説明

カテゴリ別のキーワードの入力順位を提供するための検索サービスシステムおよびその方法

【課題】検索サービスシステムに入力されたキーワードのカテゴリ別のキーワード入力順位をユーザに提供することができる検索サービスシステムを提供する。
【解決手段】検索サービスシステム300は、一つ以上の分類レコードを含むカテゴリ分類データベース310と、キーワードグループおよびキーワード入力回数データを維持するキーワードデータベース320と、代表カテゴリを検索し、第2キーワードグループを決定するための第1検索部340と、第2キーワードグループおよびそれに対応するキーワード入力回数データを検索するための第2検索部350と、第1キーワードグループの検索された代表カテゴリ内における入力順位を算出するための入力順位算出部360と、キーワード入力回数データを更新させるためのキーワード入力回数データ更新部370とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索サービスシステムおよびその方法に関し、より詳細には、検索サービスシステムに入力されたキーワードの入力順位を前記キーワードが属するカテゴリ別に提供することができる検索サービスシステムおよびその方法に関する。
【背景技術】
【0002】
検索サービスシステムが提供する最も一般的な検索サービス方式は、キーワード検索サービスである。キーワード検索サービスを提供する検索サービスシステムは、ユーザからキーワードが入力されると前記キーワードを含む検索結果(例えば、前記キーワードを含むウェブサイト、前記キーワードを含む記事、前記キーワードを含むファイル名を有するイメージなど)をユーザに提供する。
【0003】
この時、従来技術による検索サービスシステムは“人気検索語”をユーザに知らせるサービスを更に提供したりもする。図1の図面符号(101)は、従来技術による検索サービスシステムでユーザに提供される人気検索語の一例を示した図である。
【0004】
しかし、従来技術による人気検索語提供サービスは、一定期間ごとにユーザが入力したキーワード数を用い、その数が上位に属するいくつかの人気検索語をウェブページなどにディスプレイするという構成を成しているため、ユーザにリアルタイムで人気検索語を提供することができないという問題があった。
【0005】
また、従来技術による人気検索語提供サービスは、キーワードの種類を分野別に分類せず、入力されたキーワードの数のみを用いて人気検索語を決定、提供する構成を成しているため、図1に示したように、ユーザがどのようなキーワードを入力しても、歌手(チョ・ギュチャン)、ドラマ(ハン尚宮)、映画(踊る大捜査線2)などのような同一の人気検索語の提供を一律して受けるしかないという問題点がある。
【0006】
また、従来技術による人気検索語提供サービスは、人気検索語それぞれがどの程度の人気を得ているのかを算出して提供していないため、ユーザは図1に示されたような人気検索語の中でどの人気検索語がより人気があるのかまでは知ることができないという限界がある。
【0007】
また、従来技術による人気検索語提供サービスは、ユーザが入力したキーワードが人気検索語でない場合、前記ユーザは、自分が入力したキーワードと関連した話題が他のユーザにはどの程度の関心事であるのかを把握することができないという問題点がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述したような従来技術の問題点を解決するために案出されたものであって、検索サービスシステムに入力されたキーワードのカテゴリ別のキーワード入力順位をユーザに提供することができる検索サービスシステムおよびその方法を提供することを目的とする。
【0009】
また、本発明は、検索サービスシステムに入力されたキーワードと連関したカテゴリに属する他のキーワードと、前記各キーワードの入力順位をユーザに更に提供することができる検索サービスシステムおよびその方法を提供することを他の目的とする。
【0010】
また、本発明は、キーワードと連関したカテゴリを代表カテゴリと一般カテゴリに区分し、代表カテゴリと一般カテゴリは変更可能にすることでキーワードを入力するユーザの最近の関心事によって選択されたカテゴリにおける前記キーワードの入力順位を算出、提供することができる検索サービスシステムおよびその方法を提供することを更に他の目的とする。
【0011】
また、本発明は、その意味が同一/類似したキーワードを一つのキーワードグループ(a group of keywords)として縛り、入力されたキーワードが前記キーワードグループに含まれる場合、前記キーワードグループと連関したキーワード入力回数を増加させることでユーザの意図に符合するキーワード入力順位を算出、提供することができる検索サービスシステムおよびその方法を提供することを更に他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記の目的を達成し、上述した従来技術の問題点を解決するために、本発明による検索サービスシステムは、一つ以上の分類レコードを含むカテゴリ分類データベース(前記分類レコードは、所定のキーワードグループと連関した代表カテゴリおよび前記キーワードグループと連関した一般カテゴリを含む)と、所定のキーワードグループおよび前記キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを維持するキーワードデータベース(前記キーワードグループは、代表キーワードまたは前記代表キーワードとその意味が同一または類似したキーワードを含む)と、通信網を介してユーザからキーワードの入力を受けるための入力部と、前記カテゴリ分類データベースの中から前記入力されたキーワードを含む第1キーワードグループと連関した代表カテゴリを検索し、前記検索された代表カテゴリと連関した第2キーワードグループを決定するための第1検索部(前記第2キーワードグループは、前記第1キーワードグループを含む)と、前記キーワードデータベースの中から前記第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを検索するための第2検索部と、前記第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを用いて前記第1キーワードグループの前記検索された代表カテゴリ内における入力順位を算出するための入力順位算出部と、通信網を介して前記算出された入力順位を前記検索された代表カテゴリおよび前記第1キーワードグループの代表キーワードと連関して前記ユーザに提供するための出力部と、前記キーワードの入力に応答して前記キーワードデータベースの中で前記第1キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを更新させるためのキーワード入力回数データ更新部とを含む。
【0013】
本発明の一側によると、前記検索サービスシステムは、管理者から所定のキーワードグループと連関した代表カテゴリの選択または前記キーワードグループと連関した一般カテゴリの選択の入力を受け、前記分類レコードの中で前記入力されたキーワードグループと連関した代表カテゴリまたは前記入力されたキーワードグループと連関した一般カテゴリを変更するための管理部を更に含む。
【0014】
また、本発明の他の一側によると、前記入力順位算出部は、前記第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データに基づいて前記代表カテゴリ内から前記第2キーワードグループの第2入力順位をそれぞれ算出し、前記出力部は、通信網を介して前記第2入力順位を前記検索された代表カテゴリおよび前記第2キーワードグループの代表キーワードと連関して前記ユーザに提供する。
