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カプセルを取り扱うための装置およびそのような装置を含むカプセル処理設備
説明

カプセルを取り扱うための装置およびそのような装置を含むカプセル処理設備

本発明は、カプセル処理設備内でカプセルを取り扱うための装置に関し、この装置は、カプセルを供給するための上側入口(31)を伴う上側部分を有する、カプセルのばら荷を収容するためのホッパー(25)と、処理設備(1)内でカプセルをホッパー(25)から移送するためのコンベアベルト(37)であって、ホッパー(25)からカプセルを受け取るために傾いた移動方向(D)に移動し、単一のカプセルを収容するようになされた連続的な空洞(43)が設けられるコンベアベルト(37)とを備える。この装置は、ばら荷からカプセルを、コンベアベルト(37)の空洞内で所定の、再現可能な位置内に単一化するようになされている。本発明は、そのような装置を備える検査設備(1)またはカプセル印刷設備などのカプセル処理設備にも関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤産業および/または栄養補助食品産業で使用される種類のカプセルを処理するための、インライン検査設備またはインライン印刷設備などの、カプセル処理設備内でカプセルを取り扱う装置に関する。
【背景技術】
【0002】
より詳しくは本発明は、通常2つの成型部品、すなわちゼラチンまたは他の適切な材料から作られる本体およびキャップから作られる、ハードシェルカプセルを取り扱うために使用することを意図している。そのようなカプセルは比較的壊れ易い物体である。その上代表的な製造方法では、成型後この本体およびキャップは、充填のために自動的に分離されることを考慮して入れ子式に事前組立てされる。これらのカプセルは、本体およびキャップをそれらの事前組立てされた状態から低い分離力で分離させることができるように設計される。したがって、輸送中にどのような損傷または分離が生じるのも避けるように、空の事前組立てされたカプセルを注意して取り扱うことが不可欠である。
【0003】
大量生産の文脈で使用されるとき、本発明に関するカプセル処理設備は、多量のカプセルを高い処理能力で正確に、繰り返し処理することを要する。生産ラインでは、製造ステーションから連続的に供給される処理する予定のカプセルは、ばら荷から単一化し、処理するために一様な姿勢で渡す必要がある。
【0004】
本発明はより具体的には、
− 通常の使用位置では、カプセルをホッパー内に供給するための上側入口を有する上側部分と側壁を有する、カプセルのばら荷を収容するホッパーと、
− 処理設備内でホッパーからカプセルを移送するためのコンベアベルトであって、前記ホッパーからカプセルを受け取るように傾斜した移動方向に移動し、それぞれが単一のカプセルを収容するようになされた連続する空洞が設けられるベルトとを備える装置に関する。
【0005】
そのような装置は従来技術で、例えば米国特許第3、756、402号から知られている。この知られた装置では、ホッパーからベルトまでのカプセルの移送は、カプセルを適切に位置決めするためのローラーとカプセルをコンベアのそれぞれのポケット内に誘引するための吸引手段を含む、比較的複雑な手段によって達成される。
【0006】
この装置は、高性能製造ステーションに適することが要件とされる、現行の高いレベルの処理能力に適合するようになされていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
高い処理速度でカプセルに損傷を生じさせない不可欠な要件に合致する、ばら荷からカプセルを信頼性高く単一化し、それらを所定の位置内に輸送するようになされた、カプセルを取り扱うための安価な装置を提供することによって、上記で述べた問題点を解決することが本発明の1つの目的である。
【0008】
生産の柔軟性が高められた、換言すればカプセルの異なるサイズに容易に適合可能な、単純な装置を提供することが本発明のさらなる目的である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
