説明

カルボン酸化合物

一般式(I)


(式中、RはH、アルキル;mは2、3;nは0〜2の整数;Rはフェニル、ナフチル、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン;Qは−CH−O−Cyc1、−CH−Cyc2、−L−Cyc3;R3aとR3bはそれぞれ独立して水素原子、アルキルを表すか、あるいはR3aとR3bが一緒になってテトラヒドロ−2H−ピランを表わす。)で示されるカルボン酸化合物またはその薬学的に許容される塩、その製造方法、それを有効成分として含有する薬剤に関する。
一般式(I)で示される化合物はPGE受容体、とりわけそのサブタイプであるEP受容体に特異的に拮抗作用を有するため、掻痒、疼痛、排尿障害、またはストレス性疾患の予防および/または治療に有用である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
本発明は、カルボン酸化合物に関する。さらに詳しくは、一般式(I)

(式中、すべての記号は後記と同じ意味を表わす。)で示されるカルボン酸化合物、その塩、それらの溶媒和物もしくはそれらのプロドラッグ、それらの製造方法、およびそれらを有効成分として含有する薬剤に関する。
【背景技術】
プロスタグランジンE(PGE)は、アラキドン酸カスケード中の代謝産物として知られており、その作用は、細胞保護作用、子宮収縮、発痛作用、消化管の蠕動運動促進、覚醒作用、胃酸分泌抑制作用、血圧降下作用、利尿作用等を有していることが知られている。
近年の研究の中で、PGE受容体には、それぞれ役割の異なったサブタイプが存在することがわかってきた。現時点で知られているサブタイプは、大別して4つあり、それぞれEP、EP、EP、EPと呼ばれている[J.Lipd Mediators Cell Signaling,12,379−391(1995)]。
これらのサブタイプのうち、EP受容体は、末梢神経の情報伝達、中枢における発熱反応の制御、脳内ニューロンに発現して記憶の形成、血管の新生、腎尿細管に発現し原尿の再吸収、子宮収縮作用、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)産生、血小板凝集に関与しているし、また血管平滑筋、心臓や消化管にも発現している。
これらのことより、EP受容体に強く結合し、拮抗作用を示する化合物は、EP受容体の活性化による疾患の予防および/または治療に有用であると考えられる。
これまでに、以下の一般式(IA)

(式中、R1AはCOOH、COOR6A等を表わし、R6AはC1〜6アルキル等を表わし、AはC1〜6アルキレン等を表わし、R2AはC1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、ハロゲン原子、CF、シアノ、ニトロ、水酸基、NR11A12A、CONR1A12A、SONR11A12A、または−S(O)−(C1〜6)アルキルを表わし、mは0、1、または2を表わし、R11AおよびR12Aはそれぞれ独立して、水素原子またはC1〜4アルキル基を表わし、xは0、1、または2を表わし、B環はC5〜7の単環炭素環等を表わし、R3Aは水素原子またはC1〜4アルキル基を表わし、R4AはC1〜8アルキル、C2〜8アルケニル等を表わし、R5Aは1〜2個のR13A基によって置換されているか、もしくは無置換のC5〜10の単環または二環の炭素環、または少なくとも1個の窒素原子、酸素原子、または硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を含有する5〜10員の単環または二環の複素環を表わし、R13AはC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、ハロゲン原子、CF、シアノ、C1〜4アルコキシ(C1〜4)アルキル、フェニル、フェニル(C1〜6)アルキル、−(C1〜4アルキレン)−J−(C1〜8アルキレン)−R4A、ベンゾイル、またはチオフェンカルボニル基を表わす。)で示されるカルボン酸誘導体またはそれらの非毒性塩が、EPおよび/またはEP受容体拮抗作用を有する化合物として知られている(国際公開第02/16311号パンフレット参照)。
【発明の開示】
本発明者らは、PGE受容体、とりわけそのサブタイプであるEP受容体に特異的に結合し、拮抗作用を有する化合物を見出すべく鋭意検討を行なった結果、一般式(I)で示されるカルボン酸化合物が目的を達成できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、
1)一般式(I)

(式中、Rは水素原子またはC1〜4アルキルを表わし、
は無置換あるいはC1〜4アルキルおよびハロゲン原子から選ばれる1〜2個の基で置換されているフェニル、ナフチル、ベンゾフラニル、またはベンゾチオニルを表わし、
Qは(i)−CH−O−Cyc1、(ii)−CH−Cyc2、または(iii)−L−Cyc3を表わし、
Cyc1は無置換かあるいは1〜2個のRで置換されているフェニルまたはピリジルを表わし、
Cyc2は無置換かあるいは1〜2個のRで置換されているインドリルを表わし、
Cyc3は1〜2個のRによって置換されているフェニルを表わし、
Lは−O−または−NH−を表わし、
3aとR3bはそれぞれ独立して、水素原子またはC1〜4アルキルを表わすか、あるいは
3aとR3bはそれらが結合する炭素原子と一緒になってテトラヒドロ−2H−ピランを表わし、
mは2または3を表わし、
nは0、1、または2を表わし、
はC1〜4アルキル、C1〜4アルキルチオ、ハロゲン原子、またはシアノを表わすか、あるいはCyc3が2個のRによって置換されているフェニルを表わす場合は、2つのR基がフェニルと一緒になって環

を表わしてもよい。)で示されるカルボン酸化合物、その塩、それらの溶媒和物、またはそれらのプロドラッグ、
2)(1)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−2−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(2)3−(4−(2,5−ジクロロフェノキシメチル)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(3)3−(4−(2−クロロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(4)3−(4−(2−クロロ−5−フルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(5)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(6)3−(4−(2,5−ジクロロフェノキシメチル)−2−(((4−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(7)3−(4−(2−クロロ−5−フルオロフェノキシメチル)−2−(((4−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(8)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−((((1R)−3−メチル−1−(3−メチルフェニル)ブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(9)3−(4−(3−シアノフェノキシメチル)−2−((((1R)−3−メチル−1−(3−メチルフェニル)ブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(10)3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−3−メチル−1−(3−メチルフェニル)ブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(11)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(12)3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(13)3−(4−(3−シアノフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(14)3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(15)3−(4−(5−フルオロインドール−1−イルメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(16)3−(4−(2,4−ジメチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(17)3−(2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−フェノキシメチルフェニル)プロパン酸、
(18)3−(2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3−ピリジルオキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(19)3−(4−(3−クロロフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(20)3−(4−(3,4−ジメチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(21)3−(4−(2−クロロ−5−フルオロフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(22)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(3−メチルインドール−1−イルメチル)フェニル)プロパン酸、
(23)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(24)3−(4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(25)3−(2−(((4−(3,5−ジメチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(26)3−(4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(27)3−(2−(((4−(ベンゾフラン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(28)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(4−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(29)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−((2−メチルピリジン−3−イル)オキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(30)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−((2−メチルピリジン−5−イル)オキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(31)3−(4−(3−フルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(32)3−(4−(3−メチルフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(33)3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(34)3−(2−(((4−(ベンゾフラン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(35)3−(2−(((4−(ベンゾチオフェン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(36)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(2−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(37)3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(2−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(38)3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(4−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(39)3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(40)3−(4−(6−フルオロインドール−1−イルメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(41)3−(4−(6−フルオロインドール−3−イルメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(42)3−(4−(3−メチルインドール−1−イルメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(43)3−(4−(3−シアノフェノキシメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(44)3−(4−(6−フルオロインドール−1−イルメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(45)3−(4−(6−フルオロインドール−3−イルメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(46)3−(4−(3−メチルインドール−1−イルメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(47)3−(4−(6−フルオロインドール−1−イルメチル)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(48)3−(2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3−メチルインドール−1−イルメチル)フェニル)プロパン酸、
(49)3−(4−(3−シアノフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(50)4−(4−(1,3−ジオキサインダン−5−イルオキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(51)4−(4−(3−メチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(52)4−(4−(3−シアノフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(53)4−(4−(3,4−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(54)4−(4−(インダン−5−イルオキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(55)4−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(56)4−(4−(3−メチルチオフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(57)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(3−フルオロフェニルアミノ)フェニル)プロパン酸、
(58)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(3−メチルフェニルアミノ)フェニル)プロパン酸、
(59)3−(4−(3−シアノフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(60)3−(4−(3,5−ジフルオロフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(61)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(1,3−ジオキサインダン−5−イルアミノ)フェニル)プロパン酸、
(62)3−(4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(63)3−(4−(3−シアノフェノキシ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(64)4−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−2−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(65)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(66)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−2−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(67)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(3−メチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(68)3−(4−(3−メチルフェニルアミノ)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(69)4−(4−(3−フルオロフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(70)4−(4−(3−メチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(71)4−(4−(3,5−ジフルオロフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(72)4−(4−(1,3−ジオキサインダン−5−イルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(73)4−(4−(3−シアノフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(74)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(75)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−2−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(76)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(3,5−ジメチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(77)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(78)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(79)3−(2−(((4−(ベンゾフラン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3,5−ジメチルフェノキシ)フェニル)プロパン酸、
(80)3−(2−(((4−(ベンゾフラン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)フェニル)プロパン酸、
(81)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(82)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(3,5−ジメチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(83)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(84)3−(2−(((4−(3,5−ジメチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3−メチルフェニルアミノ)フェニル)プロパン酸、
(85)3−(2−(((4−(ベンゾチオフェン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)フェニル)プロパン酸、
(86)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(2−(4−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(87)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(2−(4−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(88)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(2−(2−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(89)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(2−(2−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、または
(90)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸である前記1記載のカルボン酸化合物、その塩、それらの溶媒和物、またはそれらのプロドラッグ、
3)(1)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(2)3−(2−(((4−(ベンゾチオフェン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(3)3−(4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−3−メチル−1−(3−メチルフェニル)ブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(4)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(5)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(6)3−(2−(((4−(ベンゾチオフェン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3,5−ジメチルフェノキシ)フェニル)プロパン酸、
(7)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(8)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(3−ピリジルオキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(9)3−(4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(10)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(11)3−(4−(6−フルオロインドール−1−イルメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(12)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(13)4−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(14)3−(4−(2−クロロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−3−メチル−1−(3−メチルフェニル)ブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(15)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(4−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(16)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(3−メチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(17)3−(4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(18)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、または
