説明

カメラ付き携帯電子機器

【課題】照度センサを必要とせず、カメラを利用して周囲の明るさを検知し、端末の置かれた状況を特定して必要な音量設定を行うことが可能なカメラ付き携帯電子機器を提供する。
【解決手段】本発明にかかるカメラ付き携帯電子機器100は、筐体122と、筐体の対向する面にそれぞれ配置され、被写界の光量を測定して光量に応じたレベルのインカメラ輝度信号・アウトカメラ輝度信号をそれぞれ出力するインカメラ124およびアウトカメラ126と、筐体のうちアウトカメラ126と同一の面に配置され音声を出力するスピーカ128と、インカメラ輝度信号・アウトカメラ輝度信号のレベルに応じてスピーカ128の音量を制御する音量制御部130と、を備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラ付き携帯電子機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、携帯端末において、周辺の明るさを検出する照度検出手段と、この照度検出手段により検出された明るさに基づいて、報知音の音量を制御する制御手段とが備えられている。特許文献1によれば、携帯端末のケース本体には開閉自在な蓋体を備える受信装置であって、蓋体の開閉状態を検出する開閉検出手段をさらに備え、制御手段は、開閉検出手段により検出された蓋体の開閉状態に基づいて、報知音の音量を制御する。
【0003】
このように、特許文献1では、端末の周辺の明るさや端末の開閉状態に応じて報知音の音量を制御することで、ユーザの利便性を高めている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平6−197067号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし特許文献1に記載のような技術では、明るさ検知用として照度センサが必要である。また、照度センサは1つであるため、周囲明るさ情報を得ることはできるものの、端末の姿勢までは検知できない。開閉検出手段によれば、端末の開閉状態を検出することは可能であるものの、端末の開閉状態に拘らず、端末の姿勢や周囲の環境によっては、音量を変更すべき場合がある。
【0006】
例えばテーブル上に端末のスピーカ面が接して塞がれた状態になっている場合には、音声が聞き取りにくくなっているため、音量を上げてユーザの利便性を高めるべきである。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、かかる状況を検知できず、着信音等が設定音量通りに出力され、ユーザの利便性を高めることができない。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑み、照度センサを必要とせず、カメラを利用して周囲の明るさを検知し、端末の置かれた状況を特定して必要な音量設定を行うことが可能なカメラ付き携帯電子機器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明にかかるカメラ付き携帯電子機器の代表的な構成は、筐体と、筐体の対向する面にそれぞれ配置され、被写界の光量を測定して光量に応じたレベルの第1および第2の輝度信号をそれぞれ出力する第1および第2の2つのカメラと、筐体のうち第2のカメラと同一の面に配置され音声を出力するスピーカと、第1および第2の輝度信号のレベルに応じてスピーカの音量を制御する音量制御部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
上記の構成によれば、照度センサを必要とせず、2つのカメラを利用して周囲の明るさを検知し、端末の置かれた状況を特定して必要な音量設定を行うことが可能である。
【0010】
上記の音量制御部は、第1の輝度信号より第2の輝度信号のレベルが低い場合には、設定されている音量より大きい音量で音声を出力するとよい。
【0011】
上記構成により、第1のカメラが明るい周囲光量を検知し、スピーカと同一の面に配置された第2のカメラが周囲光量を検知できない状況であることがわかる。つまり、カメラ付き携帯電子機器が例えばテーブル上にスピーカを下にして、スピーカが塞がれた状態で置かれていることがわかる。
【0012】
したがって、TVなどの動画視聴中・音楽視聴中・着信音鳴動中に端末をテーブルに置くと自動的に音量をボリュームアップし、端末をテーブルから取り上げると自動的に音量をボリュームダウンして音量を均一化することが可能となる。
【0013】
上記の音量制御部は、第1の輝度信号と第2の輝度信号との和信号のレベルが所定の和信号閾値より小さい場合には、設定されている音量より大きい音量で音声を出力するとよい。
【0014】
上記の構成によれば、カメラ付き携帯電子機器が例えば鞄の中や服のポケットの中にしまわれている、あるいは暗所に放置されている場合に、音量を大きくしてユーザが気付きやすくすることができる。
【0015】