これは上記で述べた型式の本発明による装置によって達成され、この装置はカプセルをばら荷からコンベアベルトの空洞内に、所定の、再現可能な位置内に単一化するようになされていることを特徴とする。
【0010】
本発明の装置が1つまたは複数の以下の任意選択の特徴を有し得るのが有利である。
− ベルトの空洞が移動方向に対して横断方向に配置され、それによってカプセルがそれらの軸を前記移動方向に対して横断方向で、それぞれの空洞内で運搬されること、
− ベルトの空洞が、単一の列で配置されること、
− ベルトの空洞が両端部で開いており、それによって前記カプセルがベルト上を運搬される間に、各カプセルの両端部がそれぞれの処理デバイスにベルトの両側からアクセス可能になること、
− ベルトの各空洞が、凹状のまたは平らな底部表面と、移動方向に対して底部表面の前面側および後面側上をそれぞれ延び、両方がベルトの外側表面につながる凸状の表面および実質的に直立した表面とによって画成されること、
− 垂直方向に対する傾いた方向の角度が、15°から45°の範囲内に、好ましくは25°から35°の範囲内にあること、
− ベルトが取り外し可能であり、それによって異なるカプセル寸法に適するようにそれを交換することができること。
【0011】
本発明によれば、カプセルを供給し、全ての供給されたカプセルを引き続く処理のために単一化するのに適したカプセル処理設備も提供され、前記カプセル処理設備は上記で説明したようなカプセルを取り扱うための装置を備える。
【0012】
本発明のカプセル処理設備の第1の好ましい実施形態は、カプセル検査設備から構成される。
本発明のカプセル検査設備が1つまたは複数の以下の任意選択の特徴を備えるのが有利である。
【0013】
− この設備が、ホッパーの下流でベルト経路の両側に配置される2つの端部検査デバイスとをさらに備え、このデバイスのそれぞれが照明手段と、ベルト上を運搬される間に各カプセルのそれぞれの端部の光学的信号を取り込むようになされた画像取り込み手段を備えること、
− この設備が、1つまたは複数の画像取り込み手段を含む、カプセルの表面を検査するためのシステムをさらに備えること、
− カプセルの表面を検査するためのこのシステムが、
・回転ホイールとホイールから軸方向に突起する複数の円周方向に配置されるスピンドルとを有する、コンベアベルトの下流に配置される回転カローゼルであって、これらのスピンドルが、カプセルの一端部の吸引によって、カプセルをベルトの連続的な空洞から取り出し、ホイールに対してそれらの軸の周りで回転させるようになされた回転カローゼルと、
・照明手段と、カローゼル上を輸送され、それぞれのスピンドルによってその軸の周りを回転させられている間に、各カプセルの表面の画像を取り込むようになされた画像取り込み手段とを有する表面検査デバイスとを備えること。
【0014】
本発明のカプセル処理設備の第2の好ましい実施形態は、カプセル印刷設備から構成される。
任意選択でこのカプセル処理設備は、ベルト上を運搬される間に、カプセルをそれらの軸の周りで特定の角度、好ましくは180°に等しい角度回転させるための手段を備えることができ、それによってカプセルを回転させるための前記手段のそれぞれ下流および上流で、各カプセルの異なる部分が暴露される。
【0015】
次に本発明の好ましい実施形態を、例示の目的でのみ添付の図面を参照して、より詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明によるカプセルを取り扱うための装置を含む、カプセル検査設備の第1の実施形態の概略斜視図である。
【図2】空洞の形状と空洞内のカプセルの位置を示す、図1に示すコンベアベルトの断面の拡大詳細図である。
【図3】コンベアベルトの下側区画に対応する、ホッパーの直ぐ下流のコンベアベルト上のカプセルの移送を示す、図1の詳細の拡大斜視図である。
【図4】図1に示す設備の端部検査ステーションの拡大概略斜視図である。
【図5】コンベアベルトと表面検査システムのカローゼルとの間のカプセル移送領域に対応する、図1の設備の上側部分の拡大側面図である。
