説明

オーラルケア組成物、用具、および、同組成物および用具の使用法

【課題】非晶質リン酸カルシウム(ACP)とそのフッ化物(ACPF)、および、炭酸塩含有(ACCP)誘導体が、歯の再石灰化および脱感作に使用されており、水に曝される、および/または、溶解すると、急速に、不溶性またはそれに近い、熱力学的にさらに安定な状態、例えばハイドロキシアパタイト、に逆転し、カルシウムおよびリン酸イオンは、生体内利用できない。
【解決手段】非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体、および歯牙漂白剤を用いたオーラルケア組成物、用具および方法を開示する。本発明によれば、歯の再石灰化と漂白、過敏症の軽減および/または歯の硬質化を同時に行い、非晶質リン酸カルシウムの不溶形態への逆転を低減し、および/または、漂白剤の効力を維持するために、口腔内で使用するまで無水条件下で維持されることができる。

【発明の詳細な説明】
【開示の内容】
【0001】
〔関連出願のクロスリファレンス〕
本出願は、2005年6月22日提出の米国特許出願第11/158,600号からの継続出願であり、その優先権の恩典を主張するものである。当該出願の内容は、参照することによって、そのまま本明細書に組み入れられている。
【0002】
〔技術分野〕
本発明は、オーラルケア組成物、および、同組成物を使用する用具および方法に関する。
【0003】
〔発明の背景〕
虫歯は、有機酸による歯の硬質組織の脱灰によって起きる。相当な数のミネラルイオンが、エナメル質のハイドロキシアパタイト(HAP)格子状網から、その構造統合性を破壊せずに除去される可能性がある。しかし、前記脱灰エナメル質は、熱さ、冷たさ、圧力および痛みを正常なエナメル質よりも容易に伝える小病巣の形成を招き、当該病巣が、虫歯形成の前駆症状であると考えられる。ある場合、歯牙漂白(whitening) 製品などの、過酸化物含有製品の頻繁な使用は、脱灰および過敏症の一因になっていた。
【0004】
最近、非晶質リン酸カルシウム(ACP)とそのフッ化物(ACPF)、および、炭酸塩含有(ACCP)誘導体が、歯の再石灰化および脱感作に使用されている。ACPは、水に曝される、および/または、溶解すると、急速に、不溶性またはそれに近い、熱力学的にさらに安定な状態、例えばハイドロキシアパタイト、に逆転し、よって、カルシウムおよびリン酸イオンは、生体内利用できない。ある場合は、この逆転の問題は、二部または二重送達システムを提供することによって解決されている。
【0005】
歯の再石灰化は、米国特許第5,037,639号、第5,145,668号、第5,268,167号、第5,437,587号、第5,427,768号、第5,460,803号、第5,476,647号、第5,508,342号、第5,534,244号、第5,562,895号、第5,891,448号、第5,833,954号、第5,981,475号、第5,993,786号、第6,000,341号、第6,056,930号、第6,214,368号、第6,521,215号および第6,780,844号に開示されており、歯の漂白は、米国特許第6,682,721号、第6,689,344号、第6,780,401号、第6,893,629号、第6,551,579号、第6,136,297号、第6,096,328号、第6,045,811号、第5,989,569号、第5,894,017号、第5,891,453号および第5,879,691号に開示されており、本段落の各特許の全内容は、参照することによってそのまま本明細書に組入れられている。
【0006】
〔発明の概要〕
一般に、本発明は、例えば、歯の再石灰化と漂白、過敏症の軽減および/または歯の硬質化を同時に行うことのできるオーラルケア用具および組成物に関する。一部の実施態様では、当該用具および組成物は、非晶質リン酸カルシウムの不溶形態への逆転を低減し、および/または、漂白剤の効力を維持するために、口腔内で使用するまで無水条件下で維持される。
【0007】
ある態様では、本発明は、オーラルケア用具、例えば、1本以上の歯に接触するように設定されたストリップ(短冊形細片)またはマウスピースを特徴とする。当該オーラルケア用具は、非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体、および歯牙漂白剤を含む。
【0008】
一部の実施態様では、非晶質リン酸カルシウムは、安定化非晶質リン酸カルシウム、例えば金属またはメタロイドを含む非晶質リン酸カルシウム、を含む。金属は、例えばジルコニウム、ケイ素、チタン、またはそれらの混合物を含む。安定化非晶質リン酸カルシウムの具体例は、ジルコニウム修飾非晶質リン酸カルシウム(Zr-ACP)、チタン修飾非晶質リン酸カルシウム(Ti-ACP)、ケイ素修飾非晶質リン酸カルシウム(Si-ACP)、非晶質フッ化リン酸カルシウム(ACPF)、非晶質リン酸炭酸カルシウム(amorphous calcium carbonate phosphate ACCP)またはこれらの混合物を含む。安定化非晶質リン酸カルシウムは、例えば、アミノ酸、ポリペプチド、または、アミノ酸またはポリペプチドの誘導体を含むことができる。具体的な実施態様では、ポリペプチドは、カゼインフォスフォペプチド、または、その誘導体を含む。非晶質リン酸カルシウムの安定化には、例えば合成ポリマーも使用できる。
【0009】
歯牙漂白剤は、例えば、過酸化物、亜塩素酸金属、過ホウ酸塩、過炭酸塩、パーオキシ酸、過硫酸塩、カルバミド、次亜塩素酸塩、二酸化塩素、またはこれらの混合物であることができる。具体的な実施態様では、歯牙漂白剤は、過酸化水素、その複合体、またはそれらの原料を含む。
【0010】
オーラルケア用具は、例えば、ストリップ形態であることができる。当該ストリップは、例えば、ポリマー材を含むことができる。当該ポリマー材は、例えば、ポリビニルピロリドン(polyvinylpyrrolidone)、セルロースポリマー(cellulosic polymer)、ポリビニルアルコール(polyvinyl alcohol)、ヒドロキシエチルセルロース(hydroxyethyl cellulose)、ヒドロキシプロピルセルロース(hydroxypropyl cellulose)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(hydroxypropylmethyl cellulose)、カルボキシメチルセルロースナトリウム(sodium carboxymethyl cellulose)、ポリエチレンオキサイド(polyethylene oxide)、ポリエチレングリコール(polyethylene glycol)、ポリアクリル酸(polyacrylic acid)、シリコーン(silicone)、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMCP)(hydroxypropylmethyl-cellulose phthalate)、ポリ酢酸ビニル(polyvinyl acetate)、セルロースアセテートフタレート(cellulose acetate phthalate)、ゼラチンアルギン酸ナトリウム(gelatin sodium alginate)、カルボマー(carbomer)、ポリビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー(polyvinyl pyrrolidone-vinyl acetate copolymer)、ポリアルキルビニルエーテル-マレイン酸コポリマー(polyalkylvinylether-maleic acid copolymer)、ポリプロピレングリコール(polypropylene glycol)、ポリエチレングリコール-ポリプロピレングリコールコポリマー(polyethylene glycol-polypropylene glycol copolymers)、四級化コポリマー(quaternized copolymers)、ビニルピロリドンとメタクリル酸ジメチルアミノエチルの四級化コポリマー(quaternized copolymers of vinylpyrrolidone and dimethylaminoethyl methacrylate)、またはそれらの混合物であることができる。