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カラルマ抽出物の製造方法および使用
説明

カラルマ抽出物の製造方法および使用

【課題】1以上のプレグナン配糖体を主な、および重要な成分として含む、医薬品、栄養補助食品、および食品に適用するための組成物の提供。
【解決手段】ガガイモ(Asclepiadaceae)科に属する1以上のカラルマ(caralluma)属の植物の抽出の工程によって得られる組成物。前記植物が、1以上のカラルマ種;フィンブリアタ(fimbriata)、インディカ(indica)、アテヌアタ(attenuata)、チューバークラータ(tuberculata)、スタラグミフェラ(stalagmifera)、ウンベラータ(umbellata)、ラシアンサ(lasiantha)、エジュリス(edulis)などを含む。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
発明の背景
本発明は、カラルマ(Caralluma)植物抽出物、その使用および応用、並びにその製造工程に関する。
【0002】
カラルマ属の植物は、ガガイモ(Asclepiadaceae)科に属し、200以上の種が世界中に分布している。本発明者らは、これらの種のうち;インディカ種(c.indica)、フィンブリアタ種(c.fimbriata)、アテヌアタ種(c.attenuata)、チューバークラータ種(c.tuberculata)、エジュリス種(c.edulis)、アドセンデンス種(c.adscendens)、スタラグミフェラ種(c.stalagmifera)、ウンベラータ種(c.umbellata)、アラビカ種(c.arabica)、ペニシラータ種(c.penicillata)、レトロスピシエンス種(c.retrospiciens)、ルッセリアナ種(c.russeliana)およびラシアンサ種(c.lasiantha)を研究した。これらの種のいくつかはインドにみられる。
【0003】
カラルマ植物は、小さく、直立していて、肉厚である。カラルマ植物は、4つの溝のほぼ円形の茎を有する。カラルマ植物は一般に葉がなく、さまざまな濃い色の小さな花をつける。カラルマ植物のさやは直立し、直線状で、長さが約2.5cmであり、柔らかな手触りである。カラルマのとげは柔らかい。インドにみられるカラルマの種は食用であり、インドにおける伝統的な薬物系の一部を形成する。
【0004】
カラルマ植物は薬剤特性を有することが報告されている。カラルマの薬剤特性は、含まれる配糖体のためであるとされてきた。配糖体は、糖化合物および糖以外の化合物から得られる縮合生成物であり、例えば置換または非置換の環状構造のような成分をさらに有しうる。カラルマに含まれる配糖体は、配糖体のプレグナン群に属する。カラルマ植物にみられる配糖体の前記プレグナン群の例は:
i.カラツバシド(caratuberside)A、
ii.カラツバシドB、
iii.ボウセロシド(bouceroside)I、
iv.ボウセロシドII、
v.ボウセロシドIII、
vi.ボウセロシドIV、
vii.ボウセロシドV、
viii.ボウセロシドVI、
ix.ボウセロシドVII、
x.ボウセロシドVIII、
xi.ボウセロシドIX、
xii.ボウセロシドX、
である。
【0005】
文献に報告された、および/または本発明者らによって観察された前記治療/薬剤特性は:
i.駆風性、
ii.解熱性、
iii.駆虫性、
iv.抗リュウマチ性、
v.抗糖尿病および抗高血糖性、
vi.抗熱性、
vii.抗炎症性、
viii.抗損傷性、および
ix.抗酸化性、
x.抗高血圧性、
xi.抗肥満性、
などである。
【0006】
カラルマ配糖体の他の重要な特性は、その驚くべき相乗効果である。この相乗効果は、明らかに本発明者らによって初めて観察された。前記相乗効果は、一組のカラルマ配糖体によって、および高次の組み合わせによって示されるが、前記高次の組み合わせによる相乗効果は、上記の2つ、すなわち、カラツバシド類およびボウセロシド類以外の配糖体のカラルマ中の含有量が非常に小さいことから、それほど重要ではない。したがって、カラツバシド−ボウセロシドの相乗効果が最も重要であり、前記2つの配糖体の異性体−異性体相互作用から生じる相乗効果を含む。前記相乗効果は、前記配糖体の以下の3つの生理的効果に対して特に強い:患者の体重の減少および肥満の治療;患者の血糖の減少、並びに患者の関節炎および他の関節痛の低減または除去。本発明者らは、上述の3つの状態におけるカラルマの使用およびカラルマを用いたこれらの治療方法を、初めて研究/調査した。本発明者らはまた、カラルマの使用による患者の筋肉量の増加、およびカラルマを用いたその治療方法の関連する課題を初めて研究した。上記の、および他のカラルマの使用、並びにカラルマを含む治療方法の探索は、本発明者らの他の特許出願の課題である。
【0007】
本発明者らによって初めて観察された興味深い事実は、前記カラツバシド−ボウセロシド相乗効果は、インディカ種にみられるカラツバシド−ボウセロシドの比率で実質的に最大になることがわかったということである。他の3つの種、すなわち、フィンブリアタ、アテヌアタ、およびチューバークラータは、インディカ種と実質的に同じ前記比率の値、並びに実質的に同じ配糖体含有量を有する。これらの4つの種を、以下群Iのカラルマ種と表す。さらに4つの種、すなわちスタラグミフェラ、ウンベラータ、ラシアンサ、およびエジュリスもまた実質的に同じ前記比率を有するが、群Iの種よりも配糖体の含有量はいくらか低い。上記のさらなる4つの種を、以下群IIの種と表し、前記比率をCB比、または簡単にCBRと表す。
【0008】
従来技術は、カラルマ植物の地上部分が10%の水性エタノールを用いて抽出される抽出工程を提供する。上記の従来技術の工程は、多くの欠点があり、さらに、標準化されない、再現性のない、そして抽出される原料の植物材料の代表的なものではない、粗抽出物しか与えない。従来技術の製品および工程のこれらの欠点を、以下にさらに説明する。
【0009】
本明細書中、「抽出」の用語は、文脈によって、抽出の工程全体または前記工程の一部分を形成する抽出(溶出)の各段階を表す。前記抽出の各段階において、カラルマ植物またはその部分を、その1以上の構成物質/成分を抽出(溶出)する適当な溶媒に接触させる。同様に、「抽出物」の用語は、文脈によって、前記抽出段階の間に、および/または終わりに得られる溶液、あるいは蒸発などによって前記溶液に含まれる溶媒を除いて得られる固形物を意味する。前記固形物は、本明細書中で「溶質」とも表され、この用語はまた、本明細書中で前記溶媒に可溶の1以上のカラルマの成分を表すのにも用いられる。前記可溶の成分は、抽出などの観点から望まれるものである。
【0010】
従来技術の第1の文献(M.N.M.Zakaria,M.W.Islam,R.Radhakrishnan,H.B.Chan,M.Kamil,A.N.Gifri,K.Chan,A.Al−Attas,J.of Ethnopharmacology,76(2001),155−158)において、西アジアにみられるカラルマの種であるアラビカ種が、10%の水性エタノールを用いて抽出された。植物の地上部分は日陰で乾燥され、粉末にされ、その後、10%の水性エタノールで抽出された。溶媒は、ロータリーエバポレータを用いて真空下で40℃で蒸発させることによって、抽出物から除かれた。乾燥した抽出物は、マウスおよびラットに対するアラビカ種の抗侵害受容性並びに抗炎症性を確立するための薬理的な調査に用いられる、蒸留水およびスラリーに再び懸濁された。
【0011】
従来技術の第2の文献(M.Kamil,A.F.Jayaraj,F.Ahmed,C.Gunasekhar,S.Samuel,K.Chan,M.Habibullah,J.Pharm.Pharmacology,1999,5(Supplement),225)において、アラビカ種の植物材料が、10%の水性エタノールを用いてソックスレー抽出装置で8時間で抽出された。フラボン配糖体である、ルテオリン−4’−O−ネヘスペリドシドおよびケンフェロール−7−O−ネヘスペリドシドが抽出物から単離され、そのアラビカ種中の濃度が確立された。
【0012】
従来技術の第3の文献(R.Radhakrishnan,M.N.M.Zakaria,M.W.Islam,X.M.Liu,K.Chan,M.Habibullah,J.Pharm.Pharmacology,1999,5(Supplement)116)および第4の文献(M.N.M.Zakaria,M.W.Islam,R.Radhakrishnan,H.B.Chan,A.Ismail,K.Chan,M.Habibullah,J.Pharm.Pharmacology,1999,5(Supplement),117)においては、アラビカ種の地上部分が、10%のエタノールで抽出されたと記載されている。用いられた工程の詳細は開示されていない。
【0013】
従来技術の工程の第1の、および最大の欠点は、加工の間にカラルマ配糖体の分解が起こることである。このことは従来技術では認識されておらず、本発明者らによって初めて観察された。本発明者らは、カラルマ抽出物(溶液)が、その溶媒を蒸発させることによって濃縮されるとき、高濃度では材料の炭化および過熱が起こることを観察した。前記過熱/炭化は、前記分解を引き起こし、これは相当の撹拌の供給にもかかわらず起こることが明らかになった。
【0014】
前記炭化/過熱は、主に高濃度のカラルマ抽出物の高い粘度によって引き起こされる。この高い粘度は、前記配糖体とともに抽出物中に抽出されるカラルマ植物の樹脂性物質、および抽出段階の間に起こる前記分解によって生じる分解生成物の存在に起因する。本発明者らは、一定の抽出条件の下で、かなりの量の前記樹脂が配糖体とともに抽出されることを観察した。
【0015】
前記分解は、濃縮段階および抽出段階の両方で、本発明者らによって初めて観察された。抽出温度が75℃より高い値に保たれた場合、配糖体の熱分解が起こり、抽出物の粘度をさらに高め、濃縮段階での前記分解の危険性を高める高温の生成物を与えることが明らかになった。
