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カロリー制限の模倣に有効な食餌療法
説明

カロリー制限の模倣に有効な食餌療法

本発明は、動物におけるカロリー制限の模倣に有効な食餌療法を提供する。この療法は、動物が幼若動物の時に、カロリー制限の模倣に適切な1つ以上の栄養補助食品を含む第1の食餌、動物が成体動物の時に、1つ以上のカロリー制限の模倣に適切な栄養補助食品を含む第2の食餌及び動物が高齢動物の時に、カロリー制限の模倣に適切な1つ以上の栄養補助食品を含む第3の食餌を使用する。ここで、第1の食餌、第2の食餌及び第3の食餌の栄養補助食品が全て同じ栄養補助食品であってはならない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本出願は、2010年1月6日に出願の米国特許仮出願第61/335448号に対して優先権を主張し、その開示は、この参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
[0002]本発明は、一般に動物のための食餌療法に関し、特に動物におけるカロリー制限の模倣に有効な食餌療法に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]カロリー制限及びカロリー制限の模倣方法は、動物に有益であることが知られている。カロリー制限又はカロリー制限の模倣は、加齢性疾患の発症を遅らせること、及び動物の寿命を延ばすことが知られている。米国特許出願公開第20080279786号は、オキサロアセテート(oxaloacetate)、オキサロ酢酸(oxaloacetic acid)、オキサロ酢酸塩(oxaloacetate salt)、α−ケトグルタル酸及びアスパラギン酸を動物に投与することによって、寿命を延ばし、加齢性疾患の発症を遅らせるための方法を開示している。米国特許第20080306157号は、長鎖遊離脂肪酸又は長鎖遊離脂肪酸の内在性放出をもたらす組成物を動物に投与することによりカロリー制限効果を模倣するための治療介入を開示している。米国特許第20060116330号は、2−デオキシ−D−グルコース又はマンノヘプツロースなどのグルコース代謝拮抗薬を投与することによりカロリー制限の代謝的効果を模倣する方法を開示している。米国特許出願公開20040047896号は、遺伝子発現に対するカロリー制限の効果を模倣することによって加齢性生理的障害の改善のため及び寿命を延ばすための組成物を開示している。こうした方法は効果的となり得るが、カロリー制限を模倣し、それによって、動物における加齢性疾患の発症を遅らせ、動物の寿命を延ばすための新規な方法の必要性が存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
[0004]したがって、本発明の一目的は、動物においてカロリー制限を模倣するために有効な食餌療法を提供することである。
【0005】
[0005]本発明の別の目的は、動物においてカロリー制限を模倣するための方法を提供することである。
【0006】
[0006]本発明の別の目的は、動物において加齢性疾患の発症を遅らせるための方法を提供することである。
【0007】
[0007]本発明の別の目的は、動物の寿命を延ばすための方法を提供することである。
【0008】
[0008]本発明のさらなる目的は、動物の健康及びウエルネスを促進するための方法を提供することである。
【0009】
[0009]本発明の別の目的は、動物の生活の質を改善するための方法を提供することである。
【0010】
[0010]本発明の別の目的は、動物の全盛期を延ばすための方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
[0011]こうした他の目的の1つ以上は、動物が幼若動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品(dietary supplements)をカロリー制限模倣量で含む第1の食餌を、動物が成体動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第2の食餌を、動物が高齢動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第3の食餌を動物に投与することを含む食餌療法を使用して達成され、ここで、第1の食餌、第2の食餌及び第3の食餌の栄養補助食品を全て同じ栄養補助食品にすることはできない。
【0012】
[0012]本発明の他の及びさらなる目的、特徴及び利点は、当業者に容易に明らかになるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0013】
定義
[0013]用語「動物」は、カロリー制限の模倣のための食餌療法から利益を得ることができる任意の動物、例えばヒト、鳥類、ウシ属、イヌ科、ウマ科、ネコ科、ヤギ(hicrine)、オオカミ、ネズミ科、ヒツジ及びブタなどの動物を意味する。
【0014】
[0014]用語「伴侶動物」は、ネコ、イヌ、ウサギ、モルモット、フェレット、ハムスター、マウス、アレチネズミ、ウマ、ウシ、ヤギ、ヒツジ、ロバ、ブタなどの任意の家畜を意味する。
【0015】
[0015]用語「幼若」は、乳児期と成体期の間の任意の年齢の動物を意味する。例えば、「幼若」は、イヌに関しては約1歳まで、ネコに関しては1歳まで、ウマに関しては3歳まで、ヒトに関しては18歳までの年齢を一般的に意味する。
【0016】
[0016]用語「成体」は、幼時成長の終了後から及び加齢性疾患のリスクの増大が生じるまでの青年期の発育段階の年齢の動物を意味する。例えば、「成体」は、イヌに関しては約1歳〜約7歳まで、ネコに関しては1歳〜8歳まで、ウマに関しては約3歳〜21歳まで及びヒトに関しては約18歳〜65歳までの年齢を一般的に意味する。
【0017】
[0017]用語「高齢」は、加齢性疾患に対するリスクが増大しているが、明らかな加齢の肉体的又は行動的特徴を有することも有しないこともある年齢の動物を意味する。例えば、「高齢」は、イヌに関しては約7歳以上、ネコに関しては8歳以上、ウマに関しては21歳以上及びヒトに関しては65歳以上を意味する。
【0018】
[0018]用語「基本の食餌」は、動物の生命を支え維持するために必要な栄養素含む食餌を意味する。
【0019】
[0019]用語「栄養補助食品」は、基本の食餌への追加として動物に投与されることが意図される化合物又は組成物を意味する。
【0020】
[0020]用語「完全で栄養バランスのとれた」は、対象とする受容者又は使用者に対する全ての既知の必要栄養素を、例えば動物栄養学分野の公認された大家の推薦に基づいて、適切な量及び割合で含む食餌組成物又は食品を意味する。したがって、そのような食品は、補助栄養源の追加なしで、生命維持又は生産促進のための栄養摂取の唯一の供給源としての役割を果たすことができる。完全で栄養バランスのとれたペット用食餌組成物は、当技術分野で広く知られており、広く使用されている。
【0021】
[0021]用語「CR剤」は、本発明の栄養補助食品を除き、カロリー制限の模倣に有効な任意の化合物、組成物又は薬剤を意味する。
【0022】
[0022]用語「単一パッケージ」は、キットの構成要素が、1つ以上の容器中で又は1つ以上の容器と物理的に関係しており、製造、流通、販売又は使用のための単位とみなされることを意味する。容器には、袋、箱若しくはカートン、瓶、任意の型若しくはデザイン若しくは材料のパッケージ、オーバーラップ、シュリンクラップ、取り付けられた構成要素(例えばホチキスで留められた、接着されたなど)又は前述のうちのいずれかの組合せが含まれるが、これらに限定されない。例えば、単一パッケージキットは、容器が、製造、流通、販売又は使用のための単位とみなされるように、物理的に関係する個々の組成物及び/又は食品組成物の容器を設けることができる。
【0023】