(19)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸である前記1記載のカルボン酸化合物、その塩、それらの溶媒和物、またはそれらのプロドラッグ、
4)前記1記載のカルボン酸化合物、その塩、それらの溶媒和物、またはそれらのプロドラッグを含有してなる医薬組成物、
5)EP受容体拮抗剤である前記4記載の医薬組成物、
6)EP受容体拮抗剤が、EP受容体の活性化に起因する疾患の予防および/または治療剤である前記5記載の医薬組成物、
7)EP受容体の活性化に起因する疾患が、掻痒、疼痛、排尿障害、およびストレス性疾患から選択される1種以上の疾患である前記6記載の医薬組成物、
8)疼痛が、関節炎疼痛または神経因性疼痛である前記7記載の医薬組成物、
9)排尿障害が、頻尿である前記7記載の医薬組成物、
10)前記1記載のカルボン酸化合物、その塩、それらの溶媒和物、またはそれらのプロドラッグと、ステロイド薬、非ステロイド系抗炎症薬、免疫抑制薬、抗アレルギー薬、メディエーター遊離抑制薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、抗ヒスタミン薬、フォルスコリン製剤、ホスホジエステラーゼ阻害薬、一酸化窒素合成酵素阻害薬、カンナビノイド−2受容体刺激薬、非オピオイド系鎮痛薬、非ステロイド性鎮痛薬、シクロオキシゲナーゼ阻害薬、オピオイド系鎮痛薬、プロスタグランジン類、N型カルシウムチャネル阻害薬、α1アドレナリン遮断薬、プロゲステロン製剤、抗コリン薬、ムスカリン受容体拮抗薬、5−HT1A受容体作動薬、σ1受容体作動薬、セロトニン神経系作用薬、コルチコトロピン遊離因子受容体拮抗薬、プロトンポンプ阻害薬、M1受容体拮抗薬、細胞保護薬、三環系抗うつ薬、および四環系抗うつ薬から選ばれる少なくとも1種以上と組み合わせてなる医薬、
11)前記1記載のカルボン酸化合物、その塩、それらの溶媒和物、またはそれらのプロドラッグの有効量を哺乳動物に投与することを特徴とするEP受容体の活性化に起因する疾患の予防および/または治療方法、
12)EP受容体の活性化に起因する疾患の予防および/または治療剤を製造するための前記1記載のカルボン酸化合物、その塩、それらの溶媒和物、またはそれらのプロドラッグの使用、それらの製造方法、およびそれらを有効成分として含有する薬剤に関する。
本発明においてC1〜4アルキルとは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、またはそれらの異性体を表わす。
本発明においてC1〜4アルキルチオとは、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオ、またはそれらの異性体を表わす。
本発明においてハロゲン原子とは、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を意味する。
本発明の好ましいRとしては水素原子、メチル、またはエチルが挙げられる。
本発明の好ましいnとして0または2である。
本発明のRが表わす環の好ましい置換基としては、メチルまたはフッ素が挙げられる。
本発明の好ましいR3aとR3bには、それぞれ独立して水素原子、メチル、イソブチル、またはR3aとR3bとそれらが結合する炭素原子と一緒になってテトラヒドロ−2H−ピランが挙げられる。より具体的には、

本発明の好ましいRとしては、メチル、チオメチル、フッ素、塩素、またはシアノが挙げられる。
本発明においては、特に指示しない限り異性体はこれをすべて包含する。例えば、アルキル基には直鎖のものおよび分岐鎖のものが含まれる。さらに環、縮合環における異性体(E、Z、シス、トランス体)、不斉炭素の存在等による異性体(R、S体、α、β体、エナンチオマー、ジアステレオマー)、旋光性を有する光学異性体(D、L、d、l体)、クロマトグラフィー分離による極性体(高極性体、低極性体)、平衡化合物、これらの任意の割合の化合物、ラセミ混合物は、すべて本発明に含まれる。
本発明化合物中、具体的な化合物としては、実施例に記載する化合物およびそれらの薬学的に許容される塩が挙げられる。
[塩]
本発明化合物は、公知の方法で薬学的に許容される塩に変換される。塩は毒性のない、水溶性のものが好ましい。適当な塩として、アルカリ金属(カリウム、ナトリウム等)の塩、アルカリ土類金属(カルシウム、マグネシウム等)の塩、アンモニウム塩、薬学的に許容される有機アミン(テトラメチルアンモニウム、トリエチルアミン、メチルアミン、ジメチルアミン、シクロペンチルアミン、ベンジルアミン、フェネチルアミン、ピペリジン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミン、リジン、アルギニン、N−メチル−D−グルカミン等)の塩が挙げられる。
酸付加塩は毒性のない、水溶性のものが好ましい。適当な酸付加塩としては、塩酸塩、臭化水素塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩のような無機酸塩、または酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、シュウ酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、安息香酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、イセチオン酸塩、グルクロン酸塩、グルコン酸塩のような有機酸塩が挙げられる。
本発明化合物またはその薬学的に許容される塩は、公知の方法により、水和物に変換することもできる。
[本発明化合物の製造方法]
一般式(I)で示される本発明化合物は、例えば以下の方法によって製造することができる。
(1)一般式(I)で示される化合物のうち、Rが水素原子である化合物、すなわち一般式(Ia)

(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示される化合物は、一般式(Ib)

(式中、R1bはC1〜4アルキルを表わす。)で示される化合物をアルカリ加水分解反応に付すことにより製造することができる。
アルカリ加水分解反応は公知であり、例えば、水と混和しうる有機溶媒(メタノール、エタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、またはそれらの混合溶媒等)中、アルカリ(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等)の水溶液を用いて、−10〜90℃で行なわれる。
一般式(Ib)で示される化合物は、例えば、以下の反応工程式A〜Dによって製造することができる。





反応工程式中、
は(i)−CH−O−Cyc1、または(ii)−CH−Cyc2を表わし、
は(iii−1)−O−Cyc3を表わし、
は(iii−2)−NH−Cyc3を表わし、
は(iii)−L−Cyc3を表わし、
は水酸基の保護基を表わし、
はアミノ基の保護基を表わし、
Msはメシル基を表わし、
Tfはトリフルオロメチルスルホニルを表わし、
Xはハロゲン原子を表わし、
その他の記号は前記と同じ意味を表わす。
[毒性]
本発明化合物の毒性は十分に低いものであり、医薬品として使用するために十分安全であることが確認された。
【産業上の利用可能性】
[医薬品への適用]
本発明化合物は、PGE受容体、とりわけサブタイプEPに結合し、拮抗作用を示すため、例えば、疼痛(関節炎疼痛、癌性疼痛、骨折時の疼痛、手術後疼痛、抜歯後疼痛、ニューロパチックペイン(神経因性疼痛)、アロディニア、ハイパーアルゲシア、ヘルペス後疼痛など)、掻痒、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、アレルギー性結膜炎、透析時の種々の症状、喘息、鼻炎、くしゃみ、頻尿、膀胱炎、神経因性膀胱、排尿障害、射精障害、解熱、全身性炎症反応、学習障害、アルツハイマー、ガン形成、ガン増殖、ガンの臓器転移、網膜症、赤斑、熱傷、火傷、ステロイド焼け、腎不全、腎症、急性腎炎、慢性腎炎、血液電解質異常、切迫早産、切迫流産、月経過多、月経困難症、子宮内膜症、月経前症候群、生殖障害、ストレス性疾患、不安、鬱、躁鬱、心身症、パニック障害、精神障害、血栓症、塞栓症、一過性虚血発作、脳梗塞、アテローム、臓器移植、心筋梗塞、心不全、高血圧、動脈硬化、循環障害とこれに伴う潰瘍、神経障害、血管性痴呆、浮腫、種々の関節炎、滑膜炎、リウマチ、変形性関節炎、下痢、便秘、胆汁排泄障害、潰瘍性大腸炎、またはクローン病の予防および/または治療に有用であると考えられる。
好ましくは、疼痛(関節炎疼痛、ニューロパチックペイン(神経因性疼痛))、掻痒、排尿障害、またはストレス性疾患の予防および/または治療により有用であると考えられる。
関節炎疼痛として、リウマチ、変形性関節炎、および滑膜炎等に伴う疼痛が挙げられる。
ニューロパチックペイン(神経因性疼痛)として、帯状疱疹神経痛、帯状疱疹後神経痛、反射性交感神経性萎縮症、カウザルギー、開胸術後痛、幻肢痛、視床痛、癌性疼痛、骨折、外傷、または火傷後の疼痛、舌痛症(口腔内灼熱症候群)、および三叉神経痛などが挙げられる。
排尿障害として、頻尿、例えば、神経因性膀胱、神経性膀胱、刺激膀胱、不安定膀胱、および前立腺肥大に伴う頻尿などが挙げられる。
ストレス性疾患として、心的外傷後ストレス性障害、ストレス性胃炎、ストレス性潰瘍、過敏性腸症候群、ストレス性喘息、ストレス性脱毛、ストレス性精神障害、鬱、心身症、パニック障害、ストレス性不眠、ストレス性高血圧症、ストレス性頭痛、ストレス性無月経、ストレス性便秘、ストレス性過食あるいは拒食症、およびストレス性性機能不全などが挙げられる。
本発明化合物またはそれらの塩は、
1)その化合物の予防および/または治療効果の補完および/または増強、
2)その化合物の動態・吸収改善、投与量の低減、
および/または
3)その化合物の副作用の軽減
のために他の薬剤と組み合わせて、併用剤として投与してもよい。
本発明化合物と他の薬剤の併用剤は、1つの製剤中に両成分を配合した配合剤の形態で投与してもよく、また別々の製剤にして投与する形態をとってもよい。この別々の製剤にして投与する場合には、同時投与および時間差による投与が含まれる。また、時間差による投与は、本発明化合物を先に投与し、他の薬剤を後に投与してもよいし、他の薬剤を先に投与し、本発明化合物を後に投与してもよい。それぞれの投与方法は同じでも異なっていてもよい。
上記併用剤により、予防および/または治療効果を奏する疾患は特に限定されず、本発明化合物の予防および/または治療効果を補完および/または増強する疾患であればよい。
本発明化合物の掻痒、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、アレルギー性結膜炎、透析時の種々の症状に対する予防および/または治療効果の補完および/または増強のための他の薬剤としては、例えば、ステロイド剤、非ステロイド系抗炎症薬、免疫抑制剤、抗アレルギー剤、メディエーター遊離抑制薬、ロイコトリエン受容体拮抗剤、抗ヒスタミン剤、フォルスコリン製剤、ホスホジエステラーゼ阻害剤、一酸化窒素合成酵素阻害剤、カンナビノイド−2受容体刺激剤等が挙げられる。
本発明化合物の疼痛に対する予防および/または治療効果の補完および/または増強のための他の薬剤としては、例えば、非オピオイド系鎮痛薬(非ステロイド性鎮痛薬、シクロオキシゲナーゼ(COX)阻害薬等)、オピオイド系鎮痛薬、プロスタグランジン類、N型カルシウムチャネル阻害薬、一酸化窒素合成酵素阻害薬、カンナビノイド−2受容体刺激薬等が挙げられる。本発明化合物のニューロパチックペイン(神経因性疼痛)に対する予防および/または治療効果の補完および/または増強のための他の薬剤としては、三環系抗うつ薬および四環系抗うつ薬等が挙げられる。
本発明化合物の排尿障害に対する予防および/または治療効果の補完および/または増強のための他の薬剤としては、他の排尿障害治療薬、例えば、α1アドレナリン遮断薬、プロゲステロン製剤、抗コリン薬、およびムスカリン受容体拮抗薬等が挙げられる。
本発明化合物のストレス性疾患に対する予防および/または治療効果の補完および/または増強のための他の薬剤としては、他のストレス性疾患治療薬、例えば、5−HT1A受容体作動薬、σ1受容体作動薬、セロトニン神経系作用薬、コルチコトロピン遊離因子(CRF)受容体拮抗薬、プロトンポンプ阻害薬、M1受容体拮抗薬、および細胞保護薬等が挙げられる。
本発明化合物のガン形成、ガン増殖、ガンの臓器転移に対する予防および/または治療効果の補完および/または増強のための他の薬剤としては、例えば、抗ガン剤、鎮痛剤、メタロプロテイナーゼ阻害剤等が挙げられる。
非ステロイド系抗炎症薬としては、例えば、サザピリン、サリチル酸ナトリウム、アスピリン、アスピリン・ダイアルミネート配合、ジフルニサル、インドメタシン、スプロフェン、ウフェナマート、ジメチルイソプロピルアズレン、ブフェキサマク、フェルビナク、ジクロフェナク、トルメチンナトリウム、クリノリル、フェンブフェン、ナプメトン、プログルメタシン、インドメタシンファルネシル、アセメタシン、マレイン酸プログルメタシン、アンフェナクナトリウム、モフェゾラク、エトドラク、イブプロフェン、イブプロフェンピコノール、ナプロキセン、フルルビプロフェン、フルルビプロフェンアキセチル、ケトプロフェン、フェノプロフェンカルシウム、チアプロフェン、オキサプロジン、プラノプロフェン、ロキソプロフェンナトリウム、アルミノプロフェン、ザルトプロフェン、メフェナム酸、メフェナム酸アルミニウム、トルフェナム酸、フロクタフェニン、ケトフェニルブタゾン、オキシフェンブタゾン、ピロキシカム、テノキシカム、アンピロキシカム、ナパゲルン軟膏、エピリゾール、塩酸チアラミド、塩酸チノリジン、エモルファゾン、スルピリン、ミグレニン、サリドン、セデスG、アミピロ−N、ソルボン、ピリン系感冒薬、アセトアミノフェン、フェナセチン、メシル酸ジメトチアジン、メロキシカム、セレコキシブ、ロフェコキシブ、バルデコキシブ、シメトリド配合剤、非ピリン系感冒薬等が挙げられる。
ステロイド剤としては、例えば、外用薬として、プロピオン酸クロベタゾール、酢酸ジフロラゾン、フルオシノニド、フランカルボン酸モメタゾン、ジプロピオン酸ベタメタゾン、酪酸プロピオン酸ベタメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、ジフルプレドナート、プデソニド、吉草酸ジフルコルトロン、アムシノニド、ハルシノニド、デキサメタゾン、プロピオン酸デキサメタゾン、吉草酸デキサメタゾン、酢酸デキサメタゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、酪酸ヒドロコルチゾン、酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン、プロピオン酸デプロドン、吉草酸酢酸プレドニゾロン、フルオシノロンアセトニド、プロピオン酸ベクロメタゾン、トリアムシノロンアセトニド、ピバル酸フルメタゾン、プロピオン酸アルクロメタゾン、酪酸クロベタゾン、プレドニゾロン、プロピオン酸ペクロメタゾン、フルドロキシコルチド等が挙げられる。
内服薬、注射剤としては、酢酸コルチゾン、ヒドロコルチゾン、リン酸ヒドロコルチゾンナトリウム、コハク酸ヒドロコルチゾンナトリウム、酢酸フルドロコルチゾン、プレドニゾロン、酢酸プレドニゾロン、コハク酸プレドニゾロンナトリウム、ブチル酢酸プレドニゾロン、リン酸プレドニゾロンナトリウム、酢酸ハロプレドン、メチルプレドニゾロン、酢酸メチルプレドニゾロン、コハク酸メチルプレドニゾロンナトリウム、トリアムシノロン、酢酸トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド、デキサメサゾン、酢酸デキサメタゾン、リン酸デキサメタゾンナトリウム、パルミチン酸デキサメタゾン、酢酸パラメサゾン、ベタメタゾン等が挙げられる。
吸入剤としては、プロピオン酸ベクロメタゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ブデソニド、フルニソリド、トリアムシノロン、ST−126P、シクレソニド、デキサメタゾンパロミチオネート、モメタゾンフランカルボネート、プラステロンスルホネート、デフラザコート、メチルプレドニゾロンスレプタネート、メチルプレドニゾロンナトリウムスクシネート等が挙げられる。
免疫抑制剤としては、例えば、プロトピック(FK−506)、メトトレキサート、シクロスポリン、アスコマイシン、レフルノミド、ブシラミン、サラゾスルファピリジン等が挙げられる。
メディエーター遊離抑制薬としては、例えば、トラニラスト、クロモグリク酸ナトリウム、アンレキサノクス、レピリナスト、イブジラスト、ダザノラスト、ペミロラストカリウム等が挙げられる。
ロイコトリエン受容体拮抗剤としては、例えば、プランルカスト水和物、モンテルカスト、ザフィルルカスト、MCC−847、KCA−757、CS−615、YM−158、L−740515、CP−195494、LM−1484、RS−635、A−93178、S−36496、BIIL−284、ONO−4057等が挙げられる。
抗ヒスタミン剤としては、例えば、フマル酸ケトチフェン、メキタジン、塩酸アゼラスチン、オキサトミド、テルフェナジン、フマル酸エメダスチン、塩酸エピナスチン、アステミゾール、エバスチン、塩酸セチリジン、ベポタスチン、フェキソフェナジン、ロラタジン、デスロラタジン、塩酸オロパタジン、TAK−427、ZCR−2060、NIP−530、モメタゾンフロエート、ミゾラスチン、BP−294、アンドラスト、オーラノフィン、アクリバスチン等が挙げられる。
抗ガン剤としては、例えば、アルキル化剤(塩酸ナイトロジェンマスタード−N−オキシド、シクロホスファミド、イホスファミド、メルファラン、チオテパ、カルボコン、ブスルファン等)、ニトロソウレア誘導体(塩酸ニムスチン、ラニムスチン等)、代謝拮抗剤(メトトレキサート、メルカプトプリン、6−メルカプロプリンボシド、フルオロウラシル、テガフール、ユーエフティ、カルモフール、ドキシフルリジン、シタラビン、エノシタビン等)、抗ガン性抗生物質(アクチノマイシンD、マイトマイシンC、塩酸ダウノルビシン、塩酸ドキソルビシン、塩酸アクラルビシン、ネオカルチノスタチン、ピラルビシン、エピルビシン、イダルビシン、クロモマイシンA3、ブレオマイシン、硫酸ヘプロマイシン等)、植物性アルカロイド(硫酸ブンブラスチン、硫酸ビンクリスチン、硫酸ビンデシン等)、ホルモン剤(リン酸エストラムスチンナトリウム、メピチオスタン、エピチオスタノール、クエン酸タモキシフェン、リン酸ジエチルスチルベストロール、酢酸メドロキシプロゲステロン、アナストロゾール,ファドロゾール,リュープロリド等)、免疫強化剤(レンチナン、ピシバニール、クレスチン、シゾフィラン、ウベニメクス、インターフェロン等)、その他(L−アスパラギナーゼ、塩酸プロカルバジン、塩酸ミトキサントロン、シスプラチン、カルボプラチン等)が挙げられる。
ホスホジエステラーゼ阻害剤としては、例えば、PDE4阻害剤であるロリプラム、シロミラスト(商品名アリフロ)、Bay19−8004、NIK−616、ロフルミラスト(BY−217)、シパムフィリン(BRL−61063)、アチゾラム(CP−80633)、SCH−351591、YM−976、V−11294A、PD−168787、D−4396、IC−485等が挙げられる。
非オピオイド系鎮痛薬としては、例えば、非ステロイド系抗炎症鎮痛薬(アスピリン、アルミノプロフェン、フルルビプロフェンアキセチル、スプロフェン、ロベンザリット二ナトリウム、テノキシカム、ロキソプロフェンナトリウム、ペルビプロフェン、フルルビプロフェン、ピロキシカム、インドメタシンファルネシル、プラノプロフェン、スリンダク、インドメタシン、ナブメトン、エトドラク、フェナセチン、ナイキサン、ジクロフェナクナトリウム等)、シクロオキシゲナーゼ(COX)阻害薬(ザルトプロフェン、ニメスリド、ザルトプロフェン、ゾリプロフェン、オキサプロジン、ミロプロフェン、ケトプロフェン、アントルメチングアシル(amtolmetin guacil)、モフェゾラク、ロルノキシカム、メロキシカム、アンピロキシカム、アセクロフェナク、セレコキシブ、パレコキシブ(parecoxib)、およびエトリコキシブ(etoricoxib)など)、ステロイド性鎮痛薬(リメキソロン(rimexolone)およびプレドニゾロンなど)、ヒアルロン酸ナトリウム、オーラノフィン、イプリフラボン、オルゴテイン、アクタリット、スベリウム(Subreum)、サラゾスルファピリジン、およびレフルノミド等が挙げられる。
オピオイド系鎮痛薬としては、例えば、リン酸コデイン、塩酸ブプレノフィン、および塩酸ペンタゾシン、モルヒネ(塩酸モルヒネおよび硫酸モルヒネ)、フェンタニル、塩酸ペチジン、およびレボルファノール等が挙げられる。
三環系抗うつ薬として、塩酸イミプラミン、塩酸デシプラミン、塩酸クロミプラミン、マレイン酸トリミプラミン、塩酸アミトリプチリン、塩酸ノルトリプチリン、塩酸ロフェプラミン、アモキサピン、塩酸ドスレピン、ガバペンチン、メキシレチン、クロニジン、およびケタミン等が挙げられる。
四環系抗うつ薬としては、マプロチリンおよびミアンセリンなどが挙げられる。
他の排尿障害治療薬として、例えば、塩酸テラゾシン、ウラピジル、フロキシプロスト、塩酸タムスロシン、塩酸プラゾシン、アリルエストレノール、塩酸オキシブチニン、塩酸テロジリン、塩酸プロピベリン、ナフトピジル、酢酸クロルマジノン、メスナ、アルフゾシン、NC−1800、トルテロジン、シロドシン、フィデュキソシン、塩化トロスピウム、TF−505、R−701、R−1554、TAK−802、およびソリフェナシン等が挙げられる。
他のストレス性疾患治療薬として、例えば、クエン酸タンドスピロン、レソピトロン(lesopitron)、イグメシン(igmesine)、AP−521、PLD−116、イラプラゾール(ilaprazole)、ME−3412、DMP−696、ME−3412、YJA−20379−8、塩酸ピレンゼピン、ランソプラゾール、ドスマルフェート(dosmalfate)、およびオセモゾタン(osemozotan)等が挙げられる。
本発明化合物と他の薬剤の質量比は特に限定されない。
他の薬剤は、任意の2種以上を組み合わせて投与してもよい。
また、本発明化合物の予防および/または治療効果を補完および/または増強する他の薬剤には、上記したメカニズムに基づいて、現在までに見出されているものだけでなく今後見出されるものも含まれる。
本発明化合物、または本発明化合物と他の薬剤の併用剤を上記の目的で用いるには、通常、全身的または局所的に、経口または非経口の形で投与される。
投与量は、年齢、体重、症状、治療効果、投与方法、処理時間等により異なるが、通常、成人一人当たり、一回につき、1μgから10gの範囲で一日一回から数回経口投与されるか、または成人一人当たり、一回につき、0.1μgから1gの範囲で一日一回から数回非経口投与されるか、または一日1時間から24時間の範囲で静脈内に持続投与される。
もちろん前記したように、投与量は種々の条件により変動するので、上記投与量より少ない量で十分な場合もあるし、また範囲を越えて投与の必要な場合もある。
本発明化合物、または本発明化合物と他の薬剤の併用剤を投与する際には、経口投与のための内服用固形剤、内服用液剤および、非経口投与のための注射剤、外用剤、坐剤、点眼剤、吸入剤等として用いられる。
経口投与のための内服用固形剤には、錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤等が含まれる。カプセル剤には、ハードカプセルおよびソフトカプセルが含まれる。
このような内服用固形剤においては、ひとつまたはそれ以上の活性物質はそのままか、または賦形剤(ラクトース、マンニトール、グルコース、微結晶セルロース、デンプン等)、結合剤(ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等)、崩壊剤(繊維素グリコール酸カルシウム等)、滑沢剤(ステアリン酸マグネシウム等)、安定剤、溶解補助剤(グルタミン酸、アスパラギン酸等)等と混合され、常法に従って製剤化して用いられる。また、必要によりコーティング剤(白糖、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート等)で被覆していてもよいし、また2以上の層で被覆していてもよい。さらにゼラチンのような吸収されうる物質のカプセルも包含される。
経口投与のための内服用液剤は、薬剤的に許容される水剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤、エリキシル剤等を含む。このような液剤においては、ひとつまたはそれ以上の活性物質が、一般的に用いられる希釈剤(精製水、エタノール、またはそれらの混液等)に溶解、懸濁、または乳化される。さらにこの液剤は、湿潤剤、懸濁化剤、乳化剤、甘味剤、風味剤、芳香剤、保存剤、または緩衝剤等を含有していてもよい。
非経口投与のための外用剤の剤形には、例えば、軟膏剤、ゲル剤、クリーム剤、湿布剤、貼付剤、リニメント剤、噴霧剤、吸入剤、スプレー剤、エアゾル剤、および点鼻剤等が含まれる。これらはひとつまたはそれ以上の活性物質を含み、公知の方法または通常使用されている処方により調製される。
軟膏剤は公知または通常使用されている処方により製造される。例えば、ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に混和または溶融させて調製される。軟膏基剤は公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。例えば、高級脂肪酸または高級脂肪酸エステル(アジピン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、アジピン酸エステル、ミリスチン酸エステル、パルミチン酸エステル、ステアリン酸エステル、オレイン酸エステル等)、ロウ類(ミツロウ、鯨ロウ、セレシン等)、界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステル等)、高級アルコール(セタノール、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール等)、シリコン油(ジメチルポリシロキサン等)、炭化水素類(親水ワセリン、白色ワセリン、精製ラノリン、流動パラフィン等)、グリコール類(エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、マクロゴール等)、植物油(ヒマシ油、オリーブ油、ごま油、テレピン油等)、動物油(ミンク油、卵黄油、スクワラン、スクワレン等)、水、吸収促進剤、またはかぶれ防止剤から選ばれるものが単独でまたは2種以上を混合して用いられる。さらに、保湿剤、保存剤、安定化剤、抗酸化剤、着香剤等を含んでいてもよい。