【図6】本発明によるカプセル検査設備の第2の実施形態の概略部分側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1から図5は、カプセル検査設備1の形態の下での、本発明によるカプセル処理設備の第1の実施形態を示し、前記設備は、カプセル生産ラインに組み込むのに適したカプセル検査設備を構成する。
【0018】
図1を特に参照すると、図示の実施形態では、生産ラインのステーション(図示せず)は設備1の上流に配置され、設備に連続的にまたは繰り返し大量のカプセルを供給する。製造ステーションから設備1内へのカプセルの流れは、矢印Aによって図示される。
【0019】
この設備1は、一般に薬剤産業または栄養補助食品産業で使用されるハードカプセルを処理するのに特に適している。
そのようなハードカプセルは、ゼラチンの(いくつかの場合、非ゼラチン材料の)2つの部品、本体およびキャップに通常作られ、充填準備のできた空のカプセルを構成するように前組立てされる。これらの空のカプセルは、以下の連続ステップ、
− 本体およびキャップが別々に成型される、成型ステップと、
− 乾燥ステップと、
− 事前組立てステップと、
− 表面処理ステップ、例えばカプセルを潤滑剤または界面活性剤によって処理することからなるステップとを含む大量生産工程により製造される。
【0020】
この設備1は、上流ステーションから供給される事前組立てされた空のカプセルの100%を検査し、容認できない欠陥が存在するのを発見されたカプセルを排除するように設計される。カプセルの処理は高い速度で行われ、それは製造ステーションの能力と一致することが要求される。
【0021】
分かり易くするために、図1の向きはX、Y、Zの軸系によって与えられ、ここでZは垂直軸であり、X、Yは、Yが横方向軸である水平軸であると定義される。この設備1は、この軸系に対してその通常の使用位置に示され、全ての説明で、向きおよび位置の用語はこの軸系を参照して定義される。
【0022】
図1に、カプセルの流れの全体的な方向は矢印AおよびFによって与えられ、Aはカプセルの設備内への導入を示し、Fは設備の内側でのカプセルの全体的な流れを示す。全ての説明で用語「上流」および「下流」は、この全体的な流れ方向を参照して解釈すべきである。
【0023】
図示の例ではこの設備1は、静止フレーム3と、カプセルAの流れによって等しく供給され得るようにフレーム3内に配置される、2つの同一の、平行処理ライン11、12とを有する。カプセルAの入ってくる流れを図1に示すように2つの等しいサブ流れに分割するために、この設備はその入口のところに、流れAに対して下に垂直に配置される逆さにしたV字形の板の形態の分割器15が設けられている。この後これらの処理ラインのうちの1つである11のみ説明するが、もう1つの処理ライン12は同一であり、設備の中央面XZに対して対称的に配置される。
【0024】
この処理するライン11は主として、
− 設備1内に供給されるカプセルを取り扱うための装置21と、
− 取り扱い装置21によって取り扱われる間にカプセルの端部を検査し、結果的に欠陥があると発見されたカプセルを排除するための検査システム22と、
− カプセルの周囲表面を検査し、結果的に欠陥があると発見されたカプセルを排除するための、取り扱い装置21の下流で、設備の上側部分内に配置される表面検査システム23と、
− カプセルの出て行く流れ−矢印Bによって図示される出口と、
− この処理ラインの動作を自動的に制御する電子制御ユニット(図示せず)とを備える。
【0025】
カプセルを取り扱うためのこの装置21は、
− 分割器15からカプセルを収集し、ばら荷カプセルを収容するための、フレーム3に固定して取り付けられたホッパー25と、
− ホッパー内に収容されるばら荷からカプセルを単一化し、処理設備内でカプセルをホッパーから端部検査システム22を介して表面検査システム23まで移送するための、ホッパー25の下流のベルトコンベア27とを含む。
【0026】
このホッパー25は、その上側部分のところに、カプセルをホッパー内に供給するための、分割器15と連通する入口31を備える。このホッパー25は、下向きに収束する形状を有する側壁33も有する。この側壁33は、フレーム3に対して固定される。
【0027】
