説明

オーダリングシステムとこのオーダリングシステムを備える放射線情報管理システム、医療情報管理システム

【課題】HISとRISとを連携させて運用することによって、依頼医による放射線科オーダの作成を容易にするべく支援するオーダリングシステムとこのオーダリングシステムを備える放射線情報管理システム、医療情報管理システムを提供する。
【解決手段】患者の推定症状に対応するシェーマ画像が登録された検索条件テーブルと、このシェーマ画像にそれぞれ対応するオーダ候補が登録されたオーダ候補検索条件テーブルと、を格納するデータベースDBと、放射線科オーダを生成する依頼医に対してシェーマ画像を検索条件テーブルから検索し、参考となるオーダをオーダ候補検索条件テーブルから検索する検索部42と、検索結果を依頼医に提供する判断部43と、放射線科オーダが新規なオーダである場合、生成された放射線科オーダの条件に変更が生じた場合に、それらを新規な放射線科オーダとしてデータベースDBへと登録する登録部44とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オーダリングシステムとこのオーダリングシステムを備える放射線情報管理システム、医療情報管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、医療機関によっては医療機関内において実施される医療行為の登録、実施、診断結果等をコンピュータシステムによって管理する医療情報管理システム(HIS:Hospital Information System 以下、適宜「HIS」と省略する)が導入されてきている。ま
た、特に放射線部門においては、放射線診断部門と放射線治療部門とを連結、横断して検査、診断、治療の予約、受付、管理、さらには、HIS及び医事請求事務及び画像診断装置と情報連携する放射線部門情報管理システム(RIS:Radiological Information System 以下、適宜「RIS」と省略する)が構築されている(以下の特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−339164号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、同一医療機関内に上述したHISとRISが構築されている場合に、両者のシステム間において密接な連携が取れていたか、というと必ずしもそうではない場合も多い。
【0005】
すなわち、両システムが同一医療機関内に構築されているとは言っても、システムとしては別であり、特にRISは放射線科部門に特化したシステムであることから、他のシステムとの密接な連携が難しい。
【0006】
また、患者(被検体)の内部情報を取得するためにはその撮影条件等を設定しなければならないが、この条件設定は多岐に亘る。また、これら条件設定を行うに際し必要となる情報をシェーマ画像や想定病名等の患者情報から把握し、患者(被検体)ごとにその都度設定する必要がある。そしてこれらを全て入力しなければならないことから、放射線科部門にオーダを発注する依頼医にとっては非常に手間の掛かる作業である。
【0007】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、HISとRISとを連携させて運用することによって、依頼医による放射線科オーダの作成を容易にし使い勝手の良いオーダリングシステムとこのオーダリングシステムを備える放射線情報管理システム、医療情報管理システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明の特徴は、オーダリングシステムにおいて、患者(被検体)に対して推定される症状に対応するシェーマ画像が登録された検索条件テーブルと、検索条件テーブルに登録されるシェーマ画像にそれぞれ対応するオーダ候補が登録されたオーダ候補検索条件テーブルと、を格納するデータベースと、放射線科オーダを生成する依頼医に対して適切なシェーマ画像を検索条件テーブルから検索するとともに、参考となるオーダをオーダ候補検索条件テーブルから検索する検索部と、検索部による検索結果を依頼医に提供する判断部と、依頼医によって生成された放射線科オーダが新規なオーダである場合
、或いは、生成された放射線科オーダの条件に変更が生じた場合に、それらを新規な放射線科オーダとしてデータベースへと登録する登録部とを備える。
【0009】
請求項7に記載の発明の特徴は、放射線情報管理システムにおいて、患者(被検体)の内部情報を取得する医用画像診断装置と、医用画像診断装置に内部情報の取得を指示する情報端末と、医用画像診断装置によって取得された内部情報情報を格納するデータベースと、患者(被検体)に対して推定される症状に対応するシェーマ画像が登録された検索条件テーブルと、検索条件テーブルに登録されるシェーマ画像にそれぞれ対応するオーダ候補が登録されたオーダ候補検索条件テーブルと、を格納するデータベースと、放射線科オーダを生成する依頼医に対して適切なシェーマ画像を検索条件テーブルから検索するとともに、参考となるオーダ条件をオーダ候補検索条件テーブルから検索する検索部と、検索部による検索結果を依頼医に提供する判断部と、依頼医によって生成された放射線科オーダが新規なオーダである場合、或いは、生成された放射線科オーダの条件に変更が生じた場合に、それらを新規な放射線科オーダとしてデータベースへと登録する登録部とを備えるオーダリングシステムとを備える。