ゲル剤は公知または通常使用されている処方により製造される。例えば、ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に溶融させて調製される。ゲル基剤は公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。例えば、低級アルコール(エタノール、イソプロピルアルコール等)、ゲル化剤(カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース等)、中和剤(トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン等)、界面活性剤(モノステアリン酸ポリエチレングリコール等)、ガム類、水、吸収促進剤、かぶれ防止剤から選ばれるものが単独でまたは2種以上を混合して用いられる。さらに、保存剤、抗酸化剤、着香剤等を含んでいてもよい。
クリーム剤は公知または通常使用されている処方により製造される。例えば、ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に溶融または乳化させて製造される。クリーム基剤は公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。例えば、高級脂肪酸エステル、低級アルコール、炭化水素類、多価アルコール(プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等)、高級アルコール(2−ヘキシルデカノール、セタノール等)、乳化剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、脂肪酸エステル類等)、水、吸収促進剤、かぶれ防止剤から選ばれるものが単独でまたは2種以上を混合して用いられる。さらに、保存剤、抗酸化剤、着香剤等を含んでいてもよい。
湿布剤は公知または通常使用されている処方により製造される。例えば、ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に溶融させ、練合物とし支持体上に展延塗布して製造される。湿布基剤は公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。例えば、増粘剤(ポリアクリル酸、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、デンプン、ゼラチン、メチルセルロース等)、湿潤剤(尿素、グリセリン、プロピレングリコール等)、充填剤(カオリン、酸化亜鉛、タルク、カルシウム、マグネシウム等)、水、溶解補助剤、粘着付与剤、かぶれ防止剤から選ばれるものが単独でまたは2種以上を混合して用いられる。さらに、保存剤、抗酸化剤、着香剤等を含んでいてもよい。
貼付剤は公知または通常使用されている処方により製造される。例えば、ひとつまたはそれ以上の活性物質を基剤に溶融させ、支持体上に展延塗布して製造される。貼付剤用基剤は公知あるいは通常使用されているものから選ばれる。例えば、高分子基剤、油脂、高級脂肪酸、粘着付与剤、かぶれ防止剤から選ばれるものが単独でまたは2種以上を混合して用いられる。さらに、保存剤、抗酸化剤、着香剤等を含んでいてもよい。
リニメント剤は公知または通常使用されている処方により製造される。例えば、ひとつまたはそれ以上の活性物を水、アルコール(エタノール、ポリエチレングリコール等)、高級脂肪酸、グリセリン、セッケン、乳化剤、懸濁化剤等から選ばれるものが単独でまたは2種以上に溶解、懸濁、または乳化させて調製される。さらに、保存剤、抗酸化剤、着香剤等を含んでいてもよい。
噴霧剤、吸入剤、およびスプレー剤は、一般的に用いられる希釈剤以外に亜硫酸水素ナトリウムのような安定剤と等張性を与えるような緩衝剤、例えば塩化ナトリウム、クエン酸ナトリウムあるいはクエン酸のような等張剤を含有していてもよい。スプレー剤の製造方法は、例えば米国特許第2,868,691号および同第3,095,355号に詳しく記載されている。
非経口投与のための注射剤としては、溶液、懸濁液、乳濁液および用時溶剤に溶解または懸濁して用いる固形の注射剤を包含する。注射剤は、ひとつまたはそれ以上の活性物質を溶剤に溶解、懸濁、または乳化させて用いられる。溶剤として、例えば注射用蒸留水、生理食塩水、植物油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、エタノールのようなアルコール類等およびそれらの組み合わせが用いられる。さらにこの注射剤は、安定剤、溶解補助剤(グルタミン酸、アスパラギン酸、ポリソルベート80(登録商標)等)、懸濁化剤、乳化剤、無痛化剤、緩衝剤、保存剤等を含んでいてもよい。これらは最終工程において滅菌するか無菌操作法によって製造される。また無菌の固形剤、例えば凍結乾燥品を製造し、その使用前に無菌化または無菌の注射用蒸留水または他の溶剤に溶解して使用することもできる。
非経口投与のための吸入剤としては、エアロゾル剤、吸入用粉末剤または吸入用液剤が含まれ、当該吸入用液剤は用時に水または他の適当な媒体に溶解または懸濁させて使用する形態であってもよい。
これらの吸入剤は公知の方法に準じて製造される。
例えば、吸入用液剤の場合には、防腐剤(塩化ベンザルコニウム、パラベン等)、着色剤、緩衝化剤(リン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等)、等張化剤(塩化ナトリウム、濃グリセリン等)、増粘剤(カリボキシビニルポリマー等)、吸収促進剤などを必要に応じて適宜選択して調製される。
吸入用粉末剤の場合には、滑沢剤(ステアリン酸およびその塩等)、結合剤(デンプン、デキストリン等)、賦形剤(乳糖、セルロース等)、着色剤、防腐剤(塩化ベンザルコニウム、パラベン等)、吸収促進剤などを必要に応じて適宜選択して調製される。
吸入用液剤を投与する際には通常噴霧器(アトマイザー、ネブライザー)が使用され、吸入用粉末剤を投与する際には通常粉末薬剤用吸入投与器が使用される。
非経口投与のためその他の組成物としては、ひとつまたはそれ以上の活性物質を含み、常法により処方される直腸内投与のための坐剤および腟内投与のためのペッサリー等が含まれる。
【発明を実施するための最良の形態】
以下、参考例、実施例、製剤例および試験例によって本発明を詳述するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
化合物は、IUPAC命名法に準じて命名した。
クロマトグラフィーによる分離の箇所およびTLCに示されているカッコ内の溶媒は、使用した溶出溶媒または展開溶媒を示し、割合は体積比を表わす。
NMRの箇所に示されているカッコ内の溶媒は、測定に使用した溶媒を示している。
参考例1:7−ブロモメチルクマリン
7−メチルクマリン(50g)のアセトニトリル(1.2L)溶液に、N−ブロモスクシンイミド(56g)およびα,α’−アゾビスイソブチロニトリル(510mg)を加え、内温78℃で30分間撹拌した。反応溶液を濃縮し、水を加え、結晶をろ取して、以下の物性値を有する標題化合物(76g)を得た。
NMR(300MHz,CDCl):δ 7.69(d,9.6Hz,1H),7.46(d,J=8.1Hz,1H),7.34(d,J=1.8Hz,1H),7.30(dd,J=8.1,1.8Hz,1H),6.43(d,9.6Hz,1H),4.52(s,2H)。
参考例2:7−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)クマリン
参考例1で製造した化合物(40g)、2,5−ジフルオロフェノール(21.8g)、炭酸カリウム(46.4g)をジメチルホルムアミド(DMF;250mL)に溶解し、60℃で50分間加熱した。反応溶液を室温まで冷却後、水を加え、生成した固体をろ取した。固体を乾燥して以下の物性値を有する標題化合物(43.9g)を得た。
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 8.05(d,J=9.6Hz,1H),7.74(d,J=7.8Hz,1H),7.46(brs,1H),7.41(brd,J=7.8Hz,1H),7.32−7.18(m,2H),6.78(m,1H),6.49(d,J=9.6Hz,1H),5.30(s,2H)。
参考例3:3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−ヒドロキシフェニル)プロペン酸メチルエステル
アルゴン置換下、水素化ナトリウム(18.2g、60% oil)のテトラヒドロフラン(THF;150mL)溶液に、室温でメタノール(24.6mL)を加え、50℃で30分間撹拌した。室温まで冷却した反応溶液に、参考例2で製造した化合物(43.9g)のDMF(750mL)溶液を滴下し、50℃で30分間撹拌した。反応溶液を室温まで冷却し、氷水下、1N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。生じた固体をt−ブチルメチルエーテル/ヘキサン溶液で結晶化することによって以下の物性値を有する標題化合物(46.5g)を得た。
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 10.4(s,1H),7.84(d,J=16.2Hz,1H),7.64(d,J=7.8Hz,1H),7.26(m,1H),7.16(m,1H),6.98(s,1H),6.89(d,J=7.8Hz,1H),6.77(m,1H),6.61(d,J=16.2Hz,1H),5.15(s,2H),3.70(s,3H)。
参考例4:3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸メチルエステル
参考例3で製造した化合物(46.5g)のTHF(400mL)/メタノール(100mL)溶液に、二塩化ニッケル・6水和物(41.3g)および水素化ホウ素ナトリウム(21.9g)をゆっくり加え、2.5時間撹拌した。反応溶液をt−ブチルメチルエーテルで希釈し、セライト(登録商標)でろ過した。ろ液を酢酸エチルに希釈し、水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)で精製して、以下の物性値を有する標題化合物(23.6g)を得た。
NMR(300MHz,CDCl):δ 7.20(s,1H),7.10(d,J=7.8Hz,1H),7.01(ddd,J=10.5,9.0,5.4Hz,1H),6.96−6.91(m,2H),6.71(m,1H),6.58(m,1H),5.03(s,2H),3.70(s,3H),2.92−2.88(m,2H),2.74−2.70(m,2H)。
参考例5:3−(2−カルボキシ−4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸メチルエステル
アルゴン置換下、参考例4で製造した化合物(250mg)のピリジン(1.55mL)溶液に、0℃でトリフルオロメタンスルホン酸(144μL)を加え、室温で60分間撹拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈した。希釈液を水、1N塩酸、水および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。
アルゴン置換下、得られた化合物のDMF(2.5mL)溶液に、酢酸カリウム(380mg)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(41mg)および酢酸パラジウム(II)(8.7mg)を順次加え、一酸化炭素ガス雰囲気下、90℃で一晩撹拌した。反応溶液をt−ブチルメチルエーテルで希釈し、セライト(登録商標)でろ過した。ろ液を飽和塩化アンモニウム、水および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:1)で精製して、以下の物性値を有する標題化合物(193mg)を得た。
NMR(300MHz,CDCl):δ 8.11(d,J=1.8Hz,1H),7.59(dd,J=8.1,1.8Hz,1H),7.38(d,J=8.1Hz,1H),7.04(m,1H),6.74(m,1H),6.62(m,1H),5.11(s,2H),3.67(s,3H),3.38−3.33(m,2H),2.74−2.69(m,2H)。
参考例6:4−ヒドロキシ−4−(3,5−ジメチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン
アルゴン置換下、5−ブロモ−m−キシレン(5.55g)のTHF(60mL)溶液に、−78℃でn−ブチルリチウム(17.8mL)を加え、1時間撹拌した。反応溶液にテトラヒドロピラン−4−オン(2.0g)を加え、さらに3時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:3)で精製して、以下の物性値を有する標題化合物(2.6g)を得た。
TLC:Rf 0.51(酢酸エチル:ヘキサン=1:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 7.10(s,2H),6.93(s,1H),3.99−3.82(m,5H),2.34(s,6H),2.23−2.11(m,2H),1.72−1.63(m,2H)。
参考例7:N−(4−(3,5−ジメチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)クロロ酢酸アミド
参考例6で製造した化合物(1.51g)のクロロアセトニトリル(5mL)および酢酸(10mL)の溶液に、氷冷下、硫酸(3滴)をゆっくり滴下し、室温で一晩撹拌した。反応溶液を氷水に注ぎ、5N水酸化ナトリウム水溶液で塩基性にし、t−ブチルメチルエーテルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:3)で精製して、以下の物性値を有する標題化合物(288mg)を得た。
TLC:Rf 0.54(酢酸エチル:ヘキサン=1:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 6.98(s,2H),6.90(s,1H),6.76(bs,1H),4.02(s,2H),3.89(dt,J=12.0,3.3Hz,2H),3.72(dt,J=12.0,2.1Hz,2H),2.42−2.34(m,2H),2.32(s,6H),2.29−2.13(m,2H)。
参考例8:4−アミノ−4−(3,5−ジメチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン
参考例7で製造した化合物(250mg)のエタノール(2mL)および酢酸(0.4mL)溶液に、チオウレア(81.2mg)を加え、70℃で一晩撹拌した。反応溶液をt−ブチルメチルエーテルで希釈し、2N水酸化ナトリウム水溶液で塩基性にして有機層を分離した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮して以下の物性値を有する標題化合物(160mg)を得た。
TLC:Rf 0.54(メタノール:クロロホルム=1:5);
NMR(300MHz,CDCl):δ 7.07(s,2H),6.90(s,1H),3.92(dt,J=11.4,2.4Hz,2H),3.79(dt,J=11.4,4.2Hz,2H),2.34(s,6H),2.24−2.13(m,2H),1.68−1.60(m,2H)。
参考例9:(2R)−3−アザ−4−(3,5−ジメチルフェニル)−2−フェニルブタ−3−エン−1−オール
3,5−ジメチルベンズアルデヒド(30.0g)、(R)−フェニルグリシノール(30.7g)のトルエン(200mL)溶液を、水を共沸留去しながら3時間還流した。反応溶液を濃縮して、以下の物性値を有する標題化合物(59.7g)を得た。
TLC:Rf 0.69(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)。
参考例10:(2R,4R)−3−アザ−6−メチル−4−(3,5−ジメチルフェニル)−2−フェニルヘプタ−6−エン−1−オール・塩酸塩
アルゴン置換下、マグネシウム(40.8g)の無水THF(800mL)溶液に、食塩を添加した氷浴下、3−クロロ−2−メチル−1−プロペン(60.8g)の無水THF(450mL)を滴下し、氷浴下で1時間半、室温で1時間撹拌して、グリニャー(Grignard)試薬を製造した。
アルゴン置換下、参考例9で製造した化合物の無水トルエン(300mL)溶液に、食塩を添加した氷浴下、前記グリニャー(Grignard)試薬(1120mL)を3時間かけて滴下し、30分間撹拌した。反応混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液および水を加え、有機層を分離した。水層を酢酸エチルで抽出し、前記有機層を合わせた。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣の酢酸エチル(500mL)溶液に、氷浴下、4N塩酸/ジオキサン(100mL)を加えた。溶液を濃縮し、イソプロパノール−ヘキサンで再結晶して以下の物性値を有する標題化合物(60.9g)を得た。
TLC:Rf 0.80(ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
NMR(300MHz,CDCl):δ 9.52(brs,2H),7.39−7.20(m,5H),6.94(s,2H),6.81(s,1H),5.44(brs,1H),4.70(s,1H),4.63(s,1H),4.40−4.20(m,2H),4.14(m,1H),3.83(m,1H),3.11(dd,J=14,4.4Hz,1H),2.94(dd,J=14,11Hz,1H),2.17(s,6H),1.49(s,3H)。
参考例11:(1R)−3−メチル−1−(3,5−ジメチルフェニル)ブチルアミン・塩酸塩
参考例10で製造した化合物(33.0g)および酸化白金(IV)(4.60g)のエタノール(330mL)溶液を、水素ガス雰囲気下、60℃で40時間撹拌した。反応混合物をセライト(登録商標)ろ過し、ろ液を濃縮した。残渣をエタノール/酢酸エチルで再結晶して以下の物性値を有する標題化合物(7.30g)を得た。
TLC:Rf 0.30(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 8.41(brs,3H),7.11(s,2H),7.01(s,1H),4.10(m,1H),2.27(s,6H),1.82−1.66(m,2H),1.31(m,1H),0.86(d,J=6.6Hz,3H),0.82(d,J=6.6Hz,3H)。
実施例1:3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−2−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸メチルエステル
アルゴン置換下、参考例5で製造した化合物(80mg)、(1R)−1−(ナフタレン−2−イル)エチルアミン(47mg)、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]カルボジイミド(66mg)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(46mg)のDMF(1ml)溶液を、室温で一晩撹拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈した。希釈液を1N塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮して、以下の物性値を有する標題化合物を得た。
TLC:Rf 0.35(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 7.87−7.58(m,4H),7.55−7.39(m,5H),7.27(m,1H),7.02(m,1H),6.80−6.68(m,2H),6.64−6.55(m,1H),5.50(m,1H),5.05(s,2H),3.59(s,3H),3.06(t,J=7.2Hz,2H),2.70(m,2H),1.70(d,J=6.6Hz,3H)。
実施例2:3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−2−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
実施例1で製造した化合物のメタノール(1ml)/THF(1ml)溶液に、1N水酸化ナトリウム水溶液(1ml)を加え、室温で一晩撹拌した。反応溶液を1N塩酸で酸性にし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣を酢酸エチル/ヘキサンで再結晶して、以下の物性値を有する標題化合物(83mg)を得た。
TLC:Rf 0.47(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.70(d,J=6.96Hz,3H),2.76(t,J=7.51Hz,2H),3.07(t,J=7.51Hz,2H),5.05(s,2H),5.49(m,1H),6.59(m,2H),6.72(m,1H),7.02(m,1H),7.30(d,J=7.87Hz,1H),7.49(m,5H),7.83(m,4H)。
実施例2(1)〜2(59)
相当する化合物を用いて、参考例1→参考例2→参考例3→参考例4→参考例5→実施例1→実施例2と同様の操作を行って、以下の化合物を得た。
実施例2(1):3−(4−(2,5−ジクロロフェノキシメチル)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.57(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 1.93(m,2H),2.30(s,3H),2.41(m,2H),2.48(m,2H),2.86(t,J=7.83Hz,2H),3.76(m,4H),5.27(s,2H)7.05(m,2H),7.22(m,3H),7.34(d,J=7.69Hz,1H),7.42(m,2H),7.50(m,2H),8.64(s,1H)。
実施例2(2):3−(4−(2−クロロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.60(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 1.93(m,2H),2.30(s,3H),2.30(s,3H),2.42(m,4H),2.86(t,J=7.83Hz,2H),3.76(m,4H),5.21(s,2H),6.79(dd,J=7.97,1.10Hz,1H),7.02(d,J=6.87Hz,1H),7.13(d,J=1.65Hz,1H),7.21(m,3H),7.32(m,2H)7.44(m,1H),7.53(d,J=1.65Hz,1H),8.62(s,1H),12.10(s,1H)。
実施例2(3):3−(4−(2−クロロ−5−フルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.59(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 1.92(m,2H),2.30(s,3H),2.44(m,4H),2.86(t,J=7.83Hz,2H),3.76(m,4H),5.25(s,2H),6.84(m,1H),7.02(d,J=6.87Hz,1H),7.23(m,4H),7.34(m,1H),7.47(m,3H),8.64(s,1H)。
実施例2(4):3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.23(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=50:50:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.26(m,2H),2.52(m,2H),2.69(t,J=7.28Hz,2H),3.00(t,J=7.28Hz,2H),3.82(m,2H),3.93(m,2H),5.08(s,2H),6.63(m,2H),6.75(m,1H),7.05(m,1H)7.27(m,2H),7.39(m,3H),7.50(m,3H)。
実施例2(5):3−(4−(2,5−ジクロロフェノキシメチル)−2−(((4−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.35(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=50:50:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.26(m,2H),2.51(m,2H),2.69(t,J=7.28Hz,2H),3.00(t,J=7.28Hz,2H),3.83(m,2H),3.93(m,2H),5.11(s,2H),6.57(s,1H),6.94(dd,J=8.52,2.20Hz,1H)6.99(d,J=2.20Hz,1H),7.28(m,3H),7.41(m,3H),7.50(m,2H),7.60(d,J=1.65Hz,1H)。