[0023]用語「仮想パッケージ」は、例えば、1つの構成要素を含む袋又は他の容器において、他の構成要素を得る方法を使用者に説明する1つ以上の物理的又は仮想のキット構成要素に関する指示、及び例えばキットの使用方法又はキットの1つ以上の構成要素についての安全性若しくは技術情報に関する説明を得るためにウェブサイトを訪れること、録音メッセージ若しくはファックス返信サービスと接触すること、視覚メッセージを見ること又は介護者若しくは指導者と連絡をとることを使用者に説明する指示によって、キットの構成要素が関連付けられていることを意味する。仮想キットの一部として提供可能な情報例には、使用に関する説明、物質安全データシートなどの安全性情報、中毒事故管理情報、潜在的な有害反応に関する情報、臨床試験結果、食品組成物又はカロリー組成物などの栄養情報、動物が罹かる疾患及びカロリー制限とのそれらの関係、並びにCR剤に関する使用、利益及び潜在的な副作用又は禁忌が含まれる。
【0024】
[0024]用語「動物の健康及びウエルネス」は、単に疾患又は虚弱でないだけでなく、動物の完全な肉体、精神及び社会福祉を意味する。
【0025】
[0025]用語「生活の質」は、通常の生活活動を楽しむことができることを意味する。
【0026】
[0026]用語「全盛期を延ばすこと」は、単に動物が生きる年数を延ばすことではなく、例えば、動物が動物の一生のうちの全盛期に比較的長期間健康でいることができるなど、健康的な生活を送る年数を延ばすことを意味する。
【0027】
[0027]本明細書で示す全ての百分率は、特に記載のない限り、乾燥基準で組成物の重量基準である。当業者は、用語「乾燥基準」は、組成物中の成分の濃度又は百分率が組成物中の全ての自由水分を除去した後に測定又は決定されることを意味することを理解するであろう。
【0028】
[0028]全体を通して使用する場合、本明細書では、長々と並べ範囲内のありとあらゆる値を記載することを避けるために、範囲は簡略して使用される。範囲内の任意の適切な値が選択でき、必要に応じて上位値、下位値又は範囲の末端として選択できる。
【0029】
[0029]本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用する場合、文脈から明らかに反しない限り、単語の単数形は複数形を含み、逆もまた同様である。したがって、「1つ(a)」、「1つ(an)」及び「その(the)」の言及は、概してそれぞれの用語の複数形を含める。例えば、「一匹の動物(an animal)」、「1つの方法(a method)」又は「栄養補助食品(dietary supplement)」への言及は、「複数の動物(animals)」、「複数の方法(methods)」又は「複数の栄養補助食品(dietary supplements)」などの複数形を含む。同様に、単語「含む(comprise)」、「含む(comprises)」及び「含む(comprising)」は、排他的ではなく包括的に解釈されるべきである。同じく、用語「含む(include)」、「含む(including)」及び「又は(or)」は、文脈からこうした解釈が明確に禁止されていない限り、全て包括的に解釈されるべきである。本明細書において使用する場合、特に用語の列挙が後ろに続く場合、用語「例(examples)」は、単に例及び例示に過ぎず、排他的又は包括的とみなすべきではない。
【0030】
[0030]方法及び組成物並びに本明細書に開示された他の進歩は、当業者が理解するように、変更可能であるので、本明細書に記載の特定の方法論、プロトコル及び試薬に限定されるものではない。さらに、本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態だけを説明する目的のためであり、開示された又は特許請求されたものの範囲を限定する意図はなく、限定するものではない。
【0031】
[0031]別段定義されない限りは、本明細書で使用する全ての技術用語及び科学用語、当技術分野の用語並びに頭文字語は、本発明の分野(複数可)又はこの用語が使用される分野(複数可)の当業者によって通常理解される意味を有する。本明細書に記載のものと類似若しくは同等の任意の組成物、方法、製品又は手段若しくは材料と他の手段若しくは材料を本発明の実施において使用することができるが、好ましい組成物、方法、製品又は他の手段若しくは材料を本明細書に記載する。
【0032】
[0032]全ての特許、特許出願、刊行物、技術及び/又は学術論文及び本明細書に引用又は言及された他の引用文献は、法律が許す範囲で、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれる。それらの引用文献の考察は、引用文献中でなされた主張を単に要約することを意図するものである。いかなるそのような特許、特許出願、刊行物若しくは引用文献又はそれらの任意の部分が、関連する資料又は先行技術であることを認めるものではない。関連する資料又は先行技術としてのそのような特許、特許出願、刊行物及び他の引用文献のいかなる主張の正確性及び適切性に異議を申し立てる権利を明確に保有する。明細書内に完全に引用されない刊行物に関する完全な引用は、明細書の最後に記載する。
本発明
【0033】
[0033]一態様では、本発明は、動物におけるカロリー制限の模倣に有効な食餌療法を提供する。この療法は、動物が幼若動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第1の食餌を、動物が成体動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第2の食餌を、動物が高齢動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第3の食餌を動物に投与することを含み、ここで、第1の食餌、第2の食餌及び第3の食餌の栄養補助食品を全て同じ栄養補助食品にすることはできない。この食餌は、一生内の対応する段階の間動物に投与される。すなわち、第1の食餌は幼若動物に投与され、第2の食餌は成体動物に投与され、第3の食餌は高齢動物に投与される。
【0034】
[0034]様々な実施形態では、栄養補助食品が全ての食餌に対して同一でない限り、各食餌の栄養補助食品は、同一で又は異なって良い。一実施形態では、各食餌の栄養補助食品は異なる栄養補助食品である。別の実施形態では、2つの食餌の栄養補助食品は異なる栄養補助食品である。さらなる実施形態では、(1)少なくとも1つの食餌が他の食餌に存在する栄養補助食品を欠いていること又は(2)少なくとも1つの食餌が他の食餌には存在しない、追加の栄養補助食品を有していることを除いて、栄養補助食品は全ての食餌において同一である。
【0035】
[0035]本発明は、単一でない栄養補助食品又は栄養補助食品の組合せが、動物の一生の全ての段階(つまり一生のうちの幼若、成体及び高齢段階)を通してカロリー制限の模倣に有効であること、及び動物の一生のうちの異なる段階の間で効果的にカロリー制限を模倣するためには、異なる栄養補助食品又は栄養補助食品の組合せが必要であることという発見に基づくものである。したがって、一生のうちの幼若、成体及び高齢段階の動物には、一生のこれら全ての段階を通して、カロリー制限を模倣すると見込まれる、特定の栄養補助食品(supplement)又は栄養補助食品の組合せを投与することはできない。効果的にカロリー制限を模倣するためには、一生のうちのこれら各段階において、特定の栄養補助食品又は栄養補助食品の組合せを動物に投与しなければならない。
【0036】
[0036]本発明で使用する栄養補助食品は、カロリー制限を模倣することが当業者に知られている任意の栄養補助食品であり、本明細書に記載の一生の特定の段階に有効であることが示されているものである。この栄養補助食品は、例えば、特定の栄養補助食品用に適した自然の又は合成の任意の適切な供給源から得ること又は誘導することができる。この栄養補助食品は、(1)カロリー制限の模倣に有効で(2)例えば非毒性といった動物に有害でない任意の量で動物に投与される。特定の動物に投与される栄養補助食品の選択及び特定の動物に投与される量は、当業者によって決定することができる。好ましい実施形態では、栄養補助食品は、栄養補助食品及び特定の動物に対する一日所要量(RDA)に従った量で動物に投与される。