上記の音量制御部は、第1の輝度信号より第2の輝度信号のレベルが低く、第2の輝度信号レベルが所定の第2輝度閾値より低い場合には、設定されている音量より大きい音量で音声を出力してもよい。
【0016】
上記の構成により、第2のカメラが検知する光量が明確に小さい(暗い)場合に音量をアップさせることとなり、より緻密な音量制御が可能である。
【0017】
上記の音量制御部は、第1の輝度信号より第2の輝度信号のレベルが低く、第1の輝度信号レベルが所定の第1輝度閾値より高い場合には、設定されている音量より大きい音量で音声を出力してもよい。
【0018】
上記の構成により、第1のカメラが検知する光量が明確に大きい(明るい)場合に音量をアップさせることとなり、より緻密な音量制御が可能である。
【0019】
上記の音量制御部は、設定されている音量より大きい音量で音声を出力する際、漸次に音量を大きくしてもよい。かかる構成により、大音量が急激に出力されることが防止される。
【0020】
上記の筐体は、ストレート式、スライド式あるいは折り畳み式としてよい。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、照度センサを必要とせず、カメラを利用して周囲の明るさを検知し、端末の置かれた状況を特定して必要な音量設定を行うことが可能なカメラ付き携帯電子機器を提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明にかかるカメラ付き携帯電子機器の実施形態を示す外観図である。
【図2】図1のカメラ付き携帯電子機器のブロック図である。
【図3】図1のカメラ付き携帯電子機器の正面図および背面図である。
【図4】図3のカメラ付き携帯電子機器が折り畳まれた状態を示す正面図および背面図である。
【図5】図2の制御部が記憶部内の音量制御プログラムによって行う、スピーカの音量制御方法を示すフローチャートである。
【図6】ストレート式のカメラ付き携帯電子機器を例示する外観図である。
【図7】スライド式のカメラ付き携帯電子機器を例示する外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0024】
(カメラ付き携帯電子機器)
図1は、本発明にかかるカメラ付き携帯電子機器の実施形態を示す外観図である。カメラ付き携帯電子機器100は図1に示すように折り畳み式である。カメラ付き携帯電子機器100は、本実施形態ではPHS(Personal Handy-phone system)とするが、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance)等としてもよい。図2は、図1のカメラ付き携帯電子機器のブロック図である。図3は図1のカメラ付き携帯電子機器100の正面図(図3(a))および背面図(図3(b))である。
【0025】
図2に示すように、カメラ付き携帯電子機器100は、制御部102を備え、これは、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路により装置100全体を管理および制御する。制御部102は記憶部104に記憶されたプログラムを動作させて、所定の機能を実施する。
【0026】
記憶部104は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリなどで構成され、端末に搭載される各種プログラム(アプリケーション)等を記憶する。記憶部104は、音量制御プログラムを記憶している。
【0027】
表示部108は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等とそのコントローラで構成され、アプリケーションの動作画面や、通信相手の電話番号、アドレス帳、待受画像などを表示することができる。
【0028】
キー操作部110は、キーボード、十字キー、ジョイスティック、タッチパネル等で構成され、ユーザの操作入力を受け付ける。キー操作部110の操作により、音量制御プログラムは、外部から記憶部104に追加可能であり、無線によってダウンロードすることも可能である。
【0029】
音声入力部112は、マイク等の音声認識手段で構成され、入力されたユーザの音声を端末内で処理可能な電気信号に変換する。音声出力部114は、受信した通話相手の音声信号を音声に変えて出力する。
【0030】
無線通信部116は、アンテナ118を介して、例えばTDMA/TDDの無線通信方式にて基地局120との無線通信を確立し、通信相手との音声通信やWebサーバとのデータ通信を遂行する。
【0031】
楽曲再生部121は、記憶部104に記憶された楽曲データを再生し、スピーカ128から出力する。TV受信部123はTVチューナであり、無線通信部116を介して受信したTV画像を表示部108に出力し、TV音声をスピーカ128から出力する。
【0032】
(インカメラおよびアウトカメラ)
図1〜図3に示すように、カメラ付き携帯電子機器100は、筐体122と、筐体122の対向する面にそれぞれ配置された2つのカメラを有する。それらは、被写界の光量を測定して光量に応じたレベルの第1および第2の輝度信号をそれぞれ出力する第1のカメラ(インカメラ124)および第2のカメラ(アウトカメラ126)である。
