説明

カロチノイドのバイオアベイラビリティの増大

カロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分を増大させる方法であって、ここでこのカロチノイドの少なくともいくつかが脂肪酸エステル化カロチノイドである方法が開示される。前記方法は、脂肪酸エステル化カロチノイドを脱エステル化するのに有効な条件下でカロチノイドの供給源を有効量のエステラーゼと接触させ、これによってカロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分を増大させることによって行われる。特定の実施形態では、酵素反応はセルロース分解酵素、タンパク質分解酵素、ペクチン分解酵素、乳化剤、または金属イオンの存在下で行われる。エステラーゼは固定された形態であることができる。脱エステル化生成物の混合物は、アルカリ性条件下で酢酸エチルで抽出されることができるか、および/またはビタミンE含有量を減少させるためにクロマトグラフィーによる抽出に供されることができる。カロチノイドエステル変換におけるエステラーゼの効率を決定する方法が、好適なエステラーゼをスクリーニングする方法および最適反応条件を決定する方法と共に開示される。一実施形態では、酵素的に脱エステル化された赤色カロチノイドの組成物は、少なくとも約40重量%のカプサンチン、少なくとも約15重量%のゼアキサンチンおよびカプソルテイン、少なくとも約2重量%のビオラキサンチン、少なくとも約1重量%のカプソルビン、少なくとも約5重量%のベータクリプトキサンチンおよび少なくとも約3重量%のベータカロチン、並びに約1%のビタミンEを含む。前記組成物は抗酸化剤活性を有する。本願は、トウガラシオレオレジンを抽出する方法であって、水中のトウガラシの実をジュースにホモジナイズする工程;ペレットを得るためにこのジュースを遠心分離する工程;このペレットをエタノールおよび酢酸エチルと混合する工程;このペレットをエタノールおよび酢酸エチルとホモジナイズする工程;乾燥材料を除去する工程;ならびにトウガラシオレオレジンを得るために溶媒をエバポレートする工程を包含する方法にも関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
カロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分を増大させる方法であって、ここでこのカロチノイドの少なくともいくつかが脂肪酸エステル化カロチノイドである方法であって、
前記方法が、脂肪酸エステル化カロチノイドを脱エステル化するのに有効な条件下でカロチノイドの供給源を有効量のエステラーゼと接触させることを含み、脂肪酸エステル化カロチノイドを脱エステル化するのに有効な前記条件が、以下のものからなる群から選択される少なくとも一つの添加剤の添加によって特徴付けられ、これによってカロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分を増大させる方法:
セルロース分解酵素;
タンパク質分解酵素;
ペクチン分解酵素;
乳化剤;及び
少なくとも一種の金属イオン。
【請求項2】
カロチノイドの前記供給源は、カロチノイドの前記供給源におけるカロチノイドの大部分が前記脂肪酸エステル化カロチノイドであることによって特徴付けられる請求項1の方法。
【請求項3】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシである請求項1の方法。
【請求項4】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシ粉末である請求項1の方法。
【請求項5】
カロチノイドの前記供給源は、パプリカである請求項1の方法。
【請求項6】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシオイル抽出物である請求項1の方法。
【請求項7】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシオレオレジンである請求項1の方法。
【請求項8】
カロチノイドの前記供給源は、リンゴ、アンズ、アボガド、ブラッドオレンジ、シマホオズキ、カランボラ、チリ、クレメンタイン、キンカン、ビワ、マンゴー、ミネオーラ、ネクタリン、オレンジ、パパイア、桃、カキ、プラム、ジャガイモ、カボチャ、タンジェリンおよびズッキーニからなる群より選択される請求項1の方法。
【請求項9】
前記エステラーゼは、リパーゼ、カルボキシルエステルエステラーゼ、およびクロロフィラーゼからなる群より選択される請求項1の方法。
【請求項10】
前記エステラーゼは、リパーゼである請求項1の方法。
【請求項11】
前記リパーゼは、細菌のリパーゼ、酵母のリパーゼ、カビのリパーゼ、および動物のリパーゼからなる群より選択される請求項10の方法。
【請求項12】
前記エステラーゼは、固定されたエステラーゼである請求項1の方法。
【請求項13】
前記固定されたエステラーゼは、再生された固定されたエステラーゼである請求項12の方法。
【請求項14】
前記少なくとも1つの金属イオンは、Ca++、およびNaからなる群より選択される請求項1の方法。
【請求項15】
前記少なくとも1つの金属イオンの前記添加は、前記金属イオンの少なくとも1つの塩の添加による請求項1の方法。
【請求項16】
前記少なくとも1つの塩は、CaClおよびNaClからなる群より選択される請求項1の方法。
【請求項17】
前記セルロース分解酵素は、C1型β−1,4グルカナーゼ、エキソ−β−1,4グルカナーゼ、エンド−β−1,4グルカナーゼ、およびβグルコシダーゼからなる群より選択される請求項1の方法。
【請求項18】
前記タンパク質分解酵素は、トリプシン、パパイン、キモトリプシン、フィシン、ブロメリン、カテプシン、およびレンニンからなる群より選択される請求項1の方法。
【請求項19】
前記ペクチン分解酵素は、ペクチンエステラーゼ、ペクチン酸リアーゼ、およびポリガラクトロナーゼからなる群より選択される請求項1の方法。
【請求項20】
前記乳化剤は、非エステル乳化剤である請求項1の方法。
