カリウムチャネル機能のシクロアルキル阻害薬
【課題】新規なカリウムチャネル機能の阻害薬(特に電位ゲートK+チャネルのKv1サブファミリーの阻害薬、とりわけ超急速に活性化する遅延整流器のK+電流IKurにリンクしたKv1.5阻害薬)の開発。
【解決手段】本発明は、新規シクロアルキル化合物、該化合物を不整脈およびIKur−関連病態の予防や処置に用いる方法、並びに該化合物を含有する医薬組成物に関する。
【解決手段】本発明は、新規シクロアルキル化合物、該化合物を不整脈およびIKur−関連病態の予防や処置に用いる方法、並びに該化合物を含有する医薬組成物に関する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(1):
【化1】
[式中、
R1は水素、またはヒドロキシであり、
R2は水素またはメトキシであり、
R3はSO2−NR4R5またはCONH−SO2−R6であり、
R4は、水素、C1-3アルキル、ヒドロキシエチル、またはメトキシエチルであり、
R5は、
水素;アリル;トリフルオロエチル;シクロヘキシルメチル;CH3C(=CH2)CH2−;インダニル;ヒドロキシインダニル;フェニル−NHCH2CH2−;
ヒドロキシ、メトキシおよびエトキシから独立して選択される1または2個で置換されていてもよいC1-5アルキル;
フェニル−(CHR7)n− (フェニルはメチル、メトキシ、フルオロ、シアノ、アミノ、エトキシカルボニルメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシメチルから独立して選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく;R7は水素、メチル、ヒドロキシメチル、メトキシメチル;nは0、1または2である);
(C1-2アルキル)2N(C2-3アルキレン)− (アルキレンは2つまでのメチルで置換されていてもよい);
窒素原子を1〜3個含む6員ヘテロ環−R8− (6員ヘテロ環はCl、Br、メチル、エチル、CF3、メトキシ、ブトキシ、CN、NH2、ジエチルアミノ、およびメトキシカルボニルから独立して選択される1または2個で置換されていてもよく、R8は結合、メチレン、エチレン、メチルメチレン、エチルメチレン、または−CH2CH2NH−である);または
イソキサゾリル、ピラゾリル、メチルピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、テトラヒドロフリル、ジヒドロピラニル、ピロリジニル、N−エチルピロリジニル、モルホリニル、ピペリジル、ベンゾイミダゾリル、またはN−メチルベンゾイミダゾリルから選択されるヘテロ環置換基(これらはC1-3アルキレンを介して結合してもよい);
であるか、あるいはR4とR5は一緒になって、それらに結合する窒素原子と共に、
【化2】
のいずれかの環を形成してもよく;
R6は、メチル、ヒドロキシ、CF3、NH2、フェニル、
【化3】
のいずれかである]
の化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物もしくは塩。
【請求項2】
R1が水素であり、R2が水素であり、R3がSO2−NR4R5である請求項1の化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物もしくは塩。
【請求項3】
以下のいずれかの化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物もしくは塩。
【表1−1】
【表1−2】
【表1−3】
【表1−4】
【表1−5】
【表1−6】
【表1−7】
【表1−8】
【表1−9】
【表1−10】
【表1−11】
【表1−12】
【表1−13】
【表1−14】
【表1−15】
【表1−16】
【表1−17】
【表1−18】
【表1−19】
【表1−20】
【表1−21】
【表1−22】
【表1−23】
【表1−24】
【表1−25】
【表1−26】
【請求項4】
以下のいずれかの化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物もしくは塩。
【表2−1】
【表2−2】
【請求項5】
以下のいずれかの化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物もしくは塩。
【表3−1】
【表3−2】
【請求項6】
以下のいずれかの化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物もしくは塩。
【表4−1】
【表4−2】
【請求項7】
以下のいずれかの化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物もしくは塩。
【表5−1】
【表5−2】
【請求項8】
以下のいずれかの化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物もしくは塩。
【表6】
【請求項1】
式(1):
【化1】
[式中、
R1は水素、またはヒドロキシであり、
R2は水素またはメトキシであり、
R3はSO2−NR4R5またはCONH−SO2−R6であり、
R4は、水素、C1-3アルキル、ヒドロキシエチル、またはメトキシエチルであり、
R5は、
水素;アリル;トリフルオロエチル;シクロヘキシルメチル;CH3C(=CH2)CH2−;インダニル;ヒドロキシインダニル;フェニル−NHCH2CH2−;
ヒドロキシ、メトキシおよびエトキシから独立して選択される1または2個で置換されていてもよいC1-5アルキル;
フェニル−(CHR7)n− (フェニルはメチル、メトキシ、フルオロ、シアノ、アミノ、エトキシカルボニルメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシメチルから独立して選択される1または2個の置換基で置換されていてもよく;R7は水素、メチル、ヒドロキシメチル、メトキシメチル;nは0、1または2である);
