説明

カスタマイズ化不揮発性メモリデバイスパッケージ

コアメモリ装置を全て同じに製造して、次に、異なる外観および/または触覚特性を有するように形成した外殻で覆うことにより、不揮発性データメモリカード、フラッシュドライブおよび他のメモリデバイスをカスタマイズする。外殻を、一方の端部から手で、コアメモリ装置にスライドする。次に、このようなメモリデバイスのエンドユーザは、別々にカバーを購入することにより、外見および感触を選択することができる。それらの製品の外見および感触について、このようなメモリデバイスの販売を、より簡単に制御することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、小形で手持ち式の携帯形再プログラム可能な不揮発性メモリカード、フラッシュドライブおよび他のこのような装置のパッケージ化に関し、特に、エンドユーザ、販売者または製造業者がこのような装置の外側表面をカスタマイズできる機能に関する。
【背景技術】
【0002】
電子不揮発性メモリカードは、パーソナルコンピュータ、ノート形コンピュータ、移動電話、携帯用個人情報端末(PDA)、デジタル静止カメラ、デジタル動画カメラ、携帯形オーディオプレーヤおよび大量のデータを記憶する他のホスト電子装置に用いられている。このようなカードは通常、メモリセルアレイの動作と、カードが接続しているホストのインターフェイスとの動作を制御するコントローラとともに、再プログラム可能な不揮発性半導体メモリセルアレイを備えている。大多数の周知の規格により、フラッシュメモリカードが市販されている。普及している種類として、コンパクトフラッシュ(CF)、マルチメディアカード(MMC)、セキュアデジタル(SD)、およびメモリスティックが含まれる。それぞれ、本願の譲受人であるサンディスク コーポレイションから市販されている。これらの手持ち式の携帯形メモリカードは小形で、最大長さが50mm、最大幅が36.4mm、最大厚さが3.3mmである。特に最近では、さらにより小さいメモリカードが市場に出回り、サンディスク コーポレイションのミニSDおよびトランスフラッシュカードが含まれる。
【0003】
また、他の小形で、手持ち式の再プログラム可能な不揮発性メモリデバイスは、ユニバーサルシリアルバス(USB)コネクタプラグを含むことにより、コンピュータまたは他の種類のホストとのインターフェイスとなるように作られている。パーソナルコンピュータ、PDAおよび他の種類のホストは一般に、1以上のUSBコネクタ差し込み口を有しているが、前述したこのような規格のメモリカードをどれも受け付ける差し込み口スロットを有していない場合があるので、これらは特に便利である。USBフラッシュドライブ製品がいくつか、クルーザー(Cruzer)という商標でサンディスク コーポレイションから市販されている。USBフラッシュドライブは通常、前述したメモリカードとは異なった形状をしているが、同程度の量のデータ記憶容量のメモリを備えている。中形のクルーザーフラッシュドライブは、長さ約70mmの細長い形状をし、一方の端部にUSBコネクタプラグを備え、幅が約18mm、厚さが約8mmである。傾向として、フラッシュドライブより小さくなっている。
【0004】
メモリカードおよびフラッシュドライブ装置は通常、備えられているメモリの記憶容量がわかるように外側表面にマークがあり、販売者の名称および/または商標と、可能ならば製品の全体的な外観に大いに貢献する他の設計要素がわかるようになっている。これらの小形の手持ち式装置のテクスチャおよび感触は、用いる外装材料の性質によって変化することになる。
【発明の開示】
【0005】
小形の不揮発性メモリデバイスの製造業者、販売者および/またはエンドユーザに、装置の外観および/またはさわった感触をカスタマイズする機能を提供する。一般的なメモリコア装置は、外側カバーなしで大量に生産される。次に、異なる外観および/またはさわった感触等の特有の外部特性を有する異なるバージョンで、コア装置に手で容易に装着できる物理構成のカバー(外殻)を別々に製造する。次に、所望の外部特性を有するカバーを選択して、コアメモリ装置に装着する。このように構成することもできるメモリデバイスの種類には、前述した背景技術の欄で説明されているメモリカードおよびフラッシュドライブが含まれる。
【0006】
このコア/カバー構成により、メモリデバイスのエンドユーザが、エンドユーザ自身の装置を選択し、カスタマイズして、所望の外見および感触にすることが可能になる。エンドユーザが装置のカバーを選べるように、メモリコア装置およびカバーを別々に販売することもできる。一旦購入したなら、エンドユーザは、その時にエンドユーザが失いたくないデータを保存している可能性が高いメモリコア装置を取り替えることなく、元のカバーの異なる外部特性の別のカバーと置き換えることもできる。コアメモリ装置のわずかのコストでカバーを製造して販売できるので、このような交換は経済的に可能である。