【0016】
ソックスレー型装置においては、カラム効果によって、カラルマ植物は装置のチャージに用いられる10%よりもはるかに高いエタノール含有量を有する溶媒の蒸気に接触する。抽出温度もまた一般に75℃を超えたままである。本発明者らは、このような条件の下では、抽出の間に相当の分解が起こり、さらに、カラルマ植物中の多量の樹脂性物質が抽出物中に抽出されて濃縮段階においてさらなる分解をもたらすことを観察した。
【0017】
工程の条件は、前記第3および第4の文献には十分に開示されていないが、抽出物はエバポレートされて乾燥され、薬理的な研究に適した固体の形態で生成物を得たと考えられる。したがって、本発明者らの見解では、前記第3および第4の文献で採用された方法において、前記分解は確実に起こる。
【0018】
従来技術の工程の第2の欠点は、カラルマ中の配糖体とともに、配糖体以外の成分が同時に抽出されることである。前記配糖体以外の成分は、タンニン、ペクチン、前記樹脂性物質などである。本発明者らは、例えば10%の低いエタノール濃度では、相当な量のタンニンおよびペクチンが配糖体とともに抽出されるが、高い水性エタノール濃度では、樹脂は優先的に溶液に行くことを見出した。本発明者らは、10%の水性エタノールを用いた場合、かなりのパーセンテージの前記タンニンおよびペクチンを含む配糖体抽出物が得られることを観察した。したがって、前記第1、第3、および第4の文献で採用された工程条件において、得られたカラルマ抽出物は、配糖体製品の品質保持期間に悪影響を与えるかなりの不純物をタンニンおよびペクチンの形態で含む。前記第2の文献においては、80%を超えるエタノール濃度がソックスレー装置においてカラルマ植物に接触する。本発明者らは、このような条件下での抽出物は多量のカラルマ樹脂を含みうることを見出した。
【0019】
従来技術の第3の欠点は、従来技術の工程によって得られたカラルマ抽出物製品は、今のところ、その組成が抽出物ごとに変動するため、標準化されていないことである。従来技術の工程によって得られたカラルマ抽出物は、今のところ、原料の植物にみられるカラルマ配糖体のさまざまな構成成分またはその相対的な割合を十分に反映しないため、代表的なものではない。さらに、前記組成は、抽出物ごとに変動するため、従来技術の工程のカラルマ抽出物製品は再現性がないと考えられる。
【0020】
カラルマのいくつかの薬剤の形態の前記薬理的な研究の他に、従来技術はカラルマの具体的な医療への適用を提供していない。本発明者らは、これらの適用を開拓した。前記適用は、カラルマの主成分を含む適当な中間体から出発して作製される錠剤、注射液などのさまざまな形態でカラルマの構成成分を必要とする。カラルマの主成分を含む、および前記出発物質となりうるこれらの中間体は、従来技術では知られておらず、定義されていない。
【0021】
まとめると、前記従来技術の工程の欠点は:
i.標準化されない、代表的でない、および再現性のない製品;
ii.カラルマの配糖体の前記分解をもたらす工程条件;
iii.タンニン、ペクチン、および樹脂のような製品の純度および保存性に影響しうる、および/またはカラルマ配糖体製品で治療された患者に副作用を与える、望ましくない配糖体以外の成分の抽出物への抽出;
iv.従来技術の工程では、前記望ましくない配糖体以外の成分の抽出物からの除去が提供されないこと;および、
v.工程の経済性の観点から、または上記の望ましいカラルマ中間体生成物を得る観点から、最適化されていない工程パラメータ、
である。
【発明の概要】
【0022】
発明の概要
本発明の目的は、上述の欠点を解消し、標準化された、誘導されるカラルマ植物材料の代表的なものであり、再現性があり、カラルマの医薬品、栄養補助食品、および食品のための適当な出発物質(中間体)を形成し、さらに患者に直接投与するのに適した1以上の適当なカラルマ抽出物の生成物(薬剤組成物)を定義することである。
【0023】
本発明の他の目的は、前記分解が最小限になるか、または防止される;ここで配糖体に伴う配糖体以外の成分の抽出が最小限になるかまたは防止され、この際前記望ましくない成分を前記抽出物から実質的にすべて除去するかまたは問題にならない値まで削減するための精製手段が提供される;前記カラルマ抽出物の生成物を作製するための工程を発明することである。
【0024】
本発明のさらなる目的は、少なくとも1つが固体であり、他が液体である、前記カラルマ抽出物の生成物を定義することであり、工程の経済性、カラルマの前記適用の要請、およびその下流の工程を考慮して、その仕様を最適化することである。
【0025】
本発明のさらなる目的は、前記相乗効果の最大値の存在の観点から、カラルマ抽出物の生成物において、前記群Iおよび群IIのカラルマ種にみられるものと実質的に同等のCBRを維持することである。
【0026】
したがって、本発明によれば、カラルマ抽出物テクニカルとも表す、第1カラルマ抽出物が提供される。
【0027】
さらに、本発明によれば、標準化カラルマ抽出物とも表す、第2カラルマ抽出物が提供される。
【0028】
さらに、本発明は、植物からの1以上のプレグナン配糖体を主に含む、医薬品、栄養補助食品、および食品に適用するための組成物を作製する工程を提供し、ここで抽出の溶媒/溶媒混合物の性質並びに抽出および抽出物濃度の条件は、前記配糖体の分解、並びに前記植物に含まれるペクチン、タンニン、および樹脂性物質が同時に抽出されることを防止する/最小にするように選択される。
【0029】
さらに、本発明によれば、カラルマ植物から前記第一抽出物(カラルマ抽出物テクニカル)の一実施形態を作製する工程が提供され、前記工程の一実施形態は:
i.必要に応じて、洗浄、清浄、浸漬、乾燥、切断、裁断、漂白などの1以上の任意の操作によって、前処理する;
ii.必要に応じて、および必要な範囲で、段階(i)で得られた植物材料を粉砕および/または製粉する;
iii.前記段階(ii)で得られた材料を、適当な溶媒/溶媒混合物を用いて、および/または他の抽出から得られた溶液で、1以上の段階での抽出する;前記溶媒/溶媒混合物の性質および濃度および抽出温度は、含まれるタンニン、ペクチン、および樹脂性物質の抽出を最小にする、または実質的に防止するように選択される;
iv.第1の濃縮段階において、さらに、任意で第2の濃縮段階において、段階(iii)で得られた抽出バッチ(溶液)を、単独で、またはその1以上の混合物として、前記溶媒/溶媒混合物の蒸発などの任意の既知の方法で前記溶媒/溶媒混合物の除去することによって濃縮し、第1のカラルマ抽出物(カラルマ抽出物テクニカル)を得る;前記溶媒/溶媒混合物は必要に応じて回収される;
v.前記第1の濃縮段階の前に、任意で1以上の前記抽出バッチまたはその一部分を、抽出される前記植物材料と接触させるために、段階(iii)に戻す;前記バッチは、もしあれば、粒子状の固形物を除去するためにろ過されてもよい;
vi.前記段階(i)の一部として、または前記段階(i)もしくは(ii)もしくは(iii)の直後、または前記第1の濃縮段階の直後に、樹脂溶解性の溶媒を用いて、任意で樹脂への工程中の材料に樹脂の抽出操作を行う;
の段階を含む。
【0030】
さらに、本発明によれば、前記第1のカラルマ抽出物(カラルマ抽出物テクニカル)から前記第2のカラルマ抽出物(標準化カラルマ抽出物)の実施形態を作製する工程が提供され、前記工程の一実施形態は:
i.前記第1のカラルマ抽出物(カラルマ抽出物テクニカル)を適当な賦形剤、およびさらに必要に応じて適当なバインダに接触させ、前記材料に混合操作を行う;
ii.段階(i)で得られた材料を、任意の既知の方法によって乾燥させる;
iii.必要に応じて、段階(ii)で得られた材料を、任意の既知の粉砕/製粉方法で必要なサイズに粉末化する;および、
iv.段階(iii)で粉砕/製粉された材料をふるいにかけ、その後ふるいにかけられた材料を混合して前記第2のカラルマ抽出物(標準化カラルマ抽出物)を得る;
の段階を含む。
【0031】
さらに、本発明によれば、カラルマ植物材料から前記第2のカラルマ抽出物(標準化カラルマ抽出物)の実施形態を作製する工程が提供され、前記工程の一実施形態は、
i.必要に応じて、洗浄、清浄、浸漬、乾燥、切断、裁断、漂白などの1以上の任意の操作によってカラルマ植物材料を前処理する;
ii.必要に応じて、および必要な範囲で、前記段階(i)で得られた植物材料を粉砕および/または製粉する;
iii.段階(ii)で得られた材料を、適当な溶媒/溶媒混合物を用いて、および/または他の抽出で得られた溶液で、1以上の段階で抽出する;ここで前記溶媒/溶媒混合物の性質および/またはその濃度、並びに抽出温度は、含まれるタンニン、ペクチン、および樹脂性物質の抽出を最小にする、または実質的に防止するように選択される;
iv.第1の濃縮段階で、およびさらに任意で第2の濃縮段階で、段階(iii)で得られた抽出バッチ(溶液)を、単独で、または1以上の混合物として、前記溶媒/溶媒混合物の蒸発などの任意の既知の方法で前記溶媒/溶媒混合物を除去することによって濃縮し、前記第1のカラルマ抽出物(カラルマ抽出物テクニカル)を得る;前記溶媒/溶媒混合物は必要に応じて回収される;
v.第1の濃縮段階の前に、任意で1以上の前記抽出バッチまたはその一部を、抽出される前記植物材料と接触させるために、段階(iii)に戻す;前記バッチは、もしあれば、粒子状の固形物を除去するためにろ過されてもよい;
vi.前記段階(i)の一部として、または前記段階(i)もしくは(ii)もしくは(iii)の直後、または前記第1の濃縮段階の直後に、樹脂溶解性の溶媒を用いて、任意で工程中の材料に樹脂の抽出操作を行う;
vii.前記第1のカラルマ抽出物(カラルマ抽出物テクニカル)を適当な賦形剤、およびさらに必要に応じて適当なバインダに接触させ、前記材料に混合操作を行う;
viii.段階(vii)で得られた材料を、任意の既知の方法によって乾燥させる;
ix.必要に応じて、段階(viii)で得られた材料を、任意の既知の粉砕/製粉方法で必要なサイズに粉末化する;および