ベルトコンベア27は主として、コンベアベルト37と、ホイールが回転するとき、軸Dに沿って移動方向Fに一定の直線速度でベルトを走らせるための、ベルト37と噛み合い係合または摩擦係合するホイールなどの駆動手段38、39とを備える。ホイール38、39の2つの回転中心の間の直線に対応する軸Dに沿った移動方向Fは、垂直方向Zに対して傾いている。図示のように、このベルト37は、実際は凸状に曲がっており、この曲率は図1に相当に誇張されている。この凸状の形状はベルトの安定性を高める。ホイール38、39は、横断方向の水平軸Yを有し、ベルト37は実質的に垂直な面XZ内を延び、垂直な面XZ内で移動可能である。図示されるホイール38、39のうちの1つは駆動ホイールであることができ、もう1つは被駆動ホイールであることができる。このベルトコンベア27は、ベルトが適正な張力で、所望の傾き角で同じ平面内に維持されるのを確実にするのを可能にする、ベルトに対する支持表面を与える追加のホイールおよび案内部(図示せず)を備えることができる。
【0028】
このコンベアベルト37は、生産の種類、すなわち、主として生産ラインで生産されるカプセルのサイズに柔軟に適合可能であるように設備を作る要件に合致できるように、設備内に供給されるカプセルに対して適合可能であるように設計される。
【0029】
この目的のためにこの実施形態のコンベアベルト37は、容易に交換できるように、駆動手段38、39に対して取り外し可能である。
このベルト37は、移動方向に単一の列で連続的に配置される空洞43を有して形成され、これらの空洞は全て同一であり、前記移動方向に所定のピッチで規則的に間隔があけられている。各空洞43は、移動方向に対して横断方向にYに向いており、図2に示すようにその軸(通常、本体およびキャップの円筒状部品の共通軸)をやはり横断方向に向けた単一のカプセル45を収容するようになされている。これらのカプセルは、それぞれの空洞43内でこの横断方向の姿勢でベルト37上を運搬される。
【0030】
空洞43の特定の形状は、ホッパー25の下流の処理デバイスのために、所定の方式でカプセルを差し出すようになされている。この具体的な実施形態では、空洞43は横断方向軸Yに対して両端部47が開口しており、それによってカプセルがベルト37上を運搬される間に、各カプセルの両端部(通常本体およびキャップのドーム)は、それぞれの端部検査デバイスにベルトの両側からアクセス可能になる。したがって、図示の例でベルト37の幅に対応する各空洞43の幅は、処理する予定のカプセルの長さに実質的に等しい。
【0031】
空洞が横断方向にあることよって、ベルト上のカプセルの高い詰め込み密度が可能になり、それが高い処理能力を達成するための重要な因子になる。
空洞43のこの特定の形状は、ホッパー25から空洞内へのカプセルの単一化、およびベルト37上で運搬される間のそれぞれの空洞内でのカプセルの安定化に寄与するようにもなされている。
【0032】
設備が高い処理能力で確実に動作するために、全ての空洞が各パスでホッパー出口のところでカプセルによって充満され、記載される実施形態での画像取り込みを含めて、処理が正確であるように、カプセルが空洞内に安定して位置決めされるのが実際には望ましい。
【0033】
カプセルの処理を可能にできるように、各空洞内に単一のカプセルが存在するのがさらに重要である。
この目的のために、この空洞43は概略的に波形の形状を有し、
− 凹状のまたは平らな底部表面51と、
− ベルトの移動方向に対して、底部表面51の前方側からベルトの外側表面54まで延びる凸状の表面53と、
− 底部表面51の後面側から外側表面54まで延びる、実質的に直立した表面53とを含む。
【0034】
記載される実施形態ではこれらのカプセルは、カプセルの矯正を必要としない、再現性のある、所定の方式で、ベルトの空洞内に位置決めされることが理解されるであろう。これらのカプセルは矯正されない、すなわち本体およびキャップは常に同じ向きで配置されるが、もっと正確に言えばこれらのカプセルは、空洞の軸に対応する同じ方向に向けられるそれらの軸を有し、この軸上で同じ位置にそれらの端部を有する。
【0035】
