説明

カテコールO−メチルトランスフェラーゼの阻害剤および精神障害の治療におけるその使用

本発明は、カテコールO−メチルトランスフェラーゼ(COMT)の阻害剤であって、COMT酵素が関与する神経学的および精神医学的障害および病気の治療および予防で有用な4−ピリジノン化合物に関する。また、本発明は、これらの化合物を含む医薬組成物、およびCOMTが関与するそのような病気の予防または治療におけるこれらの化合物および組成物の使用にも関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造式I:
【化1】

[式中、
Aは水素、B(OH)、NO、ハロ、OH、C(O)NH(CHC(O)N(R、C3−10シクロアルキル、またはC1−6アルキルを表し;
Xは水素、ハロ、C1−6アルキル、(CH5−10ヘテロシクリルを表し、該アルキル、ヘテロシクリルはRのうちの1から3個の基で置換されていてもよく;
Yはフェニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾピペリジニル、キノリル、インドリル、インダゾリル、またはピリジルを表し、そのいずれもRのうちの1から3個の基で置換されていてもよく;
は水素、NR、Si(CH、(CH6−10アリール、(CH5−10ヘテロシクリル、C2−10アルケニル、C1−10アルキルを表し、該アルキルおよびアルケニルはハロ、OH、C1−6アルキル、O−C1−6アルキル、NR、SOR、NHSO、CF、C6−10アリール、C5−10ヘテロシクリル、OC6−10アリール、C1−6アルケニル、C3−6シクロアルキル、C1−6アルキニル、−C≡C−C6−10アリール、C(O)NR、NHSO6−10アリール、COOR、C(O)R、シアノのうちの1から3個の基で置換されていてもよく、該アリールおよびヘテロシクリルはRのうちの1から3個で置換されていてもよく;
およびRは、独立して、H、OH、C1−6アルキル、N(CH、(CH5−10ヘテロシクリル、(CH6−10アリールを表し、該アリールおよびヘテロシクリルはRのうちの1から3個の基で置換されていてもよく;
およびRは、それらが結合している窒素原子と共に、ハロ、OH、C2−6アルケニル、(CH5−10ヘテロシクリルまたは(CH6−10アリールのうちの1から3個の基で置換されていてもよい5から10員の環を形成し;
はC1−6アルキル、ハロゲン、ヒドロキシル、(CHCF、OCHF、OCF、C3−6シクロアルキル、O(CH3−6シクロアルキル、NRC(O)R、C(O)N(R、C(ROR、C(O)R、NO、CN、N(R、(CHC(O)OR、SO、OR、(CH5−10ヘテロシクリル、NH(CH5−10ヘテロシクリル、(CH6−10アリール、O(CH6−10アリール、またはO(CH5−10ヘテロシクリルを表し、該シクロアルキル、ヘテロシクリルおよびアリールはRのうちの1から3個の基で置換されていてもよく;
はC1−6アルキル、ハロゲン、CHF、−O−、N(R、CHOH、S(O)NR、(CH6−10アリール、(CH5−10ヘテロシクリル、C(O)(CH5−10ヘテロシクリル、NH(CH5−10ヘテロシクリル、C(O)NHC3−6シクロアルキル、OR、C3−6シクロアルキル、(CHCFまたはCNを表し;および
nは0から5を表す]
の化合物、またはその医薬上許容される塩および個々のエナンチオマーおよびジアステレオマー。
【請求項2】
YがいずれもRのうちの1から3個の基で置換されていてもよい、フェニル、インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、またはピリジルである請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Yがフェニルであり、該フェニルがRのうちの1から3個の基で置換されていてもよい請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
Yがベンゾイミダゾリルであり、該ベンゾイミダゾリルがRのうちの1から3個の基で置換されていてもよい請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
Yがピリジルであり、該ピリジルがRのうちの1から3個の基で置換されていてもよい請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
、AおよびXが水素である請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
がC1−10アルキルを表し、該アルキルおよびアルケニルはハロ、OH、O−C1−6アルキル、NR、CF、C6−10アリール、C5−10ヘテロシクリル、OC6−10アリール、C1−6アルケニル、C3−6シクロアルキル、C1−6アルキニル、−C≡C−C6−10アリール、C(O)NR、NHSO6−10アリール、COOR、C(O)R、シアノのうちの1から3個の基で置換されていてもよく、該アリールおよびヘテロシクリルはRのうちの1から3個の基で置換されていてもよく、およびAおよびXが水素である請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
がC1−10アルキルを表し、該アルキルおよびアルケニルはハロ、OH、O−C1−6アルキル、NR、CF、C6−10アリール、C5−10ヘテロシクリル、OC6−10アリール、C1−6アルケニル、C3−6シクロアルキル、C1−6アルキニル、−C≡C−C6−10アリール、C(O)NR、NHSO6−10アリール、COOR、C(O)R、シアノのうちの1から3個の基で置換されていてもよく、および該アリールおよびヘテロシクリルはRのうちの1から3個の基で置換されていてもよい請求項2に記載の化合物。
【請求項9】
がC1−6アルキル、ハロゲン、(CHCF、OR、C6−10アリールおよびC5−10ヘテロシクリルよりなる群から選択され、該アリールおよびヘテロシクリルが、その各々がRのうちの1から3個の基で置換されていてもよい、ナフチリジン、インドリル、ピラゾリル、ベンゾジオキソリル、ピリジル、フロピリジニル、イソインドリル、ピリドオキサジニル、イミダゾリル、ピロリル、ピロロピリジニル、チオフェニル、イソオキサゾリル、ピリミジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、キノリニル、イソキノリニル、フェニル、インダゾリル、[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;1,3−ベンゾジオキソール;1−ベンゾチオフェン;1H−インダゾール;1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン;1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン;1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン;2,1,3−ベンゾオキサジアゾール;3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン;3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン;フロ[2,3−c]ピリジン;フロ[3,2−b]ピリジン;イミダゾ[1,2−a]ピリジン;イソオキサゾール;キナゾリン;およびチエノ[3,2−c]ピリジン−4(5H)−オンよりなる群から選択される請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
構造式II:
【化2】