【0015】
また、本発明の更に他の一側によると、前記出力部は、前記第2入力順位が上位である所定個数の第2キーワードグループを選択し、通信網を介して前記選択された第2キーワードグループに対応する第2入力順位を前記検索された代表カテゴリおよび前記選択された第2キーワードグループの代表キーワードと連関して前記ユーザに提供する。
【発明の効果】
【0016】
本発明によると、検索サービスシステムに入力されたキーワードのカテゴリ別のキーワード入力順位をユーザに提供することができる検索サービスシステムおよびその方法が提供される。
【0017】
また、本発明によると、検索サービスシステムに入力されたキーワードと連関したカテゴリに属する他のキーワードと、前記各キーワードの入力順位をユーザに更に提供することができる検索サービスシステムおよびその方法が提供される。
【0018】
また、本発明によると、キーワードと連関したカテゴリを代表カテゴリと一般カテゴリに区分し、代表カテゴリと一般カテゴリは変更可能にすることでキーワードを入力するユーザの最近の関心事によって選択されたカテゴリにおける前記キーワードの入力順位を算出、提供することができる検索サービスシステムおよびその方法が提供される。
【0019】
また、本発明によると、意味が同一/類似したキーワードを一つのキーワードグループとして縛り、入力されたキーワードが前記キーワードグループに含まれる場合、前記キーワードグループと連関したキーワード入力回数を増加させることでユーザの意図に符合するキーワード入力順位を算出、提供することができる検索サービスシステムおよびその方法が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、添付の図面を参照して、本発明を詳しく説明することにする。
【0021】
図2は、本発明の一実施形態による検索サービスシステムのネットワーク連結を示した図である。ユーザはユーザ端末機(210aまたは210b)を用いて有無線通信網を介して検索サービスシステム(200)に接続してキーワードを入力する。検索サービスシステム(200)は、前記キーワードに対応するキーワード検索結果をユーザ端末機(210aまたは210b)に送信する。また、本実施形態による検索サービスシステム(200)は、前記入力されたキーワードのカテゴリ別の入力順位などをユーザ端末機(210aまたは210b)に更に送信する。
【0022】
図3は、検索サービスシステム(200)の内部構成を示したブロック図である。検索サービスシステム(300)は、カテゴリ分類データベース(310)、キーワードデータベース(320)、入力部(330)、第1検索部(340)、第2検索部(350)、入力順位算出部(360)、キーワード入力回数データ更新部(370)、出力部(380)および管理部(390)を含む。
【0023】
一方、本明細書で用いられる“キーワードグループ”という用語は、一つの代表キーワードおよび前記代表キーワードと同一/類似した意味を有するキーワードを含むグループを示し、“代表キーワード”という用語は、前記キーワードグループに含まれるキーワードの中から入力順位と共にユーザに提供されるキーワードを意味する。
【0024】
また、本明細書で用いられる“第1キーワードグループ”という用語は、キーワードグループの中でユーザから入力されたキーワードを含むキーワードグループを意味し、“第2キーワードグループ”という用語は、キーワードグループの中で前記第1キーワードグループと(代表)カテゴリが同一であるキーワードグループを意味する。従って、第2キーワードグループは、第1キーワードグループを含むという概念である。
【0025】
また、本明細書で用いられる“第2入力順位”という用語は、前記(代表)カテゴリ内における前記第2キーワードグループの入力順位を意味する。
【0026】
カテゴリ分類データベース(310)は、図4aの図面符号(401)で示されたような分類レコードを一つ以上含んで構成される。分類レコード(401)は、所定のキーワードグループと連関した一つ以上の代表カテゴリおよび前記キーワードグループと連関した一つ以上の一般カテゴリを含み、前記キーワードグループを識別するためにキーワードグループ識別子が用いられる。本実施形態においては、理解の便宜のため、図4aに示されたように前記キーワードグループに含まれた代表キーワードを前記キーワードグループの識別子として用いる場合を例として説明する。また、一つの代表カテゴリと連関したキーワードグループは多数存在することがあるが、本実施形態では、図4aに示されたように、代表カテゴリ“歌手”と連関したキーワードグループは“セブン”、“レクシー”および“イ・スヨン”をそれぞれ代表キーワードとするキーワードグループのみが存在する場合を例として説明する。
【0027】
本発明の一実施形態によると、検索サービスシステム(300)は、カテゴリ分類データベース(310)を管理するための管理部(390)を含む。管理部(390)は、管理者から所定のキーワードグループと連関した代表カテゴリの選択または前記キーワードグループと連関した一般カテゴリの選択の入力を受け、前記分類レコードの中で前記キーワードグループと連関した代表カテゴリまたは前記キーワードグループと連関した一般カテゴリを変更する。例えば、キーワード“セブン”と関連して、以前は代表カテゴリが“映画”であったが、ユーザが次第に映画“セブン”を検索するためではなく歌手“セブン”を検索するためにキーワード“セブン”を入力すると判断される場合、管理者は管理部(390)にキーワード“セブン”を含むキーワードグループと連関して代表カテゴリは“歌手”、一般カテゴリは“映画”の選択を入力する。管理部(390)は、キーワード“セブン”を含むキーワードグループと連関して入力された代表カテゴリの選択および一般カテゴリの選択によって図4aに示されたような分類レコード(401)が維持されるようにする。すなわち、カテゴリ分類データベース(310)に維持される一つ以上の分類レコードに含まれた代表カテゴリまたは一般カテゴリは変更可能である。
【0028】
このような構成によると、後述するように“代表カテゴリと連関してはじめて入力順位が算出されるため”、検索サービスシステム(300)は、ユーザの意図に符合してキーワードの入力順位を算出することができるようになる。すなわち、代表カテゴリと一般カテゴリという概念を用いることで、ユーザは歌手“セブン”を意図としてキーワードを入力したにも係わらず、ユーザが全く考えもしなかった映画カテゴリから映画“セブン”がキーワード入力順位の上位にランキングされることを防止することができる。
【0029】
従って、現在は、歌手“セブン”を意図としてキーワード“セブン”を入力しているが、社会的な関心事が変化し、例えばドラマ“セブン”に対するユーザの関心事が格段に高くなり、ユーザがドラマ“セブン”を意図としてキーワード“セブン”を入力すると判断される場合には、管理部(390)は管理者の命令に従ってキーワード“セブン”と連関した代表カテゴリを“ドラマ”に変更し、“歌手”は一般カテゴリに変更することでユーザの意図に符合するキーワード入力順位を算出可能にする。
【0030】
キーワードデータベース(320)は、図4bに示されたように、所定のキーワードグループおよび前記キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを維持する。キーワードグループは、代表キーワードまたは前記代表キーワードとその意味が同一/類似した一つ以上のキーワードを含む。例えば、図面符号(402)で示されたように、代表キーワードは“セブン”であり、“セブン”と同一/類似した意味を有するキーワードは“seven”であって、“セブン”と“seven”は一つのキーワードグループに含まれる。