ベルトの空洞の開端部によって、検査システムによるキャップ/本体の向きの検出と、照明の引き続く適合が可能になる。電子的な処理によるキャップ/本体の向きのそのような識別は、達成するのにより複雑でありより高価な手段を伴う検査前のカプセルの物理的な矯正と置き換えることができるので有利である。
【0036】
一般的な言葉でこのように定義される形状が上記で述べた要件に合致するのに特に効果的であることが見出されたが、この空洞の具体的な寸法は処理する予定のカプセルの種類によって変わることは理解されるであろう。
【0037】
この設備によって処理する予定のカプセルのサイズに変更が生じるとき、このベルト37は、駆動手段38、39から(より一般的にはこの装置の残りから)取り外され、これらの異なるカプセルの寸法と適合する別のベルトと交換することができる。
【0038】
次に図1を参照して、ホッパー25とベルト37の間の相互作用をより詳細に説明する。
図1に示すように、コンベアベルト37はホッパーの出口に沿って同じ傾いた方向Dに移動可能である。したがって、このベルトの外側表面は実質的に出口に対して平行である。
【0039】
この出口およびベルト37は、ホッパー25内に収容されるばら荷カプセルが、いくつかの空洞43に対応する長さにわたりベルト37のある区間を連続的に覆うことができるように、直接連通で配置される。換言すればこの装置21は、ホッパー内に十分な量のカプセルが供給されているとすれば、ベルト37のある区間が常にカプセルよって沈められているように設計される。設備1が動作し、ベルト37が所定の直線速度で走るときはいつでも、いくつかの空洞43はばら荷カプセルによって覆われている。側壁33は、逃げる可能性が全くない(またはほとんどない)ように、ベルト37に向かうカプセルを制約するように設計されることは理解されるであろう。例えば側壁33の縁部は、ベルトの外側表面54からカプセルの幅より大きく間隔をあけるべきではない。
【0040】
ベルト37とホッパー25の間の相互作用に起因して、この装置21は、ベルト37上を運搬されるカプセルの引き続く処理のために、ばら荷からカプセルをコンベアベルト37の空洞43内に、図2に示すように所定の、再現可能な位置に単一化するようになされている。
【0041】
ホッパー25とベルト37の間の連結の構造に加えて、
− 前に述べたようなポケット43の形状、
− 傾きの角度(D、Z)、
− ベルトの直線速度、
− 潜水長さ、すなわちホッパーからのばら荷カプセルによって覆われるベルト37の長さ、などのいくつかのパラメータが、処理能力、カプセルを単一化する能力、およびベルト上を運搬される間のカプセルの安定性などに関する、装置21の効率に重大な影響を有する。
【0042】
この点において、DとZの間に形成される傾きの角度は、15°から45°の範囲にあることが好ましく、25°から35°の範囲にあることがより好ましい。
この潜水長さは、ホッパーのサイズと傾きの角度の関数である。それは、過剰なホッパーサイズおよびまたは過剰なカプセル収容能力なしで、目標機械速度で良好な充填割合をもたらすように選択される。通常、潜水長さは500mmから1500mmの範囲内であろう。ホッパーバッフルを導入することによって潜水長さを減少させずにホッパー収容能力を減少させることが可能である。
【0043】
ポケット形状についての場合のように、好ましい潜水長さはカプセルサイズにより変わる。
この装置は、さらにカプセル45を効果的に単一化し、各パス上の全ての空洞43を充填するための追加の手段を備え、これらの手段は、例えばホッパー25に取り付けられ、ホッパーの直ぐ下流に配置される横方向案内部材68およびワイパーブレード69を含む。
【0044】
図示の例ではこれらの案内部材68は、ベルト37のそれぞれの横方向の側面と近接する関係で横方向に配置される板から構成され、それらはそれぞれの空洞43から横方向に突起するカプセルを取り除く、または正しい位置に置くことのいずれかを行うことができる。
【0045】
ワイパーブレード69が、移動方向Dに対して傾斜した方向で、ベルト37の外側表面54を横切って延び、外側表面54と面一である。それによってこのブレード69は、ずれたまたは複数のカプセル、すなわち空洞内で別のカプセルに重なったカプセルおよび/または空洞から突起するカプセルを取り除くことができる。
【0046】