【0037】
[0037]栄養補助食品は、例えば固体、液体、ゲル、錠剤、カプセル、粉末などの任意の形状をなすことができる。好ましくは、栄養補助食品は便宜な剤形で提供される。最も好ましくは、栄養補助食品は動物の基本の食餌に組み込まれる。いくつかの実施形態では、栄養補助食品は、動物に投与する1つ以上の食品組成物(例えば動物の食品又はスナック、トリーツ、栄養補助バー、飲料などの食製品の中の食品組成物)中で、例えば食品組成物上で又は食品組成物とともに投与するための大量の粉末、液体、ゲル又は油などの大量の消費者パッケージで提供される。
【0038】
[0038]特定の実施形態では、食餌療法は、動物が幼若動物の時に、カロリー制限を模倣する量のイチョウ(Ginkgo biloba)及びL−カルニチンのうちの少なくとも1つを含む第1の食餌を、動物が成体動物の時に、カロリー制限を模倣する量のビタミンC、ビタミンE、ブドウ種子プロアントシアニジンエキス及びシステインのうちの少なくとも2つを含む第2の食餌を、動物が高齢動物の時に、L−カルニチンを含む第3の食餌を動物に投与することを含む。そのような実施形態の1つでは、第1の食餌の栄養補助食品はイチョウである。別の実施形態では、第1の食餌の栄養補助食品はL−カルニチンである。さらなる実施形態では、第1の食餌の栄養補助食品はイチョウとL−カルニチンの組合せである。様々な実施形態では、第2の食餌の栄養補助食品は、ビタミンC、ビタミンE、ブドウ種子プロアントシアニジンエキスとシステインの様々な組合せのうちのいずれか2つ又は3つである。そのような実施形態の1つでは、栄養補助食品はブドウ種子プロアントシアニジンエキスとシステインである。別の実施形態では、栄養補助食品はビタミンC、ビタミンE及びブドウ種子プロアントシアニジンエキスである。好ましくは、そのような実施形態の栄養補助食品は、ビタミンC、ビタミンE、ブドウ種子プロアントシアニジンエキス及びシステインである。
【0039】
[0039]本発明で使用する栄養補助食品であるイチョウ、L−カルニチン、ビタミンC、ビタミンE、種子プロアントシアニジンエキス及びシステインは、例えば特定の栄養補助食品用に適した自然の又は合成の任意の適切な供給源から得る又は誘導することができる。栄養補助食品は、(1)カロリー制限の模倣に有効で(2)例えば非毒性といった動物に有害でない量で動物に投与される。好ましい実施形態では、栄養補助食品は、栄養補助食品及び特定の動物に対する一日所要量(RDA)に従った量で動物に投与される。特定の栄養補助食品及び特定の動物に適した量は、当業者によって決定することができる。好ましい実施形態では、イチョウは、約0.1〜約10mg/kg/day、好ましくは約0.5〜約5mg/kg/day、最も好ましくは約1〜約3mg/kg/dayの量で動物に投与される。あるいは、イチョウは、約50〜約500mg/day、好ましくは約100〜約300mg/day、最も好ましくは約120〜約240mg/dayの量で動物に投与される。L−カルニチンは、約0.05〜約20mg/kg/day、好ましくは約0.1〜約10mg/kg/day、最も好ましくは約0.5〜約5mg/kg/dayの量で動物に投与される。あるいは、約10〜約1000mg/day、好ましくは約20〜約800mg/day、最も好ましくは約50〜約500mg/dayである。ビタミンCは、約0.5〜約40mg/kg/day、好ましくは約1〜約30mg/kg/day、最も好ましくは約2〜約20mg/kg/dayの量で動物に投与される。あるいは、約30〜約3000mg/day、好ましくは約50〜約2000mg/day、最も好ましくは約100〜約1500mg/dayである。ビタミンEは、約0.1〜約20一日当たりの国際単位(IU)/kg/day、好ましくは約0.5〜約10IU/kg/day、最も好ましくは約1〜約5IU/kg/dayの量で動物に投与される。あるいは、約10〜約2000IU/day、好ましくは約20〜約1500IU/day、最も好ましくは約50〜約800IU/dayである。種子プロアントシアニジンエキスは、約10〜約1000mg/kg/day、好ましくは約20〜約600mg/kg/day、最も好ましくは約50〜約300mg/kg/dayの量で動物に投与される。システインは、約6〜約600mg/kg/day、好ましくは約20〜約500mg/kg/day、最も好ましくは約50〜約400mg/kg/dayの量で動物に投与される。
【0040】
[0040]特定の実施形態では、食餌療法は、例えば一生のうちの幼若、成体又は高齢段階などの一生の特定の段階に必要とされる栄養補助食品を含む完全で栄養バランスのとれた食餌組成物を動物に投与することを含む。好ましい実施形態では、動物は伴侶動物、好ましくはイヌ又はネコなどのペットである。
【0041】
[0041]好ましくは、食餌療法は、動物の一生を通して、つまり動物が幼若、成体及び高齢動物の間ずっと動物に栄養補助食品を投与することを包含する。しかし、本発明は、1つ以上の一生の段階の一部、一生の段階の1つ以上の全て又はそれらの任意の組合せの間に栄養補助食品を動物に投与する療法を特に含む。例えば、食餌療法は、成体期の最中に開始することができ、一生のうちの高齢段階全体を通して継続することができる。同様に、食餌療法は、高齢段階初期又は高齢段階初期後の任意の時期に開始することができる。さらに、好ましくはないが、食餌療法は、特定の段階の極一部だけ実施することができる。好ましい実施形態では、食餌療法は、一生のうちの幼若、成体及び高齢段階中に実施する。状況に応じて、食餌療法は、一生の間のいつでも実行でき、一生を通して続けることができる。
【0042】
[0042]食餌療法で使用する食餌は、特定の動物及び所望の投与の必要に応じて開発される。様々な実施形態では、食餌は、ヒトの食餌、ペットの食餌、栄養補助食品(nutraceutical diet)又は医薬食品として開発される。
【0043】
[0043]様々な実施形態では、この療法で使用する食餌は、他の食餌の少なくとも1つに対して少なくとも1つの特有な特徴を有する。そのような特徴には、視覚の特徴、臭覚の特徴、構造の特徴、大きさの特徴、形状の特徴などがあり得る。一実施形態では、第1、第2及び第3の食餌は、例えば色や形などの異なる視覚的特徴を有する。別の実施形態では、第1の食餌は、第2及び第3の食餌と異なる視覚的特徴を有し、第2の食餌は、第1及び第3の食餌と異なる形状の特徴を有し、第3の食餌は、第1及び第2の食餌と異なる色的特徴を有する。一実施形態では、3つの食餌は異なる色的特徴を有する。別の実施形態では、3つの食餌は異なる形状の特徴を有する。さらなる実施形態では、3つの食餌は異なる大きさの特徴を有する。例えば、大きさ、形及び色の様々な組合せといった多くのそのような組合せが当業者によって作り出され得る。そのような実施形態は、本発明の療法の食餌とその機能を識別するのに有効である。例えば、幼若動物が成体となった時と比較して幼若動物の大きさは小さいため、幼若動物はより小さな大きさの食餌組成物を必要とすることがあるなど、そのような実施形態はまた、この療法を用いる動物に食餌が適合することを確実にするためにも有効である。同様に、高齢動物は、高齢動物が成体であった時と比較してより柔らかい性質の食餌を必要とすることがある。
【0044】
[0044]一実施形態では、食餌療法の一部として、食餌療法がカロリー制限の模倣に有効な量で1つ以上のCR剤を動物に投与することをさらに含む。CR剤は、当業者に公知の任意のCR剤であり得る。様々な実施形態では、CR剤は、レスベラトロール、メトホルミン、内在性カンナビノイド1受容体遮断薬、リポ酸、2−デオキシ−D−グルコース、マンノヘプツロース、レプチン、ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体(PPAR)γ修飾因子及びそれらの組合せからなる群から選択される。CR剤はまた、米国特許出願公開20080306157号及び米国特許出願公開20060116330号に開示された化合物及び組成物など、動物におけるCRに影響を及ぼすことが知られている化合物及び組成物を含む。
