログラムを用いてアフィリエイト広告による商品やサービスの販売を促進することができる。
【0063】
また、報酬分配ステップにおける選出条件は、アフィリエイト広告サイトを運営する広告主が指定したゲームの結果又は広告主が所望する結果に基づいて、設定されていることが好ましい。これにより、例えば、競馬のレース結果やアンケートの選択枝を選出条件にすることができるので、ゲームの高い人気度を利用してアフィリエイト広告の広告効果を高めたり、アンケートに回答した利用者全員に報酬を分配することによりアンケートの回答率を上げたりといったことができる。
【0064】
また、上記のゲームは、公営競技における出走表、スポーツ振興くじにおける対戦表その他の番組表を公表している競技であることが好ましい。これにより、オンライン投票対象ゲームの高い認知度によりオンライン投票サイトの利用者数を増大させることが見込める。また、アフィリエイト広告サイトの広告主やオンライン投票サイトの管理者が、オンライン投票サイトの投票対象となるゲームやその番組表を運営及び作成する手間を最小限に抑えることができる。
【0065】
さらに、上記のゲームの結果は、本実施形態の負け馬予想のように、ゲームにおいて規則上若しくは慣行上配当が生じない結果であることが好ましい。これにより、ゲームの結果予想が困難になり、オンライン投票対象ゲームの熱狂的な支持者からの賛同を得やすくなるので、アフィリエイト広告サイトにおいて所定の行動を行う利用者の人数を一定以上確保しやすくさせることができる。
【0066】
なお、選出条件がゲームの結果の場合、本実施形態のオンライン投票プログラムは本実施形態のオンライン投票装置1に予想掲載ステップを実行させることが好ましい。これにより、実在の勝ち馬予想のように他人の投票予想を参考にしながら自身の投票を行うことができるので、オンライン投票対象ゲームが盛り上がり、結果として、アフィリエイト広告サイトにおいて所定の行動を行う利用者の人数を増加させやすくことができる。
【0067】
一方、報酬分配ステップにおける選出条件の1つとなり得る広告主が所望する結果は、クイズ、アンケートその他の非ゲームにおいて広告主が所望する回答であることが好ましい。これにより、例えば、アンケートに投票するすべての内容を広告主が所望する回答とすることにより、利用者全員が報酬を得ることができるため、アフィリエイト広告サイトにおいて所定の行動を行う利用者の人数を増加させやすくことができる。
【0068】
また、本実施形態のオンライン投票装置1は、本実施形態のオンライン投票プログラムに基づいて、上記の投票サービスを提供するため、上記のオンライン投票プログラムにより生じる作用と同様の作用を生じさせることができる。
【0069】
すなわち、本実施形態のオンライン投票プログラム及びオンライン投票装置1によれば、上記の種々の作用を生じるので、利用者が損失を被ることなく、また、アフィリエイト広告主が利用者にアフィリエイト広告を効果的に行うことができるとともに、オンライン投票の投票結果に応じた利用者への報酬還元システムを構築することができるという効果を奏する。
【0070】
なお、本発明は、前述した実施形態などに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0071】
1 オンライン投票プログラム
2 管理側通信端末
3 利用者側通信端末
4 広告主側通信端末
5 サイト提供手段
6 識別情報付与手段
7 投票許可手段
8 投票保存手段
9 報酬保管手段
10 報酬分配手段
11 投票サイト記憶部
12 アフィリエイト広告サイト記憶部
13 識別情報記憶部
14 アフィリエイト広告アクセス解析手段
15 投票結果記憶部
16 報酬内容記憶部
【技術分野】
【0001】
本発明は、オンライン投票プログラム及びオンライン投票装置に係り、特に、アフィリエイト広告を関連づけたオンライン投票システムを構築する際に好適に利用できるオンライン投票プログラム及びオンライン投票装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術の一例としては、カジノゲーム提供装置が挙げられる。このカジノゲーム提供装置は、そのユーザの個人情報をアフィリエイト広告の広告主に提供する対価として広告主サーバからポイントを獲得し、その獲得したポイントをかけ金としてそのユーザにカジノゲームを実行させるように形成されている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−67257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のカジノゲーム提供装置において、そのユーザはカジノゲームの勝敗により獲得したポイントを損失する可能性が存在する問題があった。
【0005】