実施例2(6):3−(4−(2−クロロ−5−フルオロフェノキシメチル)−2−(((4−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.36(ヘキサン:酢酸エチル:酢酸=50:50:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.26(m,2H),2.51(m,2H),2.70(t,J=7.28Hz,2H),3.01(t,J=7.28Hz,2H),3.84(m,2H),3.94(m,2H),5.11(s,2H),6.55(s,1H),6.70(m,2H),7.34(m,6H)7.51(m,2H),7.61(d,J=1.65Hz,1H)。
実施例2(7):3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−((((1R)−3−メチル−1−(3−メチルフェニル)ブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.52(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.99(d,J=6.41Hz,6H),1.71(m,3H),2.35(s,3H),2.71(m,2H),3.02(m,2H),5.06(s,2H),5.20(m,1H),6.40(d,J=8.79Hz,1H),6.62(m,1H),6.73(m,1H),7.05(m,2H),7.14(m,2H),7.23(d,J=7.69Hz,1H),7.29(d,J=8.42Hz,1H),7.41(m,2H)。
実施例2(8):3−(4−(2−クロロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−3−メチル−1−(3−メチルフェニル)ブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.31(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.98(d,J=6.41Hz,3H),0.99(d,J=6.41Hz,3H),1.75(m,3H)2.31(s,3H),2.35(s,3H),2.72(m,2H),3.04(m,2H),5.09(s,2H),5.20(m,1H),6.37(d,J=8.79Hz,1H),6.75(m,1H),6.79(m,1H),7.08(m,1H),7.15(m,2H),7.26(m,3H),7.42(m,1H),7.53(d,J=1.65Hz,1H)。
実施例2(9):3−(4−(3−シアノフェノキシメチル)−2−((((1R)−3−メチル−1−(3−メチルフェニル)ブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.32(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.99(d,J=6.59Hz,6H),1.72(m,3H),2.35(s,3H),2.73(m,2H),3.03(m,2H),5.03(s,2H),5.21(m,1H),6.37(d,J=8.60Hz,1H),7.09(brd,J=7.87Hz,1H)7.17(m,4H),7.27(m,3H),7.38(m,3H)。
実施例2(10):3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−3−メチル−1−(3−メチルフェニル)ブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.39(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.98(d,J=6.41Hz,3H),0.99(d,J=6.41Hz,3H),1.72(m,3H)2.22(s,3H),2.32(s,3H),2.35(s,3H),2.73(m,2H),3.04(m,2H),5.02(s,2H),5.21(m,1H)6.28(d,J=8.79Hz,1H),6.71(m,2H),7.06(m,2H)7.14(m,2H),7.23(d,J=7.69Hz,1H),7.28(m,1H),7.42(m,2H)。
実施例2(11):3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.60(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.37(m,2H),2.64(m,4H),3.00(t,J=7.14Hz,2H),3.87(m,2H)3.97(m,2H),5.07(s,2H),6.62(m,1H),6.75(m,2H),7.05(m,1H),7.28(d,J=8.06Hz,1H)7.44(m,3H),7.53(d,J=1.65Hz,1H),7.63(dd,J=8.70,1.92Hz,1H),7.83(m,3H),7.93(d,J=1.83Hz,1H)。
実施例2(12):3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.52(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.24(m,5H),2.32(s,3H),2.36(s,3H),2.48(m,2H),2.70(t,J=7.32Hz,2H),3.02(t,J=7.32Hz,2H),3.87(m,4H),5.05(s,2H),6.47(s,1H),6.72(m,2H),7.07(m,2H),7.27(m,4H),7.43(dd,J=7.87,1.65Hz,1H),7.54(s,1H)。
実施例2(13):3−(4−(3−シアノフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.13(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.37(m,2H),2.63(m,2H),2.71(t,J=7.14Hz,2H),3.00(t,J=7.14Hz,2H),3.92(m,4H),5.04(s,2H),6.83(s,1H),7.19(m,2H),7.29(m,2H),7.43(m,5H)7.63(dd,J=8.70,1.74Hz,1H),7.83(m,3H),7.94(s,1H)。
実施例2(14):3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.33(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.26(s,3H),2.32(s,3H),2.38(m,2H),2.59(m,2H),2.69(t,J=7.32Hz,2H),3.01(t,J=7.32Hz,2H),3.86(m,2H)3.98(m,2H),5.05(s,2H),6.59(s,1H)6.73(m,2H),7.06(d,J=7.87Hz,1H),7.28(d,J=8.06Hz,1H),7.45(m,3H),7.56(d,J=1.46Hz,1H),7.62(dd,J=8.60,1.83Hz,1H),7.83(m,3H),7.93(d,J=1.83Hz,1H)。
実施例2(15):3−(4−(5−フルオロインドール−1−イルメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.42(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.93(d,J=6.41Hz,6H),1.60(m,3H),2.28(s,6H),2.65(m,2H),2.95(m,2H),5.09(m,1H),5.25(s,2H),6.15(d,J=8.60Hz,1H),6.50(dd,J=3.11,0.73Hz,1H),6.90(m,4H),7.00(m,2H),7.12(m,3H),7.28(dd,J=9.52,2.56Hz,1H)。
実施例2(16):3−(4−(6−フルオロインドール−1−イルメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.44(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.93(d,J=6.59Hz,6H),1.60(m,3H),2.28(s,6H),2.65(m,2H),2.95(m,2H),5.08(m,1H),5.22(s,2H),6.14(d,J=8.42Hz,1H),6.53(d,J=3.30Hz,1H),6.88(m,5H),7.02(m,2H),7.08(d,J=3.11Hz,1H)7.16(d,J=8.42Hz,1H),7.55(dd,J=8.42,5.31Hz,1H)。
実施例2(17):3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(3−ピリジルオキシメチル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.49(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 0.91(m,6H),1.42(m,1H),1.71(m,2H),2.24(s,6H),2.43(m,2H),2.83(m,2H),4.96(m,1H),5.17(s,2H),6.84(s,1H),6.95(s,2H),7.39(m,5H),8.17(d,J=4.03Hz,1H),8.35(s,1H),8.76(d,J=8.42Hz,1H),12.08(s,1H)。
実施例2(18):3−(4−(2,4−ジメチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.61(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.98(d,J=6.31Hz,3H),0.99(d,J=6.31Hz,3H),1.70(m,3H),2.23(s,3H),2.26(s,3H),2.31(s,6H),2.72(m,2H),3.03(m,2H),5.01(s,2H),5.15(m,1H),6.24(d,J=8.79Hz,1H),6.75(d,J=8.24Hz,1H),6.94(m,5H),7.27(m,1H),7.41(m,2H)。
実施例2(19):3−(2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−フェノキシメチルフェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.26(クロロホルム:メタノール=19:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.35(m,2H),2.64(m,4H),2.99(t,J=7.14Hz,2H),3.91(m,4H),5.04(s,2H),6.70(s,1H),6.96(m,3H),7.30(m,3H),7.45(m,4H),7.61(dd,J=8.60,2.01Hz,1H),7.82(m,3H),7.92(d,J=1.46Hz,1H)。
実施例2(20):3−(2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3−ピリジルオキシメチル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.43(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 2.06(m,2H),2.49(m,4H),2.85(t,J=7.78Hz,2H),3.81(d,J=7.87Hz,4H),5.21(s,2H),7.34(m,2H),7.48(m,5H),7.65(dd,J=8.70,1.74Hz,1H),7.88(m,4H),8.18(dd,J=4.58,1.28Hz,1H),8.37(d,J=2.75Hz,1H),8.81(brs,1H)。
実施例2(21):3−(4−(3−クロロフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.60(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.37(m,2H),2.62(d,J=12.63Hz,2H),2.70(t,J=7.14Hz,2H),3.00(t,J=7.60Hz,2H),3.85(m,2H),3.97(m,2H)5.03(s,2H),6.68(s,1H),6.85(m,1H),6.97(m,2H),7.22(t,J=7.96Hz,1H),7.29(d,J=7.87Hz,1H),7.45(m,4H),7.62(m,1H),7.83(m,3H),7.93(s,1H)。
実施例2(22):3−(4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.59(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.98(d,J=6.32Hz,3H),0.99(d,J=6.32Hz,3H),1.72(m,3H)2.29(s,3H),2.31(s,6H),2.72(m,2H),3.03(m,2H),5.07(s,2H),5.16(m,1H),6.31(d,J=8.42Hz,1H),6.72(m,1H),6.81(dd,J=7.87,1.83Hz,1H),6.91(s,1H),6.97(m,3H),7.28(d,J=7.69Hz,1H),7.42(m,2H)。
実施例2(23):3−(4−(3,4−ジメチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.59(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.97(d,J=6.41Hz,3H),0.98(d,J=6.41Hz,3H),1.69(m,3H)2.20(s,3H),2.24(s,3H),2.31(s,6H),2.71(m,2H),3.03(m,2H),4.98(s,2H),5.16(m,1H)6.28(d,J=8.42Hz,1H),6.69(dd,J=8.15,2.84Hz,1H),6.78(d,J=2.56Hz,1H),6.90(s,1H),6.95(s,2H),7.04(d,J=8.42Hz,1H),7.27(m,1H),7.41(m,2H)。
実施例2(24):3−(4−(2−クロロ−5−フルオロフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.59(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.98(d,J=6.32Hz,3H),0.99(d,J=6.32Hz,3H),1.73(m,3H)2.31(s,6H),2.72(m,2H),3.04(m,2H),5.08(s,2H),5.16(m,1H),6.30(d,J=8.60Hz,1H),6.67(m,2H),6.91(s,1H),6.96(s,2H),7.32(m,2H),7.42(m,1H),7.49(d,J=1.65Hz,1H)。
実施例2(25):3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(3−メチルインドール−1−イルメチル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.45(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.93(d,J=6.59Hz,6H),1.58(m,3H),2.28(s,6H),2.33(d,J=0.73Hz,3H),2.66(t,J=7.32Hz,2H),2.95(m,2H),5.07(m,1H),5.22(s,2H),6.10(d,J=8.79Hz,1H),6.87(s,4H),7.04(m,2H),7.14(m,4H),7.58(m,1H)。
実施例2(26):3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.47(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.80(d,J=6.77Hz,3H),2.77(t,J=7.32Hz,2H),3.09(t,J=7.32Hz,2H),5.00(s,2H),6.14(m,1H),6.37(d,J=8.06Hz,1H),6.63(m,2H),7.00(m,1H),7.28(d,J=7.69Hz,1H),7.50(m,6H),7.82(d,J=8.24Hz,1H),7.88(d,J=7.69Hz,1H),8.22(d,J=8.24Hz,1H)。
実施例2(27):3−(4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.41(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.80(d,J=6.77Hz,3H),2.25(s,3H),2.77(t,J=7.05Hz,2H),3.09(t,J=7.05Hz,2H),5.01(s,2H),6.14(m,1H),6.37(d,J=8.06Hz,1H),6.69(m,1H),6.75(m,1H),6.93(dd,J=11.26,8.15Hz,1H),7.27(m,1H),7.51(m,6H),7.82(d,J=8.42Hz,1H)7.88(d,J=6.96Hz,1H),8.22(d,J=8.60Hz,1H)。
実施例2(28):3−(4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−3−メチル−1−(3−メチルフェニル)ブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.41(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.99(d,J=6.41Hz,6H),1.74(m,3H),2.29(s,3H),2.35(s,3H),2.72(t,J=7.69Hz,2H),3.03(m,2H),5.07(s,2H),5.20(m,1H),6.35(d,J=8.60Hz,1H)6.74(m,1H),6.81(dd,J=7.96,2.11Hz,1H),6.97(dd,J=11.26,8.15Hz,1H),7.23(m,5H),7.42(m,2H)。
実施例2(29):3−(4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.41(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.30(s,3H),2.38(m,2H),2.61(m,2H),2.68(t,J=7.20Hz,2H)2.99(t,J=7.20Hz,2H),3.91(m,4H),5.09(s,2H),6.68(m,2H),6.83(d,J=8.06Hz,1H),6.98(dd,J=11.26,8.15Hz,1H),7.27(d,J=7.20Hz,1H)7.51(m,5H),7.87(m,4H)。
実施例2(30):3−(2−(((4−(3,5−ジメチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.41(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.23(m,2H),2.30(s,3H),2.32(s,6H),2.45(m,2H),2.70(t,J=7.23Hz,2H),3.03(t,J=7.23Hz,2H),3.86(m,4H)5.10(s,2H),6.46(s,1H),6.73(m,1H)6.83(m,1H),6.91(s,1H),6.98(dd,J=11.17,8.24Hz,1H),7.08(s,2H),7.29(d,J=8.06Hz,1H),7.43(dd,J=7.87,1.83Hz,1H),7.56(s,1H)。
実施例2(31):3−(4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.41(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.23(m,2H),2.30(s,3H),2.36(s,3H),2.49(m,2H),2.69(t,J=7.32Hz,2H),3.01(t,J=7.32Hz,2H),3.89(m,4H)5.09(s,2H),6.51(s,1H),6.73(m,1H)6.84(dd,J=7.96,1.92Hz,1H),6.98(dd,J=11.17,8.24Hz,1H),7.08(m,1H),7.27(m,4H),7.43(m,1H),7.55(d,J=1.65Hz,1H)。
実施例2(32):3−(2−(((4−(ベンゾフラン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.52(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.48(m,4H),2.72(t,J=7.14Hz,2H),3.03(t,J=7.14Hz,2H),3.86(m,4H),5.07(s,2H),6.62(m,1H),6.74(m,3H),7.04(m,1H),7.24(m,3H),7.42(m,2H),7.54(m,2H)。
実施例2(33):3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.49(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 1.53(m,2H),2.05(m,2H),2.26(d,J=13.73Hz,2H),2.57(m,4H),2.97(m,2H),3.63(m,4H),5.20(s,2H),6.78(m,1H),7.22(m,7H),7.35(d,J=8.42Hz,1H),7.43(m,2H),8.06(s,1H)。
実施例2(34):3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(4−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.57(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.98(d,J=6.32Hz,3H),0.99(d,J=6.32Hz,3H),1.69(m,3H)2.24(s,3H),2.31(s,6H),2.75(t,J=7.51Hz,2H),3.04(m,2H),4.99(s,2H),5.17(m,1H),6.27(d,J=7.69Hz,1H),6.82(m,4H),6.95(s,2H),7.29(d,J=8.42Hz,1H),7.41(s,2H)。
実施例2(35):3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−((2−メチルピリジン−3−イル)オキシメチル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.57(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 0.89(d,J=6.22Hz,3H),0.93(d,J=6.22Hz,3H),1.40(m,1H),1.72(m,2H),2.25(m,6H),2.39(s,3H),2.44(d,J=6.96Hz,2H),2.84(t,J=7.87Hz,2H),4.96(m,1H)5.15(s,2H),6.84(s,1H),6.95(s,2H),7.17(dd,J=8.06,4.76Hz,1H),7.38(m,4H),8.01(m,1H)8.79(d,J=8.79Hz,1H)。
実施例2(36):3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−((2−メチルピリジン−5−イル)オキシメチル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.57(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 0.89(d,J=6.41Hz,3H),0.93(d,J=6.41Hz,3H),1.38(m,1H),1.69(m,2H),2.24(s,6H),2.39(s,3H),2.43(m,2H),2.84(t,J=7.87Hz,2H),4.97(m,1H),5.15(s,2H)6.84(s,1H),6.95(s,2H),7.17(dd,J=8.42,4.76Hz,1H),7.31(d,J=8.06Hz,1H),7.40(m,3H)8.00(d,J=4.76Hz,1H),8.80(d,J=8.06Hz,1H)。
実施例2(37):3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸(以下、化合物(I)とする。)
TLC:Rf 0.57(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 0.90(d,J=6.68Hz,3H),0.92(d,J=6.68Hz,3H),1.39(m,1H),1.70(m,2H),2.13(s,3H),2.24(s,6H),2.42(t,J=7.32Hz,2H),2.81(t,J=7.05Hz,2H),4.97(m,1H),5.09(s,2H),6.66(m,1H),6.83(s,1H),6.92(dd,J=11.44,2.47Hz,1H),6.97(s,2H),7.15(t,J=7.60Hz,1H),7.31(m,2H),7.38(m,1H)。
