説明

カーテンレールのブラケットへの取付構造

【課題】カーテンレールのブラケットへの仮止め時に、カーテンレールがブラケットから脱落することなく、カーテンレールのスライド調整を可能とする。
【解決手段】第1ブラケット21の第1受け部23cが仮止め時及び本止め時にカーテンレール11の第1係止部11gを受け、第2ブラケット32の第2仮受け部32eが仮止め時にカーテンレールの第2係止部11hを受け、第2ブラケットの第2本受け部32dが本止め時に第2係止部を受ける。弾性体24が第2仮受け部及び第2本受け部を第1受け部に近付ける方向に第1ブラケットを第2ブラケットに対して付勢する。第2仮受け部を第2本受け部の直下に形成し、第3係止部11iをカーテンレールの上片11aに形成し、仮止め時に第2本受け部の上部から第3係止部に向って延び先端が第3係止部に係止して第2係止部を第2仮受け部に押込むばね体32hを第2ブラケットと一体的に設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーテンレールをブラケットにより壁、天井又は窓枠に取付けるための構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のカーテンレールのブラケットへの取付構造として、ブラケット本体の前端にカーテンレールの一側縁の凸部に係合するフック部が設けられ、ブラケット本体の左右両側に下向きの側板が設けられ、カーテンレールの他側縁の凸部に係合する爪部がプラスチック製のブロック体の前端に設けられ、更にこのブロック体がブラケット本体の下面に前後方向に移動可能に設けられたカーテンレール用ブラケットが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このカーテンレール用ブラケットでは、ブラケット本体の一部を切り出して形成されたばね受片にばねの後端が圧接され、ブロック体に設けられたばね受凹部にばねの先端が当接するように構成される。またブラケット本体にストッパが設けられ、このストッパに当接してばねの付勢力によるブロック体の移動を制限するストッパ爪がブロック体に設けられる。またブロック体には、ばねの付勢力に抗してブロック体を後退させるための把手と、爪部の下方に前端が爪部と略同形状の可撓性を有する仮止め用の爪体とがそれぞれ設けられる。更にブラケット本体の下面には、ブロック状に形成された合成ゴム、天然ゴム、軟質プラスチック等のゴム状弾性体からなる可撓部が接着剤その他の固着手段によって固着される。
【0003】
このように構成されたカーテンレール用ブラケットでは、ブラケットにカーテンレールを取付けるとき、カーテンレールの一側縁の凸部をブラケット本体前端のフック部に係合した後、カーテンレールの他側縁の凸部を仮止め用爪体の下方から上方に向って軽く押し上げると、仮止め用爪体が後方に撓んで凸部を乗り越え、仮止め用爪体が凸部に係合してカーテンレールが仮止めされる。この結果、カーテンレールの仮止めを簡単に行うことができる。引続き、カーテンレールの他側縁を強く押し上げると、凸部が爪部の斜面を押圧してばねの付勢力に抗してブロック体を後退させ、爪部が凸部に係合してカーテンレールが本止めされる。この結果、カーテンレールが捩れて装着されることがなく確実に本止めすることができる。一方、ブラケットをカーテンレールから取外すとき、把手に指先を掛けてばねの付勢力に抗してブロック体を後退させ、爪部と凸部との係合を解除すると、本止めが解除されてカーテンレールを取外すことができる。この結果、カーテンレールを簡単かつ迅速に取外すことができる。このように、カーテンレールをワンタッチで簡単かつ迅速に取付け作業及び取外し作業を行うことができる。また可撓部が本止め時にカーテンレールによって圧縮されるので、その圧接面に生ずる摺動抵抗でカーテンレールの横移動を防止でき、これによりブラケットに装着されたカーテンレールの遊びを取除くことができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平5−9382号公報(請求項1、段落[0007]、[0008]、[0013]、[0018]、[0019]、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記従来の特許文献1に示されたカーテンレール用ブラケットでは、ブラケット本体及びブロック体とは別の部材として可撓部を必要とするため、部品点数が増大し、ブラケットの部品管理が煩わしくなるとともに、可撓部のブラケット本体への組付工数が増大する不具合があった。