【0010】
請求項8に記載の発明の特徴は、医療情報管理システムにおいて、患者(被検体)の診断情報、放射線科オーダを入力処理する情報端末と、診断情報や医用機器を用いた医療行為の実施登録状況を記憶するデータベースと、患者(被検体)に対して推定される症状に対応するシェーマ画像が登録された検索条件テーブルと、検索条件テーブルに登録されるシェーマ画像にそれぞれ対応するオーダ候補が登録されたオーダ候補検索条件テーブルと、を格納するデータベースと、放射線科オーダを生成する依頼医に対して適切なシェーマ画像を検索条件テーブルから検索するとともに、参考となるオーダ条件をオーダ候補検索条件テーブルから検索する検索部と、検索部による検索結果を依頼医に提供する判断部と、依頼医によって生成された放射線科オーダが新規なオーダである場合、或いは、生成された放射線科オーダの条件に変更が生じた場合に、それらを新規な放射線科オーダとしてデータベースへと登録する登録部とを備えるオーダリングシステムとを備える。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施の形態における医療機関内に構築されるシステムの概略的な全体構成を示す構成図である。
【図2】本発明の実施の形態における情報端末の内部構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるオーダリングシステムの機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態における放射線科オーダ生成の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における検索条件テーブルの一例を示す説明図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるオーダ候補検索条件テーブルの一例を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態において生成された放射線科オーダ生成に基づく処理及びこの放射線科オーダの登録の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態における医療機関内に構築されるシステムの概略的な全体構成の変形例を示す構成図である。
【図9】本発明の実施の形態における医療機関内に構築されるシステムの概略的な全体構成の変形例を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の実施の形態における医療機関内に構築されるシステムの概略的な全体
構成を示す構成図である。このシステムSは、医療情報管理システムH、放射線部門情報管理システムR、及び両システムにまたがって運用されるオーダリングシステムOSの大きく3つのシステムから構成されている。
【0014】
まず医療情報管理システムH(HIS)である。このHISは、各科の診察部門のみならず、予約部門、会計部門、薬剤部部門等で利用されるシステムである。本発明の実施の形態におけるHISでは、例えば、患者を診察する診察医が利用する情報端末H1と患者の予約情報や診断情報、医用機器を用いた医療行為の実施登録状況等を記憶するデータベースH2とから構成される。図1では、HISを構成する要素として2つの情報端末H1,H1と1つのデータベースH2が示されているが、HISを構成する要素はこれらの機器や個数にとどまらない。
【0015】
放射線部門情報管理システムR(RIS)は、特に放射線科部門において利用されるシステムである。RIS内には、主に技師等によって放射線科オーダの実施登録作業等に利用される情報端末R1と、放射線科オーダを登録するデータベースR2とから構成されている。また、RIS内には含まれないが、RISによって管理される医用画像を撮影する医用画像診断装置R3も後述する通信ネットワークNに接続されている。この医用画像診断装置R3は、患者(被検体)の内部情報を取得して医用画像を生成する装置であり、例えば、X線診断装置やX線CT(computed tomography:コンピュータ断層撮影)装置を
挙げることができる。ここで、X線診断装置やX線CT装置は既に公知の機器であることから、その内部構成や撮影方法等については説明を省略する。
【0016】
なお、図1においては、1つの情報端末R1、1つのデータベースR2、及び2つの医用画像診断装置R3,R3が示されているが、その構成要素の種類は特に問わず、またその数は単数、或いは複数のいずれでも良く、任意である。
【0017】
HISを構成する各機器及びRISを構成する各機器は、それぞれ通信ネットワークNに接続されている。通信ネットワークNの例としては、院内に設置されるLAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークを挙げることができる。また、この通信ネットワークNで使用される通信規格は、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)等、いずれの規格であっても良い。