【0031】
本実施形態による検索サービスシステム(300)は、一つ以上のキーワードを含むキーワードグループという概念を用いることでユーザの意図に符合するキーワード入力順位を算出しようとする。例えば、ユーザが歌手“セブン”に対して検索しようとする場合、“セブン”または“seven”をキーワードとして入力する場合が頻繁に発生する。この時、キーワード“セブン”とキーワード“seven”は同一対象を示すために用いられたキーワードである。従って、“セブン”というキーワードと“seven”というキーワードそれぞれに対応する入力回数によって入力順位を算出する場合、ユーザの意図と相違して歌手“セブン”に対するユーザの関心程度が低評価となる場合が発生することがある。例えば、キーワード“イ・ヒョリ”の入力回数が300回、キーワード“セブン”の入力回数が280回、キーワード“seven”の入力回数が50回である場合、実質的に歌手“セブン”に対するキーワード入力回数は“280回(セブン)+50回(seven)=330回”とより多くなるにも係わらず、キーワード“イ・ヒョリ”に対する入力順位がより高く算出されるため、ユーザは歌手“セブン”よりも歌手“イ・ヒョリ”に対して人々がより高い関心を有していると思うなど、ユーザの意図に符合しない入力順位が算出される恐れがある。従って、キーワード“セブン”を入力する場合、またはキーワード“seven”を入力する場合のいずれも、歌手“セブン”に対するキーワードを入力したものと判断して入力回数を合算して算出するため、本実施形態による検索サービスシステムは、代表キーワード(セブン)と、前記代表キーワードと同一/類似した意味を有するキーワード(seven)を一つのキーワードグループとして縛って扱うという構成を成している。
【0032】
入力部(330)は、通信網を介してユーザ端末機(210aまたは210b)からキーワードの入力を受ける。例えば、前記入力されたキーワードは“seven”である。前記入力されたキーワード“seven”を含むキーワードグループを第1キーワードグループとし、本実施形態においては、前記第1キーワードグループの識別子として前記第1キーワードグループの代表キーワードである“セブン”が用いられた。
【0033】
第1検索部(340)は、カテゴリ分類データベース(310)の中から前記第1キーワードグループと連関した代表カテゴリを検索し、分類レコード(401)から第1キーワードグループの識別子“セブン”と連関した代表カテゴリとして“歌手”が検索される。
【0034】
また、第1検索部(340)は、カテゴリ分類データベース(310)を参照して前記検索された代表カテゴリ“歌手”と連関した第2キーワードグループを決定する。前記検索された代表カテゴリである“歌手”と連関したキーワードグループ(すなわち、代表キーワードが“セブン”、“レクシー”および“イ・スヨン”であるキーワードグループ)を第2キーワードグループとする。
【0035】
第2検索部(350)は、キーワードデータベース(320)の中から前記第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを検索する。すなわち、第2キーワードグループ“レクシー”と連関したキーワード入力回数データ“123”、第2キーワードグループ”セブン”と連関したキーワード入力回数データ“234”、および第2キーワードグループ“イ・スヨン”と連関したキーワード入力回数データ“98”をそれぞれ検索する。
【0036】
入力順位算出部(360)は、前記のように検索された前記第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを用いて前記第1キーワードグループの入力順位を算出する。前記検索されたキーワード入力回数データの大きさは、第2キーワードグループ“セブン”、第2キーワードグループ“レクシー”および第2キーワードグループ“イ・スヨン”の順であり、従って第1キーワードグループ“セブン”の入力順位は1位である。
【0037】
上述したように、本実施形態によると、代表カテゴリに属する第2キーワードグループの中から第1キーワードグループの入力順位を算出するため、前記入力順位はカテゴリ別に算出される。
【0038】
出力部(370)は、前記算出された入力順位を前記代表カテゴリ“歌手”および前記第1キーワードグループの代表キーワード“セブン”と連関してユーザ端末機(210aまたは210b)に提供する。図5aは、前記のような構成によってユーザ端末機(210aまたは210b)に提供される入力順位の一例を示した図である。ユーザが検索サービスシステム(300)に図5aの図面符号(501)で示されたようにキーワード“seven”を入力した場合、検索サービスシステム(300)は、キーワード検索結果と共に図面符号(502)で示されたようにキーワード“seven”に対して代表カテゴリ“歌手”および前記第1キーワードグループの代表キーワード“セブン”と連関して入力順位を更に提供する。
【0039】
また、本発明の更に他の実施形態によると、入力順位算出部(360)は、前記第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データに基づいて前記第2キーワードグループの第2入力順位をそれぞれ算出する。本実施形態において、第2入力順位として第2キーワードグループ“レクシー”は2位、第2キーワードグループ“セブン”は1位、第2キーワードグループ“イ・スヨン”は3位がそれぞれ算出される。
【0040】
出力部(380)は、前記第2入力順位を前記代表カテゴリ“歌手”および前記第2キーワードグループの代表キーワードと連関してユーザ端末機(210aまたは210b)に提供する。図5bは、本実施形態によってユーザ端末機(210aまたは210b)に提供される第2入力順位の一例を示した図である。ユーザが入力したキーワード“seven”が属するカテゴリが”歌手”である場合、本実施形態によると、図面符号(520)で示したように、前記“歌手”カテゴリに属する他のキーワードグループの入力順位が共に提供される。図面符号(521)は各第2入力順位を、図面符号(522)は各第2キーワードグループの代表キーワードを意味する。
【0041】
また、本発明の更に他の実施形態によると、出力部(380)は、前記第2入力順位が上位である所定個数の第2キーワードグループを選択し、前記選択された第2キーワードグループと連関した第2入力順位のみをユーザに提供する。上述した実施形態では、第2キーワードグループが三個だけである場合を例として説明したが、通常、一つの代表カテゴリと連関した第2キーワードグループは多数存在する。この時、第2キーワードグループと連関した入力順位を全て提供することはユーザに不必要に多くの情報を提供するようになる結果となり、ユーザはむしろ拒否感を感じることもある。従って、本実施形態による検索サービスシステム(300)は、代表カテゴリと連関した第2キーワードグループの中からその第2入力順位が上位である所定個数、例えば上位10位内である10個の第2キーワードグループを選択してその第2入力順位を提供するようにする。
【0042】
図5cは、代表カテゴリと連関した第2キーワードグループが多数存在する場合、第2入力順位が上位10位内の第2キーワードグループの第2入力順位のみを提供する場合を示した図である。上述した実施形態と同様に、前記第2入力順位は、前記代表カテゴリ、前記第2キーワードグループの代表キーワードおよびその変動幅と連関して提供可能である。