【0006】
本発明の目的は、部品点数を増大させずに、ばね体の第2ブラケットへの組付作業を不要とし、カーテンレールのブラケットへの仮止め時に、カーテンレールがブラケットから脱落することなく、カーテンレールのスライド調整を可能とする、カーテンレールのブラケットへの取付構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の観点は、図1〜図3に示すように、上片11aとこの上片11aの両側に垂設された第1及び第2側片11b,11cとを有するカーテンレール11がブラケット12を介して壁13、天井又は窓枠に取付けられ、カーテンレール11が、第1側片11bの上縁に沿って突設された第1係止部11gと、第2側片11cの上縁に沿って突設された第2係止部11hとを備え、ブラケット12が、カーテンレール11のブラケット12への仮止め時及び本止め時に第1係止部11gを受ける第1受け部23cを有し上記壁13、天井又は窓枠に取付けられる第1ブラケット21と、カーテンレール11のブラケット12への仮止め時に第2係止部11hを受ける第2仮受け部32eとカーテンレール11のブラケット12への本止め時に第2係止部11hを受ける第2本受け部32dとを有し第1ブラケット21にスライド可能に取付けられた第2ブラケット32と、第2仮受け部32e及び第2本受け部32dを第1受け部23cに近付ける方向に第2ブラケット32を第1ブラケット21に対して付勢する弾性体24と備えたカーテンレールのブラケットへの取付構造であって、第2仮受け部32eが第2本受け部32dの直下に形成され、カーテンレール11の長手方向に延びる第3係止部11iがカーテンレール11の上片11aに形成され、上記仮止め時に第2本受け部32dの上部から第3係止部11iに向って延び先端が第3係止部11iに係止して第2係止部11hを第2仮受け部32eに押込む方向に付勢するばね体32hが第2ブラケット32と一体的に設けられたことを特徴とする。
【0008】
本発明の第2の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図1〜図3に示すように、第1ブラケット21が金属板により形成され、第2ブラケット32がプラスチックにより形成され、ばね体32hが樹脂弾性を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の第1の観点の取付構造では、第2仮受け部を第2本受け部の直下に形成し、カーテンレールの長手方向に延びる第3係止部をカーテンレールの上片に形成し、カーテンレールのブラケットへの仮止め時に第2本受け部の上部から第3係止部に向って延び先端が第3係止部に係止するばね体を第2ブラケットと一体的に設けたので、上記仮止め時にばね体の弾性力がカーテンレールの第2係止部を第2ブラケットの第2仮受け部に押込む方向に作用する。この結果、ばね体の弾性力により、カーテンレールの第3係止部に圧接されるばね体の先端と、カーテンレールの第2係止部を受ける第2ブラケットの第2仮受け部とがカーテンレールを挟むので、上記仮止め時に、カーテンレールがブラケットから脱落することなく、カーテンレールをその長手方向にスムーズにスライド調整することができる。またブラケット本体及びブロック体とは別の部材として可撓部を必要とする従来のカーテンレール用ブラケットと比較して、本発明では、ばね体を第2ブラケットと一体的に設けたので、部品点数が増大せず、部品管理が容易になり、またばね体を第2ブラケットに組付ける必要がなく、ばね体の第2ブラケットへの組付作業を不要にでき、ブラケットの組立工数を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明実施形態のカーテンレールをブラケットに取付ける手順を示す図5のA−A線断面図である。
【図2】第1ブラケットの縦断面図である。
【図3】ばね体がフリー時、仮止め時及び本止め時であることを実線、一点鎖線及び二点鎖線でそれぞれ示す第2ブラケットの縦断面図である。
【図4】図1(b)のB−B線断面図である。