【0018】
図2はHISを構成する情報端末H1、或いは、RISを構成する情報端末R1の内部構成を示すブロック図である。情報端末H1としては、例えば、診断医が患者を診察しながら電子カルテの記入等、入力処理を行うために使用される診断用ワークステーションを挙げることができる。情報端末R1としては、例えば、患者(被検体)の患者情報、検査情報を参照し、医用画像診断装置での撮影結果を元に会計情報を入力するための操作を行うために利用される情報端末を挙げることができる。なお、本発明の実施の形態においては、情報端末H1と情報端末R1とは同一の構成を取っていることを前提に以下説明を行うが、もちろんよりそれぞれのシステムの特徴に即した構成を採用することも可能である。
【0019】
情報端末1は、CPU(Central Processing Unit)1aと、ROM(Read Only Memory)1bと、RAM(Random Access Memory)1c及び入出力インターフェイス1dがバス
1eを介して接続されている。入出力インターフェイス1dには、入力部1fと、表示部1gと、通信制御部1hと、記憶部1iと、リムーバブルディスク1jとが接続されている。
【0020】
CPU1aは、入力部1fからの入力信号に基づいてROM1bから情報端末1を起動するためのブートプログラムを読み出して実行し、記憶部1iに格納されている各種オペ
レーティングシステムを読み出す。またCPU1aは、入力部1fや入出力インターフェイス1dを介して、図2おいて図示していない外部機器からの入力信号に基づいて各種装置の制御を行う。さらにCPU1aは、RAM1cや記憶部1i等に記憶されたプログラム及びデータを読み出してRAM1cにロードするとともに、RAM1cから読み出されたプログラムのコマンドに基づいて、被検体の撮影処理や放射線科オーダの登録、データの計算または加工等、一連の処理を実現する処理装置である。
【0021】
入力部1fは、図2に示すように、情報端末1の操作者が各種の操作を入力するキーボード、ダイヤル等の入力デバイスにより構成されており、操作者の操作に基づいて入力信号を作成しバス1eを介してCPU1aに送信される。また、情報端末1には、キーボード等だけでなく専用の操作パネルが設けられている場合もあり、その場合には操作パネル上の入力デバイスを介して操作画面に対する操作を行うこともできる。
【0022】
表示部1gは、例えば液晶ディスプレイであり、例えばCPU1aからバス1eを介して出力信号を受信し、放射線科オーダを生成する際のシェーマ画像の候補やオーダ候補、CPU1aの処理結果等を表示する手段である。
【0023】
通信制御部1hは、LANカードやモデム等の手段であり、情報端末1をインターネットやLAN等の通信ネットワーク4に接続することを可能とする手段である。通信制御部1hを介して通信ネットワーク4と送受信したデータは入力信号または出力信号として、入出力インターフェイス1d及びバス1eを介してCPU1aに送受信される。
【0024】
記憶部1iは、半導体や磁気ディスクで構成されており、CPU1aで実行されるプログラムやデータが記憶されている。
【0025】
リムーバブルディスク1jは、光ディスクやフレキシブルディスクのことであり、ディスクドライブによって読み書きされた信号は、入出力インターフェイス1d及びバス1eを介してCPU1aに送受信される。
【0026】
データベースH2、データベースR2には、図示しないが、その内部にCPU、RAM、ROMといった制御を行うプロセッサ及び記憶部であるハードディスクを備えている。データベースH2には、患者情報や電子カルテに関する各種情報が記憶されており、情報端末H1からの指示に基づいて必要な情報を提供したり、情報端末H1によって新たな情報が登録される。また、データベースR2にはこれまで実施された処理の基となる放射線科オーダ等が記憶されている。特に、依頼医が放射線科オーダを生成する際の参考となる情報が、検索条件テーブル、或いは、オーダ候補検索条件テーブルとして登録されている。情報端末H1を操作する依頼医は、データベースH2を介してデータベースR2内に登録されている情報を呼び出す。また、情報端末R1を操作する技師もデータベースR2にアクセスして情報の加工、或いは、登録を行う。
【0027】
オーダリングシステムOSは、図1に示すように、HIS及びRISの両システムにまたがって運用されるシステムである。具体的には、情報端末H1を利用して患者を診察する診察医がこのオーダリングシステムOSを利用して放射線科オーダを生成する。技師等は生成された放射線科オーダに基づいて患者(被検体)の撮影を行いその内部情報を取得する。また、生成された放射線科オーダをデータベースR2に登録する際にもオーダリングシステムOSが使用される。
【0028】
オーダリングシステムOSは、HISの情報端末H1とデータベースH2、RISの情報端末R1とデータベースR2とから構成されている。本発明の実施の形態においては、オーダリングシステムOSを機能させるアプリケーションプログラムがデータベースR2
