説明

カンナビノイド−2作動薬として有用なピリダジン誘導体

本明細書は、カンナビノイド−2作動薬、そのようなカンナビノイド−2作動薬を含む組成物、およびそのようなカンナビノイド−2作動薬(式IおよびIII)を含む組成物を投与することによって、疾患に罹患する個人を治療する方法を開示する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩であって、
【化1】


式中、R、R1、R2、およびR3は、独立して、H、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソ、ケト、非置換のもしくは随意に置換されたアルキル、非置換のもしくは随意に置換されたアルケニル、非置換のもしくは随意に置換されたアルキニル、非置換のもしくは随意に置換されたオキシアルキル、非置換のもしくは随意に置換されたチオアルキル、6員のシクロアルキル、6員のヘテロシクロアルキル、6員のアリール、または6員のヘテロアリールであり、

Qは、6員のアリール、6員の置換アリール、または式IIの環状構造であり、
【化2】

II
式中、Yは、N、O、S、またはC(R67)であり、

6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、およびR15は、独立して、H、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソ、ケト、非置換のもしくは随意に置換されたアルキル、非置換のもしくは随意に置換されたアルケニル、非置換のもしくは随意に置換されたアルキニル、非置換のもしくは随意に置換されたオキシアルキル、非置換のもしくは随意に置換されたチオアルキル、6員のシクロアルキル、6員のヘテロシクロアルキル、6員のアリール、または6員のヘテロアリールである、化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項2】
Rは、H、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、ケト、C1−C6アルキル、またはOC1−C6アルキルであり、

1は、H、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、ケト、C1−C6アルキル、またはOC1−C6アルキルであり、

2は、H、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、ケト、C1−C6アルキル、OC1−C6アルキル、またはN(R45)によって置換されたC2−C6アルキル、もしくはOHによって置換されたC2−C6アルキルであり、

3は、H、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、ケト、C1−C6アルキル、またはOC1−C6アルキルであり、

4およびR5は、独立して、H、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソ、ケト、非置換のもしくは随意に置換されたアルキル、非置換のもしくは随意に置換されたアルケニル、非置換のもしくは随意に置換されたアルキニル、非置換のもしくは随意に置換されたオキシアルキル、非置換のもしくは随意に置換されたチオアルキル、6員のシクロアルキル、6員のヘテロシクロアルキル、6員のアリール、または6員のヘテロアリールであり、

Qは、フェニル、置換フェニル、または式IIの環状構造であり、
【化3】

II
式中、Yは、O、またはC(R67)であり、

6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、およびR15は、独立して、H、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソ、ケト、C1−C6アルキル、またはOC1−C6アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Rは、H、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、ケト、C1−C3アルキル、またはOC1−C3アルキルであり、