【0043】
一方、前記第1キーワードグループの入力順位が前記第2入力順位の中で上位10位内に入らない場合には、検索サービスシステム(300)は、前記第1キーワードグループの入力順位と別途で上位10位まで第2キーワードグループの第2入力順位を提供する。図5dは、第1キーワードグループの入力順位が上位10位内にない場合にユーザ端末機(210aまたは210b)に提供される入力順位の一例を示した図である。すなわち、ユーザが入力したキーワード“seven”と連関した第1キーワードグループは、代表カテゴリ“歌手”と連関した第2キーワードグループの中でその入力順位が53位である場合、前記第1キーワードグループと連関した入力順位と前記第2キーワードグループの中で上位10位までの第2キーワードグループの第2入力順位がそれぞれユーザに提供される。
【0044】
キーワード入力回数データ更新部(370)は、キーワード“seven”の入力に応答してキーワードデータベース(320)の前記第1キーワードグループと連関したキーワード入力回数データを更新する。すなわち、キーワード“seven”を含む第1キーワードグループと連関したキーワード入力回数データ“234”を”235”に更新する。キーワード入力回数データ更新部(370)は、検索サービスシステム(300)の設定によって前記入力順位を算出する前にキーワード入力回数データを更新することもあるし、前記入力順位を算出した後にキーワード入力回数データを更新することもある。
【0045】
また、本発明の更に他の実施形態によると、検索サービスシステム(300)は、キーワードに対する期間別の入力順位を提供する。キーワードデータベース(320)は、所定のキーワードグループに対応する期間別のキーワード入力回数データを維持する。キーワード入力回数データ更新部(370)は、前記期間別のキーワード入力回数データを周期的に0に更新する。前記周期は管理者が設定した期間であったりする。
【0046】
このように、キーワード入力回数データ更新部(370)は、前記周期ごとにキーワード入力回数データを0に更新するため、入力順位算出部(360)で算出される入力順位は期間別の入力順位である。本実施形態によると、期間別の入力順位の提供を受けるユーザは、前記代表カテゴリと連関した分野において最近人々が関心を持っている話題を知ることができる。
【0047】
また、本発明の更に他の実施形態によると、キーワードデータベース(320)は、全体キーワード入力回数データおよび期間別のキーワード入力回数データのいずれも維持することもできる。この時、入力順位算出部(360)は、前記全体キーワード入力回数データおよび前記期間別のキーワード入力回数データをそれぞれ用いて全体入力順位および期間別の入力順位を算出し、出力部(380)は、前記全体入力順位および前記期間別の入力順位を共にユーザに提供することができる。
【0048】
また、本発明の更に他の実施形態によると、検索サービスシステム(300)は、入力順位の変動幅に対する情報を更に提供する。本実施形態による検索サービスシステム(300)は、格納部、第3検索部、入力順位変動幅算出部および入力順位更新部を更に含む。
【0049】
前記格納部は、所定のカテゴリと連関したキーワードグループの入力順位を格納する。前記格納部に格納される入力順位は、前記ユーザが前記キーワードを入力する直前のキーワード入力によって入力順位算出部(360)で算出された入力順位である。
【0050】
前記第3検索部は、前記格納部で前記第2キーワードグループに対応して前記代表カテゴリと連関したキーワードグループの入力順位を検索する。前記入力順位変動幅算出部は、前記代表カテゴリ内で前記第2キーワードグループの前記第2入力順位と前記検索された入力順位を比較し、前記第2キーワードグループの入力順位の変動幅を算出する。例えば、前記格納部に“歌手”カテゴリと連関して格納されているキーワードグループ“チャン・ナラ”の入力順位が1位であり、ユーザが“歌手”カテゴリと連関したキーワードを入力して新たに算出された第2入力順位が2位である場合、前記入力順位変動幅算出部はその変動幅“−1”を算出する。
【0051】
出力部(380)は、図5cの図面符号(523)に示されたように、前記算出された変動幅を前記第2入力手順と連関してユーザ端末機(210aまたは210b)に提供する。前記入力順位更新部は、前記格納部で前記第2キーワードグループに対応して前記代表カテゴリ“歌手”と連関したキーワードグループの入力順位を前記第2入力順位に更新し、新しいキーワードが入力されて新たに算出される第2入力順位の変動幅を算出するための資料として用いられるようにする。図5cの図面符号(523)に示された変動幅の中で“+1”は以前に比べて入力順位が一段階上昇したことを、“−1”は以前に比べて入力順位が一段階下落したことを、“0”は以前と入力順位に変化がないことを示すために用いられている。
【0052】
前記のような構成によって、本実施形態によると、ユーザは自分が入力したキーワードの所定(代表)カテゴリにおける入力順位、前記(代表)カテゴリに属する他のキーワードの入力順位は勿論、前記入力順位の変動可否/その変動幅を知ることができるようになり、現在人々の関心事と共に関心事の変化も知ることができるようになる。
【0053】
以下、図3を更に参照して、本発明の更に他の実施形態による検索サービスシステムに対して説明する。本実施形態によると、カテゴリ分類データベース(310)に維持される分類レコードは、所定のキーワードと連関した代表カテゴリおよび前記キーワードと連関した一般カテゴリを含む。また、キーワードデータベース(320)は、所定のキーワードおよび前記キーワードに対応するキーワード入力回数データを維持する。入力部(330)は、通信網を介してユーザ端末機(210aまたは210b)から第1キーワードの入力を受け、第1検索部(340)は、カテゴリ分類データベース(310)の中から前記第1キーワードと連関した代表カテゴリを検索し、前記検索された代表カテゴリと連関した第2キーワードを決定する。
【0054】
第2検索部(350)は、キーワードデータベース(320)の中から前記第2キーワードおよび前記第2キーワードに対応するキーワード入力回数データを検索する。
【0055】
入力順位算出部(360)は、前記第2キーワードおよび前記第2キーワードに対応するキーワード入力回数データを用いて前記第2キーワードの入力順位を算出する。前記第1キーワードは前記第2キーワードの中の一つであるため、前記第1キーワードの入力順位も共に算出される。
【0056】
出力部(380)は、前記第2キーワードの入力順位を前記代表カテゴリと連関してユーザ端末機(210aまたは210b)に提供する。また、本発明の更に他の実施形態によると、出力部(380)は、前記第2キーワードの中からその入力順位が上位である所定個数の第2キーワードの入力順位のみを提供する。この時、前記第1キーワードが前記所定個数の第2キーワードに含まれない場合には、出力部(380)は、前記所定個数の第2キーワードの入力順位と別途で前記第1キーワードの入力順位を更に提供する。
【0057】
キーワード入力回数データ更新部(370)は、前記第1キーワードの入力に応答してキーワードデータベース(310)の中から前記第1キーワードに対応するキーワード入力回数データを増加させる。
【0058】
管理部(390)は、管理者から所定のキーワードと連関した代表カテゴリの選択または一般カテゴリの選択の入力を受けて前記分類レコードの中で前記キーワードと連関した代表カテゴリまたは一般カテゴリを変更する。
