説明

オーダ端末およびオーダ端末のプログラム

【課題】客の注文の入力に誤りがあったとしても、簡単に訂正できるオーダ端末を提供する。
【解決手段】音を取り込むマイクと、あらかじめ記憶した複数の料理情報中から、前記マイクで取り込んだ音の中の音声により所定の料理情報を認識して呼び出す呼出手段と、前記呼出手段で呼び出した料理情報を記憶する注文記憶手段と、前記呼出手段で呼び出した注文情報を表示する表示手段と、前記マイクで取り込んだ音を記録する記録手段と、前記記録部で記録した音を再生する再生手段とを備えたオーダ端末とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、飲食店などにおいて客からの注文を受けるオーダ端末およびそのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
飲食店において、客の注文を店員が携帯するオーダ端末で入力したようにしたものが知られている。このようなオーダ端末では、一般にオーダ端末に設けられたキーボードから店員が入力する。
【0003】
ところで、キーボードから注文を入力するためには、店員がオーダ端末のキー配列を覚えるとともに、その操作を習熟しなければならないために、オーダ端末を使えるまでに多くの時間が必要である。そこで、オーダ端末に音声認識手段を設けて、声で客の注文を入力できるようにしたものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−18599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、オーダ端末にキー入力で注文を入力する場合に、客の注文を正しく認識しているのもかかわらずに、店員がキー入力を間違えて注文のミスが発生してしまう場合がある。
【0006】
音声認識による注文の入力を行なう場合には、ちょっとした発音の違いや声の高低が異なるすべての声を正しく認識して正しい料理を入力できるとは限らない。また、バックミュージックが流れていたり、隣のテーブルの声が伝わりやすいような店内では、周りの注文以外の音によって音声認識手段が注文を正しく認識できないことも考えられる。このように、音声認識による注文の入力において、誤った注文となってしまう可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施例では、音を取り込むマイクと、あらかじめ記憶した複数の料理情報中から、前記マイクで取り込んだ音の中の音声により所定の料理情報を認識して呼び出す呼出手段と、前記呼出手段で呼び出した料理情報を記憶する注文記憶手段と、前記呼出手段で呼び出した注文情報を表示する表示手段と、前記マイクで取り込んだ音を記録する記録手段と、前記記録部で記録した音を再生する再生手段とを備えたオーダ端末とした。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】オーダ端末を開いた状態での外観図。
【図2】オーダ端末の電気ブロック図。
【図3】オーダ端末のRAMに設けた領域の説明図。
【図4】オーダ端末が実行する処理のフローチャート。
【図5】オーダ端末が実行する処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1ないし図5を用いて、この実施の形態を説明する。
【0010】
図1はオーダ端末を開いた状態の外観図、図2はオーダ端末の電気ブロック図、図3はオーダ端末のRAMに設けた領域の説明図、図4はRAMに設けたバッファを示す図、図5はこのオーダ端末が実行する処理を示すフローチャートである。
【0011】
この実施のオーダ端末1は、バッテリで駆動し、店員が携帯しテーブルに着いた客からの注文を入力するものである。オーダ端末1は、その外観は厚さが薄い略矩形状をなし、本体2に対して蓋体3をヒンジ4で開閉できるようにしたものである。本体1には、蓋体3を閉じた場合に蓋体3と対向する内面2aに表示器5とテンキー部6が設けられている。表示器5はタッチパネルとなっている。本体2の内面2aの上部には、本体2の内部に設けたスピーカ7から発せられる音を通す孔8と、本体2内部に設けたマイク9に人が発した音声を伝えるための孔10が設けられている。テンキー部6には、「1」から「0」までの10個の数字キー6aの他に、クリアキー11、テーブルキー12、再生キー13、送信キー14、確定キー15が設けられている。