x.段階(ix)で粉砕/製粉された材料をふるいにかけ、その後ふるいにかけられた材料を混合して前記第2のカラルマ抽出物(標準化カラルマ抽出物)を得る;
の段階を含む。
【0032】
本発明の第1のカラルマ抽出物は、好ましくは、カラルマ配糖体および他のカラルマの成分を溶液中に含み、カラルマの主成分を含む多くの医薬品、栄養補助食品、および食品の適当な出発物質、中間体となるように設計される液体状の生成物である。前記生成物は、プレグナン配糖体を含み、本発明の範囲に含まれる1以上の、またはすべての配糖体を含みうる。同様に、前記配糖体の比率は、本発明の範囲に含まれる任意の値の組み合わせであってよい。好ましくは、前記生成物は、少なくとも、前記主なプレグナン配糖体(異性体を含む)、すなわちカラツバシド類およびボウセロシド類の両方を含む。さらに、好ましくは前記主な配糖体は、前記群IおよびIIのカラルマ種にみられる比率に実質的に対応する比率である。すなわち、含まれるカラツバシド類とボウセロシド類との比であるCBRは、好ましくは9:1から11:1である。さらに、好ましくは、前記生成物中の樹脂の含有量は0.5重量%以下である。好ましくは、前記第1の抽出物中のプレグナン配糖体の含有量は、5〜15%(w/w)であるか、または15%(w/w)を超える。好ましくは、前記生成物は、何らの変換または処理をせずに、患者への直接の投与に適している。
【0033】
本発明のテクニカル抽出物の配糖体含有量は、本発明の範囲に含まれる任意の値をとりうる。すなわち、前記カラルマ抽出物テクニカルは、任意の所望の濃度でありうる。本発明は、抽出および濃縮のコストを含む工程の経済性、並びに下流の工程の要請、さらに前記群IおよびIIの異なる配糖体の含有量を考慮して、前記生成物中の前記配糖体の2つの好ましい濃度、すなわち、15重量%を超える配糖体、および5〜15重量%の配糖体に至った。第1の抽出物はまた、カラルマのサポニン配糖体およびカラルマの苦味成分のいくつかまたはすべてを含みうる。
【0034】
本発明の標準化カラルマ抽出物は、好ましくは、カラルマの主成分を含むいくつかの医薬品、栄養補助食品、および食品の適当な出発物質(中間体)となるように設計される固体状の生成物である。好ましくは、前記第2の抽出物は、適当な賦形剤に吸着した前記プレグナン配糖体を含む。前記第2の抽出物は、前記プレグナン配糖体を含み、本発明の範囲に含まれる1以上の、またはすべての配糖体を含みうる。同様に、前記配糖体は、本発明の範囲に含まれる任意の相対比であってよい。好ましくは、前記抽出物は、前記プレグナン配糖体、すなわち、カラツバシド類およびボウセロシド類の両方を含み、好ましくは、これらが前記群IおよびIIのカラルマ種でみられるものと実質的に同等の比率である、すなわち9:1から11:1のCBRを有する。好ましくは、前記抽出物中の樹脂の含有量は、1.0重量%以下である。好ましくは、前記生成物は必要に応じて、何らの変換または処理を必要とせず患者への直接の投与に適している。
【0035】
前記標準化抽出物の配糖体含有量は、本発明の範囲に含まれる任意の値をとりうる。
【0036】
抽出のコスト、並びにカラルマの医薬品、栄養補助食品、および食品のための下流の工程のための、前記抽出物の濃度および所望の仕様、さらに、前記群IおよびIIの種の配糖体含有量を考慮して、本発明は、前記標準化カラルマ抽出物の2つの好ましい濃度、すなわち、30%(w/w)を超える、および25〜30%(w/w)のプレグナン配糖体の含有量に至った。前記2つの配糖体の含有量は、一般に最適化された方法で本発明の工程を用いて前記群IおよびIIの種をそれぞれ抽出して得られた仕様である。前記第2の抽出物は、1以上のカラルマのサポニン配糖体および/または苦味成分をさらに含みうる。
【0037】
本発明によって定義された前記第1のおよび第2の抽出物は、直接患者に投与されうる範囲では、薬剤組成物である。同様に、栄養補助食品および食品として直接使用できる。したがって、前記薬剤組成物は、前記第1のまたは第2の抽出物または他の成分を、その変換されていない形態で、あるいはその任意の製薬上許容される塩の形態で含みうる。前記組成物は、錠剤、または注射液、または懸濁液、または他の製薬上の形態であってもよい。前記組成物は、1以上の治療上の成分をさらに含んでもよく、味、色、香りなどのための既知の製薬上許容される添加剤を含んでもよい。
【0038】
図面の簡単な説明
本発明のより完全な理解、およびそれに伴う多くの利点は、以下の詳細な説明を添付した図面(同様の参照記号は同じまたは類似の成分を示す)とともに参照することによって、よりよく理解されると同時に、容易に明らかになるであろう。ここで:
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】図1は、カラルマ植物から第1のカラルマ抽出物を作製する本発明の工程の例を示す図である。
【図2】図2は、第1のカラルマ抽出物から第2のカラルマ抽出物を作製する本発明の工程の例を示す図である。
【図3】図3は、カラルマ植物から第1のカラルマ抽出物を作製する本発明の好ましい工程の1つを示す図である。
【図4】図4は、第1のカラルマ抽出物から第2のカラルマ抽出物を作製する本発明の好ましい工程の1つを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
発明の詳細な説明
本発明の第1のカラルマ抽出物の生成物は、好ましくは、カラルマ配糖体および他のカラルマの成分を溶液中に含む液体の生成物である。本発明の第1のカラルマ抽出物の生成物は、カラルマの主成分を含む多くの医薬品、栄養補助食品、および食品のための適当な出発物質、中間体となるように設計される。前記生成物は、任意のプレグナン配糖体またはその混合物を含みうる。同様に、前記配糖体の比率は、本発明の範囲に含まれる任意の値の組み合わせをとりうる。好ましくは、前記生成物は、少なくとも、カラルマの前記主なプレグナン配糖体、すなわちカラツバシド類およびボウセロシド類の両方を含む。さらに、好ましくは前記2つの主な配糖体は、実質的に、前記群Iおよび群IIのカラルマ種にみられる比に対応する比である。すなわち、カラツバシド類とボウセロシド類との比であるCBRは、好ましくは9:1〜11:1である。さらに、好ましくは、前記生成物中の樹脂の含有量は、0.5重量%以下である。好ましくは、前記第1の抽出物中のプレグナン配糖体の含有量は、5〜15%(w/w)または、15%(w/w)を超える。
【0041】
本発明の前記テクニカル抽出物の配糖体含有量は、本発明の範囲に含まれる任意の値をとりうる。すなわち、前記カラルマ抽出物テクニカルは、任意の所望の濃度でありうる。本発明は、抽出および濃縮のコストを含む工程の経済性、ならびに下流の工程の要請、さらに前記群IおよびIIの異なる配糖体含有量を考慮して、前記生成物中の前記配糖体の2つの好ましい含有量、すなわち、15重量%を超える配糖体、および5〜15重量%の配糖体に至った。第1の抽出物はまた、カラルマのサポニン配糖体およびカラルマの苦味成分のいくつかまたはすべてを含みうる。
【0042】
前記2つの好ましい濃度の本発明のカラルマ抽出物テクニカル生成物の典型的な組成を以下に示す。
【0043】
【表1】

【0044】
【表2】

【0045】
本発明の標準化カラルマ抽出物は、好ましくは、カラルマの主成分を含むいくつかの医薬品、栄養補助食品、および食品のための適当な開始物質(中間体)になるように設計される、固体状の生成物である。前記抽出物は、本発明の範囲に含まれる任意の前記プレグナン配糖体またはその混合物を含みうる。好ましくは、前記配糖体および他の成分は、適当な賦形剤に吸着される。同様に、前記配糖体は、本発明の範囲に含まれる任意の相対比であってよい。好ましくは、前記抽出物は、少なくとも、前記主なプレグナン配糖体、すなわちカラツバシド類およびボウセロシド類の両方を含み、好ましくは、これらが実質的に前記群Iおよび群IIのカラルマ種にみられるものと同等の比、すなわち9:1〜11:1のCBRである。さらに、好ましくは、前記抽出物中の樹脂の含有量は、1.0重量%以下である。
【0046】
前記標準化抽出物の配糖体含有量は、本発明の範囲に含まれる任意の値をとりうる。本発明は、抽出および濃縮のコストを含む工程の経済性、ならびに下流の工程のための前記抽出物の所望の仕様、さらに前記群IおよびIIの配糖体含有量を考慮して、前記標準化カラルマ抽出物の2つの好ましい濃度、すなわち、30%を超える、および25〜30%(w/w)のプレグナン配糖体の含有量に至った。前記2つの配糖体濃度は、一般に最適化された方法で本発明の工程を用いて前記群Iおよび群IIの種をそれぞれ抽出して得られた仕様である。
【0047】
本発明の前記標準化カラルマ抽出物は、賦形剤に吸着した前記カラルマ配糖体を含み、粉末の形態である。前記好ましい濃度(組成)の標準化カラルマ抽出物の典型的な分析を以下に示す。
【0048】
【表3】

【0049】
【表4】

【0050】
本発明の範囲で、本発明の前記カラルマ抽出物テクニカルおよび標準化カラルマ抽出物は、成分の混合の工程によって、または本発明の抽出工程を用いて、または他の工程で、作製されうる。
【0051】
しかしながら、本発明の工程を用いることにより、実質的にカラルマの全ての配糖体を含み、所望の前記CBR、低い樹脂含有量(すなわち、規定された範囲を超えない)、および低い前記ペクチンおよびタンニンの含有量を有する、カラルマ抽出物テクニカルならびに標準化カラルマ抽出物が得られる。
【0052】
カラルマ抽出物テクニカルおよび標準化カラルマ抽出物を得る本発明の工程は、前記抽出および濃縮の段階並びに他の段階の適当な操作によって、生成物中の前記配糖体の任意の所望の濃度を提供しうる。
【0053】
本発明のカラルマ抽出物テクニカルおよび標準化カラルマ抽出物の、前記2つの好ましい濃度範囲は、一例として、すなわち好ましい実施形態としてのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。本発明の工程は、前記出発物質が前記群IまたはIIのいずれの種であっても、任意の配糖体濃度(組成)を有する本発明の前記生成物を与えるように操作されうる。前記2つの組成の範囲は、一般に最適な方法で本発明の工程を操作して前記群IおよびIIのカラルマ種を加工することによって得られるため、一定の実用的および商業的な重要性を有する。前記群IおよびIIの種の前記2つの好ましい濃度範囲の組み合わせは、すべて工程の経済性ならびに下流の工程の要請の観点によるものであって、本発明の範囲を制限するものではない。