【0059】
本実施形態による検索サービスシステムは、キーワードグループという概念を採用していないため、“セブン”というキーワードと“seven”というキーワードはその入力回数データがそれぞれ維持され、その入力順位もそれぞれ算出される。または、キーワードデータベース(320)にキーワード“セブン”に対するデータのみ維持してキーワード“seven”に対するデータは維持しない場合、キーワード“seven”に対する入力順位は算出されない。従って、本実施形態によって入力順位を算出してユーザに提供する場合には、同一な対象を示すためにユーザが最も多く用いるキーワード(すなわち、キーワード“seven”よりはキーワード“セブン”)を用いる。
【0060】
以下、図3を更に参照して、本発明の更に他の実施形態による検索サービスシステムに対して説明する。本実施形態によると、カテゴリ分類データベース(310)に維持されている分類レコードは、所定のキーワードグループと連関したカテゴリを含む。また、キーワードデータベース(320)は、所定のキーワードグループおよび前記キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを維持する。前記キーワードグループは、一つの代表キーワードおよび前記代表キーワードと同一/類似した意味を有するキーワードを含むグループである。
【0061】
入力部(330)は、通信網を介してユーザ端末機(210aまたは210b)からキーワードの入力を受ける。前記入力されたキーワードを含むキーワードグループを第1キーワードグループとする。
【0062】
第1検索部(340)は、カテゴリ分類データベース(310)の中から前記第1キーワードグループと連関したカテゴリを検索し、前記検索されたカテゴリと連関した第2キーワードグループを決定する。
【0063】
第2検索部(350)は、キーワードデータベース(320)の中から前記第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを検索する。
【0064】
入力順位算出部(360)は、前記第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを用いて前記第2キーワードグループの入力順位を算出する。前記第1キーワードグループは前記第2キーワードグループの中の一つであるため、前記第1キーワードグループの入力順位も共に算出される。
【0065】
出力部(380)は、前記第2キーワードグループの入力順位を前記検索されたカテゴリおよび前記第2キーワードグループに含まれる代表キーワードと連関してユーザ端末機(210aまたは210b)に提供する。また、本発明の更に他の実施形態によると、出力部(380)は、前記第2キーワードグループの中からその入力順位が上位である所定個数の第2キーワードグループの入力順位のみを提供する。この時、前記第1キーワードグループが前記所定個数の第2キーワードグループに含まれていない場合には、出力部(380)は、前記所定個数の第2キーワードグループの入力順位と別途で前記第1キーワードグループの入力順位を提供する。
【0066】
キーワード入力回数データ更新部(370)は、前記キーワードの入力に応答してキーワードデータベース(310)の中で前記キーワードを含む前記第1キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを増加させる。
【0067】
本実施形態によると、代表カテゴリ/一般カテゴリという概念を採用していないため、前記第1キーワードグループに対応する入力順位を算出する場合、前記第1キーワードグループと連関した全てのカテゴリにおける前記第1キーワードグループの入力順位が算出される。従って、前記第1キーワードグループと連関したカテゴリが複数である場合、実施形態によって出力部(380)は、前記複数のカテゴリ別に第1キーワードグループおよび第2キーワードグループの入力順位をそれぞれ算出してそれぞれ提供したり、所定の基準によって前記複数のカテゴリの中から所定個数のカテゴリを選択し、前記選択されたカテゴリ別に第1キーワードグループおよび第2キーワードグループの入力順位を算出して提供するようにすることができる。
【0068】
以下、本発明の更に他の実施形態による検索サービス提供方法に対して説明する。図6は、本実施形態による検索サービス方法を示した流れ図である。本実施形態による検索サービス方法は、図2に示したような検索サービスシステム(200)によって遂行されることができる。
【0069】
段階(601)で、検索サービスシステム(200)は、所定のキーワード分類データベースに図4に示したような一つ以上の分類レコードを維持する。前記分類レコードは、所定のキーワードグループと連関した代表カテゴリおよび前記キーワードグループと連関した一般カテゴリを含む。前記キーワード分類データベースに維持される代表カテゴリまたは一般カテゴリは、管理者の命令に従って修正されたりする。
【0070】
段階(602)で、検索サービスシステム(200)は、所定のキーワードデータベースに所定のキーワードグループおよび前記キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを維持する。前記キーワードグループは、代表キーワードまたは前記代表キーワードとその意味が同一/類似したキーワードを含む。例えば、検索サービスシステム(200)は“エム シー ザ マックス”および“M.C The Max”を同一のキーワードグループに含ませ、この中の”エム シー ザ マックス”を代表キーワードとして設定して一つのキーワードグループを形成するようにする。
【0071】
段階(603)で、検索サービスシステム(200)は、ユーザ端末機(210aまたは210b)からキーワードの入力を受ける。この時、キーワード“エム シー ザ マックス”が入力される場合、字間の分かち書きを除去し、“エム シー ザ マックス”は“エムシーザマックス”と同一のキーワードとして見なすようにするアルゴリズムなどが多様に適用されることができる。
【0072】
段階(604)で、検索サービスシステム(200)は、前記カテゴリ分類データベースの中から前記キーワードを含む第1キーワードグループと連関した代表カテゴリを検索する。
【0073】
検索サービスシステム(200)は、段階(604)で、前記カテゴリ分類データベースの中から前記検索された代表カテゴリと連関した第2キーワードグループを検索し、段階(605)で、前記キーワードデータベースの中から前記検索された代表カテゴリと連関した第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを検索する。従って、ユーザが入力したキーワードと連関した代表カテゴリに属するキーワードグループおよび前記キーワードグループに対応するキーワード入力回数データが検索される。
【0074】
段階(606)で、検索サービスシステム(200)は、前記第2キーワードグループのキーワード入力回数データを用いて前記第2キーワードグループの第2入力順位をそれぞれ算出する。本明細書で用いる用語の定義により、前記一つ以上の第2キーワードグループは前記第1キーワードグループを含むため、段階(606)で、前記第1キーワードグループの入力順位も自動的に算出される。
【0075】
段階(607)で、検索サービスシステム(200)は、前記入力順位によって所定個数の第2キーワードグループを選択する。例えば、検索サービスシステム(200)は、入力順位が上位10位内である第2キーワードグループのみを選択する。