[式中、Rは水素であり、またはRはC1−10アルキルであり、該アルキルはハロ、OH、O−C1−6アルキル、NR、CF、C6−10アリール、C5−10ヘテロシクリル、OC6−10アリール、およびシアノのうちの1から3個の基で置換されており、該アリールおよびヘテロシクリルはRのうちの1から3個の基で置換されていてもよく、RはC1−6アルキル、ハロゲン、(CHCF、OR、(CH5−10ヘテロシクリル、(CH6−10アリール、O(CH6−10アリール、およびO(CH5−10ヘテロシクリルよりなる群から選択され、該アルキル、ヘテロシクリルおよびアリールはRのうちの1から3個の基で置換されていてもよい]
によって表される請求項1に記載の化合物、またはその医薬上許容される塩および個々のエナンチオマーおよびジアステレオマー。
【請求項11】
が水素、またはCH(OH)CH、(CHR)nC6−10アリール、および(CHR)nC6−10ヘテロシクリルから選択される置換されたアルキルであり、該アリールおよびヘテロアリールは、Rのうちの1から3個の基で置換されていてもよく、Rのアリールおよびヘテロシクリルは、そのいずれもRのうちの1から3個の基で置換されていてもよい、ナフチリジン、インドリル、ピラゾリル、ベンゾジオキソリル、ピリジル、フロピリジニル、イソインドリル、ピリドオキサジニル、イミダゾリル、ピロリル、ピロロピリジニル、チオフェニル、イソオキサゾリル、ピリミジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、キノリニル、イソキノリニル、フェニル、インダゾリル、[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;1,3−ベンゾジオキソール;1−ベンゾチオフェン;1H−インダゾール;1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン;1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン;1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン;2,1,3−ベンゾオキサジアゾール;3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン;3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン;フロ[2,3−c]ピリジン;フロ[3,2−b]ピリジン;イミダゾ[1,2−a]ピリジン;イソオキサゾール;キナゾリン;およびチエノ[3,2−c]ピリジン−4(5H)−オンよりなる群から選択される請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
構造式IIIaまたはIIIb:
【化3】