【図5】図1(b)のC−C線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1及び図5に示すように、カーテンレール11はブラケット12を介して部屋の壁13に取付けられる。カーテンレール11は、天井と平行に一直線上に延びる上片11aと、上片11aの両側に垂設され互いに平行にかつ壁13と平行に延びる一対の側片11b,11cと、一対の側片11b,11cの下端から互いに近付く方向に延びる一対の下片11d,11eとを備える。一対の下片11d,11eの互いに対向する縁は所定の間隔をあけて平行に設けられ、これにより一対の下片11d,11eの間に長手方向に延びるレール用溝11fが形成される。またカーテンレール11は、一方の側片11b(以下、第1側片11bという)の上縁に沿って突設された第1係止部11gと、他方の側片11c(以下、第2側片11cという)の上縁に沿って突設された第2係止部11hとを備える。第1係止部11gは上方に延びた後に上片11aの上方に対向する方向に屈曲して設けられる。即ち、第1係止部11gは上片11aとともに略伏せU字状に形成される。第2係止部11hは外側方に突出して設けられる。またカーテンレール11の上片11a中央には、このレール11の長手方向に延びる第3係止部11iが形成される。この第3係止部11iはカーテンレール11の上片11aの上面中央を略半円状に凹ませた凹条に形成される。更に上記カーテンレール11は鋼板のプレス加工やアルミ合金の押出し加工又は引抜き加工等により形成される。
【0012】
一方、ブラケット12は、図1〜図4に示すように、ビス14により壁13に取付けられる第1ブラケット21と、第1ブラケット21に取付けられる第2ブラケット32とを備える。第1ブラケット21を形成する材料としては、鋼板、プラスチック、アルミニウム、アルミニウム合金等が挙げられ、第2ブラケット32を形成する材料としては、ポリアセタール、ポリエチレン、ポリカーボネート等のプラスチックが挙げられる。また第1ブラケット21は、図1、図2、図4及び図5に示すように、壁13に密着しビス14を挿通可能な通孔22aが形成された基部22と、基部22の下端に一体的に接続され壁13から離れる方向に水平に延びて設けられ第2ブラケット32を保持可能な保持部23とを備える。保持部23は、天板23aと、この天板23aの両側に垂設された一対の側板23b,23bとを有する。一対の側板23b,23bの先端には、カーテンレール11のブラケット12への仮止め時及び本止め時に略伏せU字状の第1係止部11gを遊嵌して受ける第1受け部23c,23cがそれぞれ形成される。これらの第1受け部23c,23cは一対の側板23b,23bの先端に基部22から離れる方向にそれぞれ突設され、カーテンレール11の第1係止部11gは上記第1受け部23cの先端面を包むように係止する。これにより第1ブラケット21の先端がカーテンレール11の第1係止部11gにより隠されて室内側から見えず、見栄えを向上できるようになっている。
【0013】
また一対の側板23b,23bの先端近傍には、略半円状の一対の突起23dが突設される。カーテンレール11のブラケット12への本止め時に、上記一対の突起23dにカーテンレール11の第3係止部11iが係止してカーテンレール11がその幅方向にがたつくのを阻止できるようになっている。更に一対の側板23b,23bの長手方向略中央の下端には、一対の側板23b,23bをそれぞれ内方に折曲げて互いに近付く方向に延びる一対の底板23e,23eが設けられる。一対の底板23e,23eの互いに対向する縁は所定の間隔をあけて平行に設けられ、これにより一対の底板23e,23eの間に長手方向に延びるブラケット用溝23fが形成される。なお、図1、図2及び図4中の符号23gは、後述する弾性体24の一端を受けるストッパ片である。また、この実施の形態では、第1ブラケットを部屋の壁に取付けたが、第1ブラケットを天井や窓枠に取付けてもよい。
【0014】
一方、第2ブラケット32は、図1、図3及び図4に示すように、第1ブラケット21の保持部23の長手方向略中央の天板23a、一対の側板23b,23b及び一対の底板23e,23eにより囲まれた部分に収容される基体32aを備える。この基体32aの上面には、後述する弾性体24を収容可能な凹部32bが形成される。この凹部32bは、基体32aの壁13に対向する面が開放されるけれども、基体32aの壁13に対向する面とは反対側の面が基体32aと一体的に設けられた起立片32cにより閉止される。上記凹部32bには弾性体24が収容される。弾性体24は、この実施の形態では、圧縮コイルばねである。この弾性体24の一端は第1ブラケット21のストッパ片23gに圧接され、弾性体24の他端は上記起立片32cの内面に圧接される。これにより弾性体24は第2仮受け部32e及び第2本受け部32dを第1受け部23cに近付ける方向に第2ブラケット32を第1ブラケット21に対して付勢するように構成される。なお、この実施の形態では、弾性体として圧縮コイルばねを用いたが、第2仮受け部及び第2本受け部を第1受け部に近付ける方向に第2ブラケットを第1ブラケットに対して付勢できれば、引っ張りコイルばね、ゴム又はその他の弾性体を用いてもよい。