一部の実施態様では、ポリマー材は、水溶性または水に膨潤する。ポリマー材は、689,500kPa(100,000 psi)未満、例えば172,375kPa(25,000 psi)未満の曲げ弾性率を有することができる。ポリマー材は、例えば、100 Shore A未満、例えば50 Shore A未満の硬度を有することができる。
【0011】
一部の実施態様では、ストリップは、単層以上を有する。
【0012】
具体的な実施態様では、ストリップは、1本以上の歯に接触するように設定され、かつ、非晶質リン酸カルシウムを含む第1層;、第3層;第1層と第3層の間に挟まれた第2層を含み、第2層は、漂白剤を含む。第1層は、例えばポリビニルピロリドンを含むことができ、第2層は、例えばポリビニルピロリドンを含むことができ、第3層は、バリア材、例えばフタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMCP)を含むことができる。
【0013】
一部の実施態様では、各層は、それぞれ、キャスティング(流延)によって形成される。
【0014】
別の態様では、本発明は、歯の処置法を特徴とする。本法は、1本以上の歯の、非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体および歯牙漂白剤を含む用具との接触を含む。接触は、少なくとも1本以上の歯を漂白するのに十分な時間の間にオーラルケア組成物に1本以上の歯と維持される。本法は、例えば、再石灰化、歯の漂白、歯の過敏症の処置、歯の硬質化、および/または、歯科病巣および/または虫歯の軽減を同時に実施するのに使用できる。
【0015】
別の態様では、本発明は、例えば液体、ゲル、歯磨き剤などのオーラルケア組成物を特徴とし、非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体および歯牙漂白剤を含む。
【0016】
上記の、どの非晶質リン酸カルシウム、どの漂白剤も、例えば液体、ゲル、ペースト、歯磨き剤、オーラルリンス、歯科用塗料またはニスなどの形態のどの組成物にも使用できる。
【0017】
さらに、香料、芳香剤、甘味料、着色剤、過酸化物活性化剤、酵素、悪臭防止剤、クリーニング剤、抗菌剤、歯肉炎予防剤、虫歯予防剤、歯周炎予防剤、および、歯牙過敏症用剤のいずれも、前記組成物のいずれにも使用できる。
【0018】
別の態様では、本発明は、歯の処置法を特徴とする。本法は、非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体および歯牙漂白剤を含むオーラルケア組成物の、歯への塗布を含む。当該オーラルケア組成物は、少なくとも歯を漂白するのに十分な時間中に歯との接触を維持する。一部の実施態様では、十分な時間とは、180分未満、例えば、120分未満、60分未満、30分未満、25分未満、20分未満、10分未満であり、あるいは、5分未満でさえある。本法は、再石灰化、歯の漂白、歯の過敏症の処置、歯の硬質化、および/または、歯科病巣および/または虫歯の軽減を同時に実施するのに使用できる。所望の漂白結果を得るために、本法を、例えば各回30〜45分間を7〜14回、あるいは、さらに多くは、例えば20〜30回繰り返すことができる。本法は、過敏症を軽減し、同時に、歯を漂白することができる。
【0019】
別の態様では、本発明は、歯の漂白と再石灰化を、歯の過敏症の軽減と同時に行う方法を特徴とする。本法は、1本以上の歯の、非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体および歯牙漂白剤を含む用具との接触を含む。接触は、1本以上の歯を少なくとも歯を漂白し、また、部分的に再石灰化するのに十分な時間中、歯に対して維持される。
【0020】
この開示の目的上、非晶質リン酸カルシウムの前駆物質は、口腔内に配置すると、非晶質リン酸カルシウムを生じる化合物または化合物群である。例は、硝酸カルシウム、塩化カルシウム、水酸化カルシウム、過酸化カルシウム、炭酸カルシウム、リン酸カリウム、リン酸水素二カリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウムまたはこれらの材料の混合物を含む。
【0021】
この開示の目的上、非晶質リン酸カルシウムの誘導体は、非晶質リン酸カルシウムの反応から形成される化合物である。例は、非晶質フッ化リン酸カルシウム(ACPF)、非晶質リン酸炭酸カルシウム(amorphous calcium carbonate phosphate ACCP)、非晶質カルシウムカーボネートフォスフェートフロライド(amorphous calcium carbonate phosphate fluoride ACCPF)、非晶質リン酸ストロンチウム(ASP)、非晶質ストロンチウムカルシウムフォスフェート(amorphous strontium calcium phosphate ASCP)、非晶質ストロンチウムカルシウムフォスフェート(ASCP)、非晶質ストロンチウムカルシウムカーボネートフォスフェート(amorphous strontium calcium carbonate phosphate ASCCP)、および非晶質ストロンチウムカルシウムフォスフェートフロライド (amorphous strontium calcium phosphate fluoride ASCPF)を含む。
【0022】
この開示の目的上、ストリップの形態は、歯の上への配置に適したフィルム、パッチおよび/またはラップを含む。
【0023】
実施態様は、以下の長所の1つ以上を有することができる。組成物、用具および方法がユーザーに歯の再石灰化を、歯牙漂白と同時に実施させる。当該用具は、歯肉および/または歯の表面の向かい側の敏感な頬組織の刺激および/または灼熱感を軽減する。当該組成物によって、カルシウムイオンおよびリン酸イオンの高い生体内利用率が可能になり、特に効率的な再石灰化を招く。当該組成物は、歯を硬質化でき、歯の過敏症を軽減でき、および/または、歯科病巣および/または虫歯を軽減できる。漂白は急速で、120分未満、例えば90分未満、60分未満、45分未満、30分未満、15分未満で起こり、あるいは、5分未満にさえも起こる。
【0024】
本明細書で言及するすべての出版物、特許出願、特許、および他の参考文献は、参照することによって、そのまま組み入れられている。