【請求項21】
前記乳化剤は、レシチンである請求項1の方法。
【請求項22】
前記乳化剤は、デオキシコール酸塩である請求項20の方法。
【請求項23】
前記乳化剤は、非イオン性界面活性剤である請求項1の方法。
【請求項24】
前記乳化剤は、胆汁、アラビアゴム、または遊離脂肪酸の塩に由来する請求項20の方法。
【請求項25】
前記乳化剤は、再生された乳化剤である請求項1の方法。
【請求項26】
カロチノイドの供給源から遊離のカロチノイドを抽出することをさらに含む請求項1の方法。
【請求項27】
前記カロチノイドの供給源から遊離のカロチノイドを抽出することは、アルカリ性条件下で酢酸エチルで抽出することを含む請求項26の方法。
【請求項28】
前記アルカリ性条件は約8.0〜約10のpHによって特徴付けられる請求項27の方法。
【請求項29】
前記アルカリ性条件がpH9.5である請求項28の方法。
【請求項30】
遊離のカロチノイドの増大した画分を有し、かつ請求項1の方法によって生成されるカロチノイドの供給源。
【請求項31】
請求項30のカロチノイドの供給源を含む食品添加物。
【請求項32】
請求項30のカロチノイドの供給源を含む飼料添加物。
【請求項33】
カロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分を増大させる方法であって、ここでこのカロチノイドの少なくともいくつかが脂肪酸エステル化カロチノイドである方法であって、
前記方法が、脂肪酸エステル化カロチノイドを脱エステル化するのに有効な条件下でカロチノイドの供給源を有効量のエステラーゼと接触させて少なくとも部分的に脱エステル化されたカロチノイドの供給源を生成させること、および少なくとも部分的に脱エステル化されたカロチノイドの前記供給源をアルカリ性条件下で酢酸エチルで抽出することを含み、これによってカロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分を増大させる方法。
【請求項34】
前記アルカリ性条件は約8.0〜約10のpHによって特徴付けられる請求項33の方法。
【請求項35】
前記アルカリ性条件がpH9.5である請求項33の方法。
【請求項36】
カロチノイドの前記供給源は、カロチノイドの前記供給源におけるカロチノイドの大部分が前記脂肪酸エステル化カロチノイドであることによって特徴付けられる請求項33の方法。
【請求項37】
脂肪酸エステル化カロチノイドを脱エステル化するのに有効な前記条件は、以下のものからなる群から選択される少なくとも1つの添加剤の添加によって特徴付けられる請求項33の方法:
セルロース分解酵素;
タンパク質分解酵素;
ペクチン分解酵素;
乳化剤;および
少なくとも1つの金属イオン。
【請求項38】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシである請求項33の方法。
【請求項39】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシ粉末である請求項33の方法。
【請求項40】
カロチノイドの前記供給源は、パプリカである請求項33の方法。
【請求項41】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシオイル抽出物である請求項33の方法。
【請求項42】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシオレオレジンである請求項33の方法。
【請求項43】
カロチノイドの前記供給源は、リンゴ、アンズ、アボガド、ブラッドオレンジ、シマホオズキ、カランボラ、チリ、クレメンタイン、キンカン、ビワ、マンゴー、ミネオーラ、ネクタリン、オレンジ、パパイア、桃、カキ、プラム、ジャガイモ、カボチャ、タンジェリンおよびズッキーニからなる群より選択される請求項33の方法。
【請求項44】
前記エステラーゼは、リパーゼ、カルボキシルエステルエステラーゼ、およびクロロフィラーゼからなる群より選択される請求項33の方法。
【請求項45】
前記エステラーゼは、リパーゼである請求項33の方法。
【請求項46】
前記リパーゼは、細菌のリパーゼ、酵母のリパーゼ、カビのリパーゼ、および動物のリパーゼからなる群より選択される請求項45の方法。
【請求項47】
前記エステラーゼは、固定されたリパーゼである請求項33の方法。
【請求項48】
前記固定されたリパーゼは、再生された固定されたリパーゼである請求項47の方法。
【請求項49】
前記少なくとも1つの金属イオンは、Ca++、およびNaからなる群より選択される請求項37の方法。
【請求項50】
前記少なくとも1つの金属イオンの前記添加は、前記金属イオンの少なくとも1つの塩の添加による請求項37の方法。
【請求項51】
前記少なくとも1つの塩は、CaClおよびNaClからなる群より選択される請求項50の方法。
【請求項52】
前記セルロース分解酵素は、C1型β−1,4グルカナーゼ、エキソ−β−1,4グルカナーゼ、エンド−β−1,4グルカナーゼ、およびβグルコシダーゼからなる群より選択される請求項37の方法。
【請求項53】
前記タンパク質分解酵素は、トリプシン、パパイン、キモトリプシン、フィシン、ブロメリン、カテプシン、およびレンニンからなる群より選択される請求項37の方法。
【請求項54】
前記ペクチン分解酵素は、ペクチンエステラーゼ、ペクチン酸リアーゼ、およびポリガラクトロナーゼからなる群より選択される請求項37の方法。
【請求項55】
前記乳化剤は、非エステル乳化剤である請求項37の方法。
【請求項56】
前記乳化剤は、レシチンである請求項37の方法。
【請求項57】
前記乳化剤は、デオキシコール酸塩である請求項55の方法。
【請求項58】
前記乳化剤は、非イオン性界面活性剤である請求項37の方法。
【請求項59】
前記乳化剤は、胆汁、アラビアゴム、または遊離脂肪酸の塩に由来する請求項55の方法。
【請求項60】
前記乳化剤は、再生された乳化剤である請求項37の方法。
【請求項61】
遊離のカロチノイドの増大した画分を有し、かつ請求項33の方法によって生成されるカロチノイドの供給源。