[式中、Rは水素であり、またはRはC1−10アルキルであり、該アルキルはハロ、OH、O−C1−6アルキル、NR、CF、C6−10アリール、C5−10ヘテロシクリル、OC6−10アリール、およびシアノのうちの1から3個の基で置換されており、該アリールおよびヘテロシクリルはRのうちの1から3個の基で置換されていてもよく、RはC1−6アルキル、ハロゲン、(CHCF、OR、(CH5−10ヘテロシクリル、(CH6−10アリール、O(CH6−10アリール、およびO(CH5−10ヘテロシクリルよりなる群から選択され、該アルキル、ヘテロシクリルおよびアリールはRのうちの1から3個の基で置換されていてもよい]
によって表される請求項1に記載の化合物、またはその医薬上許容される塩および個々のエナンチオマーおよびジアステレオマー。
【請求項13】
が水素、またはCH(OH)CH、(CHR)nC6−10アリール、および(CHR)nC6−10ヘテロシクリルから選択される置換されたアルキルであり、ここで、該アリールおよびヘテロアリールは、Rのうちの1から3個の基で置換されていてもよく、Rのアリールおよびヘテロシクリルは、そのいずれもRのうちの1から3個の基で置換されていてもよい、ナフチリジン、インドリル、ピラゾリル、ベンゾジオキソリル、ピリジル、フロピリジニル、イソインドリル、ピリドオキサジニル、イミダゾリル、ピロリル、ピロロピリジニル、チオフェニル、イソオキサゾリル、ピリミジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、キノリニル、イソキノリニル、フェニル、インダゾリル、[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;1,3−ベンゾジオキソール;1−ベンゾチオフェン;1H−インダゾール;1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン;1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン;1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン;2,1,3−ベンゾオキサジアゾール;3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン;3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン;フロ[2,3−c]ピリジン;フロ[3,2−b]ピリジン;イミダゾ[1,2−a]ピリジン;イソオキサゾール;キナゾリン;およびチエノ[3,2−c]ピリジン−4(5H)−オンよりなる群から選択される請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
構造式IV:
【化4】

[式中、Rは水素であり、またはRはC1−10アルキルであり、該アルキルはハロ、OH、O−C1−6アルキル、NR、CF、C6−10アリール、C5−10ヘテロシクリル、OC6−10アリール、およびシアノのうちの1から3個の基で置換されており、該アリールおよびヘテロシクリルはRのうちの1から3個の基で置換されていてもよく、RはC1−6アルキル、ハロゲン、(CHCF、OR、(CH5−10ヘテロシクリル、(CH6−10アリール、O(CH6−10アリール、およびO(CH5−10ヘテロシクリルよりなる群から選択され、該アルキル、ヘテロシクリルおよびアリールはRのうちの1から3個の基で置換されていてもよい]
によって表される請求項1に記載の化合物、またはその医薬上許容される塩および個々のエナンチオマーおよびジアステレオマー。
【請求項15】
が水素、またはCH(OH)CH、(CHR)nC6−10アリール、および(CHR)nC6−10ヘテロシクリルから選択される置換されたアルキルであり、ここで、該アリールおよびヘテロアリールは、Rのうちの1から3個の基で置換されていてもよく、Rのアリールおよびヘテロシクリルは、そのいずれもRのうちの1から3個の基で置換されていてもよい、ナフチリジン、インドリル、ピラゾリル、ベンゾジオキソリル、ピリジル、フロピリジニル、イソインドリル、ピリドオキサジニル、イミダゾリル、ピロリル、ピロロピリジニル、チオフェニル、イソオキサゾリル、ピリミジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、キノリニル、イソキノリニル、フェニル、インダゾリル、[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;1,3−ベンゾジオキソール;1−ベンゾチオフェン;1H−インダゾール;1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン;1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン;1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン;2,1,3−ベンゾオキサジアゾール;3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン;3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン;フロ[2,3−c]ピリジン;フロ[3,2−b]ピリジン;イミダゾ[1,2−a]ピリジン;イソオキサゾール;キナゾリン;およびチエノ[3,2−c]ピリジン−4(5H)−オンよりなる群から選択される請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
構造式V:
【化5】

[式中、Rは水素であり、またはRはC1−10アルキルであり、該アルキルはハロ、OH、O−C1−6アルキル、NR、CF、C6−10アリール、C5−10ヘテロシクリル、OC6−10アリール、およびシアノのうちの1から3個の基で置換されており、該アリールおよびヘテロシクリルはRのうちの1から3個の基で置換されていてもよく、RはC1−6アルキル、ハロゲン、(CHCF、OR、(CH5−10ヘテロシクリル、(CH6−10アリール、O(CH6−10アリール、およびO(CH5−10ヘテロシクリルよりなる群から選択され、該アルキル、ヘテロシクリルおよびアリールはRのうちの1から3個の基で置換されていてもよい]
によって表される請求項1に記載の化合物、またはその医薬上許容される塩および個々のエナンチオマーおよびジアステレオマー。
【請求項17】
が水素、またはCH(OH)CH、(CHR)nC6−10アリール、および(CHR)nC6−10ヘテロシクリルから選択される置換されたアルキルであり、ここで、該アリールおよびヘテロアリールは、Rのうちの1から3個の基で置換されていてもよく、Rのアリールおよびヘテロシクリルは、そのいずれもRのうちの1から3個の基で置換されていてもよい、ナフチリジン、インドリル、ピラゾリル、ベンゾジオキソリル、ピリジル、フロピリジニル、イソインドリル、ピリドオキサジニル、イミダゾリル、ピロリル、ピロロピリジニル、チオフェニル、イソオキサゾリル、ピリミジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、キノリニル、イソキノリニル、フェニル、インダゾリル、[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;1,3−ベンゾジオキソール;1−ベンゾチオフェン;1H−インダゾール;1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン;1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン;1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン;2,1,3−ベンゾオキサジアゾール;3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン;3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン;フロ[2,3−c]ピリジン;フロ[3,2−b]ピリジン;イミダゾ[1,2−a]ピリジン;イソオキサゾール;キナゾリン;およびチエノ[3,2−c]ピリジン−4(5H)−オンよりなる群から選択される請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
構造式VII:
【化6】

