カードコネクタ
【課題】厚さや幅等の寸法の異なる多種類のカードを同一カードコネクタに挿入して使用するカードコネクタを提供する。
【解決手段】カードコネクタは、コネクタ本体と、前記コネクタ本体の少なくとも一方が開口されているカードの挿入口を有して、カードを収容するための収容空間と、前記コネクタ本体に配置された複数のコンタクトを備え、寸法の異なる少なくとも大小2種類のカードを使用できるカードコネクタであって、前記コネクタ本体に、初期状態と持ち上げられた状態との間で作動できるアクチュエータ部材が配置され、大きなカードの挿入に伴って該アクチュエータ部材が駆動されて持ち上げられた状態まで持ち上げられて、大きなカードの更なる挿入を許して、小さなカードを挿入する時に、前記アクチュエータ部材は、初期状態に位置するように、前記小さなカードの両側に接触していることを特徴とする。
【解決手段】カードコネクタは、コネクタ本体と、前記コネクタ本体の少なくとも一方が開口されているカードの挿入口を有して、カードを収容するための収容空間と、前記コネクタ本体に配置された複数のコンタクトを備え、寸法の異なる少なくとも大小2種類のカードを使用できるカードコネクタであって、前記コネクタ本体に、初期状態と持ち上げられた状態との間で作動できるアクチュエータ部材が配置され、大きなカードの挿入に伴って該アクチュエータ部材が駆動されて持ち上げられた状態まで持ち上げられて、大きなカードの更なる挿入を許して、小さなカードを挿入する時に、前記アクチュエータ部材は、初期状態に位置するように、前記小さなカードの両側に接触していることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機、電話機、PDA(personal digital assistance)、携帯型オーディオ、ゲーム機、カメラ等や情報端末機器等の電子機器のカードコネクタに係わるものであり、特に、厚さや幅や長さ等の寸法の異なる多種類のカードを使用できるカードコネクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話機、電話機、PDA(personal digital assistance)、携帯型オーディオ、ゲーム機、カメラや、情報端末機器等の電子機器においては、ICカードやPCカード、SDカード、SIMカード等の利用が非常に増大し、ICカードやPCカード、SDカードやSIMカード等の小型のメモリカードを挿入するカードコネクタが広く求められている。特に、カードコネクタとして、高さを低くして低背化と小型化を図り、カードの挿入と抜き出しに必要な十分な強度を有し、挿入されたカードを容易に放出することができ、サイズの異なる多種類のカードを利用できるカードコネクタが求められている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−135385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のカードコネクタにおいては、ICカードやPCカードまたはSDカードやSIMカード等のカードを挿入して用いる際に、厚さや幅等のサイズの異なるカードを同一のカードコネクタにおいて使用する場合があるので、カードに何等かの細工を施すことが必要である。更に、従来のこのようなカードコネクタにおいては、各カードの寸法に合致したカード挿入口がカード挿入部の開口として形成されている。この場合には、機器の小型化と内部プリント基板の実装スペースが制限されること等の理由によって、1つのカードコネクタで寸法の異なるカードの装着が要求されるようになってきている。
【0005】
従来におけるこのようなカードコネクタは、特許文献1に示されるように、厚さの厚い第1のカードの上側本体部の両側縁および厚さの薄い第2のカードのカード本体部の両側端を支持して、これら第1、第2のカードの挿脱移動を案内する一対の案内溝と、これら一対の案内溝で挟まれる空間の下方で第1のカードの下側本体部が収容される空間を画成するための側壁と、をコネクタハウジングに形成している。しかしながら、特許文献1では、異なる2種類のカードを同一のカードコネクタに挿入して使用することができるように、カードに細工を施すことが必須事項である。また、各カードの寸法に合致したカード挿入口がカード挿入部の開口として形成されているので、カードコネクタの製造精度が厳しく要求される。
【0006】
従って、本発明は、係る点に鑑みてなされたものであり、厚さや幅等の寸法の異なる多種類のカードを同一カードコネクタに挿入して使用することができるように、カードに何等の細工を施すこと無く、アクチュエータのような部材等の部材を切換え作動して適合できるカードコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のカードコネクタは、コネクタ本体と、前記コネクタ本体の少なくとも一方が開口されているカードの挿入口を有して、カードを収容するための収容空間と、前記コネクタ本体に配置された複数のコンタクトを備え、寸法の異なる少なくとも大小2種類のカードを使用できるカードコネクタであって、