1は、H、ハロゲン、C1−C3アルキル、またはOC1−C3アルキルであり、

2は、C1−C6アルキル、N(R45)によって置換されたC2−C6アルキル、またはOHによって置換されたC2−C6アルキルであり、

3は、HまたはC1−C6アルキルであり、

4およびR5は、独立して、C1−C4アルキル、モルホリン、またはピペリジンであり、

Qは、式IIの環状構造であり、
【化4】

II
式中、Yは、O、またはC(R67)であり、

6およびR7は、独立して、Hまたはハロゲンであり、

8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、およびR15は、独立して、HまたはC1−C2アルキルであるが、但し、少なくとも2つが水素ではないことを条件とする、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
8、R9、R14、およびR15は、メチルであり、R10、R11、R12、およびR13は、水素であり、Yは、CH2である、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
前記カンナビノイド−2作動薬は、5−ヒドロキシ−2−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピリダジン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピリダジン−3−オン、4−クロロ−5−メチルアミノ−2−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピリダジン−3−オン、4−クロロ−5−ジメチルアミノ−2−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピリダジン−3−オン、4−クロロ−5−プロピルアミノ−2−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピリダジン−3−オン、5−メチルアミノ−2−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピリダジン−3−オン、5−ジメチルアミノ−2−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピリダジン−3−オン、5−プロピルアミノ−2−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピリダジン−3−オン、5−プロピルオキシ−2−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピリダジン−3−オン、4−クロロ−5−(2−モルホリン−4−イルエチルアミノ)−2−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピリダジン−3−オン、4−クロロ−5−(2−ジメチルアミノエチルアミノ)−2−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピリダジン−3−オン、4−ブロモ−5−プロピルアミノ−2−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピリダジン−3−オン、4−ブロモ−5−(2−ジメチルアミノエチルアミノ)−2−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピリダジン−3−オン、4−ブロモ−5−(2−モルホリン−4−イルエチルアミノ)−2−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピリダジン−3−オン、4−クロロ−5−(2−ジメチルアミノエチルメチルアミノ)−2−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピリダジン−3−オン、または4−クロロ−5−(2−ジエチルアミノエチルアミノ)−2−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピリダジン−3−オンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
請求項1に記載の化合物を含む、薬学的組成物。
【請求項7】
CB2受容体媒介の症候群、障害、または疾患に罹患する個人を治療する方法であって、請求項6に記載の薬学的組成物を前記個人に投与するステップを含み、そのような投与は、前記CB2受容体媒介の症候群、障害、または疾患と関連付けられる症状を軽減または排除する、方法。
【請求項8】
前記CB2受容体媒介の症候群、障害、または疾患は、1)食欲関連の症候群、障害、または疾患、2)代謝関連の症候群、障害、または疾患、3)糖尿病関連の症候群、障害、または疾患、4)眼関連の症候群、障害、または疾患、5)社会性または気分関連の症候群、障害、または疾患、6)発作関連の症候群、障害、または疾患、7)物質乱用関連の症候群、障害、または疾患、8)学習、認知、または記憶関連の症候群、障害、または疾患、9)臓器関連の症候群、障害、または疾患、10)血管関連の症候群、障害、または疾患、11)皮膚科関連の症候群、障害、または疾患、12)筋痙攣症候群、障害、または疾患、13)胃腸関連の症候群、障害、または疾患、14)呼吸関連の症候群、障害、または疾患、15)自発活動もしくは運動の症候群、障害、または疾患、16)神経性もしくは神経変性関連の症候群、障害、または疾患、17)過剰増殖性関連の症候群、障害、または疾患、18)免疫もしくは炎症関連の症候群、障害、または疾患、あるいは19)疼痛関連の症候群、障害、または疾患である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
式IIIの化合物またはその薬学的に許容される塩であって、
【化5】

III
式中、Xは、N、O、S、またはC(R45)であり、

Wは、N、O、S、またはCHであり、

1およびR2は、独立して、H、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソ、ケト、非置換のもしくは随意に置換されたアルキル、非置換のもしくは随意に置換されたアルケニル、非置換のもしくは随意に置換されたアルキニル、非置換のもしくは随意に置換されたオキシアルキル、非置換のもしくは随意に置換されたチオアルキル、6員のシクロアルキル、6員のヘテロシクロアルキル、6員のアリール、または6員のヘテロアリールであり、

4およびR5は、独立して、H、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソ、ケト、非置換のもしくは随意に置換されたアルキル、非置換のもしくは随意に置換されたアルケニル、非置換のもしくは随意に置換されたアルキニル、非置換のもしくは随意に置換されたオキシアルキル、非置換のもしくは随意に置換されたチオアルキル、6員のシクロアルキル、6員のヘテロシクロアルキル、6員のアリール、または6員のヘテロアリールであり、

Qは、6員のアリール、6員の置換アリール、または式IIの環状構造であり、
【化6】

II
式中、Yは、N、O、S、またはC(R67)であり、

6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、およびR15は、独立して、H、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソ、ケト、非置換のもしくは随意に置換されたアルキル、非置換のもしくは随意に置換されたアルケニル、非置換のもしくは随意に置換されたアルキニル、非置換のもしくは随意に置換されたオキシアルキル、非置換のもしくは随意に置換されたチオアルキル、6員のシクロアルキル、6員のヘテロシクロアルキル、6員のアリール、または6員のヘテロアリールである、化合物またはその薬学的に許容される塩。
【請求項10】
Xは、NまたはCHであり、

Wは、NまたはCHであり、

1は、H、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、ケト、C1−C6アルキル、またはOC1−C6アルキルであり、

2は、H、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、ケト、C1−C6アルキル、OC1−C6アルキル、N(R45)によって置換されたC2−C6アルキル、またはOHによって置換されたC2−C6アルキルであり、