また、従来のカジノゲーム提供装置において、そのユーザが自己の個人情報を全てのアフィリエイト広告主に提供し、その対価として得たポイントの全てを消費した場合、カジノゲームに参加できない可能性が存在する問題があった。
【0006】
一方、従来のカジノゲーム提供装置において、アフィリエイト広告主は、ユーザの個人情報を獲得できるが、アフィリエイト広告主が目的とするアフィリエイト広告の閲覧やその広告に関する商品の販売、サービスの提供に直接つながりにくい問題があった。
【0007】
さらに、従来のカジノゲーム提供装置を実施した場合、当事者双方がカジノの勝敗によるポイント損失の危険を負担していることから、刑法185条の賭博に該当する可能性がある。そのため、少なくとも現在の日本国においては、従来のカジノゲーム提供装置が実施できない可能性があるという問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、これらの点に鑑みてなされたものであり、利用者が損失を被ることなく、また、アフィリエイト広告主が利用者にアフィリエイト広告を効果的に行うことができるとともに、オンライン投票の投票結果に応じた利用者への報酬還元システムを構築することができるオンライン投票プログラム及びオンライン投票装置を提供することを本発明の目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した目的を達成するため、本発明のオンライン投票プログラムは、その第1の態様として、オンライン投票サイトにおける利用者の識別情報の入力、及び、オンライン投票サイトにリンク付けされたアフィリエイト広告サイトにおける所定の行動を条件として、オンライン投票サイトにおける投票を許可する投票許可ステップと、投票内容及び識別情報を関連付けた状態で保存する投票保存ステップと、所定の行動に対する対価としてアフィリエイト広告サイトから提供される報酬を保管する報酬保管ステップと、保存された投票内容のなかから所定の選出条件を満たした投票内容を投票した利用者に対し、識別情報に基づいて、保管された報酬を分配する報酬分配ステップとをコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0010】
本発明の第1の態様のオンライン投票プログラムによれば、オンライン投票サイトにおいて、利用者は、投票に際してかけ金等の負担を被ることなく投票することができるとともに、所定の選出条件を満たした投票内容を投票した場合には報酬を獲得することができる。また、アフィリエイト広告主は、オンライン投票サイトにおいて、その投票時に利用者をアフィリエイト広告にアクセスしてそのサイト内を閲覧させたり、広告関連商品を購入させたりするなど、利用者に対してアフィリエイト広告サイトにおける所定の行動を強制させることができる。
【0011】
本発明の第2の態様のオンライン投票プログラムは、第1の態様のオンライン投票プログラムにおいて、報酬分配ステップにおいては、アフィリエイト広告サイトにおける所定の行動のランクに応じて、報酬の割合を変化させることを特徴としている。
【0012】
本発明の第2の態様のオンライン投票プログラムによれば、例えば、アフィリエイト広告サイトにアクセスして閲覧のみ行った利用者と、アフィリエイト広告サイトにアクセスして商品を購入した利用者との間において、報酬の分配割合を変化させることができるので、アフィリエイト広告による販売を促進することができる。
【0013】
本発明の第3の態様のオンライン投票プログラムは、第1または第2の態様のオンライン投票プログラムにおいて、選出条件は、アフィリエイト広告サイトを運営する広告主が指定したゲームの結果又は広告主が所望する結果に基づいて、設定されていることを特徴としている。
【0014】
本発明の第3の態様のオンライン投票プログラムによれば、例えば、競馬のレース結果やアンケートの選択枝を選出条件にすることができるので、ゲームの高い人気度を利用してアフィリエイト広告の広告効果を高めたり、アンケートに回答した利用者全員に報酬を分配することによりアンケートの回答率を上げたりといったことができる。
【0015】
本発明の第4の態様のオンライン投票プログラムは、第3の態様のオンライン投票プログラムにおいて、ゲームは、公営競技における出走表、スポーツ振興くじにおける対戦表その他の番組表を公表している競技であることを特徴としている。
【0016】
本発明の第4の態様のオンライン投票プログラムによれば、オンライン投票対象ゲームの高い認知度によりオンライン投票サイトの利用者数を増大させることが見込めるとともに、アフィリエイト広告主やオンライン投票サイトの管理者がオンライン投票対象ゲームやその番組表を運営及び作成する手間を最小限に抑えることができる。
【0017】
本発明の第5の態様のオンライン投票プログラムは、第3または第4の態様のオンライン投票プログラムにおいて、ゲームの結果は、ゲームにおいて規則上若しくは慣行上配当が生じない結果であることを特徴としている。