(C1-2アルキル)2N(C2-3アルキレン)− (アルキレンは2つまでのメチルで置換されていてもよい);
窒素原子を1〜3個含む6員ヘテロ環−R8− (6員ヘテロ環はCl、Br、メチル、エチル、CF3、メトキシ、ブトキシ、CN、NH2、ジエチルアミノ、およびメトキシカルボニルから独立して選択される1または2個で置換されていてもよく、R8は結合、メチレン、エチレン、メチルメチレン、エチルメチレン、または−CH2CH2NH−である);または
イソキサゾリル、ピラゾリル、メチルピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、テトラヒドロフリル、ジヒドロピラニル、ピロリジニル、N−エチルピロリジニル、モルホリニル、ピペリジル、ベンゾイミダゾリル、またはN−メチルベンゾイミダゾリルから選択されるヘテロ環置換基(これらはC1-3アルキレンを介して結合してもよい);
であるか、あるいはR4とR5は一緒になって、それらに結合する窒素原子と共に、
【化2】
のいずれかの環を形成してもよく;
R6は、メチル、ヒドロキシ、CF3、NH2、フェニル、
【化3】
のいずれかである]
の化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物もしくは塩。
【請求項2】
R1が水素であり、R2が水素であり、R3がSO2−NR4R5である請求項1の化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物もしくは塩。
【請求項3】
以下のいずれかの化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物もしくは塩。
【表1−1】
【表1−2】
【表1−3】
【表1−4】
【表1−5】
【表1−6】
【表1−7】
【表1−8】
【表1−9】
【表1−10】
【表1−11】
【表1−12】
【表1−13】
【表1−14】
【表1−15】
【表1−16】
【表1−17】
【表1−18】
【表1−19】
【表1−20】
【表1−21】
【表1−22】
【表1−23】
【表1−24】
【表1−25】
【表1−26】
【請求項4】
以下のいずれかの化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物もしくは塩。
【表2−1】
【表2−2】
【請求項5】
以下のいずれかの化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物もしくは塩。
【表3−1】
【表3−2】
【請求項6】
以下のいずれかの化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物もしくは塩。
【表4−1】
【表4−2】
【請求項7】
以下のいずれかの化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物もしくは塩。
【表5−1】
【表5−2】
【請求項8】
以下のいずれかの化合物、またはそのエナンチオマー、ジアステレオマー、溶媒和物もしくは塩。
【表6】
【公開番号】特開2010−180208(P2010−180208A)
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−32357(P2010−32357)
【出願日】平成22年2月17日(2010.2.17)
【分割の表示】特願2003−563493(P2003−563493)の分割
【原出願日】平成15年1月31日(2003.1.31)
【出願人】(391015708)ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー (494)
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
【出願人】(504294503)アイカジェン・インコーポレイテッド (3)
【氏名又は名称原語表記】ICAGEN, INC.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
- 化学;冶金 (1,075,549)
- 有機化学 (230,229)
- 非環式化合物または炭素環式化合物 (64,036)
- 複素環式化合物 (108,186)
- 異項原子として1個の窒素原子のみを含有し,他の環と縮合していな... (2,554)
- 異項原子として1個の硫黄原子のみをもつ5員環を含有する複素環式... (2,506)
- 1,2―オキサゾールまたは水素添加した1,2―オキサゾール環を含... (737)
- 2個以上の複素環を含有し,そのうち少なくても1個が異項原子とし... (4,512)
- 異項原子として1個の窒素原子のみをもち,環原子相互間または環原... (5,861)
- 環の炭素原子に水素原子のみが直接結合した,少なくとも5員環のポ... (2,014)
- 1,3―オキサゾールまたは水素添加した1,3―オキサゾール環を含... (1,137)
- 他の環と縮合していない水素添加したピリジン環を含有する複素環式... (2,630)
- 1,2―ジアゾール環または水素添加した1,2―ジアゾール環からな... (2,082)
- 異項原子として4個の窒素原子のみをもつ環を含有する複素環式化合物 (405)
- 異項原子として2個の窒素原子のみを有する7員環からなる複素環式... (267)
- 異項原子として1個の酸素原子のみをもつ5員環を含有する複素環式... (2,841)
- 異項原子としと1個の酸素原子のみをもつ6員環を含有し,他の環と... (734)
- 異項原子として1個の窒素原子と1個の酸素原子のみをもつ6員環を... (551)
- 他の環と縮合していない1,3―ジアゾール環または水素添加した1... (1,995)
- 縮合系中に異項原子として窒素原子のみを含有し,451/00から... (4,134)
- 異項原子として窒素原子のみをもつ2個以上の複素環を含有し,40... (5,109)