【請求項62】
請求項61のカロチノイドの供給源を含む食品添加物。
【請求項63】
請求項61のカロチノイドの供給源を含む飼料添加物。
【請求項64】
カロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分を増大させる方法であって、ここでこのカロチノイドの少なくともいくつかが脂肪酸エステル化カロチノイドである方法であって、
前記方法が、脂肪酸エステル化カロチノイドを脱エステル化するのに有効な条件下でカロチノイドの供給源を有効量の固定されたエステラーゼと接触させることを含み、これによってカロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分を増大させる方法。
【請求項65】
前記固定されたエステラーゼは、固定されたリパーゼ、固定されたカルボキシルエステルエステラーゼ、および固定されたクロロフィラーゼからなる群より選択される請求項64の方法。
【請求項66】
前記固定されたエステラーゼは、固定されたリパーゼである請求項64の方法。
【請求項67】
前記固定されたリパーゼは、固定された細菌のリパーゼ、固定された酵母のリパーゼ、固定されたカビのリパーゼ、および固定された動物のリパーゼからなる群より選択される請求項66の方法。
【請求項68】
前記固定されたリパーゼは、再生された固定されたリパーゼである請求項66の方法。
【請求項69】
カロチノイドの前記供給源は、カロチノイドの前記供給源におけるカロチノイドの大部分が前記脂肪酸エステル化カロチノイドであることによって特徴付けられる請求項64の方法。
【請求項70】
脂肪酸エステル化カロチノイドを脱エステル化するのに有効な前記条件は、以下のものからなる群から選択される少なくとも1つの添加剤の添加によって特徴付けられる請求項64の方法:
セルロース分解酵素;
タンパク質分解酵素;
ペクチン分解酵素;
乳化剤;および
少なくとも1つの金属イオン。
【請求項71】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシである請求項64の方法。
【請求項72】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシ粉末である請求項64の方法。
【請求項73】
カロチノイドの前記供給源は、パプリカである請求項64の方法。
【請求項74】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシオイル抽出物である請求項64の方法。
【請求項75】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシオレオレジンである請求項64の方法。
【請求項76】
カロチノイドの前記供給源は、リンゴ、アンズ、アボガド、ブラッドオレンジ、シマホオズキ、カランボラ、チリ、クレメンタイン、キンカン、ビワ、マンゴー、ミネオーラ、ネクタリン、オレンジ、パパイア、桃、カキ、プラム、ジャガイモ、カボチャ、タンジェリンおよびズッキーニからなる群より選択される請求項64の方法。
【請求項77】
前記少なくとも1つの金属イオンは、Ca++、およびNaからなる群より選択される請求項70の方法。
【請求項78】
前記少なくとも1つの金属イオンの前記添加は、前記金属イオンの少なくとも1つの塩の添加による請求項70の方法。
【請求項79】
前記少なくとも1つの塩は、CaClおよびNaClからなる群より選択される請求項78の方法。
【請求項80】
前記セルロース分解酵素は、C1型β−1,4グルカナーゼ、エキソ−β−1,4グルカナーゼ、エンド−β−1,4グルカナーゼ、およびβグルコシダーゼからなる群より選択される請求項70の方法。
【請求項81】
前記タンパク質分解酵素は、トリプシン、パパイン、キモトリプシン、フィシン、ブロメリン、カテプシン、およびレンニンからなる群より選択される請求項70の方法。
【請求項82】
前記ペクチン分解酵素は、ペクチンエステラーゼ、ペクチン酸リアーゼ、およびポリガラクトロナーゼからなる群より選択される請求項70の方法。
【請求項83】
前記乳化剤は、非エステル乳化剤である請求項70の方法。
【請求項84】
前記乳化剤は、レシチンである請求項70の方法。
【請求項85】
前記乳化剤は、デオキシコール酸塩である請求項83の方法。
【請求項86】
前記乳化剤は、非イオン性界面活性剤である請求項70の方法。
【請求項87】
前記乳化剤は、胆汁、アラビアゴム、または遊離脂肪酸の塩に由来する請求項83の方法。
【請求項88】
前記乳化剤は、再生された乳化剤である請求項70の方法。
【請求項89】
少なくとも部分的に脱エステル化されたカロチノイドの前記供給源を、アルカリ性条件下で酢酸エチルで抽出することをさらに含む請求項64の方法。
【請求項90】
前記アルカリ性条件は約8.0〜約10のpHによって特徴付けられる請求項89の方法。
【請求項91】
前記アルカリ性条件がpH9.5である請求項89の方法。
【請求項92】
遊離のカロチノイドの増大した画分を有し、かつ請求項64の方法によって生成されるカロチノイドの供給源。
【請求項93】
請求項92のカロチノイドの供給源を含む食品添加物。
【請求項94】
請求項92のカロチノイドの供給源を含む飼料添加物。
【請求項95】
カロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分を増大させる方法であって、ここでこのカロチノイドの少なくともいくつかが脂肪酸エステル化カロチノイドである方法であって、
前記方法が、脂肪酸エステル化カロチノイドを脱エステル化するのに有効な条件下でカロチノイドの供給源を有効量のエステラーゼおよび再生された乳化剤と接触させることを含み、これによってカロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分を増大させる方法。
【請求項96】
前記乳化剤は、非エステル乳化剤である請求項95の方法。
【請求項97】
前記乳化剤は、レシチンである請求項95の方法。
【請求項98】