【0045】
[0045]CR剤は、第1の食餌だけ、第2の食餌だけ、第3の食餌だけ、第1と第2の食餌、第2と第3の食餌又は第1、第2及び第3の食餌の任意の組合せとともに動物に投与される。好ましい実施形態では、CR剤は、3つ全ての食餌とともに動物に投与される。
【0046】
[0046]当業者は、製造業者によって定められた推奨されるその薬剤の用量及び/又は動物の重量、種類、年齢、健康状態などに基づいて、動物に投与するCR剤の量を決定することができる。CR剤は、例えば経口的といった任意の適切な方法及び例えば固体、液体、ゲル、錠剤、カプセル、粉末などの任意の適切な形状で投与することができる。好ましい実施形態では、CR剤は、例えば本発明の栄養補助食品と一緒に基本の食餌の中というように、動物の食餌組成物中又は食餌組成物上の成分として投与される。CR剤は、食餌が動物に投与される全期間を通じて投与することができ、又はCR剤は食餌が動物に投与される期間の一部だけに投与することができる。
【0047】
[0047]好ましい実施形態では、本発明の食餌は、本発明による栄養補助食品及び動物の一生を維持するのに適切で食用に適する成分及び栄養素を含む、基本の食餌を含む。好ましくは、食餌は、一生を維持するため及び良好な健康状態を助長するために必要なエネルギー及び栄養素を提供する、健康に良い食餌である。様々な実施形態では、食餌は、タンパク質、脂肪、炭水化物、繊維、ミネラル、ビタミン及び他の成分並びに動物による消費に適切な栄養素を含む。そのような食餌は当業者に公知である。好ましくは、食餌は、例えばイヌやネコなどのペットに適切な食餌といった、完全でバランスのとれた食餌である。そのような食餌は、本明細書に記載のようなCR剤を含むことができる。食餌は、成体動物用又は高齢若しくは幼若動物用のように、対象とする受容者又は使用者のために特別に調製することができる。例えば、子犬若しくは子猫用に適合させた、又は活動的な、妊娠している、乳を生じている若しくは加齢している動物用に適合させた食品組成物を調製することができる。一般に、特別な組成物は、発達段階又は年齢の異なる動物にとって適切なエネルギー及び栄養上必要なものを含むであろう。
【0048】
[0048]カロリー制限の模倣に有効な食餌療法は、動物にとって多くの有益な効果がある。例えば、カロリー制限の模倣は、寿命、加齢性疾患の発症、健康及びウエルネス、生活の質及び動物の全盛期に影響を及ぼす。したがって、一態様では、本発明は、(1)動物においてカロリー制限を模倣すること、(2)動物において加齢性疾患の発症を遅らせること、(3)動物の寿命を延ばすこと、(4)動物の健康及びウエルネスを促進すること、(5)動物の生活の質を改善すること及び(6)動物の全盛期を延ばすことの1つ以上を行うための方法を提供する。この方法は、動物が幼若動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第1の食餌を、動物が成体動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第2の食餌を、及び動物が高齢動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第3の食餌を動物に投与することによって、動物においてカロリー制限を模倣することを含み、ここで、第1の食餌、第2の食餌及び第3の食餌の栄養補助食品を全て同じ栄養補助食品とすることはできない。様々な実施形態では、第1、第2及び第3の食餌は、栄養補助食品であるイチョウ、L−カルニチン、ビタミンC、ビタミンE、ブドウ種子プロアントシアニジンエキス及びシステインを本明細書に記載のような組合せ及び量で含む。
【0049】
[0049]さらなる態様において、本発明は、動物に対してカロリー制限を模倣する食餌療法を実行及び維持するのに適したキットを提供する。このキットは、(A)動物が幼若動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第1の食餌、(B)動物が成体動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第2の食餌、及び(C)動物が高齢動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第3の食餌のうちの少なくとも1つ、並びに、(a)食餌を動物に投与する方法の説明、特に食餌療法に適合する方法に関する説明、(b)1つ以上のCR剤、(c)CR剤を動物に投与する方法の説明、特に食餌療法を増やす方法に関する説明、及び(d)例えばボウル、スプーン、へらなどの、食餌を動物に投与するのに有効な1つ以上のデバイスのうちの少なくとも1つを、単一パッケージ中の別の容器中又は仮想パッケージ中の別の容器中に、キットの構成要素に応じて適切に含む。
【0050】
[0050]さらなる態様において、本発明は、1つ以上の本発明の食餌を作成するのに適したキットを提供する。このキットは、動物の一生の少なくとも1つの段階の間でカロリー制限を模倣することが知られている1つ以上の栄養補助食品、並びに、(a)1つ以上の食用に適する成分、(b)1つ以上の本発明の食餌を調製するために、栄養補助食品と食用に適する成分を混合する方法の説明、(c)1つ以上のCR剤(d)CR剤を動物に投与する方法の説明、特に食餌構成要素として投与する方法の説明、及び(d)例えばボウル、スプーン、へらなど、食餌を動物に投与するのに有効な1つ以上のデバイスのうちの少なくとも1つを含む。
【0051】
[0051]キットが仮想パッケージを含む場合、このキットは1つ以上の物理的なキット構成要素と組合せた仮想環境の使用説明に限定される。
【0052】
[0052]キットの構成要素はそれぞれ、単一パッケージ中の別の容器で又は異なるパッケージ中の様々な構成要素の混合物で提供することができる。好ましい実施形態では、キットは、様々な組合せで食餌、栄養補助食品及び他の構成要素を含む。例えばキットは、1つの容器中に食餌(例えば上記のAの食餌)を、別の容器中に1つ以上のCR剤を含むことができる。又は、キットは、食餌(例えば上記のBの食餌)、動物に食餌を投与することのウェブサイトにおける使用説明及び食餌に付随のフードボウルを含むことができる。同様に、例えば1つの容器にイチョウを、別の容器にL−カルニチンを、そしてもう1つの容器に完全でバランスのとれた食品というように、キットは、1つの容器中に1つ以上の栄養補助食品の混合物を、別個の容器中に1つ以上の栄養補助食品又は他の構成要素を含むことができる。同様にキットは、1つの容器中にビタミンCとブドウ種子プロアントシアニジンエキスの混合物を、別の容器中にビタミンEを、完全でバランスのとれたペットフードを含む袋にともに添えられて含むことができる。他のそのような組合せは、成分特性、成分の物理的及び化学的な性質及び適合性並びに一生における段階及び動物の種類に基づいて、当業者によって産することができる。キットは、本明細書に記載のように、カロリー制限の模倣に十分な量で、栄養補助食品及び他の構成要素を含む。典型的には、動物が消費する直前に、栄養補助食品及び他の適切なキット構成要素を混合する。
【0053】