実施例2(38):3−(4−(3−フルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.54(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 2.06(m,2H),2.53(m,4H),2.85(t,J=7.69Hz,2H),3.81(d,J=8.79Hz,4H),5.15(s,2H),6.78(m,1H),6.90(m,2H),7.33(m,2H),7.46(m,4H),7.65(dd,J=8.79,1.65Hz,1H),7.88(m,4H),8.79(s,1H)。
実施例2(39):3−(4−(3−メチルフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.59(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 2.06(m,2H),2.28(s,3H),2.54(m,4H),2.85(t,J=7.32Hz,2H),3.81(d,J=8.97Hz,4H),5.10(s,2H),6.80(m,3H),7.17(t,J=7.78Hz,1H),7.31(d,J=7.51Hz,1H),7.46(m,4H),7.65(dd,J=8.79,1.83Hz,1H),7.88(m,4H),8.78(s,1H)。
実施例2(40):3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.53(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 1.51(m,2H),2.05(m,2H),2.12(s,3H),2.28(m,5H),2.58(m,4H),2.98(t,J=8.24Hz,2H),3.62(m,4H),5.10(s,2H),6.64(m,1H),6.88(s,1H),7.00(d,J=7.69Hz,1H),7.17(m,3H),7.26(m,2H),7.34(d,J=8.06Hz,1H),7.43(m,1H),7.48(s,1H),8.09(s,1H)。
実施例2(41):3−(2−(((4−(ベンゾフラン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.53(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 2.09(m,2H),2.15(s,3H),2.26(s,3H),2.44(m,2H),2.52(m,2H),2.90(t,J=7.69Hz,2H),3.76(d,J=6.59Hz,4H),5.10(s,2H),6.66(d,J=7.32Hz,1H),6.76(s,1H),6.88(s,1H),7.03(d,J=7.32Hz,1H),7.22(m,2H),7.33(d,J=7.69Hz,1H),7.47(m,3H),7.57(m,1H),8.82(s,1H)。
実施例2(42):3−(2−(((4−(ベンゾチオフェン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.48(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 2.06(m,2H),2.58(m,4H),2.91(t,J=7.96Hz,2H),3.77(m,4H),5.22(s,2H),6.78(m,1H),7.31(m,6H),7.46(m,2H),7.77(d,J=6.96Hz,1H),7.86(d,J=7.51Hz,1H),8.90(s,1H)。
実施例2(43):3−(2−(((4−(ベンゾチオフェン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.48(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 2.07(m,2H),2.18(s,3H),2.26(s,3H),2.57(m,4H),2.92(t,J=8.06Hz,2H),3.77(m,4H),5.12(s,2H),6.67(d,J=7.51Hz,1H),6.89(s,1H),7.04(d,J=7.32Hz,1H),7.32(m,4H),7.45(m,1H),7.53(s,1H),7.77(d,J=6.77Hz,1H),7.85(d,J=7.32Hz,1H),8.91(s,1H)。
実施例2(44):3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(2−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.35(ヘキサン:酢酸エチル=1:1,1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.83(m,2H),2.26(m,4H),2.70(m,2H),2.87(t,J=7.41Hz,2H),3.14(t,J=7.51Hz,2H),3.70(m,2H),3.85(m,2H),5.10(s,2H),6.07(s,1H),6.62(m,1H),6.76(m,1H),7.02(m,3H),7.17(m,2H),7.34(d,J=7.69Hz,1H),7.46(m,1H),7.51(d,J=1.83Hz,1H)。
実施例2(45):3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(2−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.40(ヘキサン:酢酸エチル=1:1,1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.82(m,2H),2.26(m,7H),2.32(s,3H),2.70(m,2H),2.87(t,J=7.14Hz,2H),3.14(t,J=7.14Hz,2H),3.69(m,2H),3.85(m,2H),5.06(s,2H),5.98(s,1H),6.71(d,J=6.22Hz,2H),7.01(m,3H),7.18(m,2H),7.33(d,J=7.87Hz,1H),7.47(m,1H),7.54(m,1H)。
実施例2(46):3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(4−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.50(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.80(m,2H),2.26(m,7H),2.32(s,3H),2.63(m,2H),2.86(t,J=7.37Hz,2H),3.13(t,J=7.37Hz,2H),3.68(m,2H),3.84(m,2H),5.06(s,2H),5.95(s,1H),6.72(m,2H),6.95(m,2H),7.04(d,J=7.87Hz,1H),7.15(m,2H),7.33(d,J=7.87Hz,1H),7.46(dd,J=8.10,1.50Hz,1H),7.51(d,J=1.28Hz,1H)。
実施例2(47):3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.50(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.80(m,2H),2.27(m,4H),2.67(m,2H),2.85(t,J=7.23Hz,2H),3.13(t,J=7.23Hz,2H),3.69(m,2H),3.85(m,2H),5.09(s,2H),6.11(s,1H),6.62(m,1H),6.75(m,1H),6.98(m,4H),7.21(m,1H),7.33(d,J=8.06Hz,1H),7.46(m,2H)。
実施例2(48):3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.50(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.80(m,2H),2.27(m,10H),2.66(m,2H),2.86(t,J=7.14Hz,2H),3.14(t,J=7.14Hz,2H),3.68(m,2H),3.86(m,2H),5.06(s,2H),5.98(s,1H),6.71(m,2H),6.94(m,4H),7.21(m,1H),7.33(d,J=7.69Hz,1H),7.47(d,J=8.06Hz,1H),7.51(s,1H)。
実施例2(49):3−(4−(6−フルオロインドール−1−イルメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.72(m,2H),2.16(m,4H),2.53(m,2H),2.81(t,J=7.14Hz,2H),3.07(t,J=7.32Hz,2H),3.43(m,2H),3.76(m,2H),5.28(s,2H),5.75(s,1H),6.54(dd,J=3.20,0.82Hz,1H),6.87(m,3H),7.20(m,8H),7.54(dd,J=8.88,5.58Hz,1H)。
実施例2(50):3−(4−(6−フルオロインドール−3−イルメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.73(m,2H),2.18(m,4H),2.56(m,2H),2.83(t,J=7.56Hz,2H),3.08(t,J=7.56Hz,2H),3.50(m,2H),3.78(m,2H),4.09(s,1H),5.76(s,1H),6.83(m,1H),6.93(d,J=2.75Hz,1H),7.03(dd,J=9.61,2.29Hz,1H),7.26(m,10H),8.03(s,1H)。
実施例2(51):3−(4−(3−メチルインドール−1−イルメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.69(m,2H),2.07(m,2H),2.18(m,2H),2.31(d,J=1.10Hz,3H),2.50(m,2H),2.80(t,J=7.23Hz,2H),3.06(t,J=7.23Hz,2H),3.38(m,2H),3.75(m,2H),5.28(s,2H),5.62(s,1H),6.84(d,J=1.46Hz,1H),6.90(d,J=1.10Hz,1H),7.18(m,10H),7.59(m,1H)。
実施例2(52):3−(4−(3−シアノフェノキシメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.82(m,2H),2.28(m,4H),2.67(m,2H),2.87(t,J=7.18Hz,2H),3.14(t,J=7.18Hz,2H),3.68(m,2H),3.85(m,2H),5.06(s,2H),6.16(s,1H),7.30(m,12H)。
実施例2(53):3−(4−(6−フルオロインドール−1−イルメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.28(m,2H),2.47(m,2H),2.64(t,J=7.18Hz,2H),2.94(t,J=7.18Hz,2H),3.60(m,2H),3.89(m,2H),5.27(s,2H),6.38(s,1H),6.58(d,J=3.11Hz,1H),6.90(m,3H),7.10(m,2H),7.19(m,1H),7.47(m,3H),7.59(dd,J=8.60,5.31Hz,1H),7.81(m,4H)。
実施例2(54):3−(4−(6−フルオロインドール−3−イルメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.32(m,2H),2.51(m,2H),2.67(t,J=7.28Hz,2H),2.96(t,J=7.28Hz,2H),3.69(m,2H),3.91(m,2H),4.10(s,2H),6.40(s,1H),6.85(m,1H),6.92(d,J=1.83Hz,1H),7.06(m,1H),7.18(d,J=8.42Hz,1H),7.29(m,2H),7.37(dd,J=8.88,5.03Hz,1H),7.47(m,2H),7.53(dd,J=8.97,1.83Hz,1H),7.80(m,3H),7.86(m,1H),8.04(s,1H)。
実施例2(55):3−(4−(3−メチルインドール−1−イルメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.25(m,2H),2.37(d,J=1.10Hz,3H),2.42(m,2H),2.62(t,J=7.23Hz,2H),2.93(t,J=7.23Hz,2H),3.56(m,2H),3.87(m,2H),5.28(s,2H),6.27(s,1H),6.90(dd,J=6.68,1.19Hz,2H),7.17(m,5H),7.44(m,3H),7.63(m,1H),7.80(m,4H)。
実施例2(56):3−(4−(6−フルオロインドール−1−イルメチル)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.70(m,2H),2.16(m,4H),2.51(m,2H),2.80(t,J=7.32Hz,2H),3.07(t,J=7.32Hz,2H),3.42(m,2H),3.76(m,2H),5.29(s,2H),5.76(s,1H),6.54(d,J=3.30Hz,1H),6.89(m,6H),7.11(m,2H),7.22(m,2H),7.54(dd,J=8.61,5.31Hz,1H),
実施例2(57):3−(2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3−メチルインドール−1−イルメチル)フェニル)プロパン酸
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.67(m,2H),2.11(m,4H),2.30(s,3H),2.47(m,2H),2.78(t,J=7.32Hz,2H),3.05(t,J=7.32Hz,2H),3.37(m,2H),3.74(m,2H),5.28(s,2H),5.62(s,1H),6.88(m,5H),7.15(m,6H),7.58(d,J=6.96Hz,1H)。
実施例2(58):3−(4−(3−シアノフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.80(m,2H),2.29(m,4H),2.66(m,2H),2.87(t,J=7.28Hz,2H),3.13(t,J=7.28Hz,2H),3.68(m,2H),3.83(s,2H),5.07(s,2H),6.21(s,1H),6.92(m,3H),7.30(m,8H)。
実施例2(59):3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(4−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.82(m,2H),2.25(m,4H),2.64(m,2H),2.84(t,J=7.32Hz,2H),3.13(t,J=7.32Hz,2H),3.68(m,2H),3.83(m,2H),5.08(s,2H),6.09(s,1H),6.62(m,1H),6.75(m,1H),6.99(m,3H),7.15(m,2H),7.32(d,J=7.87Hz,1H),7.45(m,2H)。
参考例12:7−メトキシメトキシクマリン
アルゴン置換下、7−ヒドロキシクマリン(100g)、イソプロピルエチルアミン(161mL)の無水DMF(500mL)溶液に、0℃でメトキシメチルクロリド(70.3mL)を滴下し、室温で4時間撹拌した。反応混合物にヘキサン/酢酸エチル(2/1)溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して以下の物性値を有する標題化合物(74.1g)を得た。
TLC:Rf 0.50(ヘキサン:酢酸エチル=3:2);
NMR(300MHz,CDCl):δ 7.64(d,J=9.6Hz,1H),7.39(d,J=8.7Hz,1H),7.01(d,J=2.4Hz,1H),6.96(dd,J=8.7,2.4Hz,1H),6.28(d,J=9.6Hz,1H),5.24(s,2H),3.49(s,3H)。
参考例13:3−(4−メトキシメトキシ−2−ヒドロキシフェニル)プロペン酸メチルエステル
参考例12で製造した化合物(74.1g)を用いて、参考例3と同様の操作をおこなって以下の物性値を有する標題化合物(100g)を得た。
TLC:Rf 0.38(ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 7.92(d,J=16Hz,1H),7.39(d,J=8.5Hz,1H),6.62(dd,J=8.5,2.2Hz,1H),6.54(d,J=2.2Hz,1H),6.51(d,J=16Hz,1H),6.01(s,1H),5.17(s,2H),3.81(s,3H),3.47(s,3H)。
参考例14:3−(4−メトキシメトキシ−2−ヒドロキシフェニル)プロパン酸メチルエステル
参考例13で製造した化合物(90g)および10%パラジウム炭素(8.4g)のメタノール(1000mL)溶液を、水素雰囲気下、室温で7時間撹拌した。反応溶液をセライト(登録商標)でろ過した。ろ液を濃縮して以下の物性値を有する標題化合物(92.1g)を得た。
TLC:Rf 0.47(ヘキサン:酢酸エチル=3:2);
NMR(300MHz,CDCl):δ 7.24(s,1H),6.97(d,J=8.2Hz,1H),6.61(d,J=2.5Hz,1H),6.57(dd,J=8.2,2.5Hz,1H),5.13(s,2H),3.69(s,3H),3.46(s,3H),2.84(t,J=6.1Hz,2H),2.69(t,J=6.1Hz,2H)。
参考例15:3−(4−メトキシメトキシ−2−カルボキシフェニル)プロパン酸メチルエステル
参考例14で製造した化合物(82.8g)を用いて、参考例5と同様の操作を行うことによって以下の物性値を有する標題化合物(51.4g)を得た。
TLC:Rf 0.34(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 7.71(d,J=2.7Hz,1H),7.24(d,J=8.7Hz,1H),7.17(dd,J=8.7,2.7Hz,1H),5.20(s,2H),3.67(s,3H),3.49(s,3H),3.27(t,J=7.6Hz,2H),2.68(t,J=7.6Hz,2H)。
参考例16:3−(2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)−4−メトキシメトキシフェニル)プロパン酸メチルエステル
参考例15で製造した化合物(10g)を用いて、実施例1と同様の操作を行って、以下の物性値を有する標題化合物(15.9g)を得た。
TLC:Rf 0.69(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 8.23(d,J=8.7Hz,1H),7.92−7.78(m,2H),7.63−7.43(m,4H),7.12(d,J=8.1Hz,1H),7.03−6.95(m,2H),6.45(d,J=8.4Hz,1H),6.12(m,1H),5.10(s,2H),3.61(s,3H),3.41(s,3H),3.00(t,J=7.5Hz,2H),2.74−2.56(m,2H),1.80(d,J=6.6Hz,3H)。
参考例17:3−(2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)−4−メトキシメトキシフェニル)プロパノール
アルゴン置換下、参考例16で製造した化合物(15.9g)の無水テトラヒドロフラン(100mL)に、氷浴下、リチウムボロハイドライド(2.03g)を加え、60℃で4時間撹拌した。氷浴下、反応混合物に水および飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮して以下の物性値を有する標題化合物(13.2g)を得た。
TLC:Rf 0.32(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 8.21(d,J=8.4Hz,1H),7.91−7.80(m,2H),7.63−7.43(m,4H),7.15(d,J=8.5Hz,1H),7.02(dd,J=8.5,2.8Hz,1H),6.91(d,J=2.8Hz,1H),6.23−6.04(m,2H),5.09(s,2H),3.59−3.43(m,3H),3.41(s,3H),2.88−2.71(m,2H),1.92−1.82(m,2H),1.79(d,J=6.6Hz,3H)。
参考例18:3−(2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)−4−メトキシメトキシフェニル)プロピル メタンスルホネート
アルゴン置換下、参考例17で製造した化合物(13.2g)およびトリエチルアミン(7.80mL)の無水THF(80mL)溶液に、氷浴下、メシルクロリド(3.18mL)を滴下し、10分間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈した。希釈液を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮して以下の物性値を有する標題化合物(22.3g)を得た。
TLC:Rf 0.50(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)。
参考例19:4−(2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)−4−メトキシメトキシフェニル)ブタノニトリル
アルゴン置換下、参考例18で製造した化合物(22.3g)およびシアン化ナトリウム(2.01g)の無水ジメチルスルホキシド(100mL)溶液を80℃で5時間撹拌した。氷浴下、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をt−ブチルメチルエーテル/ヘキサンで結晶化して以下の物性値を有する標題化合物(10.2g)を得た。
TLC:Rf 0.32(ヘキサン;酢酸エチル=1:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 8.22(d,J=8.7Hz,1H),7.92−7.80(m,2H),7.64−7.44(m,4H),7.12(d,J=8.1Hz,1H),7.01(dd,J=8.1,2.5Hz,1H),6.95(d,J=2.5Hz,1H),6.18−5.99(m,2H),5.11(s,2H),3.42(s,3H),2.79(t,J=7.5Hz,2H),2.30−2.12(m,2H),2.00−1.86(m,2H),1.80(d,J=6.6Hz,3H)。
参考例20:4−(2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)−4−メトキシメトキシフェニル)ブタン酸
参考例19で製造した化合物(7.13g)のエタノール(30mL)溶液に、33%水酸化カリウム水溶液(10mL)を加え、80℃で一晩撹拌した。氷浴下、反応混合物に6N塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮して以下の物性値を有する標題化合物(9.39g)を得た。
TLC:Rf 0.33(クロロホルム:メタノール=19:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 8.23(d,J=8.4Hz,1H),7.91−7.78(m,2H),7.63−7.42(m,4H),7.11(d,J=8.1Hz,1H),6.98(dd,J=8.2,2.5Hz,1H),6.92(d,J=2.5Hz,1H),6.19−6.02(m,2H),5.08(s,2H),3.41(s,3H),2.83−2.64(m,2H),2.37−2.17(m,2H),1.97−1.82(m,2H),1.78(d,J=6.6Hz,3H)。
参考例21:4−(2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)−4−ヒドロキシフェニル)ブタン酸メチルエステル
参考例20で製造した化合物(9.39g)のメタノール(40mL)溶液に、濃硫酸(1mL)を加え、60℃で一晩撹拌した。氷浴下、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をヘキサンで結晶化して以下の物性値を有する標題化合物(6.45g)を得た。
TLC:Rf 0.45(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 8.20(d,J=8.4Hz,1H),7.90−7.76(m,2H),7.59−7.40(m,4H),6.96(m,1H),6.74−6.66(m,2H),6.27−6.04(m,3H),3.57(s,3H),2.75−2.54(m,2H),2.28−2.07(m,2H),1.87−1.67(m,2H),1.76(d,J=6.6Hz,3H)。
参考例22:2−ブロモ−5−ニトロ安息香酸ベンジルエステル
アルゴン置換下、2−ブロモ−5−ニトロ安息香酸(5.14g)のDMF溶液に、ベンジルブロミド(2.73mL)および炭酸カリウム(4.33g)を加え、室温で30分間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をヘキサン/酢酸エチルで洗浄して以下の物性値を有する標題化合物(6.59g)を得た。