【0018】
本発明の第5の態様のオンライン投票プログラムによれば、ゲームの結果予想が困難になり、オンライン投票対象ゲームの熱狂的な支持者からの賛同を得やすくなるので、アフィリエイト広告サイトにおいて所定の行動を行う利用者の人数を一定以上確保しやすくさせることができる。
【0019】
本発明の第6の態様のオンライン投票プログラムは、第3から第5のいずれか1の態様のオンライン投票プログラムにおいて、選出条件がゲームの結果の場合であって、ゲームの結果が明らかになる前の時点において、オンライン投票サイトの利用者からオンライン投票サイトに提供されたゲームの予想結果をオンライン投票サイトに掲載する予想掲載ステップをコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0020】
本発明の第6の態様のオンライン投票プログラムによれば、オンライン投票対象ゲームが盛り上がり、アフィリエイト広告サイトにおいて所定の行動を行う利用者の人数を増加させやすくことができる。
【0021】
本発明の第7の態様のオンライン投票プログラムは、第3の態様のオンライン投票プログラムにおいて、広告主が所望する結果は、クイズ、アンケートその他の非ゲームにおいて広告主が所望する回答であることを特徴としている。
【0022】
本発明の第7の態様のオンライン投票プログラムによれば、例えば、アンケートに投票するすべての内容を広告主が所望する回答とすることにより、利用者全員が報酬を得ることができるため、アフィリエイト広告サイトにおいて所定の行動を行う利用者の人数を増加させやすくことができる。
【0023】
また、前述した目的を達成するため、本発明のオンライン投票装置は、その第1の態様として、第1から第7のいずれか1の態様に記載のオンライン投票プログラムに基づいて、コンピュータ・ネットワークを介して接続された通信端末に対してオンライン投票サイトの投票サービスを提供することを特徴としている。
【0024】
本発明の第1の態様のオンライン投票装置によれば、上記のオンライン投票プログラムにより生じる作用と同様の作用を生じる管理サーバ等を形成することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明のオンライン投票プログラム及びオンライン投票装置によれば、上記の種々の作用を生じるので、利用者が損失を被ることなく、また、アフィリエイト広告主が利用者にアフィリエイト広告を効果的に行うことができるとともに、オンライン投票の投票結果に応じた利用者への報酬還元システムを構築することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本実施形態におけるオンライン投票サイトのサービスの流れを示すブロック図
【図2】本実施形態におけるオンライン投票装置の一例を示すイメージ図
【図3】本実施形態のオンライン投票装置の一例を示すブロック図
【図4】本実施形態のオンライン投票プログラムによる処理の一例を示すフローチャート
【図5】本実施形態において利用者の識別情報を付与する際に表示される入力画面の一例を示すイメージ図
【図6】本実施形態において利用者の識別情報等のデータを示すデータ構造図
【図7】本実施形態においてオンライン投票サイトに表示される出走表表示画面の一例を示すイメージ図
【図8】本実施形態においてオンライン投票サイトに表示される投票確認画面の一例を示すイメージ図
【図9】本実施形態において利用者の識別情報と投票情報とを関連付けたデータを示すデータ構造図
【図10】本実施形態においてオンライン投票サイトに表示されるレースの予想結果関連画面の一例を示すイメージ図
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明のオンライン投票プログラム及びオンライン投票装置をその一実施形態により説明する。
【0028】
はじめに、本実施形態のオンライン投票プログラム及びオンライン投票装置1により提供されるオンライン投票サイトのサービスの概要を図1に示す。
【0029】
図1中の矢印内の番号はサービスの流れの順番を示している。図1矢印1に示すように、オンライン投票サイト(例えばレースの着順を投票するサイト)はその利用者にオンライン投票(例えば着順予想の投票)のサービスを提供する。また、オンライン投票サイトの利用者は、オンライン投票サイトにおいてオンライン投票を行うため、オンライン投票サイトに対し、利用者の識別情報の入力(例えばログインIDの入力)、及び、アフィリエイト広告サイトへのアクセス(例えば、利用者によるサイト閲覧や商品購入など。)を行う。
【0030】
次に、図1矢印2に示すように、オンライン投票サイトの管理者からアフィリエイト広告サイトの広告主に対して上記の利用者の識別情報の提供及びアフィリエイト広告サイトのアクセス誘導を行う。
【0031】