【0012】
蓋体3には、蓋体3を閉じた状態で本体1aの表示器5の一部が見えるようにした窓16が設けられるとともに、蓋体3を閉じた場合に本体2と対向する蓋体3の内面3aに、多数のワンタッチキー17が設けられている。ワンタッチキー17は、1つのキーが1つの料理に対応していて、注文された料理に対応するキーを店員が押すことで客からの注文を1回のキー入力でオーダ端末1に入力できるようにしたものである。
【0013】
図2に、オーダ端末1の電気ブロック図を示す。オーダ端末1は、CPU(Central Processing Unit)21に、バスライン22を介してROM(Read Only Memory)23、RAM(Random Access Memory)24などの記憶部のほかに、表示部5、タッチパネルキー25、テンキー部6、ワンタッチキー17、スピーカ7、マイク9、音声認識部26、通信部27が接続されて形成されている。ROM23は、このオーダ端末1の電源が投入されたているときに動作するためのプログラムなどが記憶されるとともに、料理に関する情報が記憶されている。なお、ROM23は、フラッシュメモリなどの書き換え可能な不揮発性メモリが適している。RAM24は、オーダ端末1が動作するためのワークエリアとして機能するとともに、そのワークエリアの一部として後述する各領域が設けられている。音声認識部26は、マイク9から入力された音の中から抽出した音声データに対応する注文情報を認識して出力するものである。通信部27は、このオーダ端末1で受けた注文情報を店内のホスト装置に無線LAN(Local Area Network)などで送信するためのものである。
【0014】
RAM24には、録音データ領域31、注文記憶領域32が設けられている。録音データ領域31は、オーダ端末1のマイク9で受けた音声を録音するための領域である。この録音したデータは、テンキー部6にある再生キー13を押すことで聞くことができる。注文記憶領域32は、音声認識部26で認識したあるいはワンタッチキー17などで入力した注文情報を記憶する領域である。
【0015】
オーダ端末1は、図4、図5に示す処理を行なう。まず、テーブルキー12が押されたか否かを判断し(Act1)、テーブルキー12が押されなければ再生キーが押されたか否かを判断する(Act2)。再生キーが押されなければ、Act1のテーブルキー12が押されたか否かの判断に戻る。
【0016】
Act1でテーブルキー12が押されたと判断したら、数字キー6aが入力されたか否かを判断する(Act3)。なお、詳細は省略するが、この実施の形態では、テーブル番号を示す数字2桁が入力されたらばAct3を抜けるが、店の規模等によっては1桁や3桁であってもよいし、アルファベットと共用してもよい。そして、所定桁数のテーブル番号が入力されると、そのテーブル番号を注文記憶領域32に記憶して(Act4)、録音を開始する(Act5)。テーブル番号を入力するには、先に数字キー6aを押した後にテーブルキー12を押すようにしてもよい。録音は、マイク9で取り込んだ音声データを録音データ領域31に記憶することで行なわれる。
【0017】
Act5で録音を開始したならば、タッチパネルキー25あるいはワンタッチキー17からキーによる注文の入力があったか否かを判断し(Act6)、キーによる注文の入力があったならばその入力されたキーに応じた注文情報を呼び出す(Act7)。キー入力による注文の入力がなければ音声の入力があったか否かを判断し(Act8)、音声入力があればマイク9から入力された音声を音声認識部26で認識して(Act9)、その認識した音声に対応する注文情報を呼び出す(Act10)。そして、Act7で呼び出した注文情報またはAct10で呼び出した注文情報を注文記憶領域32に記憶し(Act11)、その記憶した注文情報を表示器5に表示する(Act12)。Act8で音声入力を検出しなければ、確定キーが押されたか否かを判断し(Act13)、確定キー14が押されなければ、Act6のキーによる注文の入力があるか否かの判断に戻る。確定キー14が押されたならば、客からの注文をすべて入力し終えたことなので、注文情報を表示して(Act14)、この表示された注文情報を店員が読み上げることで客に確認し、この注文でいいことが確認できたならば、店員は送信キーを押す(Act15)。送信キーが押されたならば、録音を停止し(Act16)、注文記憶領域32にある客の注文情報を店舗のホストコンピュータに通信部27を用いて送信して(Act17)、この処理を終了する。