図1および4を参照して、次に端部検査システム22の主要な構成部品を簡単に説明する。
この端部検査システム22は、
− ホッパー25の下流でベルト経路の両側に配置される2つの端部検査デバイス71、72と、
− 欠陥のあるカプセルをベルト37から取り除くための、端部検査デバイス71、72の下流に配置される手段(図示せず)と、
− 端部検査デバイス71、72を制御し、それから情報を取得し、端部検査デバイスによって検査された所与のカプセルに欠陥があるかどうか(すなわち、基準に対して許容できない欠陥を有しているのが発見されたどうか)を決定し、欠陥のあるカプセルを取り除くために吹き飛ばし手段に制御信号を供給するようになされた電子的処理手段(図示せず)と、
− 処理手段によって欠陥のあることが見出され、吹き飛ばし手段によってベルト37から除去されたカプセルをベルト37から受け取るためのゴミ箱73とを含む。
【0047】
各端部検査デバイス71、72は、照明手段81と、ベルト37上を運搬される間に各カプセル45のそれぞれの端部の画像を取り込むようになされたカメラ−より一般的には画像取り込み手段83とを備える。
【0048】
図1および5を参照すると、カプセルの円筒状の部分の表面を検査するために設けられるこの表面検査システム23は、
− カプセルをベルト37から取り出し、カローゼル上で回転する間にそれらの自身の軸上で回転させられるカプセルを有するようになされた、コンベアベルト37の下流に配置される回転カローゼルと90と、
− 照明手段(図示せず)と、カローゼル90上で輸送され、その軸周りを回転させられる間に各カプセルの表面の画像を取り込むようになされたカメラ95などの画像取り込み手段とを有する、表面検査デバイス93と、
− カメラ95から情報を取得し、各カプセルの表面の全体の画像を作り上げ、表面検査デバイス93によって検査された所与のカプセルに欠陥があるかどうか(すなわち、基準に対して許容できない欠陥を有しているのが発見されるどうか)を決定し、欠陥のあるカプセルを取り除くようにカローゼル90に制御信号を供給するようになされた電子的処理手段(図示せず)と、
− 電子的処理手段によって欠陥のあることが発見されたカプセルをカローゼル90から受け取るためのゴミ箱97とを備えることが分かるであろう。
【0049】
図5に見ることができるように、このカローゼル90は、回転ホイール98と、ホイール98からY軸方向に突起する、複数の円周方向に配置されるスピンドル99とを有する。これらのスピンドル99は、カプセル45の一端部の吸引によりベルト37の連続的な空洞43からカプセルを引き出し、ホイール98に対してそれらの軸Yの周りを回転させるようになされている。ベルトからカローゼルへのカプセルの移送は、空気ジェットによって助力させることもできる。所与のカプセルは、カプセルに欠陥のあることが発見されたとき、カプセルがゴミ箱97に押し出されるように機械的な排除ゲートを作動させる、または検査システムによってカプセルが正しいと発見されたとき吸引を停止させ、それによってカプセルが生産ラインの次のステーションに移送されるかのいずれかによって、カローゼル90から除去される。
【0050】
本発明によるカプセル検査設備の第2の実施形態を概略的に図6に示す。
この実施形態は、最初に説明した実施形態と本質的に異なり、カプセルの表面検査は、カプセル45がベルト37上を運搬される間に行われる。この目的のためにこの設備は、ベルト37の経路上に配置される上流カメラ111と下流カメラ112とを備える。これらのカメラ111、112は、空洞43内に配置される間に、各カプセルの表面の一部分のそれぞれの画像を取り込むことができるように配置され、向けられる。これらの2つのカメラ111、112は、カプセルの周囲表面の2分の1の、すなわち180°にわたる周囲表面に対応する画像を取り込むことができように、ベルト37の外側表面に同様に向けられている。
【0051】