に記憶されていることを前提とする。但し、情報端末H1、R1の記憶部1iにオーダリングシステムのプログラムとして記憶され、或いはリムーバブルディスク1jに格納されていても良い。さらには、アプリケーションプログラムがRISのデータベースR2ではなくHISのデータベースH2に記憶されている構成としても良い。
【0029】
情報端末H1、或いは、情報端末R1からの指示に基づいてこのアプリケーションプログラムが起動し、CPU1aに読み込まれ実行されることにより、オーダリング手段が情報端末H1、或いは、情報端末R1に実装されることになる。
【0030】
図3は、本発明の実施の形態におけるオーダリングシステムOSの機能ブロック図である。オーダリング手段OAは、受信部41と、検索部42と、判断部43と、登録部44と、送信部45とから構成される。受信部41は、情報端末H1、或いは、情報端末R1からの指示を受信する。検索部42は、患者を診察する診察医の放射線科オーダ生成の際に必要となる情報をデータベースR2内において検索する。判断部43は、受信部41が受信した情報を判断し、検索部42、或いは、登録部44へ指示を出す。登録部44は、放射線科オーダのデータベースR2への登録を行う。送信部45は、検索部42、判断部43、登録部44からの指示に基づいて、情報端末H1、或いは、情報端末R1へ処理結果を送信し、或いは、データベースR2にその内部に登録されている情報の検索指示等を送信する。
【0031】
次に、患者の診察に基づく放射線科オーダの生成、放射線科オーダによる被検体の撮影、放射線科オーダの登録について、図4、図7に示すフローチャート及び、図5及び図6に示すデータベースR2に登録されているテーブルを例に挙げて説明する。
【0032】
図4は、本発明の実施の形態における放射線科オーダ生成の流れを示すフローチャートである。患者を診察する診察医は、実際の診察、或いはHISを利用して患者に関する各種情報を把握し、或いは、電子カルテを利用して患者の診察を行う。また、診察の結果、適宜、放射線科オーダを生成して、放射線科部門に医用診断装置R3を利用して該当する患者の内部情報を得るように指示する。この指示が放射線科オーダである。オーダリングシステムOSは、このように、まず診察医から放射線科部門に対して放射線科オーダを送信する際に利用される。
【0033】
なお、放射線科オーダを生成する診察医は、すなわち、放射線科部門にオーダを依頼する依頼医でもあることから、以下、患者を診察し、放射線科オーダを生成する医師を「依頼医」と表わす。
【0034】
依頼医は、患者の状況を診て放射線科オーダを生成するか否か判断する。放射線科部門における医用画像診断装置R3を利用しての撮影(患者の内部情報の取得)が必要であると判断した場合には、放射線科オーダを生成する。放射線科オーダの生成に当たっては、まず、患者のどの部分について撮影して欲しいか、シェーマ画像の作成を行う。このシェーマ画像とは、画像診断における当該患者(被検体)の診断対象(例えば、頸動脈、末梢血管や心臓等の部位)の形態(形状、色彩、模様等)を模式的に示した画像である。放射線科オーダは、患部を示すシェーマ画像と撮影条件等の各種項目から構成される。
【0035】
依頼医がシェーマ画像を作成するに当たっては、情報端末H1を利用して各種項目を入力する。入力される項目は、例えば、データベースR2に登録されている検索条件テーブルに規定される項目である。図5は検索条件テーブルの例を示しており、図5に示されているに、例えば、「想定病名」、「性別」、「年齢」、「依頼科」、「患者状態」が項目として挙げられている。なお、ここに挙げた項目は、あくまでも例示であり、その他の入力項目が設けられていても良い。
【0036】
図5に示す検索条件テーブルでは、部位ごとに各シェーマ画像及び、このシェーマ画像を特定する各項目が示されている。例えば、シェーマ画像が「子宮」として検索条件テーブルに登録されている場合を見ると、そのシェーマ画像に付された「マーク」(シェーマ画像上の位置情報)が2種(X座標「30」、Y座標「60」)、「想定病名」が癌、「性別」は女性、「年齢」は50、「依頼科」は婦人科、「患者状態」はアレルギー、とされている。
【0037】
検索条件テーブルには、図5に示すように、各部位及び座標ごとのシェーマ画像が登録され、それぞれに「キーナンバー」が付与されている。この検索条件テーブルに登録されている内容は、実際に医用画像診断装置R3を使用して撮影を行った際にその元となったオーダの内容であり、そのため、例えば、シェーマ画像が「子宮」であるデータも複数登録されている。従って、図5では3種類のシェーマ画像のみ示しているが、部位ごと、さらには条件項目が相違するごとに複数のシェーマ画像が登録されており、依頼医求めに応じて、その条件に合致するシェーマ画像が提示される。
【0038】
シェーマ画像がたとえ同じ部位を示すものであっても、その他の「想定病名」等の入力項目の内容が異なるのであれば別の情報であるとして、別個のキーナンバーが付与される。従って、上述したように同じ部位であっても複数のキーナンバーを持つ情報が検索条件テーブルに登録されていることがあり得る。
【0039】