- 他の環と縮合した1,3―ジアゾール環または水素添加した1,3―ジ... (1,055)
- 縮合系中に異項原子として窒素原子のみを含有し,少なくとも1個の... (4,872)
- 異項原子として2個の酸素原子のみをもつ5員環を含有する複素環式... (967)
- 異項原子として2個の窒素原子と1個の酸素原子のみをもつ5員環を... (495)
- 2個以上の複素環を含有し,そのうち少なくても1個が異項原子とし... (5,628)
- イソキノリン環系または水素添加したイソキノリン環系を含有する複... (832)
- 1,3―ジアジン環または水素添加した1,3―ジアジン環からなる複... (2,688)
- 1,4―ジアジン環または水素添加した1,4―ジアジン環からなる複... (1,136)
- 異項原子として3個の窒素原子のみをもつ5員環を含有する複素環式... (832)
- 1,3,5―トリアジン環を含有する複素環式化合物 (500)
- 異項原子として1個の窒素原子のみを含有し,他の環と縮合している... (3,383)
- キノリン環系または水素添加したキノリン環系を含有する複素環式化... (1,797)
- 1,3―チアゾールまたは水素添加した1,3―チアゾール環を含有す... (3,200)
- 異項原子として窒素原子と硫黄原子のみをもつ環を含有し,グループ... (590)
- 1,2―ジアジン環または水素添加した1,2―ジアジン環からなる複... (455)
- 有機化学 (230,229)
- 生活必需品 (1,310,238)
- 医学または獣医学;衛生学 (978,171)
- 化合物または医薬製剤の特殊な治療活性 (401,658)
- 医薬用,歯科用又は化粧用製剤 (357,440)
- 有機活性成分を含有する医薬品製剤 (142,694)
- サリチル酸;その誘導体 (558)
- 複素環式化合物 (98,014)
- 環異種原子として酸素のみを持つもの,例.フンギクロミン (7,711)
- 環異種原子として硫黄をもつもの (1,578)
- 環異種原子として窒素を持つもの,例.グアネチジン,リファマイシン (88,555)
- 環異種原子として1個の窒素のみを有する6員環を持つもの,例.炭... (30,759)
- 環異種原子として2個の窒素のみを有する6員環を持つもの,例.ピ... (20,280)
- 2個以上の環異種原子を有し,そのうち少なくとも1個は窒素である... (15,829)
- 環異種原子として1個の窒素をもつ5員環を有するもの,例.スルピ... (6,362)
- 環異種原子として少なくとも1個の窒素及び1個の酸素を有する6員... (7,834)
- 環異種原子として少なくとも1個の窒素及び1個の硫黄を有する6員... (1,971)
- アミド,例.ヒドロキサム酸 (3,588)
- ニトリル;イソニトリル (620)
- 有機活性成分を含有する医薬品製剤 (142,694)
- 医学または獣医学;衛生学 (978,171)
【出願日】平成22年2月17日(2010.2.17)
【分割の表示】特願2003−563493(P2003−563493)の分割
【原出願日】平成15年1月31日(2003.1.31)
【出願人】(391015708)ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニー (494)
【氏名又は名称原語表記】BRISTOL−MYERS SQUIBB COMPANY
【出願人】(504294503)アイカジェン・インコーポレイテッド (3)
【氏名又は名称原語表記】ICAGEN, INC.
【Fターム(参考)】
- 2個以上の酸素原子を含む複素環式化合物 (966)
- 硫黄原子を含む複素環式化合物 (1,684)
- キノリン系化合物 (1,845)
- その他のIN系複素環式化合物 (1,702)
- 6員以上のNS含有複素環式化合物 (3,088)
- フラン系化合物 (2,851)
- 窒素含有縮合複素環 (43,099)
- 水添ピリジン系化合物 (12,675)
- ピリジン系化合物 (41,366)
- N、O含有複素環式化合物 (21,500)
- 窒素及び酸素を含有する複素環の員数 (2,352)
- 複素環の異項原子数 (2,402)
- 異項原子の位置 (2,605)
- 他の炭素環、環系との縮合の有無 (2,377)
- 複素環の二重結合数(環原子相互間及び環原子と非環原子間のもの) (2,347)
- オキサゾール環C−H、〔C〕H、〔C〕W (878)
- オキサゾール環C−W (670)
- オキサゾール環N−? (650)
- 1,4−オキサジン環C−異種原子、Z基 (339)
- 1,4−オキサジン環N−? (381)
- 縮合1,4−オキサジン環の炭素環C−? (240)
- その他の複素環C−H、〔C〕H、〔C〕W (1,482)
- その他の複素環C−W (1,080)
- その他の複素環N−? (897)
- ピラン系化合物 (2,503)
- 複数複素環系化合物 (124,753)
- その他のN系縮合複素環 (61,549)
- ピロール系化合物 (8,574)
- 他の有機化合物及び無機化合物含有医薬 (749,791)
- 発明の種類 (107,881)
- 環構成に酸素原子のみ含有単式複素環化合物 (7,101)
- 環構成に硫黄原子を含む単式複素環化合物 (1,614)
- 環構成にN原子又はSe、Te、ハロゲン原子を含む有単式複素環化... (58,180)
- 環構成に窒素原子を含む縮合複素環化合物 (17,510)
- 活性発現の構造部分に特徴がある化合物 (7,643)
- 有機活性成分の化学構造の特徴 (48,357)
- 配合剤、剤型、適用部位 (152,798)
- 化合物自体又は配合、製剤化の目的、効果 (56,078)
- 医薬用途・器官 (155,670)
- 医薬用途、生体防御 (65,406)
- インドール系化合物 (20,061)
- 非環式又は炭素環式化合物含有医薬 (185,743)
- 有機低分子化合物及びその製造 (186,529)
[ Back to top ]