TLC:Rf 0.62(ヘキサン:酢酸エチル=4:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 8.64(d,J=2.7Hz,1H),8.16(dd,J=8.7,2.7Hz,1H),7.86(d,J=8.7Hz,1H),7.49−7.39(m,5H),5.42(s,2H)。
参考例23:2−(2−エトキシカルボニルエテニル)−5−ニトロ安息香酸ベンジルエステル
アルゴン置換下、参考例22で製造した化合物(5.57g)のジメチルスルホキシド(30mL)溶液に、アクリル酸エチルエステル(3.60mL)、酢酸パラジウム(II)(186mg)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(460mg)およびトリエチルアミン(11.6mL)を加え、80℃で4時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチルおよび水を加え、セライト(登録商標)ろ過した。ろ液を酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、以下の物性値を有する標題化合物(5.33g)を得た。
TLC:Rf 0.45(ヘキサン:酢酸エチル=6:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 8.82(d,J=2.1Hz,1H),8.45(d,J=15.9Hz,1H),8.36(dd,J=8.7,2.1Hz,1H),7.75(d,J=8.7Hz,1H),7.49−7.39(m,5H),6.38(d,J=15.9Hz,1H),5.42(s,2H),4.29(q,J=7.2Hz,2H),1.35(t,J=7.2Hz,3H)。
参考例24:2−(2−エトキシカルボニルエチル)−5−アミノ安息香酸
参考例23で製造した化合物(5.33g)のエタノール(40mL)/酢酸エチル(10mL)溶液に、10%パラジウム炭素(500mg)を加え、水素雰囲気下、室温で4時間撹拌した。反応混合物をセライト(登録商標)ろ過し、ろ液を濃縮した。残渣をヘキサン/酢酸エチルで洗浄して以下の物性値を有する標題化合物(2.72g)を得た。
TLC:Rf 0.70(酢酸エチル);
NMR(300MHz,CDCl):δ 7.35(d,J=2.7Hz,1H),7.10(d,J=8.1Hz,1H),6.81(dd,J=8.1,2.7Hz,1H),4.11(q,J=7.2Hz,2H),3.20(t,J=7.5Hz,2H),2.64(t,J=7.5Hz,2H),1.23(t,J=7.2Hz,3H)。
参考例25:2−(2−エトキシカルボニルエチル)−5−(t−ブトキシカルボニルアミノ)安息香酸
参考例24で製造した化合物(4.00g)およびジ−t−ブチル ジカルボネート(5.52g)のTHF(8ml)溶液を、65℃で2時間撹拌した。反応溶液を濃縮した。残渣をt−ブチルメチルエーテル/ヘキサンで結晶化して以下の物性値を有する標題化合物(4.86g)を得た。
TLC:Rf 0.38(ヘキサン:酢酸エチル=1:2);
NMR(300MHz,CDCl):δ 7.94(d,J=2.1Hz,1H),7.58(d,J=7.4Hz,1H),7.25(d,J=7.4Hz,1H),6.63(brs,1H),4.12(q,J=7.2Hz,2H),3.26(t,J=7.5Hz,2H),2.67(t,J=7.5Hz,2H),1.53(s,9H),1.23(t,J=7.2Hz,3H)。
実施例3:4−(4−(1,3−ジオキサインダン−5−イルオキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸メチルエステル
参考例21で製造した化合物(250mg)、3,4−(メチレンジオキシ)フェニルボロン酸(318mg)および酢酸銅(II)(116mg)、トリエチルアミン(445μl)および4Åモレキュラーシーブス(63mg)の無水塩化メチレン溶液を室温で3日間撹拌した。反応混合物をセライト(登録商標)ろ過し、ろ液を酢酸エチルで希釈した。希釈液を飽和塩化アンモニウム水溶液、水および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製して以下の物性値を有する標題化合物(85mg)を得た。
TLC:Rf 0.44(ヘキサン:酢酸エチル=2:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 8.20(m,1H),7.91−7.79(m,2H),7.59−7.42(m,4H),7.12(m,1H),6.90−6.83(m,2H),6.72(d,J=8.4Hz,1H),6.50(d,J=2.4Hz,1H),6.41(dd,J=8.4,2.4Hz,1H),6.16−6.02(m,2H),5.99−5.95(m,2H),3.62(s,3H),2.84−2.63(m,2H),2.33−2.12(m,2H),1.96−1.83(m,2H),1.78(d,J=6.6Hz,3H)。
実施例4:4−(4−(1,3−ジオキサインダン−5−イルオキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸
実施例3で製造した化合物(80mg)を用いて、実施例2と同様の操作を行うことによって、以下の物性値を有する標題化合物(74mg)を得た。
TLC:Rf 0.56(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.77(d,J=6.32Hz,3H),1.89(m,2H),2.28(m,2H),2.75(m,2H),5.96(d,J=1.37Hz,2H),6.07(m,2H),6.40(dd,J=8.45,2.40Hz,1H),6.49(d,J=2.40Hz,1H),6.71(d,J=8.45Hz,1H),6.85(m,2H),7.12(d,J=8.52Hz,1H),7.51(m,4H),7.84(m,2H),8.18(d,J=7.97Hz,1H)。
実施例4(1)〜4(48)
参考例15で製造した化合物および相当する化合物を用いて参考例16→参考例21→実施例3→実施例4と同様の操作を行うか、参考例24で製造した化合物および相当する化合物を用いて参考例16→実施例3→実施例4と同様の操作を行うかまたは参考例15で製造した化合物あるいは参考例25で製造した化合物、および相当する化合物を用いて参考例16→参考例17→参考例18→参考例19→参考例20→参考例21→実施例3→実施例4と同様の操作を行うことによって以下の化合物を得た。
実施例4(1):4−(4−(3−メチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸
TLC:Rf 0.50(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.77(d,J=6.59Hz,3H),1.90(m,2H),2.30(s,3H),2.29(m,2H),2.77(m,2H),6.08(m,2H),6.73(m,2H),6.91(m,3H),7.16(m,2H),7.50(m,4H),7.81(m,1H),7.86(m,1H),8.19(m,1H)。
実施例4(2):4−(4−(3−シアノフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸
TLC:Rf 0.25(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.79(d,J=6.59Hz,3H),1.93(m,2H),2.31(m,2H),2.78(m,2H),6.03(d,J=8.52Hz,1H),6.12(m,1H),6.95(m,2H),7.14(m,2H),7.23(d,J=8.79Hz,1H)7.45(m,6H),7.82(d,J=8.24Hz,1H),7.87(m,1H)8.20(m,1H)。
実施例4(3):4−(4−(3,4−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸
TLC:Rf 0.44(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.76(d,J=6.41Hz,3H),1.91(m,2H),2.20(s,3H),2.23(s,3H),2.30(m,2H),2.76(m,2H),6.08(m,2H),6.67(dd,J=8.24,2.56Hz,1H),6.74(d,J=2.56Hz,1H),6.88(m,2H),7.05(d,J=8.06Hz,1H),7.12(d,J=8.24Hz,1H),7.50(m,4H),7.80(d,J=8.06Hz,1H),7.86(m,1H),8.19(m,1H)。
実施例4(4):4−(4−(インダン−5−イルオキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸
TLC:Rf 0.42(ヘキサン:酢酸エチル=1:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.77(d,J=6.41Hz,3H),1.91(m,2H),2.09(m,2H),2.30(m,2H),2.76(m,2H),2.86(q,J=7.38Hz,4H),6.06(m,2H),6.72(dd,J=8.06,2.38Hz,1H),6.79(m,1H),6.89(m,2H),7.13(d,J=8.24Hz,2H),7.51(m,4H),7.80(d,J=8.24Hz,1H),7.87(m,1H),8.19(m,1H)。
実施例4(5):4−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸
TLC:Rf 0.39(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.77(d,J=6.59Hz,3H),1.92(m,2H),2.25(s,6H),2.31(m,2H),2.78(m,2H),6.00(d,J=8.42Hz,1H),6.10(m,1H),6.55(s,2H),6.73(s,1H),6.90(m,2H),7.15(m,1H),7.51(m,4H),7.81(d,J=8.06Hz,1H),7.87(m,1H),8.20(m,1H)。
実施例4(6):4−(4−(3−メチルチオフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸
TLC:Rf 0.35(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.78(d,J=6.59Hz,3H),1.92(m,2H),2.31(m,2H),2.43(s,3H),2.77(m,2H),6.01(m,1H),6.11(m,1H),6.67(dd,J=8.42,2.20Hz,1H),6.83(t,J=1.83Hz,1H),6.94(m,3H),7.19(m,2H),7.50(m,4H),7.81(d,J=8.06Hz,1H),7.87(m,1H),8.20(d,J=8.06Hz,1H)。
実施例4(7):3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(3−フルオロフェニルアミノ)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.53(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 0.89(d,J=6.41Hz,3H),0.92(d,J=6.41Hz,3H),1.38(m,1H),1.72(m,2H),2.23(s,6H),2.42(m,2H),2.77(t,J=7.78Hz,2H),4.96(m,1H),6.58(m,1H),6.86(m,3H),6.93(s,2H),7.04(m,2H),7.20(m,2H),8.48(s,1H),8.73(d,J=7.51Hz,1H),12.04(s,1H)。
実施例4(8):3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.37(クロロホルム:メタノール=19:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.96(d,J=6.22Hz,3H),0.97(d,J=6.22Hz,3H),1.68(m,3H),2.26(s,6H),2.29(s,6H),2.70(t,J=7.14Hz,2H),2.95(m,2H),5.14(m,1H),6.23(d,J=8.79Hz,1H),6.61(s,1H),6.67(s,2H),6.89(s,1H),6.93(s,2H),7.02(m,2H),7.12(m,1H)。
実施例4(9):3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(3−メチルフェニルアミノ)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.33(クロロホルム:メタノール=19:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.96(d,J=6.41Hz,3H),0.97(d,J=6.41Hz,3H),1.67(m,3H),2.29(s,6H),2.30(s,3H),2.70(t,J=7.69Hz,2H),2.95(m,2H),5.14(m,1H),6.24(d,J=8.42Hz,1H),6.85(m,6H),7.02(m,2H),7.15(m,2H)。
実施例4(10):3−(4−(3−シアノフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.61(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 0.91(m,6H),1.38(m,1H),1.69(m,2H),2.23(s,6H),2.42(t,J=7.78Hz,2H),2.78(t,J=8.06Hz,2H),4.95(m,1H),6.83(s,1H),6.93(s,2H),7.00(d,J=2.38Hz,1H),7.08(m,1H),7.20(d,J=8.24Hz,2H),7.37(m,3H),8.62(s,1H),8.77(d,J=8.79Hz,1H)。
実施例4(11):3−(4−(3,5−ジフルオロフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.76(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 0.90(d,J=6.41Hz,3H),0.92(d,J=6.41Hz,3H),1.37(m,1H),1.69(m,2H),2.23(s,6H),2.43(m,2H),2.78(t,J=7.87Hz,2H),4.95(m,1H),6.53(m,1H),6.67(dd,J=10.25,2.20Hz,2H),6.83(s,1H),6.94(s,2H),7.02(d,J=2.20Hz,1H),7.08(m,1H),7.21(d,J=8.24Hz,1H),8.72(s,1H),8.80(m,1H)。
実施例4(12):3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(1,3−ジオキサインダン−5−イルアミノ)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.52(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.96(d,J=6.31Hz,3H),0.97(d,J=6.31Hz,3H),1.68(m,3H),2.29(s,6H),2.68(m,2H),2.92(m,2H),5.12(m,1H),5.94(s,2H),6.27(d,J=8.42Hz,1H),6.53(dd,J=8.24,2.20Hz,1H),6.64(d,J=2.20Hz,1H),6.73(d,J=8.24Hz,1H),6.89(m,5H),7.08(d,J=8.24Hz,1H)。
実施例4(13):3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.47(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.95(d,J=6.32Hz,3H),0.96(d,J=6.32Hz,3H),1.67(m,3H)2.28(s,6H),2.29(s,6H),2.72(m,2H),3.00(m,2H),5.13(m,1H),6.19(d,J=8.60Hz,1H),6.61(s,2H),6.77(s,1H),6.93(m,4H),7.00(d,J=2.56Hz,1H),7.20(d,J=8.42Hz,1H)。
実施例4(14):3−(4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.47(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.97(d,J=6.41Hz,6H),1.67(m,3H),2.30(s,6H),2.72(m,2H),3.01(m,2H),5.15(m,1H),6.28(d,J=8.97Hz,1H),6.52(m,3H),6.90(s,1H),6.94(s,2H),7.02(m,2H),7.27(m,1H)。
実施例4(15):3−(4−(3−シアノフェノキシ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.44(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.97(d,J=6.59Hz,6H),1.69(m,3H),2.29(s,6H),2.73(m,2H),3.01(m,2H),5.15(m,1H),6.32(d,J=8.79Hz,1H),6.90(s,1H),6.94(s,2H),7.00(m,2H),7.21(m,2H),7.27(m,1H),7.41(m,2H)。
実施例4(16):4−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−2−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸
TLC:Rf 0.47(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.67(d,J=6.77Hz,3H),1.92(m,2H),2.27(s,6H),2.31(t,J=7.20Hz,2H),2.77(t,J=8.10Hz,2H),5.45(m,1H),6.11(d,J=7.69Hz,1H),6.59(s,2H),6.75(s,1H),6.94(dd,J=8.42,2.56Hz,1H),7.02(d,J=2.56Hz,1H),7.17(d,J=8.42Hz,1H),7.48(m,3H),7.82(m,4H)。
実施例4(17):3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.47(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.78(d,J=6.77Hz,3H),2.26(s,6H),2.77(t,J=7.78Hz,2H)3.06(t,J=7.78Hz,2H),6.12(m,1H),6.27(d,J=8.06Hz,1H),6.55(s,2H),6.74(s,1H),6.93(m,2H),7.19(d,J=8.24Hz,1H),7.51(m,4H),7.81(d,J=8.06Hz,1H),7.87(m,1H),8.17(d,J=8.60Hz,1H)。
実施例4(18):3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.45(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.29(s,6H),2.38(m,2H),2.58(m,2H),2.67(t,J=7.23Hz,2H)2.96(t,J=7.23Hz,2H),3.83(m,2H),3.95(m,2H),6.55(s,1H),6.63(s,2H),6.79(s,1H)6.95(dd,J=8.42,2.56Hz,1H),7.11(d,J=2.56Hz,1H),7.19(d,J=8.42Hz,1H),7.46(m,2H),7.59(dd,J=8.60,1.83Hz,1H),7.82(m,3H),7.91(d,J=1.65Hz,1H)。
実施例4(19):3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−2−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.47(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.68(d,J=6.96Hz,3H),2.27(s,6H),2.75(m,J=7.41,7.41Hz,2H),3.03(t,J=7.41Hz,2H),5.45(m,1H),6.43(d,J=7.87Hz,1H),6.60(s,2H),6.76(s,1H),6.95(dd,J=8.60,2.75Hz,1H),7.06(d,J=2.75Hz,1H),7.21(d,J=8.60Hz,1H),7.48(m,3H),7.83(m,4H)。
実施例4(20):3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(3−メチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.47(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 0.96(d,J=6.30Hz,6H),1.68(m,3H),2.28(s,6H),2.34(s,3H),2.72(t,J=7.60Hz,2H),2.98(m,2H),5.17(m,1H),6.23(d,J=8.60Hz,1H),6.61(s,2H)6.77(s,1H),6.94(dd,J=8.42,2.56Hz,1H),7.00(d,J=2.56Hz,1H),7.17(m,5H)。
実施例4(21):3−(4−(3−メチルフェニルアミノ)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.48(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 2.05(m,2H),2.25(s,3H),2.44(m,4H),2.77(t,J=7.69Hz,2H),3.79(m,4H),6.67(d,J=7.32Hz,1H),6.90(d,J=8.06Hz,1H),7.02(m,2H),7.14(m,3H),7.49(m,2H),7.64(dd,J=8.60,1.65Hz,1H),7.87(m,4H)8.21(s,1H),8.71(s,1H),12.06(s,1H)。
実施例4(22):3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.49(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 2.05(m,2H),2.21(s,6H),2.47(m,4H),2.76(t,J=7.87Hz,2H),3.80(m,4H),6.50(s,1H),6.77(s,2H),6.99(dd,J=8.42,2.20Hz,1H),7.13(d,J=8.42Hz,1H),7.18(d,J=2.20Hz,1H),7.48(m,2H),7.64,(dd,J=8.79,1.83Hz,1H),7.87(m,4H),8.13(s,1H),8.71(s,1H),12.06(s,1H)。
実施例4(23):4−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸
TLC:Rf 0.52(塩化メチレン:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.76(d,J=6.59Hz,3H),1.90(m,2H),2.22(s,6H),2.29(m,2H),2.72(m,2H),6.07(m,2H),6.57(s,1H),6.60(s,2H),6.91(d,J=2.40Hz,1H),6.99(dd,J=8.40,2.40Hz,1H),7.07(d,J=8.40Hz,1H),7.51(m,4H),7.84(m,2H),8.22(d,J=8.42Hz,1H)。
実施例4(24):4−(4−(3−フルオロフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸
TLC:Rf 0.48(塩化メチレン:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.77(d,J=6.59Hz,3H),1.90(m,2H),2.28(m,2H),2.73(m,2H),5.70(s,1H),6.09(m,2H),6.61(m,3H),6.94(d,J=2.20Hz,1H),7.10(m,3H),7.53(m,4H),7.84(m,2H),8.21(d,J=8.42Hz,1H)。
実施例4(25):4−(4−(3−メチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸
TLC:Rf 0.44(塩化メチレン:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.76(d,J=6.59Hz,3H),1.90(m,2H),2.26(s,3H),2.29(m,2H),2.72(m,2H),6.08(m,2H),6.75(m,3H),6.91(d,J=2.20Hz,1H),7.06(m,3H),7.51(m,4H),7.84(m,2H),8.22(d,J=8.42Hz,1H)。
