説明

オーディオ−ビデオ通信を介したマルチメディアコンテンツ共有

通信システムは、ホームゲートウェイ(GWA,GAB)に各々接続された2つの端末(STBA,SVB)間にマルチメディアセッションをセットアップし、これらゲートウェイは遠隔通信ネットワーク(R)によって相互に接続され、少なくともこれらゲートウェイ(GWB)のうちの第1がこれらゲートウェイ(GWA,GWB)に接続された端末(VIPA,VIPB)間にセットアップされたボイスオーバーIPセッション(SVIP)のシグナリングプロトコルを使用してこれらゲートウェイのうちの第2に第1ゲートウェイ(GWB)に接続された少なくとも1つの第1端末(SVB)の能力を送信し、第2ゲートウェイ(GWA)は前記能力の関数として第1端末(SVB)によって提供される少なくとも1つのマルチメディアサービスを判断し、かつ第2ゲートウェイ(GWA)はそれが接続される少なくとも1つの第2端末(STBA)に第2端末(STBA)の能力がそれを許可する場合にマルチメディアサービスにアクセスするため第1端末(SVB)と共にマルチメディアセッションをセットアップするのに必要な情報を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の分野は、端末をマルチメディアサービスにアクセスできるようにする遠隔通信ネットワークである。
【0002】
本発明は、特に、アクセスポイント又はゲートウェイを介してネットワークに接続される端末へ提供されるマルチメディアサービスに関する。
【0003】
したがって、本発明は、特に、ホームネットワークでホームゲートウェイに接続された端末へ、又は、無線アクセスポイント(ホットスポット)を介してインターネットに接続されたローミング端末へマルチメディアサービスを提供することへの1つの有益な(しかし、限定されない)アプリケーションを見出す。
【0004】
本発明との関連で、マルチメディアという用語は広い意味で理解されなければならない。特に、マルチメディアサービスは、マルチメディアドキュメント(画像、ビデオ、デジタルオーディオファイル、メッセージサービス、及び、一般に、端末間のデジタルデータの転送を必要とするサービス(ウェブサーバアクセス、ファイル転送など))へのアクセスを提供するサービスである。
【背景技術】
【0005】
現在の最新技術では、呼をセットアップするために、異なるローカルエリアネットワークにおける2つの端末間のデジタルデータの通信は、セットされる端末のさまざまなパラメータを必要とする(特に専門家でないユーザに対して、複雑なプロセスであり得る)。
【0006】
例えば、異なるローカルエリアネットワークに接続された2つのコンピュータ間でファイルを転送するには、FTP(ファイル転送プロトコル)アドレス及びリモートコンピュータのパスワードで、コンピュータのそれぞれを設定する必要がある。
【0007】
次いで、コンピュータのユーザが彼らの端末のうちの別の2つの間に接続をセットアップするのを望んだ場合(例えば、第1ユーザのビデオサーバから他のネットワークのユーザのセットトップボックスへ、ビデオストリームをダウンロードするために)、端末のそれぞれを独立に設定する必要があり、第1コンピュータの設定は、このタスクを回避することができない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、従来技術の欠点に直面することなく、異なるローカルエリアネットワークの端末間にマルチメディア呼をセットアップすることを可能にする。
【0009】
より正確には、本発明の第1の態様は、第1ホームゲートウェイによって使用されて、当該ゲートウェイに接続された少なくとも1つの第1端末に、第2ホームゲートウェイに接続された少なくとも1つの遠隔端末によって提供される少なくとも1つのマルチメディアサービスにアクセスするための情報を提供することができる方法をもたらし、これらのゲートウェイは、遠隔通信ネットワークによって接続されている。
【0010】
この方法は、以下のステップを具備している。
1)第1ゲートウェイに接続された端末と、第2ゲートウェイに接続された端末との間にボイスオーバーIPセッションをセットアップするステップ。
2)第1ゲートウェイが、ボイスオーバーIPセッションのシグナリングプロトコルを使用して、第2ゲートウェイに接続された少なくとも1つの遠隔端末の能力(capability)を受信するステップ。
3)第1ゲートウェイが、遠隔端末によって提供される少なくとも1つのマルチメディアサービスを、前記能力の関数として判断するステップ。
4)第1端末の能力がそれを許可した場合、マルチメディアサービスにアクセスするため、第1端末に、遠隔端末と共にマルチメディアセッションをセットアップするのに必要な情報を提供するステップ。
【0011】
関連のある方法で、本発明はホームゲートウェイをもたらし、ホームゲートウェイは、このゲートウェイに接続された端末と、遠隔通信ネットワークによって第1ゲートウェイに接続された第2ホームゲートウェイに接続された端末との間にボイスオーバーIPセッションをセットアップするための手段を備えている。
【0012】
このゲートウェイは、
1)ボイスオーバーIPセッションのシグナリングプロトコルを使用して、第2ゲートウェイに接続された少なくとも1つの遠隔端末の能力を受信するための手段と、
2)前記能力の関数として、遠隔端末によって提供される少なくとも1つのマルチメディアサービスを判断するための手段と、