前記乳化剤は、デオキシコール酸塩である請求項95の方法。
【請求項99】
前記乳化剤は、非イオン性界面活性剤である請求項95の方法。
【請求項100】
前記乳化剤は、胆汁、アラビアゴム、または遊離脂肪酸の塩に由来する請求項96の方法。
【請求項101】
カロチノイドの前記供給源は、カロチノイドの前記供給源におけるカロチノイドの大部分が前記脂肪酸エステル化カロチノイドであることによって特徴付けられる請求項95の方法。
【請求項102】
脂肪酸エステル化カロチノイドを脱エステル化するのに有効な前記条件は、以下のものからなる群から選択される少なくとも1つの添加剤の添加によって特徴付けられる請求項95の方法:
セルロース分解酵素;
タンパク質分解酵素;
ペクチン分解酵素;および
少なくとも1つの金属イオン。
【請求項103】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシである請求項95の方法。
【請求項104】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシ粉末である請求項95の方法。
【請求項105】
カロチノイドの前記供給源は、パプリカである請求項95の方法。
【請求項106】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシオイル抽出物である請求項95の方法。
【請求項107】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシオレオレジンである請求項95の方法。
【請求項108】
カロチノイドの前記供給源は、リンゴ、アンズ、アボガド、ブラッドオレンジ、シマホオズキ、カランボラ、チリ、クレメンタイン、キンカン、ビワ、マンゴー、ミネオーラ、ネクタリン、オレンジ、パパイア、桃、カキ、プラム、ジャガイモ、カボチャ、タンジェリンおよびズッキーニからなる群より選択される請求項95の方法。
【請求項109】
前記エステラーゼは、リパーゼ、カルボキシルエステルエステラーゼ、およびクロロフィラーゼからなる群より選択される請求項95の方法。
【請求項110】
前記エステラーゼは、リパーゼである請求項95の方法。
【請求項111】
前記リパーゼは、細菌のリパーゼ、酵母のリパーゼ、カビのリパーゼ、および動物のリパーゼからなる群より選択される請求項110の方法。
【請求項112】
前記エステラーゼは、固定されたリパーゼである請求項95の方法。
【請求項113】
前記固定されたリパーゼは、再生された固定されたリパーゼである請求項112の方法。
【請求項114】
前記少なくとも1つの金属イオンは、Ca++、およびNaからなる群より選択される請求項102の方法。
【請求項115】
前記少なくとも1つの金属イオンの前記添加は、前記金属イオンの少なくとも1つの塩の添加による請求項102の方法。
【請求項116】
前記少なくとも1つの塩は、CaClおよびNaClからなる群より選択される請求項115の方法。
【請求項117】
前記セルロース分解酵素は、C1型β−1,4グルカナーゼ、エキソ−β−1,4グルカナーゼ、エンド−β−1,4グルカナーゼ、およびβグルコシダーゼからなる群より選択される請求項102の方法。
【請求項118】
前記タンパク質分解酵素は、トリプシン、パパイン、キモトリプシン、フィシン、ブロメリン、カテプシン、およびレンニンからなる群より選択される請求項102の方法。
【請求項119】
前記ペクチン分解酵素は、ペクチンエステラーゼ、ペクチン酸リアーゼ、およびポリガラクトロナーゼからなる群より選択される請求項102の方法。
【請求項120】
少なくとも部分的に脱エステル化されたカロチノイドの前記供給源を、アルカリ性条件下で酢酸エチルで抽出することをさらに含む請求項95の方法。
【請求項121】
前記アルカリ性条件は約8.0〜約10のpHによって特徴付けられる請求項120の方法。
【請求項122】
前記アルカリ性条件がpH9.5である請求項120の方法。
【請求項123】
遊離のカロチノイドの増大した画分を有し、かつ請求項95の方法によって生成されるカロチノイドの供給源。
【請求項124】
請求項95のカロチノイドの供給源を含む食品添加物。
【請求項125】
請求項95のカロチノイドの供給源を含む飼料添加物。
【請求項126】
カロチノイドの供給源におけるビタミンEの画分を減少させる方法であって、ここでこのカロチノイドの少なくともいくつかが脂肪酸エステル化カロチノイドである方法であって、
前記方法が、脂肪酸エステル化カロチノイドを脱エステル化するのに有効な条件下でカロチノイドの供給源を有効量のエステラーゼと接触させて少なくとも部分的に脱エステル化されたカロチノイドの供給源を生成させること、および少なくとも部分的に脱エステル化されたカロチノイドの前記供給源からビタミンEの画分をクロマトグラフィーにより抽出することを含み、これによってカロチノイドの供給源におけるビタミンEの画分を減少させる方法。
【請求項127】
前記クロマトグラフィーにより画分を抽出することは、少なくとも部分的に脱エステル化されたカロチノイドの前記供給源をケイ酸マグネシウム樹脂と接触させ、ヘキサンで洗浄し、そして酢酸エチルと接触させることによって少なくとも部分的に脱エステル化されたカロチノイドの前記供給源を溶出することを含む請求項126の方法。
【請求項128】
前記ケイ酸マグネシウム樹脂はフロリシルである請求項127の方法。
【請求項129】
カロチノイドの前記供給源は、カロチノイドの前記供給源におけるカロチノイドの大部分が前記脂肪酸エステル化カロチノイドであることによって特徴付けられる請求項126の方法。
【請求項130】
脂肪酸エステル化カロチノイドを脱エステル化するのに有効な前記条件は、以下のものからなる群から選択される少なくとも1つの添加剤の添加によって特徴付けられる請求項126の方法:
セルロース分解酵素;
タンパク質分解酵素;
ペクチン分解酵素;
乳化剤;および
少なくとも1つの金属イオン。
【請求項131】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシである請求項126の方法。
