説明

カプサイシン飲料

【課題】
特に、辛味を好む人の嗜好に合った辛くて旨い飲料を提供する。そして、辛味成分であ
るカプサイシンの持つ、身体の脂肪燃焼効果、及び血行促進作用が実際に期待できるほど
の量を摂取できる飲料とし、シェイプアップとメタボリック症候群の対処に役立てるものとする。
【解決手段】
鷹の爪、シナモン、麦茶又はそば茶等のお茶類を煮出し、浸出することにより、甘みが加わった、旨みと適度の刺激を持つ独特の味わいの、カプサイシンを多く摂取できる健康に役立つ飲料とする。
なし

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、辛み成分のカプサイシンを摂取する飲料に関する。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】特開2005−013187
【特許文献2】特開2005−029552
【特許文献3】特開2008−035799
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特開2005−013187の「とうがらし入り健康茶」は、赤唐辛子が含まれてはいるが、健康茶としての発明であって、メタボリック症候群の予防及び対策を主眼としたものではない。また、飲料としての味を特に意識したカプサイシン飲料はなかった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
当カプサイシン飲料は簡単な素材で作るものでありながら、旨みが加わっているので、日常的に沢山のカプサイシンを摂取できるものとなっている。特に、辛味を好む人の嗜好に合った飲料を提供するものである。それと共に、辛味成分であるカプサイシンを、身体の脂肪燃焼効果、及び血行促進作用が実際に期待できるほどの量を摂取できる飲料とし、メタボリック症候群の予防や治療にも役立てる。メタボリック症候群が問題となっている現代において、これは時代の必要に正に応えるものである。
【0005】
(1)鷹の爪、又は唐辛子を加えて煮出し、又は浸出した飲料とする。
(2)そば茶、麦茶、紅茶等の、お茶類を加えて煮出し、又は浸出した、(1)の飲料とする。
(3)シナモン、又はコーヒークリーム等のミルク、又はその両方を加えて煮出し、又は浸出した、(1)〜(2)の飲料とする。
【発明の効果】
【0006】
唐辛子に含まれるカプサイシンには、シェイプアップ効果がある。(激しい運動をしたのと同じ働きで作用する。)ゆえに、メタボリック症候群の予防と治療に有効である。更に言えば、日中にカプサイシンを摂取すると、上記のカッコ書きの理由により、空腹感が増すので、眠る前に飲むのが良い。
【0007】
カプサイシンには血行促進の作用があり、健康に大いに寄与するものである。
【0008】
飲食は、人間の福祉に非常に大きく関わっている部分であるが、割合が非常に高いと思われる辛味党の方の福祉に貢献できる。また、当カプサイシン飲料は、唐辛子を入れると風味が増すような料理にも用いることが出来る。
【0009】
カプサイシンによる他の健康効果として、育毛や精神の安定が期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
当カプサイシン飲料は、ホットでもアイスでも利用することが出来る。
【0011】
以下に、本発明を説明するが、示される量等は使用例を表すものであり、それに限定されるものではない。
【0012】
カプサイシン飲料の具体的な作り方は、次の通りである。
・ 水 ・・・ 1.0 L。
・ そば茶のティーバッグ ・・・ 1 個 ( 1L用)。
・ 鷹の爪 ・・・ 縦半分に切って種を取り除く。 使用量は、切って敷いた面積で5〜7cm程(例えば 1.5cm×4.0cm)。
・ シナモン(パウダー) ・・・小さじ6の1。
・ コーヒークリーム ・・・ 大さじ1。
以上、a〜eのすべてを容器(例えば やかん)に入れ、火にかける。 10分程沸騰させた後火を止め、これを数時間寝かせたら完了で、後は具が入らないように静かに浸出液を別の容器に移す。フィルターを使えば尚良い。出来上がりは 0.80L程になる。
【0013】
多少のカロリーを気にせず、嗜好品として飲むのであれば、好みにより砂糖を加えることも出来る。
【0014】
本出願は、鷹の爪を煮出し、浸出させることが主であり、それだけでは突飛な発想ではないと思えるが、鷹の爪とシナモン、更にそば茶とコーヒークリーム、鷹の爪とそば茶の組み合わせで見ると、なかなか結びつかない発想と思われる。これらが適量で組み合わさると、今までに無い、適度の刺激を持った、爽やかな味の飲料となる。それにより、カプサイシンとルチンをたくさん摂取できる有益な飲料となる。
【産業上の利用可能性】
【0015】
缶ジュースやペットボトルでの製品が考えられる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鷹の爪、又は唐辛子を加えて煮出し、又は浸出した飲料。
【請求項2】
そば茶、麦茶、紅茶等の、お茶類を加えて煮出し、又は浸出した、請求項1の飲料。
【請求項3】
シナモン、又はコーヒークリーム等のミルク、又はその両方を加えて煮出し、又は浸出した、請求項1〜2の飲料。
























【公開番号】特開2010−46031(P2010−46031A)
【公開日】平成22年3月4日(2010.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−214271(P2008−214271)
【出願日】平成20年8月22日(2008.8.22)
【出願人】(307043913)
【Fターム(参考)】