[0053]別の態様では、本発明は、(1)動物においてカロリー制限を模倣すること、(2)動物において加齢性疾患の発症を遅らせること、(3)動物の寿命を延ばすこと、(4)動物の健康及びウエルネスを促進すること、(5)動物の生活の質を改善すること及び(6)動物の全盛期を延ばすこと、並びに(7)動物の利益のための本発明のキットの使用の1つ以上についての情報又は使用説明を伝達する手段を提供する。この手段は、情報又は使用説明を含む物的又は電子的文書、デジタル蓄積メディア、光記録媒体、オーディオプレゼンテーション、視聴覚機器又は表示装置のうちの1つ以上を含む。好ましくは、この手段は、表示されたウェブサイト、視覚ディスプレイキオスク、パンフレット、製品ラベル、添付文書、広告、配布物、公示、オーディオテープ、ビデオテープ、DVD、CD−ROM、コンピュータで読み込み可能なチップ、コンピュータで読み込み可能なカード、コンピュータで読み込み可能なディスク、USBデバイス、ファイヤーワイヤーデバイス、コンピュータメモリ及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される。
【0054】
[0054]別の態様では、本発明は、本発明の食餌、並びに、(1)動物においてカロリー制限を模倣すること、(2)動物において加齢性疾患の発症を遅らせること、(3)動物の寿命を延ばすこと、(4)動物の健康及びウエルネスを促進すること、(5)動物の生活の質を改善すること、及び(6)動物の全盛期を延ばすことの1つ以上に適切な食餌をパッケージの内容物が含むことを示す、1つの単語若しくは複数の単語、画像、デザイン、頭文字語、スローガン、フレーズ、若しくは他の手段又はそれらの組合せを含み、パッケージに取り付けられたラベルを含む、パッケージを提供する。典型的には、そのようなデバイスは、パッケージ上に印刷された「カロリー制限を模倣する」、「寿命を延ばす」、「健康及びウエルネスを促進する」、「生活の質を改善する」又は同等の表現の単語を含む。食餌を含有するのに適した任意のパッケージ又はパッケージング材料、例えば紙、プラスチック、ホイル、金属などから製造される袋、箱、瓶、缶、ポーチなどが本発明に利用できる。好ましい実施形態では、パッケージは、ラベルに対応するように、ヒト、イヌ科又はネコ科などの特定の動物に適合した食餌、好ましくは伴侶動物の食餌を含む。
【0055】
[0055]別の態様では、本発明は、動物におけるカロリー制限の模倣に有効な食餌組成物を提供する。幼若動物に関しては、食餌組成物は、イチョウ、L−カルニチン又はそれらの組合せからなる群から選択される、カロリー制限を模倣する量の1つ以上の栄養補助食品を含む。成体動物に関しては、食餌組成物は、ビタミンC、ビタミンE、ブドウ種子プロアントシアニジンエキス及びシステインからなる群から選択される、カロリー制限を模倣する量の少なくとも2つ以上の栄養補助食品を含む。栄養補助食品は、2つ又は3つの栄養補助食品のありとあらゆる組合せで混合することができる。好ましい実施形態では、食餌は4つ全ての栄養補助食品、つまりビタミンC、ビタミンE、ブドウ種子プロアントシアニジンエキス及びシステインを含む。高齢動物に関しては、食餌組成物は、カロリー制限を模倣する量のL−カルニチンを含む。
【0056】
[0056]別の態様では、本発明は、マルチパックパッケージを提供する。マルチパックパッケージは、整列して配置される本発明で有効な1つ以上の栄養補助食品及び容器の整列を維持する1つ以上のデバイスを含む複数の容器を含む。いくつかの実施形態では、マルチパックパッケージは、パッケージの取扱い及び輸送を容易にするためにパッケージに取り付けられた1つ以上の手段を有する。様々な実施形態では、このデバイスは、紙、プラスチック、ポリマー及びそれらの組合せから作られた箱である。他の実施形態では、デバイスは、各容器に取り付けられたプラスチックリングが連結されたシステムである。さらに他の実施形態では、デバイスは、例えば整列して積み重ねられプラスチックで包まれた12個の缶のように、同様の材料のプラスチックの包装材料である。好ましい実施形態では、マルチパックパッケージは、例えばラベル、パッケージ上の印刷、ステッカーなど、パッケージ中の容器の内容物を説明する1つ以上の印をさらに含む。他の実施形態では、デバイスは、マルチパックパッケージを開けることなしにパッケージの内容物を見えるようにする、1つ以上の窓をさらに含む。いくつかの実施形態では、この窓はデバイスの透明な部分である。他の実施形態では、この窓は、マルチパックパッケージを開けることなしに容器を見えるようにする、デバイスの欠損部分である。好ましい実施形態では、マルチパックパッケージは、(1)動物においてカロリー制限を模倣すること、(2)動物において加齢性疾患の発症を遅らせること、(3)動物の寿命を延ばすこと、(4)動物の健康及びウエルネスを促進すること、(5)動物の生活の質を改善すること、及び(6)動物の全盛期を延ばすことの1つ以上に適切な食餌において有効な栄養補助食品をパッケージの内容物が含むことを示す1つの単語若しくは複数の単語、画像、デザイン、頭文字語、スローガン、フレーズ、若しくは他の手段又はそれらの組合せを含む、パッケージに取り付けられたラベルを有する。
【実施例】
【0057】
[0057]本発明を、以下の実施例によってさらに例示することができるが、この実施例は例示目的のためだけに含まれ、特に他に指示がない限り本発明の範囲を限定することを意図しないことを理解されたい。
【0058】
実施例1
[0058]実験計画:9週齢のC57BL/6J雄性マウスを入手し、主要コロニー(primary colony)を構成した。マウスを試験に加えるまで、予備コロニー(reserve colony)に属するマウスに対照食餌(A)を与えた。それぞれ3か月齢(幼若)、12か月齢(成体)及び21か月齢(高齢)に、3か月にわたる短期処置用の実験食餌の1つに少数のマウスを切り替えた。長期処置は3か月齢時に開始し、21か月継続した。マウスを個別に収容し、逆転した12時間明暗周期に置き、自由に水を使用させた。カロリー制限されたマウスを除いて、全ての食餌群に自由に給餌した。カロリー制限されたマウスには、暗期開始とともに1日1回餌を与えた。平日に毎日2回及び週末中に1回健康状態をモニターした。重量及び食物消費を各動物について毎週記録した。マウスは、認定された特定病原体除去(SPF)条件で飼育した。各処置の終わりにマウスを屠殺した。屠殺は、暗期の前半に行い、食後の状態で血漿を回収した。
【0059】
[0059]食餌:対照食餌(A)は、表1及び表2に示すダイズ及び乳清タンパク質、炭水化物、脂肪及び他の成分を含んでいた。食餌Aは、相違する様々な異なる栄養補助食品を基本の食餌に加えることでこの実験で使用される他の食餌を産する、基本の食餌としての役割を果たす。食餌Cは、ビタミンC、ビタミンE、ブドウ種子プロアントシアニジンエキス及びシステイン(GSPE)を含む抗酸化剤カクテルを含んでいた。食餌DはL−カルニチン及び抗酸化剤カクテルを含んでいた。食餌FはL−カルニチンが、食餌Eはイチョウエキスが補足された。これらの組成物を表3に示す。カロリー制限(食餌B)に関しては、全てのエネルギー供給源、すなわち脂肪、デンプン及びショ糖を対照群の1日カロリー消費量の67%を与えるように減らし、一方必要なタンパク質、ミネラル及びビタミンは100%与えた。各マウスの群は、それらが消費した食餌(A、B、C、D、E及びF)の名を取って命名した。表4に示すように、長期処置に登録される群は、L(long)で表示した。
【0060】
[0060]サンプルの回収及び調製:マウスを斬首した後、抗凝固薬としてエチレンジアミン四酢酸(EDTA)を用いて血液を回収した。血漿を遠心分離によって直ぐに分離し、プロトン核磁気共鳴(1H NMR)分光法による解析まで−80°Cで保存した。NMR解析用に、20μLの重水素化リン酸塩緩衝液(0.2M Na2HPO4/0.2M NaH2PO4、pH7.4、4.5mMアジ化ナトリウム)に20μLの血漿を加えた。ロック材料として重水素(10%)を使用した。10μlのこの混合物をギルソン社のロボット(Gilson robot)を使用して1mmのNMRチューブに移した。各群の分析サンプルの一覧を表4に示す。
【0061】