【請求項132】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシ粉末である請求項126の方法。
【請求項133】
カロチノイドの前記供給源は、パプリカである請求項126の方法。
【請求項134】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシオイル抽出物である請求項126の方法。
【請求項135】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシオレオレジンである請求項126の方法。
【請求項136】
カロチノイドの前記供給源は、リンゴ、アンズ、アボガド、ブラッドオレンジ、シマホオズキ、カランボラ、チリ、クレメンタイン、キンカン、ビワ、マンゴー、ミネオーラ、ネクタリン、オレンジ、パパイア、桃、カキ、プラム、ジャガイモ、カボチャ、タンジェリンおよびズッキーニからなる群より選択される請求項126の方法。
【請求項137】
前記エステラーゼは、リパーゼ、カルボキシルエステルエステラーゼ、およびクロロフィラーゼからなる群より選択される請求項126の方法。
【請求項138】
前記エステラーゼは、リパーゼである請求項126の方法。
【請求項139】
前記リパーゼは、細菌のリパーゼ、酵母のリパーゼ、カビのリパーゼ、および動物のリパーゼからなる群より選択される請求項138の方法。
【請求項140】
前記エステラーゼは、固定されたリパーゼである請求項126の方法。
【請求項141】
前記固定されたリパーゼは、再生された固定されたリパーゼである請求項140の方法。
【請求項142】
前記少なくとも1つの金属イオンは、Ca++、およびNaからなる群より選択される請求項130の方法。
【請求項143】
前記少なくとも1つの金属イオンの前記添加は、前記金属イオンの少なくとも1つの塩の添加による請求項142の方法。
【請求項144】
前記少なくとも1つの塩は、CaClおよびNaClからなる群より選択される請求項143の方法。
【請求項145】
前記セルロース分解酵素は、C1型β−1,4グルカナーゼ、エキソ−β−1,4グルカナーゼ、エンド−β−1,4グルカナーゼ、およびβグルコシダーゼからなる群より選択される請求項130の方法。
【請求項146】
前記タンパク質分解酵素は、トリプシン、パパイン、キモトリプシン、フィシン、ブロメリン、カテプシン、およびレンニンからなる群より選択される請求項130の方法。
【請求項147】
前記ペクチン分解酵素は、ペクチンエステラーゼ、ペクチン酸リアーゼ、およびポリガラクトロナーゼからなる群より選択される請求項130の方法。
【請求項148】
前記乳化剤は、非エステル乳化剤である請求項130の方法。
【請求項149】
前記乳化剤は、レシチンである請求項130の方法。
【請求項150】
前記乳化剤は、デオキシコール酸塩である請求項130の方法。
【請求項151】
前記乳化剤は、非イオン性界面活性剤である請求項130の方法。
【請求項152】
前記乳化剤は、胆汁、アラビアゴム、または遊離脂肪酸の塩に由来する請求項130の方法。
【請求項153】
前記乳化剤は、再生された乳化剤である請求項130の方法。
【請求項154】
カロチノイドの供給源から遊離のカロチノイドを抽出することをさらに含む請求項126の方法。
【請求項155】
前記カロチノイドの供給源から遊離のカロチノイドを抽出することは、アルカリ条件下で酢酸エチルで抽出することを含む請求項126の方法。
【請求項156】
前記アルカリ性条件は約8.0〜約10のpHによって特徴付けられる請求項155の方法。
【請求項157】
前記アルカリ性条件がpH9.5である請求項155の方法。
【請求項158】
遊離のカロチノイドの増大した画分およびビタミンEの減少した画分を有し、かつ請求項126の方法によって生成されるカロチノイドの供給源。
【請求項159】
請求項126のカロチノイドの供給源を含む食品添加物。
【請求項160】
請求項127のカロチノイドの供給源を含む飼料添加物。
【請求項161】
酵素的に脱エステル化された赤色カロチノイドを含む組成物であって、少なくとも約40重量%のカプサンチン、少なくとも約15重量%のゼアキサンチンおよびカプソルテイン、少なくとも約2重量%のビオラキサンチン、少なくとも約1重量%のカプソルビン、少なくとも約5重量%のベータクリプトキサンチンおよび少なくとも約3重量%のベータカロチンによって特徴付けられ、脂質酸化によって測定されるような抗酸化剤活性によって特徴付けられる組成物。
【請求項162】
少なくとも5mg/gのビタミンEをさらに含む請求項161の組成物。
【請求項163】
30mg/gのビタミンEを含む請求項161の組成物。
【請求項164】
前記赤色カロチノイドは、トウガラシカロチノイドである請求項161の組成物。
【請求項165】
前記赤色カロチノイドは、トウガラシ粉末カロチノイドである請求項161の組成物。
【請求項166】
前記赤色カロチノイドは、パプリカカロチノイドである請求項161の組成物。
【請求項167】
前記赤色カロチノイドは、トウガラシオイル抽出物カロチノイドである請求項161の組成物。
【請求項168】
前記赤色カロチノイドは、トウガラシオレオレジンカロチノイドである請求項161の組成物。
【請求項169】
請求項161の組成物を含む食品添加物。
【請求項170】
請求項161の組成物を含む飼料添加物。
【請求項171】
包装材料および少なくとも1つの抗酸化剤単位用量を含む製品であって、前記抗酸化剤単位用量が組成物を含み、この組成物が各単一単位用量中に少なくとも約40重量%のカプサンチン、少なくとも約15重量%のゼアキサンチンおよびカプソルテイン、少なくとも約2重量%のビオラキサンチン、少なくとも約1重量%のカプソルビン、少なくとも約5重量%のベータクリプトキサンチン、少なくとも約3重量%のベータカロチン、および少なくとも10mg/gのビタミンE、並びに医薬的に許容され得るキャリアを含み、前記包装材料が、前記組成物は対象における抗酸化剤のレベルを増大させるためのものである旨を示すラベルまたは包装挿入物を含む製品。