【0015】
また上記起立片32cの壁13に対向する面とは反対側の面(起立片32cの外面)には、カーテンレール11のブラケット12への本止め時に第2係止部11hを受ける第2本受け部32dが形成される。また起立片32cの外面下方であって第2本受け部32dの直下には、カーテンレール11のブラケット12への仮止め時に第2係止部11hを受ける第2仮受け部32eが形成される。上記第2本受け部32dと第2仮受け部32eとの間には先細りの第1凸部32fが形成され、第2仮受け部32eの直下には第1凸部32fより低い第2凸部32gが形成される。更に起立片32cの外面には基体32aと一体的にばね体32hが突設される。このばね体32hは、カーテンレール11のブラケット12への仮止め時又は本止め時に第2本受け部32dの上部から第3係止部11iに向って延びる板ばね部32iと、この板ばね部32iの先端に板ばね部32iと一体的に設けられ第3係止部11iに係止して第3係止部11iに圧接される略V字状の圧接部32jとを有する。板ばね部32iはプラスチックにより所定の幅を有する湾曲板状に形成され、樹脂弾性を有する。そしてばね体32hはカーテンレール11の第2係止部11hを第2ブラケット32の第2仮受け部32eに押込む方向に付勢するように構成される。
【0016】
なお、図1、図3及び図4の符号32kは第2ブラケット32の基体32aの壁13に対向する面の両側下部に設けられた一対の抜止め片である。これらの抜止め片32kは、第2ブラケット32の基体32aを第1ブラケット21の天板23a、一対の側板23b,23b及び一対の底板23e,23eにより囲まれた部分に収容したときに、一対の底板23e,23eの基端面(壁に対向する面)に係止することにより、第2ブラケット32が第1ブラケット21から離脱しないようにするストッパの役割を果たす。また、図1、図3及び図4の符号32mは、第2ブラケット32の基体32a下面から下方に突設された操作片である。カーテンレール11が第2ブラケット32の第2仮受け部32e又は第2本受け部32dに係止している状態で、上記操作片32mを弾性体24の弾性力に抗して図1(a)及び(b)に破線矢印の方向に引くと、ばね体32hの圧接部32jが第3係止部11iから離脱する方向に第2ブラケット32が移動するため、第2仮受け部32e又は第2本受け部32dがカーテンレール11の第2係止部11hから離れる。これによりカーテンレール11の第2係止部11hを第2仮受け部32e又は第2本受け部32dから離脱させることができる。
【0017】
このように構成されたカーテンレール11をブラケット12を介して壁13に取付ける手順を説明する。先ず第2ブラケット32を第1ブラケット21に組付ける。具体的には、第2ブラケット32の凹部32bに弾性体24を収容し、この状態で第1ブラケット21の天板23a、一対の側板23b,23b及び一対の底板23e,23eにより囲まれた部分に上記第2ブラケット32を収容し、第2ブラケット32の一対の抜止め片32k,32kを第1ブラケット21の一対の底板23e,23eの基端面(壁に対向する面)に係止させる。これにより第2ブラケット32が第1ブラケット21から離脱しなくなる。この状態でブラケット12をビス14により壁に取付ける。
【0018】
次にカーテンレール11の第1係止部11gを第1ブラケット21の第1受け部23cに係止させた後、カーテンレール11を第1受け部23cを中心に第2係止部11hを第2仮受け部32eに近付ける方向に回転させると、カーテンレール11の第3係止部11iがばね体32hの圧接部32jに当接し、カーテンレール11の第2係止部11hが第2凸部32gを乗り越えて第2仮受け部32eに係止する(図1(a))。このとき第2ブラケット32は弾性体24の弾性力に抗して壁13に近付く方向に移動するので、第2係止部11hが第2凸部32gを乗り越えることができる。このようにしてカーテンレール11がブラケット12に仮止めされる。この仮止め時におけるばね体32hの板ばね部32iの弾性力(樹脂弾性)は、カーテンレール11の第1係止部11gが第1ブラケット21の第1受け部23cに係止しかつカーテンレール11の第2係止部11hが第2ブラケット32の第2本受け部32dに係止する本止め時におけるばね体32hの板ばね部32iの弾性力(樹脂弾性)より小さいけれども(図1及び図3)、カーテンレール11のブラケット12への仮止め時に、ばね体32hの板ばね部32iの弾性力がカーテンレール11の第2係止部11hを第2ブラケット32の第2仮受け部32eに押込む方向に作用する。