説明

カーテン生地及びロールカーテン用生地

【課題】張りを有しながら本来の風合い等が維持されており、しかも表地と裏地の柄を、それを見る者にはっきりと認識させることができ、それでいて薄く形成できるカーテン生地を得る。
【解決手段】ロールカーテン用生地1は、表地2と裏地3とが熱融着性の接着剤シート4により貼り合わされている。これにより、両生地2,3が互いに相手の伸縮を制限し合って適度な張りが生じるから、コーティング処理は不要となり、張りを有しながら生地本来の風合い等も維持できる。しかも、表地2は遮光生地であるため、柄が反対側に透けることがなく、表地2及び裏地3の柄を、それを見る者にはっきり認識させることができる。加えて、遮光性は表地2それ自体に付与されているため、接着剤層としては一層だけとなり、ロールカーテン用生地1をより薄くすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーテン生地、より具体的には、ロールカーテン、たくし上げカーテン、プリーツカーテン等に使用されるカーテン生地、及びロールカーテン用生地に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から店舗や住宅では、窓の目隠しや装飾のためにロールカーテン(ロールスクリーンともいう。)が設置されている。このロールカーテン11は、図3に示すように、窓枠等に取り付けられる支持ブラケット12を備え、その支持ブラケット12には図示しない巻取機構を内蔵する巻取筒13が回動可能に支持されている。巻取筒13にはカーテン生地14の一端が取り付けられ、その巻取筒13からカーテン生地14が吊下げられている。カーテン生地14の他端には、カーテン生地14に張りをもたせるためのウェイトバー15が取り付けられており、そのウェイトバー15には操作紐16が設けられている。そして、巻取筒13にカーテン生地14が巻き取られた状態から、操作紐16を引いてカーテン生地14を巻取筒13から引き出した後、所望の引き出し位置で操作紐16を離すと前記巻取機構の作動によってカーテン生地14がその位置で吊下支持されるようになっている。また、その引き出し状態において、操作紐16を介してカーテン生地14を若干引き下げると前記巻取機構が作動し、カーテン生地14が自動的に巻取筒13に巻き取られる。(特許文献1参照)
このようなロールカーテン11では、カーテン生地14の巻き取りと引き出しが繰り返し行われるため、カーテン生地14には皺等が生じやすい。また、皺の生じたカーテン生地14では、巻き取りや引き出しがスムーズに行われない。そこで、一般にロールカーテン11に使用されるカーテン生地14にはそれ自体に張りが与えられ、皺が生じることを防止している。従来、このようなカーテン生地14の張りは、カーテン生地14に樹脂をコーティングすることによって行われていた。
【0003】
しかしながら、カーテン生地14へのコーティング処理は、カーテン生地14本来の風合い等を変化させる原因となる。ドレープカーテンのカーテン生地にはこのようなコーティング処理は行われないことから、そのドレープカーテンとロールカーテン11との間に風合い等の統一性をもたせることができないという問題がある。
【特許文献1】特開平5−321549号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記問題に対処すべく、カーテン生地21を表地と裏地の二枚の生地を貼り合わせたものとすることが考えられる。これによれば、両生地が互いに相手の伸縮を制限し合うため、適度な張りをもつカーテン生地21が得られる。しかも、表地と裏地のそれぞれに柄を設けて、リバーシブル性をもたせるというメリットも有する。しかしながら、表地と裏地のそれぞれに柄を設けた場合に、一方の柄が反対側に透けて見えてしまうという新たな問題がある。すなわち、昼間であれば図4に示すように、室内にいる者には日光を受ける裏地の柄23が表地の柄22に重なって見える。逆に、夜間は外にいる者には室内の光を受ける表地の柄22が裏地の柄23に重なって見えてしまう。このため、せっかくの柄もわかりにくく、柄を設けた意味がなくなるという問題がある。
【0005】