【0007】
また、このコア/カバー構成により、メモリデバイスの元々の装置製造業者(OEM)および販売者が、それらの製品の外観および感触をエンドユーザに対してさらに容易に制御することが可能になる。個別の外見の製品に対してOEMおよび再販売者の要件に見合うようにするために、特殊製品の製造を行っているメモリデバイスの製造業者が個別のOEMおよび再販売者に対して製造を行うよりも、大量の全く同じコアメモリ装置を製造して、別途に製造した外殻でカバーすることによりOEMおよび再販売者の要件に対してカスタマイズすることもできる。名称、商標、メモリデバイスの特性および特定のOEMまたは再販売者を特定する別の情報を表示するように、各カバーを製造することができる。
【0008】
本発明の別の態様、特徴および詳細は、添付の図面を参照して説明する以下の例示の実施例に記載されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
第1の実施形態を、図1および図2に示す。コアメモリ装置11は、前に背景技術の欄で説明したサンディスク コーポレイションのクルーザーフラッシュドライブ製品に用いられているような、フラッシュドライブの形態をしている。細長い本体部15は、再プログラム可能な不揮発性メモリセルアレイおよびメモリコントローラを有する1以上の集積回路チップ(図示せず)を備えている。USBコネクタプラグ17が本体部15の一方の端部から延設されていて、厚さは同じであるが幅が狭くなっている。肩部19および21を本体部15に形成するために、小形のコネクタ17は本体部15の幅の中央にある。肩部19および21は、コネクタ17が本体部15と接合するコネクタ17の反対側に配置されている。本体部15内部のメモリシステムは、USBコネクタ17の4つの接点(図示せず)と接続し、2つは電源用で、2つはメモリとのデータの送受信用である。これらの接点は、コネクタプラグ17内の誘電体層23の上面に配置されている。好ましくは、本体部15およびコネクタ17の外側は、アルミニウムなどの金属の1つの薄い層から形成され、形状は図に示されているようになっている。上面および底面は、本体部15およびコネクタ17の全面にわたって平面上に延設されている。好ましくは、図1および図2に示されているように、本体部15の端部25は曲線であるが、別の例として、この端部を直線にすることにより、装置11を全体的に矩形にすることもできる。
【0010】
挿入の際に、カバーが本体部周囲にしっかりと装着するように、本体部15の外側表面の形状と相補的な内部キャビティを有するように、カバー13を形成する。この実施形態では、本体部15の端部25を挿入する開口部27を除いて、このキャビティを全体的に囲む。弾性タブ29および31が、開口部27で反対側の側壁からキャビティ内部に向かって延設している。本体部15をカバー13の開口部27から挿入する際に、タブが外側にむかってはまってカバー13を本体部15に固定する、本体部15の肩部19および21の前面に位置するまで、これらのタブ29および31が後ろ側に曲がる。丸みのある本体部端部25によりこの挿入が容易になるが、必ずしも必要なわけではない。
【0011】
好ましくは、カバー13を、フラッシュドライブ11とは別の、プラスチック、ゴムまたは他の成形用材料から形成する。メモリ装置本体部の外殻の性質上、そのキャビティの内部壁がしっかりと本体部15の外側壁に合うように、カバー13がある程度柔軟性を有していることが望ましい。好ましくは、カバー13の壁部が、本体部15の上面、底面および側壁と接触する領域で、0.5から2.0ミリメートルの厚さとなるように形成する。カバー13を本体部15に取り付けるのに、接着剤を用いる必要はない。ネックチェーン、キーリングなどを付けて、カバーを装着した場合にメモリデバイスを別々に持ち運べるように、開口部33を形成して、その開口部27の反対側のカバーの端部をオプションで延設してもよい。
【0012】
カバー13の材料を選択する基準の1つは、ユーザが感じるその外側表面のさわった感触である。粗くする、平滑にするなどというように、カバー13の外側表面の処理により、このさわった感触についても制御することができる。製造業者、再販売者またはエンドユーザが、個人の好みにより、外側の機械的特性が異なるカバーから選択できるように、異なる外側表面の感触を有するカバーを2つ以上製造してもよい。
【0013】