前記コネクタ本体に、初期状態と持ち上げられた状態との間で作動できるアクチュエータ部材が配置され、
大きなカードの挿入に伴って該アクチュエータ部材が駆動されて持ち上げられた状態まで持ち上げられて、大きなカードの更なる挿入を許して、
小さなカードを挿入する時に、前記アクチュエータ部材は、初期状態に位置するように、前記小さなカードの両側に接触していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
従来技術に比べ、本発明は以下の利点を有する。カードコネクタは、アクチュエータが初期状態と持ち上げられた状態との間を切換えることによって、寸法の相違するカードを挿入して使用することができ、大小の複数種類のカードをカード自体に何等の細工を施さずに共通して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係る第1実施形態でのカードコネクタの組立斜視図である。
【図2】図1に示すカードコネクタのカバー部材を外した状態の部分分解図である。
【図3】本発明に係る第1実施形態でのコンタクトがアクチュエータ部材にインサート成型された斜視図である。
【図4】図1に示すカードコネクタのA-A線に沿った断面図である。
【図5】図2に示すカードコネクタに小さなカードを挿入した時の斜視図である。
【図6】図2に示すカードコネクタに大きなカードを挿入した時の斜視図である。
【図7】本発明に係る第2実施形態でのカードコネクタのカバー部材を外した状態の部分分解図である。
【図8】本発明に係る第2実施形態でのアクチュエータ部材と弾性片とスイッチ端子との斜視図である。
【図9】図7に示すカードコネクタのカバー部材の斜視図である。
【図10】図7に示すカードコネクタに小さなカードを挿入した時の斜視図である。
【図11】図7に示すカードコネクタに大きなカードを挿入し始めた時の斜視図である。
【図12】図7に示すカードコネクタに大きなカードを完全に挿入した時の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明のカードコネクタ100についての実施形態を詳細に説明する。カードコネクタ100は、幅が狭くて短い小さなカード200(例えば、MSduoカード)と幅が広く長い大きなカードB(例えば、SDカード及びMMCカード)と、幅が広くて短いカード(例えば、XDカード、図示せず)とを共通して使用することができるものである。
【0011】
図1〜図6を参照すると、本発明に係るカードコネクタ100の第1実施形態である。カードコネクタ100は、コネクタ本体20と、複数のコンタクト30と、コネクタ本体20を覆っているカバー部材40と、アクチュエータ部材50とを含む。コネクタ本体20に組合せられるカバー部材40によって偏平なハウジング形状の収容空間23が構成されており、一方の側が開放されていてカード挿入口24が形成されている。
【0012】
図1と図2を参照すると、コネクタ本体20は、互いに組合された第1本体25と第2本体26とで構成される。第1本体25の回路基板に対向する底壁21には、横幅方向の収容溝211が横たわって設けられ、前記収容溝211がコネクタ20の側壁22を上向きに貫通して前記収容空間23に連通する作動溝221が延出するように形成される。
【0013】
前記複数のコンタクト30は収容空間23に三列で配置され、第1列コンタクト31は挿入口24に隣接して第2本体26に整列してインサート成型され、中間での第2列コンタクト32はアクチュエータ部材50に整列してインサート成型され、その第3コンタクト33は、収容空間23の最奥側に位置して挿入口24に対向するコネクタ本体20の端壁に整列してインサート成型されている。コネクタ本体20は、前記第3コンタクト33の列の接触部331の最外側の一方に誤挿着防止用の凸状リブ231が突出するように形成され、凸状リブ231が第3コンタクト33の接触部331より挿入口24へ向けて突出している。前記コネクタ本体20の底壁21には前記複数のコンタクト30の接触部に対応する箇所に前記接触部の弾性的な変形のための貫通孔がそれぞれ形成される。
【0014】
前記カバー部材40は金属板からなり、収容空間23を覆うようにコネクタ本体20に係合して、前記コネクタ本体20の作動溝221に対応する逃げ溝41が形成される。
【0015】
前記アクチュエータ部材50は、コ字形状を呈する本体部51と、本体部51の両端部から上向きに延出する、一対の対向配置されるアーム部52とを含み、第2コンタクト32の一端が本体部51にインサート成型される。本体部51が第1本体25の収容溝211に可動自在に収容され、前記アーム部52が作動溝221に上下方向に可動自在に収容される。前記アーム部52は、カバー部材40に対面する上壁521と、上壁521の反対側の下壁522と、上壁521と下壁522とを連接する側壁524と、挿入口24に向けられている先端壁520とを含み、一対の側壁524が向かい合うように配置される。前記側壁524と先端壁523との間にガイド部525が斜めに延出するように形成され、ガイド525が挿入口24に対向するように形成される。先端壁520と下壁522との間には先端壁520から下壁522に向けて斜めに延出する当接壁523が設けられる。