[式中、Rは水素であり、またはRはC1−10アルキルであり、該アルキルはハロ、OH、O−C1−6アルキル、NR、CF、C6−10アリール、C5−10ヘテロシクリル、OC6−10アリール、およびシアノのうちの1から3個の基で置換されており、該アリールおよびヘテロシクリルはRのうちの1から3個の基で置換されていてもよく、RはC1−6アルキル、ハロゲン、(CHCF、OR、(CH5−10ヘテロシクリル、(CH6−10アリール、O(CH6−10アリール、およびO(CH5−10ヘテロシクリルよりなる群から選択され、該アルキル、ヘテロシクリルおよびアリールはRのうちの1から3個の基で置換されていてもよい]
によって表される請求項1に記載の化合物、またはその医薬上許容される塩および個々のエナンチオマーおよびジアステレオマー。
【請求項19】
が水素、またはCH(OH)CH、(CHR)nC6−10アリール、および(CHR)nC6−10ヘテロシクリルから選択される置換されたアルキルであり、ここで、該アリールおよびヘテロアリールは、Rのうちの1から3個の基で置換されていてもよく、Rのアリールおよびヘテロシクリルは、そのいずれもRのうちの1から3個の基で置換されていてもよい、ナフチリジン、インドリル、ピラゾリル、ベンゾジオキソリル、ピリジル、フロピリジニル、イソインドリル、ピリドオキサジニル、イミダゾリル、ピロリル、ピロロピリジニル、チオフェニル、イソオキサゾリル、ピリミジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、キノリニル、イソキノリニル、フェニル、インダゾリル、[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン;1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;1,3−ベンゾジオキソール;1−ベンゾチオフェン;1H−インダゾール;1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン;1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン;1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン;1H−ピロロ[3,2−c]ピリジン;2,1,3−ベンゾオキサジアゾール;3,4−ジヒドロ−2H−ピリド[3,2−b][1,4]オキサジン;3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン;4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリジン;フロ[2,3−c]ピリジン;フロ[3,2−b]ピリジン;イミダゾ[1,2−a]ピリジン;イソオキサゾール;キナゾリン;およびチエノ[3,2−c]ピリジン−4(5H)−オンよりなる群から選択される請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
表1に表される化合物またはその医薬上許容される塩および個々のエナンチオマーおよびジアステレオマー。
【請求項21】
1−ビフェニル−3−イル−3−ヒドロキシピリジン−4(1H)−オン;
3−ヒドロキシ−1−[2−(4−メトキシフェニル)−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル]ピリジン−4(1H)−オン;
3−ヒドロキシ−1−[2−(4−メチルフェニル)−1H−ベンゾイミダゾール−5−イル]ピリジン−4(1H)−オン;
(1−ビフェニル−3−イル−5−ヒドロキシ−4−オキソ−1,4−ジヒドロピリジン−3−イル)ボロン酸;
3−ヒドロキシ−1−[3−(1H−ピロロ[3,2−b]ピリジン−6−イル)フェニル]ピリジン−4(1H)−オン;
3−ヒドロキシ−1−[3−(1H−インダゾール−4−イル)フェニル]ピリジン−4(1H)−オン;
1−ビフェニル−3−イル−5−ヒドロキシ−2−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−4(1H)−オン;
3−ヒドロキシ−6’−フェニル−4H−1,2’−ビピリジン−4−オン;
3−ヒドロキシ−4’−フェニル−4H−1,2’−ビピリジン−4−オン;
1−ビフェニル−3−イル−5−ヒドロキシ−2−(1−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)ピリジン−4(1H)−オン;
4’−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−3−ヒドロキシ−4H−1,2’−ビピリジン−4−オン;
3−ヒドロキシ−6”−(トリフルオロメチル)−4H−1,2’:4’,2”−テルピリジン−4−オン;
2−アミノ−1−ビフェニル−3−イル−5−ヒドロキシピリジン−4(1H)−オン;
1−ビフェニル−3−イル−5−ヒドロキシ−2−(メチルアミノ)ピリジン−4(1H)−オン;
1−[3−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)フェニル]−5−ヒドロキシ−2−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−4(1H)−オン;