[0061]NMRデータ分析:血漿サンプルを、温度300KのTXIプローブ及び自動サンプル交換装置を備えたBrukerのDRX−600NMR分光器(Brucker Biospin、Germany)で測定した。血漿の1H NMRスペクトルを、Carr−Purcell−Meiboom−Gill(CPMG)シークエンス(D−90°−(τ−180°−τ)n−アクイジション)を温度300Kで使用して取得した。スピンエコーループ時間(2τn)を142msに調節し、合計512のスキャンを取得した。典型的な収集パラメータは、32Kのデータポイント、9615Hzのスペクトル幅及び2sの緩和遅延(D)を含んでいた。全てのスペクトルを同じレシーバーゲインで取得した。フーリエ変換前に、1Hzの線幅拡大に対応する指数重み関数を自由誘導減衰に乗じた。XWinNMR3.5ソフトウェア(Bruker Biospin、Rheinstetten、Germany)を使用して、位相及びベースラインのひずみに関してスペクトルを手動補正した。スペクトルは、δ1.33ppmにおける乳酸のメチル共鳴をリファレンスとした。1H NMRスペクトルをMatlab(バージョン6.5.1リリース13、The Mathworks、MA、USA)自主開発ルーチンを使用してδ0.2〜10ppmの範囲にわたって取り込んだ。水の共鳴(δ4.74〜4.88ppm)及びEDTA(δ3.36及び3.69ppm)含む範囲を除去した。
【0062】
[0062]統計的分析:ケモメトリックス分析の前に、スペクトルを指定範囲内の全ての強度の恒常和に対して標準化し、オートスケールした。この試験で使用した多変量パターン認識技術は、ソフトウェアパッケージSIMCA−P+(バージョン11.0、Umetrics AB、Umea、Sweden)及び自主開発MATLABルーチンを使用した主成分分析(PCA)及び潜在構造判別分析に対する正射影(O−PLS−DA)に基づいたものであった。PCAを、血漿プロファイルの代謝産物変動の網羅的解析に対するNMR変数に最初に適用した。カロリー制限(CR)、食餌及び加齢の影響だけに焦点をあわせるために、さらなる詳細な分類研究をO−PLS−DAを使用して行った。O−PLS−DAは、事前に定めたクラス(年齢、処理、ダミーYマトリックスとしてコード化される)に相関しない代謝情報(NMRスペクトルデータ、Xマトリックスとしてコード化される)を除去する方法を提供する。したがって、Cloarec及び共同研究者によって先に公表された方法に従った変数係数を使用して、群分離に相関する影響変数を決定した。判別中の変数の重さに、その相関係数(r)を与えた。標準的な7分割交差検定方法を使用してモデルの有効性を検定した。最大予想Y値に基づいた決定則を使用して、O−PLS−DAモデルの分類の正確性を7分割交差検定における予測集合サンプルから証明した。過剰適合に対するモデルの有効性を検定するために、O−PLS−DAモデルの適合度(R2X及びR2Y)及び予測(Q2Y)値を計算し、表5及び表6に報告した。
【0063】
[0063]マウスの血漿メタボロームにおける年齢、CR及び他の食餌療法介入の全体的な影響を評価するために、血漿の1H NMRメタボリックプロファイリングを使用して、異なる経路に関与する代謝産物の相対濃度を同時測定した。この結果は、代表的なシグナルの化学シフトを伴い、年齢又は食餌によって食後期に有意に変化した代謝産物は、グルコース(δ3.84、4.64、5.24)、乳酸(δ1.33、4.13)、クエン酸(δ2.52、2.64)、ピルビン酸(δ2.38)、3−D−ヒドロキシ酪酸(δ1.20)、N−アセチルグリコプロテイン(δ2.08)、いくつかのアミノ酸(アラニン(δ1.49)、バリン(δ1.05)、イソロイシン(δ1.02)、リジン(δ1.73)、タウリン(δ3.27、2.41)、メチオニン(δ2.14)、スレオニン(δ4.25)、チロシン(δ6.91)、フェニルアラニン(δ7.43)、リジン(δ3.03)、ヒスチジン(δ7.80)、グルタミン(δ2.45)及び血漿脂質(δ0.853、0.870、0.882.1.3、5.35)であることを示す。
【0064】
[0064]異なる食餌を受けた全ての年齢のマウスから生じた血漿の1H NMRスペクトルの全セットに対してPCAを行った。全代謝変動の26%が主要な2つの主成分であると解釈された。PCAスコアは、幼若及び高齢マウスの血漿代謝プロファイルが、食餌療法介入に関係なく一緒にクラスター化されたことを示した。成体マウスは、第1の主成分に沿って拡がることにより、主要な傾向から逸脱する。成体マウスの血漿は、幼若及び高齢動物と比較した場合、低レベルの血漿グルコース、乳酸、ピルビン酸、3−D−ヒドロキシ酪酸及び脂質並びに高レベルのアミノ酸という特徴があった。
【0065】
[0065]交差検定O−PLS−DAを使用した代謝プロファイル比較を用いて、年齢依存的代謝変動、CR及び食餌療法介入による差異に焦点を当て、サンプル群間の識別を極大化した。最初のO−PLS−DAアプローチを行い、異なる食餌療法の介入群中の加齢トラジェクトリーのモデル化を行った。対照群を含む全てのケースにおいて、血漿プロファイルは表5にQ2Yの正値で示すように年齢によって有意に分離し、サンプルは第1の予想構成要素に沿って幼若〜高齢マウスまで分散した。CRマウス及び抗酸化剤カクテル(食餌C)を追加したマウスは、幼若及び高齢マウスの両方から逸脱した成体マウスの血漿における高い代謝変動に特徴づけられる、異なるトラジェクトリーを示した。このようなサンプルは、低グルコース及び上昇したアミノ酸レベルを特徴とする。食餌療法介入の有効性及び各食餌によって誘導される代謝変化に関する開始年齢の影響を、幼若、成体及び高齢動物についてさらに評価した。
【0066】
[0066]加齢性の血漿代謝変化を一生のうちの異なる3段階、すなわち6、15及び24月齢において対照群で評価した。このデータを表7に示す。6〜15月齢の間で、血漿のメタボリックプロファイリングは、いくつかのアミノ酸(イソロイシン、セリン、バリン、アラニン、メチオニン、リジン、スレオニン、チロシン、フェニルアラニン及びヒスチジン)に関して年齢依存的な血漿中レベルの増加を示した。高レベルのトリグリセリド高含有(TG−高含有)の脂質及び不飽和脂肪酸並びに3−D−ヒドロキシ酪酸及びリン脂質レベルの減少が観察されるように、脂質代謝も変えられた。解糖/糖新生経路の代謝産物、すなわちピルビン酸、乳酸及びグルコースも年齢とともに減少した。
【0067】
[0067]一生における次の段階において、24月齢の対照マウスと15月齢の若い対照マウスとを比較した場合、代謝産物パネルは、解糖/糖新生経路の代謝産物(ピルビン酸、クエン酸及び乳酸)の増加を有し、先の段階に近似した鏡像を示した。変化を示さないヒスチジン及びメチオニン並びに血漿中レベルが増加したグルタミンを除いて、アミノ酸レベルは大部分が減少した。不飽和脂肪酸及びTG高含量の脂質は有意に減少し、リン脂質は増加した(表7)。
【0068】
[0068]全ての短期栄養素補充に関しては、3、12及び21月齢に開始の3か月処理の後に血漿の代謝産物を測定し、このようにして、幼若、成体及び高齢動物時に与えた処理の効果を評価した。それぞれの年齢における各処理の効果を評価するために、処理後に得た血漿の代謝産物プロファイルを同年齢の対照マウスの血漿の代謝産物プロファイルと比較した。このデータを表8に示す。
【0069】
[0069]それぞれの年齢が一致する対照と比較した場合、全てのCRマウスは、循環アミノ酸、イソロイシン、バリン及びチロシン並びに乳酸において一貫した有意な増加を示した。グルコースレベルは全てのCRマウスで一貫して減少した。さらに、CRを中年前(幼若及び成体)に開始した場合、3−D−ヒドロキシ酪酸、アラニン及びスレオニンは一貫してわずかに変化しただけであった。脂質代謝の代謝産物は、異なるCR処置においては同様の様式では調節されていなかった。幼若CRマウスの血漿では、対照マウスと比較した場合、リン脂質及び不飽和脂肪酸レベルは増加したが、TG高含量の脂質及び3−D−ヒドロキシ酪酸レベルは減少した。成体CRマウスでは、対照マウスと比較した場合、血漿脂質及び3−D−ヒドロキシ酪酸は低かった。CRを高齢マウスにおいて開始した場合、血漿不飽和脂質だけが増加した。長期CRでは、血漿脂質レベルは減少し、3−D−ヒドロキシ酪酸レベルが増加した(表8)。