【0016】
このような幅が狭くて長いカード200は、例えば、メモリスティックデュオ(MSduoと略称され、登録商標)と呼ばれるカードで、厚さが薄く、長さが短く、幅が狭い等の外形寸法が小さなカード200である。この小さなカード200の場合、幅がカードコネクタ100のアクチュエータ部材50のアーム部52の側壁524間の正常の幅に等しい幅をなしている。従って、小さなカード200を挿入口24から収容空間23に挿入した時に、小さなカード200をアクチュエータ部材50のガイド部525の案内によって好適に挿入でき、第3コンタクト33に接触できる。また、誤挿着防止用の凸状リブ231により、小さなカード200の誤挿入を防止できる。これは、小さなカード200がアクチュエータ部材50の当接壁523に何等当たらないので、アクチュエータ部材50を上向きに持ち上げることが無いからであり、即ち、アクチュエータ部材50が初期状態に位置している。図5を参照すると、小さなカード200を収容空間23まで挿入した時に、小さなカード200の先端がコネクタ本体20の第1止壁201に当たって停止されて所定位置に位置される。小さなカード200の両側がアクチュエータ部材50の一対の側壁524により挟まれて保持される。
【0017】
図2と図6を参照すると、カードコネクタ100の挿入口24から大きなカード300が挿入されている。この大きなカード300は、例えば、マルチメディアカード(MMC)またはSDカード)と呼ばれるカードであり、厚さが厚く、幅が広い等の外形寸法が大きなカードである。この大きなカード300の場合には、幅がカードコネクタ100のアクチュエータ部材50の一対の側壁524間の幅よりも大きい。
【0018】
大きなカード300を挿入口24から収容空間23に挿入した時に、先ず、大きなカード300の先端がアクチュエータ部材50の当接壁523に当たって押して、当接壁523が傾斜するように配置されるために、アクチュエータ部材50が大きなカード300の挿入に従って駆動されて持ち上げられる。アーム部52の挿入開口部527は十分な高さを有しており、厚い大きなカード300の挿入が許容される寸法と形状を有している。
【0019】
従って、大きなカード300は、持ち上げられたアクチュエータ部材50によって十分な寸法の挿入開口部527を通って収容空間23の奥の方まで挿入されて、大きなカード300の先端がコネクタ本体20の第2止壁202に当たって停止され、所定位置に位置される。第2コンタクト32がアクチュエータ部材502にインサート成型されるので、アクチュエータ部材50が上向きに持ち上げられることに従って、第2コンタクト32の接触部320も持ち上げられ、大きなカード300に便利に接続している。
【0020】
カードコネクタ100の挿入口24から短いカードCが挿入されている。この大きなカードCは、例えば、XDカードと呼ばれるカードであり、幅が広く、長さが短い等の外形寸法が短いカードである。短いカードCの挿入する場合に、挿入口24から挿入して、短いカードCの先端がコネクタ本体20の第3止壁203に当たって停止され、所定位置に位置される。第3止壁203がアクチュエータ部材50より挿入口24に隣接するので、短いカードCはアクチュエータ部材に接触しない。
【0021】
このように、カードコネクタ100においては、一つのカードコネクタによって、外形寸法が相違する二種類以上のカード200、300、Cをカード自体に何等の細工を施さずに、かつ何の支障も無く共通して使用することができる。
【0022】
図7〜図12を参照すると、本発明に係るカードコネクタ100´の第二実施形態が示されており、第2実施形態でのカードコネクタ100´の構造は、基本的に第1実施形態のカードコネクタ100の構造と同じであり、異なるのは、アクチュエータ部材50の両アーム部52に協動できる弾性片42`と、カードが挿入されたことを検知するスイッチ端子60とをそれぞれ付加したことである。前記弾性片42´はカバー部材40´から下向きに延出するように形成され、前記コネクタ本体20´には弾性片42´を収容するように作動溝221´に連通する溝部222´が設けられ、前記アクチュエータ部材50´のアーム部52´の外部に段差部526´が形成されている。弾性片42´は収容空間23´へ折れ曲がって突出するカム部421´と段差部526´に当てる支持部422´とを含む。両弾性片42´のカム部421´間の距離は、前記小さなカード200´の幅より広く、大きなカード300´の幅より狭い。スイッチ端子60´は、一端がコネクタ本体20´の第2絶縁本体に保持され、他端が弾性片42´より外側に位置するように溝部222´に収容され、他端が弾性片42´の支持部422´に隣接して接触可能なスイッチ部61´が設けられる。
【0023】
図9を参照すると、小さなカード200´を挿入する時に、小さなカード200´がアクチュエータ部材50´の当接壁523´に接触すると、弾性片42´のカム部421´間の幅が、小さなカード200´の幅より広いので、弾性片42´の両カム部421´が小さなカードの両側に接触せず、支持部422´がアーム部52´の段差部526´に当接するために、アーム部52´の持ち上がりが防止でき、従って、小さなカード200´を正確な所定位置まで挿入することができる。