【0018】
Act2で再生キーが押されたと判断したときには、図5の処理を実行する。まず、録音データ領域31に録音した音声データをスピーカ7から再生し(Act21)、注文記憶領域32に記憶している注文情報を表示する(Act22)。そして、確定キー15が押されたか否かを判断し(Act23)、確定キー15が押されなければ、表示器5に表示した注文のどれかが選択されたか否かを判断する(Act24)。この処理は、注文された料理が誤っていた場合に修正するためのもので、修正する注文情報を選択するには、タッチパネルとなっている表示器5に表示された料理名を押す。メニューが選択されるとその選択された注文情報は文字と背景の色が反転して表示され(Act25)、ワンタッチキー17などの入力によって注文情報が修正されたか否かを判断する(Act26)。注文情報の入力があればその入力された新たな注文情報を表示器5に表示して、確定キー15が押されるまで待つ(Act28)。確定キー15が押されたならば、注文記憶領域32の情報を書き換えて(Act29)、Act22の注文の表示に戻り、修正された注文を含むすべての注文を表示する。
【0019】
再生キーが押された後にAct23で確定キー15が押されたなら、音声による注文情報の確認が終わったことなので、注文の修正があったか否かを判断し(Act30)、メニュー修正があれば修正された注文情報を含むこのテーブルのすべての注文情報をホストコンピュータに送信し(Act31)、この処理を終了する。また、Act30でメニューの修正がないと判断すれば、そのままこの処理を終了する。
【0020】
このようなオーダ端末1を用いて、店員は客の注文を受ける。テーブルに着いた客から注文を受けるには、まずテーブルキー13を押した後に2桁の数字をテンキー部6から入力する。2桁の数字が押されると、この置数された数字がテーブル番号として注文記憶領域32に記憶される。説明は省略するが、併せてその席に着く人数や年代、性別などを入力するようにしてもよい。テーブル番号が入力されると録音が開始される。すなわち、マイクで拾った音を録音データ領域31にテーブル番号とともに記憶する。
【0021】
次に、客からの注文を入力する。注文の入力は、ワンタッチキー17などのキー入力でも音声認識を用いた声による入力でも可能である。注文をキー入力する場合には、店員は客からの注文を受けるとその対応の料理をワンタッチキー17などから入力する。ワンタッチキー17には、例えば、ハンバーグステーキランチ、焼肉ランチなどが設定されている。また、セットメニューであれば、ライスあるいはパン、サラダのドレッシングの種類、食後の飲み物の種類などをタッチパネルキー25や音声により入力できるようにしてもよい。そして、入力された注文は、注文記憶領域32のテーブル番号に応じた記憶領域に記憶される。また、音声がマイク9を介して入力されると、音声認識部26がその音声を認識してRM23に事前に記憶しているマッチングパターンを用いて注文された料理を抽出する。そして、抽出された注文情報をキー入力と同じように、注文記憶領域32のテーブル番号に応じた記憶領域に記憶される。なお、キー入力あるいは音声で受け付けた注文情報は、店員が確認できるように表示器5に表示される。
【0022】
客からの注文がすべて終わると、店員は確定キー15を押してオーダ端末1の表示器5にそのテーブルのすべての注文を表示する。そして、この表示された注文によって店員が客に確認して、正しければ送信キー14を押す。この送信キーを押すと、注文の入力が終わりであるために、テーブル番号の入力で開始した録音が停止される。そして、例えば無線LAN回線で、注文情報が店舗のホストコンピュータに送られて、厨房にも注文情報が配信される。
【0023】
ところで、店員は注文が終わった後に客に注文が正しいか否かを確認する。しかし、人数の多いグループでは客が店員の注文を聞かずに、生半可に返事をするときがある。このようなときには、店員は注文情報を確認するために、厨房などで録音した注文情報の音声を聞くことができる。再生キー13を押すと、録音データ領域31に録音した音声の再生が開始される。また、同時に注文記憶領域32に記憶した注文情報が表示器5に表示される。このため、店員は録音した音声と注文情報とをつき合わせしながら1つずつの注文を確認していく。そして、もし音声再生中に注文情報記憶領域32に記憶した注文が間違っていることに気づいたら、その注文を訂正する。訂正を行なうためには、表示器5に表示された注文を指でタッチする。すると、表示器5のタッチパネルキーが指でタッチされた注文を検出するので、その表示された注文が反転表示される。この状態でワンタッチキー17あるいは音声により正しい注文を入力する。なお、訂正時の正しい注文の入力は、客から注文を受けるときと同じ操作である。