依頼医が入力部1fを介してシェーマ画像を作成するために上述した各種項目に入力されたことが判断部43において確認されると(図4に示すST1)、判断部43は検索部42に対して該当するシェーマを検索するよう指示する。この指示に基づいて検索部42は、検索条件テーブル内にて入力された各種条件に合致するシェーマ画像を検索する(ST2)。シェーマ画像は、上述したように検索条件テーブルに複数登録されていることから、合致する部位に関連するシェーマ画像を検索することになる。
【0040】
判断部43は、検索部42による検索の結果、依頼医が所望の(各種入力条件に合致する)シェーマ画像が検索できたか否か、判断する(ST3)。その結果、入力条件に近いシェーマ画像が検索された場合には(ST3のYES)、依頼医が新規シェーマ画像の作成を支援するために、候補となるシェーマ画像を表示部1gに表示させる(ST4)。
【0041】
従って、依頼医が放射線科オーダの生成に当たってシェーマ画像を作成しようとする場合に、情報端末H1の表示部1gにはデータベースR2に登録されているこれまでの放射線科オーダの中から入力条件に近いシェーマ画像が表示されることになる(ST5)。そのため、依頼医は一からシェーマ画像を作成する必要はなく、表示されたシェーマ画像の候補の中から今回の症状に照らして近い表示を持つシェーマ画像を選択し、患部にマークを付けるだけで放射線科部門に対してシェーマ画像上撮影して欲しい位置を示すことができる。このようにこれまでの放射線科オーダを基にシェーマ画像の例が表示されるので、依頼医にとってはシェーマ画像の作成の手間を省くことが可能となる。
【0042】
なお、表示部1gに表示される診察医が選択可能なシェーマ画像については、シェーマ画像のみ表示させるようにしても、或いは、そのシェーマ画像に表示されているマークも含めて表示させるようにしても良い。後者の場合には、これまでのマークを消去して新たなマークを付けることや患者の状態によって表示されているマークを移動させて再度患部の位置(放射線科部門に撮影して欲しい位置)を表示させるようにすることが可能である。
【0043】
依頼医は選択したシェーマ画像上に撮影して欲しい位置をマークする。この依頼医によ
るマーク位置の情報を判断部43が把握する(ST6)。この判断部43が把握した情報を基に、判断部43は、検索部42に対して検索条件テーブル内において、該当するシェーマ画像を検索する(ST7)。
【0044】
ここでは、シェーマ画像の他に、マーク位置の情報をも参考に検索が行われるため、シェーマ画像及びマーク位置の情報いずれもが一致する場合のみを検索するのが基本となる。但し、このようにシェーマ画像及びマーク位置の情報いずれもが一致する場合のみを検索することとすると、検索条件が厳しくなり過ぎてしまう可能性がある。特にマーク位置の情報については、患者の患部によっては、シェーマ画像は検索できるもののマーク位置が相違するために有効な検索結果を依頼医に対して提示することができなくなってしまう場合もある。このような検索条件でのオーダリングシステムOSの運用は実用性に欠ける可能性がある。
【0045】
そこで、予め検索条件を緩く設定することを可能として、より多くのシェーマ画像を依頼医に提示するように設定することができる。具体的には、シェーマ画像にマークされた位置の情報に関して、完全一致ではなく、ある領域内に含まれる位置情報を備えるシェーマ画像については依頼医が指定した位置情報を備えているとしてそれらのシェーマ画像も含めて提示できるようにする。
【0046】
例えば、図5のキーナンバー「001」に示す子宮のシェーマ画像の場合、もともと検索条件テーブルに登録されているマークの位置情報は、「マークX:30」、「マークY:60」である。シェーマ画像及びマーク位置に関して完全一致を求めると、依頼医が子宮のシェーマ画像を選択し、なおかつマークをそれぞれ「マークX:30」、「マークY:60」となる位置に付けなければキーナンバー「001」の情報は検索されない。
【0047】
そこで、マーク位置の情報に関して、「マークX:30」、「マークY:60」を含む、例えば、「マークX:20〜40」、「マークY:50〜70」の範囲に該当する子宮に関するシェーマ画像が登録されているのであれば、その情報についても検索することとする。このように設定、制御することによって、依頼医にとって放射線科オーダを生成するに使い勝手の良い、便利なオーダリングシステムOSを提供することができる。
【0048】
判断部43は検索部42からの情報を基に、検索部42が検索条件テーブルから該当する情報を検索したか否かを判断する(ST8)。判断部43は検索部42が該当する情報を検索したと判断した場合には(ST8のYES)、さらに検索部42に対して該当する情報に紐付けされた情報をオーダ候補検索条件テーブル内から検索させる(ST9)。
【0049】
この「該当する情報に紐付けされた情報」とは、具体的には、例えば、検索部42が検索条件テーブルからシェーマ画像として子宮、マークの位置情報として「マークX:30」、「マークY:60」である情報を検索した場合に、この情報に付されているキーナンバーが一致する情報、すなわち、紐付けされた情報としてオーダ候補検索条件テーブル内に登録されている同じ「キーナンバー:001」を持つ情報のことである。
【0050】
