説明

カラオケシステム

【課題】歌唱者の歌唱力評価データを、当該歌唱者の画像と共にプリンタでプリント可能にする。
【解決手段】カラオケシステム(100)は、カラオケ装置(1)と、画像撮影部(23)と、上記カラオケ装置から転送された画像データをプリント可能なプリンタ(3)とを含む。上記カラオケ装置は、上記カラオケ装置に入力された音声の歌唱力を評価する歌唱力評価部(27)と、上記歌唱力評価部で得られた歌唱力評価結果を、上記画像撮影部で得られた画像データに合成する画像合成部(11)と、上記画像合成部で合成された画像データを上記プリンタに転送してプリントさせるためのプリンタ制御部(9)とを含む。上記歌唱力評価部で得られた歌唱力評価結果を、上記画像撮影部で得られた画像データに合成し、それを上記プリンタに転送してプリントさせることにより、歌唱者の歌唱力評価データを、当該歌唱者の画像と共にプリンタでプリントすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歌を歌う際に、事前に録音された伴奏を再生することにより演奏を再現可能なカラオケシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、営業用のカラオケ装置を利用してデジタル写真データを処理する技術が記載されている。それによれば、カラオケ表示用画像や、画像入力部からの画像をプリント(印刷)するにあたり、カラオケシステムにプリンタを具備し、音楽再生時の画像や外部から取り込んだ画像を加工してプリント、もしくは外部に出力できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−3842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
カラオケシステムについて本願発明者が検討したところ、以下の課題を見いだした。
【0005】
上記の先行技術では、取り込んだ画像を加工し、プリント、および外部出力していたが、歌唱力採点に関するデータ(歌唱力評価データ)の利用に関して配慮されていない。また、画像をプリントする場合の課金に関しては配慮されていない。更に、歌唱者の画像をプリント、もしくは外部出力する場合のセキュリティへの配慮がされていない。同様に課金に対するセキュリティに関しても配慮されていない。
【0006】
本発明の目的は、歌唱者の歌唱力評価データを、当該歌唱者の画像と共にプリンタでプリント可能なカラオケシステムを提供することにある。
【0007】
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
【0009】
すなわち、カラオケ装置と、上記カラオケ装置に接続され、撮影により画像データを得る画像撮影部と、上記カラオケ装置に接続され、上記カラオケ装置から転送された画像データをプリント可能なプリンタとを含んで、カラオケシステムを構成する。上記カラオケ装置は、上記カラオケ装置に入力された音声の歌唱力を評価する歌唱力評価部と、上記歌唱力評価部で得られた歌唱力評価結果を、上記画像撮影部で得られた画像データに合成する画像合成部と、上記画像合成部で合成された画像データを上記プリンタに転送してプリントさせるためのプリンタ制御部とを含む。
【発明の効果】
【0010】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
【0011】
すなわち、歌唱者の歌唱力評価データを、当該歌唱者の画像と共にプリンタでプリントすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明にかかるカラオケシステムの構成例ブロック図である。
【図2】図1に示されるカラオケシステムにおける主要部の動作シーケンスのフローチャートである。
【図3】本発明にかかるカラオケシステムの別の構成例ブロック図である。
【図4】本発明にかかるカラオケシステムの別の構成例ブロック図である。
【図5】図4に示されるカラオケシステムにおける表示画像の説明図である。
【図6】図4に示されるカラオケシステムにおけるプリント画像の説明図である。
【図7】本発明にかかるカラオケシステムの別の構成例ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