【0054】
本発明の範囲で、前記第1のおよび第2の抽出物は、カラルマのサポニン配糖体および苦味成分などのカラルマの他の成分をさらに含みうる。
【0055】
本発明の標準化カラルマ抽出物の生成物の前記賦形剤の目的は、カラルマの配糖体を吸着させ、さらに微量の水、抽出溶媒、およびもし使用していれば樹脂溶解性の溶媒を、速く、実質的に完全に除去するための広い表面積を提供することである。任意の既知の賦形剤の使用は本発明の範囲に含まれ、好ましい賦形剤はマルトデキストリンおよび炭酸マグネシウムである。
【0056】
本発明の範囲で、本発明のカラルマ抽出物テクニカルおよび標準化カラルマ抽出物は、上述の本発明の任意の工程によって、またはその構成要素の組み合わせによって、または他の工程によって作製されうる。本発明の前記第1のおよび第2の抽出物は、特に制限されないが、以下の薬理的な効果:駆風性、解熱性、抗リュウマチ性、抗糖尿病および抗高血糖性、抗熱性、抗炎症性、抗酸化性、抗関節炎性、抗肥満性、BMI(肥満度指数)の減少、BMR(基礎代謝率)の増加などのうち、少なくとも1つを有する薬剤に用いられうる。
【0057】
本発明、特に「カラルマ抽出物」、「カラルマ植物」、および「カラルマ植物材料」の用語は、任意のカラルマ属の種を意味し、本明細書中に列挙したカラルマ種に限定されない。
【0058】
カラルマ植物からカラルマ抽出物テクニカルを作製する本発明の工程の第1段階は、その一例を図1に示すと、カラルマ植物材料の条件を考慮して要求される1以上の任意の操作を含む。考慮されるべき因子は、植物のサイズ、水分の含有量、含まれる異物の量などである。熱帯地方では、植物の天日乾燥で十分である。
【0059】
前記第1段階110は、必要に応じて、洗浄、清浄、浸漬、乾燥、切断、裁断、漂白などの1以上の前処理操作を含む。
【0060】
植物材料は、好ましくは粉末として抽出される。したがって、植物材料が大きな断片であれば、抽出操作のために所望のメッシュサイズに砕くことができるように、植物材料を小さいサイズにする切断/裁断の操作が望まれる。植物材料のサイズを小さくすることによって、抽出中の接触が良くなり、その結果、より速い抽出ならびに、さらによりよい抽出器の熱伝達および均一な床温が得られる。非常に細かい植物材料は、抽出中に固−液の接触を低下させる塊を形成しやすい。
【0061】
植物原材料もしくは前処理によって得られた植物材料の粉砕および/または製粉もまた任意である。この応用では、「粉砕」の用語は、粉砕もしくは製粉、またはその両方を含む。多くの粉砕装置/機器を用いることができ、本発明の範囲に含まれる。スイングハンマーミルが好ましく用いられる。植物材料が粉末よりも断片であれば、同じバッチサイズでより大きな機器が必要であり、また、1バッチあたり、より多量の溶媒(または混合物)が必要である。また、バッチ時間も同様に長くなる。粉砕後の工程中の材料の好ましいサイズは、−10BBSから+80BBSである。抽出ステップ130は、バッチ、連続、向流、直列配置、並列配置などのいくつかの既知の方法のいずれかによって、またはこれらの1以上の組み合わせによって、1以上の前記方法を融合することによって形成される混合スキームによって、行われうる。
【0062】
抽出方法の好ましい一例は、半向流溶媒供給の半並列バッチ抽出である。例えば、1バッチの植物材料が3つの別々の抽出操作を受ける場合、複数の抽出器が用いられる。ここで、3つの操作を「E1」、「E2」、および「E3」と表す。操作「E1」に供給される溶媒は、純粋な溶媒ではなく、抽出の操作E3で得られた少し弱い抽出物である。操作「E2」および「E3」の操作で供給される溶媒は、新しい溶媒または回収した溶媒でありうる、実質的に純粋な溶媒である。「A」「B」および「C」は、それぞれ、操作「E1」、「E2」、および「E3」で得られた抽出物(溶液)を表す。抽出段階130では、タンニン、ペクチン、および樹脂のような生成物の純度ならびに保存特性に影響を与え、カラルマ配糖体生成物またはカラルマ抽出物で治療された患者に副作用を与える、カラルマの望ましくない配糖体以外の成分もまた抽出される。
【0063】
抽出方法、抽出スキーム、および溶媒供給システムのさまざまな組み合わせが可能である。抽出方法の選択は、溶媒のコストおよび入手可能性、溶媒の回収コスト、バッチ時間、抽出器の内容物を加熱するためのエネルギーコスト、さまざまな型の抽出機器の資本コストなどの、工程の経済性の要因によって決まる。これらの要因は、地域によって、および立地によって変化する。広範囲の抽出機器が入手できる。前記選択は、通常、コストを考慮して、バッチ時間を最小にとどめることを考えて行われる。抽出機器の好ましい一例は、ステンレスジャケットの抽出器である。
【0064】
溶媒の選択は重要である。本発明者らによって認識された課題を考慮すると、溶媒は低温で高い抽出速度を与えなければならず、樹脂、さらにタンニンおよびペクチンに対して溶解度が低くなければならない。樹脂、タンニンおよびペクチンの溶解速度もまた、抽出に用いられる条件でできるだけ低くなければならない。すなわち、さらなる樹脂の除去段階の必要性がなくなるように樹脂性物質の溶解を低下させるために、および濃縮全体が濃縮の第1段階で行われうるように、溶媒の選択および抽出条件(例えば温度および抽出時間など)を最適化することが重要である。
【0065】
本発明者らは、上述の要因を考慮して、例えばアセトン、イソプロピルアルコール、二塩化エチレン、n−ヘキサン、n−ブタノール、水、メタノール、エタノール、水性メタノール、および水性エタノールなどのさまざまな溶媒を調べた。
【0066】
100%メタノールでは、配糖体の収率が低く、大量の樹脂性物質を抽出した。これは樹脂抽出の溶媒のコストおよび溶媒の回収のコストが押し上げる。40〜100%の強度のメタノールでも同様の結果が得られた。20〜40%のメタノールで、特定のバッチ時間で最大の配糖体収率が得られた。しかしながら樹脂の抽出は高いままであった。樹脂の抽出のため、生成物は粘着性であり吸湿性である。したがって、好ましくは樹脂の除去操作を行う。例えば、メタノールを抽出溶媒に用いる場合、n−へキサンが樹脂の除去に用いられうる。
【0067】
二塩化エチレンを溶媒として用い、樹脂の除去をしない場合、粘着性であり吸湿性のカラルマ抽出物の生成物を与える。高い強度の水性エタノールのような樹脂除去の溶媒を用いる場合、生成物は改善されるが、二塩化エチレンでの配糖体収率は、他のパラメータが実質的に同じ場合、30%の水性エタノールを使用した場合に比べて低い。双方の抽出溶媒および樹脂溶解性溶媒の溶媒コストならびに溶媒回収コストは高い。
【0068】
溶媒としてイソプロピルアルコールを用いると配糖体が高い収率で得られた。n−へキサンを樹脂除去の溶媒として用いた。イソプロピルアルコールを用いた場合、カラルマ抽出物の生成物は許容される品質であった。しかしながら、イソプロピルアルコールは高価な溶媒である。
【0069】
溶媒として水を用い、樹脂除去の溶媒がn−ブタノールである場合、収率も生成物の品質も低い。さらに、n−ブタノールは高価な溶媒である。
【0070】
費用の点で、エタノールは他の溶媒よりも好ましい。水性エタノールは高い配糖体収率を与える。水性エタノールは、高い強度では、低い強度の場合よりもより多くの樹脂を抽出し、低い強度では、高い強度の場合よりも多くのタンニンおよびペクチンを抽出する傾向があるのは明らかである。したがって、濃度の最適化が重要である。10〜85%の強度の水性エタノールが好ましい。また、高い配糖体収率を与え、同時にタンニン、ペクチン、および樹脂の抽出を最小にするために、エタノール濃度は20〜40体積%であることが好ましい。
【0071】
本発明者らは、例えばn−ブタノール、酢酸エチルおよび二塩化エチレンと、メタノール、エタノール、水性メタノール、水性エタノールなどのさまざまな混合溶媒を調べた。収率および生成物の品質は高かった。n−ブタノール、二塩化エチレン、および酢酸エチルは高価な溶媒であるため、コストの問題によってこれらの使用は制限される。
【0072】
高温での抽出によってバッチ時間が短く保たれる傾向にあるが、配糖体の分解は温度にともなって増加する。したがって、温度の最適化を考慮する必要がある。好ましくは、溶媒として水性エタノールを用いた場合、抽出は70〜80℃の温度範囲で行われる。より好ましくは、抽出は70〜75℃の温度範囲で行われる。抽出温度が75℃を超える値に設定されると配糖体の熱分解が起こるためである。このような高い温度では、抽出物の粘度が高くなり、濃縮段階での分解の危険性が高くなる。
【0073】
バッチ時間は、抽出温度および用いる抽出スキーム、用いる溶媒、撹拌の程度などを制御することによって制御されうる。溶媒として20〜40%の水性エタノールを用いて70〜80℃で抽出する場合、好ましくは、各バッチ時間が約5〜8時間である3〜4の段階で抽出を行う。これらの段階では、新しい溶媒または他の抽出からの弱い溶液が用いられる。
【0074】
段階140は濃縮段階である。蒸発を含む脱溶媒(溶媒除去)の一般的な方法が用いられうる。濃縮段階140に用いられうるさまざまな方法のいずれもが効果的であることは当業者にとって明らかである。
【0075】
必要に応じて蒸発した溶媒は回収されうる。
【0076】
蒸発の温度は重要である。水性エタノールを用いる場合、より好ましくは、真空下で40〜50℃の温度で蒸発が行われる。
【0077】
複数の抽出バッチが抽出段階130から生じうる。濃縮段階の第1の段階141で、抽出バッチの濃縮は単一の操作または複数の操作で行われうる。さらに、複数のバッチが存在する場合、濃縮操作は各バッチ、または1以上のバッチの混合物に対して1回行ってもよい。このような組み合わせは、工場操業の柔軟性および工場の使用の最適化の余地を与える。