3)当該端末の能力がそれを許可した場合、マルチメディアサービスにアクセスするため、このゲートウェイに接続された少なくとも1つの端末に、遠隔端末と共にマルチメディアセッションをセットアップするのに必要な情報を提供するための手段と
を備えている。
【0013】
したがって、一般に、本発明は、ユーザに端末のパラメータをセットすることを要求することなく、かつ、端末がボイスセッションに関与するのを必要とすることなく、他のネットワークの端末と共に1又は複数のマルチメディアセッションをセットアップするのに必要な情報を、これらのネットワークの端末へ動的かつ自動的に提供するために、異なるローカルエリアネットワークの端末間にセットアップされたボイスオーバーIPセッションを利用することを提案する。
【0014】
確かに、前記ボイスオーバーIP端末のうちの少なくとも1つを、ホームゲートウェイの中に一体化してもよい。
【0015】
また、少なくとも1つのボイスオーバーIP端末は、音声呼に割り当てられたチャネルを有するボイスオーバーIP端末であってもよい。
【0016】
このため、ボイスオーバーIPセッションのシグナリングプロトコルを使用して、ゲートウェイのうちの1つが、そのネットワークの端末の機能的特徴又は能力を送信し、他のゲートウェイは、これらの機能的特徴又は能力を利用して、それ自体のネットワークの端末に遠隔端末に利用しやすいサービスを提供する。
【0017】
本発明の1つの特定の態様では、端末へサービスを提供する前に、端末が当該サービスにアクセスするために実際に位置に存在することが確実であるように、各ゲートウェイが、それが接続される端末の能力を知っており、かつ、これらの能力と、ボイスオーバーIPセッションのシグナリングプロトコルで受信された遠隔端末の能力とを比較する。
【0018】
例えば、ローカル端末へ当該サービスを提供する前に、他のホームゲートウェイに接続された端末がRTSP(リアルタイムストリーミングプロトコル)サーバ機能を提供するという意味の情報を、ホームゲートウェイが受信した場合、ローカル端末がRTSPクライアントを有することを照合する。
【0019】
本発明の1つの特定の態様では、第1ゲートウェイは、第2ゲートウェイに、ボイスオーバーIPセッションのシグナリングプロトコルを使用して、それが接続されている少なくとも1つの端末の能力を送信する。
【0020】
故に、ホームゲートウェイのそれぞれが、それが接続されている端末の能力を他のホームゲートウェイへ伝達し、したがって、セッションがいずれかのネットワークの端末によって初期化され得る。
【0021】
また、本発明のこの第2態様は、第2ホームゲートウェイに接続された少なくとも1つの遠隔端末に、前記第1ゲートウェイに接続されたローカル端末と共にマルチメディアセッションをセットアップするための情報を提供するために、第1ホームゲートウェイによって使用され得る方法をもたらし、これらのゲートウェイは遠隔通信ネットワークによって接続されている。
【0022】
この方法は以下のステップを具備している。
1)第1ゲートウェイに接続された端末と、第2ゲートウェイに接続された端末との間にボイスオーバーIPセッションをセットアップするステップ。
2)ボイスオーバーIPセッションのシグナリングプロトコルを使用して、ローカル端末によって提供され得るマルチメディアサービスを表すローカル端末の第2ゲートウェイ能力を送信するステップ。
3)第2ゲートウェイに接続された遠隔端末によって初期化されたローカル端末への接続のセットアップを可能にするために、第1ゲートウェイのファイアウォールを設定するステップであって、前記設定は遠隔端末の能力を考慮するステップ。
【0023】
関連した方法で、本発明はホームゲートウェイを提供し、ホームゲートウェイは、それが接続されている端末と第2ゲートウェイに接続された端末との間にボイスオーバーIPセッションをセットアップするための手段を備え、これらのゲートウェイは遠隔通信ネットワークによって接続されている。
【0024】
このゲートウェイは、
1)ボイスオーバーIPセッションのシグナリングプロトコルを使用して、第2ゲートウェイに、ローカル端末によって提供されるマルチメディアサービスを表す第1ゲートウェイに接続されたローカル端末の能力を送信するための手段と、
2)第2ゲートウェイに接続された遠隔端末によって初期化されたローカル端末への接続のセットアップを可能にするために、第1ゲートウェイのファイアウォールを設定するための手段と
を備え、前記設定は遠隔端末の能力を考慮する。
【0025】
故に、本発明のこの態様は、第1ゲートウェイが、そのローカルエリアネットワークの端末の能力を収集し、かつ、現在のボイスオーバーIPセッションのシグナリングプロトコルを使用して、遠隔ゲートウェイへこれら能力を送信することを提案し、その結果、他のゲートウェイが、それ自体のローカルエリアネットワークの端末へこれら能力に関連付けられたサービスを提供することが可能である。
【0026】
ローカルエリアネットワークが、「着信セッション(incoming session)」と称される、他のネットワークの端末によって初期化されたセッションのセットアップを防ぐことを保護したファイアウォールが無い場合には、多くの場合、そのローカルエリアネットワークに対してサービスを提供するゲートウェイの通信ポートをオープンにすることが必要であることを当業者であれば理解する。
【0027】
