説明

カテプシンS阻害剤の調製プロセス

カテプシンS酵素阻害剤及びその合成プロセス。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物、又はそれらの製薬上許容され得る塩、アミド若しくはエステル、又はそれらの立体異性体形態、の調製プロセスであって、
【化1】

式中、
Ar2は、不飽和、飽和又は芳香族であり、場合により縮合され、場合により、O、S、N、SO2及びC=Oからなる群から独立して選択された1〜5個のヘテロ原子環を含む、単環系であるか又は二環系であり;前記Ar2環系は、場合により1〜4個の置換基で置換されており;
WはO、S、NR27、C=O、(C=O)NH、NH(C=O)、CHR28又は共有結合を表し;
27は水素、C1〜5アルキル、C3〜5アルケニル、フェニル、ナフチル、ベンジル、フェネチル、C1〜5複素環、C2〜8アシル、アロイル、R29OC=O、R3031NC=O、R29SO、R29S、R29SO2又はR3031NSO2であり;あるいはR27と、Ar2の一部とが一緒になって、場合によりO、NR9、NR10、N、SO2、C=O及びSから選択される1〜3個の更なるヘテロ原子部分を環中に含む、場合により置換された5〜6員の複素環を形成してもよく;この場合、環は飽和、不飽和又は芳香族であり得;ここで、R9及びR10はH、C1〜3アルキル及び−CH2CO2(C1〜4アルキル)からなる群から独立して選択され;
28は水素、C1〜5アルキル、C3〜5アルケニル、ヒドロキシ、フェニル、ベンジル、C1〜5複素環、R29O、R3031NC=O、R29S、R29SO、R29SO2又はR3031NSO2であり;
29はC1〜5アルキル、C3〜5アルケニル(akenyl)、フェニル、ベンジル又はC1〜5複素環であり;
30及びR31はそれぞれ水素、C1〜5アルキル、C3〜5アルケニル、フェニル、ベンジル、フェネチル、ナフチル及びC1〜5ヘテロアリールからなる群から独立して選択され;あるいは、R30とR31とが一緒になって、場合により置換された4〜7員の炭素環又は複素環を形成してもよく;この場合、環は飽和、不飽和又は芳香族であり得;
zはH又はOHでありかつ破線は存在せず、あるいはRzが存在しない場合には破線はsp2結合であり;
5及びR6はそれぞれ水素及びC1〜5アルキルからなる群から独立して選択され;
nは0、1又は2から選択される整数であり;
7及びR8はそれぞれ独立して水素、C1〜5アルキル、C2〜5アルケニル、C1〜5アルコキシ、C1〜5アルキルチオ、ハロゲン、又は4〜7員の炭素環又は複素環であり;
あるいは、R7とR8とが一緒になって、場合により置換された5〜7員の炭素環又は複素環を形成してもよく、この場合、環は不飽和又は芳香族であり得、かつ場合によりハロ、シアノ、アミノ、ヒドロキシ、ニトロ、R4、R4O−、R4S−、R4O(C1〜5アルキレン)−、R4O(C=O)−、R4(C=O)−、R4(C=S)−、R4(C=O)O−、R4O(C=O)(C=O)−、R4SO2、NHR44(C=NH)−、NHR44SO2−、NHR44(C=O)−からなる群から独立して選択された1〜3個の置換基で置換されてもよく;
4はH、C1〜5アルキル、C2〜5アルケニル、C1〜5複素環、(C1〜5複素環)C1〜6アルキレン、フェニル、ベンジル、フェネチル、NH2、モノ又はジ(C1〜6アルキル)N−、(C1〜6アルコキシ)カルボニル−又はR42OR43−であり;ここでR42はH、C1〜5アルキル、C2〜5アルケニル、フェニル、ベンジル、フェネチル、C1〜5複素環又は(C1〜5複素環)C1〜6アルキレン−であり、かつR43はC1〜5アルキレン、フェニレン又は二価のC1〜5複素環であり;
44はH、C1〜5アルキル、C2〜5アルケニル、C1〜5複素環、(C1〜5複素環)C1〜6アルキレン、フェニル、ベンジル、フェネチル、NH2、モノ又はジ(C1〜6アルキル)N−、(C1〜6アルコキシ)カルボニル−又はR42OR43−であり;R42はH、C1〜5アルキル、C2〜5アルケニル、フェニル、ベンジル、フェネチル、C1〜5複素環又は(C1〜5複素環)C1〜6アルキレン−であり、かつR43はC1〜5アルキレン、フェニレン又は二価のC1〜5複素環であり;
Arは単環又は二環のアリール環又はヘテロアリール環を表し、ハロゲン、C1〜5アルコキシ、C1〜5アルキル、C2〜5アルケニル、シアノ、アジド、ニトロ、R2223N、R24SO2、R24SO、R24OC=O、R2223NC=O、C1〜5ハロアルキル、C1〜5ハロアルコキシ、C1〜5ハロアルキルチオ及びC1〜5アルキルチオからなる群から独立して選択された1〜3個の置換基で場合により置換されており;
22は水素、C1〜5アルキル、C3〜5アルケニル、フェニル、フェネチル、ベンジル、C1〜5複素環、C2〜8アシル、アロイル、R38OC=O、R2526NC=O、R38SO、R38SO2、R38S、又はR2526NSO2であり;
23は水素、C1〜5アルキル、C3〜5アルケニル、フェニル、ベンジル又はC1〜5複素環であり;あるいはR22とR23とが一緒になって、場合により置換された4〜7員の複素環を形成してもよく、この場合、環は飽和、不飽和又は芳香族であり得;
24はC1〜5アルキル、C3〜5アルケニル、フェニル、ベンジル又はC1〜5複素環であり;
25及びR26は独立して水素、C1〜5アルキル、C3〜5アルケニル、フェニル、ベンジル又はC1〜5複素環であり;あるいは、R25とR26とが一緒になって、場合により置換された4〜7員の複素環を形成してもよく、この場合、環は飽和、不飽和又は芳香族であり得;
38はH、C1〜5アルキル、C3〜5アルケニル、フェニル、ベンジル、フェネチル又はC1〜5複素環であり;
別段の記載が無い限り、上記のそれぞれのヒドロカルビル基又はヘテロカルビル基、及びこれらに加え指定された置換基のいずれかは、メチル、ハロメチル、ヒドロキシメチル、ハロ、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、C1〜5アルキル、C1〜5アルコキシ、−COOH、C2〜6アシル、[ジ(C1〜4アルキル)アミノ]C2〜5アルキレン、[ジ(C1〜4アルキル)アミノ]C2〜5アルキル−NH−CO−、及びC1〜5ハロアルコキシからなる群から選択された1〜3個の置換基で場合により独立して置換されており;
【化2】