【0025】
他の態様、特徴、および、長所は、詳細な説明および図面および特許請求の範囲から明らかになる。
【0026】
〔発明の詳細な説明〕
図1および図1Aに関して、ポリマー材から形成される軟質デンタルストリップ10は、1本以上の歯に接触するように設定され、非晶質リン酸カルシウムを含有する第1層12、歯の表面の向かい側の敏感な頬組織に接触するように設定された第3層14、および、第1層12と第3層14に挟まれた第2層16を含む。第2層は、漂白剤を含む。一部の実施態様では、第3層14は、活性成分の歯の表面への一方向の流れに対するバリア性状を提供し、よって、歯の表面に向かい合う頬への刺激を最小にする。一部の実施態様では、非晶質リン酸カルシウムとは異なる層に漂白剤を保持することが有利であると思われる。当該事例は、非晶質リン酸カルシウムが漂白剤と反応する事例を含む。一般に、ストリップを作製する場合、非晶質リン酸カルシウムの不溶形態への逆転を低減し、および/または、漂白剤の効力を維持するために、水を避け、当該ストリップを使用時まで無水条件下に維持する。
【0027】
一部の実施態様では、軟質デンタルストリップ10は、非溶解性で歯に付着する。例えば、当該ストリップが、例えば約1分〜8時間、例えば15分〜4時間、もしくは、30分〜2時間の間、歯に付着するのが有利である。
【0028】
ストリップ中の非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体の量は、一般に、ストリップの約0.5重量%〜約40重量%、例えば約10重量%〜約35重量%、もしくは約10重量%〜25重量%の範囲である。ストリップ中の漂白剤またはその前駆物質の量は、一般に約0.5重量%〜約25重量%、例えば約7.5重量%〜約20重量%の範囲である。
【0029】
非晶質リン酸カルシウムは、安定化非晶質リン酸カルシウム、例えば金属またはメタロイド安定化リン酸カルシウムを含むことができる。金属またはメタロイド安定化物の例は、例えばジルコニウム、ケイ素、チタンまたはこれらの混合物の元素を含む非晶質リン酸カルシウムである。金属またはメタロイド安定化リン酸カルシウムの具体例は、ジルコニウム修飾非晶質リン酸カルシウム(Zr-ACP)、チタン修飾非晶質リン酸カルシウム(Ti-ACP)、ケイ素修飾非晶質リン酸カルシウム(Si-ACP)、非晶質フッ化リン酸カルシウム(amouphous calcium phosphate fluoride ACPF)、非晶質リン酸炭酸カルシウム(amorphous calcium carbonate phosphate ACCP)を含む。ACPおよびその誘導体の安定化の増強に、マグネシウムおよび他の二価陽イオンも使用できる。
【0030】
安定化非晶質リン酸カルシウムは、ポリペプチド、例えばカゼインフォスフォペプチドまたはカゼインフォスフォペプチドの誘導体を含むこともできる。他の実施態様では、非晶質リン酸カルシウムは、例えば合成オリゴマーまたはポリマー、陰イオン、陽イオン、ポリフォスフェート、ピロフォスフェート、アミノ酸、または、これらの物質のいずれかの相溶性混合物で安定化される。
【0031】
安定化非晶質リン酸カルシウムは、Hawk Creek Laboratory, Inc, Hanover, PAから市販されている。
【0032】
歯牙漂白剤は、例えば、過酸化物、亜塩素酸金属、過ホウ酸塩、過炭酸塩、パーオキシ酸、過硫酸、カルバミド、次亜塩素酸塩、二酸化塩素、上記の漂白剤のいずれかの前駆物質またはこれらの材料のいずれかの相溶性混合物であることができる。例えば、歯牙漂白剤は、過酸化水素、その複合体、例えば過酸化水素のポリマー付加物、または、その原料を含むことができる。
【0033】
一部の実施態様では、ストリップは、ポリマー材から形成される。例は、ポリビニルピロリドン、セルロースポリマー、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸、シリコーン、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMCP)、ポリ酢酸ビニル、セルロースアセテートフタレート、ゼラチンアルギン酸ナトリウム、カルボマー、ポリビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー、ポリアルキルビニルエーテル-マレイン酸コポリマー、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール-ポリプロピレングリコールコポリマー、四級化コポリマー、ビニルピロリドンとメタクリル酸ジメチルアミノエチルの四級化コポリマー、またはこれらのポリマー材の混合物を含む。一部の実施態様では、ポリマー材は、水溶性または水に膨潤する。
【0034】
口腔内で層を膨潤させない、または、溶解させないことが望ましい場合の実施態様では、層には、非膨潤性または非溶解性材料、例えばポリマーが選択される。当該材料の例は、ヒドロキシプロピルメチルセルロース誘導体およびコポリマー、例えばフタル酸塩、コハク酸塩または酢酸塩、およびシリコーンワックスおよびポリマーを含む。
【0035】
一部の実施態様では、ストリップは、歯の複雑で、平らでない多数の表面に適合できるように柔軟であるのが有利である。これは、例えば、動的粘弾性測定装置で測定した場合、室温の曲げ弾性率が689,500kPa(100,000 psi)未満、例えば344,750kPa(50,000 psi)未満または172,375kPa(25,000 psi)未満のポリマーを使用することによって達成できる。Shore A硬度が100 Shore A未満、例えば75 Shore A未満または50 Shore A未満のポリマー材を使用することによっても柔軟性を付与できる。さらなる柔軟性は、可塑剤の添加によって付与できる。可塑剤は、例えば、当該ストリップの約0.1重量%〜約30重量%を含むことができる。可塑剤の具体例は、ポリエチレングリコール、クエン酸トリエチル、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、酢酸グリセロールなどのポリオールまたはこれらの可塑剤の混合物を含む。
【0036】
一部の実施例では、デンタルストリップ10は、香料、芳香剤および/または甘味料を含むことができる。香料は、例えば、天然または合成精油、ならびに、各種香味アルデヒド、エステル、アルコール、および他の材料を含む。精油の例は、スペアミント、ペパーミント、ウィンターグリーン、ササフラス、クローブ、セージ、ユーカリ、マージョラム、シナモン、レモン、ライム、グレープフルーツおよびオレンジを含む。香料、芳香剤および/または甘味料は、例えば約0.1重量%〜約10重量%、例えば約0.1重量%〜約2重量%の濃度でストリップ組成に混入できる。
【0037】
着色剤、例えば色素および染料を、ストリップに含むことができる。例えば、ある場合、当該ストリップを除去する時間であるという視覚的合図をユーザーに与える着色ストリップを有するのが望ましい。着色ストリップは、化学センサーまたはバイオセンサーと合わせて使用できる。
【0038】