4およびR5は、独立して、H、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソ、ケト、非置換のもしくは随意に置換されたアルキル、非置換のもしくは随意に置換されたアルケニル、非置換のもしくは随意に置換されたアルキニル、非置換のもしくは随意に置換されたオキシアルキル、非置換のもしくは随意に置換されたチオアルキル、6員のシクロアルキル、6員のヘテロシクロアルキル、6員のアリール、または6員のヘテロアリールであり、

Qは、フェニル、置換フェニル、または式IIの環状構造であり、
【化7】

II
式中、Yは、O、またはC(R67)であり、

6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、およびR15は、独立して、H、ヒドロキシル、ハロゲン、オキソ、ケト、C1−C6アルキル、またはOC1−C6アルキルである、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
Rは、H、ハロゲン、C1−C3アルキル、またはOC1−C3アルキルであり、

1は、H、ハロゲン、C1−C3アルキル、またはOC1−C3アルキルであり、

2は、C1−C6アルキル、N(R45)によって置換されたC2−C6アルキル、またはOHによって置換されたC2−C6アルキルであり、

4およびR5は、独立して、C1−C4アルキル、モルホリン、またはピペリジンであり、

Xは、NまたはCHであり、

Wは、NまたはCHであり、

Qは、式IIの環状構造であり、
【化8】

II
式中、Yは、O、またはC(R67)であり、

6およびR7は、独立して、Hまたはハロゲンであり、

8、R9、R10、R11、R12、R13、R14、およびR15は、独立して、HまたはC1−C2アルキルであるが、但し、少なくとも2つが水素ではないことを条件とする、請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
8、R9、R14、およびR15は、メチルであり、R10、R11、R12、およびR13は、水素であり、Yは、CH2である、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
カンナビノイド−2作動薬は、1−プロピル−5−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピラゾロ[3,4−d]ピリダジン−4−オン、2−プロピル−5−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピラゾロ[3,4−d]ピリダジン−4−オン、1−(2−モルホリン−4−イルエチル)−5−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピラゾロ[3,4−d]ピリダジン−4−オン、2−(2−モルホリン−4−イルエチル)−5−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピラゾロ[3,4−d]ピリダジン−4−オン、1−(2−ジメチルアミノエチル)−5−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピラゾロ[3,4−d]ピリダジン−4−オン、または2−(2−ジメチルアミノエチル)−5−(3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル)ピラゾロ[3,4−d]ピリダジン−4−オンである、請求項9に記載の化合物。
【請求項14】
請求項9に記載の化合物を含む、薬学的組成物。
【請求項15】
CB2受容体媒介の症候群、障害、または疾患に罹患する個人を治療する方法であって、請求項14に記載の薬学的組成物を前記個人に投与するステップを含み、そのような投与は、前記CB2受容体媒介の症候群、障害、または疾患と関連付けられる症状を軽減または排除する、方法。
【請求項16】
前記CB2受容体媒介の症候群、障害、または疾患は、1)食欲関連の症候群、障害、または疾患、2)代謝関連の症候群、障害、または疾患、3)糖尿病関連の症候群、障害、または疾患、4)眼関連の症候群、障害、または疾患、5)社会性または気分関連の症候群、障害、または疾患、6)発作関連の症候群、障害、または疾患、7)物質乱用関連の症候群、障害、または疾患、8)学習、認知、または記憶関連の症候群、障害、または疾患、9)臓器関連の症候群、障害、または疾患、10)血管関連の症候群、障害、または疾患、11)皮膚科関連の症候群、障害、または疾患、12)筋痙攣症候群、障害、または疾患、13)胃腸関連の症候群、障害、または疾患、14)呼吸関連の症候群、障害、または疾患、15)自発活動もしくは運動の症候群、障害、または疾患、16)神経性もしくは神経変性関連の症候群、障害、または疾患、17)過剰増殖性関連の症候群、障害、または疾患、18)免疫もしくは炎症関連の症候群、障害、または疾患、あるいは19)疼痛関連の症候群、障害、または疾患である、請求項15に記載の方法。

【公表番号】特表2013−518907(P2013−518907A)
【公表日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−552132(P2012−552132)
【出願日】平成23年2月7日(2011.2.7)
【国際出願番号】PCT/US2011/023867
【国際公開番号】WO2011/097553
【国際公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【出願人】(390040637)アラーガン インコーポレイテッド (117)
【氏名又は名称原語表記】ALLERGAN,INCORPORATED
【Fターム(参考)】