表の一覧
【0070】
【表1】

【0071】
【表2】

【0072】
【表3】

【0073】
【表4】

【0074】
【表5】

【0075】
【表6】

【0076】
【表7】

【0077】
【表8−1】

【0078】
【表8−2】

【0079】
【表8−3】

【0080】
[0070]本明細書では、本発明の典型的な好ましい実施形態を開示してきた。特定の用語を用いるが、それらは一般的で記述的な意味だけに用いたのであって、限定を目的としたものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲に記載する。上記の教示の観点から本発明の多くの変形及び変更が可能であることは明らかである。したがって、添付の特許請求の範囲内で、具体的に記載した以外でも本発明を実施することができることを理解すべきである。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
動物においてカロリー制限を模倣することに有効な食餌療法であって、
動物が幼若動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第1の食餌、
動物が成体動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第2の食餌、及び
動物が高齢動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第3の食餌を動物に投与することを含み、ここで、第1の食餌、第2の食餌及び第3の食餌の栄養補助食品を全て同じ栄養補助食品にすることはできない、食餌療法。
【請求項2】
各食餌の栄養補助食品が異なる栄養補助食品である、請求項1に記載の食餌療法。
【請求項3】
2つの食餌の栄養補助食品が異なる栄養補助食品である、請求項1に記載の食餌療法。
【請求項4】
第1の食餌の栄養補助食品がイチョウ及びL−カルニチンのうちの少なくとも1つであり、第2の食餌の栄養補助食品がビタミンC、ビタミンE、ブドウ種子プロアントシアニジンエキス及びシステインのうちの少なくとも2つであり、第3の食餌の栄養補助食品がL−カルニチンである、請求項1に記載の食餌療法。
【請求項5】
第1の食餌の栄養補助食品がイチョウである、請求項4に記載の食餌療法。
【請求項6】
第1の食餌の栄養補助食品がL−カルニチンである、請求項4に記載の食餌療法。
【請求項7】
第2の食餌の栄養補助食品がビタミンC、ビタミンE、ブドウ種子プロアントシアニジンエキス及びシステインである、請求項4に記載の食餌療法。
【請求項8】
第1の食餌の栄養補助食品がイチョウである、請求項7に記載の食餌療法。
【請求項9】
第1の食餌の栄養補助食品がL−カルニチンである、請求項7に記載の食餌療法。
【請求項10】
第1の食餌栄養補助食品がイチョウ及びL−カルニチンである、請求項7に記載の食餌療法。
【請求項11】
動物がヒトである、請求項1に記載の食餌療法。
【請求項12】
動物が伴侶動物である、請求項1に記載の食餌療法。
【請求項13】
動物がイヌ又はネコである、請求項12に記載の食餌療法。
【請求項14】
各食餌に使用される栄養補助食品の選択に応じて適切に、イチョウが約0.1〜約10mg/kg/dayの量で動物に投与され、L−カルニチンが約0.05〜約20mg/kg/dayの量で動物に投与され、ビタミンCが約0.5〜約40mg/kg/dayの量で動物に投与され、ビタミンEが約0.1〜約20一日当たりの国際単位(IU)/kg/dayの量で動物に投与され、種子プロアントシアニジンエキスが約10〜約1000mg/kg/dayの量で動物に投与され、システインが約6〜約600mg/kg/dayの量で動物に投与される、請求項4に記載の食餌療法。
【請求項15】
食餌がヒトの食餌、ペットの食餌、栄養補助食品又は医薬食品として開発される、請求項1に記載の食餌療法。
【請求項16】
食餌が少なくとも1つの他の食餌に対して少なくとも1つの特有な特徴を有する、請求項1に記載の食餌療法。
【請求項17】
カロリー制限の模倣に有効な量で、1つ以上のCR剤とともに、動物に対する1つ以上の第1の食餌、第2の食餌及び第3の食餌を動物に投与することをさらに含む、請求項1に記載の食餌療法。
【請求項18】
少なくとも2つの食餌とともにCR剤が投与される、請求項17に記載の食餌療法。
【請求項19】
CR剤が、レスベラトロール、メトホルミン、内在性カンナビノイド1受容体遮断薬、リポ酸、2−デオキシ−D−グルコース、マンノヘプツロース、レプチン、ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体(PPAR)γ修飾因子及びそれらの組合せからなる群から選択される、請求項17に記載の食餌療法。
【請求項20】
動物においてカロリー制限を模倣することに有効な食餌療法であって、
動物が幼若動物の時に、カロリー制限を模倣する量のイチョウ及びL−カルニチンの少なくとも1つを含む第1の食餌、
動物が成体動物の時に、カロリー制限を模倣する量のビタミンC、ビタミンE、ブドウ種子プロアントシアニジンエキス及びシステインを含む第2の食餌、及び
動物が高齢動物の時に、カロリー制限を模倣する量のL−カルニチンを含む第3の食餌
を動物に投与することを含む食餌療法。
【請求項21】
(1)動物におけるカロリー制限の模倣、(2)動物における加齢性疾患の発症の遅延、(3)動物の寿命の延長、(4)動物の健康及びウエルネスの促進、(5)動物の生活の質の改善及び(6)動物の全盛期の延長の1つ以上を行うための方法であって、
動物が幼若動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第1の食餌、
動物が成体動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第2の食餌、及び
動物が高齢動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第3の食餌
を含む食餌療法を動物に施すことを含み、ここで、第1の食餌、第2の食餌及び第3の食餌の栄養補助食品を全て同じ栄養補助食品にすることはできない、方法。
【請求項22】
各食餌の栄養補助食品が異なる栄養補助食品である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
2つの食餌の栄養補助食品が異なる栄養補助食品である、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
第1の食餌の栄養補助食品がイチョウ及びL−カルニチンのうちの少なくとも1つであり、第2の食餌の栄養補助食品がビタミンC、ビタミンE、ブドウ種子プロアントシアニジンエキス及びシステインのうちの少なくとも2つであり、第3の食餌の栄養補助食品がL−カルニチンである、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
第1の食餌の栄養補助食品がイチョウである、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
第1の食餌の栄養補助食品がL−カルニチンである、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
第2の食餌の栄養補助食品がビタミンC、ビタミンE、ブドウ種子プロアントシアニジンエキス及びシステインである、請求項24に記載の方法。
【請求項28】
第1の食餌の栄養補助食品がイチョウである、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
第1の食餌の栄養補助食品がL−カルニチンである、請求項27に記載の方法。
【請求項30】
第1の食餌の栄養補助食品がイチョウ及びL−カルニチンである、請求項27に記載の方法。
【請求項31】
動物がヒトである、請求項21に記載の方法。
【請求項32】