そこで、この問題にも対処すべく、遮光性のシートを表地と裏地との間に挟むことが考えられる。この場合、遮光性シートの存在により柄が透けて見えることを防止できる。しかしながら、接着剤層が表地と遮光性シートとの間、及び裏地と遮光性シートとの間の二層にもなり、表地、裏地及び遮光性シートを合わせればカーテン生地は五層になって分厚くなってしまう。そのような分厚いカーテン生地では、カーテン生地がかさ張ってしまうため、ロールカーテンに適さないというさらなる問題がある。
【0006】
そして、かかる問題はロールカーテンだけでなく、たくし上げカーテンやプリーツカーテン等においても同様に生じる。
【0007】
上記の問題に鑑み、本発明は、張りを有しながら本来の風合い等が維持されており、しかも表地と裏地の柄を、それを見る者にはっきりと認識させることができ、それでいて薄く形成できるカーテン生地を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下、上記課題を解決するのに有効な手段につき、作用、効果を示しつつ説明する。
【0009】
手段1.表面にそれぞれ柄を有する表地と裏地とを備え、その両者をそれぞれの柄が表側となるように貼り合わせたカーテン生地であって、
前記表地又は前記裏地を、遮光性を付与した遮光生地とし、その表地と裏地とで挟まれた熱融着性の接着剤シートにより、両者を貼り合わせたことを特徴とするカーテン生地。
【0010】
手段1によれば、表地と裏地の二枚の生地が貼り合わされているため、その両者が互いに相手の伸縮を制限し合うことで、適度な張りをもたせることが可能となる。これにより、従来、張りを付与するために施されていたコーティング処理は不要となり、張りを有しながら本来の風合い等も維持されたカーテン生地が得られる。また、表地と裏地のそれぞれに柄を有するから、そのいずれ側も表として使用できる(リバーシブル性を有する)。しかも、表地又は裏地は遮光性を付与した遮光生地とされているため、一方の柄が反対側に透けてその反対側の柄に重なって見えることもない。したがって、表地及び裏地の柄を、それを見る者にはっきり認識させることができ、柄を有効に活用できる。加えて、遮光性は表地又は裏地それ自体に付与されているため、接着剤層としては一層だけとなる。これにより、遮光性シートを間に介在させて接着剤層が二層必要となる構成に比べ、カーテン生地をより薄くすることができ、カーテン生地がかさ張ることを防止できる。これは、店舗などに使用されてカーテン生地の丈が長くなった場合に、特に有効となる。このように、手段1によれば、従来技術が有していた問題点を一挙に解決できる。
【0011】
なお、遮光性は、光吸収色、特に可視光線がすべて吸収される黒色からなる糸を織り込み又は編み込んだ多重織りとしたり、表地又は裏地の裏面(貼り合わせ面)に樹脂をコーティングしたりすることで付与される。この樹脂コーティングは裏面だけになされるので、柄の描かれた表面に影響はなく、その表面での風合いは維持される。
【0012】
手段2.前記柄を、前記表地と前記裏地とで異なるものとしたことを特徴とする手段1に記載のカーテン生地。
【0013】
手段2によれば、表地と裏地のそれぞれの柄を使って様々な工夫を凝らすことができ、このカーテン生地を使用したロールカーテン等の利用価値を高めることができる。例えば、ロールカーテン等を店舗に設置する場合、表地(店内側)の柄を店内のイメージや雰囲気に合わせたものとし、裏地(窓側)の柄を店舗宣伝用の柄とすることができる。店舗宣伝用の柄とは、店舗名や広告、店舗のイメージキャラクターなどである。これにより、ロールカーテン等を単なる目隠しや装飾のためだけでなく、店舗の雰囲気作りや宣伝に利用でき、ロールカーテンの用途が拡大する。また、店舗や住宅において、ロールカーテン等を部屋の間仕切りや目隠しとして用いる場合、表地及び裏地がそれぞれ面する部屋のイメージや雰囲気に合わせて柄を描けば、ロールカーテン等を設けても部屋のイメージや雰囲気を維持できる。
【0014】
手段3.前記表地及び裏地の少なくとも一方の表面を無地として、その無地表面に昇華転写により前記柄を設けたことを特徴とする手段1又は2に記載のカーテン生地。
【0015】