本発明の1つの特定の実施例では、他のゲートウェイに接続された端末と共にマルチメディアセッションをセットアップするために、ゲートウェイの通信ポートのオープンは一時的である。
【0028】
例えば、ボイスオーバーIPセッションがアクティブである限り、又は、ボイスオーバーIPセッションのシグナリングプロトコルを介して交換された情報に基づきセットアップされたマルチメディアセッションがアクティブである限り、通信ポートはゲートウェイによってオープンした状態のままであり、2つのゲートウェイ間にアクティブセッションがもはやないとすぐに、通信ポートはクローズされる。
【0029】
本発明の1態様では、ファイアウォール設定は、ユーザによって定義されたルールに依存する。例えば、ルールは、所定数のセッション中に、ファイアウォールが、ゲートウェイ間にセットアップされた最後のセッションの終了までのボイスオーバーIPセッション中の着信セッションを認可することを指定する。
【0030】
いずれにしても、本発明は、ユーザに対して透過的な方法で、このセキュリティ特徴を管理することを提案する。
【0031】
本発明の1つの特定の実施例では、各ゲートウェイは、それが接続されている端末と定期的に通信して、それらの能力を取得する。
【0032】
したがって、サービスを提供する端末がローカルエリアネットワークに入るか又は離れるとき、当該ネットワークのゲートウェイは、ボイスシグナリングプロトコル(現在セッションの)を使用して、これらサービス変化を他のゲートウェイに知らせることができ、その結果、他のゲートウェイは、順に、これら変化をそれ自体のネットワークの端末に知らせることができる。
【0033】
本発明の1つの特定の実施例では、ゲートウェイは、UPnP(ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ)を使用して、それが接続されている端末と通信する。
【0034】
本発明の1実施例では、ボイスオーバーIPシグナリングプロトコルはセッション初期化プロトコル(SIP)であり、かつ、端末の能力はINVITEメッセージ(ボイスオーバーIPセッションの初期化で)又はRE-INVITEメッセージ(ボイスオーバーIPセッションをセットアップした後)で伝えられる。
【0035】
本発明の手段によって、ローカルエリアネットワークの各端末は、ユーザに、遠隔ネットワークの端末によって提供されるサービスを、動的に、かつ、ユーザによって設定することなく示すことができ、高度に有利である。
【0036】
例えば、画面を備えた端末に対して、ポップアップウィンドウが、サービスのユーザ起動を提供してもよい。対応するポートが遠隔ゲートウェイ上でオープンであるという条件で、ユーザがサービスを起動することを決定した場合、マルチメディアセッションは、ユーザの端末とサービスを提供する遠隔ネットワークの端末との間にセットアップされる。
【0037】
本発明の第3態様は、ホームゲートウェイにそれぞれ接続された2つの端末間にマルチメディアセッションをセットアップするための通信システムを提供し、これらゲートウェイは遠隔通信ネットワークによって相互接続されている。
【0038】
このシステムでは、
1)少なくともゲートウェイのうちの第1が、これらゲートウェイに接続された端末間にセットアップされたボイスオーバーIPセッションのシグナリングプロトコルを使用して、ゲートウェイのうちの第2に、第1ゲートウェイに接続された少なくとも1つの第1端末の能力を送信し、
2)第2ゲートウェイが、前記能力の関数として、第1端末によって提供される少なくとも1つのマルチメディアサービスを判断し、
3)第2ゲートウェイは、それが接続されている少なくとも1つの第2端末に、第2端末の能力がそれを許可した場合、マルチメディアサービスにアクセスするため、第1端末と共にマルチメディアセッションをセットアップするのに必要な情報を提供する。
【0039】
本発明の1つの特定の実施例では、上記した方法のステップは、コンピュータプログラムの命令によって判断される。
【0040】
したがって、本発明は、情報媒体上のコンピュータプログラムをさらに提供し、プログラムは、ゲートウェイ又はより一般にはコンピュータで実行されるように構成され、かつ、上記した方法のうちの少なくとも1つのステップを実行するように構成された命令を含む。
【0041】
このプログラムはどんなプログラム言語を使用してもよく、かつ、ソースコード、オブジェクトコード、又はソースコードとオブジェクトコードとの中間のコード(例えば、部分コンパイル済み形態)の形態、又は、他の所望の形態をとってもよい。
【0042】
本発明は、上記したコンピュータプログラムの命令を含むコンピュータ可読情報媒体をさらに提供する。
【0043】
情報媒体は、プログラムを格納することができるエンティティ又はデバイスであってもよい。例えば、媒体は、例えば、ROM(例えば、CD ROM、超小形電子回路ROM)、又は、磁気記憶手段(例えば、フロッピー(登録商標)ディスク又はハードディスク)などの記憶手段を含むことができる。
【0044】
また、情報媒体は、例えば、無線又は他の手段によって電気又は光ケーブルを介して送られる電気又は光信号などの送信可能な媒体であってもよい。特に、本発明のプログラムは、インターネット型のネットワーク上でダウンロードされ得る。
【0045】
代わりに、情報媒体はプログラムが組み込まれている集積回路であってもよく、回路は当該方法を実行するか、又はその実行において使用されるように構成される。