【0033】
インカメラ124およびアウトカメラ126は、いずれも、被写界を撮像した画像データを、YUVフォーマットにて制御部102に送り、Yデータから輝度信号が抽出される。以下、第1の輝度信号をインカメラ輝度信号、第2の輝度信号をアウトカメラ輝度信号と呼ぶ。
【0034】
図1および図3に示すように、インカメラ124はカメラ付き携帯電子機器100が折り畳まれていない、開かれた状態においては、表示部108と同じ面に配置されることとなる。
【0035】
図4は図3のカメラ付き携帯電子機器100が折り畳まれた状態を示す正面図(図4(a))および背面図(図4(b))である。図4に示すように、カメラ付き携帯電子機器100が折り畳まれた場合には、インカメラ124は、表示部108とは異なる面に配置されることとなる。しかしインカメラ124とアウトカメラ126は、カメラ付き携帯電子機器100の開閉状態に拘らず、筐体122の対向する面に配置される関係である。
【0036】
図2および図3に示すように、カメラ付き携帯電子機器100はさらに、筐体122のうちアウトカメラ126と同一の面に配置され音声を出力するスピーカ128を備える。スピーカ128は、着信音や、TVなどの動画や音楽の視聴音、キー操作部110の操作音、アラーム音等を出力可能である。
【0037】
またカメラ付き携帯電子機器100はさらに、インカメラ輝度信号およびアウトカメラ輝度信号のレベルに応じてスピーカ128の音量を制御する音量制御部130を備える。
【0038】
上記の構成によれば、照度センサを必要とせず、2つのカメラ124、126を利用して周囲の明るさを検知し、カメラ付き携帯電子機器100の置かれた状況を特定して必要な音量設定を行うことが可能である。
【0039】
(音量制御方法)
図5は、図2の制御部102が記憶部104内の音量制御プログラムによって行う、スピーカ128の音量制御方法を示すフローチャートである。まず、インカメラ124・アウトカメラ126によって、周囲(被写界)の光量が測定される(ステップS200)。インカメラ124・アウトカメラ126によって撮像された被写界の画像データは、YUVフォーマットにて制御部102に送られ、Yデータからインカメラ輝度信号・アウトカメラ輝度信号が抽出される(ステップS210)。
【0040】
次に、ステップS220において、インカメラ輝度信号よりアウトカメラ輝度信号のレベルが高い(ステップS220の「NO」)と判定されたら、アウトカメラ126が配置されているスピーカ128が塞がれていない状態と推定される。
【0041】
スピーカ128が塞がれていないのであれば、通常の設定されている音量でスピーカ128から音声が出力すればよい。ただし本実施形態では、それを実行するステップS230に移行する前にステップS225に進む。ステップS225では、インカメラ輝度信号とアウトカメラ輝度信号との和信号のレベルが所定の和信号閾値より大きければ(ステップS225の「YES」)、予定どおりステップS230に進む。しかし上記の和信号のレベルが所定の和信号閾値より小さい場合(ステップS225の「NO」)には、ステップS260へ進み、設定されている音量より大きい音量で音声を出力する。
【0042】
ステップS225の「NO」に進むケースは、インカメラ124・アウトカメラ126のいずれから得られる光量も少ないことを意味する。これは、カメラ付き携帯電子機器100が例えば鞄の中や服のポケットの中にしまわれている、あるいは暗所に放置されている場合と推定される。その場合には上記のようにステップS260に進み、音量を大きくしてユーザが気付きやすくすることが利便性を高めるうえで有効である。
【0043】
ステップS220において、インカメラ輝度信号よりアウトカメラ輝度信号のレベルが低いと判定された場合(ステップS220の「YES」)には、設定されている音量より大きい音量で音声を出力するとよい。これは、インカメラ124が明るい周囲光量を検知し、スピーカ128と同一の面に配置されたアウトカメラ126が周囲光量を検知できない状況であると推定できるからである。つまり、カメラ付き携帯電子機器100が例えばテーブル上にスピーカ128を下にして、スピーカ128が塞がれた状態で置かれていると推定できるからである。
【0044】
したがって、本実施携帯によれば、動画視聴中・音楽視聴中・着信音鳴動中にカメラ付き携帯電子機器100をテーブルに置くと自動的に音量をボリュームアップし、カメラ付き携帯電子機器100をテーブルから取り上げると自動的に音量をボリュームダウンして音量を均一化することが可能となる。
【0045】
ただし本実施形態では、ステップS220で「YES」となった後には、さらにステップS240、S250を行う。ステップS240では、アウトカメラ輝度信号のレベルが所定のアウトカメラ閾値より低いことを確認したうえでステップS250に進む。
【0046】