【0024】
修正された注文は、表示器にその品名などが表示される。店員は、この表示された修正後の注文が正しければ確定キー15を押す。確定キー15が押されたならば、注文記憶領域32の情報を書き換える。そして、再度表示器5に注文が表示されるので、その後の注文の修正が無ければ、店員は確定キー23を押す。するとオーダ端末1は、注文に修正があったか否かを判断し、注文に修正が無ければそのまま終了し、注文に修正があったならば注文記憶領域32の情報をホストコンピュータに送信する。
【0025】
このように、オーダ端末1において、音声認識装置を用いて客からの注文を入力できるようにしたので、注文に対応するキーを捜してキー入力することに比べて、すばやく注文の入力が可能となる。また、注文を受ける際に自動的に録音されるようにしたので、録音のし忘れがないとともに、後から注文された料理を確認できるので、客の注文と入力された注文との一致を簡単に確認できる。例えば、オーダ端末1の操作に不慣れな店員が間違ったキー操作を行なっても、音声との一致を確認することで簡単に注文の間違いに気づくことができる。また、音声認識部で正しく認識されずに他の注文となっていたとしても、簡単に気づくことができるので、客に対して間違った料理を出すことも無く、また、間違った料理の廃棄や客の注文した料理を改めて出すことによる損失を事前に防ぐことができる。
【0026】
このオーダ端末1は、タッチパネルとなっている表示器5に表示された注文をタッチして選択し、その選択された注文をワンタッチキー17などで簡単に修正できるため、注文の修正にもわずらわしさが無い。また、この表示は、録音した音声を再生するときに自動的に表示するので、修正するときの手間を省ける。また、音声の再生をするための再生キーを設けたことで、音声再生の手間も無い。
【0027】
オーダ端末1の操作に慣れた店員であれば、音声認識による注文情報の入力よりもキー入力のほうが早い場合がある。そこで、このオーダ端末1では、音声認識での注文の入力ができると同時にキー入力でも注文の入力が行なえるようにしているので、キー操作に慣れた担当者にとっては音声入力よりも操作性が良い装置を提供できる。また、キー入力を行なう場合でも、音声を録音しているので、正しい注文を入力できたか否かを後から確認することも可能であるし、音声認識での注文を行なう場合には、注文をキー入力できないようにしたオーダ端末1としてもよい。
【0028】
ところで、音声の再生中に訂正が行なわれる場合、すなわち画面に表示した料理の1つが選択されたときには、音声の再生を一時停止状態にし、新たな注文の入力が確定されたならば音声の再生を再開するようにしてもよい。このようにすると、店員は音声再生中にあわてて操作をすることが無く、間違ったキー入力を行なってしまう可能性が低くなり、操作性はさらに良くなる。
【0029】
この実施の形態では、注文に対応する料理などの情報を、このオーダ端末1が持つ記憶装置に保存したもので説明したが、音声またはキー入力で注文情報が入力されたらば、オーダ端末からホストコンピュータに料理情報を問い合わせ、対応する料理の情報をホストコンピュータなどから通信回線を介してこのオーダ端末1に取り込むようにしてもよい。このようにすると、店で提供する料理に変更や追加が合っても、複数のオーダ端末のそれぞれのメモリを書き換える必要がなくなる。さらには、音声データを無線通信でホストコンピュータに送って、ホストコンピュータ側で音声認識するようにしてもよい。このようにすると、処理速度が速く高度の音声認識アプリケーションソフトウェアを用いて音声認識が行なえるために、認識率が高くなる。
【0030】
音声認識で料理を呼び出す場合に、認識した音声に基づいた複数の候補を表示器に表示し、その表示された候補から注文された料理を選択するようにすると、比較的能力が低い音声認識のアプリケーションソフトウェアを用いても、間違った料理を入力することが少なくなる。また、音声認識を客の声で行なうことにしてもよいが、この場合には複数の声が混じった場合には、それぞれの声を独立して認識できるようにするか、1つずつの注文を個別に入力してもらうように促すことが必要である。また、この場合に、他のテーブルから聞こえた料理をこのテーブルからの注文とならないように、例えば指向性の鋭いマイクを使用する等の工夫が必要である。