【0014】
〔1〕本発明の代表的な実施の形態に係るカラオケシステム(100)は、カラオケ装置(1)と、上記カラオケ装置に接続され、撮影により画像データを得る画像撮影部(23)と、上記カラオケ装置に接続され、上記カラオケ装置から転送された画像データをプリント可能なプリンタ(3)とを含む。上記カラオケ装置は、上記カラオケ装置に入力された音声の歌唱力を評価する歌唱力評価部(27)と、上記歌唱力評価部で得られた歌唱力評価結果を、上記画像撮影部で得られた画像データに合成する画像合成部(11)と、上記画像合成部で合成された画像データを上記プリンタに転送してプリントさせるためのプリンタ制御部(9)とを含む。
【0015】
上記の構成によれば、画像合成部は、上記歌唱力評価部で得られた歌唱力評価結果を、上記画像撮影部で得られた画像データに合成し、プリンタ制御部は、上記画像合成部で合成された画像データを上記プリンタに転送してプリントさせる。これにより、歌唱者の歌唱力評価データを、当該歌唱者の画像と共にプリンタでプリントすることができる。
【0016】
〔2〕上記〔1〕において、プリント利用の際の課金データを、携帯電話に転送するための通信部(6)を設けることができる。
【0017】
〔3〕上記〔1〕において、プリント利用の際の課金データを、カラオケの課金サーバ(17)に転送するための通信部(26)を設けることができる。
【0018】
〔4〕上記〔2〕において、プリント利用の際の課金データを、携帯電話に転送する際に、課金データを暗号化する暗号化/復号化部(35)を設けることができる。
【0019】
〔5〕上記〔2〕又は〔3〕において、広告データサーバ(40)に接続する通信部(26)と、上記通信部で受信した広告データをプリント画像に合成する画像合成部(41)とを設けることができる。
【0020】
〔6〕上記〔1〕〜〔5〕において、上記画像合成部で合成した、歌唱力評価結果データを含んだ画像データを、プリンタ以外の外部媒体に転送する通信部(6)を設けることができる。
【0021】
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
【0022】
《実施の形態1》
図1には、本発明にかかるカラオケシステムの構成例が示される。
【0023】
図1に示されるカラオケシステム100は、カラオケ装置1、プリンタ3、画像表示部4、画像撮影部23、楽曲選択部25を含む。カラオケ装置1は、歌を歌う際に、事前に録音された伴奏を再生することにより演奏を再現することができる。プリンタ3は、カラオケ装置1に結合され、カラオケ装置1から伝達された画像データをプリントする。画像表示部4は、カラオケ装置1に結合され、カラオケ装置1から伝達された画像データを表示画面に表示する。画像撮影部23は、撮影により画像データを得ることができる。画像撮影部23の撮影対象は、カラオケ装置1を利用する歌唱者とすることができる。この撮影により得られた画像データはカラオケ装置1に伝達される。
【0024】
このようなカラオケシステム100は、携帯端末の一例とされる携帯電話2や通信ネットワーク19に結合される。携帯電話2は、基本的にはこのカラオケシステム100を利用するユーザが所有するものである。つまり、ユーザは、このカラオケシステム100を利用するに際して、必要に応じて、自己所有の携帯電話2をカラオケシステム100に接続する。携帯電話2は、携帯電話通信ネットワーク20を介して通信課金サーバ14に接続することができる。通信ネットワーク19には、カラオケ課金サーバ17や楽曲データサーバ15が結合される。なお、本図では通信ネットワーク19が複数記載されているが、それらは互いに同一のネットワークでも良いし、互いに異なるネットワークでも良い。
複数の通信ネットワークを使用してもいいし、単数のネットワークでもよい。
【0025】
上記カラオケ装置1は、プリント画像記憶部10、歌唱力評価部27、通信部6,101,24,26、プリンタ制御部9、カラオケ制御部22、画像合成部11、音楽画像記憶部18を含む。プリント画像記憶部10は、プリント対象とされる画像を格納する。歌唱力評価部27は、歌唱力者の音声データを解析して歌唱力を評価する。通信部6は、携帯電話2を介して通信を行う。通信部101は、画像撮影部23と通信して、撮影された画像データをカラオケ装置1内に取り込む。プリンタ制御部9は、プリンタ3でのプリント動作を制御する。カラオケ制御部22は、楽曲の画像データの転送など、カラオケ制御を行う。画像合成部11は、入力された画像の合成を行う。音楽画像記憶部18には音楽画像を格納する。通信部24は、楽曲選択部25との間で通信を行う。通信部26は、通信ネットワーク19との間で通信を行う。