一部の実施態様では、歯牙漂白剤とストリップは、さらに、過酸化物活性化剤を含むことができる。過酸化物活性化剤は、過酸化物成分の漂白効果を高めることができる。過酸化物活性化剤の例は、例えば鉄、銅またはマンガンなどの金属、pH調整剤、例えば水酸化物塩、ゼオライト、および、二酸化チタンなどの光感受性物質を含む。
【0039】
ストリップは、酵素、防臭剤、リン酸塩などのクリーニング剤、抗菌剤、歯肉炎予防剤、虫歯予防剤、歯周炎予防剤および歯牙過敏症用剤も含むことができる。各用剤の例は、塩化セチルピリジニウム、クロルヘキシジン、塩化亜鉛および硝酸カリウムを含む。
【0040】
一部の実施態様では、ストリップ10の各層12、14および16は、異なるポリマー材から形成される。
【0041】
ストリップは、ポリマー層のキャスティングによって形成できる。当該ストリップは、押出、例えば同時押出、成型(molding)、例えば同時成型によっても形成できる。
【0042】
漂白剤および/または非晶質リン酸カルシウムが可溶化され(固体漂白剤の場合)、その後、歯の表面に放出される割合は、フィルムの厚さ、ポリマーの性質(例えば構造、分子量、タイプ、硬度および曲げ弾性率)、漂白剤の性質、非晶質リン酸カルシウムの性質、および、漂白剤および非晶質リン酸カルシウムの濃度などの性質によって制御されるが、それらに制約されない性質によっても制御できる。
【0043】
フィルム層の厚さは、漂白剤および非晶質リン酸カルシウムの滞留時間を含めて、ストリップ中のどの成分の滞留時間にも影響を与える。例えば、滞留時間は、ポリマーの組成とフィルムの厚さの組み合わせによって決定できる。
【0044】
一部の実施態様では、ストリップの全体の厚さを最小化するのが有利である。それは、全体の厚さが製品の口内の感じに影響し、それが、ユーザーの受け入れとコンプライアンスに関連するからである。さらに、フィルムの厚さは、歯への効率的な適合および付着能にも影響を与える。
【0045】
特に図1Aに関して、ストリップの全体の厚さT0は、例えば約0.01 mm〜約2 mm、例えば約0.2 mm〜約1.5 mmであり;第1層12の厚さT1は、例えば約0.01 mm〜約0.5 mm、例えば約0.02 mm〜約0.3 mmであり;第2層16の厚さT2は、例えば約0.05 mm〜約1 mm、例えば約0.1 mm〜約0.8 mmであり;第3層14の厚さT3は、例えば約0.05 mm〜約1 mm、例えば約0.1 mm〜約0.8 mmであり;ストリップLの長さは、約4 mm〜約40 mm、例えば約10 mm〜約35 mm、または約10 mm〜約25 mmである。
【0046】
具体的実施態様では、第1および第2層12および14は、ポリビニルピロリドンからキャスティングされ、第3層16は、溶媒テトラヒドロフラン中の単分散ポリエチレングリコール標準品と比較して測定した場合に100,000以上の分子量を有するフタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロースから形成される。これは、ほぼ不透過の第3層14を提供し、実質的に、歯の表面の向かい側の敏感な頬組織に漂白剤が到達するのを防ぐ。
【0047】
ストリップ10は、例えば、歯の再石灰化と漂白を同時に行うために使用できる。使用する場合、ストリップ10は、層12がユーザーの歯に接触するように、配向される。次に、層14は、層16中にある漂白剤に歯肉と敏感な頬組織が曝露されることから保護する。接触を行った後、非晶質リン酸カルシウムは、ストリップ10から、漂白剤と同様にに、歯の表面に向かって分散する。歯との接触は、所望の漂白結果が得られるまで、維持される。所望の漂白効果を得るために、新しい(fresh)ストリップ10で当該段階を繰り返すのが必要であると思われる。一部の実施態様では、十分な時間は、30分未満、例えば15分未満、10分または5分未満である。ACPおよび過酸化水素源を含有するこの組成物/用具を使用しても、有効な再石灰化が達成される。特定の理論に拘束されることを望まず、過酸化水素分子は、「天然の」炭酸化学反応を模したミクロ環境を創り出し、可溶性Ca2+およびPO43-イオンを使って再石灰化を促進する、と考えられる。このようにして行われるCa2+およびPO43-の送達は、エナメル質を再石灰化し、歯を漂白すると考えられる。
【0048】
例えば非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体を含有する液体、ゲル、ペースト、歯磨き剤、口内リンス、塗料またはニスの形態のオーラルケア組成物、および漂白剤も、例えば歯の再石灰化と漂白を同時に行うために使用できる。一般に、組成物を調製する場合、水を避け、非晶質リン酸カルシウムの不溶状態への逆転を低減し、および/または、漂白剤の効力を維持するために当該組成物を使用時まで無水条件下で維持する。一部の実施態様では、組成物中の初期総水分量は、1重量%未満、例えば0.5重量%未満、0.25重量%未満、0.1重量%未満、または0.05重量%未満である。
【0049】
上記の非晶質リン酸カルシウムのいずれも、漂白剤のいずれも、例えば液体、ゲル、ペースト、歯磨き剤、口内リンス、塗料またはニスの形態での組成物のいずれにも使用できる。
【0050】
さらに、いずれの組成物にも、香料、芳香剤、甘味料、着色剤、過酸化物活性化剤、酵素、悪臭防止剤、クリーニング剤、抗菌剤、歯肉炎予防剤、虫歯予防剤、歯周炎予防剤、および、歯牙過敏症用剤のいずれも使用できる。
【0051】
組成物中の非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体の量は、使用形態によって異なるが、その量は、一般に、約5重量%〜約30重量%、例えば約7.5重量%〜約25重量%、もしくは10重量%〜20重量%の範囲である。組成物中の漂白剤の量は、使用形態によって異なるが、その量は、一般に、約1重量%〜約20重量%、例えば3重量%〜約15重量%、もしくは5重量%〜約10重量%の範囲である。
【0052】
オーラルケア組成物は、さらに、ポリマー材を含むことができる。例えば、当該ポリマー材は、濃厚なゲルが生じるように、可溶性または膨潤性ポリマー材であることができる。
【0053】
オーラルケア組成物は、さらに、溶媒、例えば揮発性または非揮発性溶媒を含むことができる。一般に、揮発性溶媒は、通常の大気中で沸点が100℃未満の溶媒である。揮発性溶媒の例は、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、テトラヒドロフラン、またはこれらの溶媒の混合物を含む。非揮発性溶媒の例は、ポリオール、グリコール、グリセロール、プロピレングリコール、またはこれらの溶媒の混合物を含む。
【0054】
無水液体の形態のオーラルケア組成物は、例えば、小型ワイパーブラシを使って塗布できる。一部の実施態様では、オーラルケア組成物は、ポリマー材、例えばセルロース材料を含み、塗布時に液体組成物から析出し、塗布した歯にフィルムを提供する。これは、例えば、製品が歯牙上に存在し、歯を漂白および再石灰化する働きをしていることを表す視覚的合図をユーザーに提供できる。
【0055】