【0078】
例えば、抽出段階130から生じる抽出バッチ「A」および「B」に関して、バッチ「A」および「B」は、第1の濃縮操作を単独で受け、元の体積の約1/10になる。次いで、前記バッチ「A」および「B」は混合され、その後さらに始めの体積の約1/5まで濃縮される。混合バッチの濃縮の最後でのプレグナン配糖体の濃度は、好ましくは、約3〜8重量%である。前記好ましい濃度は、有意な配糖体の分解が起こる範囲より低い濃度である。
【0079】
濃縮された抽出物の粘度は配糖体濃度の増加に伴って上昇する。この問題は、抽出物中の樹脂性物質の存在によってさらに悪化する。実際、配糖体濃度が3〜8重量%を超える場合、高い粘度による過熱および/または炭化がおこりうる。したがって、抽出物が大量の樹脂性物質を含む場合、第1の濃縮段階を前記濃度で終了させ、高い粘度の原因は樹脂であるため、樹脂除去段階160を始めるとよい。樹脂の除去の後、さらなる濃縮(すなわち、濃縮の第2の段階142)を始めてもよい。第1のおよび第2の濃縮段階141、142は複数の各濃縮操作を含んでもよい。したがって、樹脂除去段階160は、必要に応じて第1の濃縮段階141の後、第2の濃縮段階142の前に行うことが好ましい。一部濃縮された溶液は体積が減少しているため、樹脂溶解性溶媒の必要量を減少させうる。
【0080】
第1の濃縮段階141の最後の一部濃縮された溶液は粒子状の不純物を含みうる。第2の濃縮段階142、もしくは任意の樹脂除去段階160に溶液を送る前、または抽出段階130の1つの段階に溶媒を供給するために1以上の溶液を抽出器に戻す前に、この段階で前記粒子状の不純物を除去するために任意のろ過操作150を行ってもよい。
【0081】
任意の樹脂抽出が行われるか否かは、原料の植物材料の樹脂の含有量およびどの程度の樹脂が抽出物(すなわち溶液)に抽出されるかに依存する。後者は、溶媒の性質およびその濃度、および温度、滞留時間、撹拌などの抽出条件に依存する。
【0082】
樹脂除去160は、前処理段階110の一部として行われてもよい。樹脂溶解性溶媒としてn−ヘキサンが用いられうる。実質的に完全な樹脂除去が達成される場合、濃縮段階140は、第1の段階141で顕著な分解がなく実質的に全乾燥までの完全な濃縮が行われるため、一段階で行われうる。n−ヘキサンを用いた樹脂除去160は、溶媒の還流をして、または還流せずに行われうる。この実施形態の欠点は、高価なn−ヘキサンの消費量が多いことである。
【0083】
樹脂除去段階160はまた、前処理段階110と粉砕/製粉段階120との間に行ってもよい。前処理段階110の後、樹脂溶解性溶媒の必要量が抑えられるように、植物材料は一般に小さいサイズである。
【0084】
樹脂除去段階160は、粉砕/製粉段階120の後に行ってもよい。粉砕/製粉段階120で溶媒に接触する材料がさらに細かくされるため、この手順では必要な溶媒の量がさらに少なくなる。これは樹脂の抽出のバッチ時間を短くする効果を有する。
【0085】
樹脂除去段階160は、抽出段階130の後にも行ってもよい。この段階で行う場合、液−液抽出操作になる。他のすべての条件が同じ場合、2つの液体を接触させることははるかに効率的な操作であり、したがってこの段階で必要な溶媒の量はより少ない。バッチ時間も短くなる。
【0086】
樹脂除去段階は濃縮の第1段階141の後、第2段階142の前に行うことが好ましいが、決定的な要素は樹脂抽出溶媒のコストおよび入手可能性である。前記樹脂除去段階をどこに設定するかは、樹脂抽出溶媒のコストおよび入手可能性に基づいて決定されうる。
【0087】
本発明において、n−ヘキサン、石油エーテル、ベンゼン、トルエン、ジエチルエーテル、二塩化メチレン、二塩化エチレンなどのさまざまな樹脂溶解性溶媒が試験された。樹脂溶解性溶媒は、工程のコスト並びに溶媒のコストおよび入手可能性、並びに毒性、微量成分の除去容易性などの検討に基づいて選択されうる。本発明ではn−ヘキサンが好ましい。
【0088】
一般に、樹脂の含有量を、好ましい値である第1のカラルマ抽出物の生成物で0.5重量%以下、および第2のカラルマ抽出物の生成物で1.0重量%以下に低下させたい場合、樹脂除去段階160を行うことが必要である。しかしながら、上述したように、これは原料の植物材料の樹脂の含有量および抽出段階でどの程度抽出物(すなわち溶液)に抽出されるかに依存する。
【0089】
樹脂除去段階160は任意でろ過した第1の濃縮物(第1の濃縮段階141の後で得られる溶液)をろ液に含まれる樹脂性物質を溶解させうる適当な溶媒で洗浄することを含みうる。洗浄(溶出)は、1回以上行われうる。洗浄段階は、好ましくは液−液抽出工程であり、任意のさまざまな当技術分野で既知の機器がこの目的で用いられうる。
【0090】
洗浄されたろ液は分離操作を受け、2層になる。重い層は溶液中の配糖体であり、軽い層は樹脂性物質を溶液中に含む樹脂溶解性溶媒である。前記分離は、当技術分野でこの目的で利用可能な任意の既知の機器/装置で行うことができ、いずれの使用も本発明の範囲に含まれる。
【0091】
樹脂性物質を溶液中に有する軽い層は、捨てられるか、または本技術分野で提供される任意の既知の溶媒除去方法によって溶媒回収操作を受ける。好ましくは、前記溶媒除去は溶媒の蒸発または濃縮によって行われる。
【0092】
重い層はカラルマ配糖体を含み、第2濃縮段階142を受ける。第1濃縮段階141と同様に、従来の濃縮段階およびその変化は当業者にとって明らかである。好ましくは、濃縮140は真空下で薄膜蒸発器を用いた溶媒の蒸発によって行われる。
【0093】
抽出溶媒として水性エタノールを用いた場合、蒸発の好ましい温度範囲は40〜50℃である。蒸発は真空下で行われる。蒸発した溶媒は、凝縮によって回収されうる。溶媒回収の方法およびそのための機器の選択は、大部分はコストの要因に基づく。
【0094】
濃縮は所望の配糖体濃度に達するまで続けられる。重い層、すなわちこの段階で濃縮された溶液は本発明の第1のカラルマ抽出物の生成物を構成する。
【0095】
図2に示すように、第2のカラルマ抽出物の生成物は第1のカラルマ抽出物から作製されうる。第1のカラルマ抽出物を、はじめに適当な賦形剤210に接触させる。前記接触は、例えば、プラネタリーミキサー、高速ミキサー、造粒機、スラリータンクなどの当技術分野にみられる任意の混合装置/機器で行われうる。当技術分野で利用可能な多くの適当な賦形剤が本発明の工程に用いられうる。賦形剤はマルトデキストリンおよび炭酸マグネシウムである。
【0096】
賦形剤とともに、バインダ(バインディング剤)が必要に応じて加えられうる。任意の既知のバインディング剤が本発明の工程に用いられうる。好ましくは、バインダはデンプン、アラビアゴム、グアーガム、およびポリビニルピロリドンから選択される。第1のカラルマ抽出物の賦形剤粒子への吸着が完了し、粒子が配糖体、および使用される場合はバインダの均一なコーティングを有するまで混合を続ける。
【0097】
この段階で、工程中の材料は除去され、乾燥段階220を受ける。乾燥段階220は、いくつかの乾燥方法のいずれかによって、当技術分野で利用可能な多くの乾燥装置/機器のいずれかで行われる。棚型乾燥機、流動床式乾燥機、噴霧乾燥機、および真空乾燥機は当技術分野で利用可能ないくつかの乾燥装置/機器である。棚型乾燥機および噴霧乾燥機が好ましい。噴霧乾燥は生成物を粘着性および吸湿性にする。例えば、賦形剤の段階210からの混合材料は、棚型乾燥機の棚に薄く広げられうる。これは最終的な微量の水分、抽出溶媒、および樹脂溶解性溶媒の蒸発を助け、加速する。したがって、賦形剤は、吸着機能および乾燥を促す機能の両方を与えるために用いられうる。
【0098】
乾燥した材料は、基本的に本発明の第2のカラルマ抽出物である。好ましくは、第2のカラルマ抽出物は粉砕/製粉(粉末化)操作230を受けて微粉末を得る。マルチミル、ハンマーミルおよび粉砕機などの通常の機器/装置が粉砕/製粉段階230に用いられうる。
【0099】
粉砕/製粉段階230の生成物は、その後、特に制限されないが、例えばふるい振とう機またはふるい240などの任意の既知のふるい装置/機器でふるいにかけられる。
【0100】
ふるいにかけられた材料は、その後、特に制限されないが、例えば二重円錐型混合機、リボンブレンダ、またはオクタゴナルブレンダ250などの混合機で混合される。
【0101】
混合段階250からの生産物は粉末状の本発明の第2のカラルマ抽出物である。
【0102】
カラルマ植物から出発して前記標準化カラルマ抽出物を作製する本発明の工程は、任意のものを合わせて全部で10段階を含み、そのうち最初の6段階は前記カラルマ抽出物テクニカルを作製する本発明の工程と実際には同じである。したがって、カラルマ抽出物テクニカルは、カラルマ植物から出発して前記標準化カラルマ抽出物を作製する本発明の工程の中間生成物であることがわかるであろう。残りの4段階は、カラルマ抽出物テクニカルを標準化カラルマ抽出物に変換する本発明の工程と同じ、およびそれをもとにしている。前記6段階および4段階のそれぞれが上述の記載に詳細にわたってカバーされ、前記記載およびその解説は、本発明の工程、すなわち、カラルマ植物から出発する前記標準化カラルマ抽出物の作製の対応する段階に適用できることがわかるであろう。したがって、前記記載および解説は、本発明の工程を詳しく述べる点でここに参照され、簡潔さの点で繰り返されない。
【0103】
上述の、および本明細書の他の部分において、溶媒に関しては文脈で他を要求しないかぎり、混合溶媒も含む。すなわち、明瞭性および簡潔さのために「溶媒/溶媒混合物」の表現は「溶媒」に短縮される。
【0104】
「カラルマ植物材料」または「植物材料」または「植物」の用語は、工程開始時の原材料を意味し、本発明の工程のさまざまな加工段階における前記「植物材料」は、「工程中の材料」と表される。しかしながら、明瞭性、簡潔さ、および利便性のために、「植物材料」、「植物」および「工程中の材料」の用語は、多少同義的に用いられる。しかしながら、これらの意味は文脈から非常に明瞭であることがわかるであろう。