有機又は無機塩基の存在下で、式(V)の化合物を式(VI)の化合物(式中、LG1は脱離基である)と反応させて、対応する式(VII)の化合物を生成することと;
【化3】

有機溶媒中で、式(VII)の化合物を式(X)の化合物と反応させて、対応する式(I)の化合物を生成することと;を含む、調製プロセス。
【請求項2】
式(I−S)の化合物、又はそれらの製薬上許容され得る塩、アミド若しくはエステル、又はそれらの立体異性体形態、の調製プロセスであって、
【化4】

有機又は無機塩基の存在下で、式(V−S)の化合物を式(VI−E)の化合物(式中、LG1は脱離基である)と反応させて、対応する式(VII−S)の化合物を生成することと;
【化5】

有機溶媒中で、式(VII−S)の化合物を式(X−S)の化合物と反応させて、対応する式(I−S)の化合物を生成することと;を含む、調製プロセス。
【請求項3】
以下のX線回折ピークを含む:
【表1】

式(I−S)の化合物の、結晶の一HCl塩六水和物。
【化6】

【請求項4】
式(X−S)の化合物の調製プロセスであって、
【化7】

有機溶媒中で、有機又は無機塩基の存在下で、2,6−ジクロロ−3−ニトロ−ピリジンを式(XX−S)の化合物と反応させて、対応する式(XXI−S)の化合物を生成することと(式中、PG5は窒素保護基である);
【化8】

有機溶媒中で、式(XXI−S)の化合物を式(XXII−S)の化合物と反応させて、対応する式(XXIII−S)の化合物を生成することと;
【化9】

有機溶媒中で、触媒の存在下で、式(XXIII−S)の化合物を還元剤と反応させて、対応する式(XXIV−S)の化合物を生成することと;
【化10】

有機溶媒中で、式(XXIV−S)の化合物をCDI、N−メチルカルボジイミド、ホスゲン及びトリホスゲンからなる群から選択された剤と反応させて、対応する式(XXV−S)の化合物を生成することと;
【化11】

有機溶媒中で、無機塩基の存在下で、式(XXV−S)の化合物を炭酸ジメチルエステル又はCH3Iと反応させて、対応する式(XXVI−S)の化合物を生成することと;
【化12】

式(XXVI−S)の化合物を脱保護して、対応する式(X−S)の化合物を生成することと;を含む、調製プロセス。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2013−501804(P2013−501804A)
【公表日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−524848(P2012−524848)
【出願日】平成22年8月11日(2010.8.11)
【国際出願番号】PCT/US2010/045204
【国際公開番号】WO2011/019842
【国際公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【出願人】(390033008)ジヤンセン・フアーマシユーチカ・ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (616)
【氏名又は名称原語表記】JANSSEN PHARMACEUTICA NAAMLOZE VENNOOTSCHAP
【Fターム(参考)】