手段3によれば、個々のユーザの要望や好みに応じた色、デザイン、文字等を有する柄を表地及び裏地の表面(非貼り合わせ面)に描くことができる。しかも、手段3では、従来技術のように生地全体にコーティング処理を施さないため、昇華転写により描いた柄の色合い等がコーティング処理によって変化してしまうことがない。このため、ユーザが希望したとおりの色合い等をもった柄をカーテン生地に描くことができる。
【0016】
手段4.手段1乃至3のいずれかに記載のカーテン生地を用いたことを特徴とするロールカーテン用生地。
【0017】
手段4によれば、張りを有しながら本来の風合い等も維持されたロールカーテン用生地が得られる。また、遮光性を付与しながら接着剤層としては一層だけであり、ロールカーテン用生地を薄く形成できる。カーテン生地の巻き取りと引き出しが繰り返されるロールカーテンにおいては、カーテン生地に皺等が生じやすく、その皺はカーテン生地のスムーズな引き出しや巻き取りの妨げとなる。このため、カーテン生地に張りをもたせることが必要であるが、それと同時に生地本来の風合いも維持したい。また、店舗などでの使用を考えるとカーテン生地がかさ張ることも避けたいため、カーテン生地はできるだけ薄くする必要もある。この点、手段4では、これらの課題すべてを一挙に解決できるため、ロールカーテン用生地として最適なものとなる。
【0018】
手段5.表地と裏地とをその両者の間に介在する熱融着性の接着剤シートにより貼り合わせた店舗用ロールカーテン生地であって、
店内側となる前記表地を、遮光性が付与され、かつ店内側の表面に柄を有する遮光生地とし、窓側となる前記裏地を、窓に面する表面が無地となった非遮光生地とし、その裏地の表面には昇華転写により描かれた店舗宣伝用の柄を有することを特徴とする店舗用ロールカーテン生地。
【0019】
手段5によれば、店舗用ロールカーテンにおいて、店内側となる表地には従来からあるロールカーテンの柄を有しながら、窓側となる裏地には店舗宣伝用の柄を有することとなる。店舗宣伝用の柄とは、例えば店舗名や広告、店舗のイメージキャラクターなどである。そして、この店舗宣伝用の柄は、昇華転写により描かれているため、その柄は表地の柄のように予め用意されたものから選択するのではなく、ユーザの要望や好みに応じて自由にデザインすることができる。しかも、表地は遮光生地とされているため、表地と裏地の柄がそれぞれ反対側に透けて見えることもない。このため、店舗宣伝用の柄を店舗外の人にはっきりと認識させることができる。これにより、店舗用ロールカーテンを目隠しや装飾のためだけでなく、店舗の宣伝にも利用できることになり、手段5の生地は店舗用ロールカーテンの用途拡大に寄与できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、発明を具体化した一実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。なお、本実施の形態ではロールカーテン用生地に具体化したものであり、図1はロールカーテン用生地の分解斜視図、図2はロールカーテン用生地の一部断面図である。
【0021】
図1に示すように、ロールカーテン用生地1は表地2、裏地3及び接着剤シート4により構成されている。表地2はポリエステル、ナイロン、アクリル、レーヨン等の合成繊維の織物からなる遮光生地であり、表側(表面)2aを白色、ベージュ色等の無地とし、裏側(裏面)2bが黒色とされている。表裏で異なる色とされているのは、白色、ベージュ色等の糸と黒色の糸とを用いて経二重・緯二重・経緯二重などの多重織りによって多重組織とされているからである。そして、この多重織りにより、表地2の裏面2bを黒色とし、かつ織り目からの光の漏れを通常の生地よりも少なくすることで、通常の生地より高い遮光性が付与されている。また、表地2の表面2aには表柄5(図1では例としてコーヒーカップを示す)が昇華転写によって描かれている。この昇華転写は昇華インクをインクジェット式のプリンタで転写紙に印刷し、その転写紙の印刷面を表地2の表面2aに合わせ、熱を加えながら加圧することで染色する周知のものである。
【0022】
他方、前記裏地3は表地2と同様、合成繊維の織物からなり、白色、ベージュ色等の無地とされている。この裏地3の表側(表面)3aには表柄5とは異なる図柄の裏柄6(図1では例として「ABC」の店名を示す)が前述した昇華転写によって描かれている。また、前記接着剤シート4はポリエチレン系の熱融着性を有する材料により形成されたフィルム又は不織布である。