実施例4(26):4−(4−(3,5−ジフルオロフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸
TLC:Rf 0.44(塩化メチレン:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.77(d,J=6.22Hz,3H),1.89(m,2H),2.26(m,2H),2.73(m,2H),5.87(s,1H),6.10(m,2H),6.34(m,3H),6.94(d,J=2.40Hz,1H),7.06(dd,J=8.40,2.40Hz,1H),7.13(d,J=8.10Hz,1H),7.51(m,4H),7.83(m,2H),8.21(d,J=8.42Hz,1H)。
実施例4(27):4−(4−(1,3−ジオキサインダン−5−イルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸
TLC:Rf 0.52(塩化メチレン:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.76(d,J=6.59Hz,3H),1.89(m,2H),2.27(m,2H),2.69(m,2H),5.92(s,2H),6.06(m,2H),6.45(dd,J=8.06,2.20Hz,1H),6.57(d,J=1.83Hz,1H),6.68(d,J=8.40Hz,1H),6.77(d,J=2.56Hz,1H),6.86(dd,J=8.40,2.10Hz,1H),7.02(d,J=8.06Hz,1H),7.50(m,4H),7.84(m,2H),8.20(d,J=8.42Hz,1H)。
実施例4(28):4−(4−(3−シアノフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸
TLC:Rf 0.54(塩化メチレン:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.77(d,J=6.22Hz,3H),1.89(m,2H),2.27(m,2H),2.73(m,2H),5.94(s,1H),6.12(m,2H),6.93(d,J=2.20Hz,1H),7.16(m,6H),7.49(m,4H),7.84(m,2H),8.21(d,J=8.42Hz,1H)。
実施例4(29):3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(3−メチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.56(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 0.91(dd,J=10.25,6.41Hz,6H),1.38(m,1H),1.70(m,2H),2.19(s,6H),2.27(s,3H),2.41(dd,J=8.97,6.77Hz,2H),2.74(t,J=7.78Hz,2H),4.98(m,1H),6.46(s,1H)6.71(s,2H),6.98(m,3H),7.13(m,4H),8.07(s,1H),8.74(d,J=8.97Hz,1H)。
実施例4(30):3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.51(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 1.54(d,J=6.96Hz,3H),2.17(s,6H),2.45(m,2H),2.79(t,J=7.69Hz,2H),5.91(m,1H),6.46(s,1H),6.68(s,2H),7.00(m,2H),7.11(m,1H),7.54(m,4H),7.82(d,J=8.06Hz,1H),7.94(dd,J=7.87,1.28Hz,1H)8.05(s,1H),8.22(d,J=8.06Hz,1H),8.99(m,1H)。
実施例4(31):3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−2−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.53(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 1.50(d,J=6.96Hz,3H),2.18(s,6H),2.44(m,2H),2.79(t,J=7.69Hz,2H),5.28(m,1H),6.47(s,1H),6.70(s,2H),7.01(m,2H),7.12(m,1H),7.47(m,2H),7.57(dd,J=8.42,1.65Hz,1H),7.86(m,4H),8.06(s,1H),8.91(d,J=8.06Hz,1H)。
実施例4(32):3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(3,5−ジメチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.53(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 1.89(m,2H),2.20(s,6H),2.24(s,6H),2.40(m,4H),2.75(m,2H),3.73(m,4H),6.48(s,1H),6.77(s,2H),6.83(s,1H),6.98(dd,J=8.33,2.29Hz,1H),7.03(s,2H),7.12(d,J=8.24Hz,1H),7.19(d,J=2.20Hz,1H),8.12(s,1H),8.54(s,1H)。
実施例4(33):3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.44(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 1.92(m,2H),2.20(s,6H),2.28(s,3H),2.41(m,4H),2.76(m,2H),3.75(m,4H),6.48(s,1H),6.76(s,2H),6.99(m,2H),7.12(d,J=8.42Hz,1H),7.21(m,5H),8.12(s,1H)。
実施例4(34):3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.49(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.22(m,2H),2.30(s,6H),2.35(s,3H),2.47(m,2H),2.69(t,J=7.14Hz,2H),2.97(t,J=7.23Hz,2H),3.77(m,2H)3.91(m,2H),6.40(s,1H),6.63(m,2H)6.78(m,1H),6.95(dd,J=8.51,2.65Hz,1H),7.08(m,2H)7.20(d,J=8.42Hz,1H),7.26(m,3H)。
実施例4(35):3−(2−(((4−(ベンゾフラン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3,5−ジメチルフェノキシ)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.52(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.28(s,6H),2.48(m,4H),2.69(t,J=7.14Hz,2H),2.98(t,J=7.14Hz,2H),3.83(m,4H),6.61(m,3H),6.76(m,2H),6.95(dd,J=8.42,2.56Hz,1H),7.09(d,J=2.56Hz,1H),7.22(m,3H),7.38(m,1H),7.55(m,1H)。
実施例4(36):3−(2−(((4−(ベンゾフラン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.50(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 2.27(s,6H),2.48(m,4H),2.69(t,J=7.10Hz,2H),2.94(t,J=7.10Hz,2H),3.84(m,4H),6.63(m,2H),6.69(s,2H),6.74(d,J=0.73Hz,1H),7.07(m,3H),7.21(m,2H),7.39(m,1H),7.55(m,1H)。
実施例4(37):3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.50(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 1.50(m,2H),2.00(m,2H),2.22(s,6H),2.26(m,2H),2.48(m,2H),2.58(m,2H),2.93(m,2H),3.52(m,2H),3.65(m,2H),6.68(s,2H),6.78(s,1H),6.92(d,J=2.56Hz,1H),6.97(dd,J=8.40,2.56Hz,1H),7.14(m,3H),7.26(m,3H),8.01(s,1H)。
実施例4(38):3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(3,5−ジメチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.50(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 1.89(m,2H),2.21(s,6H),2.25(s,6H),2.35(d,J=12.63Hz,2H),2.44(m,2H),2.84(t,J=7.96Hz,2H),3.69(m,4H)6.69(s,2H),6.81(m,2H),6.89(d,J=2.75Hz,1H),6.98(m,3H),7.29(d,J=8.42Hz,1H),8.54(s,1H)。
実施例4(39):3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.48(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 1.49(m,2H),2.01(m,2H),2.16(s,6H),2.27(d,J=14.10Hz,2H),2.57(m,4H),2.88(t,J=7.87Hz,2H),3.62(m,4H),6.44(s,1H),6.75(s,2H),6.98(dd,J=8.42,2.38Hz,1H)),7.15(m,5H),7.24(m,2H)7.99(s,1H),8.11(s,1H)。
実施例4(40):3−(2−(((4−(3,5−ジメチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3−メチルフェニルアミノ)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.49(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 1.90(m,2H),2.24(s,9H),2.41(m,4H),2.78(t,J=8.06Hz,2H),3.74(m,4H),6.65(d,J=6.96Hz,1H),6.83(s,1H),6.90(d,J=9.15Hz,1H),7.01(m,4H),7.12(m,3H),8.20(s,1H),8.53(s,1H)。
実施例4(41):3−(2−(((4−(ベンゾチオフェン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3,5−ジメチルフェノキシ)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.49(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 2.05(m,2H),2.25(s,6H),2.54(m,4H),2.87(t,J=7.87Hz,2H),3.73(m,4H),6.68(s,2H),6.82(s,1H),6.97(m,2H),7.32(m,4H),7.75(m,1H),7.84(dd,J=8.06,0.92Hz,1H),8.85(s,1H)。
実施例4(42):3−(2−(((4−(ベンゾチオフェン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.47(クロロホルム:メタノール=10:1);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 2.04(m,2H),2.20(s,6H),2.59(m,4H),2.81(m,2H),3.75(m,4H),6.49(s,1H),6.76(s,2H),7.00(dd,J=8.33,2.29Hz,1H),7.13(d,J=8.42Hz,1H),7.19(d,J=2.38Hz,1H),7.32(m,3H),7.76(dd,J=6.96,1.65Hz,1H),7.82(d,J=8.42Hz,1H),8.14(s,1H),8.82(s,1H)。
実施例4(43):3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(2−(4−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.52(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.79(m,2H),2.23(m,4H),2.28(s,6H),2.60(m,2H),2.83(t,J=7.40Hz,2H),3.08(t,J=7.40Hz,2H),3.65(m,2H),3.82(m,2H),5.96(s,1H),6.64(s,2H),6.78(s,1H),6.95(m,3H),7.06(d,J=2.56Hz,1H),7.12(m,2H),7.22(d,J=8.60Hz,1H)。
実施例4(44):3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(2−(4−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.50(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.78(m,2H),2.24(m,10H),2.60(m,2H),2.81(t,J=7.32Hz,2H),3.04(t,J=7.32Hz,2H),3.63(m,2H),3.81(m,2H),5.98(s,1H),6.62(s,1H),6.70(s,2H),6.94(m,2H),7.10(m,5H)。
実施例4(45):3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(2−(2−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.36(ヘキサン:酢酸エチル=1:1,1%酢酸);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.80(m,2H),2.24(m,10H),2.68(m,2H),2.83(t,J=7.28Hz,2H),3.05(t,J=7.28Hz,2H),3.66(m,2H),3.84(m,2H),5.96(s,1H),6.63(s,1H),6.71(s,2H),7.09(m,7H)。
実施例4(46):3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(2−(2−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.39(ヘキサン:酢酸エチル=1:1,1%酢酸);
NMR(300MHz,DMSO−d):δ 1.50(m,2H),1.98(m,2H),2.25(m,8H),2.56(m,4H),2.92(t,J=7.78Hz,2H),3.52(m,2H),3.66(m,2H),6.67(d,J=0.73Hz,2H),6.77(s,1H),6.95(m,2H),7.09(m,2H),7.20(m,2H),7.30(d,J=8.42Hz,1H),8.03(s,1H)。
実施例4(47):3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.52(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.78(m,2H),2.24(m,4H),2.28(s,6H),2.63(m,2H),2.83(t,J=6.99Hz,2H),3.08(t,J=6.99Hz,2H),3.64(m,2H),3.82(m,2H),5.96(s,1H),6.64(s,2H),6.78(s,1H),6.91(m,4H),7.05(d,J=2.56Hz,1H),7.22(m,2H)。
実施例4(48):3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸
TLC:Rf 0.52(クロロホルム:メタノール=9:1);
NMR(300MHz,CDCl):δ 1.77(m,2H),2.24(m,10H),2.61(m,2H),2.82(t,J=7.36Hz,2H),3.04(t,J=7.36Hz,2H),3.65(m,2H),3.81(m,2H),5.99(s,1H),6.62(s,1H),6.70(s,2H),7.05(m,7H)。
製剤例1:
以下の各成分を常法により混合した後打錠して、一錠中に5mgの活性成分を含有する錠剤100錠を得た。
・本発明化合物 ……500mg
・カルボキシメチルセルロースカルシウム(崩壊剤) ……200mg
・ステアリン酸マグネシウム(潤滑剤) ……100mg
・微結晶セルロース ……9.2 g
製剤例2:
以下の各成分を常法により混合した後、溶液を常法により滅菌し、5mlずつアンプルに充填し、常法により凍結乾燥し、1アンプル中20mgの活性成分を含有するアンプル100本を得た。
・本発明化合物 ……2.0g
・マンニトール ……20 g
・蒸留水 ……500ml
試験例1:
本発明化合物は、PGE受容体、とりわけそのサブタイプであるEP受容体に強く結合し、拮抗することを、例えば下記の実験により確認した。
(i)プロスタノイドレセプターサブタイプ発現細胞を用いた受容体結合実験
スギモト(Sugimoto)らの方法(J.Biol.Chem.267,6463−6466(1992))に準じて、プロスタノイドレセプターサブタイプ(マウスEP、EP、EP、およびEP)をそれぞれ発現したCHO細胞を調製し、膜標品とした。
調製した膜画分(50μl)、H−PGEを含む反応液(150μl)を室温で1時間インキュベートした。反応を氷冷バッファー(3mL)で停止し、減圧下吸引ろ過して結合したH−PGEをガラスフィルター(GF/B)にトラップし、結合放射活性を液体シンチレーターで測定した。
Kd値とBmax値は、スキャッチャードプロット(Scatchard plots)から求めた[Ann.N.Y.Acad.Sci.51,660(1949)]。非特異的結合は過剰量(10μM)の非標識PGEの存在下での結合として求めた。本発明化合物によるH−PGE結合阻害作用の測定は、H−PGE(2.5nM)および本発明化合物を各種濃度で添加して行なった。なお、反応にはすべて次のバッファーを用いた。
バッファー:リン酸カリウム(10mM,pH6.0),EDTA(1mM),MgCl(10mM),NaCl(0.1M),[C]はH−PGEの濃度を表わす。
各化合物の阻害定数Kiは次式により求めた。
Ki=IC50/(1+([C]/Kd))
その結果、本発明化合物はKi値が100nM以下という活性で強力にEP受容体に結合することがわかった。
(ii)プロスタノイドレセプターサブタイプ発現細胞を用いたEP拮抗活性測定実験
スギモト(Sugimoto)らの方法(J.Biol.Chem.267,6463−6466(1992))に準じて、マウスEPレセプターサブタイプを発現したCHO細胞を調製した。これを96ウエルマイクロプレートに10cells/wellで播種し、2日間培養し実験に供した。各ウェルをPBS(100μl)で洗浄した後、Fura−2AMを60分間取り込ませた。HANKS/HEPES溶液にて洗浄後、37℃で試験化合物とPGE(10nM)を添加し、細胞内カルシウム濃度の変化を測定した。すなわち、340/380nmの波長光で励起し、510nmの蛍光を測定して、その蛍光強度比を求めた。
なお、試験化合物のアンタゴニスト作用はPGE(10nM)単独での反応に対する抑制率として算出し、IC50値を求めた。
上記の実験の結果より、本発明化合物は、IC50値が100nM以下という強力なEP受容体拮抗活性を有することが判った。
試験例2:
慢性関節炎疼痛モデルであるアジュバント惹起関節炎モデルの疼痛反応に対する本発明化合物の抑制効果を啼鳴反応を指標として以下のように検討した。
7週齢のLewis雄性ラットを用いた。ラット左後肢容積を測定後、アジュバントとして流動パラフィンに懸濁したマイコバクテリウムブチリカム乾燥菌体(Difco)600μg/100μLを右後肢足蹠皮内に注射し、アジュバント関節炎ラットを作製した。アジュバント注入22日後、被験物質経口投与前において左後肢膝関節屈曲・伸展を5回施行し、5回とも啼鳴した個体を実験に供した。前日の左後肢浮腫量にもとづいて1群10匹として群分けを行った。本発明化合物1、3、10および30mg/kg、および対照として0.5%メチルセルロース水溶液を5mL/kgの容量で経口投与した。投与後1、2、3および4時間に啼鳴反応の観察を行った。啼鳴反応を指標とした鎮痛効果の判定は、各観察ポイントにおいて、左後肢膝関節屈曲・伸展を5回施行し、5回とも啼鳴を発しなかった場合のみを啼鳴反応陰性とし、1ポイント以上の評価ポイントで啼鳴反応陰性を示した個体を鎮痛作用陽性とした。
その結果、対照群において鎮痛作用陽性個体がみられなかったのに対し、例えば、化合物(I)投与群では、10mg/kg以下より鎮痛作用陽性個体が認められ、アジュバント惹起関節炎モデルの疼痛に対するEP3受容体拮抗剤の鎮痛作用が示された。
試験例3:
急性炎症疼痛モデルであるカラゲニン惹起痛覚過敏モデルに対する本発明化合物の鎮痛効果を、逃避反応潜時を指標として以下のように検討した。7週齢の雄性SD系ラットを用いた。ラット右側後肢にプランターテスト測定装置を用いて熱刺激を照射し、足挙げ逃避までの時間を測定し、逃避反応潜時とした。この逃避反応潜時にもとづいて1群7〜8匹として群分けを行い、本発明化合物3、10および30mg/kg、および対照として0.5%メチルセルロース水溶液を5mL/kgの容量で経口投与した。被験物質経口投与後1時間にラット右後肢の足底部に生理食塩水に溶解したカラゲニン2mg/100μLを皮下注射した。カラゲニン注射後3時間の逃避反応潜時を測定した。
その結果、対照群においてカラゲニン注射による逃避反応潜時の減少がみられ、痛覚過敏が惹起されたのに対し、例えば、化合物(I)投与群では、10mg/kg以下より、その逃避反応潜時が対照群に比べ有意に高値を示し、カラゲニン惹起痛覚過敏に対するEP3受容体拮抗剤の痛覚過敏改善作用が示された。
試験例4:
スルプロストン惹起頻尿モデルに対する本発明化合物の抑制作用を以下のように検討した。
体重300g前後の雄性Crj:CD(SD)IGSラットを用いた。本発明化合物3、10、30および100mg/kg、および対照として0.5%メチルセルロース水溶液を5mL/kgの容量で経口投与した。被験物質経口投与0.5時間後にスルプロストン(0.2mg/4mL/kg)を皮下投与した。また、非惹起群として0.5%メチルセルロース水溶液を経口投与し、y時間後に生理食塩水を皮下投与した。スルプロストン投与直後から3時間後まで排尿の測定を行った。排尿の測定は、絶食絶水下にて尿測定装置を設置した代謝ケージに動物を入れ、経時的な排尿重量をデータ収集システムを用いて記録した。なお、各群の例数は3〜4例とした。
その結果、対照群においてスルプロストン皮下投与により排尿回数の増加がみられたのに対し、例えば、化合物(I)投与群では、30mg/kg以下より排尿回数が低値を示した。以上の結果、スルプロストン惹起頻尿に対するEP3受容体拮抗剤の抑制作用が示された。
試験例5:
スルプロストン惹起ACTHおよびコルチコステロン上昇に対する本発明化合物の抑制作用を検討できる。
雄性Crj:CD(SD)IGSラットを用いる。本発明化合物または対照としてNaOH水溶液を経口投与し、その1時間後にスルプロストンを皮下投与する。また、非惹起群としてNaOH水溶液を経口投与し、1時間後に生理食塩水を皮下投与する。スルプロストン投与1時間後にラットを断頭し採血を行う。血液中にEDTAおよびアプロチニンを添加した後、遠心分離し、その上精中のACTHまたはコルチコステロン濃度を測定する。
試験例6:
皮膚炎を自然発症したNCマウスの自発性掻き行動に対する本発明化合物の抑制効果を検討できる。
皮膚炎を自然発症した雄性NCマウスを用いる。マウスを観察ケージ入れ30分間環境に馴化させ、1時間の掻き行動を無人下にてビデオ撮影する。ビデオ再生によりマウスが後肢で顔、耳、頚背部およびその周辺を掻く一連の行動を1回の掻き行動と判定し、その回数を数える。30分毎に本発明化合物または対照として0.5%メチルセルロース水溶液を合計3〜5回経口投与する。2回目の投与直後から1〜3時間ビデオ撮影を行い、マウスの掻き回数を数える。
試験例7:
ブラウン・ノルウェー(BN)ラットの頭皮に0.3%ジニトロフルオロベンゼン(DNFB)を反復塗布し皮膚炎を惹起させると、自発性掻き行動の増加が塗布後24〜27時間にみられる。この掻き行動に対する本発明化合物の抑制効果を検討できる。