この結果、弾性体24の弾性力により、カーテンレール11の第3係止部11iに圧接されるばね体32hの先端の圧接部32jと、カーテンレール11の第2係止部11hを受ける第2ブラケット32の第2仮受け部32eとがカーテンレール11を挟むので、カーテンレール11のブラケット12への仮止め時に、カーテンレール11がブラケット12から脱落することなく、カーテンレール11をその長手方向にスムーズにスライド調整することができる。
【0019】
上記仮止め時にカーテンレール11のスライド調整を行い、その調整が完了した後、カーテンレール11を第1受け部23cを中心に第2係止部11hを第2本受け部32dに近付ける方向に回転させると、カーテンレール11の第2係止部11hが第1凸部32fを乗り越えて第2本受け部32dに係止するとともに、第1ブラケット21の突起23dに係止する(図1(b))。このとき第2ブラケット32は弾性体24の弾性力に抗して壁13に近付く方向に移動するので、第2係止部11hが第1凸部32fを乗り越えることができる。これによりカーテンレール11がブラケット12に本止めされる。この結果、上記本止め時にばね体32hがカーテンレール11を比較的大きな力で押下げており、カーテンレール11の第2係止部11hが第1ブラケット21の突起23dに係止しているので、カーテンレール11がその長手方向に移動せずかつその幅方向にがたつくことはない。
【符号の説明】
【0020】
11 カーテンレール
11a 上片
11b 第1側片
11c 第2側片
11g 第1係止部
11h 第2係止部
11i 第3係止部
12 ブラケット
13 壁
21 第1ブラケット
23c 第1受け部
24 弾性体
32 第2ブラケット
32d 第2本受け部
32e 第2仮受け部
32h ばね体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上片(11a)と前記上片(11a)の両側に垂設された第1及び第2側片(11b,11c)とを有するカーテンレール(11)がブラケット(12)を介して壁(13)、天井又は窓枠に取付けられ、前記カーテンレール(11)が、前記第1側片(11b)の上縁に沿って突設された第1係止部(11g)と、前記第2側片(11c)の上縁に沿って突設された第2係止部(11h)とを備え、前記ブラケット(12)が、前記カーテンレール(11)のブラケット(12)への仮止め時及び本止め時に前記第1係止部(11g)を受ける第1受け部(23c)を有し前記壁(13)、天井又は窓枠に取付けられる第1ブラケット(21)と、前記カーテンレール(11)のブラケット(12)への仮止め時に前記第2係止部(11h)を受ける第2仮受け部(32e)と前記カーテンレール(11)のブラケット(12)への本止め時に前記第2係止部(11h)を受ける第2本受け部(32d)とを有し前記第1ブラケット(21)にスライド可能に取付けられた第2ブラケット(32)と、前記第2仮受け部(32e)及び前記第2本受け部(32d)を前記第1受け部(23c)に近付ける方向に前記第2ブラケット(32)を前記第1ブラケット(21)に対して付勢する弾性体(24)とを備えたカーテンレールのブラケットへの取付構造であって、
前記第2仮受け部(32e)が前記第2本受け部(32d)の直下に形成され、
前記カーテンレール(11)の長手方向に延びる第3係止部(11i)が前記カーテンレール(11)の前記上片(11a)に形成され、
前記仮止め時に前記第2本受け部(32d)の上部から前記第3係止部(11i)に向って延び先端が前記第3係止部(11i)に係止して前記第2係止部(11h)を前記第2仮受け部(32e)に押込む方向に付勢するばね体(32h)が前記第2ブラケット(21)と一体的に設けられた
ことを特徴とするカーテンレールのブラケットへの取付構造。
【請求項2】
前記第1ブラケット(21)が金属板により形成され、前記第2ブラケット(32)がプラスチックにより形成され、前記ばね体(32h)が樹脂弾性を有する請求項1記載のカーテンレールのブラケットへの取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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