【0046】
本発明の他の特徴及び利点は、本発明の1つの限定されない実施例を説明する図面及び付録を参照して与えられる以下の説明から明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の1つの特定の実施例が実装される通信システムを表した図である。
【図2】本発明のゲートウェイのハードウェアアーキテクチャを表した図である。
【図3】本発明が実装された後の図1のシステムを表している。
【図4】本発明の1つの特定の実施例の方法の主なステップを表した図である。
【発明を実施するための形態】
【0048】
付録1乃至4は、本発明の1つの特定の実施例のゲートウェイにおいて使用されるデータ構造を表している。
【0049】
図1は、本発明の1つの特定の実施例の通信システムを表している。
【0050】
この例は、遠隔通信ネットワークRによって相互接続されたホームゲートウェイGWA及びGWBによって相互接続された2つのホームローカルエリアネットワークHLANA及びHLANBに関する。
【0051】
ここで説明される実施例では、ネットワークRはインターネットである。
【0052】
この例では、3つの端末が、ホームローカルエリアネットワークHLANAに接続されている。即ち、
1)パーソナルコンピュータPCA
2)セットトップボックスSTBA
3)ボイスオーバーIP端末VIPA
である。
【0053】
4つの端末が、ホームローカルエリアネットワークHLANBに接続されている。即ち、
1)ビデオサーバSVB
2)セットトップボックスSTB
3)パーソナルコンピュータPCB
4)ボイスオーバーIP端末VIPB
である。
【0054】
本発明のホームローカルエリアネットワークに接続された端末が固定又は移動端末であることに注意しなければならない。
【0055】
両矢印の点線により示されたボイスオーバーIPセッションSVIPは、ホームゲートウェイGWA及びGWBを介して、ボイスオーバーIP端末VIPA及びVIPBの間にセットアップされる。
【0056】
図2は、本発明の1つの特定の実施例のホームゲートウェイGWAを示している。この例では、ゲートウェイGWBは同一である。
【0057】
ここで説明される例では、このゲートウェイGWAはコンピュータのハードウェアアーキテクチャを有する。それは、プロセッサ11、ランダムアクセスメモリ(RAM)12、リードオンリーメモリ(ROM)13、ローカルエリアネットワークHLANAの端末と通信するための通信手段14、及び、インターネットRと通信するためのファイアウォール16によって保護された通信手段15を備えている。
【0058】
ここで説明される例では、ホームゲートウェイGWAは、付録を参照して以下に説明されるデータ構造を格納するための不揮発性書換え可能フラッシュメモリ17を備えている。
【0059】
リードオンリーメモリ13は、図4のフローチャートに示された本発明の方法のステップを実行するための命令を含む本発明のコンピュータプログラムを格納した本発明の記憶媒体を構成する。
【0060】
本発明によれば、ゲートウェイGWA,GWBのそれぞれは、そのローカルエリアネットワークHLANA,HLANBの装置の能力を収集することができる。
【0061】
ここで説明される本発明の実施例では、これら能力は、ゲートウェイGWAに対してローカルのデータ構造BILAにおいて、不揮発性書換え可能メモリ17に格納される。
【0062】
付録1はローカルの構造BILAの例である。
【0063】
ここで説明される例では、当該構造は、交換される情報の一貫性のレベルを定義する「セキュリティ重み」フィールドを含んでいる。
【0064】
例えば、重みが増すほど、セキュリティレベルは高い。したがって、1実施例では、
1)ゼロの重みは、遠隔端末によって初期化されたすべてのセッションが許可されることを意味し、
2)最大の重みは、どんな接続の試みも禁止し、
3)中間の重みは、遠隔端末によって初期化されたセッションのうちの一部だけを、それら端末の能力の関数として、禁止する。
【0065】
いずれにしても、ファイアウォールが、遠隔端末の能力に基づいて自動的に設定される。
【0066】
ここで説明される実施例では、セキュリティ重みは値「ゼロ」を有し、これは、ホームゲートウェイGWAのファイアウォールの規則が、遠隔端末の能力の関数として、追加的な制限なしに適用されることを意味する。
【0067】
ここで説明される本発明の実施例では、構造BILAが、ローカルエリアネットワークHLANAの端末PCA及びSTBAの能力をインベントリ化する。
【0068】
より正確には、このファイルを以下のように解釈しなければならない。
1)メッセージサービスを提供するためのパーソナルコンピュータPCAの能力。コンピュータユーザの電子メールアドレスは、pierre.martin@orange.frである。
2)ファイル転送サービスを提供するためのパーソナルコンピュータPCAの能力。ローカルエリアネットワークHLANAにおけるこのコンピュータのアドレスは、IPアドレス168.1.1.12である(ログイン及びパスワード「anonymous」)。
3)セットトップボックスサービスを提供するための機械STBAの能力。ローカルエリアネットワークHLANAにおけるセットトップボックスのアドレスは、IPアドレス168.1.1.15である(ログイン「STB」及びパスワードなし)。