上記のいずれのオーラルケア組成物も、使用する場合、例えば、歯の再石灰化および漂白を同時に行うのに使用できる。一般に、オーラルケア組成物は、1本または複数の歯に塗布されると、少なくとも歯を漂白するのに十分な時間中、1本または複数の歯に留まることを可能にする。1本または複数の歯との接触は、所望の漂白結果が得られるまで維持される。所望の漂白硬化を得るには、新しい(fresh)組成物による処置を繰り返す必要があると思われる。一部の実施態様では、十分な時間とは、120分未満、例えば90分未満、45分未満、30分未満、15分未満、10分未満であり、あるいは、5分未満でさえある。
【0056】
組成物は、例えば、ゆすぎまたはブラッシングによって除去できる。別法として、当該組成物が水溶性ポリマー材を含む場合、当該組成物は、そのうちに簡単に溶解除去される。
【0057】
約90,000の分子量を有するポリビニルピロリドン(PVP)、および、ポリビニルピロリドン(PVP)-過酸化水素複合体(Peroxydone K90)は、ともに、ISP, Wayne, New Jerseyから入手し;非晶質リン酸カルシウムは、Hawk Creek Laboratory, Inc, Hanover, PAから入手し;約62,000の分子量を有するフタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMCP)は、Shin Etsu(HP-55S)から入手し;Carbopol, grade 940 NFまたはgrade EDT 20/20は、Noveonから入手した。それぞれ、受け取り時の状態のまま、追加精製せずに使用した。
【0058】
〔実施例1〕
3層オーラルケアストリップ/個別層中ACPおよび漂白剤
第1層(付着層)を、以下の配合からキャスト(流延)した:
【表1】

【0059】
第2層(中間層)を、以下の配合からキャストした:
【表2】

【0060】
第3層(バリア層)を、以下の配合からキャストした:
【表3】

【0061】
デンタルストリップを作製するには、第3層を最初にTeflon基質上にキャストした。当該第3層をフード内で一晩乾燥した。次に、第2層を第3層最上部にキャストし、乾燥した。最後に、付着層(第1層)を第2層最上部上にキャストし、乾燥した。ストリップの配合中、一般に、非晶質リン酸カルシウムの不活性不溶形態への逆転を防ぐために、水を避けた。
【0062】
X線回折(XRD)を使って、実施例1の3層を試験し、結果は、ストリップ中のリン酸カルシウムが非晶質を保ち、不溶形態に逆転しなかったことを示した。試験は、当該ストリップがカルシウムイオンを放出することも示していた。さらに、当該ストリップは、歯を漂白し、歯チップの硬度を高め、歯チップのミネラル量を増加させた。
【0063】
〔実施例2〕
3層オーラルケアストリップ/単層中ACPおよび漂白剤
第1層(付着層)を、以下の配合からキャスト(流延)した:
【表4】

【0064】
第2層(中間層)を、以下の配合からキャストした:
【表5】

【0065】
第3層(バリア層)を、以下の配合からキャストした:
【表6】

【0066】
実施例1の上記の手順に従ってキャスティングによって、ストリップを作製した。
【0067】
〔実施例3〕
単層オーラルケアストリップ
ストリップを以下の配合からキャストした。
【表7】

【0068】
〔他の実施態様〕
他の実施態様は、特許請求の範囲内である。
【0069】
ストリップ形態の用具の実施態様を記述してきたが、オーラルケア用具が他の形態、例えばマウスピース、例えばユーザー自身で装着するように設定される熱成形性マウスピースなどのマウスピースの形態の実施態様であることができる。
【0070】
非晶質リン酸カルシウムおよび漂白剤が別々の層中に含有されるストリップを示したが、一部の実施態様では、この別々の層は、単層である。非晶質リン酸カルシウムおよび/または漂白剤をカプセル封入、例えば水に可溶性または膨潤性であることができる保護シェル中にマイクロカプセル封入することができる。
【0071】
3層を有するストリップを記述したが、他の形状が可能である。例えば、図2は、2層を含むストリップ30を示し、一方、図3は、1層を含むストリップ40を示す。さらに多くの層が可能である。例えば、ストリップは、例えば4層、5層、6層、7層またはそれ以上、例えば11層を含有することができる。本段落は、他の用具、例えばマウスピースにも当てはまる。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】3層デンタルストリップの透視立体分解図である。
【図1A】図1のデンタルストリップの1A〜1Aに沿った断面図である。
【図2】2層を有するデンタルストリップの断面図である。
【図3】単層を有するデンタルストリップの断面図である。
【0073】
〔実施の態様〕
(1) 1本以上の歯に接触するように設定されたオーラルケア用具において、
非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体、および歯牙漂白剤を含む、
オーラルケア用具。
(2) 実施態様1に記載のオーラルケア用具において、
前記非晶質リン酸カルシウムが安定化非晶質リン酸カルシウムを含む、
オーラルケア用具。
(3) 実施態様2に記載のオーラルケア用具において、
前記安定化非晶質リン酸カルシウムが金属安定化またはメタロイド安定化リン酸カルシウムを含む、
オーラルケア用具。
(4) 実施態様3に記載のオーラルケア用具において、
前記の金属またはメタロイドが、ジルコニウム、ケイ素、チタンおよびそれらの混合物から成る群から選択される、
オーラルケア用具。
(5) 実施態様2に記載のオーラルケア用具において、
前記安定化非晶質リン酸カルシウムが、ジルコニウム修飾非晶質リン酸カルシウム(Zr-ACP)、チタン修飾非晶質リン酸カルシウム(Ti-ACP)、ケイ素修飾非晶質リン酸カルシウム(Si-ACP)、非晶質フッ化リン酸カルシウム(ACPF)、非晶質リン酸炭酸カルシウム(amorphous calcium carbonate phosphate ACCP)から成る群から選択される、
オーラルケア用具。
(6) 実施態様2に記載のオーラルケア用具において、
前記安定化非晶質リン酸カルシウムが、アミノ酸、ポリペプチド、または、アミノ酸またはポリペプチドの誘導体を含む、
オーラルケア用具。
(7) 実施態様6に記載のオーラルケア用具において、
前記ポリペプチドが、カゼインフォスフォペプチド、または、その誘導体を含む、
オーラルケア用具。
(8) 実施態様2に記載のオーラルケア用具において、
前記安定化非晶質リン酸カルシウムが合成ポリマーを含む、
オーラルケア用具。
(9) 実施態様1に記載のオーラルケア用具において、
前記歯牙漂白剤が、過酸化物、亜塩素酸金属、過ホウ酸塩、過炭酸塩、パーオキシ酸、過硫酸塩、カルバミド、次亜塩素酸塩、二酸化塩素、またはこれらの混合物から成る群から選択される、
オーラルケア用具。
(10) 実施態様1に記載のオーラルケア用具において、
前記歯牙漂白剤が、過酸化水素、その複合体またはその原料を含む、
オーラルケア用具。
(11) 実施態様1に記載のオーラルケア用具において、
前記用具がストリップ(短冊形細片)の形態である。
オーラルケア用具。
(12) 実施態様11に記載のオーラルケア用具において、
前記ストリップがポリマー材を含む、
オーラルケア用具。
(13) 実施態様12に記載のオーラルケア用具において、