この設備は、それらのそれぞれの空洞内でそれらの長手方向の軸の周りにカプセルを回転させるための、ベルト37の経路上で2つのカメラ111、112の間に配置される摩擦部材115をさらに備える。この摩擦部材115は、ベルト上で2つのカメラ111、112の間を運搬される間にカプセルに摩擦的に接触し、それらを回転させることができるように、ベルト37の外側表面にタッチする柔軟性のあるフィンガーによって形成される。この摩擦部材115は、各カプセルを180°に等しい角度にわたり回転させるようになされ、それによってカプセル周囲表面の2つの相補的な半体が上流カメラ111および下流カメラ112にそれぞれ連続的に露出されるのが好ましい。カプセルを回転させるための他の手段は、カプセルの上方に搭載される空気ジェットを含むことができる。
【0052】
この摩擦部材115は、処理する予定のカプセルのサイズに対して調整できるように、この設備の固定部品上に、例えば軸117の周りに調整可能に任意選択で搭載することができる。
【0053】
図5および6に、カプセルを取り扱う装置は、カプセルをそれらのそれぞれの空洞43内に位置決めし、安定化させる追加の手段を含むのが有利であり得ることを示してきた。図示の実施形態ではこれらの手段は、真空源(図示せず)と、真空源とそれぞれの空洞43との間の流体連通のためにベルト37内に形成される通路120とを含む。この流体連通は、正確な検査のために空洞内へのカプセルの誘引を助けること、またはカプセルを空洞内で安定化させることのいずれかのために吸引効果が要求される特定の経路上に形成される。次いでこの連通は、検査後カプセルがベルトから移送される必要がある次の経路上で中断することができる。
【0054】
この真空は、カプセルに小さな力を加え、それをしっかりと空洞内に保持する。これは、カプセルが空洞内でジャンプする、または空洞から失われるのを防止し、効果的な充填割合およびより高い速度での動作を改善する利益を与える。
【0055】
本発明は、カプセルを高速度で注意深く取り扱うことができ、処理システムに差し出すための正確な、再現可能な位置にカプセルを移送できる装置を提供することを理解させるであろう。本発明は、上流製造ステーション、特に成型ステーションによって達成される処理能力を減少させずに、生産ライン内に関連する処理設備を組み込むことを可能にする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カプセル処理設備内でカプセルを取り扱うための装置において、
カプセルのばら荷を収容するためのホッパー(25)であって、通常の使用位置で、前記カプセルを前記ホッパー(25)内に供給するための上側入口(31)を有する上側部分と側壁(33)とを有するホッパーと、
処理設備(1)内で前記カプセルを前記ホッパー(25)から移送するためのコンベアベルト(37)であって、前記ホッパー(25)からカプセルを受け取るために傾いた移動方向(D)に移動し、単一のカプセル(45)を収容するようにそれぞれなされた連続する空洞(43)が設けられる、コンベアベルト(37)と
を備え、
前記装置が、前記ばら荷からのカプセル(45)を前記コンベアベルト(37)の前記空洞(43)内で、所定の、再現可能な位置内に単一化するようになされていることを特徴とする、装置。
【請求項2】
前記ベルト(37)の前記空洞(43)が、前記移動方向(D)に対して横断方向(Y)に配置され、それによって、それぞれの空洞(43)内で、前記カプセル(45)がその軸を前記移動方向(D)に対して横断方向にした状態で運搬されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記ベルト(37)の前記空洞(43)が単一の列に配置されることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記ベルト(37)の前記空洞(43)が両端部(47)で開いており、それによって前記カプセル(45)が前記ベルト上を運搬される間に、各カプセルの両端部が、前記ベルト(37)の両側からそれぞれの処理デバイス(71、72)とアクセス可能になることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記ベルト(37)の各空洞(43)が、
凹状のまたは平らな底部表面(51)と、
前記移動方向(D)に対して前記底部表面の前面側および後面側上をそれぞれ延び、両方が前記ベルト(37)の外側表面(54)に連結する凸状の表面(53)および実質的に直立した表面(55)と