【請求項172】
約20mg/gのビタミンEを含む請求項171の製品。
【請求項173】
前記組成物は、カルボキシメチルセルロース、微小結晶性セルロース、澱粉および変性澱粉からなる群から選択される医薬的に許容され得る賦型剤をさらに含む請求項171の製品。
【請求項174】
前記抗酸化剤単位用量は経口投与のために設計されている請求項171の製品。
【請求項175】
前記抗酸化剤単位用量は錠剤、カプセル形錠剤およびカプセルからなる群から選択される請求項171の製品。
【請求項176】
前記組成物は液体用量形態である請求項171の製品。
【請求項177】
カロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分を増大するのにおいてエステラーゼの効率を決定する方法であって、ここでこのカロチノイドの少なくともいくつかが脂肪酸エステル化カロチノイドである方法であって、
予め選択された実験条件のもとで、このカロチノイドの供給源とエステラーゼとを接触させる工程;および、
このカロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分の増大においてエステラーゼの効率を決定するためにカロチノイド検出アッセイを用いる工程、
を包含する方法。
【請求項178】
カロチノイドの前記供給源は、カロチノイドの前記供給源におけるカロチノイドの大部分が前記脂肪酸エステル化カロチノイドであることによって特徴付けられる請求項177の方法。
【請求項179】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシである請求項177の方法。
【請求項180】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシ粉末である請求項177の方法。
【請求項181】
カロチノイドの前記供給源は、パプリカである請求項177の方法。
【請求項182】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシオイル抽出物である請求項177の方法。
【請求項183】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシオレオレジンである請求項177の方法。
【請求項184】
カロチノイドの前記供給源は、リンゴ、アンズ、アボガド、ブラッドオレンジ、シマホオズキ、カランボラ、チリ、クレメンタイン、キンカン、ビワ、マンゴー、ミネオーラ、ネクタリン、オレンジ、パパイア、桃、カキ、プラム、ジャガイモ、カボチャ、タンジェリンおよびズッキーニからなる群より選択される請求項177の方法。
【請求項185】
前記エステラーゼは、リパーゼ、カルボキシルエステルエステラーゼ、およびクロロフィラーゼからなる群より選択される請求項177の方法。
【請求項186】
前記エステラーゼは、リパーゼである請求項177の方法。
【請求項187】
前記リパーゼは、細菌のリパーゼ、酵母のリパーゼ、カビのリパーゼ、および動物のリパーゼからなる群より選択される請求項177の方法。
【請求項188】
前記エステラーゼは、固定されたエステラーゼである請求項177の方法。
【請求項189】
前記予め選択された実験条件は、以下のうちの少なくとも1つを含む請求項177の方法:
セルロース分解酵素の添加;
タンパク質分解酵素の添加;
ペクチン分解酵素の添加;および
乳化剤の添加。
【請求項190】
前記セルロース分解酵素は、C1型β−1,4グルカナーゼ、エキソ−β−1,4グルカナーゼ、エンド−β−1,4グルカナーゼ、およびβグルコシダーゼからなる群より選択される請求項189の方法。
【請求項191】
前記タンパク質分解酵素は、トリプシン、パパイン、キモトリプシン、フィシン、ブロメリン、カテプシン、およびレンニンからなる群より選択される請求項189の方法。
【請求項192】
前記ペクチン分解酵素は、ペクチンエステラーゼ、ペクチン酸リアーゼ、およびポリガラクトロナーゼからなる群より選択される請求項189の方法。
【請求項193】
前記乳化剤は、非エステル乳化剤である請求項189の方法。
【請求項194】
前記乳化剤は、レシチンである請求項189の方法。
【請求項195】
前記乳化剤は、デオキシコール酸塩である請求項193の方法。
【請求項196】
前記乳化剤は、非イオン性界面活性剤である請求項189の方法。
【請求項197】
前記乳化剤は、胆汁、アラビアゴム、または遊離脂肪酸の塩に由来する請求項193の方法。
【請求項198】
前記乳化剤は、再生された乳化剤である請求項189の方法。
【請求項199】
前記カロチノイド検出アッセイは、クロマトグラフィーアッセイである請求項177の方法。
【請求項200】
前記クロマトグラフィーアッセイは、薄層クロマトグラフィーおよび高速液体クロマトグラフィーからなる群より選択される請求項199の方法。
【請求項201】
カロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分を増大するのにおいて有効なエステラーゼについてスクリーニングする方法であって、ここでこのカロチノイドの少なくともいくつかが脂肪酸エステル化カロチノイドである方法であって、
予め選択された実験条件のもとで、このカロチノイドの供給源を別々に、各々のエステラーゼと接触させる工程;および、
このカロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分の増大において各々のエステラーゼの効率を決定するためにカロチノイド検出アッセイを用い、これによってこのカロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分の増大において有効なエステラーゼについてスクリーニングする工程、
を包含する方法。
【請求項202】
カロチノイドの前記供給源は、カロチノイドの前記供給源におけるカロチノイドの大部分が前記脂肪酸エステル化カロチノイドであることによって特徴付けられる請求項201の方法。