図6は、本発明の実施の形態におけるオーダ候補検索条件テーブルの一例を示す説明図である。この「オーダ候補検索条件テーブル」は、依頼医が放射線科オーダを生成する際に、依頼医に対してオーダ作成の一助となるような複数のオーダを提示するための情報が登録されている。すなわち、「オーダ候補検索条件テーブル」には、これまで生成された放射線科オーダ、或いは、撮影のために改めて修正を加えられた放射線科オーダが登録されている。登録されている具体的な項目としては、図6に示されているオーダ候補検索条件テーブルでは、「キーナンバー」、「種別」、「部位」、「体位」、「方向」、「撮影方法」、「撮影室」、「実施回数」、「最終実施日」といった9種類の項目がある。
【0051】
なお、これらの項目は任意に設定することが可能であり、特に図6に示す項目に限定されるものではない。
【0052】
このうち、上述したように「キーナンバー」は「該当する情報に紐付けされた情報」に該当し、検索条件テーブルにおける「キーナンバー」と1対nでリンクするものである。従って、例えば、依頼医が表示部1gに表示されたシェーマ画像のなかから1つ選択した場合に、その選択されたシェーマ画像に付与されているキーナンバーと同一のキーナンバーが付与されているオーダ候補が、単数、或いは複数、オーダ候補検索条件テーブルから選択された表示されることになる。
【0053】
登録されている項目のうち「種別」は医用画像診断装置R3の種別であり、「部位」は医用画像診断装置R3の撮影対象となる部位を示している。「体位」、「方向」、「撮影方法」、はそれぞれ撮影するに当たって設定が求められている条件である。「撮影室」は、放射線科オーダに基づいた撮影がどの撮影室で行われたのかを示している。「実施回数」は設定された条件下での撮影回数を示し、「最終実施日」はその条件下での撮影日のうち、最新の日にちを示している。
【0054】
従って、同じ撮影対象が「子宮」であっても、その撮影の「種別」、「体位」や「方向」によって複数のバリエーションが存在する。例えば、同じキーナンバー「001」が付与されているオーダであっても、図6に示すオーダ候補検索条件テーブルであれば3種類のオーダがあり、これまでこれらのオーダのいずれかに基づいて撮影が行われてきている。但し、その「実施回数」には差異があり、例えば「20回」行われたオーダと、「15回」行われたオーダ、「1回」しか行われなかったオーダとが登録されている。
【0055】
判断部43の指示に基づいてオーダ候補検索条件テーブルを検索した検索部が検索結果を判断部43に送付すると、判断部43では該当するオーダ候補を受信し、表示部1gを介して依頼医に対して選択しうるオーダ候補として表示する(ST10)。依頼医は、表示されたオーダ候補の中から今回の患者にとって適切なオーダを選択する。
【0056】
なお、例えば、オーダ候補検索条件テーブルに登録されている「実施回数」順に表示部1gにオーダ候補を表示させる設定とすることも可能である。このように実施回数が多い順に表示させることによって、依頼医がシェーマ画像に表わした症状を備える患者に対してより適切な放射線科オーダを生成することができる。
【0057】
オーダ候補の表示方法については、「実施回数」順に限らず、例えば、「種別」ごとや「最終実施日」順に表示させることも可能であり、どのように表示させるかは放射線科オーダを生成する依頼医次第である。また表示されたオーダ候補に依頼条件が合致しない場合には、もちろん依頼医が全てのオーダ(撮影)条件を設定することももちろん可能である。
【0058】
依頼医がオーダ候補の中から選択し、或いは、任意に条件を設定したことが確認できた場合には、判断部43は、放射線科オーダをデータベースR2に送信する(ST11)。この送信は、例えば、依頼医が操作している情報端末H1に表示されている送信ボタンを依頼医がクリックすることで行われる。
【0059】
なお、依頼医が放射線科オーダを生成するに当たって提示するシェーマ画像が検索できなかった場合には(ST3のNO)、これまで登録されていないシェーマ画像を新たに作成する必要があるので、新規シェーマ画像作成のための画面が表示される(ST12)。この画面で依頼医は患者の症状に合ったシェーマ画像を作成する。
【0060】
また、シェーマ画像は登録されていたものの、マーク位置の情報に近似する位置情報を備えるシェーマ画像が登録されていない場合(ST8のNO)、或いは、上述したように新規にシェーマ画像を作成した場合には、各種撮影条件を入力する画面が表示される(ST13)。依頼医は、この入力画面を用いて必要条件を設定する。必要条件が入力されると、生成された放射線科オーダはデータベースR2に送信される(ST11)。
【0061】
以上にて依頼医が放射線科オーダを生成し、放射線科部門に対して送信する手順は終了である。次に、この送信された放射線科オーダを基に放射線科部門において行われる処理の流れについて説明する。
【0062】
図7は、本発明の実施の形態において生成された放射線科オーダ生成に基づく処理及びこの放射線科オーダの登録の流れを示すフローチャートである。送信された放射線科オーダは、データベースR2において受信され格納される(ST21)。受信された放射線科オーダは、自動的に情報端末R1の表示部1gに表示されるようにしても良いし、或いは、データベースR2に格納された放射線科オーダを情報端末R1が適宜取りに行く構成とすることもできる。