【0026】
図2には、図1に示されるカラオケシステム100における主要部の動作シーケンスが示される。
【0027】
カラオケシステム100のユーザは、楽曲選択部25で所望の楽曲を選択する(201)。カラオケ制御部22は、楽曲選択部25からの選曲データを、通信部24を介して受け取り、選択された楽曲を、通信ネットワーク19を介して、楽曲データサーバ15に要求する。楽曲データサーバ15は、選択された画像データを含んだ楽曲データを通信ネットワーク19、および通信部26を介してカラオケ制御部22に送る。カラオケ制御部22は楽曲の画像データを画像合成部11に送る。画像合成部11はカラオケ制御部22からの楽曲の画像データを画像表示部4に送る。続いてカラオケ制御部22は歌唱力評価部27に歌唱力評価開始信号を送る。この状態で、演奏が開始される(202)。歌唱力評価部27は楽曲の音楽データと、図示しない歌唱者からの歌唱データを入力として歌唱力結果を算出し(203)、楽曲終了後、算出した歌唱力結果データを画像合成部11に送る。一方、画像撮影部23は歌唱者を撮影し、歌唱者撮影データを通信部101、カラオケ制御部22を介して画像合成部11に送る。画像合成部11は、歌唱者撮影データと、歌唱力評価部27からの歌唱力結果データとを受け取り、両データの画像合成を行い、表示部4に送る。画像表示部4は、合成された画像データを表示する。また、カラオケ制御部22は評価得点表示データと共に、「得点をプリントするか否か」の判断を促す文字列を、画像合成部11を介して画像部4に送り、同様に表示する(204)。ユーザ(歌唱者)が、楽曲選択部25を介して画像プリントを選択しない場合には画像プリントは行われない。ユーザ(歌唱者)が、楽曲選択部25を介して、画像プリントを選択した場合は、ユーザ(歌唱者)によりカメラ選択が行われる(205)。ユーザ(歌唱者)が「付属カメラ」を選択した場合、カラオケ制御部22は、画像撮影部23で撮影済みの歌唱者画像を、通信部101を介して取り込み(206)、得点データと共に、プリント画像記憶部10に記憶させる。画像合成部11は、プリント画像記憶部10内の歌唱者画像と得点データとを合成する。この合成画像は、再びプリント画像記憶部10に記憶される。そしてこの合成画像は、プリンタ制御部9により、プリント画像データとしてプリンタ3に送られる。そしてプリンタ制御部9からプリンタ3にプリント開始信号が送られると、プリンタ3は上記合成画像をプリントする。
【0028】
また上記ステップ205のカメラ選択において、「携帯電話2」の内蔵カメラを選択した場合には、画像撮影部23で得られた画像に代えて、携帯電話2で撮影された画像が、通信部6を介してプリント画像記憶部10に送られ、それが画像合成部11において得点データと合成され(209)、それがプリント画像記憶部10を介してプリンタ制御部9によりプリンタ3に送られてプリントされる(210)。
【0029】
このように、歌唱力評価結果を他の画像データと合成して、カラオケ装置1に接続されたプリンタ3でプリントすることができる
尚、通信部101と画像撮影部23の間の通信は有線通信でも良いし、無線通信でも良い。また携帯電話2と通信部6の間の通信は、有線通信でも良いし、無線通信でも良い。
【0030】
《実施の形態2》
実施の形態2について、再び図1を参照しながら説明する。
【0031】
実施の形態2では、実施の形態1で行ったプリントに対して課金することができる。
【0032】
本例では、プリントについての課金の例として、携帯電話の課金システムを利用する方法とカラオケ課金を利用するものを説明する。
【0033】
まず携帯電話の課金システムを利用する場合の動作を説明する。
【0034】
実施の形態1におけるプリントの開始命令が、カラオケ制御部22よりプリンタ制御部9に送付されると同時に、カラオケ制御部22は、通信部6を介して、課金データを携帯電話2に送る。携帯電話2は、携帯電話通信ネットワーク20を介して、課金データを通信課金サーバ14内のプリント課金サーバ13に送る。プリント課金サーバ13は、プリントの課金データを受け取り、携帯電話2の所有者にプリントの課金を行い、携帯電話2の利用料請求時に携帯電話2の所有者にプリントについての課金を請求する。