4)ウェブサーバサービスを提供するためのパーソナルコンピュータPCAの能力。ローカルエリアネットワークHLANAにおけるウェブサーバのIPアドレスは、IPアドレス168.1.1.20である。このウェブサーバはURL http://168.1.1.20/photosでアクセスしてもよい。
【0069】
本発明によれば、ローカルエリアネットワークHLANAの能力は、ボイスオーバーIPセッションSVIPのシグナリングプロトコルを使用して、遠隔ゲートウェイGWBへ伝達されなければならない。
【0070】
ここで、当技術分野で既知のように、機械PCA及びSTBAは、構造BILAで与えられたIPアドレスで、ネットワークHLANBからアクセスされることができない(これらアドレスがローカルエリアネットワークHLANAに固有であるので)。
【0071】
したがって、ゲートウェイGWAは、ローカル情報ベースBILAから、ローカルエリアネットワークHLANBの端末によって使用可能な交換構造BIXAを作成する。
【0072】
付録2はこの構造BIXAを示している。
【0073】
それは、ローカル構造BILAにおけるネットワークHLANAの端末のIPアドレス、インターネットR上のゲートウェイGWAのIPアドレスのそれぞれについて置き換えることによって得られる。このネットワークアドレス変換(NAT)方法は当業者に既知である。
【0074】
付録3は、ネットワークHLANBのゲートウェイGWBによって得られた等価の交換構造BIXBを示している。
【0075】
ここで説明される例では、ゲートウェイGWBが、ローカルエリアネットワークHLANAの端末に、パーソナルコンピュータPCB上のファイル転送サービス、及び、ビデオサーバSVB上のRTSPサーバサービスを提供することが明らかである。
【0076】
ここで説明される本発明の実施例では、ゲートウェイGWA及びGWBは、ボイスオーバーIPセッションSVIPのシグナリングプロトコルを使用して、交換構造BIXA及びBIXBを交換する。
【0077】
特に、構造BIXA及びBIXBを、ボイスオーバーIPセッションの初期化のとき、INVITEメッセージのフィールドにおいてゲートウェイによって交換してもよい。
【0078】
また、構造BIXA及びBIXBを、ボイスオーバーIPセッション中に、RE-INVITEメッセージのフィールドにおいてゲートウェイによって交換してもよい。
【0079】
次に、ゲートウェイGWBによって送信される交換構造BIXBを受信するゲートウェイGWAを検討する。
【0080】
本発明によれば、ゲートウェイGWAは、構造BIXBから、ネットワークHLANBの端末によって提供されるサービスを判断する。
【0081】
ここで説明される例では、ネットワークHLANBの端末がファイル転送サービス及びRTSPサーバサービスを提供することが分かる。
【0082】
次いで、ゲートウェイGWAは、そのネットワークHLANAのどの端末が、ネットワークHLANBの端末によって提供されるサービスにアクセスするのに必要な能力を有するかを判断する。
【0083】
このため、ゲートウェイGWAは、ゲートウェイGWBから受信された交換構造BIXBと、そのローカル構造BILAとを比較する。
【0084】
次いで、ゲートウェイGWAは、それ自体のネットワークHLANAの端末のために、データ集約構造AGSを構築する。
【0085】
図4を参照すれば、この構造が、パーソナルコンピュータPCAに対して、パーソナルコンピュータPCBのアドレスでメッセージングサービス、及び、ゲートウェイGWBのIPアドレス200.20.156.12へのファイル転送サービスを提供することを可能にすることが明らかである。
【0086】
ここで説明される例では、セキュリティ重みは値「ゼロ」で固定され、それは、これら両方のサービスが、ネットワークHLANBから、データの一貫性のチェックをリクエストすることなく、コンピュータPCAに提供されることを示す。
【0087】
ログイン「mdd」及びパスワード「martin」は集約構造に含まれ、その結果、コンピュータPCAがユーザインタラクションなしに自動的に設定されることになり、それは高度に有利である。
【0088】
同様に、集約構造AGSは、セットトップボックスSTBAに、ネットワークHLANBのビデオサーバSVBのRTSPサーバサービス、及び、セットトップボックスSTBAを自動的に設定するのに必要な情報(即ち、サーバのIPアドレス、及び、ログイン及びパスワード情報)を提供する。
【0089】
ここで説明される実施例では、ローカルエリアネットワークHLANAの装置PCA、STBAのそれぞれが、集約構造AGSの受信で自動的に設定される。
【0090】
ここで説明される例では、テレビ画面(図示せず)が、セットトップボックスSTBAに接続され、かつ、ネットワークHLANBの端末SVBによって提供されるビデオサービスをユーザに対して表示する。
【0091】
ユーザは、ユーザのリモートコントロールを単にクリックすることによって、セットトップボックスを設定する必要がなく、このサービスにアクセスすることが可能であり、これは高度に有利である。
【0092】
図3に示すように、ユーザがこのサービスにアクセスしたとき、両矢印の点線により表されるマルチメディアセッションSVIDが、ゲートウェイ及びインターネットRを介して、セットトップボックスSTBAとビデオサーバSVBとの間にセットアップされる。
【0093】
ここで説明される例では、このセッションは、ボイスオーバーIPセッションSVIPと並行してセットアップされる(まだアクティブである)。