【0063】
実際に放射線科部門において撮影等を行う技師は、情報端末R1に表示された放射線科オーダを確認する。依頼医によって作成される放射線科オーダによっては、実際に医用画像診断装置R3を使用して撮影するには困難な条件が設定されていたり、或いは、技師の経験上、より良い撮影条件を設定することが可能である場合もあるからである。
【0064】
そこで、判断部43は、データベースR2に格納された放射線科オーダが技師によって修正されたか否か確認する(ST22)。これは設定項目の変更情報等の有無によって判断される。
【0065】
特に依頼医から送られてきた放射線科オーダに修正がない場合には、受信した放射線科オーダに基づいて患者(被検体)の撮影が行われる。一方、受信した放射線科オーダのままでは適切な撮影が行えないため、技師がある観点から放射線科オーダに修正を加えた場合には、その修正された放射線科オーダに基づいて患者(被検体)の撮影が行われる(ST24)。
【0066】
判断部43は、医用画像診断装置R3が放射線科オーダに基づいての撮影を終了したか否かを確認する(ST25)。撮影中等で終了が確認できない場合には(ST25のNO)そのまま待機状態とし、撮影の終了を確認した場合には、撮影の元となった放射線科オーダのデータベースR2への登録処理に移行する。
【0067】
放射線科オーダを登録するに当たって、まず判断部43は、登録の対象となる放射線科オーダが既にデータベースR2に登録されているか否か確認する。そのために、まず登録の対象となる放射線科オーダのシェーマ画像が検索条件テーブル(図5参照)内に登録されているか否かを判断する(ST26)。
【0068】
なお、ここで登録の有無を判断する際には、同一のシェーマ画像が登録されているか否かだけではなく、併せてマーク位置の情報に関しても同一の情報が登録されているか否かを判断する。すなわち、シェーマ画像及びマーク位置の情報のいずれもが合致する情報が検索条件テーブル内に登録されているか否かを判断する。放射線科オーダを生成する依頼医に対して提示するオーダ候補を増やすことが、依頼医の放射線科オーダ生成の際のシェーマ画像作成の手間をより省くことにつながるからである。
【0069】
シェーマ画像及びマーク位置の情報が検索条件テーブルに登録されている場合には(ST26のYES)、次に、撮影条件であるオーダがオーダ候補検索条件テーブル内に登録されているか否か確認する(ST27)。ここでも、オーダ候補検索条件テーブル内のオーダと比較して条件項目の1つでも相違する場合には、その放射線科オーダはオーダ候補検索条件テーブル内に登録されていないと判断される。
【0070】
なお、どの条件項目ならば不一致であってもオーダ候補検索条件テーブル内に登録されていると判断するかについては、任意に設定することが可能である。条件項目は、例えば、RISを導入している医療機関によって変わってくるものであり、また、条件項目の傾向も見受けられる場合が考えられるからである。
【0071】
判断部43が撮影条件であるオーダがオーダ候補検索条件テーブル内に登録されていると判断した場合には(ST27のYES)、該当するオーダの実施回数をカウントアップして登録するよう、登録部44に指示する(ST28)。また、併せて最終実施日も更新するよう登録部44に指示する(ST29)。
【0072】
データベースR2が受信した放射線科オーダのシェーマ画像が検索条件テーブル内に登録されていない場合には(ST26のNO)、登録部44を介して新たなシェーマ画像を検索条件テーブルに登録する(ST30)。その際には、併せてマーク位置の情報及び、想定病名等の各項目も登録する。さらに、判断部43は新たなキーナンバーを付与する。
【0073】
新たにシェーマ画像を検索条件テーブルに登録した場合には、判断部43はさらに、関連する条件を新たなオーダ候補としてオーダ候補検索条件テーブルに登録するよう、登録部44に指示する(ST31)。この場合、オーダ候補検索条件テーブルに登録された情報には、検索条件テーブルで付与されたキーナンバーと同一のキーナンバーが付与される。
【0074】
一方、シェーマ画像及びマーク位置の情報については同一の情報が検索条件テーブルに登録されていたものの、依頼医、或いは、技師によってそのオーダに変更が加えられた場合には(ST27のNO)、登録部44は、その修正されたオーダを新たなオーダとしてオーダ候補検索条件テーブルに登録する(ST31)。この際、この新たなオーダに付与されるキーナンバーは、元となった(変更のない)シェーマ画像と同一のキーナンバーが付与される。このようにキーナンバーを付与することによって、今後依頼医が放射線科オーダを生成する際にシェーマ画像を選択した場合、よりバリエーションに富んだオーダ候補を提示することが可能となる。
【0075】
以上説明した構成を採用し、HISとRISとを連携させて運用することによって、依頼医による放射線科オーダの作成を容易にし使い勝手の良い支援するオーダリングシステムとこのオーダリングシステムを備える放射線情報管理システム、医療情報管理システムを提供することができる。
【0076】