【請求項203】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシである請求項201の方法。
【請求項204】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシ粉末である請求項201の方法。
【請求項205】
カロチノイドの前記供給源は、パプリカである請求項201の方法。
【請求項206】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシオイル抽出物である請求項201の方法。
【請求項207】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシオレオレジンである請求項201の方法。
【請求項208】
カロチノイドの前記供給源は、リンゴ、アンズ、アボガド、ブラッドオレンジ、シマホオズキ、カランボラ、チリ、クレメンタイン、キンカン、ビワ、マンゴー、ミネオーラ、ネクタリン、オレンジ、パパイア、桃、カキ、プラム、ジャガイモ、カボチャ、タンジェリンおよびズッキーニからなる群より選択される請求項201の方法。
【請求項209】
前記エステラーゼは、リパーゼ、カルボキシルエステルエステラーゼ、およびクロロフィラーゼからなる群より選択される請求項201の方法。
【請求項210】
前記エステラーゼは、リパーゼである請求項201の方法。
【請求項211】
前記リパーゼは、細菌のリパーゼ、酵母のリパーゼ、カビのリパーゼ、および動物のリパーゼからなる群より選択される請求項210の方法。
【請求項212】
前記エステラーゼは、固定されたエステラーゼである請求項201の方法。
【請求項213】
前記固定されたエステラーゼは、再生された固定されたエステラーゼである請求項212の方法。
【請求項214】
前記予め選択された実験条件は、以下のうちの少なくとも1つを含む請求項201の方法:
セルロース分解酵素の添加;
タンパク質分解酵素の添加;
ペクチン分解酵素の添加;および
乳化剤の添加。
【請求項215】
前記セルロース分解酵素は、C1型β−1,4グルカナーゼ、エキソ−β−1,4グルカナーゼ、エンド−β−1,4グルカナーゼ、およびβグルコシダーゼからなる群より選択される請求項214の方法。
【請求項216】
前記タンパク質分解酵素は、トリプシン、パパイン、キモトリプシン、フィシン、ブロメリン、カテプシン、およびレンニンからなる群より選択される請求項214の方法。
【請求項217】
前記ペクチン分解酵素は、ペクチンエステラーゼ、ペクチン酸リアーゼ、およびポリガラクトロナーゼからなる群より選択される請求項214の方法。
【請求項218】
前記乳化剤は、非エステル乳化剤である請求項214の方法。
【請求項219】
前記乳化剤は、レシチンである請求項218の方法。
【請求項220】
前記乳化剤は、デオキシコール酸塩である請求項218の方法。
【請求項221】
前記乳化剤は、非イオン性界面活性剤である請求項218の方法。
【請求項222】
前記乳化剤は、胆汁、アラビアゴム、または遊離脂肪酸の塩に由来する請求項218の方法。
【請求項223】
前記乳化剤は、再生された乳化剤である請求項218の方法。
【請求項224】
前記カロチノイド検出アッセイは、クロマトグラフィーアッセイである請求項201の方法。
【請求項225】
前記クロマトグラフィーアッセイは、薄層クロマトグラフィーおよび高速液体クロマトグラフィーからなる群より選択される請求項224の方法。
【請求項226】
カロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分を増大するための反応条件を最適化する方法であって、ここでこのカロチノイドの少なくともいくつかが、エステラーゼを介した、脂肪酸エステル化カロチノイドである方法であって、
予め選択された異なる実験条件のもとで、このカロチノイドの供給源とエステラーゼと接触させる工程;および、
各々の前記予め選択された異なる実験条件のもとで、このカロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分の増大におけるエステラーゼの効率を決定するためにカロチノイド検出アッセイを用い、これによって、このカロチノイドの供給源における遊離のカロチノイドの画分の増大のための反応条件を最適化する工程であって、ここでこのカロチノイドの少なくともいくつかが、エステラーゼを介した、脂肪酸エステル化カロチノイドである工程、
を包含する方法。
【請求項227】
カロチノイドの前記供給源は、カロチノイドの前記供給源におけるカロチノイドの大部分が前記脂肪酸エステル化カロチノイドである請求項226の方法。
【請求項228】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシである請求項226の方法。
【請求項229】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシ粉末である請求項226の方法。
【請求項230】
カロチノイドの前記供給源は、パプリカである請求項226の方法。
【請求項231】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシオイル抽出物である請求項226の方法。
【請求項232】
カロチノイドの前記供給源は、トウガラシオレオレジンである請求項226の方法。
【請求項233】
カロチノイドの前記供給源は、リンゴ、アンズ、アボガド、ブラッドオレンジ、シマホオズキ、カランボラ、チリ、クレメンタイン、キンカン、ビワ、マンゴー、ミネオーラ、ネクタリン、オレンジ、パパイア、桃、カキ、プラム、ジャガイモ、カボチャ、タンジェリンおよびズッキーニからなる群より選択される請求項226の方法。
【請求項234】
前記エステラーゼは、リパーゼ、カルボキシルエステルエステラーゼ、およびクロロフィラーゼからなる群より選択される請求項226の方法。
【請求項235】
前記エステラーゼは、リパーゼである請求項234の方法。
【請求項236】
前記リパーゼは、細菌のリパーゼ、酵母のリパーゼ、カビのリパーゼ、および動物のリパーゼからなる群より選択される請求項235の方法。