【0094】
確かに、単に、遠隔ゲートウェイGWBが、そのファイアウォールを設定して、RTSPプロトコルに対応するポートPをオープンにする(セットアップされる入接続を有効にする)ので、マルチメディアセッションSVIDが可能である。
【0095】
本発明のこの実施例におけるゲートウェイGWAによって実行される方法の主なステップが、図4を参照して以下に説明される。
【0096】
ステップE10の間に、ホームゲートウェイGWAが、ローカル構造BILA(付録1を参照)(それがネットワークHLANAに接続された端末の能力を格納する)を作成する。
【0097】
ここで説明される本発明の実施例では、ゲートウェイGWAは、プロトコルUPnPを使用して、そのネットワークの端末と通信する。
【0098】
次いで、ステップE20で、ネットワークアドレス変換メカニズムを使用して、ホームゲートウェイGWAは、ローカルエリアネットワークHLANBの端末によって使用可能な交換構造BIXAを作成する。
【0099】
次いで、ステップE30の間に、ボイスオーバーIPセッションSVIPが、ホームゲートウェイGWA及びGWBを介して、ホームネットワークHLANA及びHLANBの端末VIPA及びVIPBの間にセットアップされ、かつ、ゲートウェイが、このセッションのため、シグナリングプロトコルIPのINVITEメッセージにおいてそれらの構造BIXA及びBIXBを交換する。
【0100】
次いで、ステップE40の間に、ローカルエリアネットワークHLANBの端末が、それ自体のネットワークHLANAの端末で、マルチメディアセッションを初期化できるようにするために、ホームゲートウェイGWAがそのファイアウォールを設定する。
【0101】
ステップE60の間に、ホームゲートウェイGWAは、そのネットワークHLANAのどの端末が、ネットワークHLANBの端末によって提供されるサービスによって利益を得る能力を有するかを判断する。
【0102】
ステップE60の間に、ホームゲートウェイGWAは、データ構造AGS(付録4を参照)を作成する。
【0103】
次いで、ステップE70の間に、ホームゲートウェイGWAは、この構造AGSを関係する端末に伝達する(即ち、パーソナルコンピュータPCA及びセットトップボックスSTBA)。
【0104】
ここで説明される実施例では、テストステップE80の間に、ゲートウェイGWAは、それ自体のネットワークの端末によって提供されるサービスが変更されたか否かを判断する(特に、端末が、ローカルエリアネットワークHLANAに入る、又は離れる場合に発生する)。
【0105】
そうであれば、ゲートウェイGWAは、ゲートウェイGWB(ステップE85)に、ボイスオーバーIPセッションSVIPのシグナリングプロトコルのRE-INVITEメッセージにおいて更新された交換構造BIXAを送信する。
【0106】
そうでなければ、ホームゲートウェイGWAは、テストステップE90の間に、2つのゲートウェイ間にオープンセッションがまだ存在するか否かを照合又は検出する(この例では、セッションは、ローカルエリアネットワークHLANA及びHLANBの2つの端末の間にセットアップされたボイスオーバーIPセッションSVIP又はマルチメディアセッションであってもよい。)。
【0107】
オープンセッションがまだある場合、テストステップE90の結果は正であり、かつ、ホームゲートウェイGWAは既に説明したテストステップE80に戻る。
【0108】
ここで説明される例では、テストステップE90が、2つのゲートウェイGWA及びGWBの間にオープンセッションがもはや存在しないと判断した場合、ゲートウェイGWAは、そのネットワークHLANAを安全にするために、そのポートPをクローズにする。
【0109】
したがって、本発明は、ユーザのうちの1人のローカルエリアネットワークにおいて利用可能なマルチメディア媒体から、動的かつ自動的にデータ(例えば、ユーザの最近の休暇の写真)を交換するために、複数のユーザ間にセットアップされた音声又はビデオ呼(例えば、VoIPコール)によって利益を得ることを可能にする。
【0110】
データは、音声又はビデオ通信チャネルと並行して通信チャネルを自動的に生成することによって交換される。
【0111】
付録1:BILA
Local info base structure {
Security weight: voice
Messaging {
Machine name: PCA
Email address: pierre.martin@orange.fr}
File transfer {
Machine name: PCA
IP address: 168.1.1.12
Login: anonymous
Passwd: anonymous}
Set-top box{
Machine name: STBA
IP address: 168.1.1.15
Login: stb
Passwd: none}
Web server
Machine name: PCA
IP address:168.1.1.20
URL: http://168.1.1.20/photos}
………
}
【0112】
付録2:BIXA
Exchange info base structure{
Email address: pierre.martin@orange.fr
File transfer {
Machine name: GWA