【0023】
そして、この接着剤シート4を表地2及び裏地3それぞれの裏面(柄が描かれていない面)2b,3bで挟むようにして表地2と裏地3とが貼り合わされ、接着剤シート4によって表地2と裏地3とが溶着されている。接着剤シート4による溶着は、表地2と裏地3とを貼り合せた状態で熱を加えながら加圧することで、その熱により接着剤シート4を溶かし表地2と裏地3とを溶着するものである。これにより、図2に示すように、ロールカーテン用生地1は、表地2、裏地3及び接着剤シート4の3層となっている。
【0024】
また、このロールカーテン用生地1の側縁は超音波を用いて溶着、溶断されている。この超音波による溶着、溶断は、超音波振動がロールカーテン用生地1に与えられることでそのカーテン生地1に摩擦等によって生じる熱を利用して行われる周知のものである。そして、この超音波による溶着、溶断により、側縁でのほつれが防止されている。
【0025】
以上詳述したロールカーテン用生地1は以下の優れた効果を有する。
【0026】
まず、本実施の形態のロールカーテン用生地1は、表地2と裏地3の二枚の生地が貼り合わされているため、その両生地2,3が互いに相手の伸縮を制限し合うことで、適度な張りをもたせることが可能となる。これにより、樹脂コーティング処理をすることなく、ロールカーテン用生地1に必要な張りをもたせることができ、張りを有しながら本来の風合い等も維持されたロールカーテン用生地1が得られる。
【0027】
また、表地2と裏地3のそれぞれの表面2a,3aに表柄5及び裏柄6が描かれているから、そのいずれもロールカーテンの表として使用できる(リバーシブル性を有する)。しかも、表地2は遮光生地とされているため、裏柄6が透けて表柄5に重なって見えたり、表柄5が透けて裏柄6に重なって見えたりすることもない。したがって、表柄5及び裏柄6を、それを見る者にはっきり認識させることができ、表柄5及び裏柄6を有効に活用できる。
【0028】
特に、表柄5と裏柄6をそれぞれ異なるものとすれば、表柄5及び裏柄6を使って様々な工夫を凝らすことができ、ロールカーテンの利用価値を高めることができる。例えば、ロールカーテンを店舗に設置する場合、表柄5(店内側)を店内のイメージや雰囲気に合わせたもの(例えば、喫茶店であれば図1のようなコーヒーカップ)とし、裏柄6(窓側)を店舗宣伝用の柄とすることができる。店舗宣伝用の柄とは、店舗名や広告、店舗のイメージキャラクターなどである。これにより、ロールカーテンを単なる目隠しや装飾のためだけでなく、店舗の雰囲気作りや宣伝にも利用でき、ロールカーテンの用途が拡大する。また、店舗や住宅において、ロールカーテンを部屋の間仕切りや目隠しとして用いる場合、表柄5や裏柄6を表地2及び裏地3のそれぞれが面する部屋のイメージや雰囲気に合わせて描けば、ロールカーテンを設けても部屋のイメージや雰囲気を維持できる。
【0029】
また、本実施の形態では、表地2を遮光生地としてそれ自体に遮光性が付与されているため、接着剤層としては一層だけとなる。これにより、遮光性シートを表地2と裏地3との間に介在させて接着剤層が二層必要となる構成に比べ、ロールカーテン用生地1をより薄くすることができる。これにより、ロールカーテン用生地1がかさ張ることを防止できる。店舗などに使用されてロールカーテン用生地1の丈が長くなった場合には、少し分厚くなっただけでも巻き取り状態では大きくかさ張ることになるため、本実施の形態のように薄くした効果はきわめて大きい。
【0030】
また、本実施の形態では、表柄5及び裏柄6は無地の生地に昇華転写により描かれているため、個々のユーザの要望や好みに応じた色、デザイン、文字等をもつ図柄をロールカーテン用生地1の表地2及び裏地3に描くことができる。しかも、従来技術のようにロールカーテン用生地1の全体にコーティング処理を施さないため、昇華転写により描いた柄の色合い等がコーティング処理によって変化してしまうことがない。このため、ユーザが希望したとおりの色合い等を維持できる。
【0031】