【0035】
次にカラオケ課金を利用する場合の動作を図1において説明する。
【0036】
プリントの開始がカラオケ制御部22よりプリンタ制御部9に送付されると同時に、カラオケ制御部22は、通信部26と通信ネットワーク19を介し、課金データをカラオケ課金サーバ17に送る。カラオケ課金サーバ17は、カラオケシステムを利用しているユーザに課金を行い、カラオケ費用請求の際にプリント課金を併せて請求する。
【0037】
このように、携帯電話の課金システム又はカラオケ課金を利用してプリントについての課金を行うことができるので、ユーザは、プリント代の支払いのために、硬貨を財布から取り出してそれをカラオケシステムの硬貨投入口に投入する等の煩雑な作業が不要とされる。
【0038】
《実施の形態3》
本発明の実施の形態3を説明する。
【0039】
実施の形態3では、実施の形態2における携帯電話を利用した課金に対してセキュリティを確保するものである。
【0040】
図3には、実施の形態2における携帯電話を利用した課金に対してセキュリティを確保する場合の構成例が示される。図3に示されるカラオケシステム100が、図1に示されるのと大きく相違するのは、暗号化/復号化部35が設けられている点である。尚、このカラオケシステム100を利用するユーザが所有する携帯電話30は、携帯電話制御部31、暗号化/復号化部32、ID(identification)保持部、通信部34を含む。選曲からプリント開始に至る動作は、実施の形態1の場合と同様である。ユーザからのプリント開始命令を、通信部26を介して受けたカラオケ制御部22は、課金データを暗号化/復号化部35に送る。暗号化/復号化部35は、課金データを予め決められた暗号方式により暗号化し、暗号化した課金データを通信部6に送る。通信部6は暗号済み課金データを、携帯電話30内の通信部34を介し、暗号化/復号化部32に送る。暗号化/復号化部32は暗号済み課金データを復号し、携帯電話制御部31に送る。携帯電話制御部31は、携帯電話通信における独自の暗号化を行い課金データを携帯電話通信ネットワーク20を介して、通信課金サーバ14内のプリント課金サーバ13に送る。尚、暗号化/復号化部32で課金データを復号しても良いし、図示しないプリント課金サーバ13内の暗号化/復号化部において復号しても良い。
【0041】
通信課金サーバ13は、実施の形態2の場合と同様に、ユーザの携帯電話30に課金する。本例によれば、暗号化及び復号化により、カラオケ装置1と携帯電話30との間での通信におけるセキュリティを保つことができる。
【0042】
《実施の形態4》
本発明の実施の形態4を説明する。
【0043】
実施の形態4では、プリントにおいて、特定の広告をプリントすることにより、プリント課金の際に、課金を減額、もしくは無償化するものである。
【0044】
図4には、この場合の構成例が示される。尚、図4において図3と同一の符号で示すものは同一の機能を有する。
【0045】
図4に示されるシステムでは、通信ネットワーク19に広告データサーバ40が結合されている。歌唱力評価画像を歌唱者画像と合成し、画像表示部4に表示させるまでの動作は、実施の形態1の動作、および実施の形態3の動作と同様である。カラオケ制御部42は、画像合成部41に広告データのプリント可否ボタン画像の合成を命令する。画像合成部41は広告データのプリント可否ボタンを画像合成し、合成後の画像データをカラオケ制御部42に送る。カラオケ制御部42は合成後の画像データを画像表示部4に送る。ここで表示される画像の一例が図5に示される。501は「広告」ボタン、502は歌唱者画像、503はカーソルである。
【0046】
ユーザが楽曲選択部25を用いてカーソル503を移動させて、「広告」ボタン501を押すと、カラオケ制御部42は通信部26を介し、通信ネットワーク19に接続されている広告データサーバ40に広告画像データの要求を行う。広告データサーバ40は広告画像データ送信の要求を受けて、通信ネットワーク19と通信部26を介して広告データをカラオケ制御部42に送る。カラオケ制御部42は画像合成部41に広告画像データの合成を命令する。画像合成部41は広告画像データを歌唱者画像データや、歌唱力結果画像データと合成し、一旦プリント画像記憶部10に送る。プリンタ制御部9はプリント画像記憶部10よりプリント画像データを読み出し、プリンタ3に送る。プリンタ3は合成された画像をプリントする。