【0024】
図10と図11を参照すると、大きなカード300´を挿入する時に、弾性片42´のカム部421´間の幅が、大きなカード300´の幅より狭いので、カム部421´が大きなカード300´の両側に押されることに従って、弾性片42´を外側へ向けて変形させるので、支持部422´が段差526´から離脱してアクチュエータ部材50´が上向きに持ち上げられる。従って、大きなカード300を、挿入開口部527´を通じて収容空間23´に挿入でき、また、弾性片42´が外側へ移動してスイッチ端子60´のスイッチ部61´に接触することにより、大きなカード300´の挿入を検知できる。
【0025】
以上、本発明について最良の実施の形態を参照して詳細に説明したが、実施形態はあくまでも例示的なものであり、これらに限定されない。また上述の説明は、本発明に基づきなしうる細部の修正或は変更など、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。
【符号の説明】
【0026】
100 カードコネクタ
20、20´ コネクタ本体
21 底壁
211 収容溝
22、22´ 側壁
221、221´ 作動溝
222´ 溝部
23、23´ 収容空間
24 挿入口
201 第1止壁
202 第2止壁
203 第3止壁
30、30´ コンタクト
31、31´ 第1コンタクト
32、32´ 第2コンタクト
33、33´ 第3コンタクト
40、40´ カバー部材
41 逃げ溝
42´ 弾性片
421´ カム部
422´ 支持部
50、50´ アクチュエータ部材
51 本体部
52、52´ アーム部
520 先端壁
521 上壁
522 下壁
523、523´ 当接壁
524 側壁
525 ガイド部
526´ 段差
527 挿入開口部
60 スイッチ端子
200、200´ 小さなカード
300、300´大きなカード
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機、電話機、PDA(personal digital assistance)、携帯型オーディオ、ゲーム機、カメラ等や情報端末機器等の電子機器のカードコネクタに係わるものであり、特に、厚さや幅や長さ等の寸法の異なる多種類のカードを使用できるカードコネクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話機、電話機、PDA(personal digital assistance)、携帯型オーディオ、ゲーム機、カメラや、情報端末機器等の電子機器においては、ICカードやPCカード、SDカード、SIMカード等の利用が非常に増大し、ICカードやPCカード、SDカードやSIMカード等の小型のメモリカードを挿入するカードコネクタが広く求められている。特に、カードコネクタとして、高さを低くして低背化と小型化を図り、カードの挿入と抜き出しに必要な十分な強度を有し、挿入されたカードを容易に放出することができ、サイズの異なる多種類のカードを利用できるカードコネクタが求められている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−135385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のカードコネクタにおいては、ICカードやPCカードまたはSDカードやSIMカード等のカードを挿入して用いる際に、厚さや幅等のサイズの異なるカードを同一のカードコネクタにおいて使用する場合があるので、カードに何等かの細工を施すことが必要である。更に、従来のこのようなカードコネクタにおいては、各カードの寸法に合致したカード挿入口がカード挿入部の開口として形成されている。この場合には、機器の小型化と内部プリント基板の実装スペースが制限されること等の理由によって、1つのカードコネクタで寸法の異なるカードの装着が要求されるようになってきている。
【0005】
従来におけるこのようなカードコネクタは、特許文献1に示されるように、厚さの厚い第1のカードの上側本体部の両側縁および厚さの薄い第2のカードのカード本体部の両側端を支持して、これら第1、第2のカードの挿脱移動を案内する一対の案内溝と、これら一対の案内溝で挟まれる空間の下方で第1のカードの下側本体部が収容される空間を画成するための側壁と、をコネクタハウジングに形成している。しかしながら、特許文献1では、異なる2種類のカードを同一のカードコネクタに挿入して使用することができるように、カードに細工を施すことが必須事項である。また、各カードの寸法に合致したカード挿入口がカード挿入部の開口として形成されているので、カードコネクタの製造精度が厳しく要求される。
【0006】