なお、実施の形態は上記した内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
【0032】
本実施の形態では、表地2及び裏地3の素材として合成繊維を用いたが、綿、麻、絹、羊毛等の天然繊維、金属、それらと合成繊維の混紡、交撚、交織等を用いてもよい。ただし、接着剤シート4を用いて表地2と裏地3とを熱融着させる関係上、合成繊維を50%以上含むことが好ましい。また、表地2及び裏地3を織物としたが、編物や不織布であってもよい。
【0033】
本実施の形態では、接着剤シート4の素材をポリエチレン系のものとしたが、その他、酢酸ビニル系、ポリビニルアルコール系、ポリウレタン系、ポリアミド系、ポリエステル系等の材料により形成してもよい。
【0034】
本実施の形態ではロールカーテン用生地1に具体化して説明したが、カーテン生地はたくし上げカーテンやプリーツカーテン等に使用してもよい。
【0035】
本実施の形態では、表地2の表面2a及び裏地3の色の例として白、ベージュといった白を基調とする色を挙げただけであるが、それに限定されず、ロールカーテン等に適した色であれば他の色であってもよい。また、遮光性を付与するために織り込まれる色は、黒色でなく紺色や赤色などの濃色であってもよい。もっとも、可視光線をすべて吸収する黒色であることが最も好ましい。
【0036】
本実施の形態では、表地2を遮光生地としているが、裏地3を遮光生地としてもよい。また、本実施の形態では表地2を多重組織とすることで遮光性を付与した遮光生地としたが、裏面2aだけに樹脂をコーティングする等、その他の手段によって遮光性を付与した遮光生地であってもよい。なお、樹脂コーティングしたとしてもそれは裏面2aだけになされるから、表柄5の描かれた表面2aの色や風合いは維持される。
【0037】
本実施の形態では、表柄5及び裏柄6を昇華転写によって描いたが、シルクスクリーン印刷、ジャガード織などで織り込む方式によって描いてもよい。
【0038】
本実施の形態では、遮光生地である表地2をその表面2aが無地のものとし、そこに昇華転写により表柄5を描いたが、表地2として、シルクスクリーン印刷やジャガード織などによる柄を有する遮光生地を利用してもよい。このような遮光生地は昇華転写というさらなる加工が不要となる点でメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】ロールカーテン用生地の分解斜視図。
【図2】ロールカーテン用生地の一部断面図。
【図3】ロールカーテンを示す正面図。
【図4】従来技術の問題点を示すロールカーテン用生地の正面図。
【符号の説明】
【0040】
1…ロールカーテン用生地、2…表地、3…裏地、4…接着剤シート、5…表柄、6…裏柄。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面にそれぞれ柄を有する表地と裏地とを備え、その両者をそれぞれの柄が表側となるように貼り合わせたカーテン生地であって、
前記表地又は前記裏地を、遮光性を付与した遮光生地とし、その表地と裏地とで挟まれた熱融着性の接着剤シートにより、両者を貼り合わせたことを特徴とするカーテン生地。
【請求項2】
前記柄を、前記表地と前記裏地とで異なるものとしたことを特徴とする請求項1に記載のカーテン生地。
【請求項3】
前記表地及び裏地の少なくとも一方の表面を無地として、その無地表面に昇華転写により前記柄を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のカーテン生地。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載のカーテン生地を用いたことを特徴とするロールカーテン用生地。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−77534(P2006−77534A)
【公開日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−265155(P2004−265155)
【出願日】平成16年9月13日(2004.9.13)
【出願人】(304045734)株式会社 ベストオーダー (2)
【Fターム(参考)】