【0076】
前記選択された第2キーワードグループが前記第1キーワードグループを含んでいる場合、すなわち、前記第1キーワードグループの入力順位が上位10位内である場合には、段階(609)で、前記第2入力順位を前記代表カテゴリおよび前記第2キーワードグループに含まれた代表キーワードと連関してユーザ端末機(210aまたは210b)に提供する。このような構成によってユーザは、図5cに示したようなカテゴリ別の入力順位の提供を受けるようになる。
【0077】
一方、前記選択された第2キーワードグループが前記第1キーワードグループを含んでいない場合、すなわち、前記第1キーワードグループの入力順位が上位10位外である場合には、段階(610)で、前記第2入力順位および前記第1キーワードグループの入力順位をそれぞれユーザ端末機(210aまたは210b)に提供する。前記第1キーワードグループの入力順位は、前記代表カテゴリおよび前記第1キーワードグループに含まれた代表キーワードと連関して提供され、前記第2入力順位は、前記代表カテゴリおよび前記第2キーワードグループに含まれた代表キーワードと連関して提供される。このような構成によってユーザは、図5dに示したようなカテゴリ別の入力順位の提供を受けるようになる。
【0078】
本発明の更に他の実施形態によると、検索サービスシステム(200)は、代表カテゴリと連関して第1キーワードグループに対応する入力順位のみをユーザに提供することができる。また、本発明の更に他の実施形態によると、検索サービスシステム(200)は、その入力順位が前記所定個数内である第2キーワードグループと連関した入力順位のみを提供することもあり、この時、第1キーワードグループが第2キーワードグループに含まれていなければ、第1キーワードグループと連関した入力順位は提供されない。
【0079】
上述したように、本実施形態による検索サービス方法は、キーワードグループという概念を採用することでユーザが同一の対象を意図として入力した互いに異なるキーワードの各入力回数を合算し、すなわち、キーワードグループ別に入力順位を算出するため、ユーザの意図に符合する入力順位を算出することができる。また、上述したように、本実施形態による検索サービス方法は、代表カテゴリ/一般カテゴリという概念を採用し、社会的な関心事によって代表カテゴリまたは一般カテゴリを修正可能にする構成を成すことでユーザが意図とした分野のカテゴリ(すなわち、代表カテゴリ)における入力順位が算出されるようにする。
【0080】
また、本発明の更に他の実施形態によると、キーワードグループという概念を採用せず、キーワード別に代表カテゴリ/一般カテゴリを維持してキーワード別にキーワード入力回数データを維持し、キーワードと連関して代表カテゴリ別の入力順位が算出されるようにすることができる。
【0081】
また、本発明の更に他の実施形態によると、カテゴリを代表カテゴリ/一般カテゴリに区分せず、キーワードグループをカテゴリ別に維持してカテゴリ別の入力順位が算出されるようにすることができる。
【0082】
また、本発明の実施例は、多様なコンピュータで具現される動作を遂行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読み取り可能媒体を含む。前記コンピュータ読み取り可能媒体に記録されるプログラムは、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むことができる。前記媒体は、本発明のために特別に設計されて構成されたものであったり、コンピュータソフトウェア当業者に公知されて使用可能なものであったりする。
【0083】
図7は、本発明による検索サービス方法を遂行するのに採用される汎用コンピュータ装置の内部ブロック図である。
【0084】
コンピュータ装置(700)は、ラム(RAM:Random Access Memory)(720)とロム(ROM:Read Only Memory)(730)を含む主記憶装置と連結される一つ以上のプロセッサ(710)を含む。プロセッサ(710)は中央処理装置(CPU)と呼ばれたりもする。本技術分野において広く知られているように、ロム(730)は、データ(data)と命令(instruction)を単方向性でCPUに送信する役割をし、ラム(720)は通常、データと命令を両方向性で送信するのに用いられる。ラム(720)およびロム(730)は、コンピュータ読み取り可能媒体のあらゆる適切な形態を含むことができる。大容量記憶装置(Mass Storage)(740)は、両方向性でプロセッサ(710)と連結して追加的なデータ格納能力を提供し、前記したコンピュータ読み取り可能記録媒体の中のいずれかのものであったりする。大容量記憶装置(740)は、プログラム、データなどを格納するのに用いられ、通常、主記憶装置より速度が遅いハードディスクのような補助記憶装置である。CDロム(760)のような特定大容量記憶装置が用いられることもある。プロセッサ(710)は、ビデオモニタ、トラックボール、マウス、キーボード、マイクロフォン、タッチスクリーン型ディスプレイ、カード読み取り機、磁気または紙テープ読み取り機、音声または筆記認識機、ジョイ・スティック、またはその他の公知されたコンピュータ入出力装置のような一つ以上の入出力インターフェイス(750)と連結される。最後に、プロセッサ(710)は、ネットワークインターフェイス(770)を介して有線または無線通信ネットワークに連結される。このようなネットワーク連結を介して前記した方法の手順を遂行することができる。前記した装置および道具は、コンピュータハードウェアおよびソフトウェア技術分野の当業者に周知されている。
【0085】
前記したハードウェア装置は、本発明の動作を遂行するために一つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成される。
【0086】
これまで、本発明による具体的な実施形態に関して説明したが、本発明の範囲から逸脱しない限度内では、様々な変形が可能であることは勿論である。
【0087】
よって、本発明の範囲は、説明された実施形態に局限されて定められてはならず、後述する特許請求の範囲だけではなく、この特許請求の範囲と均等なものによって定められなければならない。
【0088】
以上のように、本発明は限定された実施形態と図面によって説明されたが、本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、これは本発明が属する分野において通常の知識を有する者にとっては、このような記載から多様な修正および変形が可能である。よって、本発明の思想は、後述した特許請求の範囲によってのみ把握されなければならず、この均等または等価的変形すべては本発明思想の範疇に属するであろう。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】従来技術による検索サービスシステムでユーザに提供される人気検索語の一例を示した図である。
【図2】本発明の一実施形態による検索サービスシステムのネットワーク連結を示した図である。
【図3】本発明の一実施形態による検索サービスシステムの内部構成を示したブロック図である。
【図4a】本発明の一実施形態において、カテゴリ分類データベースに維持される分類レコードの一例を示した図である。
【図4b】本発明の一実施形態において、キーワードデータベースに維持される所定のキーワードグループおよび前記キーワードグループに対応するキーワード入力回数データの一例を示した図である。