図1矢印3に示すように、アフィリエイト広告サイトの広告主は、オンライン投票サイトの利用者をアフィリエイト広告サイトに誘導した対価として、運営者に報酬(例えば、景品交換のためのポイント)を提供する。
【0032】
そして、図1矢印4に示すように、オンライン投票サイトの運営者は、全ての利用者の投票の中から選出条件(例えばレースの着順を当てるなどの条件)を満たした投票を行った利用者に対し、報酬を分配する。このサービスの特徴点としては、主に、オンライン投票サイトの利用者は投票に際してポイントなどの掛け金を必要とせずに、アフィリエイト広告サイトの広告主から報酬を得ることが可能な点、及び、アフィリエイト広告サイトの広告主は報酬の対価として利用者にアフィリエイト広告へのアクセスを強制させることができる点にある。
【0033】
次に、本実施形態のオンライン投票装置1を説明する。
【0034】
本実施形態のオンライン投票装置1は、上記サービスを提供するため、図2に示すように、コンピュータ・ネットワークCNを介して利用者側通信端末3及び広告主側通信端末4に相互に接続された管理側通信端末2の構成要素及び機能に基づき、以下の各手段を備える。これら管理側通信端末2並びに利用者側通信端末3及び広告主側通信端末4は、コンピュータの機能を個々に発揮するため、中央処理装置、記憶装置、入出力装置及び通信装置などのコンピュータとしての一般的な構成要素をそれぞれ有している。それらの具体例としては、管理側通信端末2としては管理サーバ、利用者側通信端末3及び広告主側通信端末4としては個人や法人が所有するコンピュータや携帯電話機などの通信端末機器が一例として挙げられる。
【0035】
本実施形態のオンライン投票装置1は、図3に示すように、主として、サイト提供手段5、識別情報付与手段6、投票許可手段7、投票保存手段8、報酬保管手段9及び報酬分配手段10を備えている。また、本実施形態のオンライン投票装置1は、それにインストールされた本実施形態のオンライン投票プログラムに基づいて、コンピュータ・ネットワークCNを介して接続された利用者側通信端末3及び広告主側通信端末4に対し、オンライン投票サイトの投票サービスを提供する。
【0036】
次に、図4を用いて、本実施形態のオンライン投票プログラムの処理工程を説明する。本実施形態のオンライン投票プログラムは、本実施形態のオンライン投票装置1に対し、サイト提供ステップ、識別情報付与ステップ、投票許可ステップ、投票保存ステップ、報酬保管ステップ及び報酬分配ステップの順に処理を実行させるように形成されている。
【0037】
サイト提供ステップにおいては、図3に示すサイト提供手段5が、図4に示すように、コンピュータ・ネットワークCNを介して管理側通信端末2から利用者側通信端末3にオンライン投票サイト及びアフィリエイト広告サイトを提供する(S01)。これにより、図2に示した利用者側通信端末3の画像出力装置には、オンライン投票サイトが表示される。
【0038】
ここで、オンライン投票サイトとは、インターネット上で投票を受け付けることができるサイトのことである。オンライン投票サイトの一例としては、競馬、競輪、競艇、オートレースその他の着順により結果が決定する公営競技やカジノゲームなどのギャンブル性を有するゲーム、クイズなどの正解が決められている非ゲームや、アンケートなどの正解が決められていない非ゲームである。本実施形態のオンライン投票サイトにおいては、その一例として、公営競技の競馬を利用して、通常の勝ち馬の投票ではなく、負け馬をオンライン投票するためのサイトを用いる。
【0039】
また、オンライン投票サイトにはアフィリエイト広告サイトへ誘導するためのリンクが貼り付けられており、オンライン投票サイトからアフィリエイト広告サイトへのアクセスが容易になるようにオンライン投票サイトが構成されている。このオンライン投票サイトの情報は、図3に示すように、サイト提供手段5に接続された投票サイト記憶部11に格納されている。
【0040】
一方、アフィリエイト広告サイトとは、ある広告媒体のウェブサイトに設置された広告に関するサイトであって、ウェブサイトの閲覧者が広告を閲覧したり、広告主の商品あるいはサービス等を購入したりすることにより生じた利益に応じて広告媒体に成功報酬を与える広告に関するサイトのことをいう。このアフィリエイト広告サイトの情報は、サイト提供手段5に接続されたアフィリエイト広告サイト記憶部12に格納されている。
【0041】
識別情報付与ステップにおいては、図4に示すように、オンライン投票サイトの入力画面において利用者の識別情報が入力されておらず(S02→S04)、利用者がその識別情報の付与を求めたときに、図3に示す識別情報付与手段6が利用者に識別情報を付与する(S05)。この利用者の識別情報は、ログインIDなどのオンライン投票サイトから提供されるサービスを受ける際に必要となる情報である。
【0042】