雄性BNラットの刈毛した頭皮に、ハプテンとしてアセトン・オリーブ油混合液に溶解した0.3%DNFBを塗布する。また、非惹起群としてアセトン・オリーブ油混合液を塗布する。これらを1週間後に再び頭皮に塗布し、その後隔日で3回の塗布を繰り返す。4回目塗布後24〜27時間に、ラットを無人下にてビデオ撮影した。ビデオ再生によりラットが後肢でハプテン塗布部位周辺を掻く一連の行動を1回の掻き行動と判定し、その回数を数える。3〜6回目塗布後12〜48時間後に本発明化合物または対照として0.5%メチルセルロース水溶液を経口投与する。非惹起群には0.5%メチルセルロース水溶液を経口投与する。投与後30分から3時間ビデオ撮影を行い、ラットの掻き回数を数える。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)

(式中、Rは水素原子またはC1〜4アルキルを表わし、
は無置換あるいはC1〜4アルキルおよびハロゲン原子から選ばれる1〜2個の基で置換されているフェニル、ナフチル、ベンゾフラニル、またはベンゾチエニルを表わし、
Qは(i)−CH−O−Cyc1、(ii)−CH−Cyc2、または(iii)−L−Cyc3を表わし、
Cyc1は無置換かあるいは1〜2個のRで置換されているフェニルまたはピリジルを表わし、
Cyc2は無置換かあるいは1〜2個のRで置換されているインドリルを表わし、
Cyc3は1〜2個のRによって置換されているフェニルを表わし、
Lは−O−または−NH−を表わし、
3aとR3bはそれぞれ独立して、水素原子またはC1〜4アルキルを表わすか、あるいは
3aとR3bとそれらが結合する炭素原子と一緒になってテトラヒドロ−2H−ピランを表わし、
mは2または3を表わし、
nは0、1、または2を表わし、
はC1〜4アルキル、C1〜4アルキルチオ、ハロゲン原子、またはシアノを表わすか、あるいはCyc3が2個のRによって置換されているフェニルを表わす場合は、2つのR基がフェニルと一緒になって環

を表わしてもよい。)で示されるカルボン酸化合物、その塩、それらの溶媒和物、またはそれらのプロドラッグ。
【請求項2】
(1)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−2−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(2)3−(4−(2,5−ジクロロフェノキシメチル)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(3)3−(4−(2−クロロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(4)3−(4−(2−クロロ−5−フルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(5)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(6)3−(4−(2,5−ジクロロフェノキシメチル)−2−(((4−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(7)3−(4−(2−クロロ−5−フルオロフェノキシメチル)−2−(((4−フェニルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(8)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−((((1R)−3−メチル−1−(3−メチルフェニル)ブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(9)3−(4−(3−シアノフェノキシメチル)−2−((((1R)−3−メチル−1−(3−メチルフェニル)ブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(10)3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−3−メチル−1−(3−メチルフェニル)ブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(11)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(12)3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(13)3−(4−(3−シアノフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(14)3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(15)3−(4−(5−フルオロインドール−1−イルメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(16)3−(4−(2,4−ジメチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(17)3−(2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−フェノキシメチルフェニル)プロパン酸、
(18)3−(2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3−ピリジルオキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(19)3−(4−(3−クロロフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(20)3−(4−(3,4−ジメチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(21)3−(4−(2−クロロ−5−フルオロフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(22)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(3−メチルインドール−1−イルメチル)フェニル)プロパン酸、
(23)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(24)3−(4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(25)3−(2−(((4−(3,5−ジメチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(26)3−(4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(27)3−(2−(((4−(ベンゾフラン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(28)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(4−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(29)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−((2−メチルピリジン−3−イル)オキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(30)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−((2−メチルピリジン−5−イル)オキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(31)3−(4−(3−フルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(32)3−(4−(3−メチルフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(33)3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(34)3−(2−(((4−(ベンゾフラン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(35)3−(2−(((4−(ベンゾチオフェン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(36)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(2−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(37)3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(2−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(38)3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(4−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(39)3−(4−(2,5−ジメチルフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(40)3−(4−(6−フルオロインドール−1−イルメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(41)3−(4−(6−フルオロインドール−3−イルメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(42)3−(4−(3−メチルインドール−1−イルメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(43)3−(4−(3−シアノフェノキシメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(44)3−(4−(6−フルオロインドール−1−イルメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(45)3−(4−(6−フルオロインドール−3−イルメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(46)3−(4−(3−メチルインドール−1−イルメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(47)3−(4−(6−フルオロインドール−1−イルメチル)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(48)3−(2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3−メチルインドール−1−イルメチル)フェニル)プロパン酸、
(49)3−(4−(3−シアノフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(50)4−(4−(1,3−ジオキサインダン−5−イルオキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(51)4−(4−(3−メチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(52)4−(4−(3−シアノフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(53)4−(4−(3,4−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(54)4−(4−(インダン−5−イルオキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(55)4−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(56)4−(4−(3−メチルチオフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(57)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(3−フルオロフェニルアミノ)フェニル)プロパン酸、
(58)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(3−メチルフェニルアミノ)フェニル)プロパン酸、
(59)3−(4−(3−シアノフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(60)3−(4−(3,5−ジフルオロフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(61)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(1,3−ジオキサインダン−5−イルアミノ)フェニル)プロパン酸、
(62)3−(4−(3,5−ジフルオロフェノキシ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(63)3−(4−(3−シアノフェノキシ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(64)4−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−2−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(65)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(66)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−2−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(67)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(3−メチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(68)3−(4−(3−メチルフェニルアミノ)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(69)4−(4−(3−フルオロフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(70)4−(4−(3−メチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(71)4−(4−(3,5−ジフルオロフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(72)4−(4−(1,3−ジオキサインダン−5−イルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(73)4−(4−(3−シアノフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(74)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(75)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−2−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(76)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(3,5−ジメチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(77)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(78)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(3−メチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(79)3−(2−(((4−(ベンゾフラン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3,5−ジメチルフェノキシ)フェニル)プロパン酸、
(80)3−(2−(((4−(ベンゾフラン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)フェニル)プロパン酸、
(81)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(82)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(3,5−ジメチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(83)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(84)3−(2−(((4−(3,5−ジメチルフェニル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3−メチルフェニルアミノ)フェニル)プロパン酸、
(85)3−(2−(((4−(ベンゾチオフェン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)フェニル)プロパン酸、
(86)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(2−(4−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(87)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(2−(4−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(88)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(2−(2−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(89)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(2−(2−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、または
(90)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸である請求の範囲1記載のカルボン酸化合物、その塩、それらの溶媒和物、またはそれらのプロドラッグ。
【請求項3】
(1)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(5−フルオロ−2−メチルフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(2)3−(2−(((4−(ベンゾチオフェン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(3)3−(4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−3−メチル−1−(3−メチルフェニル)ブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(4)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(5)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(6)3−(2−(((4−(ベンゾチオフェン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)−4−(3,5−ジメチルフェノキシ)フェニル)プロパン酸、
(7)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(2−フェニルエチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(8)3−(2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)−4−(3−ピリジルオキシメチル)フェニル)プロパン酸、
(9)3−(4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(10)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(11)3−(4−(6−フルオロインドール−1−イルメチル)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(12)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(13)4−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(ナフタレン−1−イル)エチル)アミノ)カルボニル)フェニル)ブタン酸、
(14)3−(4−(2−クロロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−((((1R)−3−メチル−1−(3−メチルフェニル)ブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(15)3−(4−(2,5−ジフルオロフェノキシメチル)−2−(((4−(2−(4−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(16)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−((((1R)−1−(3−メチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(17)3−(4−(2−フルオロ−5−メチルフェノキシメチル)−2−(((4−(ナフタレン−2−イル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、
(18)3−(4−(3,5−ジメチルフェノキシ)−2−((((1R)−1−(3,5−ジメチルフェニル)−3−メチルブチル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸、または
(19)3−(4−(3,5−ジメチルフェニルアミノ)−2−(((4−(2−(3−フルオロフェニル)エチル)テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)アミノ)カルボニル)フェニル)プロパン酸である請求の範囲1記載のカルボン酸化合物、その塩、それらの溶媒和物、またはそれらのプロドラッグ。
【請求項4】
請求の範囲1記載のカルボン酸化合物、その塩、それらの溶媒和物、またはそれらのプロドラッグを含有してなる医薬組成物。
【請求項5】
EP受容体拮抗剤である請求の範囲4記載の医薬組成物。
【請求項6】
EP受容体拮抗剤が、EP受容体の活性化に起因する疾患の予防および/または治療剤である請求の範囲5記載の医薬組成物。
【請求項7】
EP受容体の活性化に起因する疾患が、掻痒、疼痛、排尿障害、およびストレス性疾患から選択される1種以上の疾患である請求の範囲6記載の医薬組成物。
【請求項8】
疼痛が、関節炎疼痛または神経因性疼痛である請求の範囲7記載の医薬組成物。
【請求項9】
排尿障害が、頻尿である請求の範囲7記載の医薬組成物。
【請求項10】
請求の範囲1記載のカルボン酸化合物、その塩、それらの溶媒和物、またはそれらのプロドラッグと、ステロイド薬、非ステロイド系抗炎症薬、免疫抑制薬、抗アレルギー薬、メディエーター遊離抑制薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、抗ヒスタミン薬、フォルスコリン製剤、ホスホジエステラーゼ阻害薬、一酸化窒素合成酵素阻害薬、カンナビノイド−2受容体刺激薬、非オピオイド系鎮痛薬、非ステロイド性鎮痛薬、シクロオキシゲナーゼ阻害薬、オピオイド系鎮痛薬、プロスタグランジン類、N型カルシウムチャネル阻害薬、α1アドレナリン遮断薬、プロゲステロン製剤、抗コリン薬、ムスカリン受容体拮抗薬、5−HT1A受容体作動薬、σ1受容体作動薬、セロトニン神経系作用薬、コルチコトロピン遊離因子受容体拮抗薬、プロトンポンプ阻害薬、M1受容体拮抗薬、細胞保護薬、三環系抗うつ薬、および四環系抗うつ薬から選ばれる少なくとも1種以上と組み合わせてなる医薬。
【請求項11】
請求の範囲1記載のカルボン酸化合物、その塩、それらの溶媒和物、またはそれらのプロドラッグの有効量を哺乳動物に投与することを特徴とするEP受容体の活性化に起因する疾患の予防および/または治療方法。
【請求項12】
EP受容体の活性化に起因する疾患の予防および/または治療剤を製造するための、請求の範囲1記載のカルボン酸化合物、その塩、それらの溶媒和物、またはそれらのプロドラッグの使用。

【国際公開番号】WO2004/069788
【国際公開日】平成16年8月19日(2004.8.19)
【発行日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−504892(P2005−504892)
【国際出願番号】PCT/JP2004/001262
【国際出願日】平成16年2月6日(2004.2.6)
【出願人】(000185983)小野薬品工業株式会社 (180)
【Fターム(参考)】