この発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば、図1に示したオーダリングシステムOSの構成要素を変更することも可能である。具体的には、例えば、図8の変形例に示すように、HISのデータベースH2をオーダリングシステムOSとは関係なくHISのデータベースとしてのみ利用することができる。この場合、オーダリングシステムOSを利用する際の一切の情報はRISのデータベースR2内に格納されることになる。さらには、図9の変形例に示すように、HIS、RISのデータベースを一体化し共用データベース5とすることも可能である。この場合、医療機関内に構築される全てのシステムに関する情報はこの共用データベース5内に登録される。
【0077】
また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0078】
41 受信部
42 検索部
43 判断部
44 登録部
45 送信部
H HIS(医療情報管理システム)
H1 情報端末
H2 データベース
N 通信ネットワーク
OA オーダリング手段
OS オーダリングシステム
R RIS(放射線部門情報管理システム)
R1 情報端末
R2 データベース
R3 医用画像診断装置
S システム


【特許請求の範囲】
【請求項1】
被検体に対して推定される症状に対応するシェーマ画像が登録された検索条件テーブルと、前記検索条件テーブルに登録される前記シェーマ画像にそれぞれ対応するオーダ候補が登録されたオーダ候補検索条件テーブルと、を格納するデータベースと、
放射線科オーダを生成する依頼医に対して適切なシェーマ画像を前記検索条件テーブルから検索するとともに、参考となるオーダを前記オーダ候補検索条件テーブルから検索する検索部と、
前記検索部による検索結果を前記依頼医に提供する判断部と、
前記依頼医によって生成された前記放射線科オーダが新規なオーダである場合、或いは、生成された前記放射線科オーダの条件に変更が生じた場合に、それらを新規な放射線科オーダとして前記データベースへと登録する登録部と、
を備えることを特徴とするオーダリングシステム。
【請求項2】
前記検索条件テーブルには、前記シェーマ画像の他に、前記シェーマ画像にこれまで前記依頼医が記したマークを位置情報として登録されていることを特徴とする請求項1に記載のオーダリングシステム。
【請求項3】
前記オーダ候補検索条件テーブルに登録されているオーダ候補には、放射線科オーダを生成する際に必要となる条件とともに、前記条件下での実施回数に関する情報も登録されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のオーダリングシステム。
【請求項4】
前記判断部は、前記オーダ候補検索条件テーブルに登録されている前記実施回数の情報に基づき、前記依頼医に前記実施回数の多い順に前記オーダ候補を提供することを特徴とする請求項3に記載のオーダリングシステム。
【請求項5】
前記判断部は、前記依頼医に前記シェーマ画像に対応する前記オーダ候補を提供する際、前記オーダ候補と併せて前記シェーマ画像とともに登録されている位置情報を含む所定範囲の位置情報を備えるシェーマ画像に関するオーダ候補も併せて提供することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のオーダリングシステム。
【請求項6】
前記登録部は、前記検索条件テーブル、前記オーダ候補検索条件テーブルに登録されている条件に基づいて前記放射線科オーダがなされた場合には、該当するオーダの実施回数を1つ繰り上げて登録することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のオーダリングシステム。
【請求項7】
前記被検体の内部情報を取得する医用画像診断装置と、
前記医用画像診断装置に前記内部情報の取得を指示する情報端末と、
前記医用画像診断装置によって取得された前記内部情報を格納するデータベースと、
請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のオーダリングシステムと、
を備えることを特徴とする放射線情報管理システム。
【請求項8】
被検体の診断情報、放射線科オーダを入力処理する情報端末と、
前記診断情報や医用機器を用いた医療行為の実施登録状況を記憶するデータベースと、
請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のオーダリングシステムと、
を備えることを特徴とする医療情報管理システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−108761(P2012−108761A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−257675(P2010−257675)
【出願日】平成22年11月18日(2010.11.18)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(594164542)東芝メディカルシステムズ株式会社 (4,066)
【出願人】(594164531)東芝医用システムエンジニアリング株式会社 (892)
【Fターム(参考)】