異なる視覚特性を持つように、このようなカバーを2つ以上製造してもよい。異なる均一な目に見える色、パターンの異なる色などというように、カバーを光学的に透明な材料で製造してもよい。また、カバーに異なる図案パターンを施してもよいし、全く施さなくてもよい。英数字文字等の種々の異なる表示を、異なるカバーに印刷したり、あるいは塗布したりしてもよい。ある特定の形態では、カバー13を光学的に透明な材料で形成して、外側表面にベタ文字を施して、装置11の下地金属表面上からの反射および/または装置11の下地金属表面上への投影を行うようにしてもよい。これは、前に参照した同時係属出願に記載されている。
【0014】
次に、エンドユーザは、メモリデバイスを新規に購入したり、あるカバーを別のものと交換したりする際に、エンドユーザ自身の個人的な好みに基づいてカバーを選択することができる。爪または適切な道具を用いて、カバー13のタブ29および31を本体部11の肩部21から外側に曲げて、カバーを本体部から外すことができる。多くの利用可能なカバー13をそれらの触覚または視覚特性で選択できるとしても、コアメモリ装置11は同じままである。次に、カバー13と比較して、比較的高価なコアメモリ装置11を大量に製造して、エンドユーザがカスタマイズしたり、さらにメモリデバイスの製造業者または再販売者がカスタマイズしたりすることができる。
【0015】
メモリデバイスの元々の装置製造業者(OEM)および再販売者が、販売する装置に自身の名称、商標などを施したい場合がよくある。次に、個別のカバー13を、この目的のために、便利に用いることができる。個別のOEMまたは再販売者がその名称および任意の商標が施されたカバーを製造、あるいは製造して、次に、手または簡単な機械でコアメモリ装置11に装着する。また、異なる図案、商標などが施され、さらにさわった感触の異なる別々のカバーを、製品ラインが異なるある事業に用いることもできる。これらのいずれの場合でも、それらのメモリ容量を除いて何ら差のない共通のコアメモリ装置11を大量に購入する。カスタマイズしたカバーを装着するOEMまたは再販売者は通常、それらのメモリのデータ記憶容量が異なる2つ以上のメモリデバイス製品を、異なる価格で提供する。
【0016】
図3〜図5に示されている第2の実施形態からわかるように、同じ考えをメモリカードに用いることができる。この例では、コアメモリ装置41をカバー43(図3)に挿入することにより、メモリカードの販売形態である、セキュアデジタル(SD)カード(図4)になる。コアメモリ装置41は、データ記憶システムを形成するのに必要な、1以上の集積回路チップを備えている。好ましくは、装置41は成形プラスチックからなる。電子システムは、一方の端部に沿って装置41の表面に取り付けられている9つの電気接点45a〜45iを介して、外界と通信する。カバー43内部のキャビティの形状はコア装置41と相補的な形状をしていて、接点45を配置した端部の反対側の端部51からコア装置41を挿入する開口部47を有している。8つのアパーチャ49a〜49hがカバー43の上面壁部にあり、コア装置41の接点45a〜45iと並ぶ位置に、そのキャビティに対して開口している。次に、図4に示されているように、コア装置41がカバー43に装着された際に(アパーチャ49hから2つの接点45hおよび45iが露出している)、個々のアパーチャ49a〜49hを介して接点45a〜45iにアクセスできる。SDメモリカードの規格により、アパーチャ間の壁部が接点の凹部を形成している。
【0017】
コア装置41をカバー43内部に保持しておくために、この具体的な例では、カバーの上面には、通常、キャビティ内部に向かって下向きになる弾性戻り止め55が備えられている。これは、図5の断面図からよくわかる。コアメモリ装置41は、その上面に、端部の開口部47を介してカバー43を装置41に挿入した際に、戻り止め55がはまる凹部57を有している。戻り止め55および凹部57の相対位置は、カバーの対応するアパーチャ49a〜49hと並んでいる装置表面の接点45a〜45iにより、装置41が、カバー43のキャビティ内に完全に保持されるようになっている。小形の道具を使って装置の凹部57から戻り止めを持ち上げて、次に、装置41をカバー43から抜き取ることにより、コアメモリ装置41を外すことができる。開口部47を介したスリーブ43のキャビティへのコア装置41の移動は、キャビティ内に形成された、適切な停止面または端面(図示せず)で制限されている。
【0018】
次に、前述した第1の実施形態と同様に、同じコア装置41に用いる異なるカバー43を形成する。エンドユーザ、再販売者、OEMまたは製造業者のうちのいずれかの好みおよび要望により、見た目の外観、さわった感触、および他の外部特性を施して個別のカバーを製造する。ある具体的な形態として、外側表面にベタ文字を施して、カバー43を光学的に透明な材料で製造して、コア装置41の表面上からの反射および/またはコア装置41の表面上へ陰影の投影を行う。これは、前に参照した同時係属出願に記載されている。参照した同時係属出願によれば、反射ホイルをコアメモリ装置41の表面に取り付けて、カバー43を介して見えるようにする。このホイルは、拡散して反射するレインボーホログラムなどの、表面から露出するホログラムを含む。