【0105】
本発明の範囲を制限することなく本発明のより明確な理解を提供するいくつかの実施例を以下に記載し、図3および図4に示す。
【実施例】
【0106】
実施例1
カラルマフィンブリアタ植物の地上部分を集めて屋外で日陰310の下で乾燥させた。乾燥させた材料をスイングハンマーミル320で粉砕した。抽出段階330で、この乾燥粉末材料約500kgを抽出器に入れた。抽出器は、撹拌システムおよびスチーム加熱のためのジャケットを有する容量約5,000lのステンレス容器を含む。約30%の水性エタノール溶媒約2,000lを抽出器に導入した。導入した溶媒は、約600lの精留酒精を約1400lの水と混合して調製した。抽出器の内容物をスチームで約70〜75℃に維持し、約6時間で抽出を行った。この抽出物を「A」と表す。抽出物を「A」の体積は約1,500lであった。
【0107】
部分的に抽出されたカラルマ植物材料を含む抽出器中の残留物に第2の抽出(溶出)操作を行った。約30%の水性エタノール約2,000lを抽出器に導入し、約70〜75℃で抽出を行った。抽出物を抽出器から取り出した。得られた抽出物の量は約1,500lであった。この抽出物を「B」と表す。
【0108】
2回抽出されたカラルマを含む抽出器中の植物の残留物に第3の抽出を行った。約30%の水性エタノール溶媒約1,500lを反応器(抽出器)に導入し、約70〜75℃で行った抽出操作の最後に約1,500lの抽出物を得た。この抽出物を「C」と表す。
【0109】
第1の濃縮段階341で、抽出物「A」および「B」の両方を別々に濃縮器でそれぞれ約150lの体積まで濃縮した。抽出物を「C」は、カラルマ植物材料の次のバッチの抽出の第1段階の溶媒供給として用いた。この実施例では、第1の抽出の溶媒供給は溶質を含まない約30%の強度の水性エタノールである。通常のコースでは、第1の抽出の溶媒供給は他のバッチから得られた「C」抽出物である。しかし、新たに始める操作では、「C」抽出物はまだ使用できないので溶質を含まない溶媒が用いられた。
【0110】
この段階では、濃縮した抽出物「A」および「B」を合わせて約300lの材料にする(段階344)。これをろ過助剤を用いてステンレスのヌッチェ型のフィルターでろ過した(段階350)。濾床を約50lの約30%の水性エタノールで洗浄した。
【0111】
ろ液は配糖体を含む。約300Lのn−へキサンを配糖体溶液に加えて溶出させ、樹脂性物質を除く(段階360)。ヘキサンに樹脂性物質を溶解させる時間をおいたあと、工程中の材料に分離操作を行い、軽いヘキサンリッチ層と重い配糖体溶液とに分離させた。ヘキサンリッチ層をヘキサン回収に送り、配糖体溶液層にn−へキサンで再度処理を行った。再び約300Lのへキサンを用いた。分離手順を繰り返して前記2層を得て、そのうち軽いヘキサン層をヘキサン回収に送り、重い配糖体層を第2の濃縮段階342に送り、薄膜濃縮器を用いて20mmHg以下の真空下で約45℃で濃縮を行った。濃縮した材料は第1のカラルマ抽出物の生成物を構成した。収率の再現性を確かめるために上述の手順を5回行った。得られた生成物の量は55〜65kgの範囲であった。得られた生成物の組成/分析を以下に示す。
【0112】
【表5】

【0113】
実施例2
実施例1の生成物から出発して、本発明の固体状のカラルマ抽出物の生成物を調製した。
【0114】
実施例1で得られた生成物約60kgを必要な量のマルトデキストリン、デンプン、およびアラビアゴムとミキサーで約30分混合し均質な塊を得た(段階410)。
【0115】
均質な塊を棚型乾燥機で乾燥させた。材料を乾燥機のステンレスの棚に薄層に広げ、約60℃の温度で乾燥させた(段階420)。
【0116】
上述の段階の乾燥させた生成物を、例えばマイクロ粉砕機などで粉末にして(段階430)、その後S.S.Shifterで約40〜80メッシュの粒子サイズにふるいをかけた(段階440)。ふるいをかけた材料を、二重円錐型混合機で約1時間混合し、均質な粉末を得た(段階450)。
【0117】
前記均質な粉末は本発明の第2のカラルマ抽出物の生成物である。上述の手順を5回繰り返した。得られた生成物の分析範囲を以下に示す。
【0118】
【表6】

【0119】
実施例3
以下の差異を除いて、実施形態2で概説したものと同様の段階を行った。実施例3では、乾燥を棚型乾燥機の代わりに噴霧乾燥機で行い、均質な塊を噴霧乾燥機に導入するために必要な水に溶解させた。最小限の量の水が用いられた。
【0120】
噴霧乾燥させたカラルマ抽出物はより微細であり、サイズがより均一であったため、任意の粉末化およびふるいの段階を行う必要はなかった。
【0121】
実施例4
カラルマ植物材料から出発してカラルマ抽出物テクニカルを作製するために、100%メタノールを抽出溶媒に用い、樹脂溶解性溶媒はn−ヘキサンであった。配糖体収率は実施例1の30%の水性エタノールの使用に比べて相対的に低かった。より多い量の樹脂が100%メタノールで抽出されるため、n−へキサンの消費量も多かった。
【0122】
また、強度60%、70%、80%、および90%のメタノール溶媒も用いた。本発明者らの観察ではこれらのメタノール濃度では一般に100%メタノールと同様であった。
【0123】
実施例5
強度30%の水性メタノールを用いた。高い強度の場合よりも配糖体収率は高かった。収率はメタノール強度30%の周辺で最適であり、同等の条件下での強度30%の水性エタノールの場合と同等であった。生成物は第1のカラルマ抽出物であり、樹脂溶解性溶媒はn−へキサンであった。棚型乾燥機を乾燥に用いた。
【0124】
実施例6
溶媒として二塩化エチレンを用いて抽出を行い、第2のカラルマ抽出物を製造した。n−へキサンを用いて任意の樹脂除去段階を行った。マルトデキストリン上に吸着を行った。生成物は吸湿性であった。配糖体収率は同様の条件下で30%の水性エタノール溶媒の場合よりも低かった。
【0125】
実施例7
抽出溶媒として30%の強度の水性メタノールを用い、樹脂除去にn−へキサンを用いた。生成物は第2のカラルマ抽出物であった。噴霧乾燥を用いた。収率は同等の条件下で30%の水性エタノールの場合と同じであった。生成物は吸湿性であった。
【0126】
本発明は、特定の好ましい実施形態を参照してかなり詳細に記載しているが、他の実施形態も可能である。したがって、添付した特許請求の範囲に記載の精神および範囲は、本明細書中に記載した好ましい実施形態に限定されるべきではない。
【0127】
本発明を特定の及び好ましい実施形態について記載してきたが、本発明の概念および範囲を逸脱しない限りさらに修飾することが可能である。本願は、通常、本発明の原理に従い、当該発明が属する分野において公知の若しくは通常実施されている範囲内で開示されるもの、または本願出願時に当業者に自明であることなどの、本発明のすべての変更、使用、または適用をすべて包含するものである。本発明の範囲は上記発明の詳細な説明に限定されるものではなく、発明の詳細な説明は、単に詳細に説明したものであり、下記請求の範囲によって規定される対象を理解するためのものであると解される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上のプレグナン配糖体を主な、および重要な成分として含む、医薬品、栄養補助食品、および食品に適用するための組成物。
【請求項2】
植物の抽出の工程によって得られる、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記植物が、ガガイモ(Asclepiadaceae)科に属する1以上のカラルマ(caralluma)属の植物を含む、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
前記植物が、前記群Iの植物の1以上のカラルマ種を含む、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
前記植物が、1以上のカラルマ種;フィンブリアタ(fimbriata)、インディカ(indica)、アテヌアタ(attenuata)、チューバークラータ(tuberculata)など;を含む、請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
前記植物が、フィンブリアタ種を含む、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
前記植物が、前記群IIの植物の1以上のカラルマ種を含む、請求項3に記載の組成物。
【請求項8】
前記植物が、1以上のカラルマ種の植物;スタラグミフェラ(stalagmifera)、ウンベラータ(umbellata)、ラシアンサ(lasiantha)、エジュリス(edulis)など;を含む、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
含まれる前記プレグナン配糖体が、1以上のカラツバシド(caratuberside)類(カラツバシドの異性体)およびボウセロシド(bouceroside)類(ボウセロシドの異性体)を主に含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項10】
CB比として表されるボウセロシド類に対するカラツバシド類の比が、前記群Iおよび前記群IIの任意のカラルマ種でみられるものと好ましくは実質的に同一である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項11】
前記CB比が、カラルマ種のフィンブリアタでみられるものと実質的に同一である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項12】
前記CB比が、好ましくは9:1〜11:1の範囲である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項13】
液体状であって、本明細書中で第1のカラルマ抽出物と表される、請求項1から12のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項14】