例えば、操作者が、図5に示すようなオンライン投票サイトの所定の入力画面において、名前、住所、メールアドレス、パスワードなどを入力した場合、識別情報付与手段6は1の利用者に対して1の利用者IDを識別情報として付与し、それら所定の項目を識別情報付与手段6に接続された識別情報記憶手段に記憶させる。識別情報記憶手段に記憶されるデータの構造は前述及び図6のとおりである。
【0043】
そして、識別情報の入力が終了すると、オンライン投票サイトが本実施形態のように競馬の負け馬投票サイトである場合、図7に示すような競馬の出走表(レース番組表などの投票対象表)が利用者側通信端末3の画像表示装置に表示される(S03)。出走表などの投票対象表はオンライン投票サイトの投票対象に応じて変化するものであり、レースやゲームであればそれに関する番組表、クイズやアンケートであればその選択枝などがそれに該当する。
【0044】
投票許可ステップにおいては、図3に示す投票許可手段7が、図4に示すように、オンライン投票サイトにおける利用者の識別情報の入力、及び、オンライン投票サイトにリンク付けされたアフィリエイト広告サイトにおける所定の行動を条件として、オンライン投票サイトにおける投票を許可する(S02+S07→S08)。ここで、アフィリエイト広告サイトへの所定の行動とは、アフィリエイト広告サイトを閲覧すること(アフィリエイト広告サイトにアクセスすること)、アフィリエイト広告サイトに掲載された商品若しくはサービスを購入することなど、アフィリエイト広告サイトに少なくとも一度はアクセスした状態の行動をいう。
【0045】
この投票許可手段7は、図3に示すように、識別情報記憶部13や、アフィリエイト広告サイト記憶部12に接続されたアフィリエイト広告アクセス解析手段14に接続されており、識別情報記憶部13及びアフィリエイト広告アクセス解析手段14に対して識別情報の入力及び所定の行動があったか否かを確認することにより、上記の投票条件を満たしたか否かを判断する。この投票条件が満たされたと投票許可手段7が判断したとき、オンライン投票サイトの利用者はオンライン投票サイトにおいて開催されるオンライン投票を行うことができる。
【0046】
例えば、本実施形態のように、オンライン投票サイトが競馬の負け馬投票サイトである場合、オンライン投票サイトにログインした状態(利用者の識別情報の入力が終わった状態)において、図7に示す出走表から投票したい馬を選んで「投票する」ボタンを選択すると、図8に示すような投票確認画面が利用者側通信端末3の画像表示装置に表示される。その際、図8右下の「○○○(○○○は、企業名や商品名等などのアフィリエイト広告に関する名称である。)」ボタンを選択すると、オンライン投票サイトの利用者はアフィリエイト広告サイトにアクセスすることになり、アフィリエイト広告サイトにおける所定の行動を行ったことになる。これにより、図3に示す投票許可手段7は、利用者が投票条件を満たしたと判断し、投票を許可する。
【0047】
なお、オンライン投票サイトに利用者の識別情報が入力されていなかったり、アフィリエイト広告サイトにおける所定の行動を行っていなかったりした場合、図4に示すように、オンライン投票装置1は上記入力又は所定の行動を促す画面表示を利用者側通信端末3の画像表示装置に表示する(S02→S04→S06又はS07→S09)。
【0048】
投票保存ステップにおいては、図3に示す投票保存手段8が、図4に示すように、投票内容(投票情報)及び識別情報(利用者ID)を関連付けた状態で保存する(S10)。関連づけられた投票及び識別情報は、図3に示した投票結果記憶部15に記憶される。また、投票結果記憶部15に記憶されたデータの構造は前述及び図9のとおりである。なお、投票結果記憶部15に記憶されたデータには、「利用者ID」及び「投票情報」のほか、「アフィリエイト広告アクセス情報」及び「報酬分配割合」も含まれていることが好ましい。
【0049】
報酬保管ステップにおいては、図3に示す報酬保管手段9が、図4に示すように、所定の行動に対する対価としてアフィリエイト広告サイトの広告主から提供される報酬を保管する(S11)。この報酬の保管状態は、図3に示すように、報酬内容記憶部16により記憶される。
【0050】
ここで、報酬とは、例えば、オンライン投票サイトの運営者やアフィリエイト広告の広告主が景品として提供する商品やサービスと交換するためのポイントであってもよいし、運営者や広告主から商品やサービスが操作者に直接提供される場合の商品等授受権であってもよい。つまり、報酬は、運営者や広告主が操作者に商品やサービスを直接的又は間接的に提供するために電子的に管理することが可能な情報であればよく、報酬保管手段9がその報酬に係る商品やサービス等を直接保管する必要はない。
【0051】
そして、オンライン投票サイトにおける投票期限が過ぎると、投票対象の競技やクイズ、アンケートなどの結果発表が行われる。その結果に応じて、オンライン投票装置1は、図4に示すように、オンライン投票サイトにおいてなされた全ての投票の中から特定の投票を選出するための選出条件を確定させる(S12)。