従って、本発明は、係る点に鑑みてなされたものであり、厚さや幅等の寸法の異なる多種類のカードを同一カードコネクタに挿入して使用することができるように、カードに何等の細工を施すこと無く、アクチュエータのような部材等の部材を切換え作動して適合できるカードコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のカードコネクタは、コネクタ本体と、前記コネクタ本体の少なくとも一方が開口されているカードの挿入口を有して、カードを収容するための収容空間と、前記コネクタ本体に配置された複数のコンタクトを備え、寸法の異なる少なくとも大小2種類のカードを使用できるカードコネクタであって、
前記コネクタ本体に、初期状態と持ち上げられた状態との間で作動できるアクチュエータ部材が配置され、
大きなカードの挿入に伴って該アクチュエータ部材が駆動されて持ち上げられた状態まで持ち上げられて、大きなカードの更なる挿入を許して、
小さなカードを挿入する時に、前記アクチュエータ部材は、初期状態に位置するように、前記小さなカードの両側に接触していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
従来技術に比べ、本発明は以下の利点を有する。カードコネクタは、アクチュエータが初期状態と持ち上げられた状態との間を切換えることによって、寸法の相違するカードを挿入して使用することができ、大小の複数種類のカードをカード自体に何等の細工を施さずに共通して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明に係る第1実施形態でのカードコネクタの組立斜視図である。
【図2】図1に示すカードコネクタのカバー部材を外した状態の部分分解図である。
【図3】本発明に係る第1実施形態でのコンタクトがアクチュエータ部材にインサート成型された斜視図である。
【図4】図1に示すカードコネクタのA-A線に沿った断面図である。
【図5】図2に示すカードコネクタに小さなカードを挿入した時の斜視図である。
【図6】図2に示すカードコネクタに大きなカードを挿入した時の斜視図である。
【図7】本発明に係る第2実施形態でのカードコネクタのカバー部材を外した状態の部分分解図である。
【図8】本発明に係る第2実施形態でのアクチュエータ部材と弾性片とスイッチ端子との斜視図である。
【図9】図7に示すカードコネクタのカバー部材の斜視図である。
【図10】図7に示すカードコネクタに小さなカードを挿入した時の斜視図である。
【図11】図7に示すカードコネクタに大きなカードを挿入し始めた時の斜視図である。
【図12】図7に示すカードコネクタに大きなカードを完全に挿入した時の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明のカードコネクタ100についての実施形態を詳細に説明する。カードコネクタ100は、幅が狭くて短い小さなカード200(例えば、MSduoカード)と幅が広く長い大きなカードB(例えば、SDカード及びMMCカード)と、幅が広くて短いカード(例えば、XDカード、図示せず)とを共通して使用することができるものである。
【0011】
図1〜図6を参照すると、本発明に係るカードコネクタ100の第1実施形態である。カードコネクタ100は、コネクタ本体20と、複数のコンタクト30と、コネクタ本体20を覆っているカバー部材40と、アクチュエータ部材50とを含む。コネクタ本体20に組合せられるカバー部材40によって偏平なハウジング形状の収容空間23が構成されており、一方の側が開放されていてカード挿入口24が形成されている。
【0012】
図1と図2を参照すると、コネクタ本体20は、互いに組合された第1本体25と第2本体26とで構成される。第1本体25の回路基板に対向する底壁21には、横幅方向の収容溝211が横たわって設けられ、前記収容溝211がコネクタ20の側壁22を上向きに貫通して前記収容空間23に連通する作動溝221が延出するように形成される。
【0013】
前記複数のコンタクト30は収容空間23に三列で配置され、第1列コンタクト31は挿入口24に隣接して第2本体26に整列してインサート成型され、中間での第2列コンタクト32はアクチュエータ部材50に整列してインサート成型され、その第3コンタクト33は、収容空間23の最奥側に位置して挿入口24に対向するコネクタ本体20の端壁に整列してインサート成型されている。コネクタ本体20は、前記第3コンタクト33の列の接触部331の最外側の一方に誤挿着防止用の凸状リブ231が突出するように形成され、凸状リブ231が第3コンタクト33の接触部331より挿入口24へ向けて突出している。前記コネクタ本体20の底壁21には前記複数のコンタクト30の接触部に対応する箇所に前記接触部の弾性的な変形のための貫通孔がそれぞれ形成される。
【0014】
前記カバー部材40は金属板からなり、収容空間23を覆うようにコネクタ本体20に係合して、前記コネクタ本体20の作動溝221に対応する逃げ溝41が形成される。
【0015】