【請求項237】
前記エステラーゼは、固定されたエステラーゼである請求項226の方法。
【請求項238】
前記固定されたエステラーゼは、再生された固定されたエステラーゼである請求項237の方法。
【請求項239】
前記予め選択された異なる実験条件は、以下のうちの少なくとも1つを含む請求項234の方法:
セルロース分解酵素の添加;
タンパク質分解酵素の添加;
ペクチン分解酵素の添加;および
乳化剤の添加。
【請求項240】
前記セルロース分解酵素は、C1型β−1,4グルカナーゼ、エキソ−β−1,4グルカナーゼ、エンド−β−1,4グルカナーゼ、およびβグルコシダーゼからなる群より選択される請求項239の方法。
【請求項241】
前記タンパク質分解酵素は、トリプシン、パパイン、キモトリプシン、フィシン、ブロメリン、カテプシン、およびレンニンからなる群より選択される請求項239の方法。
【請求項242】
前記ペクチン分解酵素は、ペクチンエステラーゼ、ペクチン酸リアーゼ、およびポリガラクトロナーゼからなる群より選択される請求項239の方法。
【請求項243】
前記乳化剤は、非エステル乳化剤である請求項239の方法。
【請求項244】
前記乳化剤は、レシチンである請求項239の方法。
【請求項245】
前記乳化剤は、デオキシコール酸塩である請求項243の方法。
【請求項246】
前記乳化剤は、非イオン性界面活性剤である請求項239の方法。
【請求項247】
前記乳化剤は、胆汁、アラビアゴム、または遊離脂肪酸の塩に由来する請求項243の方法。
【請求項248】
前記乳化剤は、再生された乳化剤である請求項239の方法。
【請求項249】
前記カロチノイド検出アッセイは、クロマトグラフィーアッセイである請求項226の方法。
【請求項250】
前記クロマトグラフィーアッセイは、薄層クロマトグラフィーおよび高速液体クロマトグラフィーからなる群より選択される請求項249の方法。
【請求項251】
トウガラシオレオレジンを抽出する方法であって:
水中のトウガラシの実をジュースにホモジナイズする工程;
ペレットを得るためにこのジュースを遠心分離する工程;
このペレットをエタノールおよび酢酸エチルと混合する工程;
このペレットをエタノールおよび酢酸エチルとホモジナイズする工程;
乾燥材料を除去する工程;ならびに
トウガラシオレオレジンを得るために溶媒をエバポレートする工程
を包含する方法。
【請求項252】
前記トウガラシの実と前記水との間の重量比は、水20〜60部に対して実が80〜120部である請求項251の方法。
【請求項253】
前記トウガラシの実は凍結される請求項251の方法。
【請求項254】
前記トウガラシの実は新鮮である請求項251の方法。
【請求項255】
前記ジュースは、20,000〜30,000gで10〜30分間、遠心分離される請求項251の方法。
【請求項256】
前記ペレットは、前記エタノールの1〜3部、および前記酢酸エチルの5〜15部と混合される請求項251の方法。
【請求項257】
前記乾燥材料を除去する工程は、遠心分離による請求項251の方法。
【請求項258】
前記溶媒をエバポレートする工程は、40〜50℃である請求項251の方法。
【請求項259】
前記溶媒をエバポレートする工程は、40〜50℃であり、かつ減圧下である請求項251の方法。
【請求項260】
前記溶媒をエバポレートする工程は、減圧下である請求項251の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5a−b】
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【図5c】
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【図6】
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【図7a−b】
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【図7c】
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【図8】
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【図9a−b】
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【図9c−d】
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【図10】
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【図11a】
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【図11b】
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【図12】
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【図13a−b】
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【図13c−d】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2007−505620(P2007−505620A)
【公表日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−526806(P2006−526806)
【出願日】平成16年9月13日(2004.9.13)
【国際出願番号】PCT/IL2004/000839
【国際公開番号】WO2005/026739
【国際公開日】平成17年3月24日(2005.3.24)
【出願人】(506000287)ザ ステート オブ イスラエル−ミニストリー オブ アグリカルチャー アンド ルーラル ディヴェロプメント, アグリカルチュラル リサーチ オーガニゼーション (4)
【Fターム(参考)】