によって画成されることを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
垂直方向(Z)に対する前記傾いた方向(D)の角度が、15°から45°の範囲、好ましくは25°から35°の範囲にあることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記ベルト(37)が取り外し可能であり、それによって異なるカプセル寸法に適するように前記ベルト(37)を交換することができることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
カプセルを供給し、全ての供給されたカプセルを引き続く処理のために単一化するのに適したカプセル処理設備であって、請求項1から7までのいずれか一項に記載のカプセルを取り扱う装置(21)を備えることを特徴とする、設備。
【請求項9】
カプセル検査設備(1)から構成されることを特徴とする、請求項8に記載のカプセル処理設備。
【請求項10】
前記カプセルを取り扱うための前記装置が請求項4に記載の装置である、請求項9に記載のカプセル処理設備であって、
前記カプセル処理設備が、前記ホッパー(25)の下流で前記ベルト経路の両側に配置される2つの端部検査デバイス(71、72)を備え、
前記端部検査デバイスのそれぞれが、
照明手段(81、82)と、
前記ベルト(37)上を運搬される間に各カプセル(45)の前記それぞれの端部の光学的信号を取り込むようになされた画像取り込み手段(83)と
を備えることを特徴とする、カプセル処理設備。
【請求項11】
前記設備が、前記ベルト上を運搬される間に前記カプセルをそれらの軸の周りで特定の角度、好ましくは180°に等しい角度回転させるための手段をさらに備え、それによって前記カプセルを回転させるための前記手段のそれぞれ下流および上流で、各カプセルの異なる部分が露出されることを特徴とする、請求項8から10のいずれか一項に記載のカプセル処理設備。
【請求項12】
前記設備が、1つまたは複数の画像取り込み手段(95;111、112)を含む、前記カプセルの表面を検査するシステムをさらに備えることを特徴とする、請求項9から11のいずれか一項に記載のカプセル処理設備。
【請求項13】
前記カプセル(45)の前記表面を検査するための前記システム(23)が、
− 回転ホイール(98)と前記ホイール(98)から軸方向(Y)に突起する複数の円周方向に配置されるスピンドル(99)を有する、前記コンベアベルト(37)の下流に配置される回転カローゼル(90)であって、前記スピンドル(99)が、前記カプセルの一端部の吸引によって前記カプセル(45)を前記ベルト(37)の前記連続的な空洞(43)から取り出し、前記ホイール(98)に対してそれらの軸(Y)の周りで回転させるようになされた回転カローゼル(90)と、
− 照明手段と、前記カローゼル(90)上で輸送され、前記それぞれのスピンドル(99)によってその軸(Y)の周りを回転させられる間に、各カプセル(45)の前記表面の画像を取り込むようになされた画像取り込み手段(95)とを有する表面検査デバイス(93)とを備えることを特徴とする、請求項12に記載のカプセル処理設備。
【請求項14】
カプセル印刷設備から構成されることを特徴とする、請求項8に記載のカプセル処理設備。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2012−509127(P2012−509127A)
【公表日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−536970(P2011−536970)
【出願日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際出願番号】PCT/IB2009/054917
【国際公開番号】WO2010/058312
【国際公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【出願人】(593141953)ファイザー・インク (302)
【Fターム(参考)】