説明

カップ寿司食品

【課題】簡易に販売したり、携帯して必要時に飲食することができるカップ寿司食品を提供する。
【解決手段】このカップ寿司食品は、容器1の上端に蓋2を有するカップ容器3を備え、容器1の内部に調理した寿司食品4を入れ、カップ容器3は、箸5を備える。調理した寿司食品4は、散らし寿司、または冷凍した散らし寿司であり、また巻き寿司、または冷凍した巻き寿司であり、また押し寿司、または冷凍した押し寿司であり、また稲荷寿司、または冷凍した稲荷寿司である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、容器に調理した寿司食品を入れたカップ寿司食品に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、容器の中に乾燥ラーメンを入れたカップラーメン、または容器の中に乾燥日本そばを入れたカップそば、または容器の中に乾燥うどんを入れたカッブうどん、または容器の中に乾燥焼きそばを入れたカップ焼きそば、または容器の中に乾燥スパゲッティーを入れたカップスパゲッティー等のカップ食品があった。
【0003】
また、寿司食品として、例えば外フィルムと内フィルムとの間にシート状食品を挟んだ包装シートによって包装した包装巻き寿司がある(引用文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−128131号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように、容器の中に乾燥ラーメンを入れたカップラーメン等のカップ食品があっが、寿司食品としては、例えば外フィルムと内フィルムとの間にシート状食品を挟んだ包装シートによって包装した包装巻き寿司などがあるだけで、簡易に販売したり、携帯して必要時に飲食することができなかった。
【0006】
この発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、簡易に販売したり、携帯して必要時に飲食することができるカップ寿司食品を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0008】
請求項1に記載の発明は、容器の上端に蓋を有するカップ容器を備え、前記容器の内部に調理した寿司食品を入れたことを特徴とするカップ寿司食品である。
【0009】
請求項2に記載の発明は、前記カップ容器は、箸を備えることを特徴とする請求項1に記載のカップ寿司食品である。
【0010】
請求項3に記載の発明は、前記調理した寿司食品は、散らし寿司、または冷凍した散らし寿司であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカップ寿司食品である。
【0011】
請求項4に記載の発明は、前記調理した寿司食品は、巻き寿司、または冷凍した巻き寿司であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカップ寿司食品である。
【0012】
請求項5に記載の発明は、前記調理した寿司食品は、押し寿司、または冷凍した押し寿司であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカップ寿司食品である。
【0013】
請求項6に記載の発明は、前記調理した寿司食品は、稲荷寿司、または冷凍した稲荷寿司であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカップ寿司食品である。
【発明の効果】
【0014】
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
【0015】
請求項1に記載の発明では、容器の上端に蓋を有するカップ容器を備え、容器の内部に調理した寿司食品を入れたことで、取り扱いが容易で簡易に販売したり、携帯して必要時に飲食することができる。
【0016】
請求項2に記載の発明では、カップ容器は、箸を備えており、この箸をカップ容器より外して調理した寿司食品を飲食することができ、別に箸を準備する必要がなく便利である。
【0017】
請求項3に記載の発明では、調理した寿司食品が、散らし寿司、または冷凍した散らし寿司であり、取り扱いが容易で簡易に販売したり、携帯して必要時に飲食することができる。
【0018】
請求項4に記載の発明では、調理した寿司食品が、巻き寿司、または冷凍した巻き寿司であり、取り扱いが容易で簡易に販売したり、携帯して必要時に飲食することができる。
【0019】
請求項5に記載の発明では、調理した寿司食品が、押し寿司、または冷凍した押し寿司であり、取り扱いが容易で簡易に販売したり、携帯して必要時に飲食することができる。
【0020】
請求項6に記載の発明では、調理した寿司食品が、稲荷寿司、または冷凍した稲荷寿司であり、取り扱いが容易で簡易に販売したり、携帯して必要時に飲食することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】カップ寿司食品を説明する図である。
【図2】調理した寿司食品を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、この発明のカップ寿司食品の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
【0023】
この実施の形態のカップ寿司食品は、図1に示すように、容器1の上端に蓋2を有するカップ容器3を備え、容器1の内部に調理した寿司食品4を入れた構成であり、取り扱いが容易で簡易に販売したり、携帯して必要時に飲食することができる。カップ容器3は、容器1に包装材6を接着して包装した箸5を備えている。飲食時に、包装材6を容器1から取り外し、さらに包装材6から箸5を取り出して調理した寿司食品4を飲食することができ、別に箸を準備する必要がなく便利である。
【0024】
容器1は、紙、発泡スチロール等の樹脂などで形成され、蓋2も紙、発泡スチロール等の樹脂などで形成される。容器1は、下部が小径で、上部が大径であることが、調理した寿司食品4を入れたり、出したりすることが容易で好ましい。
【0025】
容器1の上端には、蓋2を有するが、図1(a)の実施の形態では、容器1の開口端に蓋2の外周端を係合して密封した構成であり、図1(b)の実施の形態では、容器1の開口端に蓋2の外周端を接着して密封した構成である。このように形成されたカップ容器3の形状は、円筒状や四角筒状等の適宜の形状にすることができる。
【0026】
調理した寿司食品4は、図2(a)に示すように、散らし寿司、または冷凍した散らし寿司とすることができ、また図2(b)に示すように、巻き寿司、または冷凍した巻き寿司とすることができ、また図2(c)に示すように、押し寿司、または冷凍した押し寿司とすることができ、また図2(d)に示すように、稲荷寿司、または冷凍した稲荷寿司とすることができるがこれらに限定されない。また、これらの調理した寿司食品4は、カップ容器3に入れることができるように、任意の大きさ、形状に作られる。
【0027】
このように、カップ寿司食品が、容器1の上端に蓋2を有するカップ容器3を備え、容器1の内部に調理した寿司食品4を入れたことで、取り扱いが容易で簡易に販売したり、携帯して必要時に飲食することができる。カップ寿司食品が、容器1の内部に入れた調理した寿司食品4が、冷凍していない散らし寿司、巻き寿司、押し寿司、稲荷寿司などの場合には、蓋2を開封することで飲食することができ、また冷凍した散らし寿司、巻き寿司、押し寿司、稲荷寿司などの場合には、電子レンジなどで解凍したり、自然に解凍したりして飲食することができる。
【産業上の利用可能性】
【0028】
この発明は、容器に調理した寿司食品を入れたカップ寿司食品に適用可能であり、簡易に販売したり、携帯して必要時に飲食することができる。
【符号の説明】
【0029】
1 容器
2 蓋
3 カップ容器
4 調理した寿司食品
5 箸
6 包装材





【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器の上端に蓋を有するカップ容器を備え、
前記容器の内部に調理した寿司食品を入れたことを特徴とするカップ寿司食品。
【請求項2】
前記カップ容器は、箸を備えることを特徴とする請求項1に記載のカップ寿司食品。
【請求項3】
前記調理した寿司食品は、散らし寿司、または冷凍した散らし寿司であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカップ寿司食品
【請求項4】
前記調理した寿司食品は、巻き寿司、または冷凍した巻き寿司であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカップ寿司食品
【請求項5】
前記調理した寿司食品は、押し寿司、または冷凍した押し寿司であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカップ寿司食品
【請求項6】
前記調理した寿司食品は、稲荷寿司、または冷凍した稲荷寿司であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカップ寿司食品

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−139178(P2012−139178A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−294470(P2010−294470)
【出願日】平成22年12月29日(2010.12.29)
【出願人】(506099982)シュウ インコーポレーション (6)
【Fターム(参考)】