【0047】
図6には、本システムでのプリント結果の一例が示される。
【0048】
一方、カラオケ制御部42はプリント課金データを生成するが、広告601がプリントされた場合は課金を減額、もしくは無償化することができる。以降の動作は、実施の形態2や実施の形態3と同様である。広告601のプリントによる「減額データ」は予めカラオケ装置1内に保持しておいてもいいし、広告画像データに付随しておいてもよい。
【0049】
《実施の形態5》
本発明の実施の形態5を説明する。
【0050】
実施の形態5では、本発明の実施例1から実施例4におけるプリント画像データを携帯電話等の別媒体に転送することができる。図7には、この場合の構成例が示される。
【0051】
図7において、70は画像記憶部、71はカラオケ制御部である。
【0052】
図7において図1、もしくは図3と同一符号で示すものは同一の機能を有する。
【0053】
本例の動作を、図7を用いて説明する。
【0054】
カラオケ制御部71はプリント画像記憶部10に記憶の合成後のプリント用画像を、暗号化/復号化部35と、通信部6を介し、携帯電話30に送る。携帯電話30の携帯電話制御部31は、通信部34を介し画像記憶部70に記憶する。携帯電話30内の画像記憶部70に合成後の画像を記憶する場合、プリンタ3でプリントしても良いし、プリントしなくても良い。本例によれば、プリントを行わない場合でも、ユーザの携帯電話等の外部媒体に画像を転送することができる。
【0055】
本例における通信部6と通信部34との通信は有線通信でも良いし、無線通信でも良い。無線通信の場合、携帯電話に具備しているワイヤレスランでもよいし、IrDA(Infrared Data Association)を利用してもよい。
【0056】
カラオケ装置1より携帯電話30に画像データを転送する場合、暗号化/復号化部35で、転送する画像データを暗号化してセキュリティを確保しても良い。
【0057】
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0058】
1 カラオケ装置
2 携帯電話
3 プリンタ
4 画像表示部
9 プリンタ制御部
10 プリント画像記憶部
11 画像合成部
13 プリント課金サーバ
14 通信課金サーバ
15 楽曲データサーバ
17 カラオケ課金サーバ
19 通信ネットワーク
20 携帯電話通信ネットワーク
22 カラオケ制御部
23 画像撮影部
24 通信部
25 楽曲選択部
26 通信部
27 歌唱力評価部
30 携帯電話
31 携帯電話制御部
32 暗号化/復号化部
33 ID保持部
34 通信部
35 暗号化/復号化部
40 広告データサーバ
41 画像合成部
42 カラオケ制御部
70 画像記憶部
71 カラオケ制御部
100 カラオケシステム
101 通信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カラオケ装置と、
上記カラオケ装置に接続され、撮影により画像データを得る画像撮影部と、
上記カラオケ装置に接続され、上記カラオケ装置から転送された画像データをプリント可能なプリンタと、を含み、
上記カラオケ装置は、上記カラオケ装置に入力された音声の歌唱力を評価する歌唱力評価部と、
上記歌唱力評価部で得られた歌唱力評価結果を、上記画像撮影部で得られた画像データに合成する画像合成部と、
上記画像合成部で合成された画像データを上記プリンタに転送してプリントさせるためのプリンタ制御部と、を含むことを特徴とするカラオケシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−98456(P2012−98456A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−245278(P2010−245278)
【出願日】平成22年11月1日(2010.11.1)
【出願人】(302062931)ルネサスエレクトロニクス株式会社 (8,021)
【Fターム(参考)】