前記ポリマー材が、ポリビニルピロリドン、セルロースポリマー、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸、シリコーン、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMCP)、ポリ酢酸ビニル、セルロースアセテートフタレート、ゼラチンアルギン酸ナトリウム、カルボマー、ポリビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー、ポリアルキルビニルエーテル-マレイン酸コポリマー、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール-ポリプロピレングリコールコポリマー、四級化コポリマー、ビニルピロリドンとメタクリル酸ジメチルアミノエチルの四級化コポリマー、およびそれらの混合物から成る群から選択される、
オーラルケア用具。
(14) 実施態様12に記載のオーラルケア用具において、
前記ポリマー材が水溶性または水に膨潤性である、
オーラルケア用具。
(15) 実施態様12に記載のオーラルケア用具において、
前記ポリマー材が、動的粘弾性測定装置で測定した場合、698,500kPa(100,000 psi)未満の曲げ弾性率を有する、
オーラルケア用具。
(16) 実施態様15に記載のオーラルケア用具において、
前記曲げ弾性率が172,375kPa(25,000 psi)未満である、
オーラルケア用具。
(17) 実施態様12に記載のオーラルケア用具において、
前記ポリマー材が100 Shore A未満の硬度を有する、
オーラルケア用具。
(18) 実施態様17に記載のオーラルケア用具において、
前記硬度が50 Shore A未満である、
オーラルケア用具。
(19) 実施態様11に記載のオーラルケア用具において、
前記ストリップが単層以上を有する、
オーラルケア用具。
(20) 実施態様11に記載のオーラルケア用具において、
前記ストリップが2層を有する、
オーラルケア用具。
(21) 実施態様11に記載のオーラルケア用具において、
前記ストリップが3層を有する、
オーラルケア用具。
(22) 実施態様11に記載のオーラルケア用具において、
前記ストリップが2層を含み、各層が異なるポリマー材から形成される、
オーラルケア用具。
(23) 実施態様11に記載のオーラルケア用具において、
前記ストリップが、
1本以上の歯に接触するように設定され、非晶質リン酸カルシウムを含む第1層;
第3層;および
第1層と第3層の間に挟まれた第2層
を含み、
前記第2層が漂白剤を含む、
オーラルケア用具。
(24) 実施態様23に記載のオーラルケア用具において、
前記第1層がポリビニルピロリドンを含み、前記第2層がポリビニルピロリドンを含み、前記第3層がフタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMCP)を含む、
オーラルケア用具。
(25) 実施態様23に記載のオーラルケア用具において、
HPMCPの分子量が、溶媒テトラヒドロフラン中の単分散ポリエチレングリコール標準品と比較して測定した場合に100,000以上である、
オーラルケア用具。
(26) 実施態様23に記載のオーラルケア用具において、
前記ストリップの全体の厚さが、0.1 mm〜2.5 mmである、
オーラルケア用具。
(27) 実施態様23に記載のオーラルケア用具において、
前記第1層の厚さが、0.001 mm〜0.5 mmである、
オーラルケア用具。
(28) 実施態様23に記載のオーラルケア用具において、
前記第2層の厚さが、0.05 mm〜1.0mmである、
オーラルケア用具。
(29) 実施態様23に記載のオーラルケア用具において、
前記第3層の厚さが、0.05 mm〜0.5mmである、
オーラルケア用具。
(30) 実施態様23に記載のオーラルケア用具において、
前記各層がキャスティング(流延)によって形成される、
オーラルケア用具。
(31) 歯の処置法において、
前記方法が、
1本以上の歯の、非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体および歯牙漂白剤を含む用具との接触;および
1本以上の歯を少なくとも漂白するのに十分な時間の間での、少なくとも1本以上の歯との接触の維持を含む、
歯の処置法。
(32) オーラルケア組成物において、
非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体;および
歯牙漂白剤を含む、
オーラルケア組成物。
(33) 実施態様32に記載のオーラルケア組成物において、
前記非晶質リン酸カルシウムが安定化リン酸カルシウムを含む、
オーラルケア組成物。
(34) 実施態様33に記載のオーラルケア組成物において、
前記安定化非晶質リン酸カルシウムが金属安定化またはメタロイド安定化リン酸カルシウムを含む、
オーラルケア組成物。
(35) 実施態様34に記載のオーラルケア組成物において、
前記の金属またはメタロイドが、ジルコニウム、ケイ素、チタンおよびそれらの混合物から成る群から選択される、
オーラルケア組成物。
(36) 実施態様33に記載のオーラルケア組成物において、
前記安定化非晶質リン酸カルシウムが、ジルコニウム修飾非晶質リン酸カルシウム(Zr-ACP)、チタン修飾非晶質リン酸カルシウム(Ti-ACP)、ケイ素修飾非晶質リン酸カルシウム(Si-ACP)、非晶質フッ化リン酸カルシウム(ACPF)、非晶質リン酸炭酸カルシウム(amorphous calcium carbonate phosphate ACCP)から成る群から選択される、
オーラルケア組成物。
(37) 実施態様33に記載のオーラルケア組成物において、
前記安定化非晶質リン酸カルシウムが、ポリペプチドを含む、
オーラルケア組成物。
(38) 実施態様37に記載のオーラルケア組成物において、
前記ポリペプチドが、カゼインフォスフォペプチドまたはその誘導体を含む、
オーラルケア組成物。
(39) 実施態様33に記載のオーラルケア組成物において、
前記安定化非晶質リン酸カルシウムが、合成ポリマーを含む、
オーラルケア組成物。
(40) 実施態様32に記載のオーラルケア組成物において、
歯牙漂白剤が、過酸化物、亜塩素酸金属、過ホウ酸塩、過炭酸塩、パーオキシ酸、過硫酸塩、カルバミド、次亜塩素酸塩、二酸化塩素、およびこれらの混合物から成る群から選択される、
オーラルケア組成物。
(41) 実施態様32に記載のオーラルケア組成物において、
歯牙漂白剤が、過酸化水素、その複合体、またはその原料を含む、
オーラルケア組成物。
(42) 実施態様41に記載のオーラルケア組成物において、
前記組成物が、0.1〜20%過酸化水素を含む、
オーラルケア組成物。
(43) 実施態様32に記載のオーラルケア組成物において、
さらに、ポリマー材を含む、
オーラルケア組成物。
(44) 実施態様32に記載のオーラルケア組成物において、
さらに、溶媒を含む、
オーラルケア組成物。
(45) 実施態様44に記載のオーラルケア組成物において、
前記溶媒が、通常の大気中で沸点が100℃未満の揮発性溶媒である、
オーラルケア組成物。
(46) 実施態様44に記載のオーラルケア組成物において、
前記溶媒が、エタノール、ポリオール、グリコール、グリセロール、プロピレングリコール、およびそれらの混合物から成る群から選択される、
オーラルケア組成物。
(47) 実施態様44に記載のオーラルケア組成物において、