IP address: 192.167.25.1
Login: anonymous
Passwd: anonymous}
Set-top box{
Machine name: GWA
IP address: 192.167.25.1
Login: stb
Passwd: none}
Web server
Machine name: GWA
IP address: 192.167.25.1
URL: http://192.167.25.1/photos}
………
}
【0113】
付録3:BIXB
Remote exchange info base structure {
Email address: .martin.dupond@orange.fr
File transfer {
Machine name: GWB
IP address: 200.20.156.12
Login: mdd
Passwd: martin}
RTSP server{
Machine name: GWB
IP address: 200.20.156.12
Login: video
Passwd: Martin}
}
【0114】
付録4:AGS
Aggregation structure {
Destination PCA {
Security weight: ZERO
Email address: .martin.dupond@orange.fr
File transfer {
IP address: 200.20.156.12
Login: mdd
Passwd: martin}
}
Destination STBA{
RTSP server {
IP address: 200.20.156.12
Login: video
Passwd: Martin}
}
}
【符号の説明】
【0115】
GWA,GAB ホームゲートウェイ
PCA,STBA,VIPA 端末
GWB 第2ホームゲートウェイ
PCB,SVB,VIPB 遠隔端末
R 遠隔通信ネットワーク
SVIP ボイスオーバーIPセッション
SVID マルチメディアセッション

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ホームゲートウェイ(GWA)によって使用されて、
当該ゲートウェイ(GWA)に接続された少なくとも1つの端末(PCA,STBA)に、第2ホームゲートウェイ(GWB)に接続された少なくとも1つの遠隔端末(PCB,SVB)によって提供される少なくとも1つのマルチメディアサービスにアクセスするための情報を提供するため方法であって、
前記ゲートウェイ(GWA,GWB)は遠隔通信ネットワーク(R)によって接続され、
前記方法は、
前記第1ゲートウェイ(GWA)に接続された端末(VIPA)と前記第2ゲートウェイ(GWB)に接続された端末(VIPB)との間にボイスオーバーIPセッション(SVIP)をセットアップするステップ(E30)と、
前記第1ゲートウェイ(GWA)が、前記ボイスオーバーIPセッション(SVIP)のシグナリングプロトコルを使用して、前記第2ゲートウェイ(GWB)に接続された少なくとも1つの遠隔端末(PCB,SVB)の能力を受信するステップ(E30)と、
前記第1ゲートウェイ(GWA)が、前記能力の関数として、前記遠隔端末(PCB,SVB)によって提供される少なくとも1つのマルチメディアサービスを判断するステップ(E60)と、
前記第1端末の能力がそれを許可する場合、前記マルチメディアサービスにアクセスするため、前記第1端末(PCA,STBA)に、前記遠隔端末(PCB,SVB)と共にマルチメディアセッション(SVID)をセットアップするのに必要な情報を提供するステップ(E70)と
を具備することを特徴とする方法。
【請求項2】
前記第1ゲートウェイ(GWA)は、前記ボイスオーバーIPセッション(SVIP)のシグナリングプロトコルを使用して、前記第2ゲートウェイ(GWB)に、それが接続される少なくとも1つの端末(PCA,STBA)の能力を送信することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ホームゲートウェイ(GWA)であって、
それが接続される端末(VIPA)と第2ゲートウェイ(GWB)に接続された端末(VIPB)との間にボイスオーバーIPセッション(SVIP)をセットアップするための手段(15)を備え、
前記第2ゲートウェイが遠隔通信ネットワーク(R)によって前記第1ゲートウェイ(GWA)に接続されたホームゲートウェイ(GWA)において、
前記ボイスオーバーIPセッション(SVIP)のシグナリングプロトコルを使用して、前記第2ゲートウェイ(GWB)に接続された少なくとも1つの遠隔端末(PCB,SVB)の能力を受信するための手段(15)と、
前記能力の関数として、前記遠隔端末(PCB,SVB)によって提供される少なくとも1つのマルチメディアサービスを判断するための手段(11)と、
それが接続される少なくとも1つの端末(PCA,STBA)に、当該端末(PCA,STBA)の能力がそれを許可した場合、前記マルチメディアサービスにアクセスするため、前記遠隔端末(PCB,SVB)と共にマルチメディアセッション(SVID)をセットアップするのに必要な情報を提供するための手段(11,14)と
を備えることを特徴とするホームゲートウェイ(GWA)。
【請求項4】
コンピュータ(GWA)によって実行されるとき、請求項1に記載の方法のステップを実行させるための命令を含むコンピュータプログラム。