【0052】
上記の選出条件は、例えば広告主が指定したゲームの結果(本実施形態における競馬の負け馬予想など)や、広告主が所望する結果に基づいて、設定されていることが好ましい。ここで、ゲームは、公営競技におけるレース番組表、スポーツ振興くじにおける対戦表その他の番組表を公表している競技であることが好ましい。この場合、ゲームの結果は、本実施形態の競馬の負け馬予想のように、そのゲームにおいて規則上若しくは慣行上配当が生じない結果であることが好ましい。この配当とは、ポイントであってもよいし、金銭であってもよい。一方、広告主が所望する結果は、クイズ、アンケートその他の非ゲームにおいて広告主が所望する回答であることが好ましい。
【0053】
報酬分配ステップにおいては、図4に示すように、図3に示す報酬分配手段10が、投票結果記憶部15に保存された投票内容のなかから所定の選出条件を満たした投票内容を投票した利用者に対し、図9の利用者ID(識別情報)に基づいて、報酬内容記憶部16に保管された報酬を分配する(S13)。
【0054】
ここで、報酬分配ステップにおいては、アフィリエイト広告サイトにおける所定の行動のランクに応じて、報酬の割合を変化させることが好ましい。
【0055】
例えば、図9に示すように、利用者ID「00001」の利用者及び利用者ID「00005」の利用者が所定の選出条件を満たした投票内容を投票した利用者であり、アフィリエイト広告サイトにおける所定の行動として、利用者ID「00001」の利用者がアフィリエイト広告サイトの閲覧のみを行い、利用者ID「00005」の利用者がアフィリエイト広告サイトの広告商品を購入した場合を考える。この場合、広告主は、広告商品を購入してくれた利用者に多くのポイントを還元したいと考える。そのため、広告主は、オンライン投票装置1に対して、図9に示すように、利用者ID「00001」の利用者と利用者ID「00005」の利用者との報酬分配割合を例えば1:2に設定したとする。その結果、報酬分配手段10は、報酬保管手段9により保管された報酬をその報酬分配割合に応じて分配することにより、アフィリエイト広告サイトにおける所定の行動のランクに応じた分配を実行する。
【0056】
なお、オンライン投票装置1において、上記の選出条件が本実施形態の負け馬予想のようなゲームの結果の場合、オンライン投票装置1(コンピュータ)に予想掲載ステップを実行させることが好ましい。
【0057】
上記の予想掲載ステップにおいては、ゲームの結果が明らかになる前の時点において、図3に示すサイト提供手段5が、図10に示すようなゲームの予想結果をオンライン投票サイトに掲載する(図4のS03)。ゲームの予想結果は、オンライン投票サイトの利用者からオンライン投票サイトに対して任意に提供された結果である。このゲームの予想結果の対価はポイント等の報酬であっても良いし、無報酬であっても良い。
【0058】
次に、本実施形態のオンライン投票プログラムの作用を説明する。
【0059】
本実施形態のオンライン投票プログラムにおいては、少なくとも、図4に示した上記の投票許可ステップ、投票保存ステップ、報酬保管ステップ及び報酬分配ステップがコンピュータである本実施形態のオンライン投票装置1により実行される。
【0060】
そのため、利用者は、オンライン投票サイトにおいて、投票に際してかけ金等の負担を被ることなく投票することができる。また、利用者は、所定の選出条件を満たした投票内容を投票した場合には、掛け金を投じることなく報酬を獲得することができる。
【0061】
その一方、アフィリエイト広告サイトの広告主は、オンライン投票サイトにおいて、その投票時に利用者をアフィリエイト広告サイトにアクセスさせてそのサイト内を閲覧させたり、広告関連商品を購入させたりするなど、利用者に対してアフィリエイト広告サイトにおける所定の行動を報酬の対価として強制させることができる。
【0062】
また、本実施形態のオンライン投票プログラムの報酬分配ステップにおいては、図9に示すように、アフィリエイト広告サイトにおける所定の行動のランクに応じて、報酬の割合を変化させていることが好ましい。これにより、例えば、アフィリエイト広告サイトにアクセスして閲覧のみ行った利用者と、アフィリエイト広告サイトにアクセスして商品を購入した利用者との間において、報酬の分配割合を変化させることができるので、オンライン投票プログラムを用いてアフィリエイト広告による商品やサービスの販売を促進することができる。
【0063】
また、報酬分配ステップにおける選出条件は、アフィリエイト広告サイトを運営する広告主が指定したゲームの結果又は広告主が所望する結果に基づいて、設定されていることが好ましい。これにより、例えば、競馬のレース結果やアンケートの選択枝を選出条件にすることができるので、ゲームの高い人気度を利用してアフィリエイト広告の広告効果を高めたり、アンケートに回答した利用者全員に報酬を分配することによりアンケートの回答率を上げたりといったことができる。