動物が伴侶動物である、請求項21に記載の方法。
【請求項33】
動物がイヌ又はネコである、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
各食餌に使用される栄養補助食品の選択に応じて適切に、イチョウが約0.1〜約10mg/kg/dayの量で動物に投与され、L−カルニチンが約0.05〜約20mg/kg/dayの量で動物に投与され、ビタミンCが約0.5〜約40mg/kg/dayの量で動物に投与され、ビタミンEが約0.1〜約20一日当たりの国際単位(IU)/kg/dayの量で動物に投与され、種子プロアントシアニジンエキスが約10〜約1000mg/kg/dayの量で動物に投与され、システインが約6〜約600mg/kg/dayの量で動物に投与される、請求項23に記載の方法。
【請求項35】
食餌がヒトの食餌、ペットの食餌、栄養補助食品又は医薬食品として開発される、請求項21に記載の方法。
【請求項36】
カロリー制限の模倣に有効な量の1つ以上のCR剤とともに、動物に対する1つ以上の第1の食餌、第2の食餌及び第3の食餌を動物に投与することをさらに含む、請求項21に記載の方法。
【請求項37】
少なくとも2つの食餌とともにCR剤が投与される、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
CR剤が、レスベラトロール、メトホルミン、内在性カンナビノイド1受容体遮断薬、リポ酸、2−デオキシ−D−グルコース、マンノヘプツロース、レプチン、ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体(PPAR)γ修飾因子及びそれらの組合せからなる群から選択される、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
カロリー制限を模倣する食餌療法を動物に施すのに適切なキットであって、単一パッケージ中の別の容器中又は仮想パッケージ中の別の容器中に、キットの構成要素に応じて適切に、
(A)動物が幼若動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第1の食餌、
(B)動物が成体動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第2の食餌、及び
(C)動物が高齢動物の時に、カロリー制限を模倣できる1つ以上の栄養補助食品をカロリー制限模倣量で含む第3の食餌
のうちの少なくとも1つ、並びに
(a)食餌を動物に投与する方法の説明、
(b)1つ以上のCR剤、
(c)CR剤を動物に投与する方法の説明、及び
(d)食餌を動物に投与するのに有効な1つ以上のデバイス
のうちの少なくとも1つ
を含むキット。
【請求項40】
本発明の1つ以上の食餌を作成するのに適切なキットであって、
動物の一生の少なくとも1つの段階の間でカロリー制限を模倣することが知られている1つ以上の栄養補助食品、並びに
(a)1つ以上の食用に適する成分、
(b)1つ又は複数の本発明の食餌を調製するために栄養補助食品と食用に適する成分を混合する方法の説明、
(c)1つ以上のCR剤、
(d)CR剤を動物に投与する方法の説明、及び
(d)例えばボウル、スプーン、へらなどの食餌を動物に投与するのに有効な1つ以上のデバイス
のうちの少なくとも1つ
を含むキット。
【請求項41】
(1)動物におけるカロリー制限の模倣、(2)動物における加齢性疾患の発症の遅延、(3)動物の寿命の延長、(4)動物の健康及びウエルネスの促進、(5)動物の生活の質の改善及び(6)動物の全盛期の延長、並びに(7)動物の利益のための本発明のキットの使用の1つ以上についての情報又は使用説明を伝達する手段であって、情報又は使用説明を含む物的又は電子的文書、デジタル蓄積メディア、光記録媒体、オーディオプレゼンテーション、視聴覚機器又は表示装置のうちの1つ以上を含む手段。
【請求項42】
表示されたウェブサイト、視覚ディスプレイキオスク、パンフレット、製品ラベル、添付文書、広告、配布物、公示、オーディオテープ、ビデオテープ、DVD、CD−ROM、コンピュータで読み込み可能なチップ、コンピュータで読み込み可能なカード、コンピュータで読み込み可能なディスク、USBデバイス、ファイヤーワイヤーデバイス、コンピュータメモリ及びそれらの任意の組合せからなる群から選択される、請求項41に記載の手段。
【請求項43】
本発明の食餌、並びに、(1)動物におけるカロリー制限の模倣、(2)動物における加齢性疾患の発症の遅延、(3)動物の寿命の延長、(4)動物の健康及びウエルネスの促進、(5)動物の生活の質の改善及び(6)動物の全盛期の延長の1つ以上に適切な食餌をパッケージの内容物が含むことを示す、1つ若しくは複数の単語、画像、デザイン、頭文字語、スローガン、フレーズ、若しくは他の手段又はそれらの組合せを含み、パッケージに取り付けられたラベルを含む、パッケージ。
【請求項44】
ラベルが、パッケージの内容物が食餌療法の一部である食餌を含むことを示すデバイスを含む、請求項43に記載のパッケージ。
【請求項45】
幼若動物においてカロリー制限の模倣に有効な食餌組成物であって、イチョウ、L−カルニチン又はそれらの組合せからなる群から選択されるカロリー制限を模倣する量の1つ以上の栄養補助食品を含む食餌組成物。
【請求項46】
成体動物においてカロリー制限の模倣に有効な食餌組成物であって、ビタミンC、ビタミンE、ブドウ種子プロアントシアニジンエキス及びシステインからなる群から選択されるカロリー制限を模倣する量の少なくとも2つ以上の栄養補助食品を含む食餌組成物。
【請求項47】
栄養補助食品がビタミンC、ビタミンE、ブドウ種子プロアントシアニジンエキス及びシステインである、請求項46に記載の食餌組成物。
【請求項48】
高齢動物においてカロリー制限の模倣に有効な食餌組成物であって、カロリー制限を模倣する量のL−カルニチンを含む食餌組成物。
整列して配置される請求項1に記載の1つ以上の栄養補助食品及び容器の整列を維持する1つ以上のデバイスを含む複数の容器を含むマルチパックパッケージ。
【請求項49】
パッケージの取扱い及び輸送に適した1つ以上の手段をさらに含む、請求項48に記載のマルチパックパッケージ。
【請求項50】
パッケージ中の容器の内容物を説明する1つ以上の印をさらに含む、請求項48に記載のマルチパックパッケージ。
【請求項51】
1つ以上の窓をさらに含む、請求項48に記載のマルチパックパッケージ。
【請求項52】
請求項4に記載の1つ以上の栄養補助食品を含む、請求項48に記載のマルチパックパッケージ。
【請求項53】
請求項14に記載の1つ以上の栄養補助食品を含む、請求項48に記載のマルチパックパッケージ。
【請求項54】
請求項19に記載のCR剤を含む、請求項53に記載のマルチパックパッケージ。
【請求項55】
(1)動物におけるカロリー制限の模倣、(2)動物における加齢性疾患の発症の遅延、(3)動物の寿命の延長、(4)動物の健康及びウエルネスの促進、(5)動物の生活の質の改善及び(6)動物の全盛期の延長の1つ以上に適切な食餌において有効な栄養補助食品をパッケージの内容物が含むことを示す1つの単語若しくは複数の単語、画像、デザイン、頭文字語、スローガン、フレーズ、若しくは他の手段又はそれらの組合せをさらに含む、パッケージに取り付けられたラベルを含む、請求項48に記載のマルチパックパッケージ。


【公表番号】特表2013−516188(P2013−516188A)
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−548051(P2012−548051)
【出願日】平成23年1月5日(2011.1.5)
【国際出願番号】PCT/US2011/000020
【国際公開番号】WO2011/084886
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(599132904)ネステク ソシエテ アノニム (637)
【Fターム(参考)】