固体状であって、本明細書中で第2のカラルマ抽出物と表される、請求項1から12のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項15】
前記配糖体および任意で他の物質を溶液中に含む、請求項13に記載の組成物。
【請求項16】
前記配糖体および任意で他の物質が適当な賦形剤に吸着した、請求項14に記載の組成物。
【請求項17】
前記賦形剤が、マルトデキストリンおよび炭酸マグネシウムから選択される、請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
適当なバインダを含む、請求項16または17に記載の組成物。
【請求項19】
前記バインダが、デンプン、グアーガム、アラビアゴム、およびポリビニルピロリドンから選択される、請求項18に記載の組成物。
【請求項20】
前記バインダがポリビニルピロリドンである、請求項19に記載の組成物。
【請求項21】
前記プレグナン配糖体の含有量が、5〜15%(w/w)である、請求項1〜20のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項22】
前記プレグナン配糖体の含有量が15%(w/w)を超える、請求項1〜20のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項23】
前記プレグナン配糖体の含有量が、25〜35%(w/w)である、請求項1〜20のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項24】
前記プレグナン配糖体の含有量が30%(w/w)を超える、請求項1〜20のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項25】
液体状である、請求項21または22に記載の組成物。
【請求項26】
固体状である、請求項23または24に記載の組成物。
【請求項27】
前記配糖体および任意で他の物質が、マルトデキストリンおよび炭酸マグネシウムから選択される前記賦形剤に吸着した、請求項26に記載の組成物。
【請求項28】
樹脂の含有量が、約0.5%(w/w)以下であり、好ましくは液体状である、請求項1〜27のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項29】
樹脂の含有量が、約1.0%(w/w)以下であり、好ましくは固体状である、請求項1〜27のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項30】
含まれる配糖体が、任意の製薬上許容される塩の形態である、請求項1〜29のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項31】
肥満、関節炎、リウマチ、糖尿病および血糖の低下、高血圧および血圧の低下、体重減少、ウエスト、腕、および腰周りの減少、BMI(肥満度指数)の減少、BMR(基礎代謝率)の増加、除脂肪体重の増加、食欲減退、脂肪減少の治療および/または管理のための1以上の治療薬をさらに含む、あるいは駆風剤、解熱剤、駆虫剤、抗熱剤、抗炎症剤、抗酸化剤、および/または抗侵害受容剤である、請求項1〜30のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項32】
1以上の栄養補助剤および/または食品添加剤をさらに含む、請求項1〜31のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項33】
1以上のカラルマのサポニン配糖体および/またはカラルマの苦味成分をさらに含む、請求項1〜32のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項34】
味、色、香味などのための1以上の製薬上許容される物質との混合物である、請求項1〜33のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項35】
実質的に本明細書中に記載される前記第1のカラルマ抽出物である組成物。
【請求項36】
実質的に本明細書中に記載される前記第2のカラルマ抽出物である組成物。
【請求項37】
1以上のプレグナン配糖体を主に含む、医薬品、栄養補助食品、および食品に適用するための組成物の製造方法であり、溶媒/溶媒混合物による植物の抽出を含み、前記抽出および前記溶媒/溶媒混合物のパラメータが、標準化された、および再現性のある抽出物を得るために前記配糖体の分解を最小にする/防止するものである製造方法。
【請求項38】
前記パラメータが、特に存在する主なプレグナン配糖体およびその含有量に関して、前記植物で典型的である抽出物が得られるものである、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記植物に存在する前記主なプレグナン配糖体が、カラツバシド類(カラツバシドのさまざまな異性体)およびボウセロシド類(ボウセロシドのさまざまな異性体)である、請求項37または38に記載の方法。
【請求項40】
前記植物に存在するCB比(ボウセロシド類に対するカラツバシド類の比)が、9:1〜11:1である、請求項37〜39のいずれか1項に記載の方法。
【請求項41】
前記抽出物のCB比が、必要に応じて前記抽出物を不足した成分と混合することによって与えられる9:1〜11:1である、請求項37〜40のいずれか1項に記載の方法。
【請求項42】
前記パラメータが、前記抽出の間、プレグナン配糖体以外の物質の抽出を最小にする/防止するものである、請求項37〜41のいずれか1項に記載の方法。
【請求項43】
前記パラメータが、前記抽出の間、樹脂性物質の抽出を最小にする/防止するものである、請求項37〜42のいずれか1項に記載の方法。
【請求項44】
前記パラメータが、前記抽出の間、タンニンおよびペクチンの抽出を最小にする/防止するものである、請求項37〜43のいずれか1項に記載の方法。
【請求項45】
前記抽出物が、1以上の濃縮段階で前記配糖体の所望の濃度に濃縮される、請求項37〜44のいずれか1項に記載の方法。
【請求項46】
第1の、および第2の前記濃縮段階を含む、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記濃縮が、前記抽出物中の溶媒/溶媒混合物の加熱による、および任意で真空下での蒸発によって行われ、前記蒸発は任意の既知の蒸発装置で、好ましくは薄膜蒸発器で行われる、請求項45または46に記載の方法。
【請求項48】
前記蒸発した溶媒/溶媒混合物が回収される、請求項45〜47のいずれか1項に記載の方法。
【請求項49】
前記植物が、抽出される前に、洗浄、清浄、浸漬、乾燥、切断、裁断、漂白、粉砕、製粉などの1以上の前処理操作をさらに受ける、請求項37〜48のいずれか1項に記載の方法。
【請求項50】
前記植物または工程中の材料を樹脂溶解性の溶媒で処理することによって前記植物に含まれる樹脂性物質を溶出させる、さらなる樹脂除去の操作を含む、請求項37〜49のいずれか1項に記載の方法。
【請求項51】
前記樹脂除去が、前記前処理の開始時または処理中、好ましくは前記植物の粉砕が行われた後に行われる、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記樹脂除去が、任意で前記前処理の後、前記抽出の前に行われる、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
前記樹脂除去が、前記抽出の後、前記濃縮段階の前に行われる、請求項50に記載の方法。
【請求項54】
前記樹脂除去が、任意の2つの前記濃縮段階の間、好ましくは前記第1および第2の濃縮段階の間に行われる、請求項50に記載の方法。
【請求項55】
前記樹脂溶解性の溶媒が、樹脂除去段階の後、蒸発および濃縮または他の方法で回収される、請求項50〜54のいずれか1項に記載の方法。
【請求項56】
前記抽出が複数の抽出物(溶液)を与える複数の段階で行われる、請求項37〜55のいずれか1項に記載の方法。
【請求項57】
前記抽出は、任意で固形物を除去するためのろ過を受けてもよい、請求項37〜56のいずれか1項に記載の方法。
【請求項58】
1以上の前記溶液が前記抽出段階に戻されて1以上の前記抽出段階の前記溶媒/溶媒混合物を構成し、残りの前記溶液は1つのバッチまたは複数のバッチで濃縮を受ける、請求項56または57に記載の方法。
【請求項59】
前記濃縮バッチと濃縮段階との組み合わせが、製造および植物の利用を最大にし、コストを最小にするように選択される、請求項56〜58のいずれか1項に記載の方法。
【請求項60】
前記組成物が液体状である、請求項37〜59のいずれか1項に記載の方法。
【請求項61】
前記液体状の組成物中の樹脂の含有量が0.5%以下である、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記組成物が5〜15%(w/w)のプレグナン配糖体を含む、請求項60または61に記載の方法。
【請求項63】
前記組成物が15%(w/w)を超えるプレグナン配糖体を含む、請求項60または61に記載の方法。
【請求項64】
前記組成物が固体状である、請求項37〜59のいずれか1項に記載の方法。
【請求項65】
前記固体状の組成物中の樹脂の含有量が1.0%以下である、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記組成物が25〜30%(w/w)のプレグナン配糖体を含む、請求項64または65に記載の方法。
【請求項67】
前記組成物が30%(w/w)を超えるプレグナン配糖体を含む、請求項64または65に記載の方法。
【請求項68】
前記組成物が、マルトデキストリンまたは炭酸マグネシウムなどの適当な賦形剤をさらに含む、請求項64〜67のいずれか1項に記載の方法。
【請求項69】
前記植物が、ガガイモ科に属する1以上のカラルマ属の植物を含む、請求項37〜68のいずれか1項に記載の方法。