【0064】
また、上記のゲームは、公営競技における出走表、スポーツ振興くじにおける対戦表その他の番組表を公表している競技であることが好ましい。これにより、オンライン投票対象ゲームの高い認知度によりオンライン投票サイトの利用者数を増大させることが見込める。また、アフィリエイト広告サイトの広告主やオンライン投票サイトの管理者が、オンライン投票サイトの投票対象となるゲームやその番組表を運営及び作成する手間を最小限に抑えることができる。
【0065】
さらに、上記のゲームの結果は、本実施形態の負け馬予想のように、ゲームにおいて規則上若しくは慣行上配当が生じない結果であることが好ましい。これにより、ゲームの結果予想が困難になり、オンライン投票対象ゲームの熱狂的な支持者からの賛同を得やすくなるので、アフィリエイト広告サイトにおいて所定の行動を行う利用者の人数を一定以上確保しやすくさせることができる。
【0066】
なお、選出条件がゲームの結果の場合、本実施形態のオンライン投票プログラムは本実施形態のオンライン投票装置1に予想掲載ステップを実行させることが好ましい。これにより、実在の勝ち馬予想のように他人の投票予想を参考にしながら自身の投票を行うことができるので、オンライン投票対象ゲームが盛り上がり、結果として、アフィリエイト広告サイトにおいて所定の行動を行う利用者の人数を増加させやすくことができる。
【0067】
一方、報酬分配ステップにおける選出条件の1つとなり得る広告主が所望する結果は、クイズ、アンケートその他の非ゲームにおいて広告主が所望する回答であることが好ましい。これにより、例えば、アンケートに投票するすべての内容を広告主が所望する回答とすることにより、利用者全員が報酬を得ることができるため、アフィリエイト広告サイトにおいて所定の行動を行う利用者の人数を増加させやすくことができる。
【0068】
また、本実施形態のオンライン投票装置1は、本実施形態のオンライン投票プログラムに基づいて、上記の投票サービスを提供するため、上記のオンライン投票プログラムにより生じる作用と同様の作用を生じさせることができる。
【0069】
すなわち、本実施形態のオンライン投票プログラム及びオンライン投票装置1によれば、上記の種々の作用を生じるので、利用者が損失を被ることなく、また、アフィリエイト広告主が利用者にアフィリエイト広告を効果的に行うことができるとともに、オンライン投票の投票結果に応じた利用者への報酬還元システムを構築することができるという効果を奏する。
【0070】
なお、本発明は、前述した実施形態などに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0071】
1 オンライン投票プログラム
2 管理側通信端末
3 利用者側通信端末
4 広告主側通信端末
5 サイト提供手段
6 識別情報付与手段
7 投票許可手段
8 投票保存手段
9 報酬保管手段
10 報酬分配手段
11 投票サイト記憶部
12 アフィリエイト広告サイト記憶部
13 識別情報記憶部
14 アフィリエイト広告アクセス解析手段
15 投票結果記憶部
16 報酬内容記憶部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オンライン投票サイトにおける利用者の識別情報の入力、及び、前記オンライン投票サイトにリンク付けされたアフィリエイト広告サイトにおける所定の行動を条件として、前記オンライン投票サイトにおける投票を許可する投票許可ステップと、
前記投票内容及び前記識別情報を関連付けた状態で保存する投票保存ステップと、
前記所定の行動に対する対価として前記アフィリエイト広告サイトから提供される報酬を保管する報酬保管ステップと、
保存された前記投票内容のなかから所定の選出条件を満たした投票内容を投票した前記利用者に対し、前記識別情報に基づいて、保管された前記報酬を分配する報酬分配ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするオンライン投票プログラム。
【請求項2】
前記報酬分配ステップにおいては、前記アフィリエイト広告サイトにおける所定の行動のランクに応じて、前記報酬の割合を変化させる
ことを特徴とする請求項1に記載のオンライン投票プログラム。
【請求項3】
前記選出条件は、前記アフィリエイト広告サイトを運営する広告主が指定したゲームの結果又は前記広告主が所望する結果に基づいて、設定されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオンライン投票プログラム。
【請求項4】
前記ゲームは、公営競技におけるレース番組表、スポーツ振興くじにおける対戦表その他の番組表を公表している競技である
ことを特徴とする請求項3に記載のオンライン投票プログラム。
【請求項5】