前記溶媒が、実質的に無水である、
オーラルケア組成物。
(48) 実施態様44に記載のオーラルケア組成物において、
前記溶媒が、0.1重量%未満の水を含む、
オーラルケア組成物。
(49) 実施態様32に記載のオーラルケア組成物において、
さらに、甘味料、香料または芳香剤を含む、
オーラルケア組成物。
(50) 実施態様32に記載のオーラルケア組成物において、
前記組成物が、液体の形態である、
オーラルケア組成物。
(51) 実施態様32に記載のオーラルケア組成物において、
前記組成物が、ゲルの形態である、
オーラルケア組成物。
(52) 実施態様32に記載のオーラルケア組成物において、
前記組成物が、歯磨き剤の形態である、
オーラルケア組成物。
(53) 実施態様32に記載のオーラルケア組成物において、
前記組成物が、リンスの形態である、
オーラルケア組成物。
(54) 実施態様32に記載のオーラルケア組成物において、
前記組成物が、ニスまたは塗料の形態である、
オーラルケア組成物。
(55) 歯の処置法において、
前記方法が、非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体および歯牙漂白剤を含むオーラルケア組成物を、歯に塗布し;および
前記オーラルケア組成物の、少なくとも歯を漂白するのに十分な時間の間での歯との接触を維持すること
を含む、
歯の処置法。
(56) 実施態様55に記載の方法において、
前記の十分な時間が5分未満である、
方法。
(57) 実施態様55に記載の方法において、
前記の十分な時間が10分未満である、
方法。
(58) 実施態様55に記載の方法において、
前記の十分な時間が30分未満である、
方法。
(59) 歯の再石灰化と漂白を同時に行う方法において、
前記方法が、
非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体および歯牙漂白剤を含むオーラルケア組成物との、1本以上の歯の接触;および
1本以上の歯を少なくとも漂白するのに十分な時間の間での1本以上の歯との前記オーラルケア組成物の接触の維持を含む、
方法。
(60) 実施態様59に記載の方法において、
前記方法が、1本以上の歯の少なくとも部分的な再石灰化も行う、
方法。
(61) 実施態様59に記載の方法において、
前記方法が、1本以上の歯の過敏症の軽減も行う、
方法。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1本以上の歯に接触するように設定されたオーラルケア用具において、
非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体、および歯牙漂白剤を含む、
オーラルケア用具。
【請求項2】
請求項1に記載のオーラルケア用具において、
前記非晶質リン酸カルシウムが安定化非晶質リン酸カルシウムを含む、
オーラルケア用具。
【請求項3】
請求項2に記載のオーラルケア用具において、
前記安定化非晶質リン酸カルシウムが金属安定化またはメタロイド安定化リン酸カルシウムを含む、
オーラルケア用具。
【請求項4】
請求項3に記載のオーラルケア用具において、
前記の金属またはメタロイドが、ジルコニウム、ケイ素、チタンおよびそれらの混合物から成る群から選択される、
オーラルケア用具。
【請求項5】
請求項2に記載のオーラルケア用具において、
前記安定化非晶質リン酸カルシウムが、ジルコニウム修飾非晶質リン酸カルシウム(Zr-ACP)、チタン修飾非晶質リン酸カルシウム(Ti-ACP)、ケイ素修飾非晶質リン酸カルシウム(Si-ACP)、非晶質フッ化リン酸カルシウム(ACPF)、非晶質リン酸炭酸カルシウム(amorphous calcium carbonate phosphate ACCP)から成る群から選択される、
オーラルケア用具。
【請求項6】
請求項2に記載のオーラルケア用具において、
前記安定化非晶質リン酸カルシウムが、アミノ酸、ポリペプチド、または、アミノ酸またはポリペプチドの誘導体を含む、
オーラルケア用具。
【請求項7】
請求項6に記載のオーラルケア用具において、
前記ポリペプチドが、カゼインフォスフォペプチド、または、その誘導体を含む、
オーラルケア用具。
【請求項8】
請求項2に記載のオーラルケア用具において、
前記安定化非晶質リン酸カルシウムが合成ポリマーを含む、
オーラルケア用具。
【請求項9】
請求項1に記載のオーラルケア用具において、
前記歯牙漂白剤が、過酸化物、亜塩素酸金属、過ホウ酸塩、過炭酸塩、パーオキシ酸、過硫酸塩、カルバミド、次亜塩素酸塩、二酸化塩素、またはこれらの混合物から成る群から選択される、
オーラルケア用具。
【請求項10】
請求項1に記載のオーラルケア用具において、
前記歯牙漂白剤が、過酸化水素、その複合体またはその原料を含む、
オーラルケア用具。
【請求項11】
請求項1に記載のオーラルケア用具において、
前記用具がストリップ(短冊形細片)の形態である。
オーラルケア用具。
【請求項12】
請求項11に記載のオーラルケア用具において、
前記ストリップがポリマー材を含む、
オーラルケア用具。
【請求項13】
請求項12に記載のオーラルケア用具において、
前記ポリマー材が、ポリビニルピロリドン、セルロースポリマー、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸、シリコーン、フタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMCP)、ポリ酢酸ビニル、セルロースアセテートフタレート、ゼラチンアルギン酸ナトリウム、カルボマー、ポリビニルピロリドン-酢酸ビニルコポリマー、ポリアルキルビニルエーテル-マレイン酸コポリマー、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール-ポリプロピレングリコールコポリマー、四級化コポリマー、ビニルピロリドンとメタクリル酸ジメチルアミノエチルの四級化コポリマー、およびそれらの混合物から成る群から選択される、
オーラルケア用具。
【請求項14】
請求項12に記載のオーラルケア用具において、
前記ポリマー材が水溶性または水に膨潤性である、
オーラルケア用具。
【請求項15】
請求項12に記載のオーラルケア用具において、
前記ポリマー材が、動的粘弾性測定装置で測定した場合、689,500kPa(100,000 psi)未満の曲げ弾性率を有する、
オーラルケア用具。
【請求項16】
請求項15に記載のオーラルケア用具において、
前記曲げ弾性率が172,375kPa(25,000 psi)未満である、
オーラルケア用具。
【請求項17】
請求項12に記載のオーラルケア用具において、
前記ポリマー材が100 Shore A未満の硬度を有する、
オーラルケア用具。
【請求項18】
請求項17に記載のオーラルケア用具において、
前記硬度が50 Shore A未満である、
オーラルケア用具。
【請求項19】
請求項11に記載のオーラルケア用具において、
前記ストリップが単層以上を有する、
オーラルケア用具。
【請求項20】
請求項11に記載のオーラルケア用具において、
前記ストリップが2層を有する、
オーラルケア用具。
【請求項21】
請求項11に記載のオーラルケア用具において、
前記ストリップが3層を有する、
オーラルケア用具。