前記アクチュエータ部材50は、コ字形状を呈する本体部51と、本体部51の両端部から上向きに延出する、一対の対向配置されるアーム部52とを含み、第2コンタクト32の一端が本体部51にインサート成型される。本体部51が第1本体25の収容溝211に可動自在に収容され、前記アーム部52が作動溝221に上下方向に可動自在に収容される。前記アーム部52は、カバー部材40に対面する上壁521と、上壁521の反対側の下壁522と、上壁521と下壁522とを連接する側壁524と、挿入口24に向けられている先端壁520とを含み、一対の側壁524が向かい合うように配置される。前記側壁524と先端壁523との間にガイド部525が斜めに延出するように形成され、ガイド525が挿入口24に対向するように形成される。先端壁520と下壁522との間には先端壁520から下壁522に向けて斜めに延出する当接壁523が設けられる。
【0016】
このような幅が狭くて長いカード200は、例えば、メモリスティックデュオ(MSduoと略称され、登録商標)と呼ばれるカードで、厚さが薄く、長さが短く、幅が狭い等の外形寸法が小さなカード200である。この小さなカード200の場合、幅がカードコネクタ100のアクチュエータ部材50のアーム部52の側壁524間の正常の幅に等しい幅をなしている。従って、小さなカード200を挿入口24から収容空間23に挿入した時に、小さなカード200をアクチュエータ部材50のガイド部525の案内によって好適に挿入でき、第3コンタクト33に接触できる。また、誤挿着防止用の凸状リブ231により、小さなカード200の誤挿入を防止できる。これは、小さなカード200がアクチュエータ部材50の当接壁523に何等当たらないので、アクチュエータ部材50を上向きに持ち上げることが無いからであり、即ち、アクチュエータ部材50が初期状態に位置している。図5を参照すると、小さなカード200を収容空間23まで挿入した時に、小さなカード200の先端がコネクタ本体20の第1止壁201に当たって停止されて所定位置に位置される。小さなカード200の両側がアクチュエータ部材50の一対の側壁524により挟まれて保持される。
【0017】
図2と図6を参照すると、カードコネクタ100の挿入口24から大きなカード300が挿入されている。この大きなカード300は、例えば、マルチメディアカード(MMC)またはSDカード)と呼ばれるカードであり、厚さが厚く、幅が広い等の外形寸法が大きなカードである。この大きなカード300の場合には、幅がカードコネクタ100のアクチュエータ部材50の一対の側壁524間の幅よりも大きい。
【0018】
大きなカード300を挿入口24から収容空間23に挿入した時に、先ず、大きなカード300の先端がアクチュエータ部材50の当接壁523に当たって押して、当接壁523が傾斜するように配置されるために、アクチュエータ部材50が大きなカード300の挿入に従って駆動されて持ち上げられる。アーム部52の挿入開口部527は十分な高さを有しており、厚い大きなカード300の挿入が許容される寸法と形状を有している。
【0019】
従って、大きなカード300は、持ち上げられたアクチュエータ部材50によって十分な寸法の挿入開口部527を通って収容空間23の奥の方まで挿入されて、大きなカード300の先端がコネクタ本体20の第2止壁202に当たって停止され、所定位置に位置される。第2コンタクト32がアクチュエータ部材502にインサート成型されるので、アクチュエータ部材50が上向きに持ち上げられることに従って、第2コンタクト32の接触部320も持ち上げられ、大きなカード300に便利に接続している。
【0020】
カードコネクタ100の挿入口24から短いカードCが挿入されている。この大きなカードCは、例えば、XDカードと呼ばれるカードであり、幅が広く、長さが短い等の外形寸法が短いカードである。短いカードCの挿入する場合に、挿入口24から挿入して、短いカードCの先端がコネクタ本体20の第3止壁203に当たって停止され、所定位置に位置される。第3止壁203がアクチュエータ部材50より挿入口24に隣接するので、短いカードCはアクチュエータ部材に接触しない。
【0021】
このように、カードコネクタ100においては、一つのカードコネクタによって、外形寸法が相違する二種類以上のカード200、300、Cをカード自体に何等の細工を施さずに、かつ何の支障も無く共通して使用することができる。
【0022】
図7〜図12を参照すると、本発明に係るカードコネクタ100´の第二実施形態が示されており、第2実施形態でのカードコネクタ100´の構造は、基本的に第1実施形態のカードコネクタ100の構造と同じであり、異なるのは、アクチュエータ部材50の両アーム部52に協動できる弾性片42`と、カードが挿入されたことを検知するスイッチ端子60とをそれぞれ付加したことである。前記弾性片42´はカバー部材40´から下向きに延出するように形成され、前記コネクタ本体20´には弾性片42´を収容するように作動溝221´に連通する溝部222´が設けられ、前記アクチュエータ部材50´のアーム部52´の外部に段差部526´が形成されている。弾性片42´は収容空間23´へ折れ曲がって突出するカム部421´と段差部526´に当てる支持部422´とを含む。両弾性片42´のカム部421´間の距離は、前記小さなカード200´の幅より広く、大きなカード300´の幅より狭い。スイッチ端子60´は、一端がコネクタ本体20´の第2絶縁本体に保持され、他端が弾性片42´より外側に位置するように溝部222´に収容され、他端が弾性片42´の支持部422´に隣接して接触可能なスイッチ部61´が設けられる。