【図5a】本発明の各実施形態による検索サービスシステムがユーザ端末機に提供する入力順位の一例を示した図である。
【図5b】本発明の各実施形態による検索サービスシステムがユーザ端末機に提供する入力順位の一例を示した図である。
【図5c】本発明の各実施形態による検索サービスシステムがユーザ端末機に提供する入力順位の一例を示した図である。
【図5d】本発明の各実施形態による検索サービスシステムがユーザ端末機に提供する入力順位の一例を示した図である。
【図6】本発明の更に他の実施形態による検索サービス方法を示した流れ図である。
【図7】本発明による検索サービス方法を遂行するのに採用される汎用コンピュータ装置の内部ブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索サービスシステムにおいて、
一つ以上の分類レコードを含むカテゴリ分類データベース(前記分類レコードは、所定のキーワードグループと連関した代表カテゴリおよび前記キーワードグループと連関した一般カテゴリを含む)と、
所定のキーワードグループおよび前記キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを維持するキーワードデータベース(前記キーワードグループは、代表キーワードまたは前記代表キーワードとその意味が同一または類似したキーワードを含む)と、
通信網を介してユーザからキーワードの入力を受けるための入力部と、
前記カテゴリ分類データベースの中から前記入力されたキーワードを含む第1キーワードグループと連関した代表カテゴリを検索し、前記検索された代表カテゴリと連関した第2キーワードグループを決定するための第1検索部(前記第2キーワードグループは、前記第1キーワードグループを含む)と、
前記キーワードデータベースの中から前記第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを検索するための第2検索部と、
前記第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを用いて前記第1キーワードグループの前記検索された代表カテゴリ内における入力順位を算出するための入力順位算出部と、
通信網を介して前記算出された入力順位を前記検索された代表カテゴリおよび前記第1キーワードグループの代表キーワードと連関して前記ユーザに提供するための出力部と、
前記キーワードの入力に応答して前記キーワードデータベースの中で前記第1キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを更新させるためのキーワード入力回数データ更新部と、
を含むことを特徴とする検索サービスシステム。
【請求項2】
管理者から所定のキーワードグループと連関した代表カテゴリの選択または前記キーワードグループと連関した一般カテゴリの選択の入力を受け、
前記分類レコードの中で前記入力されたキーワードグループと連関した代表カテゴリまたは前記入力されたキーワードグループと連関した一般カテゴリを変更するための管理部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の検索サービスシステム。
【請求項3】
前記入力順位算出部は、
前記第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データに基づいて前記代表カテゴリ内で前記第2キーワードグループの第2入力順位をそれぞれ算出し、
前記出力部は、
通信網を介して前記第2入力順位を前記検索された代表カテゴリおよび前記第2キーワードグループの代表キーワードと連関して前記ユーザに提供することを特徴とする請求項1に記載の検索サービスシステム。
【請求項4】
前記出力部は、前記第2入力順位が上位である所定個数の第2キーワードグループを選択し、
通信網を介して前記選択された第2キーワードグループに対応する第2入力順位を前記検索された代表カテゴリおよび前記選択された第2キーワードグループの代表キーワードと連関して前記ユーザに提供することを特徴とする請求項3に記載の検索サービスシステム。
【請求項5】
所定のカテゴリと連関したキーワードグループの入力順位を格納するための格納部と、
前記格納部で前記検索された代表カテゴリと連関して前記第2キーワードグループに対応するキーワードグループの入力順位を検索するための第3検索部と、
前記第2入力順位と前記検索された入力順位を比較して前記第2キーワードグループの入力順位の変動幅を算出するための入力順位変動幅算出部と、
前記格納部で前記検索された代表カテゴリと連関して前記第2キーワードグループに対応するキーワードグループの入力順位を前記第2入力順位に更新するための入力順位更新部と、
を更に含み、
前記出力部は、前記算出された変動幅を前記第2入力順位と連関して提供することを特徴とする請求項3に記載の検索サービスシステム。
【請求項6】
検索サービスシステムにおいて、
一つ以上の分類レコードを含むカテゴリ分類データベース(前記分類レコードは、所定のキーワードと連関した代表カテゴリおよび前記キーワードと連関した一般カテゴリを含む)と、
所定のキーワードおよび前記キーワードに対応するキーワード入力回数データを維持するためのキーワードデータベースと、
通信網を介してユーザから第1キーワードの入力を受けるための入力部と、
前記カテゴリ分類データベースの中から前記第1キーワードと連関した代表カテゴリを検索し、前記検索された代表カテゴリと連関した第2キーワードを決定するための第1検索部(前記第2キーワードは、前記第1キーワードを含む)と、
前記キーワードデータベースの中から前記第2キーワードおよび前記第2キーワードに対応するキーワード入力回数データを検索するための第2検索部と、
前記第2キーワードおよび前記第2キーワードに対応するキーワード入力回数データを用いて前記第1キーワードの前記検索された代表カテゴリ内における入力順位を算出するための入力順位算出部と、
前記算出された入力順位を前記検索された代表カテゴリおよび前記第1キーワードと連関して前記ユーザに提供するための出力部と、
前記第1キーワードの入力に応答して前記キーワードデータベースの中で前記第1キーワードに対応するキーワード入力回数データを更新させるためのキーワード入力回数データ更新部と、
を含むことを特徴とする検索サービスシステム。
【請求項7】
前記入力順位算出部は、
前記第2キーワードおよび前記第2キーワードに対応するキーワード入力回数データに基づいて前記検索された代表カテゴリ内で前記第2キーワードの入力順位をそれぞれ算出し、
前記出力部は、
通信網を介して前記算出された入力順位を前記検索された代表カテゴリおよび前記第2キーワードと連関して前記ユーザに提供することを特徴とする請求項6に記載の検索サービスシステム。
【請求項8】
前記出力部は、前記第2キーワードの中からその入力順位が上位である所定個数の第2キーワードを選択し、
通信網を介して前記選択された第2キーワードに対応する入力順位を前記検索された代表カテゴリおよび前記選択された第2キーワードと連関して前記ユーザに提供することを特徴とする請求項7に記載の検索サービスシステム。
【請求項9】
検索サービスシステムにおいて、
所定のキーワードグループと連関した一つ以上のカテゴリを含む分類レコードを含むカテゴリ分類データベース(前記キーワードグループは、代表キーワードまたは前記代表キーワードとその意味が同一または類似したキーワードを含む)と、
所定のキーワードグループおよび前記キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを含むレコードで構成されたキーワードデータベースと、