【請求項5】
第1ホームゲートウェイ(GWA)によって使用され、第2ホームゲートウェイ(GWB)に接続された少なくとも1つの遠隔端末(PCB,SVB)に、前記第1ゲートウェイ(GWA)に接続されたローカル端末(PCA,STBA)と共にマルチメディアセッション(SVID)をセットアップするための情報を提供する方法であって、
前記ゲートウェイ(GWA,GWB)は遠隔通信ネットワーク(R)によって相互接続され、
前記方法は、
前記第1ゲートウェイ(GWA)に接続された端末(VIPA)と前記第2ゲートウェイ(GWB)に接続された端末(VIPB)との間に、ボイスオーバーIPセッション(SVIP)をセットアップするステップ(E30)と、
前記第2ゲートウェイ(GWB)に、前記ボイスオーバーIPセッション(SVIP)のシグナリングプロトコルを使用して、前記ローカル端末によって提供され得るマルチメディアサービスを表す前記ローカル端末(PCA,STBA)の能力を送信するステップ(E30)と、
前記第2ゲートウェイ(GWB)に接続された遠隔端末(PCB,SVB)によって初期化された前記ローカル端末(PCA,STBA)への接続のセットアップを可能にするために、前記第1ゲートウェイ(GWA)のファイアウォールを設定するステップ(E40)と
を具備し、
前記設定は前記遠隔端末(PCB,SVB)の能力を考慮することを特徴とする方法。
【請求項6】
前記第1ゲートウェイ(GWA)は、前記ボイスオーバーIPセッション(SVIP)又は前記マルチメディアセッション(SVID)のうちの少なくとも1つがアクティブである限り、前記通信ポートをオープンに保つことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1ゲートウェイ(GWA)は、前記第2ゲートウェイ(GWB)から、前記ボイスオーバーIPセッション(SVIP)のシグナリングプロトコルを使用して、前記第2ゲートウェイ(GWB)に接続された少なくとも1つの端末(PCB,SVB)の能力を受信することを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
ホームゲートウェイ(GWA)であって、
それが接続される端末(VIPA)と、遠隔通信ネットワーク(R)によって前記第1ゲートウェイ(GWA)に接続された第2ゲートウェイ(GWB)に接続された端末(VIPB)との間にボイスオーバーIPセッション(SVIP)をセットアップするための手段(15)を備え、
前記ゲートウェイ(GWA)は、
前記ボイスオーバーIPセッション(SVIP)のシグナリングプロトコルを使用して、前記第2ゲートウェイ(GWB)に、前記ローカル端末によって提供されるマルチメディアサービスを表す前記第1ゲートウェイに接続されたローカル端末(PCA,STBA)の能力を送信するための手段(15)と、
前記第2ゲートウェイ(GWB)に接続された遠隔端末(PCB,SVB)によって初期化された前記ローカル端末(PCA,STBA)への接続のセットアップを可能にするために、前記第1ゲートウェイ(GWA)のファイアウォールを設定するための手段(11)と
を備え、
前記設定は前記遠隔端末(PCB,SVB)の能力を考慮することを特徴とするホームゲートウェイ(GWA)。
【請求項9】
コンピュータ(GWA)によって実行されるとき、請求項5に記載の方法のステップを実行するための命令を含むコンピュータプログラム。
【請求項10】
ホームゲートウェイ(GWA,GWB)にそれぞれ接続された2つの端末(STBA,SVB)の間にマルチメディアセッションをセットアップするための通信システムであって、
前記ゲートウェイは遠隔通信ネットワーク(R)によって相互接続され、
少なくとも前記ゲートウェイ(GWB)のうちの第1が、前記ゲートウェイのうちの第2に、これらゲートウェイ(GWA,GWB)に接続された端末(VIPA,VIPB)の間にセットアップされたボイスオーバーIPセッション(SVIP)のシグナリングプロトコルを使用して、前記第1ゲートウェイ(GWB)に接続された少なくとも1つの第1端末(SVB)の能力を送信し、
前記第2ゲートウェイ(GWA)が、前記能力の関数として、前記第1端末(SVB)によって提供される少なくとも1つのマルチメディアサービスを判断し、かつ、
前記第2ゲートウェイ(GWA)が、それが接続される少なくとも1つの第2端末(STBA)に、前記第2端末(STBA)がそれを許可した場合、前記マルチメディアサービスにアクセスするため、前記第1端末(SVB)と共にマルチメディアセッション(SVID)をセットアップするのに必要な情報を提供する
ことを特徴とする通信システム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公表番号】特表2011−517885(P2011−517885A)
【公表日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−500265(P2011−500265)
【出願日】平成21年3月16日(2009.3.16)
【国際出願番号】PCT/FR2009/050428
【国際公開番号】WO2009/122078
【国際公開日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【出願人】(591034154)フランス・テレコム (290)
【Fターム(参考)】