【0023】
図9を参照すると、小さなカード200´を挿入する時に、小さなカード200´がアクチュエータ部材50´の当接壁523´に接触すると、弾性片42´のカム部421´間の幅が、小さなカード200´の幅より広いので、弾性片42´の両カム部421´が小さなカードの両側に接触せず、支持部422´がアーム部52´の段差部526´に当接するために、アーム部52´の持ち上がりが防止でき、従って、小さなカード200´を正確な所定位置まで挿入することができる。
【0024】
図10と図11を参照すると、大きなカード300´を挿入する時に、弾性片42´のカム部421´間の幅が、大きなカード300´の幅より狭いので、カム部421´が大きなカード300´の両側に押されることに従って、弾性片42´を外側へ向けて変形させるので、支持部422´が段差526´から離脱してアクチュエータ部材50´が上向きに持ち上げられる。従って、大きなカード300を、挿入開口部527´を通じて収容空間23´に挿入でき、また、弾性片42´が外側へ移動してスイッチ端子60´のスイッチ部61´に接触することにより、大きなカード300´の挿入を検知できる。
【0025】
以上、本発明について最良の実施の形態を参照して詳細に説明したが、実施形態はあくまでも例示的なものであり、これらに限定されない。また上述の説明は、本発明に基づきなしうる細部の修正或は変更など、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。
【符号の説明】
【0026】
100 カードコネクタ
20、20´ コネクタ本体
21 底壁
211 収容溝
22、22´ 側壁
221、221´ 作動溝
222´ 溝部
23、23´ 収容空間
24 挿入口
201 第1止壁
202 第2止壁
203 第3止壁
30、30´ コンタクト
31、31´ 第1コンタクト
32、32´ 第2コンタクト
33、33´ 第3コンタクト
40、40´ カバー部材
41 逃げ溝
42´ 弾性片
421´ カム部
422´ 支持部
50、50´ アクチュエータ部材
51 本体部
52、52´ アーム部
520 先端壁
521 上壁
522 下壁
523、523´ 当接壁
524 側壁
525 ガイド部
526´ 段差
527 挿入開口部
60 スイッチ端子
200、200´ 小さなカード
300、300´大きなカード
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コネクタ本体と、前記コネクタ本体の少なくとも一方が開口されているカードの挿入口を有して、カードを収容するための収容空間と、前記コネクタ本体に配置された複数のコンタクトと、を備え、寸法の異なる少なくとも大小2種類のカードを使用できるカードコネクタであって、
前記コネクタ本体に、初期状態と持ち上げられた状態との間で作動できるアクチュエータ部材が配置され、
大きなカードを挿入に伴って該アクチュエータ部材が駆動されて持ち上げられた状態まで持ち上げられて、大きなカードの更なる挿入を許し、
小さなカードを挿入する時に、前記アクチュエータ部材は、初期状態に位置するように、前記小さなカードの両側に接触していることを特徴とするカードコネクタ。
【請求項2】
前記アクチュエータ部材は、前記コネクタ本体に横たわるように配置される本体部と、前記本体部の両端から上向きに延出する一対のアーム部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のカードコネクタ。
【請求項3】
前記アクチュエータ部材のアーム部には、大きなカードに挿入する時に、大きなカードの先端が当たって押されて前記アクチュエータ部材を持ち上げる当接壁を有することを特徴とする請求項2に記載のカードコネクタ。
【請求項4】
前記アーム部は、前記小さなカードの側部に接触する側壁を有し、前記側壁から前記挿入口に向けて斜めに延出するガイド部が設けられることを特徴とする請求項2に記載のカードコネクタ。
【請求項5】
前記コネクタ本体の底壁に、前記アクチュエータ部材の本体部を可動自在に収容するための収容溝が形成し、
前記コネクタ本体の側壁には、前記アクチュエータ部材のアーム部を可動自在に収容して、前記収容溝に連通する作動溝部が形成されることを特徴とする請求項2に記載のカードコネクタ。
【請求項6】
前記アクチュエータ部材の各アーム部の外側には、段差がそれぞれ形成され、前記カードコネクタは前記段差に当接する弾性片を備えることを特徴とする請求項2に記載のカードコネクタ。
【請求項7】
前記弾性片は、前記収容空間を突出するカム部と、前記アーム部の段差に当接するための支持部とを含み、
一対の前記カム部間の幅は、小さいカードの幅より広く、大きなカードの幅より狭いことを特徴とする請求項6に記載のカードコネクタ。
【請求項8】
前記カードコネクタは、収容空間を覆っているカバー部材を備え、前記弾性片は前記カバー部材に形成されることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のカードコネクタ。
【請求項9】