通信網を介してユーザからキーワードの入力を受けるための入力部と、
前記カテゴリ分類データベースの中から前記入力されたキーワードを含む第1キーワードグループと連関したカテゴリを検索し、前記検索されたカテゴリと連関した第2キーワードグループを決定するための第1検索部(前記第2キーワードグループは、前記第1キーワードグループを含む)と、
前記キーワードデータベースの中から前記第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを検索するための第2検索部と、
前記第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを用いて前記第1キーワードグループの前記検索されたカテゴリ内における入力順位を算出するための入力順位算出部と、
前記算出された入力順位を前記カテゴリおよび前記第1キーワードグループの代表キーワードと連関して前記ユーザに提供するための出力部と、
前記キーワードデータベースの中で前記第1キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを更新させるためのキーワード入力回数データ更新部と、
を含むことを特徴とする検索サービスシステム。
【請求項10】
前記入力順位算出部は、
前記第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データに基づいて前記検索されたカテゴリ内で前記第2キーワードグループの第2入力順位をそれぞれ算出し、
前記出力部は、
通信網を介して前記第2入力順位を前記検索されたカテゴリおよび前記第2キーワードグループに含まれた代表キーワードと連関して前記ユーザに提供することを特徴とする請求項9に記載の検索サービスシステム。
【請求項11】
前記出力部は、前記第2キーワードグループの中からその第2入力順位が上位である所定個数の第2キーワードグループを選択し、
通信網を介して前記選択された第2キーワードグループに対応する第2入力順位を前記検索されたカテゴリおよび前記選択された第2キーワードグループに含まれた代表キーワードと連関して前記ユーザに提供することを特徴とする請求項10に記載の検索サービスシステム。
【請求項12】
前記キーワードデータベースに維持される前記キーワード入力回数データは、期間別のキーワード入力回数データを含み、
前記キーワード入力回数データ更新部は、前記期間別のキーワード入力回数データを周期的に0に更新することを特徴とする請求項1、6および9のいずれか一項に記載の検索サービスシステム。
【請求項13】
検索サービス方法において、
キーワード分類データベースに一つ以上の分類レコードを維持する段階(前記分類レコードは、所定のキーワードグループと連関した代表カテゴリおよび前記キーワードグループと連関した一般カテゴリを含む)と、
キーワードデータベースに所定のキーワードグループおよび前記キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを維持する段階(前記キーワードグループは、代表キーワードまたは前記代表キーワードとその意味が同一または類似したキーワードを含む)と、
通信網を介してユーザからキーワードの入力を受ける段階と、
前記キーワード分類データベースから前記入力されたキーワードを含む第1キーワードグループと連関した代表カテゴリを検索する段階と、
前記キーワードデータベースの中から前記検索された代表カテゴリと連関した第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを検索する段階と、
前記第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを用いて前記第1キーワードグループの入力順位を算出する段階と、
通信網を介して前記入力順位を前記検索された代表カテゴリおよび前記第1キーワードグループの代表キーワードと連関して前記ユーザに提供する段階と、
前記キーワードの入力に応答して前記キーワードデータベースの中で前記第1キーワードグループに対応するキーワード入力回数データを更新する段階と、
を含むことを特徴とする検索サービス方法。
【請求項14】
前記キーワード分類データベースに一つ以上の分類レコードを維持する前記段階は、
管理者から所定のキーワードグループと連関した代表カテゴリの選択または前記キーワードグループと連関した一般カテゴリの選択の入力を受ける段階と、
前記分類レコードの中で前記入力されたキーワードグループと連関した代表カテゴリまたは前記入力されたキーワードグループと連関した一般カテゴリを変更する段階と、
を含むことを特徴とする請求項13に記載の検索サービス方法。
【請求項15】
前記第2キーワードグループおよび前記第2キーワードグループに対応するキーワード入力回数データに基づいて前記代表カテゴリ内で前記第2キーワードグループの第2入力順位をそれぞれ算出する段階と、
通信網を介して前記第2入力順位を前記検索された代表カテゴリおよび前記第2キーワードグループの代表キーワードと連関して前記ユーザに提供する段階と、
を更に含むことを特徴とする請求項13に記載の検索サービス方法。
【請求項16】
通信網を介して前記算出された入力順位を前記検索された代表カテゴリおよび前記第2キーワードグループの代表キーワードと連関して前記ユーザに提供する前記段階は、
前記第2キーワードグループの中からその第2入力順位が上位である所定個数の第2キーワードグループを選択する段階と、
通信網を介して前記選択された第2キーワードグループに対応する第2入力順位を前記検索された代表カテゴリおよび前記選択された第2キーワードグループの代表キーワードと連関して前記ユーザに提供する段階と、
を含むことを特徴とする請求項15に記載の検索サービス方法。
【請求項17】
請求項13ないし16のいずれか一項の方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図6】
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【図7】
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【図1】
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【図5a】
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【図5b】
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【図5c】
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【図5d】
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【公表番号】特表2007−528531(P2007−528531A)
【公表日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−546822(P2006−546822)
【出願日】平成16年12月22日(2004.12.22)
【国際出願番号】PCT/KR2004/003390
【国際公開番号】WO2005/062208
【国際公開日】平成17年7月7日(2005.7.7)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】