【請求項22】
請求項11に記載のオーラルケア用具において、
前記ストリップが2層を含み、各層が異なるポリマー材から形成される、
オーラルケア用具。
【請求項23】
請求項11に記載のオーラルケア用具において、
前記ストリップが、
1本以上の歯に接触するように設定され、非晶質リン酸カルシウムを含む第1層;
第3層;および
第1層と第3層の間に挟まれた第2層
を含み、
前記第2層が漂白剤を含む、
オーラルケア用具。
【請求項24】
請求項23に記載のオーラルケア用具において、
前記第1層がポリビニルピロリドンを含み、前記第2層がポリビニルピロリドンを含み、前記第3層がフタル酸ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMCP)を含む、
オーラルケア用具。
【請求項25】
請求項23に記載のオーラルケア用具において、
HPMCPの分子量が、溶媒テトラヒドロフラン中の単分散ポリエチレングリコール標準品と比較して測定した場合に100,000以上である、
オーラルケア用具。
【請求項26】
請求項23に記載のオーラルケア用具において、
前記ストリップの全体の厚さが、0.1 mm〜2.5 mmである、
オーラルケア用具。
【請求項27】
請求項23に記載のオーラルケア用具において、
前記第1層の厚さが、0.001 mm〜0.5 mmである、
オーラルケア用具。
【請求項28】
請求項23に記載のオーラルケア用具において、
前記第2層の厚さが、0.05 mm〜1.0mmである、
オーラルケア用具。
【請求項29】
請求項23に記載のオーラルケア用具において、
前記第3層の厚さが、0.05 mm〜0.5mmである、
オーラルケア用具。
【請求項30】
請求項23に記載のオーラルケア用具において、
前記各層がキャスティング(流延)によって形成される、
オーラルケア用具。
【請求項31】
歯の処置法において、
前記方法が、
1本以上の歯の、非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体および歯牙漂白剤を含む用具との接触;および
1本以上の歯を少なくとも漂白するのに十分な時間の間での、少なくとも1本以上の歯との接触の維持を含む、
歯の処置法。
【請求項32】
オーラルケア組成物において、
非晶質リン酸カルシウムまたはその前駆物質または誘導体;および
歯牙漂白剤を含む、
オーラルケア組成物。
【請求項33】
請求項32に記載のオーラルケア組成物において、
前記非晶質リン酸カルシウムが安定化リン酸カルシウムを含む、
オーラルケア組成物。
【請求項34】
請求項33に記載のオーラルケア組成物において、
前記安定化非晶質リン酸カルシウムが金属安定化またはメタロイド安定化リン酸カルシウムを含む、
オーラルケア組成物。
【請求項35】
請求項34に記載のオーラルケア組成物において、
前記の金属またはメタロイドが、ジルコニウム、ケイ素、チタンおよびそれらの混合物から成る群から選択される、
オーラルケア組成物。
【請求項36】
請求項33に記載のオーラルケア組成物において、
前記安定化非晶質リン酸カルシウムが、ジルコニウム修飾非晶質リン酸カルシウム(Zr-ACP)、チタン修飾非晶質リン酸カルシウム(Ti-ACP)、ケイ素修飾非晶質リン酸カルシウム(Si-ACP)、非晶質フッ化リン酸カルシウム(ACPF)、非晶質リン酸炭酸カルシウム(amorphous calcium carbonate phosphate ACCP)から成る群から選択される、
オーラルケア組成物。
【請求項37】
請求項33に記載のオーラルケア組成物において、
前記安定化非晶質リン酸カルシウムが、ポリペプチドを含む、
オーラルケア組成物。
【請求項38】
請求項37に記載のオーラルケア組成物において、
前記ポリペプチドが、カゼインフォスフォペプチドまたはその誘導体を含む、
オーラルケア組成物。
【請求項39】
請求項33に記載のオーラルケア組成物において、
前記安定化非晶質リン酸カルシウムが、合成ポリマーを含む、
オーラルケア組成物。
【請求項40】
請求項32に記載のオーラルケア組成物において、
歯牙漂白剤が、過酸化物、亜塩素酸金属、過ホウ酸塩、過炭酸塩、パーオキシ酸、過硫酸塩、カルバミド、次亜塩素酸塩、二酸化塩素、およびこれらの混合物から成る群から選択される、
オーラルケア組成物。
【請求項41】
請求項32に記載のオーラルケア組成物において、
歯牙漂白剤が、過酸化水素、その複合体、またはその原料を含む、
オーラルケア組成物。
【請求項42】
請求項41に記載のオーラルケア組成物において、
前記組成物が、0.1〜20%過酸化水素を含む、
オーラルケア組成物。
【請求項43】
請求項32に記載のオーラルケア組成物において、
さらに、ポリマー材を含む、
オーラルケア組成物。
【請求項44】
請求項32に記載のオーラルケア組成物において、
さらに、溶媒を含む、
オーラルケア組成物。
【請求項45】
請求項44に記載のオーラルケア組成物において、
前記溶媒が、通常の大気中で沸点が100℃未満の揮発性溶媒である、
オーラルケア組成物。
【請求項46】
請求項44に記載のオーラルケア組成物において、
前記溶媒が、エタノール、ポリオール、グリコール、グリセロール、プロピレングリコール、およびそれらの混合物から成る群から選択される、
オーラルケア組成物。
【請求項47】
請求項44に記載のオーラルケア組成物において、
前記溶媒が、実質的に無水である、
オーラルケア組成物。
【請求項48】
請求項44に記載のオーラルケア組成物において、
前記溶媒が、0.1重量%未満の水を含む、
オーラルケア組成物。
【請求項49】
請求項32に記載のオーラルケア組成物において、
さらに、甘味料、香料または芳香剤を含む、
オーラルケア組成物。
【請求項50】
請求項32に記載のオーラルケア組成物において、
前記組成物が、液体の形態である、
オーラルケア組成物。
【請求項51】
請求項32に記載のオーラルケア組成物において、
前記組成物が、ゲルの形態である、
オーラルケア組成物。
【請求項52】
請求項32に記載のオーラルケア組成物において、
前記組成物が、歯磨き剤の形態である、
オーラルケア組成物。
【請求項53】
請求項32に記載のオーラルケア組成物において、
前記組成物が、リンスの形態である、
オーラルケア組成物。
【請求項54】
請求項32に記載のオーラルケア組成物において、
前記組成物が、ニスまたは塗料の形態である、
オーラルケア組成物。

【図1】
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【図1A】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2007−8931(P2007−8931A)
【公開日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2006−171619(P2006−171619)
【出願日】平成18年6月21日(2006.6.21)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TEFLON
【出願人】(591252839)マクニール−ピーピーシー・インコーポレイテッド (69)
【氏名又は名称原語表記】MCNEIL−PPC,INCORPORATED
【Fターム(参考)】