さらにステップS250では、インカメラ輝度信号レベルが所定のインカメラ閾値より高いことを確認したうえで、ステップS260に進み、設定されている音量より大きい音量で音声を出力する。
【0047】
上記のステップS240によれば、アウトカメラ126が検知する光量が明確に小さい(暗い)ことを確認したうえで音量をアップさせることとなる。またステップS250によれば、さらにインカメラ124が検知する光量が明確に大きい(明るい)ことを確認したうえで音量をアップさせることとなる。これらのステップによって、より的確な音量制御が可能である。
【0048】
音量制御部130は、ステップS260において音量を大きくする際、漸次に音量を大きくしてもよい。かかる構成により、大音量が急激に出力されることが防止される。
【0049】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0050】
本実施携帯では、筐体122は折り畳み式であったが、本発明は他の形式の筐体にも適用できる。例えば本発明は、図6に例示するストレート式のカメラ付き携帯電子機器300、あるいは図7に例示するスライド式のカメラ付き携帯電子機器400にも適用可能である。図6および図7において、図1または図3と共通の要素については同一の符号を付す。
【0051】
図6(a)はストレート式のカメラ付き携帯電子機器300の正面図、図6(b)は同装置300を背面から見た図である。図7(a)はスライド式のカメラ付き携帯電子機器400を伸長した状態の正面図・側面図、図7(b)は同装置400をスライドさせて短縮した状態の正面図・側面図、図7(c)は図7(b)の装置400の背面図である。
【0052】
本発明は以上のように、2つのカメラが筐体の対向する面にそれぞれ配置されるものであれば、あらゆるタイプのカメラ付き携帯電子機器に適用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明は、カメラ付き携帯電子機器に利用することができる。
【符号の説明】
【0054】
100、300、400 …カメラ付き携帯電子機器
102 …制御部
104 …記憶部
108 …表示部
110 …キー操作部
112 …音声入力部
114 …音声出力部
116 …無線通信部
118 …アンテナ
120 …基地局
121 …楽曲再生部
122 …筐体
123 …TV受信部
124 …インカメラ
126 …アウトカメラ
128 …スピーカ
130 …音量制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体の対向する面にそれぞれ配置され、被写界の光量を測定して該光量に応じたレベルの第1および第2の輝度信号をそれぞれ出力する第1および第2の2つのカメラと、
前記筐体のうち第2のカメラと同一の面に配置され音声を出力するスピーカと、
第1および第2の輝度信号のレベルに応じて前記スピーカの音量を制御する音量制御部と、
を備えることを特徴とするカメラ付き携帯電子機器。
【請求項2】
前記音量制御部は、第1の輝度信号より第2の輝度信号のレベルが低い場合には、設定されている音量より大きい音量で音声を出力することを特徴とする請求項1に記載のカメラ付き携帯電子機器。
【請求項3】
前記音量制御部は、第1の輝度信号と第2の輝度信号との和信号のレベルが所定の和信号閾値より小さい場合には、設定されている音量より大きい音量で音声を出力することを特徴とする請求項1に記載のカメラ付き携帯電子機器。
【請求項4】
前記音量制御部は、第1の輝度信号より第2の輝度信号のレベルが低く、第2の輝度信号レベルが所定の第2輝度閾値より低い場合には、設定されている音量より大きい音量で音声を出力することを特徴とする請求項1に記載のカメラ付き携帯電子機器。
【請求項5】
前記音量制御部は、第1の輝度信号より第2の輝度信号のレベルが低く、第1の輝度信号レベルが所定の第1輝度閾値より高い場合には、設定されている音量より大きい音量で音声を出力することを特徴とする請求項1に記載のカメラ付き携帯電子機器。
【請求項6】
前記音量制御部は、設定されている音量より大きい音量で音声を出力する際、漸次に音量を大きくすることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載のカメラ付き携帯電子機器。
【請求項7】
前記筐体は、ストレート式、スライド式あるいは折り畳み式であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のカメラ付き携帯電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−176565(P2011−176565A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−38619(P2010−38619)
【出願日】平成22年2月24日(2010.2.24)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】