前記ゲームの結果は、前記ゲームにおいて規則上若しくは慣行上配当が生じない結果である
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のオンライン投票プログラム。
【請求項6】
前記選出条件が前記ゲームの結果の場合であって、前記ゲームの結果が明らかになる前の時点において、前記オンライン投票サイトの利用者から前記オンライン投票サイトに提供された前記ゲームの予想結果を前記オンライン投票サイトに掲載する予想掲載ステップを前記コンピュータに実行させる
ことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のオンライン投票プログラム。
【請求項7】
前記広告主が所望する結果は、クイズ、アンケートその他の非ゲームにおいて前記広告主が所望する回答である
ことを特徴とする請求項3に記載のオンライン投票プログラム。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のオンライン投票プログラムに基づいて、コンピュータ・ネットワークを介して接続された通信端末に対して前記オンライン投票サイトの投票サービスを提供する
ことを特徴とするオンライン投票装置。
【請求項1】
オンライン投票サイトにおける利用者の識別情報の入力、及び、前記オンライン投票サイトにリンク付けされたアフィリエイト広告サイトにおける所定の行動を条件として、前記オンライン投票サイトにおける投票を許可する投票許可ステップと、
前記投票内容及び前記識別情報を関連付けた状態で保存する投票保存ステップと、
前記所定の行動に対する対価として前記アフィリエイト広告サイトから提供される報酬を保管する報酬保管ステップと、
保存された前記投票内容のなかから所定の選出条件を満たした投票内容を投票した前記利用者に対し、前記識別情報に基づいて、保管された前記報酬を分配する報酬分配ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とするオンライン投票プログラム。
【請求項2】
前記報酬分配ステップにおいては、前記アフィリエイト広告サイトにおける所定の行動のランクに応じて、前記報酬の割合を変化させる
ことを特徴とする請求項1に記載のオンライン投票プログラム。
【請求項3】
前記選出条件は、前記アフィリエイト広告サイトを運営する広告主が指定したゲームの結果又は前記広告主が所望する結果に基づいて、設定されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のオンライン投票プログラム。
【請求項4】
前記ゲームは、公営競技におけるレース番組表、スポーツ振興くじにおける対戦表その他の番組表を公表している競技である
ことを特徴とする請求項3に記載のオンライン投票プログラム。
【請求項5】
前記ゲームの結果は、前記ゲームにおいて規則上若しくは慣行上配当が生じない結果である
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のオンライン投票プログラム。
【請求項6】
前記選出条件が前記ゲームの結果の場合であって、前記ゲームの結果が明らかになる前の時点において、前記オンライン投票サイトの利用者から前記オンライン投票サイトに提供された前記ゲームの予想結果を前記オンライン投票サイトに掲載する予想掲載ステップを前記コンピュータに実行させる
ことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のオンライン投票プログラム。
【請求項7】
前記広告主が所望する結果は、クイズ、アンケートその他の非ゲームにおいて前記広告主が所望する回答である
ことを特徴とする請求項3に記載のオンライン投票プログラム。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のオンライン投票プログラムに基づいて、コンピュータ・ネットワークを介して接続された通信端末に対して前記オンライン投票サイトの投票サービスを提供する
ことを特徴とするオンライン投票装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【公開番号】特開2011−253259(P2011−253259A)
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−125299(P2010−125299)
【出願日】平成22年5月31日(2010.5.31)
【出願人】(510151614)
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年5月31日(2010.5.31)
【出願人】(510151614)
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