5−ヒドロキシ−2−(1−ヒドロキシエチル)−1−[3−(1H−インダゾール−4−イル)フェニル]ピリジン−4(1H)−オン;
1−[3−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−4−メトキシフェニル]−5−ヒドロキシ−2−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−4(1H)−オン;
1−[3−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]−5−ヒドロキシ−2−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−4(1H)−オン;
5−ヒドロキシ−2−(1−ヒドロキシエチル)−1−[3−(1H−インダゾール−4−イル)−4−メトキシフェニル]ピリジン−4(1H)−オン;
5−ヒドロキシ−2−(1−ヒドロキシエチル)−1−(3−イソキノリン−4−イルフェニル)ピリジン−4(1H)−オン;
5−ヒドロキシ−2−(1−ヒドロキシエチル)−1−(3−キノリン−5−イルフェニル)ピリジン−4(1H)−オン;
5−ヒドロキシ−1−(3−イソキノリン−4−イルフェニル)−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル)ピリジン−4(1H)−オン;
1−[3−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)フェニル]−5−ヒドロキシ−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル)ピリジン−4(1H)−オン;
2−アミノ−5−ヒドロキシ−1−(3−イソキノリン−5−イルフェニル)ピリジン−4(1H)−オン;
5−ヒドロキシ−1−(3−キノリン−5−イルフェニル)−2−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル)ピリジン−4(1H)−オン;
1−(5’−エトキシ−2’−フルオロ−4,6−ジメトキシビフェニル−3−イル)−5−ヒドロキシ−2−(1−ヒドロキシエチル)ピリジン−4(1H)−オン;
2−アミノ−5−ヒドロキシ−1−(5−イソキノリン−5−イル−2,4−ジメトキシフェニル)ピリジン−4(1H)−オン;
1−[1−(2−クロロベンジル)−1H−ベンゾイミダゾール−4−イル]−3−ヒドロキシピリジン−4(1H)−オン;
またはその医薬上許容される塩および個々のエナンチオマーおよびジアステレオマーである請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
不活性な担体および有効量の請求項1に記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項23】
治療上有効量の請求項1に記載の式Iの化合物またはその医薬上許容される塩を前記患者に投与することを含む、神経学的および精神医学的障害および病気を治療し、および/または予防する方法。
【請求項24】
治療上有効量の請求項1における式Iの化合物またはその医薬上許容される塩を前記患者に投与することを含む、統合失調症の陰性兆候を治療および/または予防し、統合失調症の陽性兆候、大鬱病、双極性障害の鬱病相、ADD/ADHDのようなDA欠乏関連病、および物質依存症(例えば、オピエート、タバコ中毒等)の治療における抗精神病薬の効果の増加させ、および禁煙または抗精神病薬の使用に関連する体重増加/食物切望を治療および/または予防する方法。
【請求項25】
オピエートアゴニストまたはアンタゴニスト、カルシウムチャネルアンタゴニスト、5HT、5−HT1A完全または部分的受容体アゴニストまたはアンタゴニスト、ナトリウムチャネルアンタゴニスト、N−メチル−D−アスパラギン酸(NMDA)受容体アゴニストまたはアンタゴニスト、COX−2選択的阻害剤、ニューロキニン受容体1(NK1)アンタゴニスト、非ステロイド抗炎症薬物(NSAID)、選択的セロトニン再摂取阻害剤(SSRI)および/または選択的セロトニンおよびノルエピネフリン再摂取阻害剤(SSNRI)、三環抗鬱薬物、ノルエピネフリンモジュレーター、リチウム、バルポレート、ノルエピネフリン再摂取阻害剤、モノアミンオキシダーゼ阻害剤(MAOI)、モノアミンオキシダーゼの可逆的阻害剤(RIMA)、アルファ−アドレナリン受容体アンタゴニスト、非典型的抗鬱薬、ベンゾジアゼピン、副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)アンタゴニスト、ニューロンチン(ガバペンチン)およびプレガバリンよりなる群から選択される1以上の治療的に活性な化合物をさらに含む請求項22に記載の組成物。

【公表番号】特表2013−521285(P2013−521285A)
【公表日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−556121(P2012−556121)
【出願日】平成23年2月28日(2011.2.28)
【国際出願番号】PCT/US2011/026399
【国際公開番号】WO2011/109254
【国際公開日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(390023526)メルク・シャープ・エンド・ドーム・コーポレイション (924)
【Fターム(参考)】