【0019】
図6のチャートに、コアメモリ装置と別に用いるカバーが提示する販売の可能性を示す。特定のデータ記憶容量を有するメモリコア装置(例として、図1、図2のコア11、または図3〜図5のコア41)を共通に供給して(61)、メモリデバイスを完全に形成する。第1のカバー(例として、図1、図2の個々のカバー13、または図3〜図5のカバー43)を供給すること(63)により、コア装置と組み合わせる1つの選択肢を提供する。第2のカバーを供給すること(65)により、別の選択肢を提供する。第1および第2のカバーは、それらの見た目の外観、さわった感触、および前述したその他のもの等の、外側の特性がいくらか異なっている。
【0020】
次に、69で示されているように、エンティティA(67)が、(61)のコア装置に(63)のカバーを装着することにより、完成したメモリデバイスを製造する。同様に、73に示されているように、エンティティB(71)は、(65)のカバーを(61)の同じコア装置に装着して、完成したメモリデバイスを製造する。従って、(69)で示されているメモリデバイスとは外側の特性が知覚的に異なっている。エンティティAおよびBは、メモリデバイスを自身の異なる好みにカスタマイズする、異なる個人のエンドユーザであってもよい。あるいは、エンティティAおよびBを、完成したメモリデバイスの製造または販売を行う異なる事業とすることができ、それらの異なる事業要件に合わせて外側の特性をカスタマイズする。
【0021】
本発明の種々の態様について例示の実施形態に関して説明してきたが、本発明は、添付の特許請求の範囲の全範囲内においてその権利が保護されるべきであることが理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】フラッシュメモリドライブおよび装置に装着するカバーを別々に示す。
【図2】図1のフラッシュメモリドライブにカバーを装着したものを示す。
【図3】メモリカードおよびカードに装着したカバーを別々に示す。
【図4】図3のメモリカードにカバーを装着したものを示す。
【図5】断面5−5で切り取った図4の組み合わせを示す断面図である。
【図6】複数のカバーおよび対応付けられたメモリデバイスを用いる一例を示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリシステムにおいて、
ハウジングに囲繞された再プログラム可能な不揮発性データメモリを備える1以上の集積回路チップと、前記ハウジングの外側からアクセスできる電気接点とを有するメモリ装置と、
前記メモリ装置の前記ハウジングの少なくとも一部分を囲繞するように個別に成形され、端部に開口部を有し、前記電気接点が前記ハウジングの外側からアクセスできるままになっているように、定義された位置まで前記ハウジングに挿入できるようになっている、外部特性が異なる複数のカバーと、
前記ハウジングの外側と前記カバー内部に配置され、前記カバー内部の前記定義された位置で前記ハウジングを保持する相手要素と、
を備えるシステム。
【請求項2】
請求項1記載のメモリシステムにおいて、
前記複数のカバーの前記異なる外部特性が、少なくとも1つの前記カバーの外側表面に見た目が異なる意匠を含むメモリシステム。
【請求項3】
請求項1記載のメモリシステムにおいて、
前記複数のカバーの前記異なる外部特性が、少なくとも1つの前記カバーの外側表面に異なる表示を含むメモリシステム。
【請求項4】
請求項1記載のメモリシステムにおいて、
前記複数のカバーの前記異なる外部特性が、少なくとも1つの前記カバーの外側表面に異なる色を含むメモリシステム。
【請求項5】
請求項1記載のメモリシステムにおいて、
前記メモリ装置が、一方の端部から延設するプラグに前記電気接点がある細長い本体部を有し、前記プラグの少なくとも1つの寸法が装着する前記本体部より断面で小さくなっていることにより、前記プラグの反対側の外側に向かって延設する肩部を前記本体部に形成するフラッシュドライブであり、前記カバーが、端部の開口部に隣接する壁部の内側に向かって弾性タブを別々に有し、前記タブが隣接する前記肩部の内側に向かって開いて、前記フラッシュドライブと、前記肩部と、前記メモリ装置のハウジングを前記カバー内部に保持する前記相手要素を構成するタブとの移動に対してスリーブを保持する位置である、前記定義された位置まで圧縮する前記タブにより、前記スリーブを前記本体部にスライドできるようになっているメモリシステム。
【請求項6】
請求項1記載のメモリシステムにおいて、