前記カードコネクタは、前記弾性片の外側に配置されるスイッチ端子を備え、大きなカードを挿入する時に、前記弾性片の弾性的な変形に従って、前記弾性片が前記スイッチ端子に接触できることを特徴とする請求項6から8のいずれかの一項に記載のカードコネクタ。
【請求項10】
カードコネクタは、前記収容空間を覆うカバー部材を備え、前記カバー部材の前記アクチュエータ部材のアーム部に対応する箇所には、逃げ溝が形成されることを特徴とする請求項2に記載のカードコネクタ。
【請求項11】
前記複数のコンタクトは、前記コネクタ本体の前記挿入口に対向する端壁に列で装着され、小さなカードに接触する一方のコンタクトと、前記アクチュエータ部材の本体部にインサート成型された他方のコンタクトを少なくとも含むことを特徴とする請求項2に記載のカードコネクタ。
【請求項1】
コネクタ本体と、前記コネクタ本体の少なくとも一方が開口されているカードの挿入口を有して、カードを収容するための収容空間と、前記コネクタ本体に配置された複数のコンタクトと、を備え、寸法の異なる少なくとも大小2種類のカードを使用できるカードコネクタであって、
前記コネクタ本体に、初期状態と持ち上げられた状態との間で作動できるアクチュエータ部材が配置され、
大きなカードを挿入に伴って該アクチュエータ部材が駆動されて持ち上げられた状態まで持ち上げられて、大きなカードの更なる挿入を許し、
小さなカードを挿入する時に、前記アクチュエータ部材は、初期状態に位置するように、前記小さなカードの両側に接触していることを特徴とするカードコネクタ。
【請求項2】
前記アクチュエータ部材は、前記コネクタ本体に横たわるように配置される本体部と、前記本体部の両端から上向きに延出する一対のアーム部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のカードコネクタ。
【請求項3】
前記アクチュエータ部材のアーム部には、大きなカードに挿入する時に、大きなカードの先端が当たって押されて前記アクチュエータ部材を持ち上げる当接壁を有することを特徴とする請求項2に記載のカードコネクタ。
【請求項4】
前記アーム部は、前記小さなカードの側部に接触する側壁を有し、前記側壁から前記挿入口に向けて斜めに延出するガイド部が設けられることを特徴とする請求項2に記載のカードコネクタ。
【請求項5】
前記コネクタ本体の底壁に、前記アクチュエータ部材の本体部を可動自在に収容するための収容溝が形成し、
前記コネクタ本体の側壁には、前記アクチュエータ部材のアーム部を可動自在に収容して、前記収容溝に連通する作動溝部が形成されることを特徴とする請求項2に記載のカードコネクタ。
【請求項6】
前記アクチュエータ部材の各アーム部の外側には、段差がそれぞれ形成され、前記カードコネクタは前記段差に当接する弾性片を備えることを特徴とする請求項2に記載のカードコネクタ。
【請求項7】
前記弾性片は、前記収容空間を突出するカム部と、前記アーム部の段差に当接するための支持部とを含み、
一対の前記カム部間の幅は、小さいカードの幅より広く、大きなカードの幅より狭いことを特徴とする請求項6に記載のカードコネクタ。
【請求項8】
前記カードコネクタは、収容空間を覆っているカバー部材を備え、前記弾性片は前記カバー部材に形成されることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のカードコネクタ。
【請求項9】
前記カードコネクタは、前記弾性片の外側に配置されるスイッチ端子を備え、大きなカードを挿入する時に、前記弾性片の弾性的な変形に従って、前記弾性片が前記スイッチ端子に接触できることを特徴とする請求項6から8のいずれかの一項に記載のカードコネクタ。
【請求項10】
カードコネクタは、前記収容空間を覆うカバー部材を備え、前記カバー部材の前記アクチュエータ部材のアーム部に対応する箇所には、逃げ溝が形成されることを特徴とする請求項2に記載のカードコネクタ。
【請求項11】
前記複数のコンタクトは、前記コネクタ本体の前記挿入口に対向する端壁に列で装着され、小さなカードに接触する一方のコンタクトと、前記アクチュエータ部材の本体部にインサート成型された他方のコンタクトを少なくとも含むことを特徴とする請求項2に記載のカードコネクタ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2011−222505(P2011−222505A)
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−78104(P2011−78104)
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(500080546)鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(500080546)鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)
【Fターム(参考)】
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