【請求項70】
i.必要に応じて、洗浄、清浄、浸漬、乾燥、切断、裁断、漂白などの1以上の任意の操作によってカラルマ植物材料を前処理する;
ii.必要に応じて、および必要な範囲で、前記段階(i)で得られた植物材料を粉砕および/または製粉する;
iii.段階(ii)で得られた材料を、適当な溶媒/溶媒混合物を用いて、および/または他の抽出で得られた溶液で、1以上の段階で抽出する;ここで前記溶媒/溶媒混合物の性質およびその濃度、並びに抽出温度は、含まれる樹脂性物質およびタンニンおよびペクチンの抽出を最小にする、または実質的に防止するように選択される;
iv.第1の濃縮段階で、およびさらに任意で第2の濃縮段階で、段階(iii)で得られた抽出バッチ(溶液)を、単独で、または1以上の混合物として、前記溶媒/溶媒混合物の蒸発などの任意の既知の方法で前記溶媒/溶媒混合物を除去することによって濃縮し、カラルマ抽出物テクニカル(または第1のカラルマ抽出物)と表される組成物を得る;前記溶媒/溶媒混合物は必要に応じて回収される;
v.第1の濃縮段階の前に、任意で1以上の前記抽出バッチまたはその一部を、抽出される前記植物材料と接触させるために、段階(iii)に戻す;前記バッチは、任意で粒子状の固形物を除去するためにろ過されてもよい;
vi.前記段階(i)の一部として、または前記段階(i)もしくは(ii)もしくは(iii)の直後、または前記第1の濃縮段階の直後に、樹脂溶解性の溶媒を用いて、任意で工程中の材料に樹脂の抽出操作を行う;
の段階を含む請求項37〜69のいずれか1項に記載の方法。
【請求項71】
前記植物材料が、フィンブリアタ、インディカ、チューバークラータ、アドセンデンス(adscendens)などの群Iの1以上のカラルマ種を含む、請求項37〜70のいずれか1項に記載の方法。
【請求項72】
前記植物材料が、スタラグミフェラ、ウンベラータ、ラシアンサ、エジュリスなどの群IIの1以上のカラルマ種を含む、請求項37〜70のいずれか1項に記載の方法。
【請求項73】
前記組成物の生成物の適切なCB比が、抽出されるカラルマ種のものと実質的に同一である、請求項37〜72のいずれか1項に記載の方法。
【請求項74】
前記組成物の前記CB比が、9:1〜11:1である、請求項37〜72のいずれか1項に記載の方法。
【請求項75】
前記溶媒/溶媒混合物が、メタノール、エタノール、水性メタノール、水性エタノール、イソプロピルアルコール、n−ブタノール、水、および二塩化エチレンなどの溶媒群、並びにn−ブタノール、酢酸エチル、および二塩化エチレンと、エタノール、メタノール、水性エタノール、水性メタノールなどの混合物を含む混合溶媒群から選択される、請求項37〜72のいずれか1項に記載の方法。
【請求項76】
抽出するための前記溶媒が水性エタノールである、請求項37〜75のいずれか1項に記載の方法。
【請求項77】
前記水性エタノールが、好ましくは10〜80%(v/v)、より好ましくは20〜40%(v/v)の濃度である、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
前記抽出の段階が70〜80℃、より好ましくは70〜75℃の温度範囲で行われる、請求項37〜77のいずれか1項に記載の方法。
【請求項79】
前記濃縮が、前記溶媒を任意の既知の蒸発装置、好ましくは薄膜蒸発器で、真空下で40〜50℃で行われる、請求項76〜78のいずれか1項に記載の方法。
【請求項80】
前記樹脂溶解性の溶媒が、n−ヘキサン、ジエチルエーテル、二塩化エチレン、石油エーテル、ベンゼン、トルエン、および二塩化メチレンから選択される、請求項37〜79のいずれか1項に記載の方法。
【請求項81】
前記樹脂溶解性の溶媒がn−ヘキサンを含む、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記第1の濃縮段階で得られ、前記樹脂の抽出をされる、前記溶液中の前記プレグナン配糖体の濃度が、3〜8%(w/w)である、請求項37〜81のいずれか1項に記載の方法。
【請求項83】
前記抽出物または前記第1の濃縮物からの前記樹脂除去の段階が、前記抽出物または前記第1の濃縮物を樹脂溶解性の溶媒に1回以上接触(洗浄)させ、それぞれの前記接触/洗浄の後、前記配糖体の溶液を含む重い層と溶液中に溶出した樹脂とともに前記樹脂溶解性の溶媒を含む軽い層とに分離し、ここで前記軽い層は捨てられるか前記樹脂溶解性の溶媒の回収に送られることを含む、請求項37〜82のいずれか1項に記載の方法。
【請求項84】
前記第1のカラルマ抽出物が、5〜15%(w/w)のプレグナン配糖体を含む、請求項70〜83のいずれか1項に記載の方法。
【請求項85】
前記第1のカラルマ抽出物が、15%(w/w)を超えるプレグナン配糖体を含む、請求項70〜83のいずれか1項に記載の方法。
【請求項86】
前記組成物中の樹脂の含有量が、0.5%以下である、請求項70〜85のいずれか1項に記載の方法。
【請求項87】
前記植物が、カラルマフィンブリアタ種の植物またはその一部を含む、請求項37〜86のいずれか1項に記載の方法。
【請求項88】
前記組成物が、カラルマ植物の抽出によって得られた、もしくは混合によって前記組成物に組み込まれた、カラルマサポニン配糖体またはカラルマの苦味成分または両方をさらに含む、請求項37〜87のいずれか1項に記載の方法。
【請求項89】
実質的に本明細書中に記載され添付の図面を参照して説明されるような、1以上のプレグナン配糖体を主に含む、医薬品、栄養補助食品、並びに食品に適用するための組成物の製造方法。
【請求項90】
前記第1のカラルマ抽出物を適当な賦形剤に接触させ、前記材料に混合操作を行い、その後任意の既知の方法によって前記材料を乾燥させることによって生成物を得ることを含む、前記第1のカラルマ抽出物からの、1以上のプレグナン配糖体を主に含む、医薬品、栄養補助食品、並びに食品に適用するための固体状の組成物(標準化カラルマ抽出物または第2のカラルマ抽出物)の製造方法。
【請求項91】
前記賦形剤が、マルトデキストリンまたは炭酸マグネシウムである、請求項90に記載の方法。
【請求項92】
前記賦形剤に加えて、前記第1のカラルマ抽出物を適当なバインディング剤(バインダ)とさらに接触させる、請求項90または91に記載の方法。
【請求項93】
前記バインダがデンプン、グアーガム、アラビアゴム、およびポリビニルピロリドンから選択される、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
前記混合が、プラネタリーミキサー、高速ミキサー、造粒機、スラリータンクなどから選択される装置/機器で行われる、請求項90〜93のいずれか1項に記載の方法。
【請求項95】
前記乾燥が、棚型乾燥機、噴霧乾燥機、真空乾燥機、流動床式乾燥機などから選択される1つで行われる、請求項90〜93のいずれか1項に記載の方法。
【請求項96】
前記乾燥が、棚型乾燥機で行われる、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
前記乾燥が、噴霧乾燥機で行われる、請求項95に記載の方法。
【請求項98】
前記固体状の組成物の生成物が、微粉末の生成物を得るために好ましくは粉砕/製粉の操作をさらに受ける、請求項90〜97のいずれか1項に記載の方法。
【請求項99】
前記粉砕/製粉の操作が、マルチミル、ハンマーミルなどから選択される1つで行われる、請求項98に記載の方法。
【請求項100】
前記固体状の組成物の生成物が、均一なサイズの生成物を得るために好ましくはふるい、またはふるい振とう機などでのふるい操作をさらに受ける、請求項90〜99のいずれか1項に記載の方法。
【請求項101】
前記ふるいをかけられた生成物が、好ましくは二重円錐型混合機、リボンブレンダ、オクタゴナルブレンダ、または他の既知の混合機での混合をさらに受ける、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
前記固体状の組成物が25〜30%(w/w)のプレグナン配糖体を含む、請求項90〜101のいずれか1項に記載の方法。
【請求項103】
前記固体状の組成物が30%(w/w)を超えるプレグナン配糖体を含む、請求項90〜101のいずれか1項に記載の方法。
【請求項104】
実質的に本明細書中に記載され添付の図面を参照して説明されるような、前記第1のカラルマ抽出物からの、1以上のプレグナン配糖体を主に含む、医薬品、栄養補助食品、並びに食品に適用するための固体状の組成物(標準化カラルマ抽出物または第2のカラルマ生成物)の製造方法。
【請求項105】
請求項70〜89のいずれか1項に記載の前記第1のカラルマ抽出物の製造方法の段階、次いで請求項90〜103のいずれか1項に記載の前記第1のカラルマ抽出物からの前記第2のカラルマ抽出物の製造方法の段階を含む、前記カラルマ植物からの、1以上のプレグナン配糖体を主に含む、医薬品、栄養補助食品、並びに食品に適用するための固体状の組成物(標準化カラルマ抽出物または第2のカラルマ生成物)の製造方法。
【請求項106】
実質的に本明細書中に記載され添付の図面を参照して説明されるような、前記カラルマ植物からの、1以上のプレグナン配糖体を主に含む、医薬品、栄養補助食品、並びに食品に適用するための固体状の組成物(標準化カラルマ抽出物または第2のカラルマ抽出物)の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−67638(P2013−67638A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−256942(P2012−256942)
【出願日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【分割の表示】特願2006−508488(P2006−508488)の分割
【原出願日】平成16年5月31日(2004.5.31)
【出願人】(505446758)
【出願人】(505446769)
【Fターム(参考)】