前記メモリ装置が、前記集積回路チップ周囲に成形した外部筐体を有し、前記電気接点が一方の端部に沿って前記カードの外表面に配置されるので、前記メモリカードの反対側端部が前記カバー端部の開口部にスライド可能で、前記メモリカード上の前記外側接点を覆う前記カバー内にアパーチャを位置させることにより、前記カバーアパーチャを介して前記接点にアクセスできるようになっているメモリカードであるメモリシステム。
【請求項7】
請求項6記載のメモリシステムにおいて、
前記相手要素が、前記カバーの内側表面に戻り止めを含み、前記カードを前記カバー内の前記定義された位置まで挿入する際に、前記メモリカードの外側表面の前記戻り止めを受け止める位置に凹部を含むメモリシステム。
【請求項8】
請求項1記載のメモリシステムにおいて、
前記カバーが、前記端部の開口部の反対側の前記メモリデバイスの端部からの延設部と、前記延設部にチェーンまたはリングを通す穴部とを含むメモリシステム。
【請求項9】
カスタマイズされた外側表面特性を有するメモリデバイスの製造方法において、
前記外側からアクセスできる、内部の再プログラム可能な不揮発性メモリに接続するように操作可能な電気接点を有するコア装置を用いるステップと、
一方の端部から前記コア装置にスライド可能で、少なくとも前記一方の端部に隣接する前記コア装置を別々に囲繞し、異なる外部特性を有する、別々の2つ以上のカバーから1つを選択するステップと、
前記1つのカバーを前記コア装置にスライドすることにより、前記コアメモリ装置を前記1つのカバーでカスタマイズするステップと、
を含む方法。
【請求項10】
請求項9記載の方法において、
前記メモリ装置のエンドユーザにより前記方法を実行する方法。
【請求項11】
請求項9記載の方法において、
前記メモリ装置の販売者により前記方法を実行する方法。
【請求項12】
メモリデバイス組み立て方法において、
第1および第2のエンティティが、外部からアクセスできる電気接点に接続する再プログラム可能な不揮発性メモリを有するコアメモリ装置を得るステップと、
前記第1のエンティティが、前記電気接点へのアクセスが制限されずに、一方の端部から前記コアメモリ装置に別々にスライド可能で、外側表面に第1の永続的に施された表示を有する第1のカバーを得るステップと、
前記第2のエンティティが、前記電気接点へのアクセスが制限されずに、一方の端部から前記コアメモリ装置にスライド可能で、外側表面に前記第1の表示と異なる第2の永続的に施された表示を有する第2のカバーを得るステップと、
前記第1のエンティティが、前記一方の端部から複数の前記第1のカバーを第1の複数のコア装置にスライドすることにより、前記外側に前記第1の表示がある第1の複数のメモリデバイスを得るステップと、
前記第2のエンティティが、前記一方の端部から複数の前記第2のカバーを第2の複数のコア装置にスライドすることにより、前記外側に前記第2の表示がある第2の複数のメモリデバイスを得るステップと、
それによって、前記第1および第2のエンティティの要望に基づいて、前記コアメモリ装置をカスタマイズするステップと、
を含む方法。
【請求項13】
請求項12記載の方法において、
前記第1および第2の表示が、前記第1および第2のエンティティのソースとなる個々のマークを含む方法。
【請求項14】
請求項12記載の方法において、
前記コアメモリ装置が、一方の端部のUSBコネクタプラグ内に電気接点を有する細長いフラッシュドライブであり、前記カバーを、前記USBコネクタの反対側の端部から前記メモリ装置にスライドして、前記USBコネクタプラグを除いて前記コア装置を覆う方法。
【請求項15】
請求項12記載の方法において、
前記コアメモリ装置が、外側表面の一方の端部に配置された接点を有するメモリカードであり、前記カバーを、前記接点が配置された、反対側の端部から前記メモリ装置にスライドする方法。
【請求項16】
請求項15記載の方法において、
前記カバーが、前記メモリカードにスライドする際に、前記接点を覆うように位置する開口部を含む方法。
【請求項17】
請求項12記載の方法において、
前記第1および第2のエンティティそれぞれが、前記デバイスのエンドユーザに対して前記第1および第2の複数のメモリデバイスを販売する方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2008−508608(P2008−508608A)
【公表日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−523759(P2007−523759)
【出願日】平成17年7月26日(2005.7.26)
【国際出願番号】PCT/US2005/026604
【国際公開番号】WO2006/015028
【国際公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.コンパクトフラッシュ
【出願人】(506197901)サンディスク コーポレイション (175)
【Fターム(参考)】