【0031】
この実施の形態では、オーダ端末1を店員が携帯して使用するもので説明したが、テーブルにオーダ端末を備え付けるようにしてもよい。このようにテーブルに備え付けた端末では、例えば注文キーと確定キーを設けて、注文キーを押すと、メニューが表示されるとともに録音を開始して、注文の入力が終わったなら確定キーを押すことで録音が終了し、かつ、注文情報がホストコンピュータに送られるようにしてもよい。そして、録音した内容が注文情報とともにホストコンピュータに送られようにして、店員はホストコンピュータに送られて音声情報を聞きながら注文情報を見ることで、注文に誤りがあるか否かが確認できるようにすることも可能である。注文情報を修正する必要がある場合は、客が自らテーブルにあるオーダ端末で修正を行なうことも可能であるが、店員がテーブルまで行って客に注文を確認しながら修正するようにすることが現実的である。
【0032】
なお、この実施の形態では、ハードウェアとソフトウェアとが一体となったオーダ端末で説明したが、ハードウェアに組み込むオーダ端末に用いられるソフトウェアとしても提供可能である。この場合には、ソフトウェアを、電気通信回線を通じて配信することも、CD−ROMなどの記録媒体に記録して配布することも可能である。
【0033】
このように、上記の実施の形態例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、修正を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0034】
1・・オーダ端末
5・・表示器
7・・スピーカ
9・・マイク
12・・テーブルキー
13・・再生キー
14・・送信キー
17・・ワンタッチキー
26・・音声認識部
31・・録音データ領域
32・・注文記憶領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
音を取り込むマイクと、
あらかじめ記憶した複数の料理情報中から、前記マイクで取り込んだ音の中の音声により所定の料理情報を認識して呼び出す呼出手段と、
前記呼出手段で呼び出した料理情報を注文情報として記憶する注文記憶手段と、
前記呼出手段で呼び出した注文情報を表示する表示手段と、
前記マイクで取り込んだ音を記録する記録手段と、
前記記録部で記録した音を再生する再生手段と
を備えたオーダ端末。
【請求項2】
前記マイクから取り込んだ音の前記記録手段への記録は、注文入力に関する特定のキーが操作されたならば開始する請求項1記載のオーダ端末。
【請求項3】
前記注文記憶手段に記憶した料理情報は、前記再生手段による音の再生中に変更可能である請求項1記載のオーダ端末。
【請求項4】
上位端末へ情報を送信する出力手段をさらに有し、
前記注文記憶手段へ記憶情報を上位端末へ送信したならば前記記録手段への記録を終了する終了手段をさらに有する請求項1記載のオーダ端末。
【請求項5】
前記記録手段で記録した音を再生する再生キーと、
前記注文記憶手段で記憶した料理情報を表示する表示器と、
前記再生キーが押されたならば、前記表示器に前記注文記憶手段で記憶した料理情報を表示する表示制御手段と
を備えた請求項1記載のオーダ端末。
【請求項6】
マイクと、記憶部と、音声認識部と、スピーカと、表示器を有するオーダ端末を
前記マイクで取り込んだ音を前記記憶部へ記憶する音記憶手段、
前記マイクで取り込んだ音の中から前記音声認識部で認識した音声によって得た注文情報を前記記憶部へ記憶し注文記憶手段、
前記記憶した音声を前記スピーカで再生するとともに前記表示器に前記記憶部へ記憶した注文情報を表示する出力手段
として機能させるオーダ端末のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−54442(P2013−54442A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−190690(P2011−190690)
【出願日】平成23年9月1日(2011.9.1)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】